JPH06318233A - 画像情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のイメージデータを一括して入力する一
方、各イメージデータ毎に検索を可能にする。 【構成】 イメージデータを入力する手段５０と、前記
イメージデータを記憶する手段５１とを備えた画像情報
処理装置において、文字列により構成されたキーワード
を生成する手段５２と、前記入力されたイメージデータ
を所定の領域毎に分割する手段５３と、前記分割された
各イメージデータを圧縮する手段５４と、前記圧縮され
たイメージデータと前記キーワードを統合するとともに
前記記憶手段５１へ書き込む統合手段５５とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータを用いて
図面などのイメージデータを処理する画像情報処理装置
の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来よりコンピュータを利用して図面な
どのイメージデータを入力する一方、入力されたイメー
ジデータを識別するためのキーワード（イメージデータ
の属性を示す文字列などで構成される検索情報）を付与
することによってイメージデータとキーワードを対応付
けた後、利用者がキーワードに基づいて任意のイメージ
データを読み出す画像情報処理装置が知られており、入
力したイメージデータに対してオペレータがキーワード
を付与する一方、利用者は多数のイメージデータの中か
ら任意のイメージデータをキーワードにより検索し、読
み出している。

【０００３】このキーワードは、これを付与するオペレ
ータと、イメージデータを検索する利用者との間に認識
などの違いなどがある場合には所定の検索を行うことが
難しくなることがあり、大量のイメージデータを検索す
る装置として特開昭６０−７４０８２号公報に開示され
るように、１つのイメージデータに対して文字コード等
のキーワードとイメージデータの一部を索引イメージと
して予め記憶しておき、キーワードにより第１の検索を
行ってから索引イメージによる視覚認識を併用して第２
の検索を行うものが知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、１頁のイメージデータの一部を索引イメ
ージとして切り出しているため、１頁の中に異なる属性
のイメージデータが複数混在する場合には適確な検索が
行われない場合があり、また、各属性毎にイメージデー
タを入力するには多大な労力を必要として作業効率を低
下させる場合があった。

【０００５】そこで本発明は、複数のイメージデータを
一括して入力する一方、各イメージデータ毎に検索が可
能な画像情報装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は図１に示すよう
に、イメージデータを入力する手段５０と、前記イメー
ジデータを記憶する手段５１とを備えた画像情報処理装
置において、文字列により構成されたキーワードを生成
する手段５２と、前記入力されたイメージデータを所定
の領域毎に分割する手段５３と、前記分割された各イメ
ージデータを圧縮する手段５４と、前記圧縮されたイメ
ージデータと前記キーワードを統合するとともに前記記
憶手段５１へ書き込む統合手段５５とを備える。

【０００７】

【作用】入力されたイメージデータは分割手段によって
所定の領域毎に分割されて複数のイメージデータとして
分割されるとともに、分割された各イメージデータは圧
縮手段によって所定のデータ圧縮処理を施されてデータ
の量を低減することができる。さらに、入力されたイメ
ージデータに対応した文字列からなるキーワードがキー
ワード生成手段から統合手段へ送られて、分割、圧縮さ
れた各イメージデータとキーワードが一対のデータとし
て統合されてから順次記憶手段へ書き込まれる。この記
憶手段に書き込まれた一対のデータにより各イメージデ
ータ単位の検索を容易かつ高速に行うことが可能とな
る。

【０００８】

【実施例】図２に本発明の実施例を示す。

【０００９】図２において、図面などのイメージデータ
の入力はスキャナー等の画像読み取り装置で構成され
た、またはインターフェースなどにより構成されるとと
もに図示しないイメージデータ装置へ接続された入力部
１によって行われ、この入力部１により入力された１頁
のイメージデータはすべての領域について数値化された
後に、分割圧縮部２において所定の領域毎に複数のイメ
ージデータに分割される。

【００１０】これら分割されたイメージデータは、さら
に、高速の処理を行うために分割圧縮部２で関数化等の
所定のデータ圧縮を施されて、元のイメージデータに比
して容量を所定の割合で低減される。この場合、図示し
ない表示装置に複数または１つのキーイメージデータを
同一サイズで再生、表示できる割合とする。以下、この
分割圧縮部２で分割、圧縮を施された検索用のイメージ
データをキーイメージデータとする。

【００１１】分割圧縮部２で分割、圧縮されたキーイメ
ージデータは図示しない記憶手段によって構成される蓄
積装置３に順次記憶される。

【００１２】一方、入力部１でのイメージデータの入力
に伴って、キーワード生成部５からは前記入力されたイ
メージデータに対応したキーワードが生成される。この
キーワードは所定の文字列からなる文字コード等で表現
され、例えば、日付、時刻などの重複しない文字列また
は所定の属性を示す文字列により構成される。

【００１３】生成されたキーワードはキーワード蓄積装
置６に順次記憶され、蓄積装置３及びキーワード蓄積装
置６には順次送られたキーイメージデータ及びキーワー
ドがそれぞれ記憶される。なお、キーワード蓄積装置６
は前記蓄積装置３と同様の記憶手段により構成される。

【００１４】こうして、記憶されたキーイメージデータ
及びキーワードは、図示しない同期信号に基づいて制御
されるキーワード合成部４に順次読み込まれ、キーワー
ドとキーイメージデータは検索可能な一対のデータとし
て統合されて統合制御部７へ送られる。

【００１５】この統合制御部７は図示しないメモリ等で
構成される記憶装置を備えて多数の前記一対のデータを
取り扱うことができ、キーワード合成部４から送られて
きたキーイメージデータ及びキーワードからなる一対の
データを図示しない磁気ディスク装置などで構成される
蓄積装置８へ書き込んだり、これら一対のデータを図示
しない表示装置などへ出力する制御を行う。

【００１６】ここで、上記分割圧縮部２におけるイメー
ジデータの分割及び圧縮は、図３の概念図に示すよう
に、入力部１で読み込まれた１画面（１頁などの１入力
単位）のデータは分割圧縮部２の図示しないメモリ上に
一旦展開される。

【００１７】このとき、１画面は所定数に等分されて上
記メモリに展開されてから、等分された各領域毎に圧縮
されて各領域毎のキーイメージデータが作成される。入
力されたイメージデータに図面、文書等の複数のイメー
ジデータが含まれていても各イメージデータの属性毎に
分割することができ、例えば、１枚の図面に複数の図面
が記載されているような場合においても、各図面毎に分
割されて検索が可能となるだけでなく、複数のイメージ
データを一括して入力した後に自動的に分割してキーワ
ードを付与することができる。

【００１８】このようにして、１画面が属性の異なる複
数のイメージデータによって構成されていても、容易に
分割して独立したキーイメージデータとして扱うことが
可能となり、属性の異なる複数のイメージデータを一括
して入力した後にキーワードを付与して検索を容易に行
うことが可能となり、これらキーイメージデータは元の
イメージデータに比してデータ容量を十分低減されてい
るため、統合制御７では多数のキーイメージデータ及び
キーワードを同時に高速で処理することが可能となっ
て、文字列による検索、キーイメージデータによる画像
の検索をそれぞれ、あるいは同時に行うことが可能とな
る。

【００１９】なお、上記実施例において、分割圧縮部２
において入力部１で読み込んだイメージデータを所定の
数に等分したが、図４にも示すように、読み込んだ領域
を予め設定した複数の領域に分割してもよく、この場合
も分割圧縮部２で上記と同様に複数のキーイメージデー
タを作成することができ、属性の異なる複数のイメージ
データを一括して読み込むことが可能となる。

【００２０】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力され
たイメージデータを所定の領域毎に分割した後にそれぞ
れ圧縮を施して検索用のイメージデータを作成するた
め、複数のイメージデータは分割されて独立した検索用
のイメージデータとして扱うことが可能となり、さらに
所定のキーワードとこの検索用のイメージデータを統合
するため、文字及び画像による検索を容易に行うことが
可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のクレーム対応図である。

【図２】本発明の実施例を示す概略構成図である。

【図３】分割とメモリの様子を説明する概念図である。

【図４】同じく他の分割の様子を説明する概念図であ
る。

【符号の説明】

１ 入力部 ２ 分割圧縮部 ４ キーワード合成部 ５ キーワード生成部 ７ 統合制御部 ８ 蓄積装置 ５０ イメージデータ入力手段 ５１ 記憶手段 ５２ キーワード生成手段 ５３ イメージデータ分割手段 ５４ イメージデータ圧縮手段 ５５ 統合手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橘田 正文 神奈川県相模原市麻溝台一丁目12番１号 カヤバ工業株式会社相模工場内 (72)発明者 飯塚 一敏 神奈川県相模原市麻溝台一丁目12番１号 カヤバ工業株式会社相模工場内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 イメージデータを入力する手段と、前記
   イメージデータを記憶する手段とを備えた画像情報処理
   装置において、文字列により構成されたキーワードを生
   成する手段と、前記入力されたイメージデータを所定の
   領域毎に分割する手段と、前記分割された各イメージデ
   ータを圧縮する手段と、前記圧縮されたイメージデータ
   と前記キーワードを統合するとともに前記記憶手段へ書
   き込む手段とを備えたことを特徴とする画像情報処理装
   置。