JPH0631818U - セラミックフィルタのユニット型固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 柱状セラミックフィルタの据付間隔の調整を
簡易化させた。 【構成】 柱状セラミックフィルタ１の複数を、その下
端に設けたばね２の弾発力を介して上下支持部材３、４
間に垂直に圧着させたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は未処理ガスを処理するためのセラミックフィルタのユニット型固定装 置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

未処理ガスを処理するためのセラミックフィルタの固定は例えば図５及び図６ に示すようにガスが通過するケーシング０１内に通しボルト０２を挿通し、該通 しボルト０２にケーシング０１外に位置する上部プレート０３とケーシング０１ 内に位置する下部プレート０４とを取付け、該下部プレート０４上に柱状セラミ ックフィルタ０５を直立させて、前記上部プレート０３とケーシング０１との間 に介装されるばね０６の弾発力でケーシング０１の頂壁に圧着させていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら柱状セラミックフィルタは個々の長さが異なるので上述した従来 例のようにフィルタを下部プレート上に一括して固定することはフィルタの点検 、調整が困難となり、柱状セラミックフィルタの多数本を使用とする実用プラン トには適さない。

【０００４】 本考案は、かかる問題点に対処するため開発されたものであって、フィルタの 点検、調整を不要としたユニット型固定装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図１及び図２を 用いて説明すると本考案は柱状セラミックフィルタ１の複数を、その下端に設け たばね２の弾発力を介して上下支持部材３、４間に圧着させたことを特徴とする 。

【０００６】

【作用】

そして本考案は上記の手段により下端に設けたばねにより常に下端からのばね の弾発力により柱状セラミックフィルタは上部の支持部材に圧着されるため、そ の据付が容易になると共に各フィルタの熱による膨脹が異なっても常にばねの弾 発力でその圧着力は自動的に調整される。

【０００７】

【実施例】

以下本考案の一実施例を図１及び図２に基づいて説明すると１は柱状セラミッ クフィルタを示し、該柱状セラミックフィルタ１の複数をその下端に設けたばね ２の弾発力を介して上部支持部材３と下部支持部材４との間に垂直に圧着させた 。図中５は上部支持部材３と下部支持部材４との間隔を保持する押えボルトを示 し、該押えボルト５で上部支持部材３と下部支持部材４とを固定することにより 下部支持部材４上にばね２を介して直立される柱状セラミックフィルタ１は上部 支持部材３と下部支持部材４との間に圧着される。

【０００８】 かくて上下支持部材３、４間に圧着されてユニット化した複数の柱状セラミッ クフィルタ１はその上部支持部材３に設けた取付ボルト６を介して図３及び図４ に示すように未処理ガスが流れるフィルタ装置ケーシング７に配設される。

【０００９】

【考案の効果】

このように本考案によるときは柱状セラミックフィルタの複数を、その下端に 設けたばねの弾発力を介して上下支持部材間に垂直に圧着させたものであるから 、複数の柱状セラミックフィルタは簡単に取付けることができて、大型化したフ ィルタ装置へのフィルタ取付工数を大幅に削減できると共にその取付後のフィル タの熱膨脹等による据付間隔の調整はばねの弾発力により自動調整される等の効 果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す平面図である。

【図２】図１の側面図である。

【図３】本考案の一実施例を示す全体組立平面図であ
る。

【図４】図３の側面図である。

【図５】従来例を示す平面図である。

【図６】図５の側面図である。

【符号の説明】

１ 柱状セラミックフィルタ ２ ばね ３ 上部支持部材 ４ 下部支持部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 柱状セラミックフィルタの複数を、その
   下端に設けたばねの弾発力を介して上下支持部材間に垂
   直に圧着させたことを特徴とするセラミックフィルタの
   ユニット型固定装置。