JPH06317726A - 光コネクタ切替装置 - Google Patents

光コネクタ切替装置

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JPH06317726A
JPH06317726A JP13147293A JP13147293A JPH06317726A JP H06317726 A JPH06317726 A JP H06317726A JP 13147293 A JP13147293 A JP 13147293A JP 13147293 A JP13147293 A JP 13147293A JP H06317726 A JPH06317726 A JP H06317726A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 破損の恐れがある位置に移動側光コネクタが
ある場合において、固定側光コネクタの取付、取り外し
を禁止できる光コネクタ切替装置を実現する。 【構成】 固定側光コネクタ2は、爪部材8に係合する
突起が形成され取り付けプレート1に多数が取り付けら
れている。(A)図は、移動側光コネクタ4が1つの固
定側光コネクタ2が向けて選択された状態である。つい
で、移動側光コネクタ4が前進することにより、(B)
図のように、爪部材8が固定側光コネクタ2の突起に係
合する。この状態では固定側光コネクタ2を取り外すこ
とは可能である。さらに、移動側光コネクタ4が前進す
ると、(C)図のように、爪部材8の先端部近傍を押さ
え板9が押さえる。それにより、爪部材8が開くことは
できなくなり、固定側光コネクタ2を取り外すことはで
きない。その後、移動側光コネクタ4がさらに前進して
固定側光コネクタ2に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光コネクタを用いて光
ファイバの切替接続を行なう光コネクタ切替装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多心光ファイバケーブルの普及に
伴って、多数の光ファイバを効率よく測定する必要が生
じており、低損失かつ再現性に優れた多数心の光ファイ
バの切り替えを行なう切替装置の開発が進められてい
る。
【0003】1992年電子情報通信学会秋期大会「高
密度2000心切り替え接続装置の開発」(小宮他)で
発表された切替接続装置は、1個の移動側の光コネクタ
と250個の固定側の光コネクタを用いた光コネクタ切
替装置である。可動側光コネクタは、2本の位置合わせ
用のピンの間に8心のテープ心線の光ファイバが固定さ
れ、固定側光コネクタは、可動側光コネクタの位置合わ
せ用のピンに対応した位置合わせ用の孔を有し、その間
に8心のテープ心線の光ファイバが固定されたものであ
る。250個の固定側光コネクタは、縦10行、横5列
に配列された50個の光コネクタを1ユニットとして、
5ユニットが基板に取り付けられているが、光コネクタ
の配列ピッチは、縦5mm、横14mmである。移動側
光コネクタは、XYZの3軸方向にモータで移動し、2
50個中の1個の固定側光コネクタと結合することによ
って、8心単位で光を切り替えるものである。
【0004】このような従来の光コネクタ切替装置は、
固定側光コネクタが、基板に対して完全固定されている
か、あるいは、ユニット単位での増設取り外しを行なう
ことができるように構成されたものである。しかし、今
後の光通信網の発達に伴い、柔軟な網構築の自由度を増
すためには、光コネクタ単位での増設、交換が必要とな
る。
【0005】この場合に、移動側光コネクタが固定側光
コネクタとの結合位置にある状態において、固定側光コ
ネクタの取付、取り外しを行なうと移動側光コネクタを
破損する恐れがあることが問題となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、破損の恐れがあ
る位置に移動側光コネクタがある場合において、固定側
光コネクタの取付、取り外しのための移動を禁止できる
光コネクタ切替装置を実現することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、移動側光コネクタと複数の固定側
光コネクタを用いて光ファイバの接続及び切替を行なう
光コネクタ切替装置において、移動側光コネクタが固定
側光コネクタと結合位置にある状態において固定側光コ
ネクタの移動を阻止する移動阻止手段を設けたことを特
徴とするものであり、請求項2に記載の発明において
は、請求項1に記載の光コネクタ切替装置においては、
移動阻止手段が移動側光コネクタが固定側光コネクタに
結合しつつある状態においても固定側光コネクタの移動
を阻止するものであることを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載の光コネクタ切替装置において、移動
側光コネクタと同時に動く補助部材が、固定側光コネク
タを結合方向に支持固定することを特徴とするものであ
り、請求項4に記載の発明においては、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の光コネクタ切替装置において、
補助部材が固定側光コネクタ取付用アダプタまたは固定
側光コネクタ取付用プレートの固定側光コネクタ補助部
材を介して固定側光コネクタを支持固定することを特徴
とするものであり、請求項5に記載の発明においては、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光コネクタ切替
装置において、固定側光コネクタ取付用アダプタの取付
用開口に蓋を設け、移動側光コネクタが固定側光コネク
タが実装されていないポートの結合位置に移動した場合
に、そのポートの前記蓋を閉止状態に固定することを特
徴とするものである。
【0009】請求項6に記載の発明においては、請求項
1乃至4のいずれか1項に記載の光コネクタ切替装置に
おいて、固定側光コネクタの実装状態を検出する固定側
光コネクタ検出手段を設け、該固定側光コネクタ検出手
段の出力に基づいて移動側光コネクタの移動を制御する
制御手段を有することを特徴とするものであり、請求項
7に記載の発明においては、請求項6に記載の光コネク
タ切替装置において、所定の位置において固定側光コネ
クタ検出手段が固定側光コネクタを検出しない場合に、
移動側光コネクタの結合方向への移動を阻止するよう制
御する制御手段を有することを特徴とするものであり、
請求項8に記載の発明においては、請求項6に記載の光
コネクタ切替装置において、固定側光コネクタが実装さ
れていないポートにおいて移動側光コネクタが結合位置
に移動した後に固定側光コネクタ検出手段が固定側光コ
ネクタを検出しない場合に、移動側光コネクタを非結合
位置へ戻すよう制御する制御手段を有することを特徴と
するものである。
【0010】請求項9に記載の発明においては、固定側
光コネクタが移動可能に構成された固定側光コネクタ取
付用プレートに取り付けられ、移動側光コネクタを前記
固定側光コネクタに結合させて光ファイバの接続及び切
替を行なう光コネクタ切替装置において、移動側光コネ
クタが固定側光コネクタと結合状態において前記固定側
光コネクタ取付用プレートの移動を阻止する移動阻止手
段を設けたことを特徴とするものであり、請求項10に
記載の発明においては、請求項9に記載の光コネクタ切
替装置において、移動阻止手段が、移動側光コネクタが
固定側光コネクタに結合しつつある状態においても固定
側光コネクタ取付用プレートの移動を阻止するものであ
ることを特徴とするものである。
【0011】請求項11に記載の発明においては、複数
の固定側光コネクタの光コードの全部または一部を把持
固定する固定手段を有し、移動側光コネクタを前記固定
側光コネクタに結合させて光ファイバの接続及び切替を
行なう光コネクタ切替装置において、移動側光コネクタ
が固定側光コネクタと結合状態において前記固定手段の
解除を阻止する解除阻止手段を設けたことを特徴とする
ものであり、請求項12に記載の発明においては、請求
項11に記載の光コネクタ切替装置において、解除阻止
手段が、移動側光コネクタが固定側光コネクタに結合し
つつある状態においても固定手段の解除を阻止するもの
であることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1乃至4に記載の発明によれば、移動側
光コネクタが固定側光コネクタと結合位置にある状態に
おいては、固定側光コネクタの移動が阻止されるから、
移動側光コネクタが固定側光コネクタとの結合位置にあ
る状態において、あるいは、移動側光コネクタが固定側
光コネクタに結合しつつある状態においても、固定側光
コネクタの取付、取り外しを行なうことができず、移動
側光コネクタを破損する恐れがない。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、移動側光
コネクタが固定側光コネクタが実装されていないポート
の結合位置に移動した場合に、固定側光コネクタ取付用
アダプタの取付用開口の蓋が閉止状態に固定されるか
ら、固定側光コネクタを取り付けることができず、移動
側光コネクタを破損する恐れがない。
【0014】請求項6乃至8に記載の発明によれば、固
定側光コネクタが実装されていない状態においては、移
動側光コネクタが結合位置に置かれることがなく、固定
側光コネクタが実装されていないポートに、固定側光コ
ネクタを取り付ける際に、そこに移動側光コネクタが位
置されることがなく、移動側光コネクタを破損する恐れ
がない。
【0015】請求項9および10に記載の発明によれ
ば、移動側光コネクタが固定側光コネクタと結合位置に
ある状態において、あるいは、移動側光コネクタが固定
側光コネクタに結合しつつある状態においても、固定側
光コネクタ取付用プレートの移動が阻止され、移動側光
コネクタを破損する恐れがない。
【0016】請求項11および12に記載の発明におい
ては、移動側光コネクタが固定側光コネクタと結合状態
において、あるいは、移動側光コネクタが固定側光コネ
クタに結合しつつある状態においても、複数の固定側光
コネクタの光コードの全部または一部を把持固定する固
定手段の解除が阻止されるから、固定側光コネクタの取
付、取り外しを行なうことができず、移動側光コネクタ
を破損する恐れがない。
【0017】
【実施例】図8は、本発明の光コネクタ切替装置の基本
構造を説明するためのもので、図8(A)は概略構成
図、図8(B)は移動側光コネクタと固定側光コネクタ
の拡大図である。図中、1は固定側光コネクタ取付プレ
ート、2は固定側光コネクタ、3は固定側光コード、4
は移動側光コネクタ、5は移動側光コード、6は位置決
めピン、41はZ軸ベース、42はY軸ベース、43は
X軸ベース、44は位置決め穴、45は光ファイバであ
る。
【0018】固定側光コネクタ2は、固定側光コネクタ
取付プレート1の所定の位置に複数個が取り付けられて
いる。固定側光コネクタ2には、固定側光コード3が取
り付けられているが、この実施例では、8心のテープ心
線を用いた。移動側光コネクタ4にも同様の8心のテー
プ心線が移動側光コード5として取り付けられており、
接続端面には、8本の光ファイバの両側に位置決めピン
6が設けられている。この位置決めピン6に対応して、
図8(B)に示すように、固定側光コネクタ2には、位
置決め穴44が設けられ、その間に光ファイバ45が現
れている。固定側光コネクタ2の端面に移動側光コネク
タ4の端面が位置合わせされて接合し、光ファイバ同士
の光接続が達成される。
【0019】移動側光コネクタ4は、Z軸ベース41に
取り付けられ、Z軸ベース41は、Y軸ベース42に対
してZ軸方向に移動可能に支持されている。したがっ
て、Z軸ベース41は、固定側光コネクタ2に対して前
後方向に移動され、それにより移動側光コネクタ4が固
定側光コネクタ2に対して結合、または、分離が行なわ
れる。結合されるべき固定側光コネクタ2の選択は、Y
軸ベース42とX軸ベース43によって行なわれる。す
なわち、Y軸ベース42がX軸ベース43にY軸方向に
移動可能に支持され、X軸ベース43は、図示しない基
板にX軸方向に移動可能に支持されている。各ベースの
移動は、図示しないモータによって行なわれ、コンピュ
ータによって位置制御されている。
【0020】このようにして、移動側光コネクタ4が、
XYZの3軸に移動して、結合すべき固定側光コネクタ
2を選択して結合されるが、最後の位置決めは、この実
施例では、位置決めピン6と位置決め穴44よりなる位
置決め部材を基準として結合する。上述したように、移
動側光コネクタ4は、コンピュータを備えたコントロー
ルユニットによって位置が管理されているが、固定側光
コネクタ2は、個別に人手によって固定側光コネクタ取
付用プレート1から取り外すことができる。移動側光コ
ネクタ4が固定側光コネクタ2に結合した状態で、固定
側光コネクタ2を取り外すと、固定側光コネクタ2のみ
ならず、位置決め部材や移動側光コネクタ4を破損する
おそれがあるが、本発明では、後述するように、固定側
光コネクタの取り付け、取り外しを禁止する構成を採用
することによって、その破損を防止している。
【0021】図1は、本発明の光コネクタ切替装置の第
1の実施例の要部の概略図である。図中、1は固定側光
コネクタ取付プレート、2は固定側光コネクタ、3は固
定側光コード、4は移動側光コネクタ、5は移動側光コ
ード、6は位置決めピン、7は取付部材、8は爪部材、
9は押さえ板である。この実施例では、図に示すよう
に、固定側光コネクタ2には、爪部材8に係合する突起
が形成されている。図1(A)は、図8で説明したX軸
ベース,Y軸ベースによって、移動側光コネクタ4が1
つの固定側光コネクタ2に向けて選択された状態であ
る。
【0022】ついで、Z軸ベースが前進移動することに
より、図1(B)に示すように、爪部材8が固定側光コ
ネクタ2の突起に係合する。爪部材8は、突起に対する
係合、離脱を容易にするために、弾性部材で形成されて
いる。したがって、この状態では、取付部材7とともに
固定側光コネクタ2を取り外すことは可能である。
【0023】さらに、Z軸ベースが前進移動すると、図
1(C)に示すように、爪部材8の先端部近傍を押さえ
板9が押さえる。それにより、爪部材8が開くことはで
きなくなり、固定側光コネクタ2を取り外すことはでき
ない。その後、さらにZ軸ベースが前進して、移動側光
コネクタ4が固定側光コネクタ2に結合する。
【0024】このように、移動側光コネクタ4が固定側
光コネクタ2に結合しつつある状態において、爪部材8
と押さえ板9により固定側光コネクタ2の移動が阻止さ
れる。なお、移動側光コネクタ4が固定側光コネクタ2
に結合したときに、押さえ板9が爪部材8を押さえるよ
うにしてもよい。
【0025】爪部材8と押さえ板9の移動は、それぞれ
別個の駆動機構を設けてもよいが、図2に示すように、
弾性体等を用いて緩衝作用を持たせてもよい。図2中、
4は移動側光コネクタ、5は移動側光コード、6は位置
決めピン、8は爪部材、9は押さえ板、10は支持板、
11,12はバネ部材である。移動側光コネクタ4は支
持板10に固定され、爪部材8と押さえ板9は、図示し
ない適当なガイド部材とともに、それぞれバネ部材1
1,12によって、支持板10に取り付けられている。
支持板10が、上述したZ軸ベースによって前進される
と、爪部材8と押さえ板9も前進し、図1(B)で示し
たように、爪部材8が固定側光コネクタ2の突起に係合
する。この状態で、爪部材8は、適当なストッパー部材
により、移動が停止され、ついで押さえ板9が図1
(C)で示す位置に前進し、同様に適当なストッパー部
材で移動が停止される。この前進に際しては、バネ部材
11が爪部材8に対する移動を吸収する。さらに、移動
側光コネクタ4が前進するが、その前進に際して、バネ
部材11,12が、爪部材8と押さえ板9に対する移動
を吸収する。
【0026】図3は、本発明の光コネクタ切替装置の第
2の実施例の要部の概略図である。図中、1は固定側光
コネクタ取付プレート、2は固定側光コネクタ、3は固
定側光コード、4は移動側光コネクタ、5は移動側光コ
ード、6は位置決めピン、9は押さえ板、13はアダプ
タハウジング、14は爪部材、15はハウジング、16
は係合部、17はイジェクタである。この実施例は、既
存のプッシュプルコネクタを使用して、押さえ板9を付
加したものである。すなわち、プッシュプルコネクタの
構造を、固定側光コネクタ2を取り付けたハウジング1
5をアダプタハウジング13に取り付ける構造に採用し
ている。この構造は、固定側光コネクタ2を取り付けた
ハウジング15をアダプタハウジング13に挿入する
と、アダプタハウジング13の爪部材14が、ハウジン
グ15とイジェクタ17との間の係合部16に入り込む
ようにして嵌合されて取り付けられるものである。固定
側光コネクタ2を外す場合には、イジェクタ16を引い
て爪部材14の嵌合を外してハウジング15を引き抜く
構造である。
【0027】この光コネクタ切替装置の動作について説
明する。図3(A)は、固定側光コネクタ2の取付前の
状態である。ハウジング15を挿入すると、図3(B)
に示すように、固定側光コネクタ2がアダプタハウジン
グ13に取り付けられる。この状態では、イジェクタ1
7を引けば、固定側光コネクタ2をアダプタハウジング
13から取り外すことは可能である。また、図3(B)
では、移動側光コネクタ4が、図8で説明したX軸ベー
ス,Y軸ベースによって、1つの固定側光コネクタ2に
向けて選択された状態をも示している。
【0028】ついで、Z軸ベースが前進移動することに
より、図3(C)に示すように、押さえ板9が爪部材1
4の先端部近傍を押さえる。それにより、イジェクタ1
7を引いても押さえ板9が爪部材14を押さえているた
め、爪部材14とハウジング15の嵌合が外れない構造
になっており、固定側光コネクタ2を取り外すことはで
きない。その後、さらにZ軸ベースが前進して、移動側
光コネクタ4が固定側光コネクタ2に結合する。
【0029】この実施例においても、移動側光コネクタ
4が固定側光コネクタ2に結合したときに、押さえ板9
が爪部材14を押さえるようにしてもよい。
【0030】図4は、本発明の光コネクタ切替装置の第
3の実施例の要部の概略図である。図中、1は固定側光
コネクタ取付プレート、2は固定側光コネクタ、3は固
定側光コード、4は移動側光コネクタ、6は位置決めピ
ン、18は内蓋、19は外蓋である。この実施例では、
あるポートに固定側光コネクタが実装されていない場合
に、そのポートに移動側光コネクタが位置しているとき
には、固定側光コネクタの取り付けができないようにし
て、移動側光コネクタを破損から保護しようとするもの
である。
【0031】内蓋18と外蓋19は、回動自在に取り付
けられ、図示しないバネ部材によって、力が加えられな
い状態においては、図4(A)に示す閉止位置を取るよ
うに付勢されている。この状態で、固定側光コネクタが
実装されていないアダプタに移動側光コネクタ4が前進
して結合位置にあると、内蓋18は移動側光コネクタ4
に押されて点線の位置に回動する。この状態では、外蓋
19が、内蓋18によって内側に回動することができな
い。したがって、固定側光コネクタ2を取り付けること
は阻止される。移動側光コネクタ4がポートに位置され
ていない場合には、図4(B)に示すように、固定側光
コネクタ2を取り付けることができ、また、固定側光コ
ネクタが実装された場合には、内蓋18は点線で示す位
置に最初から開かれており、移動側光コネクタ4を結合
するのに支障はない。
【0032】図5は、本発明の光コネクタ切替装置の第
4の実施例の要部の概略図である。図中、1は固定側光
コネクタ取付プレート、2は固定側光コネクタ、3は固
定側光コード、4は移動側光コネクタ、6は位置決めピ
ン、20はセンサである。この実施例では、センサ20
を用いて、固定側光コネクタの実装の有無を検出するよ
うにした。センサ20は、接触型あるいは、非接触型の
いずれでもよく、移動側光コネクタ4に付随して移動す
る。コントロールユニットは、移動側光コネクタ4の結
合位置等を記憶しているから、移動側光コネクタ4が所
定の位置に移動しても、センサ20が固定側光コネクタ
2を検出しない場合には、そのポートのは固定側光コネ
クタ2が実装されていないと判断する。このセンサ20
による検出と判断は、結合位置よりも前の位置で行なう
ようにすることができる。その位置で固定側光コネクタ
2が実装されていないと判断した場合には、移動側光コ
ネクタ4のそれ以上の前進を行なわないように制御され
る。
【0033】また、結合位置において固定側光コネクタ
2の有無を判断するようにしてもよい。結合位置におい
て、固定側光コネクタ2が実装されていないと判断した
場合には、移動側光コネクタ4は、固定側光コネクタ2
が取り付けられても接触しない位置まで後退するよう制
御される。
【0034】なお、センサ20は、バネ部材等で前方に
付勢されるようにしたり、接触を検出した場合に後退移
動するようにするなど、固定側光コネクタ2との結合を
妨げない方法で設けられる。また、第3または第4の実
施例を第1または第2の実施例に付加するようにするこ
とも可能である。
【0035】図6は、本発明の光コネクタ切替装置の第
5の実施例の要部の概略図である。この実施例では、固
定側光コネクタ取付プレートが複数設けられ、各固定側
光コネクタ取付プレートには、複数の固定側光コネクタ
が取り付けられるように構成されている。また、固定側
光コネクタ取付プレートは基板に対して矢印方向に可動
に構成されている。
【0036】固定側光コネクタ取付用プレートを可動と
した理由について説明しておく。光コネクタを1つのコ
ネクタ単位で取り外しが容易となるように構成された光
コネクタは、ワンタッチて固定するためにアダプタハウ
ジング等を使用する。このため、実装面積を大きくと
り、特に、アダプタハウジングを手でつかむために、周
囲に空間が必要である。このため、実装密度を上げるた
めには、固定側光コネクタ取付用プレートを移動させ
て、固定側光コネクタを交換するための取り外し用の空
間が作れる構造が採用されている。このような構造の光
コネクタ切替装置においても、移動側光コネクタと固定
側光コネクタとの結合中に固定側光コネクタ取付プレー
トが動かされると、両方のコネクタを破損する恐れがあ
る。
【0037】図6(A)は、スライド構造の固定側光コ
ネクタ取付プレートの場合の実施例である。図中、2は
固定側光コネクタ、21は固定側光コネクタ取付プレー
ト、22,23はプレート支持基板、24は係合穴、2
5は移動部材、26は固定ピンである。固定側光コネク
タ取付プレート21は、上下に突起が設けられており、
プレート支持基板22,23の溝に嵌合して左右にスラ
イド可能に取り付けられている。下部のプレート支持基
板23には、固定側光コネクタ取付プレート21の突起
をも貫通する係合穴24がそれぞれに設けられている。
移動部材25のX軸方向の位置が選択され、図示しない
移動側光コネクタのY軸方向の位置が決定された段階
で、移動部材25が前進し、移動側光コネクタの結合と
共に、固定ピン26が選択された固定側光コネクタ2が
取り付けられた固定側光コネクタ取付プレート21に対
応する係合穴24に嵌合する。それによって、固定側光
コネクタ取付プレート21の移動が阻止される。
【0038】図6(B)は、回動構造の固定側光コネク
タ取付プレートの場合の実施例である。図中、2は固定
側光コネクタ、21は固定側光コネクタ取付プレート、
24は係合穴、25は移動部材、26は固定ピン、27
はプレート支持軸、28はプレート支持基板である。固
定側光コネクタ取付プレート21の上部は、プレート支
持軸27に回動可能に取り付けられている。下部のプレ
ート支持基板23には、固定側光コネクタ取付プレート
21の回動をロックする係止機構が設けられるのがよ
い。固定側光コネクタ取付プレート21の下部には、係
合穴24が設けられている。図6(A)で説明したと同
様に、移動部材25のX軸方向の位置が選択され、図示
しない移動側光コネクタのY軸方向の位置が決定された
段階で、移動部材25が前進し、移動側光コネクタの結
合と共に、固定ピン26が選択された固定側光コネクタ
2が取り付けられた固定側光コネクタ取付プレート21
に対応する係合穴24に嵌合する。それによって、固定
側光コネクタ取付プレート21の回動が阻止される。
【0039】なお、固定側光コネクタ取付プレートの移
動を阻止する機構としては、固定ピンと係合穴に限られ
るものではなく、適宜のロック機構を用いることができ
る。図7は、本発明の光コネクタ切替装置の第6の実施
例の要部の概略図である。図中、2は固定側光コネク
タ、3は固定側光コード、21は固定側光コネクタ取付
プレート、24は係合穴、25は移動部材、26は固定
ピン、31,32はプレート支持基板、33は保護カバ
ー、34は開口、35は保護カバー支持軸である。この
実施例では、固定側光コネクタ全体に対してのアクセス
を禁止する構造を採用した。
【0040】複数の固定側光コネクタ2を取り付けた固
定側光コネクタ取付プレート21は、プレート支持基板
31,32に取り付けられている。すべての固定側光コ
ネクタ取付プレート21の背面には、保護カバー33が
かぶされ、保護カバー支持軸35によりプレート支持基
板31に回動可能に取り付けられている。保護カバー3
3には、固定側光コード3を通すことができるスリット
状の開口34が設けられており、この開口34を利用し
て、保護カバー33が固定側光コード3をかわしながら
回動できるようにされている。しかし、この開口34か
らは、固定側光コネクタ2の取り付け、取り外しができ
ないように大きさなどが選定されている。下部のプレー
ト支持基板32には、保護カバー33の一部をも貫通す
る係合穴24が設けられている。係合穴24は、各固定
側光コネクタ取付プレート21に対応する位置に設けら
れている。図6(A)で説明したと同様に、移動部材2
5のX軸方向の位置が選択され、図示しない移動側光コ
ネクタのY軸方向の位置が決定された段階で、移動部材
25が前進し、移動側光コネクタの結合と共に、固定ピ
ン26が選択された固定側光コネクタ2が取り付けられ
た固定側光コネクタ取付プレート21に対応する係合穴
24に嵌合する。それによって、保護カバー33の回動
が阻止され、固定側光コネクタ2にアクセスすることが
禁止される。
【0041】なお、保護カバー33は、必ずしもすべて
の固定側光コネクタ取付プレート21に対して共通に1
つ設ける必要はなく、適宜に分割して、それぞれが一部
の固定側光コネクタ取付プレート21を覆うようにして
もよい。また、図6でも説明したように、ロック機構
は、適宜の機構を採用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、破損の恐れがある位置に移動側光コネクタが
ある場合において、固定側光コネクタの取付、取り外し
のための移動を禁止でき、光コネクタの破損を防止でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光コネクタ切替装置の第1の実施例の
要部の概略図である。
【図2】図1の駆動機構の説明図である。
【図3】本発明の光コネクタ切替装置の第2の実施例の
要部の概略図である。
【図4】本発明の光コネクタ切替装置の第3の実施例の
要部の概略図である。
【図5】本発明の光コネクタ切替装置の第4の実施例の
要部の概略図である。
【図6】本発明の光コネクタ切替装置の第5の実施例の
要部の概略図である。
【図7】本発明の光コネクタ切替装置の第6の実施例の
要部の概略図である。
【図8】本発明の光コネクタ切替装置の基本構造の説明
図である。
【符号の説明】
1,21 固定側光コネクタ取付プレート 2 固定側光コネクタ 3 固定側光コード 4 移動側光コネクタ 5 移動側光コード 6 位置決めピン 7 取付部材 8,14 爪部材 9 押さえ板 10 支持板 11,12 バネ部材 13 アダプタハウジング 15 ハウジング 16 係合部 17 イジェクタ 18 内蓋 19 外蓋 20 センサ 22,23,28,31,32 プレート支持基板 24 係合穴 25 移動部材 26 固定ピン 27 プレート支持軸 33 保護カバー 34 開口 35 保護カバー支持軸 42 Y軸ベース 43 X軸ベース 44 位置決め穴 45 光ファイバ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動側光コネクタと複数の固定側光コネ
    クタを用いて光ファイバの接続及び切替を行なう光コネ
    クタ切替装置において、移動側光コネクタが固定側光コ
    ネクタと結合位置にある状態において固定側光コネクタ
    の移動を阻止する移動阻止手段を設けたことを特徴とす
    る光コネクタ切替装置。
  2. 【請求項2】 移動阻止手段が、移動側光コネクタが固
    定側光コネクタに結合しつつある状態においても固定側
    光コネクタの移動を阻止するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の光コネクタ切替装置。
  3. 【請求項3】 移動側光コネクタと同時に動く補助部材
    が、固定側光コネクタを結合方向に支持固定することを
    特徴とする請求項1または2に記載の光コネクタ切替装
    置。
  4. 【請求項4】 補助部材が固定側光コネクタ取付用アダ
    プタまたは固定側光コネクタ取付用プレートの固定側光
    コネクタ補助部材を介して固定側光コネクタを支持固定
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の光コネクタ切替装置。
  5. 【請求項5】 固定側光コネクタ取付用アダプタの取付
    用開口に蓋を設け、移動側光コネクタが固定側光コネク
    タが実装されていないポートの結合位置に移動した場合
    に、そのポートの前記蓋を閉止状態に固定することを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光コネ
    クタ切替装置。
  6. 【請求項6】 固定側光コネクタの実装状態を検出する
    固定側光コネクタ検出手段を設け、該固定側光コネクタ
    検出手段の出力に基づいて移動側光コネクタの移動を制
    御する制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれか1項に記載の光コネクタ切替装置。
  7. 【請求項7】 所定の位置において固定側光コネクタ検
    出手段が固定側光コネクタを検出しない場合に、移動側
    光コネクタの結合方向への移動を阻止するよう制御する
    制御手段を有することを特徴とする請求項6に記載の光
    コネクタ切替装置。
  8. 【請求項8】 固定側光コネクタが実装されていないポ
    ートにおいて移動側光コネクタが結合位置に移動した後
    に固定側光コネクタ検出手段が固定側光コネクタを検出
    しない場合に、移動側光コネクタを非結合位置へ戻すよ
    う制御する制御手段を有することを特徴とする請求項6
    に記載の光コネクタ切替装置。
  9. 【請求項9】 固定側光コネクタが移動可能に構成され
    た固定側光コネクタ取付用プレートに取り付けられ、移
    動側光コネクタを前記固定側光コネクタに結合させて光
    ファイバの接続及び切替を行なう光コネクタ切替装置に
    おいて、移動側光コネクタが固定側光コネクタと結合状
    態において前記固定側光コネクタ取付用プレートの移動
    を阻止する移動阻止手段を設けたことを特徴とする光コ
    ネクタ切替装置。
  10. 【請求項10】 移動阻止手段が、移動側光コネクタが
    固定側光コネクタに結合しつつある状態においても固定
    側光コネクタ取付用プレートの移動を阻止するものであ
    ることを特徴とする請求項9に記載の光コネクタ切替装
    置。
  11. 【請求項11】 複数の固定側光コネクタの光コードの
    全部または一部を把持固定する固定手段を有し、移動側
    光コネクタを前記固定側光コネクタに結合させて光ファ
    イバの接続及び切替を行なう光コネクタ切替装置におい
    て、移動側光コネクタが固定側光コネクタと結合状態に
    おいて前記固定手段の解除を阻止する解除阻止手段を設
    けたことを特徴とする光コネクタ切替装置。
  12. 【請求項12】 解除阻止手段が、移動側光コネクタが
    固定側光コネクタに結合しつつある状態においても固定
    手段の解除を阻止するものであることを特徴とする請求
    項11に記載の光コネクタ切替装置。
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WO2004097481A1 (ja) * 2003-04-30 2004-11-11 Fujikura Ltd. 光トランシーバおよび光コネクタ
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