JPH0631716B2 - フイン付熱交換器 - Google Patents
フイン付熱交換器Info
- Publication number
- JPH0631716B2 JPH0631716B2 JP9833585A JP9833585A JPH0631716B2 JP H0631716 B2 JPH0631716 B2 JP H0631716B2 JP 9833585 A JP9833585 A JP 9833585A JP 9833585 A JP9833585 A JP 9833585A JP H0631716 B2 JPH0631716 B2 JP H0631716B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- fin
- heat exchanger
- fins
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気を熱源としたヒートポンプ式空気調和機等
の室外用フィン付熱交換器に関するものである。
の室外用フィン付熱交換器に関するものである。
従来の技術 空気を熱源とするヒートポンプ式空気調和機等の暖房運
転において、室外用フィン付熱交換器は蒸発器として機
能し、周囲空気温度が低下すると蒸発温度が０℃以下に
なり空気中の水蒸気が霜として付着し霜層を形成する。
転において、室外用フィン付熱交換器は蒸発器として機
能し、周囲空気温度が低下すると蒸発温度が０℃以下に
なり空気中の水蒸気が霜として付着し霜層を形成する。
従来の室外用フィン付熱交換器は、第５図に示すよう
に、内部を冷媒が流動する管群１とこの管群１に一定間
隔で取付けられその間を空気が矢印２方向に流動する平
板のフィン群３から構成されている。
に、内部を冷媒が流動する管群１とこの管群１に一定間
隔で取付けられその間を空気が矢印２方向に流動する平
板のフィン群３から構成されている。
発明が解決しようとする問題点 着霜量に関係する周囲空気と熱交換器伝熱面温度に相当
する飽和湿り空気の絶対湿度差が最も大きいのはフィン
群３の空気流入側端部である。
する飽和湿り空気の絶対湿度差が最も大きいのはフィン
群３の空気流入側端部である。
したがって、上記のような構造のフィン付熱交換器で
は、フィン群３の空気流入端部に霜層４がより多く形成
され短時間でフィン間が閉塞されるので、この霜層４に
よる通過風量の減少と断熱作用により熱交換量が短時間
で著しく低下するという問題点があった。
は、フィン群３の空気流入端部に霜層４がより多く形成
され短時間でフィン間が閉塞されるので、この霜層４に
よる通過風量の減少と断熱作用により熱交換量が短時間
で著しく低下するという問題点があった。
本発明は、前記従来の欠点を解消し、着霜時の運転時間
の向上を可能とする熱交換器を提供するものである。
の向上を可能とする熱交換器を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明のフィン付熱交換器は、内部を冷媒が流動する管
群と、前記管群に挿入されその間を空気が流動するフィ
ン群とを有し、前記フィン群のフィン空気流入側端部も
しくはフィン空気流入側端部の空気流上流側近傍に前記
フィン空気流入側端部と平行に空気流に対する障害部材
を配設したものである。
群と、前記管群に挿入されその間を空気が流動するフィ
ン群とを有し、前記フィン群のフィン空気流入側端部も
しくはフィン空気流入側端部の空気流上流側近傍に前記
フィン空気流入側端部と平行に空気流に対する障害部材
を配設したものである。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。
上記構成によれば、フィン空気流入側端部が障害部材に
より覆われるかあるいは障害部材による止水域にはいる
ことになる。そのため、最も霜が付着しやすいフィン空
気流入端部に新鮮な流入空気が直接接触しないでフィン
間に流入することになるので、フィン群の空気流入端部
により多くの霜層が形成されてフィン間が閉塞されると
いうことはない。すなわち、フィン群の空気流入端部を
除くフィン全面にわたって、従来よりも霜が均一化され
て付着することになる。
より覆われるかあるいは障害部材による止水域にはいる
ことになる。そのため、最も霜が付着しやすいフィン空
気流入端部に新鮮な流入空気が直接接触しないでフィン
間に流入することになるので、フィン群の空気流入端部
により多くの霜層が形成されてフィン間が閉塞されると
いうことはない。すなわち、フィン群の空気流入端部を
除くフィン全面にわたって、従来よりも霜が均一化され
て付着することになる。
以上のことから、着霜現象が生じる条件下でも、伝熱性
能を低下させることなく、連続運転時間の大幅な向上が
可能となり、その結果除霜回数も減少する。
能を低下させることなく、連続運転時間の大幅な向上が
可能となり、その結果除霜回数も減少する。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図は本発明の一実施例によるフィン付熱交換器
の斜視図、第２図は第１図のフィン付熱交換器の側面図
である。５は水平に設置され内部を冷媒が流動する管群
である。６は管群５に垂直に一定間隔で挿入されたフィ
ン群であり、その間を送風機（図示せず）により生じた
気流が矢印７方向に流動する。フィン群６の各フィン空
気流入側端部は、その端面に沿ってフィン材の熱伝導率
よりも著しく低い熱伝導率を有する楕円柱型の空気流に
対する障害部材８（例えば、合成樹脂、セラミック等の
材質で製作する。）で覆われている。さらに、障害部材
８の外表面には粗面加工を施している。冷媒は管群５と
フィン群６を介して空気と熱交換を行う。
る。第１図は本発明の一実施例によるフィン付熱交換器
の斜視図、第２図は第１図のフィン付熱交換器の側面図
である。５は水平に設置され内部を冷媒が流動する管群
である。６は管群５に垂直に一定間隔で挿入されたフィ
ン群であり、その間を送風機（図示せず）により生じた
気流が矢印７方向に流動する。フィン群６の各フィン空
気流入側端部は、その端面に沿ってフィン材の熱伝導率
よりも著しく低い熱伝導率を有する楕円柱型の空気流に
対する障害部材８（例えば、合成樹脂、セラミック等の
材質で製作する。）で覆われている。さらに、障害部材
８の外表面には粗面加工を施している。冷媒は管群５と
フィン群６を介して空気と熱交換を行う。
次に、本実施例の構成における作用を説明する。
本実施例によれば、フィン群６の空気流入端部は低熱伝
導性の材質で形成された空気流に対する障害部材８で覆
われている。そのため、流入空気と障害部材８の表面温
度に相当する飽和湿り空気の絶対湿度差は非常に小さく
なり、障害部材８の表面に霜が付着しにくくなる。した
がって、フィン群６の空気流入端部により多くの霜が形
成されてフィン間が閉塞されることがなくなり、フィン
群６の空気流入側端部（空気流に対する障害部材８で覆
われた部分）を除くフィン全面にわたって従来よりも霜
が均一化されて付着することになる。一方、流入空気は
空気に対する障害部材８に衝突することによって乱さ
れ、障害部材８の下流側には渦流９が生じる。さらに、
障害部材８の外表面に粗面加工を施すことによって一層
空気の乱れは促進される。このため、フィン群６のフィ
ン間に流入した空気とフィン表面の間で熱交換が促進さ
れる。したがって、フィン群６の空気流入端部の境界層
前縁効果が無いことによる伝熱性能の低下を十分に償う
ことができる。
導性の材質で形成された空気流に対する障害部材８で覆
われている。そのため、流入空気と障害部材８の表面温
度に相当する飽和湿り空気の絶対湿度差は非常に小さく
なり、障害部材８の表面に霜が付着しにくくなる。した
がって、フィン群６の空気流入端部により多くの霜が形
成されてフィン間が閉塞されることがなくなり、フィン
群６の空気流入側端部（空気流に対する障害部材８で覆
われた部分）を除くフィン全面にわたって従来よりも霜
が均一化されて付着することになる。一方、流入空気は
空気に対する障害部材８に衝突することによって乱さ
れ、障害部材８の下流側には渦流９が生じる。さらに、
障害部材８の外表面に粗面加工を施すことによって一層
空気の乱れは促進される。このため、フィン群６のフィ
ン間に流入した空気とフィン表面の間で熱交換が促進さ
れる。したがって、フィン群６の空気流入端部の境界層
前縁効果が無いことによる伝熱性能の低下を十分に償う
ことができる。
以上のことから、フィン付熱交換器に着霜現象が生じる
条件下でも、従来に比べ伝熱性能を低下させることなく
連続運転時間の大幅な向上が可能となる。
条件下でも、従来に比べ伝熱性能を低下させることなく
連続運転時間の大幅な向上が可能となる。
第３図および第４図は、本発明のフィン付熱交換器の他
の実施例の斜視図および側面図である。フィン群１１の
各フィン空気流入端部の気流上流方向（矢印１２の方
向）直前に空気流入端部と平行に楕円柱型の空気流に対
する障害部材１３を設けている。障害物13の外表面には
粗面加工を施している。
の実施例の斜視図および側面図である。フィン群１１の
各フィン空気流入端部の気流上流方向（矢印１２の方
向）直前に空気流入端部と平行に楕円柱型の空気流に対
する障害部材１３を設けている。障害物13の外表面には
粗面加工を施している。
本実施例によれば、フィン群１１の空気流入側端部はそ
の上流側直前に設けられた障害部材１３の止水域にはい
ることになる。前記止水域の空気は、その外部領域の空
気と混合しないため、止水域中の空気には十分な水蒸気
が供給されない。したがって、フィン群１１の空気流入
端部により多くの霜が付着してフィン間が閉塞されると
いうことがなくなる。一方、前記実施例の場合と同様
に、流入空気は空気に対する障害部材１３に衝突するこ
とによって乱され、障害部材１３の下流側には渦流が生
じる。このため、フィン群１１のフィン間に流入した空
気とフィン表面の間で熱交換が促進される。
の上流側直前に設けられた障害部材１３の止水域にはい
ることになる。前記止水域の空気は、その外部領域の空
気と混合しないため、止水域中の空気には十分な水蒸気
が供給されない。したがって、フィン群１１の空気流入
端部により多くの霜が付着してフィン間が閉塞されると
いうことがなくなる。一方、前記実施例の場合と同様
に、流入空気は空気に対する障害部材１３に衝突するこ
とによって乱され、障害部材１３の下流側には渦流が生
じる。このため、フィン群１１のフィン間に流入した空
気とフィン表面の間で熱交換が促進される。
以上のことから、前記実施例の場合と同様に、フィン付
熱交換器に着霜現象が生じる条件下でも連続運転時間の
大幅な向上が可能となる。
熱交換器に着霜現象が生じる条件下でも連続運転時間の
大幅な向上が可能となる。
なお、空気流に対する障害部材の断面形状は楕円形以外
の円形あるいは多角形等であっても前記と同様な効果が
得られる。また、障害部材は各フィン空気流入端部の全
長にわたって設置せず、一部分の空気流入端部あるいは
一部分の空気流入端部の気流上流方向直前に設置しても
良い。
の円形あるいは多角形等であっても前記と同様な効果が
得られる。また、障害部材は各フィン空気流入端部の全
長にわたって設置せず、一部分の空気流入端部あるいは
一部分の空気流入端部の気流上流方向直前に設置しても
良い。
発明の効果 以上のように、本発明のフィン付熱交換器は、内部を冷
媒が流動する管群と、前記管群に挿入されその間を空気
が流動するフィン群とを有し、前記フィン群のフィン空
気流入側端部もしくはフィン空気流入側端部の空気流上
流側近傍に前記フィン空気流入側端部と平行に空気流に
対する障害部材を配設したものであるから、伝熱性能を
低下させることなくフィン群の空気流入端部の霜層によ
る閉塞を防止でき、連続運転時間の大幅な向上が可能と
なる。
媒が流動する管群と、前記管群に挿入されその間を空気
が流動するフィン群とを有し、前記フィン群のフィン空
気流入側端部もしくはフィン空気流入側端部の空気流上
流側近傍に前記フィン空気流入側端部と平行に空気流に
対する障害部材を配設したものであるから、伝熱性能を
低下させることなくフィン群の空気流入端部の霜層によ
る閉塞を防止でき、連続運転時間の大幅な向上が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例によるフィン付熱交換器の斜
視図、第２図は第１図のフィン付熱交換器の側面図、第
３図，第４図は本発明の他の実施例によるフィン付熱交
換器の斜視図および側面図、第５図は従来のフィン付熱
交換器の側面図である。 ５，１０……管群、６，１１……フィン群、８，１３…
…空気流に対する障害部材。
視図、第２図は第１図のフィン付熱交換器の側面図、第
３図，第４図は本発明の他の実施例によるフィン付熱交
換器の斜視図および側面図、第５図は従来のフィン付熱
交換器の側面図である。 ５，１０……管群、６，１１……フィン群、８，１３…
…空気流に対する障害部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 智朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安立 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−202094（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】内部を冷媒が流動する管群と、前記管群に
挿入されその間を空気が流動するフィン群とを有し、前
記フィン群の各フィン空気流入側端部もしくはフィン空
気流入側端部の空気流上流側近傍に前記フィン流入側端
部と平行に空気流に対する障害部材を配設したフィン付
熱交換器。 - 【請求項２】障害部材の熱伝導率をフィン材の熱伝導率
より小さくした特許請求の範囲第１項記載のフィン付熱
交換器。 - 【請求項３】障害部材の外表面を粗面にした特許請求の
範囲第１項記載のフィン付熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9833585A JPH0631716B2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | フイン付熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9833585A JPH0631716B2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | フイン付熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61256192A JPS61256192A (ja) | 1986-11-13 |
| JPH0631716B2 true JPH0631716B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=14217030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9833585A Expired - Lifetime JPH0631716B2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | フイン付熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631716B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110388767A (zh) * | 2019-07-23 | 2019-10-29 | 山东奇威特太阳能科技有限公司 | 空气源热泵蒸发器及设计方法和含该蒸发器的空气源热泵 |
-
1985
- 1985-05-09 JP JP9833585A patent/JPH0631716B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61256192A (ja) | 1986-11-13 |
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