JPH06317456A - 組合せ計量装置用の洗浄装置 - Google Patents

組合せ計量装置用の洗浄装置

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JPH06317456A
JPH06317456A JP6567894A JP6567894A JPH06317456A JP H06317456 A JPH06317456 A JP H06317456A JP 6567894 A JP6567894 A JP 6567894A JP 6567894 A JP6567894 A JP 6567894A JP H06317456 A JPH06317456 A JP H06317456A
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Nobuo Koyama
信夫 小山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計量ホッパで得られた計量値を組合せて被計
量物を一まとめにすることで目標重量を得る組合せ計量
装置において、組合せ計量装置を設置したまま洗浄を行
うとともに、周囲に洗浄液などが飛散するのを防止す
る。 【構成】 組合せ計量装置1の四方および上方を覆う洗
浄容器20を設け、この洗浄容器20内に洗浄用ノズル
25を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数の供給トラフお
よび計量ホッパを備えた組合せ計量装置を洗浄する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】組合せ計量装置は、菓子や果物、野菜の
ような個々の重量にばらつきのある被計量物を複数個集
めて目標重量とするものである(たとえば、特開昭63
−30725号公報参照)。この種の組合せ計量装置の
一例を図7に示す。
【0003】図7において、搬送コンベア12は、被計
量物を分散フィーダ2の中央へ落下させる。分散フィー
ダ2の周縁には、多数の供給トラフ3が設けられてい
る。分散フィーダ2は加振装置2aの駆動により、各供
給トラフ3は加振装置3aの駆動により振動すること
で、分散フィーダ2上の被計量物を、多数のプールホッ
パ4に送出する。各プールホッパ4には、ゲート5が設
けられており、また、その下方に計量ホッパ6が設けら
れている。各計量ホッパ6には、ホッパ重量計量器7お
よびゲート8が設けられている。ゲート8の下方には大
きな集合排出シュート9が設けられており、計量ホッパ
6で得られた被計量物の重量を組み合わせることで、被
計量物を一まとめにして目標重量とする。なお、図8の
ように、ゲート5,8は、進退するホッパ開閉具10が
開閉用リンク11の端部11aを押圧することにより、
開閉する。
【0004】図7において、この種の組合せ計量装置1
では、被計量物である食品の種類が変わると、それに伴
って、食品が接触する供給トラフ3やホッパ4,6の内
面を洗浄する必要がある。そのため、従来は、これらの
供給トラフ3やホッパ4,6を、組合せ計量装置から取
り外し、洗浄器内に搬入して洗浄している。しかし、上
記ホッパ4,6などは、数が多いので、ホッパ4,6な
どの取外し、取付けが面倒で、かつ、組合せ計量装置の
稼動率も低下する。
【0005】そこで、ホッパ4,6などを取り外さず
に、組合せ計量装置が設置されている状態で、これを丸
洗いする洗浄装置が提案されている(たとえば特開平2
−161324号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先行技術
は、組合せ計量装置の周囲を旋回する回転アームに洗浄
用ノズルを設け、この洗浄用ノズルから組合せ計量装置
に向って洗浄液や温水を噴出するものであり、噴出され
た洗浄液や温水が周囲に飛散し、そのため、不衛生なう
え、組合せ計量装置の下方の包装機などが汚れることが
ある。この発明は上記従来の問題に鑑みてなされたもの
で、その主な目的は、組合せ計量装置を丸洗いする洗浄
装置において、下方の包装機と隔離させた状態で洗浄用
液などが飛散するのを防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、組合せ計量装置の四方および上方を覆
うことで洗浄室を形成するとともに、上記洗浄室内に洗
浄用ノズルを設けている。上記洗浄室の上部には、被計
量物が通過する、または洗浄室内の蒸気を逃がす開口を
設けるのが好ましい。また、組合せ選択した被計量物を
落下させる集合排出シュートの下方には、この集合排出
シュートからの被計量物が供給される被供給具と、上記
集合排出シュートからの洗浄用水を排水する排水受けと
が、水平方向に移動自在に支持されているのが好まし
い。また、集合排出シュートを通って蒸気を上記洗浄室
内に導入する蒸気ノズルを設けるのが好ましい。さら
に、上記洗浄室を形成する洗浄容器を昇降させて、組合
せ計量装置の運転モードではこの計量装置よりも上方の
上昇位置にて待機させ、洗浄モードでは組合せ計量装置
を覆う下降位置に設置する昇降装置を備えているのが好
ましい。また、上記昇降装置は、組合せ計量装置の上方
に配置された走行レールに水平方向に走行自在に支持さ
れているのが好ましい。
【0008】
【作用】この発明によれば、組合せ計量装置の四方およ
び上方を覆う洗浄室を形成したので、洗浄用ノズルから
噴出された洗浄液が周囲に飛散しない。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1〜図3は、この発明の第1実施例を示
す。図1において、組合せ計量装置1は、架台13の上
に設置されている。この架台13の下には、包装機14
が配設されている。
【0010】組合せ計量装置1のベース15上には、洗
浄容器20が立設されている。この洗浄容器20は、組
合せ計量装置1の四方および上方を覆うことで洗浄室2
1を形成している。上記洗浄容器20は、ベース15上
に立設された4本の支柱22と、この支柱22に開閉自
在に取り付けられた図2の開閉扉23と、上方の天板2
4などを備えている。なお、開閉扉23には、透明な覗
窓23aが設けられている。
【0011】上記天板24には、つまり、洗浄室21の
上部には、被計量物が通過する開口24aが設けられて
いる。この開口24aは、分散フィーダ2(図1)の真
上に位置しており、天板24の上に設けた閉塞板27に
より開閉される。なお、この閉塞板27は、回動自在に
天板24に取り付けられており、エアシリンダ28によ
って駆動される。
【0012】上記洗浄室21内の上部には、たとえば、
複数の洗浄用ノズル25が設けられている。この洗浄用
ノズル25は、図示しない洗浄用タンクおよび温水タン
クに、配管および切替弁を介して連通しており、流体の
噴出圧力で回転しながら、図1の分散フィーダ2,供給
トラフ3,ホッパ4,6などに洗浄液および温水を交互
に散布ないし噴射する。なお、洗浄液としては、発泡し
た泡状の洗浄液を散布するのが好ましい。
【0013】つぎに、排水装置30について説明する。
上記組合せ計量装置1のベース15には、その周囲に溝
からなる樋36が形成されている。なお、樋36は、図
示しない排水管または集合排出シュート9に連通してい
る。
【0014】上記集合排出シュート9の下方には、被供
給具29と排水受け31とが、支持具32によって水平
方向に移動自在に設けられている。被供給具29は、組
合せ計量を行う運転モードにおいて、この図に示す位置
から左側へ移動されて、集合排出シュート9から供給さ
れた被計量物を下方の包装機14に導出する。一方、排
水受け31は、組合せ計量装置1の洗浄を行う洗浄モー
ドにおいて、この図に示す位置に移動されて、集合排出
シュート9からの洗浄液や温水などの洗浄用水を、伸縮
自在な排水管33に排出する。
【0015】上記支持具32は、包装機14の本体から
上方に突出した支軸(図示せず)に装着された図3の中
空の回動軸32aを有している。この回動軸32aに
は、水平方向にアーム32bが突設されており、ステー
32cを介して、上記排水受け31および被供給具29
が取り付けられている。したがって、オペレータは、被
供給具29および排水受け31を回動軸32aのまわり
に若干回転させることで、被供給具29または排水受け
31の一方を、図1の集合排出シュート9の下方の開口
に合致させることができる。
【0016】上記排水受け31内には、その側方から蒸
気ノズル35が挿入されている。この蒸気ノズル35
は、この図の状態において、蒸気を噴出し、噴出した蒸
気を集合排出シュート9から洗浄室21に導入するもの
である。
【0017】組合せ計量装置1は、図示しない制御装置
を有している。この制御装置は、図8のホッパ開閉具1
0の突出位置を制御することで、ホッパ4,6の開度
を、二点鎖線で示す全開位置と、実線で示す全閉位置
と、これらの間の中間開度位置のいずれかの位置に設定
する。また、上記制御装置は、図1の加振装置2a,3
aを制御して、分散フィーダ2,供給トラフ3を振動さ
せる。なお、駆動部分は、必要に応じて防水構造にして
おく。
【0018】つぎに、上記構成の動作を説明する。洗浄
は、以下の予洗工程、洗浄液散布工程、放置工程、リン
ス工程、殺菌工程および乾燥工程を経て、一回の洗浄が
終了する。洗浄の必要が生じたら、まず、オペレータ
は、図3の被供給具29および排水受け31を若干回動
させて、図1のように、集合排出シュート9の下方に排
水受け31をセットする。つづいて、図示しない上記制
御装置が、ホッパ4,6を図8の二点鎖線で示す全開状
態よりも小さな中間開度に設定するとともに、図2のエ
アシリンダ28を作動させて、閉塞板27により開口2
4aを閉塞する。
【0019】この後、図1の洗浄用ノズル25から温水
を散布して分散フィーダ2,供給トラフ3およびホッパ
4,6などの予洗を行う。つづいて、図示しない切替弁
を切り替えることで、洗浄用ノズル25から発泡した発
泡洗浄液を下方に散布する。発泡洗浄液は、分散フィー
ダ2,供給トラフ3,ホッパ4,6などの内面に直接付
着するとともに、次第に下方に垂れて、各ホッパ4,6
や集合排出シュート9の内面に付着する。発泡洗浄液が
ホッパ4,6などの内面に十分に付着した後、発泡洗浄
液の散布を停止し、一定時間放置する。この際、発泡洗
浄液の界面活性効果によって、ホッパ4,6などの内面
の汚れが除去される。
【0020】上記放置工程の後、再び、洗浄用ノズル2
5から温水を散布する。これにより、ホッパ4,6など
の表面に付着している発泡洗浄液は、洗い落とされると
ともに、集合排出シュート9および排水受け31から排
水管33に排出され、あるいは、樋36から排出され
る。
【0021】上記リンス工程の後に、蒸気ノズル35か
ら蒸気を噴出する。噴出された蒸気は、集合排出シュー
ト9を通って洗浄室21に充満する。これにより、洗浄
室21内を所定の高温に一定時間保持することで、殺菌
を行う。この殺菌工程の後、図示しないファンから洗浄
室21内へ温風を吹き出して、ホッパ4,6などを乾燥
させる。この時、エアーシリンダ28を作動させて、閉
塞板27により開口24aを開放し、洗浄室21内の蒸
気を外へ逃がす。なお、ホッパ4,6などが乾燥した
後、オペレータは、被供給具29および排水受け31を
若干回動させて、集合排出シュート9の下方に被供給具
29をセットして、通常の運転モードに備える。
【0022】上記構成において、この洗浄装置は、組合
せ計量装置1の四方および上方を覆う洗浄容器20を設
けたので、洗浄室21から温水や洗浄液が周囲や下方の
架台13に飛散しない。したがって、包装機14や架台
13が汚れるおそれがない。また、周囲に温水や洗浄液
が飛散しないので、食品を扱う工場内の作業環境を汚染
せず、不衛生になるおそれもない。
【0023】ところで、この実施例では、洗浄室21の
上部に開口24aを設けている。したがって、運転モー
ドにおいては、被計量物を、搬送コンベア12から開口
24aを通過させ、分散フィーダ2に供給することがで
きる。また、乾燥工程においては、洗浄室21内の蒸気
を開口24aから逃がして乾燥を促進させることで、洗
浄モード全体の所要時間が短縮され、その結果、組合せ
計量装置1の稼動率が向上する。
【0024】一方、図2の閉塞板27を設けて、開口2
4aを開閉自在にしたので、殺菌工程においては、蒸気
が洗浄室21から外へ逃げるのを防止し得る。したがっ
て、洗浄室21内を容易に所定の高温にすることができ
る。
【0025】また、図1の集合排出シュート9の下方か
ら蒸気を導入するので、集合排出シュート9を通った蒸
気の一部は、計量ホッパ6,プールホッパ4の中を通っ
て上方に昇る。そのため、殺菌の必要な部分である集合
排出シュート9およびホッパ4,6の内面に、高温の蒸
気が接触するから、殺菌効果が向上して、洗浄モード全
体の所要時間が短縮され、その結果、組合せ計量装置1
の稼動率が向上する。
【0026】また、排水受け31および被供給具29を
水平方向に移動自在に支持しているので、モードを切り
替える際に、排水受け31と被供給具29の入れ替えが
容易かつ迅速になる。なお、上記実施例では、排水受け
31および被供給具29を一体に支持したが、必ずし
も、一体に支持する必要はなく、排水受け31および被
供給具29を個別に支持してもよい。また、支持具32
にアクチュエータを連結して、運転モードでは被供給具
29が、洗浄モードでは排水受け31が、集合排出シュ
ート9の直下に位置するように、前述した図示しない制
御装置により自動的に入れ替えることもできる。
【0027】また、この実施例では、ホッパ4,6のゲ
ート5,8(図8)を中間開度に設定して、ホッパ4,
6の洗浄を行うので、ホッパ4,6の内面に洗浄液が最
も付着し易い状態や、プールホッパ4から垂れた洗浄液
が下方の計量ホッパ6の内面に案内されるように設定す
ることができる。
【0028】また、洗浄モードにおいては、分散フィー
ダ2や供給トラフ3を振動させるので、これらの洗浄効
果も向上する。なお、洗浄モードにおいて、図8のホッ
パ4,6のゲート5,8を開いたままで、ゲート5,8
を若干振動させれば、ゲート5,8などの洗浄や水切り
乾燥を促進することができる。
【0029】図4〜図6は、第2実施例〜第4実施例の
要部を示す。これらの実施例は、前述の第1実施例と基
本的には同様な構成を有しており、したがって、同一部
分または相当部分については同一符号を付し、相違する
部分について説明する。
【0030】図4の第2実施例において、洗浄室21の
上部には、多数の洗浄用ノズル25を備えたノズル支持
パイプ40が設けられている。このノズル支持パイプ4
0は、両端の走行駆動装置41によって水平方向に移動
する。上記ノズル支持パイプ40内には、図示しないゴ
ムホースが連通しており、このゴムホースからノズル支
持パイプ40を介して、洗浄用ノズル25に洗浄液また
は温水が導入される。なお、この場合、洗浄用ノズル2
5は、下方に円錐状に洗浄液または温水を散布するもの
を使用できる。
【0031】また、図5の第3実施例のように、洗浄用
ノズル25が流体の噴出圧力で水平面内において、旋回
する構造として、洗浄用ノズル25の数を減らしてもよ
い。さらに、洗浄用ノズル25をノズル支持パイプ40
の中央に1つだけ設け、分散フィーダ2(図1)の真上
で、洗浄用ノズル25が旋回しながら洗浄液などを散布
することとしてもよい。
【0032】図6(a)の第4実施例において、洗浄容
器20は、ベース15上に立設された4本の支柱22
と、これらの支柱22の上部に架設された梁(図示せ
ず)と、組合せ計量装置1の四方および上方を覆うビニ
ールシート50とを備えている。ビニールシート50の
下端部は、図6(b)のように、集合排出シュート9の
内側に挿入されている。したがって、上方の洗浄用ノズ
ル25から散布された温水または洗浄液は、一部を除
き、集合排出シュート9に導かれる。
【0033】なお、上記各実施例では、洗浄用ノズル2
5を洗浄室21の上部にのみ設けたが、洗浄用ノズル2
5は、必要に応じて、洗浄室21の支柱22や側壁に適
宜なアームを介して取り付けてもよい。また、洗浄用ノ
ズル25は、固定式のものを多数設けてもよいし、さら
には、洗浄液または温水を散布するノズルを別々に設け
てもよい。
【0034】図9は、第5実施例の要部を示す。この実
施例は、洗浄容器20を昇降自在としたものである。
【0035】図9において、洗浄容器20は、その上部
に取り付けられたアンカー51、アンカー51に係止さ
れたワイヤー52、およびすべてのワイヤーが係止され
た吊下げ具61を介して、昇降装置53により垂直方向
に移動自在に吊り下げられている。昇降装置53は、た
とえば上記吊下げ具61に係止されたワイヤー71を巻
き上げる巻上機62からなり、ブラケット63により組
合せ計量装置1の上方の天井64に設置されている。上
記巻上機62はモータのような駆動手段を備えている。
洗浄容器20内の洗浄ノズル25は、図示しない洗浄用
タンクおよび温水タンクに、配管54および図示しない
切替弁を介して連通している。この配管54は、ブラケ
ット65によって天井64に設置されたドラム66に巻
き取り自在に巻き付けられている。上記ドラム66はモ
ータのような駆動手段を備えている。
【0036】分散フィーダ2の上方には、移動式の搬送
コンベア55が、モータ動力で水平移動する台車56の
ような移動装置に支持されて水平方向に移動自在に設け
られている。移動式の搬送コンベア55の上方には、移
動式の搬送コンベア55に被計量物を搬送する固定式の
搬送コンベア57が設置されている。
【0037】ところで、第1実施例で前述したように、
ホッパ4,6の開閉具10(図8)と、分散フィーダ
2,供給トラフ3の加振装置2a,3aと、開口24a
を開閉させるエアシリンダ28(図2)と、被供給具2
9(図1)および排水受け31(図1)を支持する支持
具32(図1)に連結されたアクチュエータとは制御装
置67で制御される。
【0038】この実施例では、上記制御装置67で制御
されるもの、配管54に連通する図示しない切替弁、蒸
気ノズル35(図1)に連通する図示しない開閉弁、乾
燥工程で洗浄室21内に温風を吹き出す図示しないファ
ン、台車56のモータ、巻上機62のモータおよびドラ
ム66のモータを、統括して制御する洗浄モード制御手
段68が制御装置67内に設置されている。
【0039】また、組合せ計量装置1の計量動作を統括
して制御する運転モード制御手段69が制御装置67内
に設置されている。この制御装置67は、さらに、運転
モードと洗浄モードを自動的に切り替えるモード切替手
段70を有している。このモード切替手段70は、たと
えば、組合せ計量装置1の運転時間をタイマーあるいは
処理回数によって監視し、その運転時間あるいは処理回
数があらかじめ設定された値に達すると、組合せ計量装
置1に対する被計量物の供給をストップさせて、組合せ
計量装置1内に滞留している被計量物を機外に排出し、
それから、運転モード制御手段69を停止させて洗浄モ
ード制御手段68を作動させる。
【0040】つぎに、第5実施例の動作を説明する。組
合せ計量装置1の運転時間が、たとえば、あらかじめ設
定された時間あるいは設定処理数に達すると、モード切
替手段70が作動して、滞留している被計量物がすべて
機外に排出され、それから、運転モード制御手段69に
より制御される運転モードから、洗浄モード制御手段6
8により制御される洗浄モードに自動的に切り替わる。
ここで、洗浄モード制御手段68により、まず、台車5
6の駆動が制御され、移動式の搬送コンベア55が、図
に示す位置から右側へ退避させられる。つづいて、昇降
装置53の巻上機62の駆動が制御され、洗浄容器20
が、実線で示す位置から、一点鎖線で示す位置まで、す
なわち、組合せ計量装置1を覆ってベース15に載る下
降位置まで降ろされる。この時同時にドラム66の駆動
が制御され、配管54が繰り出される。これより後の、
予洗工程から乾燥工程までは、洗浄モード制御手段68
により自動的に、第1実施例における動作と同様に行わ
れる。
【0041】洗浄が終了したら、洗浄モード制御手段6
8により、昇降装置53の駆動が制御され、洗浄容器2
0が、実線で示す位置まで、すなわち、洗浄容器20の
下端が組合せ計量装置1の上方で、さらに移動式の搬送
コンベア55より高くなる上昇位置まで、上昇させられ
る。この時同時にドラム66の駆動が制御され、配管5
4が巻き取られる。つづいて、台車56の駆動が制御さ
れ、移動式の搬送コンベア55が、図に示す位置まで、
すなわち、分散フィーダ2の真上に達する位置まで戻さ
れ、通常の運転モードに備える。
【0042】なお、運転モードから洗浄モードへの切り
替えは、タイマーあるいは処理回数により計測される組
合せ計量装置1の運転時間あるいは処理回数があらかじ
め設定された値に達してモード切替手段70によって自
動的に行われるだけでなく、運転時間とは無関係に任意
の時刻にあるいは被計量物の種類を変更した時に自動的
に切り替わるようにモード切替手段70を設定してもよ
いし、オペレータが任意の時に制御装置67を操作して
行ってもよい。また、この実施例では、運転モードにお
いて洗浄容器20を組合せ計量装置1の上方の上昇位置
にて待機させるので、洗浄容器20に第1実施例におけ
る開閉扉23(図2)は設けなくてもよく、固定された
側壁としてもよい。また、第1実施例における透明な覗
窓23a(図2)は、洗浄モードにおける監視作業のた
めに設けてもよい。
【0043】この実施例では、運転モードにおいて、洗
浄容器20を昇降装置53により組合せ計量装置1の上
方の上昇位置にて待機させるので、組合せ計量装置1の
メンテナンス作業や被計量物の監視作業において、洗浄
容器20がそれら作業の障害となることがない。
【0044】図10は、第6実施例の要部を示す。この
実施例は、複数の組合せ計量装置1に対応したもので、
洗浄容器20を水平移動可能に設定している。
【0045】図10において、昇降装置53,ドラム6
6の各ブラケット63,65は、天井64に設置された
走行レール58に載った走行台59に連結されている。
この走行台59はモータのような走行駆動手段を備えて
いる。固定式の搬送コンベア57、移動式の搬送コンベ
ア55、台車56および組合せ計量装置1から下の部分
については、第5実施例と同じものが複数設けられてお
り、ここではこれをNo.1、No.2として示す。制
御装置67内の運転モード制御手段69、洗浄モード制
御手段68およびモード切替手段70は、No.1、N
o.2について独立した制御が可能になっており、洗浄
モード制御手段68については、さらに、走行台59の
モータをも制御可能なように設定されている。
【0046】つぎに、第6実施例の動作を説明する。図
10において、No.1の組合せ計量装置1を洗浄する
場合は、第5実施例と同じ動作である。制御装置67が
内蔵するモード切替手段70により、No.2の組合せ
計量装置1が、運転モード制御手段69により制御され
る運転モードから、洗浄モード制御手段68により制御
される洗浄モードに自動的に切り替えられると、洗浄モ
ード制御手段68により、走行台59の駆動が制御さ
れ、洗浄容器20が配管54や昇降装置53とともに、
二点鎖線で示す上昇位置まで、すなわち、No.2の組
合せ計量装置1の上方まで移動される。つづいて、昇降
装置53の巻上機62およびドラム66の駆動が制御さ
れて、洗浄容器20が組合せ計量装置1を覆う下降位置
まで降ろされる。
【0047】No.2の組合せ計量装置1の洗浄終了後
に、モード切替手段70により、No.1の組合せ計量
装置1が、運転モード制御手段69により制御される運
転モードから、洗浄モード制御手段68により制御され
る洗浄モードに自動的に切り替えられると、まず、洗浄
モード制御手段68により、走行台59の駆動が制御さ
れ、洗浄容器20が配管54や昇降装置53とともに、
実線で示す上昇位置まで、すなわち、No.1の組合せ
計量装置1の上方まで移動される。つづいて、昇降装置
53の巻上機62およびドラム66の駆動が制御され
て、洗浄容器20が組合せ計量装置1を覆う下降位置ま
で降ろされる。なお、No.1、No.2のそれぞれに
おいて、運転モードから洗浄モードへの切り替えは、タ
イマーあるいは処理回数により計測される組合せ計量装
置1の運転時間あるいは処理回数があらかじめ設定され
た値に達してモード切替手段70によって自動的に行わ
れるだけでなく、運転時間とは無関係に任意の時刻にあ
るいは被計量物の種類を切り替えた時に自動的に切り替
わるようにモード切替手段70を設定してもよいし、オ
ペレータが任意の時に制御装置67を操作して行っても
よい。
【0048】洗浄すべき組合せ計量装置1が3台以上あ
るときも、この実施例と同様の構成および動作とするこ
とができる。
【0049】この実施例では、洗浄容器20を、上昇位
置にて走行台59により水平方向に移動させるので、走
行台59の載っている走行レール58の直下にある複数
の組合せ計量装置1を、1台の洗浄容器20で洗浄する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項の発明
は、組合せ計量装置の四方および上方を覆ったので、温
水や洗浄液が周囲に飛散しない。したがって、食品を扱
う工場内の作業環境を汚染せず、不衛生になるおそれが
なく、また、包装機などの他の装置を汚すおそれもな
い。
【0051】また、請求項2の発明では、洗浄室の上部
に開口を設けたので、運転モードにおいては、搬送コン
ベアなどから分散フィーダに被計量物を容易に供給する
ことができる。しかも、洗浄モード中の乾燥工程におい
ては、洗浄室内の蒸気を開口から逃がして乾燥を促進さ
せることができる。
【0052】一方、請求項3の発明では、被計量物が供
給される被供給具と排水受けとが、水平方向に移動自在
に支持されているから、運転モードと洗浄モードの切り
替えが容易になる。
【0053】請求項4の発明では、集合排出シュートを
通って蒸気を洗浄室に導入するので、集合排出シュート
を通った蒸気の一部が計量ホッパの中を通って上方に昇
る。そのため、殺菌の必要な部分である集合排出シュー
トやホッパの内面を、高温の蒸気で十分加熱することが
できるから、殺菌効果が向上する。
【0054】請求項5の発明では、運転モードにおい
て、洗浄容器を昇降装置により組合せ計量装置の上方の
上昇位置にて待機させるので、組合せ計量装置のメンテ
ナンス作業や被計量物の監視作業において、洗浄容器が
それら作業の障害となることがない。
【0055】請求項6の発明では、洗浄容器を、上昇位
置にて走行台により水平方向に移動させるので、走行台
の載っている走行レールの直下にある複数の組合せ計量
装置を、1台の洗浄容器で洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すもので、組合せ計
量装置用の洗浄装置の一部を断面で示す概略側面図であ
る。
【図2】同概略斜視図である。
【図3】排水受けなどの支持装置を示す概略斜視図であ
る。
【図4】第2実施例の要部を示す一部を破断した概略斜
視図である。
【図5】第3実施例の要部を示す一部を破断した概略斜
視図である。
【図6】(a)は第4実施例の要部を示す概略斜視図、
(b)は同概略断面図である。
【図7】一般的な組合せ計量装置の概略側面図である。
【図8】一般的な計量ホッパの構造を示す概略側面図で
ある。
【図9】第5実施例の要部を示す概略側面図である。
【図10】第6実施例の要部を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1…組合せ計量装置、2…分散フィーダ、3…供給トラ
フ、6…計量ホッパ、9…集合排出シュート、20…洗
浄容器、21…洗浄室、24a…開口、25…洗浄用ノ
ズル、29…被供給具、31…排水受け、35…蒸気ノ
ズル、53…昇降装置、58…走行レール。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散フィーダ上の被計量物を多数の供給
    トラフを介して計量ホッパに供給し、この計量ホッパで
    得られた計量値を組合せる組合せ計量装置において、 組合せ計量装置の四方および上方を覆うことで洗浄室を
    形成するとともに、上記洗浄室内に洗浄用ノズルを設け
    たことを特徴とする組合せ計量装置用の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記洗浄室の上部に
    は、被計量物が通過する開口が設けられている組合せ計
    量装置用の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、組合せ選択した被計
    量物を落下させる集合排出シュートの下方には、この集
    合排出シュートからの被計量物が供給される被供給具
    と、上記集合排出シュートからの洗浄用水を排水する排
    水受けとが、水平方向に移動自在に支持されている組合
    せ計量装置用の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、組合せ選択した被計
    量物を落下させる集合排出シュートを通って蒸気を上記
    洗浄室内に導入する蒸気ノズルが設けられている組合せ
    計量装置用の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、さらに、上記洗浄室
    を形成する洗浄容器を昇降させて、組合せ計量装置の運
    転モードではこの計量装置よりも上方の上昇位置にて待
    機させ、洗浄モードでは組合せ計量装置を覆う下降位置
    に設置する昇降装置を備えている組合せ計量装置用の洗
    浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、上記昇降装置は、組
    合せ計量装置の上方に配置された走行レールに水平方向
    に走行自在に支持されている組合せ計量装置用の洗浄装
    置。
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