JPH06316823A - 精紡機において少なくとも一つの満粗糸ボビンを交換するための方法および装置 - Google Patents

精紡機において少なくとも一つの満粗糸ボビンを交換するための方法および装置

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JPH06316823A
JPH06316823A JP3182622A JP18262291A JPH06316823A JP H06316823 A JPH06316823 A JP H06316823A JP 3182622 A JP3182622 A JP 3182622A JP 18262291 A JP18262291 A JP 18262291A JP H06316823 A JPH06316823 A JP H06316823A
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JP
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roving
gripper
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bobbin
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Wolfgang Igel
ウオルフガング・イーゲル
Manfred Samp
マンフレート・ザムプ
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Zinser Textilmaschinen GmbH
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H15/00Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H69/00Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device
    • B65H69/06Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by splicing
    • B65H69/061Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by splicing using pneumatic means
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/005Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for removing empty packages or cans and replacing by completed (full) packages or cans at paying-out stations; also combined with piecing of the roving
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精紡機において少なくとも一つの満粗糸ボビ
ンを交換するための方法および装置を提供すること。 【構成】 粗糸始端部をこの粗糸始端部が案内面から突
出するような長さに繰出し、その際吹出し空気流をこの
案内面の延長部方向に指向させて吹出させてこの粗糸始
端部をグリッパにより把持し、吸込み空気流により整向
してドラフト機構内に導入する。この目的で空気ノズル
44を開口が案内面35の延長部36の端部領域内に整
向するように設け、空気ノズル44の吸込み作用により
案内面35から突出する粗糸ボビン23の粗糸始端部が
締付け装置37に引渡され、ここで締付け状態で保持さ
れ、かつこの締付け装置37から開放されて、空気ノズ
ル44の吸込み空気流により流出開口49を備えたトラ
ンペット48を経て正しく整向されてドラフト機構11
の供給ローラ対内に導入されるよう交換装置を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新しい粗糸ボビンの粗
糸始端部を一定の短い長さに繰出し、グリパにより把持
させ、把持された粗糸始端部をこのグリパにより精紡機
の導入位置に送り、吹出し空気流によりこのグリパの案
内面に保持させて行う、精紡機において少なくとも一つ
の満粗糸ボビンを交換するための方法およびこの方法を
実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】V−字形の案内溝を備えており、この案
内溝の溝底部が案内面として形成されているグリパが公
知である(ヨーロッパ公開特許公報第0 213 96
2号参照)。このV−字形の案内溝の側壁内に吹出し開
口が形成されており、この吹出し開口より粗糸始端部を
案内面において保持する吹出し空気流が吹出される。こ
の公知方法にあっては、案内面において保持された粗糸
始端部は精紡機の精紡位置のドラフト機構内にまだ走行
している古い粗糸に対して当接され、従ってこの粗糸始
端部はこの古い粗糸により帯行されてドラフト機構内に
引込まれる。この公知の方法の前提としている構成は、
交換されるべき古い粗糸ボビンからなお粗糸の残りが精
紡位置のドラフト機構内に入り込んで行くことである。
しかしこの場合古い粗糸ボビンが完全に消費し尽くされ
た際、この公知方法にあっては新しい粗糸ボビンに存在
している粗糸始端部の自動的な糸継ぎは不可能である。
粗糸ボビンの交換は移動可能な作業装置により自動的に
行われるのが有利である。移動可能な作業装置が古い粗
糸ボビン上に未だ十分な量の粗糸が丁度存在している時
に必ず当該精紡位置に到来し、粗糸ボビン交換を行うこ
とが保証されないとしたら、作業装置は空転している古
い粗糸ボビンに衝突する危険が生じ、しかもその際粗糸
の自動的な糸継ぎは行われない。こう言った不都合な作
業状態を可能な限り高い信頼性をもって排除するには、
上記公知の方法および装置にあっては、比較的多くの量
の粗糸が未だ古い粗糸ボビン上に存在している時に粗糸
ボビンの交換が必要であることを告知する信号を形成す
る必要がある。しかしこのような交換様式の際多くの場
合粗糸ボビン交換が極めて早期に、即ち比較的多量の粗
糸が古い粗糸ボビンに存在している間に行われるので、
交換された粗糸ボビン上に残る粗糸を除去し、かつ可能
な限り再使用のため回収する処置をとらなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、粗糸始端部の糸継ぎが確実に行われ、かつ走入す
る粗糸が僅かな量しか存在していない場合でも必ず糸継
ぎが自動的に行われるような、冒頭に記載した様式の粗
糸ボビンを交換するための方法およびこの方法を実施す
るための装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
り、粗糸始端部をこれが案内面から突出する程度の短い
長さで繰出すこと、および吹出し空気流を案内面の延長
部方向に指向する吹出し方向に整向することによって解
決される。
【0005】この構成により、満粗糸ボビンの粗糸始端
部が一定の位置を占めかつ未だ走入して来る古い粗糸に
当接するばかりでなく、精紡位置のドラフト機構のフイ
ードローラ対の領域内に達する程度にグリパにより突出
させられ、従ってその際古い粗糸がもはや存在していな
くとも粗糸始端部のドラフト機構内の引込みが行われ
る。
【0006】本発明の他の構成により、粗糸始端部は引
取られた後グリッパの案内面の終端領域に存在している
グリッパの吸込開口内に吸込まれ、この粗糸始端部を導
入位置に引渡す際に吸込開口から吹出され、吹出し空気
流により導入位置方向に整向される。の構成により、粗
糸始端部が引取られた後一定の位置に保持され、外部の
作用を受けないように保護される。従って粗糸始端部は
グリッパの全運動中一定の位置に保持され、粗糸始端部
が喪失してしまったり、或いは損傷されたりすることが
ない。
【0007】糸導装置により一定の短い長さに繰出され
た新しい粗糸ボビンの粗糸始端部をを収容しかつ導入位
置に供給するグリッパを備えており、このグリッパの把
持ヘッドが湾曲している案内面を備えた案内スリットと
粗糸始端部を案内面に保持する吹出しノズルとを有して
いる、少なくとも一つの満粗糸ボビンを交換するため
の、本発明による装置の特徴とするところは、吹出しノ
ズルの開口が案内面の端部領域内に設けられており、か
つこの吹出しノズルが案内面から突出している粗糸始端
部のためのこの案内面の延長方向に整向された吹出し方
向を有していることである。
【0008】この装置により、粗糸始端部が確実に走入
して来る粗糸に当接され、その際同時にドラフト機構の
フィードローラ対の領域内にもたらされ、従って粗糸始
端部は確実にこのフィードローラ内に引込まれる。同様
な方法で、古い粗糸が既に走出し終わっている場合でも
粗糸始端部のフィードローラ内への自動的な導入が可能
となる。
【0009】更に本発明による他の構成により、導入位
置がトランペットを備えており、このトランペットが吹
込まれる空気流のための少なくとも一つの流出開口を備
えている。これにより、吹込まれた空気はトランペット
の入口に堰止めされることがなく、またトランペット内
に逆流することもなく、粗糸始端部の導入全く阻止され
ることがない。
【0010】本発明による他の構成により、吹出しノズ
ルが空気供給導管に接続されており、この空気供給導管
が切換え装置を介して圧縮空気源或いは吸込み空気源に
接続可能であるように構成されている。吹出しノズルが
吸気源に接続されていることにより、吸気は粗糸始端部
を吸収し、これをグリッパが運動している間中保持す
る。これに対して吹出しノズルが圧縮空気源に接続され
ている場合は、この吹出しノズルは粗糸始端部を導入位
置において引取られるように整向する。
【0011】以下に添付した図面に図示した実施例につ
き本発明を詳しく説明する。
【0012】
【実施例】図1に示したリング精紡機10の作業位置は
ドラフト機構11を備えており、このドラフト機構内に
粗糸12が走入し、このドラフト機構11において所望
の繊度の糸にドラフトされる。ドラフトされた粗糸はス
レッドガイド13を経てリング14を中心にして回転す
るロータに走り、このロータからチューブ15に到達
し、このチューブ上に巻取られてコップに形成される。
チューブ15は回転駆動されるスピンドル16上に挿着
されている。リング14はコップ形成のため上下動する
リングレール17上に設けられている。
【0013】粗糸12は正常な精紡作業の間ボビンクリ
ール19のボビンホルダーに懸吊されている粗糸ボビン
18から引出される。図1にあってはボビン交換工程の
作業相が示されており、このボビン交換作業相にあって
殆ど無くなりかけている粗糸ボビン18が該当する作業
位置に接近運動可能な作業装置20によりボビンクリー
ル19から取出され、リング精紡機10に沿って移動す
る搬送装置21の懸吊部に引渡されている。
【0014】ボビン交換工程はドイツ連邦共和国公開特
許公報第37 34 264号に記載されて公知になっ
ている様式で行われる。作業装置20はドイツ連邦共和
国特許出願P39 11 764.2およびP39 1
1 765.0に記載されている様式で形成されてい
る。マニプレータ22は先ず新しい満粗糸ボビン23を
搬送装置21から取去り、作業装置20の中間貯蔵装置
24に引渡す。その後マニプレータ22は古い粗糸ボビ
ン18をクリール19から取去り、搬送装置21に引渡
す。古い粗糸ボビン18の粗糸12はこの作業の間粗糸
ガイド25、26を経てドラフト機構11内に走り続け
ている。
【0015】作業装置20の中間貯蔵装置24はドイツ
連邦共和国特許出願P39 11765.0に記載され
ているように準備ステーションとして形成されている。
新しい満粗糸ボビン22の粗糸始端部は吸込ノズル27
により探し出されて、一定した位置で準備状態に置かれ
る。次いでこの位置にマニプレータ22のグリッパ28
が到来し、粗糸ボビン23の粗糸始端部を引取る。引続
きこのマニプレータ22はこの粗糸ボビン23を引取
り、次いでこの粗糸ボビン23をクリール19に供給
し、其処でボビンホルダーに懸吊する。一点鎖線で示し
たように、粗糸ボビン23のこの引渡し作業の間粗糸始
端部の糸継ぎ、即ち粗糸始端部のドラフト機構11の供
給領域への供給が行われる。グリッパ28によって行わ
れるこの作業工程は以下に詳しく説明する。その後マニ
プレータ22はクリール19のボビンホルダーへと移動
し、その際グリッパ28は粗糸ガイド25,26に新し
い粗糸を巻付ける。
【0016】作業装置20は多数の、例えば六つの作業
位置において粗糸ボビン交換を同時に行うことが可能で
あるよに構成されている。これらの多数の精紡位置には
クリール19に挿着された粗糸ボビン18、即ち後方の
粗糸ボビン列の粗糸ボビンが所属している。同様な様式
で作業装置20は前方の粗糸ボビン列の粗糸ボビン29
から粗糸が供給される多数の精紡位置においてボビン交
換を行う。
【0017】マニプレータ22の図2と図3に示したグ
リッパ28はその基本構造に関してドイツ連邦共和国特
許出願P39 11 764.2号に開示されているグ
リッパに相応する。グリッパ28は軸32上に旋回保持
手段31を介して旋回可能に支承されている旋回アーム
30を備えている。旋回保持部材31のジョーの一つは
環アーチ形の外歯32を備えており、この外歯に駆動さ
れる歯車33が係合し、この歯車の駆動により旋回アー
ム30が旋回可能である。旋回アーム30はそのグリッ
プヘッドの領域内においてV−字形の案内溝34を備え
ており、この案内溝の底部は新しい粗糸のための湾曲さ
れた案内面35として形成されている。グリップヘッド
には上記の湾曲された案内面35が延長された延長部3
6が設けられている。旋回アーム30内には締付けレバ
ー37が旋回軸38を中心にして旋回可能に支承されて
おり、その下端部はフオーク状に形成されて切欠き部3
9でピン40にこれを囲繞するように係合している。こ
のピン40は内ねじを備えたスリーブ41上に設けられ
ており、このスリーブの内ねじは軸42と確実に回転す
るように結合されているスリーブ43の外ネジと係合し
ている。軸42が駆動されることによりねじスリーブ4
1はピン40と共に往復摺動され、従って締付けレバー
37は締付け運動を行う。この構成はドイツ連邦共和国
特許出願P39 11 764.2号に開示されている
グリッパの構成に相応する。締付けレバーせ新しい粗糸
を締付け、中間位置においてこの新しい粗糸を開放し、
相対する位置において古い粗糸を締付ける、従って糸継
ぎ後の粗糸の切断が行われる。
【0018】グリッパ28のグリップヘッドの延長部3
6は空気ノズル44を備えており、この空気ノズルの開
口は案内面35の粗糸始端部に面した側に存在してお
り、案内面35に対して傾斜して後退している。この空
気ノズル44は可橈性の導管45を介して空気供給管4
6に接続されている。空気ノズル44はその形状と開口
とが、それから吹出される吹出し空気流が少なくともほ
ぼ案内面35の延長方向に、即ちV−字形の案内溝34
の溝底部に対してほぼ平行に指向するように形成されて
いる。
【0019】図4に示した満粗糸ボビン23の粗糸の引
取りはドイツ連邦共和国特許出願P39 11 76
4.2号およびドイツ連邦共和国特許出願P39 11
765.0号に記載されている原理で行われる。グリ
ッパ28は下方から垂直方向で運動して吸込みノズル2
7と粗糸ガイド47間が保持されている満粗糸ボビン2
3の粗糸に接近する。この際粗糸はグリッパ28のグリ
ップヘッドの案内面35に当接する。ここでこの粗糸は
締付けレバー37が閉じて保持される。引続き吸込みノ
ズル27とグリッパ28間の相対的な運動により粗糸は
互いに引離されて切断される。その際締付けレバー37
の締付け位置は、案内面35から突出している刷毛状の
粗糸始端部が形成されるような締付け位置を占めてい
る。遅くともこの時点において空気ノズル44には吸込
み空気が与えられて、従って粗糸始端部の案内面35か
ら突出している部分は空気ノズル44内に吸込まれる。
この動作は図4に示されている。次いで粗糸始端部は空
気ノズル44内に吸込まれた状態にとどまり、グリッパ
28もまた場合によっては極めて迅速に運動し、しかも
この際粗糸始端部がその位置から離脱したり或いは他の
構造要素に引っ掛かったり、損傷されたりすることがな
い。
【0020】精紡位置におけドラフト機構11への粗糸
始端部の引渡しの際空気ノズル44に圧縮空気が与えら
れ、従って粗糸始端部は再び空気ノズルから吹出され、
真っ直ぐな状態に保持される。空気ノズル44の吹出し
方向は図5に示したように案内面35の延長部方向に指
向している。次いで刷毛状の粗糸始端部はドラフト機構
11の供給ローラの周面の領域内に送られ、この供給ロ
ーラのニップル間隙内へと移行され引込み面に添えられ
る。その際この糸添えがゴム様の、高い摩擦値を有する
外張りを備えた供給ローラ対のトップローラにおいて行
われるのが有利である。その際粗糸始端部は締付けレバ
ー37の先ず締付けから開放されて後ドラフト機構11
内に引込まれる。この粗糸始端部はその際未だ走ってい
る古い粗糸12と結合されるか、或いはこの古い粗糸1
2が既に消費し尽くされている場合、この古い粗糸12
を帯行することなく吹込まれる。
【0021】粗糸始端部が確実にドラフト機構11内に
走入した後、古い粗糸12は切断される。この作業様式
はドイツ連邦共和国特許出願P39 11 764.2
号に記載されている。この目的のため締付けレバー37
はこの古い粗糸を締付ける位置にもたらされ、この古い
粗糸はドラフト機構11の供給ローラ対内に引込まれ続
けることにより互いに引離されて、切断される。
【0022】図5に示すように、一般にドラフトさの供
給ローラ対の手前にはにはホッパ48が設けられてい
る。空気ノズル44から噴出する吹出し空気流がこのホ
ッパ48内で堰止めされて滞ったり或いは逆流したりし
ないようにするするため、ホッパ48に流出開口が設け
られている。この流出開口は図6に図示した実施例の場
合ほぼV−字形のスリット49として成形されており、
このスリットでもってホッパ48はドラフト機構11の
相対している供給ローラの周面に開口している。このよ
うにして吹込まれた吹出し空気の流出が行われることに
より、供給ローラ対の軸方向で走入する粗糸の案内が阻
害されない。
【0023】図7には、作業装置の多数のグリッパの空
気ノズル44への吸込み空気或いは圧縮空気の供給を行
う空気圧回路の概略図を示した。送風機或いは膜形圧縮
機50はその加圧側および低圧側で電磁弁51を介して
空気供給導管46と結合可能であり、この空気供給導管
は空気ノズル44に連通している。電磁弁55と空気供
給導管56の間にはフイルタ52が設けられている。こ
のフイルタ52は吸込み空気流が空気ノズル44に接続
される際にのみ必要であるので、このフイルタは電磁弁
51と送風機或いは膜形圧縮機50の低圧接続部間に設
けられていてもよい。吸込み導管と加圧導管内にはそれ
ぞれ電磁弁の手前において制御弁53,54が設けられ
ており、従って吹出し空気流の値も吸込みの値も調節可
能である。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明による粗糸ボビ
ンを交換する方法および装置により、ボビン交換作業装
置による交換工程にあって、作業位置における交換が時
期尚早に行われることによる或いは古い粗糸が存在して
いないことによる糸継ぎの失敗或いは糸切れ等の不所望
な作業が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】リング精紡機の作業位置において粗糸ボビン交
換を行う移動可能な作業装置の概略図である。
【図2】図1による作業装置のグリッパを一部切開して
示した側面図である。
【図3】図2のグリッパの矢印IIIの方向で見た一部
切開して示した図である。
【図4】新しい粗糸ボビンの粗糸始端部を引取っている
作業工程中のグリッパの部分図である。
【図5】精紡機の精紡位置におけるドラフト機構への粗
糸始端部の引渡し工程中のグリッパの部分図である。
【図6】ドラフト機構におけるこのドラフト機構の手前
に設けられているトランペットの矢印VIの方向で見た
図である。
【図7】グリッパに圧縮空気或いは吸込み空気を選択的
に供給するための空気圧回路のフローシートである。
【符号の説明】
10 リング精紡機 11 ドラフト機構 12 粗糸 13 スレッドガイド 14 リング 15 チューブ 16 スピンドル 17 リングレール 18,23,29 粗糸ボビン 19 クリール 20 作業装置 21 搬送装置 22 マニプレータ 24 中間貯蔵装置 25,26 粗糸ガイド 27 吸込みノズル 28 グリッパ 35 案内面 37 締付けレバー 44 空気ノズル 48 トランペット 49 流出開口 50 送風機 51,55 電磁弁 52 フイルタ
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新しい粗糸ボビンの粗糸始端部を一定の
    短い長さに繰出し、グリパにより把持させ、把持された
    粗糸始端部をこのグリパにより精紡機の導入位置に送
    り、吹出し空気流によりこのグリパの案内面に保持させ
    て行う、精紡機において少なくとも一つの満粗糸ボビン
    を交換するための方法において、粗糸始端部をこれが案
    内面から突出する程度の短い長さで繰出すこと、および
    吹出し空気流を案内面の延長部方向に指向する吹出し方
    向に整向することを特徴とする少なくとも一つの粗糸ボ
    ビンを交換する方法。
  2. 【請求項2】 粗糸始端部を引取った後グリッパの案内
    面の終端領域に存在しているグリッパの吸込開口内に吸
    込ませ、粗糸始端部を導入位置に引渡す際に吸込開口か
    ら吹出し、吹出し空気流により導入位置方向に整向する
    ことを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 糸導装置により一定の短い長さに繰出さ
    れた新しい粗糸ボビンの粗糸始端部を収容しかつ導入位
    置に供給するグリッパを備えており、このグリッパの把
    持ヘッドが湾曲している案内面を備えた案内スリットと
    粗糸始端部を案内面に保持する吹出しノズルとを有して
    いる、少なくとも一つの満粗糸ボビンを交換するための
    装置において、吹出しノズル(44)の開口が案内面
    (35)の端部領域内に設けられており、かつこの吹出
    しノズル(44)が案内面から突出している粗糸始端部
    のためのこの案内面の延長方向に整向された吹出し方向
    を有していることを特徴とする少なくとも一つの満粗糸
    ボビンを交換するための装置。
  4. 【請求項4】 導入位置がトランペット(48)を備え
    ており、このトランペットが吹込まれる空気流のための
    少なくとも一つの流出開口(49)を備えていることを
    特徴とする請求項3の装置。
  5. 【請求項5】 吹出しノズル(44)が空気供給導管
    (46)に接続されており、この空気供給導管が切換え
    装置(51)を介して圧縮空気源或いは吸込み空気源に
    接続可能であるように構成されていることを特徴とする
    請求項3或いは4の装置。
JP3182622A 1990-08-01 1991-07-23 精紡機において少なくとも一つの満粗糸ボビンを交換するための方法および装置 Withdrawn JPH06316823A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4024358A DE4024358A1 (de) 1990-08-01 1990-08-01 Verfahren und vorrichtung zum wechseln von wenigstens einer vollen vorgarnspule an einer spinnmaschine
DE40243583 1990-08-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06316823A true JPH06316823A (ja) 1994-11-15

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ID=6411411

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3182622A Withdrawn JPH06316823A (ja) 1990-08-01 1991-07-23 精紡機において少なくとも一つの満粗糸ボビンを交換するための方法および装置

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Country Link
US (1) US5280699A (ja)
EP (1) EP0469276A1 (ja)
JP (1) JPH06316823A (ja)
DE (1) DE4024358A1 (ja)

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