JPH0631909Y2 - 背負装置 - Google Patents

背負装置

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JPH0631909Y2
JPH0631909Y2 JP1989092133U JP9213389U JPH0631909Y2 JP H0631909 Y2 JPH0631909 Y2 JP H0631909Y2 JP 1989092133 U JP1989092133 U JP 1989092133U JP 9213389 U JP9213389 U JP 9213389U JP H0631909 Y2 JPH0631909 Y2 JP H0631909Y2
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backpack
shoulder
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band
groove
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国照 鹿間
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、背負動力散布機や背負動力噴霧機等、背負
装置に係り、詳しくは背負バンドと背負枠との間に肩通
しの挿入空間が生じる背負装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の背負動力散布機や背負動力噴霧機等、背負装置に
おいて、一対の背負バンドは、上端部において背負枠の
上端部に巻回されて留められており、一般の背負装置で
は、背負バンドは、背負枠に貼り付くように、背負枠の
上端部から垂れ下がっている。
背負動力散布機の全重量は17〜30Kgにも達し、ま
た、背負動力噴霧機の全重力は21〜33Kgに達し、作
業者が、このような背負装置を肩に掛けて立ち上がるこ
とは、作業者にとって大きな負担であり、背負バンドへ
の肩通しは能率良く行えることが望まれる。
従来の背負装置では、垂れ下がっている背負バンドが背
負枠に接近しているので、一方の肩を一方の背負バンド
に通す際に、他方の背負バンドが背中に巻き込まれてし
まったり、あるいは肩を背負バンドに通す際に他方の手
で背負バンドを引いて、肩挿入空間を作る必要があり、
背負装置の背負作業が煩雑になっている。
実開昭63−69571号公報では、背負バンドにおい
て、作業者の肩の上面に当たる部分としての上端への連
なり部分を半剛性とし、該上端の下側に肩挿入空間を形
成している。この肩挿入空間の形成には、半剛性の連な
り部分ではなく、湾曲形状の剛性の該上端が寄与してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
実開昭63−69571号公報の背負装置のように、肩
の上面に当たる背負バンドの部分の固定形状的な湾曲形
状により肩挿入空間を形成する場合は、たとえ、背負バ
ンドを枢着でタンクに結合するものであっても、次の欠
点がある。
(a)肩の上面に当たる部分は、剛性であり、その湾曲
形状は固定的であるので、この部分は、作業者の肩の形
状に適合する場合、枢支軸の周りを回動するが、該部分
の凹面側が真下から内向きになるのに伴い、該部分に無
理がかかり易く、枢支軸及び該部分が破損し易いととも
に、該部分の側縁が作業者の肩の上面に食い込み易く、
作業者が痛みを感じ易い。
(b)何らかの原因により該部分が枢支軸の周りに回り
過ぎて、180°回転すると、該部分の凸面側が下向き
になってしまい、肩挿入空間が喪失し、肩を通せなくな
ってしまう。
請求項1の考案の目的は、実開昭63−69571号公
報の背負装置の問題点を克服しつつ、背負バンドへの肩
の挿入に先立ち、予め肩挿入空間を確保する背負装置を
提供することである。
請求項2の考案の目的は、作業者の肩範囲の大きさや形
状への背負バンドの肩範囲の適合性をさらに改善するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
請求項1の背負装置(10)では、弾性変形自在な突出部(3
6)は、作業者の背中側へ斜め上方へ向かって突出して、
背負枠(12)の上端部(34)に設けられ、かつ先端側が上昇
するような付勢力をもつ。背負バンド(32)は、突出部(3
6)に沿わせて突出部(36)に留められている可撓性の上端
部(46)と、上端部(46)に連なって適当な剛性で湾曲変形
自在な肩当て部分(42)とを有している。
請求項2の背負装置(10)では、突出部(36)には突出方向
に延びる溝(38)が形成されている。上端部(46)の留め部
(46)は、突出部(36)の両面にかぶさるように、背負枠(1
2)の棒部(34)に巻回されて、折り返されている。留めピ
ン(52)は、溝(38)内を変位自在に溝(38)に貫通して、か
ぶさり部(46)を相互に留めている。
〔作用〕
請求項1の背負装置(10)では、背負バンド(32)は、突出
部(36)に沿う範囲の上端部(46)において突出部(36)によ
り上方へ持ち上げられ、また、上端部(46)に連なる肩当
て部分(42)では、適当に湾曲変形するので、作業者の肩
の上面に当たる背負バンド(32)の範囲において、上方へ
凸の湾曲形状となり、該範囲の下側に肩挿入空間を形成
することができる。
さらに、突出部(36)は弾性変形可能であり、背負バンド
(32)の上端部(46)及び肩当て部分(42)は撓むので、突出
部(36)及び背負バンド(32)は作業者の肩範囲の形状、大
きさに合わせて適宜変形し、そして、その際、突出部(3
6)及び背負バンド(32)に無理な荷重が生じるのを回避
し、かつ背負バンド(32)の側縁が作業者の肩の上面に食
い込むのを回避できる。
請求項2の背負装置(10)では、作業者の肩の大きさ等に
応じた突出部(36)及び背負バンド(32)の上端部(46)の変
形の際、留めピン(52)は突出部(36)の溝(38)内を変位す
る。これにより、背負バンド(32)の上端部(46)は、突出
部(36)の変形に対して独立に変形して、突出部(36)及び
背負バンド(32)は、作業者の肩の形状、大きさに適合す
る。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第2図は背負動力散布機10の側面図である。背負枠12
は、水平に張り出す水平部14と、この水平部14の前端か
ら上方へ起立する鉛直部16とを有している。送風機18
は、水平部14に載置され、後面側にエンジン20を装着さ
れ、エンジン20により駆動される。散布剤タンク22は、
内部に粒や粉状の薬剤や肥料等を貯蔵し、調量部24を介
して送風機18の上部に載設される。シャッタレバー26及
びスロットルレバー28は、背負枠12の下部の側部に配設
され、それぞれ調量部24のシャッタレバーの開度及びエ
ンジン20の気化器のスロットル開度を調整する。背当て
30は鉛直部16の前面側に固定されている。背負バンド32
は、左右に1本ずつ設けられ、上下の端部において鉛直
部16の上下の端部に取付けられている。
第1図は鉛直部16の上端部を含む範囲の構成図である。
なお、第1図では、作業者の左肩を通される方の背負バ
ンド32が外されている。左右の棒部34は、鉛直部16の上
端部に配設され、上方へ向かって、左右方向内側へ斜め
に延びている。平板状突出部36は、背負枠12と共に一体
成形され、基端側を背負枠12の上端部としての各溝38に
結合し、作業者の背中の方へ向かって斜め上方へ突出し
ている。平板状突出部36は、先端側を上昇させる付勢力
を有し、弾性変形自在である。溝38は、平板状突出部36
の中心線に沿って長く形成され、平板状突出部36の先端
側に開口端をもつ。背負バンド32は、可撓性のバンド部
40と、バンド部40の両端を除いてバンド部40の裏側に固
着される肩当て42とを有している。肩当て42は可撓性と
共に適当な剛性を有しているので、バンド部40の上側部
分44は、曲げ応力に対して直線的に折れることなく、適
当な湾曲線で曲がる。上下のかぶさり部46は、上側部分
44の端として、棒部34に巻回され、平板状突出部36の上
下の面にそれぞれ上側及び下側から当てられている。留
めピン52は、溝38内を変位自在に溝38を貫通し、両かぶ
さり部46を相互に結合している。棒部34から留めピン52
までの距離は、留めピン52が溝38の開口端から離脱しな
いように、規定されている。
実施例の作用について説明する。
平板状突出部36は、それ自体がもつ付勢力により先端側
を上昇させる。背負バンド32は、両かぶさり部46におけ
る平板状突出部36への面的な接合により平板状突出部36
により上へ引き上げられる。背負バンド32は、肩当て42
により適当な可撓性と剛性とを持つので、かぶさり部46
における平板状突出部36による上方への連行により、上
側部分44において上方へ凸に湾曲変形し、上側部分44の
下側には背負バンド32と鉛直部16との間に肩挿入空間A
が形成される。作業者は、この肩挿入空間Aに肩を通し
て、背負動力散布機10を担ぐ。平板状突出部36及び背負
バンド32の上側部分44は作業者の肩の大きさ等に応じて
変形する。そして、この変形の際、留めピン52は平板状
突出部36の溝38内を変位する。この結果、平板状突出部
36及び背負バンド32は、独立に変形し、作業者の肩の大
きさ等に適合する。
〔考案の効果〕
請求項1の考案では、突出部の付勢力により、背負バン
ドは、上端部を持ち上げられつつ、肩当て部分を適宜湾
曲させて、肩の上面に当たる背負バンドの範囲の下側に
肩挿入空間を常に確実に形成するとともに、突出部、背
負バンドの上端部及び肩当て部分の適切な変形により、
突出部及び背負バンドに破損原因となる荷重の発生を防
止する。
請求項2の考案では、留めピンが突出部の溝内を変位す
ることにより、背負バンドの上端部は、突出部の変形に
対して独立に変形でき、作業者の肩範囲の形状及び大き
さに対する突出部及び背負バンドの適合性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図は鉛直部の上端
部を含む範囲の構成図、第2図は背負動力散布機の側面
図である。 10……背負動力散布機(背負装置)、12……背負
枠、32……背負バンド、34……棒部(上端部)、3
6……平板状突出部(突出部)、38……溝、42……
肩当て(肩当て部分)、46……かぶさり部(留め
部)、52……留めピン。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性変形自在な突出部(36)が、作業者の背
    中側へ斜め上方へ向かって突出して、背負枠(12)の上端
    部(34)に設けられ、かつ先端側が上昇するような付勢力
    をもち、背負バンド(32)が、前記突出部(36)に沿わせて
    前記突出部(36)に留められている可撓性の上端部(46)
    と、前記上端部(46)に連なって適当な剛性で湾曲変形自
    在な肩当て部分(42)とを有していることを特徴とする背
    負装置。
  2. 【請求項2】前記突出部(36)には突出方向に延びる溝(3
    8)が形成され、前記背負バンド(32)の前記上端部(46)
    は、前記突出部(36)の両面にかぶさるように、前記背負
    枠(12)の棒部(34)に巻回されて、折り返され、留めピン
    (52)が、前記溝(38)内を変位自在に前記溝(38)に貫通し
    て、かぶさり部(46)を相互に留めていることを特徴とす
    る請求項1記載の背負装置。
JP1989092133U 1989-08-07 1989-08-07 背負装置 Expired - Fee Related JPH0631909Y2 (ja)

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