JP2002136893A - エアクリーナー - Google Patents
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- JP2002136893A JP2002136893A JP2000373557A JP2000373557A JP2002136893A JP 2002136893 A JP2002136893 A JP 2002136893A JP 2000373557 A JP2000373557 A JP 2000373557A JP 2000373557 A JP2000373557 A JP 2000373557A JP 2002136893 A JP2002136893 A JP 2002136893A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
- Y02A50/2351—Atmospheric particulate matter [PM], e.g. carbon smoke microparticles, smog, aerosol particles, dust
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、既存の室内用エアコンディショナ
ー、自動車用エアコンディショナーの送風口、又は掃除
機の排気口に簡単に着脱でき、室内用エアコンディショ
ナー、自動車用エアコンディショナーの送風口、又は掃
除機の排気口からの空気自身の風力を利用して排気され
る空気中の微粒子を捕集可能なエアクリーナーを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 筐体２内において針状電極３を設置し、
該針状電極３のコロナ放電によってイオン化空間を形成
し、該筐体２を室内用エアコンディショナー、自動車用
エアコンディショナー等の送風口、又は掃除機の排気口
に着脱可能とする。そして、送風口または排気口からの
空気を該筐体２内を通過させる。
ー、自動車用エアコンディショナーの送風口、又は掃除
機の排気口に簡単に着脱でき、室内用エアコンディショ
ナー、自動車用エアコンディショナーの送風口、又は掃
除機の排気口からの空気自身の風力を利用して排気され
る空気中の微粒子を捕集可能なエアクリーナーを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 筐体２内において針状電極３を設置し、
該針状電極３のコロナ放電によってイオン化空間を形成
し、該筐体２を室内用エアコンディショナー、自動車用
エアコンディショナー等の送風口、又は掃除機の排気口
に着脱可能とする。そして、送風口または排気口からの
空気を該筐体２内を通過させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は室内用エアコンディ
ショナー、自動車用エアコンディショナー等の送風口、
又は掃除機の排気口に着脱可能なエアクリーナーに関す
る。
ショナー、自動車用エアコンディショナー等の送風口、
又は掃除機の排気口に着脱可能なエアクリーナーに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のエアクリーナーは、清浄する空気
を吸引し、清浄化した空気を送風するためのファンが一
体に構成されている。また、室内用エアコンディショナ
ーや掃除機等に空気清浄機能を設けたものは、その構造
が複雑となり、通常の室内用エアコンディショナーや掃
除機等に比べ、高価なものとなっていた。また、室内用
エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナー
等の送風口、又は掃除機の排気口から排出される空気中
に含まれる目に見えない微粒子は、アレルギーや喘息等
を引き起こす原因の一つともいわれている。
を吸引し、清浄化した空気を送風するためのファンが一
体に構成されている。また、室内用エアコンディショナ
ーや掃除機等に空気清浄機能を設けたものは、その構造
が複雑となり、通常の室内用エアコンディショナーや掃
除機等に比べ、高価なものとなっていた。また、室内用
エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナー
等の送風口、又は掃除機の排気口から排出される空気中
に含まれる目に見えない微粒子は、アレルギーや喘息等
を引き起こす原因の一つともいわれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、家庭用掃除機
は、排気口からの排気をなくした循環型の掃除機が開発
されて、市場にでている。しかしながら、この循環型の
掃除機は、従来の掃除機に比較して吸引力が弱いという
問題がある。
は、排気口からの排気をなくした循環型の掃除機が開発
されて、市場にでている。しかしながら、この循環型の
掃除機は、従来の掃除機に比較して吸引力が弱いという
問題がある。
【０００４】また、室内用エアコンディショナー、自動
車用エアコンディショナー等には、フィルター等を設
け、ヘパフィルター等を通過させて、送風しているが、
フィルター等を通過してくる微粒子等があり、これら微
粒子を捕集するためには別途エアクリーナーを準備する
必要があった。
車用エアコンディショナー等には、フィルター等を設
け、ヘパフィルター等を通過させて、送風しているが、
フィルター等を通過してくる微粒子等があり、これら微
粒子を捕集するためには別途エアクリーナーを準備する
必要があった。
【０００５】そこで、本発明は、既存の室内用エアコン
ディショナー、自動車用エアコンディショナーの送風
口、又は掃除機の排気口に簡単に着脱でき、室内用エア
コンディショナー、自動車用エアコンディショナーの送
風口、又は掃除機の排気口からの空気自身の風力を利用
して排気される空気中の微粒子を捕集可能なエアクリー
ナーを提供することを目的とする。
ディショナー、自動車用エアコンディショナーの送風
口、又は掃除機の排気口に簡単に着脱でき、室内用エア
コンディショナー、自動車用エアコンディショナーの送
風口、又は掃除機の排気口からの空気自身の風力を利用
して排気される空気中の微粒子を捕集可能なエアクリー
ナーを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の請求項１に記載のエアクリーナーは、室内用
エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナー
等の送風口、又は掃除機の排気口に着脱可能なものであ
る。着脱可能なエアクリーナーであるため、既存の室内
用エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナ
ー、又は掃除機に取り付けることができる。これによっ
て、既存の室内用エアコンディショナー、自動車用エア
コンディショナー、又は掃除機等から送風又は排気され
る空気中に含まれる微粒子を捕集することができる。
の本発明の請求項１に記載のエアクリーナーは、室内用
エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナー
等の送風口、又は掃除機の排気口に着脱可能なものであ
る。着脱可能なエアクリーナーであるため、既存の室内
用エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナ
ー、又は掃除機に取り付けることができる。これによっ
て、既存の室内用エアコンディショナー、自動車用エア
コンディショナー、又は掃除機等から送風又は排気され
る空気中に含まれる微粒子を捕集することができる。
【０００７】請求項２に記載のエアクリーナーは、請求
項１において、前記送風口又は前記排気口からの空気中
の微粒子を、コロナ放電によって帯電させる少なくとも
針状電極と、前記針状電極に対向する位置に配置された
前記帯電した微粒子を捕集する捕集電極とで構成されて
いる。送風口又は排気口からの空気中の微粒子をコロナ
放電で、帯電させて、対向する捕集電極で捕集、集塵す
る針状電極を用いた電気集塵方式であるため、確実に空
気中の微粒子を集塵することができる。また、装置の小
型化が可能となる。
項１において、前記送風口又は前記排気口からの空気中
の微粒子を、コロナ放電によって帯電させる少なくとも
針状電極と、前記針状電極に対向する位置に配置された
前記帯電した微粒子を捕集する捕集電極とで構成されて
いる。送風口又は排気口からの空気中の微粒子をコロナ
放電で、帯電させて、対向する捕集電極で捕集、集塵す
る針状電極を用いた電気集塵方式であるため、確実に空
気中の微粒子を集塵することができる。また、装置の小
型化が可能となる。
【０００８】請求項３に記載のエアクリーナーは、請求
項２において、前記捕集電極が網目構造を有しているも
のである。捕集電極が網目構造であるため、捕集電極側
の表面積を大きくすることができ、静電気等の発生によ
りイオン化された空気中の微粒子の捕集効率を高めるこ
とができる。
項２において、前記捕集電極が網目構造を有しているも
のである。捕集電極が網目構造であるため、捕集電極側
の表面積を大きくすることができ、静電気等の発生によ
りイオン化された空気中の微粒子の捕集効率を高めるこ
とができる。
【０００９】請求項４に記載のエアクリーナーは、請求
項２又は３において、前記針状電極と、前記捕集電極が
１つの筐体内に収納されているものである。１つの筐体
に収められているため、各エアコンディショナーや掃除
機の送風口や排気口への着脱を容易に行える。
項２又は３において、前記針状電極と、前記捕集電極が
１つの筐体内に収納されているものである。１つの筐体
に収められているため、各エアコンディショナーや掃除
機の送風口や排気口への着脱を容易に行える。
【００１０】請求項５に記載のエアクリーナーは、室内
用エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナ
ー等の送風口、又は掃除機の排気口からの空気を、針状
電極のコロナ放電によって形成されているイオン化空間
に、前記送風口又は前記排気口からの空気自身の風力に
よって通し、前記空気中の微粒子を帯電し、前記針状電
極に対向して位置する捕集電極によって、前記帯電した
微粒子を捕集するものである。エアコンディショナーや
掃除機の送風口又は排気口から流出してくる空気自身の
力を利用して、針状電極と捕集電極によって形成される
イオン化空間に空気を通し、空気中の微粒子を帯電させ
るため、従来のエアクリーナーのように吸入用若しくは
送風用のファンが必要なく、軽量で、且つ小型のエアク
リーナーとすることができる。また、送風用のファンを
他の部品のものを使用するため、集塵の際に必要な電力
を比較的小さくできる。そのため、構造も簡易なものと
なる。
用エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナ
ー等の送風口、又は掃除機の排気口からの空気を、針状
電極のコロナ放電によって形成されているイオン化空間
に、前記送風口又は前記排気口からの空気自身の風力に
よって通し、前記空気中の微粒子を帯電し、前記針状電
極に対向して位置する捕集電極によって、前記帯電した
微粒子を捕集するものである。エアコンディショナーや
掃除機の送風口又は排気口から流出してくる空気自身の
力を利用して、針状電極と捕集電極によって形成される
イオン化空間に空気を通し、空気中の微粒子を帯電させ
るため、従来のエアクリーナーのように吸入用若しくは
送風用のファンが必要なく、軽量で、且つ小型のエアク
リーナーとすることができる。また、送風用のファンを
他の部品のものを使用するため、集塵の際に必要な電力
を比較的小さくできる。そのため、構造も簡易なものと
なる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図１〜図３を参照しつつ本
発明に係るエアクリーナーの一実施形態例について説明
する。本実施形態例では、図３に示す掃除機の排気口に
取り付けられるエアクリーナーを例に挙げて説明する。
図１には、本実施形態例に係るエアクリーナーの断面概
略図を示す。図１に示すように、本実施形態例に係るエ
アクリーナーは、エアコンディショナーや掃除機の送風
口又は排気口からの空気をコロナ放電によってイオン化
する複数の陽極である針状電極３と、これら針状電極３
を支持するとともに、これら針状電極３に通電する支持
部材４と、針状電極３に対向して位置し、各針状電極３
に対応する位置に孔１０を有する陰極となる陰極板５
と、陰極板５に電気的に導通し、針状電極３の他方側に
位置する網目板６とからなる捕集電極と、捕集電極の下
流に位置し、捕集電極を通過してきた微粒子の排出を抑
制するフィルター７とで構成されている。これらは、エ
アコンディショナーや掃除機の送風口又は排気口からの
空気を取り入れる吸入口１５と、清浄された空気を排出
する排気口１６とを有する筐体２に一体に収容されてい
る構成となっている。
発明に係るエアクリーナーの一実施形態例について説明
する。本実施形態例では、図３に示す掃除機の排気口に
取り付けられるエアクリーナーを例に挙げて説明する。
図１には、本実施形態例に係るエアクリーナーの断面概
略図を示す。図１に示すように、本実施形態例に係るエ
アクリーナーは、エアコンディショナーや掃除機の送風
口又は排気口からの空気をコロナ放電によってイオン化
する複数の陽極である針状電極３と、これら針状電極３
を支持するとともに、これら針状電極３に通電する支持
部材４と、針状電極３に対向して位置し、各針状電極３
に対応する位置に孔１０を有する陰極となる陰極板５
と、陰極板５に電気的に導通し、針状電極３の他方側に
位置する網目板６とからなる捕集電極と、捕集電極の下
流に位置し、捕集電極を通過してきた微粒子の排出を抑
制するフィルター７とで構成されている。これらは、エ
アコンディショナーや掃除機の送風口又は排気口からの
空気を取り入れる吸入口１５と、清浄された空気を排出
する排気口１６とを有する筐体２に一体に収容されてい
る構成となっている。
【００１２】図１に示すように、針状電極３は、先端が
鋭角な突起状を有し、外径φ０．５〜２．０ｍｍ、好ま
しくは０．８〜１．５ｍｍである。この針状電極３は、
２本以上の複数の針状電極３を筐体２内に均等に配置さ
れるように設けることが好ましい。配置する針状電極３
は、筐体２の大きさに合わせ適宜選定する。また、針状
電極３は、ステンレス等の金属又はガラス状炭素等を使
用することができる。ステンレス等の金属を使用する場
合は、コロナ放電が発生する先端部の酸化を防止するた
めに、該先端部に、耐酸化性被膜としてガラス被膜を形
成することが好ましい。また、ガラス状炭素を使用する
場合は、できるだけ、電極内に気孔を有しないものが好
ましい。
鋭角な突起状を有し、外径φ０．５〜２．０ｍｍ、好ま
しくは０．８〜１．５ｍｍである。この針状電極３は、
２本以上の複数の針状電極３を筐体２内に均等に配置さ
れるように設けることが好ましい。配置する針状電極３
は、筐体２の大きさに合わせ適宜選定する。また、針状
電極３は、ステンレス等の金属又はガラス状炭素等を使
用することができる。ステンレス等の金属を使用する場
合は、コロナ放電が発生する先端部の酸化を防止するた
めに、該先端部に、耐酸化性被膜としてガラス被膜を形
成することが好ましい。また、ガラス状炭素を使用する
場合は、できるだけ、電極内に気孔を有しないものが好
ましい。
【００１３】本実施形態例に係る針状電極３は、図２に
示すように、十字状に形成されたステンレスからなる支
持部材４の各先端及び十字の中心部の５個の針状電極３
が設けられている。なお、本実施形態例では、５本の針
状電極３を使用する場合について例示しているが、針状
電極３の数は５本に限定されるものではなく、２本以上
の複数であればよく、エアクリーナーの吸入口１５の面
積に合わせて適宜その本数を選択することができる。な
お、支持部材４は、本実施形態例に示す十字状に限ら
ず、直線状に針状電極３を配置するような形状であって
もよい。
示すように、十字状に形成されたステンレスからなる支
持部材４の各先端及び十字の中心部の５個の針状電極３
が設けられている。なお、本実施形態例では、５本の針
状電極３を使用する場合について例示しているが、針状
電極３の数は５本に限定されるものではなく、２本以上
の複数であればよく、エアクリーナーの吸入口１５の面
積に合わせて適宜その本数を選択することができる。な
お、支持部材４は、本実施形態例に示す十字状に限ら
ず、直線状に針状電極３を配置するような形状であって
もよい。
【００１４】これら針状電極３に対向して、ステンレス
等の金属からなる捕集電極５が配置されている。この捕
集電極５は、各針状電極３に相応する位置に孔１０が形
成されている。これら針状電極３と捕集電極５との間に
１〜５ｋＶの直流高電圧を架けると針状電極３の先端と
捕集電極５に設けられた孔１０の周縁部９との間でコロ
ナ放電が発生し、イオン空間１１が形成される。ここ
で、針状電極３の先端と、捕集電極５に設けられた孔１
０の周縁部との間でコロナ放電が発生するために、針状
電極３の先端と捕集電極５との距離は、１〜１０ｍｍ、
特に２〜５ｍｍがより好ましい。
等の金属からなる捕集電極５が配置されている。この捕
集電極５は、各針状電極３に相応する位置に孔１０が形
成されている。これら針状電極３と捕集電極５との間に
１〜５ｋＶの直流高電圧を架けると針状電極３の先端と
捕集電極５に設けられた孔１０の周縁部９との間でコロ
ナ放電が発生し、イオン空間１１が形成される。ここ
で、針状電極３の先端と、捕集電極５に設けられた孔１
０の周縁部との間でコロナ放電が発生するために、針状
電極３の先端と捕集電極５との距離は、１〜１０ｍｍ、
特に２〜５ｍｍがより好ましい。
【００１５】図１に示すように、網目板６は、ステンレ
ス等の金属で形成され、捕集電極５に電気的に導通し、
捕集電極５の針状電極３の他方側に設けられている。そ
して、捕集電極５と同じ極性を有し、捕集電極５ととも
にイオン化空間１１を通過し、帯電させられた空気中の
微粒子を静電気等によって捕集する。また、網目板６
は、筐体２の外部からの取り付け、取外しが自在に設け
られている。これによって、網目板６の表面に蓄積され
た微粒子を定期的に洗浄することが可能となる。この網
目板６の網目は細かいほど好ましく、網目径が１０μｍ
〜０．８ｍｍ程度のものが好ましい。
ス等の金属で形成され、捕集電極５に電気的に導通し、
捕集電極５の針状電極３の他方側に設けられている。そ
して、捕集電極５と同じ極性を有し、捕集電極５ととも
にイオン化空間１１を通過し、帯電させられた空気中の
微粒子を静電気等によって捕集する。また、網目板６
は、筐体２の外部からの取り付け、取外しが自在に設け
られている。これによって、網目板６の表面に蓄積され
た微粒子を定期的に洗浄することが可能となる。この網
目板６の網目は細かいほど好ましく、網目径が１０μｍ
〜０．８ｍｍ程度のものが好ましい。
【００１６】この網目板６の下流側には、フィルター７
が設けられている。このフィルター７は、一般的な厚さ
０．５〜１．０ｍｍ程度の厚紙を使用することができ
る。また、場合によっては、針状電極３の放電時に発生
する微量の電磁波を吸収するために膨張黒鉛を主原料と
した通気性を有した膨張黒鉛シートを使用することもで
きる。ここで、これらフィルター７も筐体２に外部から
の取り付け、取外しが自在に設けられており、定期的に
交換可能となっている。
が設けられている。このフィルター７は、一般的な厚さ
０．５〜１．０ｍｍ程度の厚紙を使用することができ
る。また、場合によっては、針状電極３の放電時に発生
する微量の電磁波を吸収するために膨張黒鉛を主原料と
した通気性を有した膨張黒鉛シートを使用することもで
きる。ここで、これらフィルター７も筐体２に外部から
の取り付け、取外しが自在に設けられており、定期的に
交換可能となっている。
【００１７】筐体２は、一方側に掃除機の排気口に密接
して設けられる吸入口１５が形成され、他方側には清浄
された空気が排出される排気口が設けられ、針状電極３
を支持する支持部材４と、捕集電極５と、網目板６と、
フィルター７とを一体に収容している。そして、筐体２
の下部には、筐体２と区画され、電源８を収容できる電
源収容部１２が形成されている。
して設けられる吸入口１５が形成され、他方側には清浄
された空気が排出される排気口が設けられ、針状電極３
を支持する支持部材４と、捕集電極５と、網目板６と、
フィルター７とを一体に収容している。そして、筐体２
の下部には、筐体２と区画され、電源８を収容できる電
源収容部１２が形成されている。
【００１８】電源８は、乾電池または充放電可能な小型
二次電池等を使用することができる。また、家庭用電源
コンセントの１００Ｖの交流電源を使用することも、さ
らには、掃除機１等に使用されている電源を使用するこ
ともできる。
二次電池等を使用することができる。また、家庭用電源
コンセントの１００Ｖの交流電源を使用することも、さ
らには、掃除機１等に使用されている電源を使用するこ
ともできる。
【００１９】本実施形態例のエアクリーナー１は、以上
のように構成されている。次に、このエアクリーナー１
の作動について説明する。
のように構成されている。次に、このエアクリーナー１
の作動について説明する。
【００２０】まず、図３に示すように、別途作製したフ
ック等の締結部材２２を、筐体２の吸入口１５側に設け
られた凹部若しくは穴２３と嵌合でき、かつ筐体２に設
けられた吸入口１５で掃除機２０の排気口２１を覆うこ
とができるように取り付け、この締結部材２２と筐体２
に設けられた凹部若しくは穴２３と嵌合して、掃除機２
０の排気口２１に、本実施形態例に係るエアクリーナー
１をセットする。次に、針状電極３側を陽極とし、捕集
電極５が陰極として両極間に１〜５ｋＶの直流高電圧を
印加して、針状電極３と捕集電極５に形成された孔１０
の周縁部９とでコロナ放電を発生させて、イオン化空間
１１を形成する。このとき、捕集電極５及び網目板６
は、マイナスに帯電することになる。
ック等の締結部材２２を、筐体２の吸入口１５側に設け
られた凹部若しくは穴２３と嵌合でき、かつ筐体２に設
けられた吸入口１５で掃除機２０の排気口２１を覆うこ
とができるように取り付け、この締結部材２２と筐体２
に設けられた凹部若しくは穴２３と嵌合して、掃除機２
０の排気口２１に、本実施形態例に係るエアクリーナー
１をセットする。次に、針状電極３側を陽極とし、捕集
電極５が陰極として両極間に１〜５ｋＶの直流高電圧を
印加して、針状電極３と捕集電極５に形成された孔１０
の周縁部９とでコロナ放電を発生させて、イオン化空間
１１を形成する。このとき、捕集電極５及び網目板６
は、マイナスに帯電することになる。
【００２１】そして、掃除機２０によって掃除を開始す
ると、掃除機２０の排気口２１から空気が排出される。
排出された空気は、エアクリーナー１内に形成された外
部に連通する捕集電極５に形成された孔１０を通過し
て、網目板６及びフィルター７を通過して外部に放出さ
れる。捕集電極５を通過する際に、必然的にイオン化空
間１１を通過するため、イオン化空間１１を通過した空
気中の微粒子は、プラスに帯電される。したがって、極
性が逆である捕集電極５及び網目板６に捕集されて外部
へ放出される量が大幅に減少する。網目板６は、その表
面積が網目のない板等に比べると、非常に大きくなり、
網目板６を捕集電極５の下流側に設けることで、マイナ
ス帯電した空間を大きくとることが可能となり、通常の
板を設けた場合よりも空気中の微粒子の捕集効率を高め
ることが可能となる。
ると、掃除機２０の排気口２１から空気が排出される。
排出された空気は、エアクリーナー１内に形成された外
部に連通する捕集電極５に形成された孔１０を通過し
て、網目板６及びフィルター７を通過して外部に放出さ
れる。捕集電極５を通過する際に、必然的にイオン化空
間１１を通過するため、イオン化空間１１を通過した空
気中の微粒子は、プラスに帯電される。したがって、極
性が逆である捕集電極５及び網目板６に捕集されて外部
へ放出される量が大幅に減少する。網目板６は、その表
面積が網目のない板等に比べると、非常に大きくなり、
網目板６を捕集電極５の下流側に設けることで、マイナ
ス帯電した空間を大きくとることが可能となり、通常の
板を設けた場合よりも空気中の微粒子の捕集効率を高め
ることが可能となる。
【００２２】本実施形態例に係るエアクリーナーは、以
上のように、掃除機から排気される空気自身の排気力に
着目して、それ自身の風力を利用して空気清浄を行うも
のである。なお、本発明に係るエアクリーナーは以上の
実施形態例に限定されるものではなく、例えば、筐体２
の大きさを家庭用エアコンディショナーや、自動車用エ
アコンディショナー等の送風口の大きさに合うように形
成することで、各送風機に取り付けるだけで各送風口か
ら排出される空気の清浄が行える。また、容易に既存の
エアコンディショナーや掃除機に着脱することが可能で
あるため、需要者にとって新たにエアクリーナー機能が
設けられたエアコンディショナーや掃除機を購入する必
要がなくなる。
上のように、掃除機から排気される空気自身の排気力に
着目して、それ自身の風力を利用して空気清浄を行うも
のである。なお、本発明に係るエアクリーナーは以上の
実施形態例に限定されるものではなく、例えば、筐体２
の大きさを家庭用エアコンディショナーや、自動車用エ
アコンディショナー等の送風口の大きさに合うように形
成することで、各送風機に取り付けるだけで各送風口か
ら排出される空気の清浄が行える。また、容易に既存の
エアコンディショナーや掃除機に着脱することが可能で
あるため、需要者にとって新たにエアクリーナー機能が
設けられたエアコンディショナーや掃除機を購入する必
要がなくなる。
【００２３】なお、本発明のエアクリーナーは構造が簡
易であるため、針状電極、捕集電極、網目板等を掃除機
の排気口の内部に掃除機と一体となるように組み込むこ
とも可能である。同様に、家庭用若しくは自動車用エア
コンディショナー等の送風口の内部に夫々のエアコンデ
ィショナーと一体となるように設けることも可能であ
る。
易であるため、針状電極、捕集電極、網目板等を掃除機
の排気口の内部に掃除機と一体となるように組み込むこ
とも可能である。同様に、家庭用若しくは自動車用エア
コンディショナー等の送風口の内部に夫々のエアコンデ
ィショナーと一体となるように設けることも可能であ
る。
【００２４】
【発明の効果】本発明のエアクリーナーは以上のように
構成されており、請求項１の発明によると、着脱可能な
エアクリーナーであるため、既存の室内用エアコンディ
ショナー、自動車用エアコンディショナー、又は掃除機
に取り付けることができる。これによって、既存の室内
用エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナ
ー、又は掃除機等から送風又は排気される空気中に含ま
れる微粒子を捕集することができる。このため、室内に
送風または排気される空気が清浄される。
構成されており、請求項１の発明によると、着脱可能な
エアクリーナーであるため、既存の室内用エアコンディ
ショナー、自動車用エアコンディショナー、又は掃除機
に取り付けることができる。これによって、既存の室内
用エアコンディショナー、自動車用エアコンディショナ
ー、又は掃除機等から送風又は排気される空気中に含ま
れる微粒子を捕集することができる。このため、室内に
送風または排気される空気が清浄される。
【００２５】請求項２の発明によると、送風口又は排気
口からの空気中の微粒子をコロナ放電で、帯電させて、
対向する捕集電極で捕集、集塵する針状電極を用いた電
気集塵方式であるため、確実に空気中の微粒子を集塵す
ることができる。また、装置の小型化が可能となる。
口からの空気中の微粒子をコロナ放電で、帯電させて、
対向する捕集電極で捕集、集塵する針状電極を用いた電
気集塵方式であるため、確実に空気中の微粒子を集塵す
ることができる。また、装置の小型化が可能となる。
【００２６】請求項３の発明によると、捕集電極が網目
構造であるため、捕集電極側の表面積を大きくすること
ができ、静電気等の発生によりイオン化された空気中の
微粒子の捕集効率を高めることができる。
構造であるため、捕集電極側の表面積を大きくすること
ができ、静電気等の発生によりイオン化された空気中の
微粒子の捕集効率を高めることができる。
【００２７】請求項４の発明によると、１つの筐体に収
められているため、各エアコンディショナーや掃除機の
送風口や排気口への着脱を容易に行える。
められているため、各エアコンディショナーや掃除機の
送風口や排気口への着脱を容易に行える。
【００２８】請求項５の発明によると、エアコンディシ
ョナーや掃除機の送風口又は排気口から流出してくる空
気自身の力を利用して、針状電極と捕集電極によって形
成されるイオン化空間に空気を通し、空気中の微粒子を
帯電させるため、従来のエアクリーナーのように吸入用
若しくは送風用のファンが必要なく、軽量で、且つ小型
のエアクリーナーとすることができる。また、そのた
め、構造も簡易なものとなる。
ョナーや掃除機の送風口又は排気口から流出してくる空
気自身の力を利用して、針状電極と捕集電極によって形
成されるイオン化空間に空気を通し、空気中の微粒子を
帯電させるため、従来のエアクリーナーのように吸入用
若しくは送風用のファンが必要なく、軽量で、且つ小型
のエアクリーナーとすることができる。また、そのた
め、構造も簡易なものとなる。
【図１】本発明に係るエアクリーナーの断面概略図であ
る。
る。
【図２】本発明に係るエアクリーナーの吸入口から見た
正面概略図である。
正面概略図である。
【図３】本発明に係るエアクリーナーの実施の一形態を
示す図である。
示す図である。
１ エアクリーナー ２ 筐体 ３ 針状電極 ４ 支持部材 ５ 捕集電極 １５ 吸入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２４Ｆ 1/00 Ｆ２４Ｆ 13/06 Ｚ 13/06 1/00 ３７１Ｂ
Claims (5)
- 【請求項１】 室内用エアコンディショナー、自動車用
エアコンディショナー等の送風口、又は掃除機の排気口
に着脱可能なエアクリーナー。 - 【請求項２】 前記送風口又は前記排気口からの空気中
の微粒子を、コロナ放電によって帯電させる少なくとも
針状電極と、前記針状電極に対向する位置に配置された
前記帯電した微粒子を捕集する捕集電極とで構成されて
いる請求項１に記載のエアクリーナー。 - 【請求項３】 前記捕集電極が網目構造を有している請
求項２に記載のエアクリーナー。 - 【請求項４】 前記針状電極と、前記捕集電極が１つの
筐体内に収納されている請求項２又は３に記載のエアク
リーナー。 - 【請求項５】 室内用エアコンディショナー、自動車用
エアコンディショナー等の送風口、又は掃除機の排気口
からの空気を、針状電極のコロナ放電によって形成され
ているイオン化空間に、前記送風口又は前記排気口から
の空気自身の風力によって通し、前記空気中の微粒子を
帯電し、前記針状電極に対向する捕集電極によって、前
記帯電した微粒子を捕集するエアクリーナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000373557A JP2002136893A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | エアクリーナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000373557A JP2002136893A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | エアクリーナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002136893A true JP2002136893A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18842922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000373557A Pending JP2002136893A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | エアクリーナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002136893A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014184984A1 (ja) | 2013-05-13 | 2014-11-20 | 株式会社 片野工業 | イオン・オゾン風発生装置及び方法 |
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-
2000
- 2000-11-01 JP JP2000373557A patent/JP2002136893A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR20160025506A (ko) | 2013-05-13 | 2016-03-08 | 가타노 고교 가부시키가이샤 | 이온·오존풍 발생 장치 및 방법 |
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