JPH0631661Y2 - ピンプラグ - Google Patents

ピンプラグ

Info

Publication number
JPH0631661Y2
JPH0631661Y2 JP1991061572U JP6157291U JPH0631661Y2 JP H0631661 Y2 JPH0631661 Y2 JP H0631661Y2 JP 1991061572 U JP1991061572 U JP 1991061572U JP 6157291 U JP6157291 U JP 6157291U JP H0631661 Y2 JPH0631661 Y2 JP H0631661Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
conductor
cylindrical portion
cord
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991061572U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0515365U (ja
Inventor
博一 松本
昌紀 松川
Original Assignee
エス・ディ・ケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エス・ディ・ケイ株式会社 filed Critical エス・ディ・ケイ株式会社
Priority to JP1991061572U priority Critical patent/JPH0631661Y2/ja
Publication of JPH0515365U publication Critical patent/JPH0515365U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0631661Y2 publication Critical patent/JPH0631661Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気機器等の回路接続
のためにジャックに挿入接続されるピンプラグ、特にプ
ラグスリーブの先端側に形成される円筒部においてコー
ドの第2の導体を固定するようにしたピンプラグに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のピンプラグとしては、例
えば実公平1−9348号公報に記載されるようなもの
があった。以下、その構成を図を用いて説明する。
【0003】図2は、従来のピンプラグの一構成例を示
す切欠き側面図である。 このピンプラグは、図示しないジャック等の外周部分
(例えば、接地端子)が先端側に挿入するプラグスリー
ブ1と、ジャックに挿入して接触片(例えば、信号入力
端子)に接触する導電性プラグピン2とを、備えてい
る。プラグスリーブ1の先端側は、すり割りによって分
割された複数のスリーブ片3で構成されており、該スリ
ーブ片3が略円筒状に配置されている。
【0004】プラグピン2は、その基部がコード4の第
1の導体4aに接続され、該プラグピン2の基部及びコ
ード4の端末部は、プラグスリーブ1に包埋されてい
る。コード4の第2の導体4bは、コード端末部から引
き出され、その引出し方向がプラグピン2の軸方向と同
一方向にされてスリーブ片3の内周面に固着されてい
る。
【0005】このピンプラグは、プラグピン2がジャッ
クに挿入され、ジャックの外周部分に第2の導体4bが
接触してスリーブ片3が嵌め込まれる。このとき、スリ
ーブ片3は、基部の湾曲形状及び弾性復元力によって内
向きに付勢され、第2の導体4bを確実にジャックの外
周部分に接触させる。このようにして、電気機器等の回
路接続が行われる。
【0006】このピンプラグでは、プラグスリーブ1を
樹脂製とすると共に第2の導体4bをスリーブ片3の内
周面に固着するようにして構造を簡単化している。この
ため、部品点数が少なく、ピンプラグを安価に提供でき
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のピンプラグでは、次のような課題があった。
【0008】(A) プラグスリーブ1の先端側は、複
数のスリーブ片3による分割構造となっている。各スリ
ーブ片3が、それぞれ内向きの付勢力を持つため、第2
の導体4bはジャックの外周部分に確実に接触する。ま
た、各スリーブ片3は、その弾性力によって外向きに撓
むこともできるため、挿入時の入れ難さがなく扱いやす
い。しかし、プラグスリーブ1が樹脂製であるため、長
期に亙る使用では、スリーブ片3が基部で疲労し、スリ
ーブ片3の弾性復元力が弱まる。弾性復元力が弱まる結
果、スリーブ片3に反りやまくれ等の変形が生じ、第2
の導体4bをジャックの外周部分に接触させることが困
難となり、ピンプラグの機能が損なわれるという問題が
ある。この問題を解決するために、例えばスリーブ片3
の先端外面に、溝を形成し、該溝にベルトを嵌める構造
が考えられる。しかし、スリーブ片3の変形は防止でき
るが、ベルトが溝から脱落したり、部品点数が増加する
等の問題を生じてしまう。
【0009】(B) 第2の導体4bは、プラグピン2
の軸方向と同一方向、即ち挿入方向に沿ってスリーブ片
3の内周面に固着されており、ジャックの外周部分に対
して線接触となっている。ジャックの外周部分と第2の
導体4bとの間には、挿入や引抜きによって金属摩擦が
生じるため、まっすぐに挿入する場合は問題はないが、
ピンプラグに回転を加えて挿入したり、引抜くことによ
って第2の導体4bに分力が作用し、第2の導体4bと
スリーブ片3との間の固着力が次第に弱まる。
【0010】本考案は、前記従来技術が持っていた課題
として、ジャックの外周部分と第2の導体との接触が不
安定となりピンプラグ本来の機能が損なわれる点及びプ
ラグスリーブ先端側の円筒部と第2の導体との間の固着
力が弱まる点について解決したピンプラグを提供するも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の考案は、先端側にジャック挿入用の円筒部を
有する樹脂製プラグスリーブと、一端が前記円筒部から
突出し他端にコードの第1の導体が接続されて前記プラ
グスリーブの略中心軸に包埋された導電性プラグピンと
を備え、前記コードの第2の導体が前記円筒部の内周面
上に固定されたピンプラグにおいて、次のような手段を
講じたものである。
【0012】即ち、前記円筒部の円周に沿って複数個配
置され内面が凹状をなして前記略中心軸方向に延びる湾
曲部と、前記円筒部の外周面上に形成され、前記円筒部
の内面先端から外部に引き出した前記コードの第2の導
体の先端を掛止する掛止部とを、前記円筒部に一体形成
している。
【0013】第2の考案は、先端側にジャック挿入用の
円筒部を有し他端側にコード挿通用の挿通孔を有する樹
脂製プラグスリーブと、鍔状の突起を有する基部にコー
ドの第1の導体が接続された導電性プラグピンと、前記
プラグスリーブに挿入され前記プラグピンの基部を固定
する分割構造のプラグピン固定部と、前記プラグピン固
定部の後部に一体形成され前記コードを巻装支持する環
状溝を有するコード支持部と、前記円筒部の外周面上に
設けられ前記円筒部の内面先端から外部に引き出した前
記コードの第2の導体の先端を掛止する掛止部とを、備
えたピンプラグとしたものである。
【0014】第3の考案は、第1又は第2の考案のピン
プラグにおいて、前記掛止部は前記円筒部の外周面上に
形成された掛止溝で構成し、前記円筒部の内面に配置さ
れ一端が前記掛止溝に挿入され他端が前記コードの第2
の導体に接続された金属板等の接触片を設けたものであ
る。
【0015】第4の考案は、先端側にジャック挿入用の
円筒部を有し他端側にコード挿通用の挿通孔を有する樹
脂製プラグスリーブと、鍔状の突起を有する基部にコー
ドの第1の導体が接続された導電性プラグピンと、前記
プラグスリーブに挿入され前記プラグピンの基部を固定
する分割構造のプラグピン固定部と、前記プラグピン固
定部の後部に一体形成され前記コードを巻装支持する環
状溝を有するコード支持部と、前記円筒部の外周面に導
体挿入用の挿入部が設けられ、該挿入部に、前記円筒部
の内面先端から外部に引き出した前記第2の導体の先端
が係止する係止部とを、備えたピンプラグとしたもので
ある。
【0016】第5の考案は、第4の考案のピンプラグに
おいて、前記挿入部は、前記第2の導体の先端が前記円
筒部内の第2の導体に溶着可能に挿入される貫通孔で構
成したものである。
【0017】
【作用】第1の考案は、以上のようにピンプラグを構成
したので、ピンプラグをジャックに挿入すると、円筒部
にはジャックの外周部分との接触面で径方向の応力が生
じる。この応力によって湾曲部が拡がり、円筒部は湾曲
部の樹脂弾性復元力によってジャックを圧締する。円筒
部は複数の湾曲部によって均一に押し拡げられるため、
変形等がなく、第2の導体を確実にジャックへ接触さ
せ、ピンプラグ本来の機能が維持できる。
【0018】一方、第2の導体は、円筒部の内面先端か
ら外部に引き出され、その先端が掛止部に掛止されてい
るため、ジャックへの挿入或いは引抜きによって生じる
金属間の摩擦力に充分対応でき、強固に円筒部へ固定さ
れることになる。また、第2の導体を掛止部に巻き付け
ることで、組立てが簡単となる。
【0019】第2の考案では、プラグピンをプラグピン
固定部に固定し、コードをコード支持部の環状溝に巻装
することにより、プラグピン固定部、コード支持部、及
びコードが一体化され、第2の導体がコード支持部から
引き出されて扱いやすくなる。このプラグピン固定部及
びコード支持部がプラグスリーブに挿入されると、プラ
グスリーブの先端側は、円筒部となって現れる。そこ
で、第2の導体は、円筒部の内面先端から外部に引き出
され、その引出し方向がプラグピンの軸方向、即ち挿入
方向と同一方向にされて先端が掛止部に掛止されて固定
される。しかも、プラグピン固定部を別部品としてプラ
グスリーブに挿入するようにしているため、分解等も容
易に行える。
【0020】第3の考案では、円筒部の外周面上に掛止
溝を形成し、該掛止溝に金属板等の接触片を挿入するよ
うにしている。これにより、接触片が掛止溝に掛止して
円筒部に固定される。さらに、接触片は掛止溝に挿入す
るだけで簡単に掛止でき、組立てが簡単となる。
【0021】第4の考案では、係止部は、引き出された
第2の導体の先端を係止するうえで、該先端部分を挿入
部に収容するようにしている。これにより、全体の構造
を簡単にしつつ、外周面の平坦化を図り、ピンプラグを
扱い易くしている。
【0022】第5の考案では、第4の考案の挿入部を貫
通孔で構成している。これにより、第2の導体の先端
は、円筒部内の第2の導体に相対向した姿勢で貫通孔に
挿入されて溶着される。このため、第2の導体の係止が
確実となるばかりでなく、貫通孔の内側に溶着部分が収
容されるので、第4の考案同様に、ピンプラグが扱い易
くなる。従って、前記課題を解決できるのである。
【0023】
【実施例】第1の実施例 図1は本考案の第1の実施例を示すピンプラグの断面
図、図3は図1の正面図、及び図4は図1の側面図であ
る。
【0024】このピンプラグは、従来と同様に、樹脂製
のプラグスリーブ10と導電性のプラグピン20とを備
えている。プラグスリーブ10は、図示しないジャック
の外周部分が挿入される円筒部10aと、ジャックに挿
入するプラグピン20及びコード30の第1,第2の導
体30a,30bを包埋して固定する固定部10bとが
一体に樹脂成型されている。
【0025】円筒部10aは、湾曲部11及び接触部1
2を有し、該湾曲部11は、円筒部10aの外周に沿っ
て4か所に形成され、プラグスリーブ10の略中心軸方
向に延びている。そして、隣り合う湾曲部11の間には
接触部12が形成されている。湾曲部11は、内面が凹
状をなし、その肉厚は外向きの頂部に向けて漸減されて
いる。接触部12は、ジャックに直接接触し、その内径
R が、ジャックの外周部分の外径より小さく設定されて
いる。
【0026】円筒部10aの外周面上には、その先端に
掛止部である掛止突起13が一体形成され、該掛止突起
13の配置位置は、接触部12の外周面とされている。
掛止突起13には、挿通孔13aが設けられている。こ
こで、掛止突起13の配置位置と、固定部10bから引
き出される第2の導体30bの引き出し位置とは、プラ
グピン20の軸方向と同一線上にある。この円筒部10
aからプラグピン20の先端が突出している。
【0027】プラグピン20は、細い円柱状を成し、そ
の後端基部に位置固定用の鍔状の突起21を有し、基部
の内側は接続穴22となっている。接続穴22にコード
30の第1の導体30aが挿入され、半田等によってプ
ラグピン20と第1の導体30aとが接続されている。
【0028】コード30の第2の導体30bは、固定部
10bの引き出し位置から接触部12の内面を介して外
部に引き出され、その先端が挿通孔13aに挿通され、
掛止突起13の周辺に巻き付けられている。
【0029】次に、このピンプラグの製造・組立て方法
等について説明する。 先ず、プラグピン20の接続穴22に第1の導体30a
を差込み、半田付け等によって接続する。第1の導体3
0aに接続するプラグピン20及びコード30を、所定
の金型の位置にセットし、プラグスリーブ10を樹脂成
型する。この成型時において、プラグスリーブ10に
は、円筒部10a、固定部10b、及び掛止突起13が
同時に形成される。さらに、円筒部10aには、湾曲部
11及び接触部12が形成される。第2の導体30b
は、固定部10bの引き出し位置から円筒部10aの内
周面を介し、該円筒部10aの内面先端に亙って引き出
されている。
【0030】プラグスリーブ10を成型した後、第2の
導体30bを円筒部10aの内面先端から外方向に曲
げ、先端を挿通孔13aに挿通する。第2の導体30b
を挿通孔13aに挿通した後、その先端を掛止突起13
の周辺に巻き付けて掛止する。これにより、第2の導体
30bは、円筒部10aの内周面上に固定され、その引
出し方向がプラグピン20の軸方向と同一方向に配置さ
れる。
【0031】次に、図5を参照しつつ、本実施例のピン
プラグを用いたジャックへの挿入動作を説明する。
【0032】図5は図1中の円筒部10aの使用時にお
ける動作を示す縦断面図である。プラグピン20がジャ
ックに挿入され、円筒部10aがジャックの外周部分の
表面を移動してゆく過程で、ジャックの外周部分と第2
の導体30bとの間には金属摩擦が生じる。第2の導体
30bは、挿入方向とは反対方向に作用する摩擦力に対
抗して掛止突起13に掛止されるので、円筒部10aの
挿入に従いジャックの表面を移動する。この時、円筒部
10aの各接触部12は、その内径R がジャックの外周
部分の外径より小さく設定されているために、湾曲部1
1には応力が生じ、各湾曲部11が周方向に拡がり、応
力は分散されて円筒部10aが押し拡げられる。円筒部
10aは、樹脂の弾性による湾曲部11の復元力によっ
てジャックを圧締し、第2の導体30bとジャックの外
周部分とを確実に接触させる。
【0033】また、ピンプラグをジャックから引抜く場
合についても、挿入時と同様に、第2の導体30bが円
筒部10aの内面に固定され、ジャックの表面を移動し
て引抜かれる。
【0034】第1の実施例では、次のような利点を有し
ている。 (a) 円筒部10aに湾曲部11を形成したので、湾
曲部11の復元力によって円筒部10aがジャックを圧
締し、第2の導体30bとジャックの外周部分との接触
が確実となる。さらに、ピンプラグがジャックへ挿入さ
れると、円筒部10aの内径とジャックの外径との差
は、湾曲部11が周方向に変位することによって吸収さ
れるので、円筒部10aに局部的な変形等がなく、ピン
プラグ本来の機能が維持される。
【0035】(b) 円筒部10aに、掛止突起13を
設け、固定部10bから引き出された第2の導体30b
を挿通孔13aに挿通して巻き付けるようにしている。
このため、第2の導体30bの掛止作業が極めて容易に
行える。
【0036】(c)第2の導体30bは、掛止突起13
に掛止されて円筒部10aの内周面に固定される。この
ため、挿入、或いは、引抜き時にジャックの外周部分と
の間に生じる摩擦力に対し、第2の導体30bには、充
分対抗できる掛止力が得られ、ピンプラグの耐久性が向
上する。
【0037】(d) 従来のピンプラグと同様に、部品
点数を削減でき、安価に提供できる。第1の実施例で
は、次のような変形が可能である。 図6は、図1中の円筒部10aの変形例を示す正面図で
ある。 図6の円筒部10a−1が、図1の円筒部10aと異な
る点は、湾曲部11−1を、図1の4か所に代えて3か
所に設けた点である。
【0038】このようにすれば、図1の場合とほぼ同様
の利点を有する他、湾曲部11−1の曲率半径が拡大
し、湾曲部11−1の頂部でのクラック(ひび割れ)を
防止できる利点がある。
【0039】第2の実施例 図7は本考案の第2の実施例を示すピンプラグの構成斜
視図、及び図8は図7の挿入完了時の全体斜視図であ
る。
【0040】このピンプラグは、円筒状のプラグスリー
ブ40と、第1の実施例とほぼ同様の形状を有する導電
性のプラグピン50とを備え、さらに、プラグスリーブ
40に挿入されプラグピン50を固定するプラグピン固
定部60aと、該プラグピン固定部60aの後部に一体
に形成されコード70を支持するコード支持部60bと
が、設けられている。
【0041】プラグスリーブ40は、先端側にジャック
挿入用の円筒部40aを有し、他端側にコード挿通用の
挿通孔41を有し、プラグピン固定部60a及びコード
支持部60bを収容している。プラグスリーブ40の後
部寄り外面の両側には、プラグピン固定部60aの抜け
止め用の係止窓42が設けられている。さらに、円筒部
40aの外周面上には、第2の導体70bを掛止する掛
止突起43が一体に形成されている。
【0042】プラグピン50は、基部に位置固定用の鍔
状の突起51と接続穴52とを有し、接続穴52は、第
1の導体70aが挿入された後、圧着され、潰れ部52
aとして形成されている。
【0043】図9は図7中のプラグピン固定部60a及
びコード支持部60bを示す斜視図、図10の(a)は
図9の上面図、及び図10の(b)は図9の背面図であ
る。プラグピン固定部60aは、固定部本体60a−1
と該固定部本体60a−1と合せられて略円柱になる分
割片60a−2とが縦方向に分割された合せ構造となっ
ている。固定部本体60a−1及び分割片60a−2
は、ヒンジ60a−3で連結されている。なお、ヒンジ
による連結を省略し、固定部本体60a−1と分割片6
0a−2とを、分離した構成としてもよい。
【0044】固定部本体60a−1と分割片60a−2
には、プラグピン50の突起51が嵌合する第1の凹部
61−1,61−2と、該第1の凹部61−1に連なり
プラグピン50の潰れ部52aが嵌合する第2の凹部6
2−1,62−2とが、それぞれ形成されている。さら
に、固定部本体60a−1の背面には、第2の導体70
bを案内するための導体案内溝63が形成されている。
【0045】コード支持部60bは、プラグピン固定部
60aに連なる略円柱をなしており、プラグピン固定部
60aとの間には、コード70を巻装支持するための環
状溝64が形成されている。さらに、コード支持部60
bの外面の両側には、プラグスリーブ40の係止窓42
に係止する外向きの突起65が形成されると共に、前記
環状溝64に連なるコード挟持用溝66が形成されてい
る。コード支持部60bは、コード70を挟持すると共
に突起65をコード挟持用溝66側へ変位させプラグス
リーブ40の係止窓42との係止を円滑に行わせる働き
がある。
【0046】図11は、図7の掛止突起43の正面図で
ある。 掛止突起43は、その上面に切込み溝43aが形成さ
れ、円筒部40aの外面との間には巻き付け用の環状溝
43bが形成されている。切込み溝43a及び環状溝4
3bの幅は、第2の導体70bの太さと同じ程度か、ま
たは、それより小さく設定されている。
【0047】次に、図12を参照しつつ、第2の実施例
のピンプラグの製造・組立て方法等について説明する。
【0048】図12は、図7の第2の導体70bの掛止
手順を示す部分省略上面図である。先ず、プラグスリー
ブ40を所定の成型機を用いて樹脂成型する。その成型
材料としては、例えばポリプロピレン(P.P)樹脂が
用いられる。ポリプロピレン樹脂は、適度の弾性を有す
るため、本実施例の材料として好適である。この成型時
において、円筒部40aとコード70を挿通する挿通孔
41が形成される。さらに、円筒部40aの外周には、
掛止突起43が形成される。円筒部40aは、プラグス
リーブ40の筐体と共通である。
【0049】一方、プラグピン固定部60a及びコード
支持部60bを所定の成型機を用いて樹脂成型する。成
型材料としては、プラグスリーブ40と同様に、ポリプ
ロピレン樹脂が用いられる。この成型時において、プラ
グピン固定部60aとコード支持部60bとが一体に成
型される。
【0050】プラグスリーブ40の挿通孔41にコード
70を挿通しておき、プラグピン50の接続穴52に第
1の導体70aを差込みした後、該部を圧着する。これ
により、プラグピン50の基部に潰れ部52aが形成さ
れ、プラグピン50と第1の導体70aが接続される。
また、コード被膜に所定の長さで切り込みを入れ、第2
の導体70bを、予め引き出しておく。
【0051】次に、プラグピン固定部60aの第1の凹
部61−1及び第2の凹部62−1に、プラグピン50
の突起51及び潰れ部52aを嵌合し、分割片60a−
2を固定部本体60a−1と合せる。これにより、第1
の導体70aの接続が完了したプラグピン50はプラグ
ピン固定部60aに固定される。この後、コード70を
コード支持部60bの環状溝64に巻き付ける。巻き付
けたコード70をコード挟持用溝66に押し込む。この
時、第2の導体70bは、前記切り込みから外部に引き
出されて導体案内溝63に添わせられている。
【0052】コード70を巻き付けたプラグピン固定部
60a及びコード支持部60bをプラグスリーブ40に
挿入する。この時、導体案内溝63及び第2の導体70
bが、掛止突起43側に向くようにして挿入する。コー
ド支持部60bの突起65は、コード挟持用溝66側へ
変位し、プラグスリーブ40の内面を滑ってプラグスリ
ーブ40の係止窓42に嵌合し、抜け止めされる。
【0053】第2の導体70bは、コード支持部60b
から円筒部40aの内周面を通って該円筒部40aの内
面先端から外部に引き出された状態になっている。
【0054】そこで、第2の導体70bを外方向に曲
げ、その先端を掛止突起43の切込み溝43aに合せ、
そのまま環状溝43bに巻き付ける。
【0055】このようにして、第2のコード導体70b
が掛止突起43に掛止され、円筒部40aの内周面上に
配置固定される。
【0056】次に、図13を参照しつつ、第2の実施例
のピンプラグを用いたジャックへの挿入動作を説明す
る。
【0057】図13は、図7の円筒部40aの正面図で
ある。なお、図中の鎖線は、ジャックの外周部分の外径
を示すものである。
【0058】ピンプラグをジャックに挿入すると、円筒
部40aに固定された第2の導体70bが、ジャックの
外周部分に接触する。第2の導体70bは、挿入方向と
は反対方向に作用する摩擦力に対抗して掛止突起43に
掛止され、たわみ等が生じない。挿入が終了した後、円
筒部40aは、第2の導体70bの線の太さ分だけ、図
13中の矢印方向に伸びる。この伸び量は、僅かである
が、円筒部40aの弾性復元力によって第2の導体70
bをジャックの外周部分に強く接触させる。これによ
り、接続が確実に行える。また、ピンプラグをジャック
から引抜く場合も、挿入時と同様に、第2の導体70b
が円筒部40aに固定され、スムースに引抜かれる。な
お、第2の導体70bは、偏平に形成しておいてもよ
い。このようにすれば、円筒部40aの伸び量は軽減さ
れる。
【0059】第2の実施例では、前記第1の実施例と同
様の利点(b)〜(d)を有する他、次のような利点を
有する。
【0060】(i) プラグピン固定部60aを分割合
わせ構造とし、該プラグピン固定部60aに、第1の凹
部61−1,61−2及び第2の凹部62−1,62−
2を形成している。第1の凹部61−1,61−2にプ
ラグピン50の突起51が嵌合することにより、プラグ
ピン50は、その軸方向の移動が抑止される。また、第
2の凹部62−1,62−2にプラグピン50の潰れ部
52aが嵌合することにより、プラグピン50の回転が
抑止される。これにより、プラグピン50を確実に固定
できる。
【0061】(ii) プラグピン固定部60aとプラ
グピン支持部60bとをプラグスリーブ40に挿入する
ようにしたので、第1の実施例におけるプラグピン50
とコード70とを接続した後、樹脂成型するといった製
造工程がなく、組み立てが簡単化される。また、分解も
可能となる。
【0062】第3の実施例 図14は本考案の第3の実施例を示すピンプラグの構成
斜視図、及び図15は図14の挿入完了時の部分斜視図
である。なお、図7中の要素と共通の要素には共通の符
号が付されている。
【0063】この第3の実施例が第2の実施例と異なる
点は、前記第2の実施例の掛止突起43を、掛止溝44
で構成し、該掛止溝44を円筒部40a−1の外周面上
に形成した点である。さらに、掛止溝44を設けたこと
に伴い、接触片である金属片80を第2の導体70bに
接続するようにしている。なお、この第3の実施例の導
体案内溝63−1は、図10(b)に示す導体案内溝6
3よりも、金属片80の幅に拡大されて形成されてい
る。
【0064】金属片80は、一端が外向きに曲折され、
他端が半田等によって第2の導体70bに接続されてい
る(図面では、説明の都合上、省略されている)。金属
片80は、その一端が掛止溝44に挿入されて円筒部4
0a−1の内面に配置固定されている。
【0065】第3の実施例では、プラグピン固定部60
aの挿入動作のみで、金属片80が掛止溝44に挿入さ
れて円筒部40a−1に固定される。このため、前記第
1の実施例の利点(c),(d)及び第2の実施例の利
点(i),(ii)を有する他、第2の導体70bを掛
止突起43に巻き付ける作業が省略されて組立てをさら
に簡単化できる。また、円筒部40a−1の内周面に金
属片80を設けたことにより、第2の導体70bの線の
太さによる円筒部40a−1の径方向の変形を軽減する
ことができる。
【0066】第4の実施例 図16の(a)は本考案の第4の実施例を示すピンプラ
グの要部の部分断面図、及び図16の(b)はピンプラ
グの要部の部分上面図である。なお、図7中の要素と共
通の要素には、共通の符号が付されている。
【0067】この第4の実施例が、第2の実施例と異な
る点は、図7の円筒部40aを次のように構成した点で
ある。
【0068】図16(a),(b)において、円筒部4
0a−2には、係止片45a及び挿入部である貫通孔4
5bが一体に形成されている。これら係止片45a及び
貫通孔45bによって係止部45が構成され、該係止部
45は強度が低下しない程度に薄肉形成されている。係
止片45aは、円筒部40a−2の先端に位置し、貫通
孔45bが該係止片45aの後方に位置している。ま
た、プラグスリーブ40−2に挿入されたプラグピン固
定部60a−2の背面には、第2の導体70bを添わせ
ておくための導体案内溝63−2が形成されている。第
2の導体70bは、引き出し部分に半田を付着して偏平
形状に圧延形成されている。この第2の導体70bの先
端は、係止片45aを挟んで折り返され、貫通孔45b
に挿入されて円筒部40a−2内の第2の導体70bに
固着されている。
【0069】このピンプラグの製造・組み立ては、第2
の実施例とほぼ同様に行い、図示しないコード支持部か
ら引き出された第2の導体70bを、円筒部40a−2
の内周面に沿って該円筒部40a−2の先端から外部へ
引き出す。第2の導体70bの先端を、係止片45aを
挟んで折り返し、貫通孔45bに挿入した後、円筒部4
0a−2内の第2の導体70bにスポット溶接により溶
着する。このようにしてピンプラグが完成する。
【0070】第4の実施例では、第2の実施例とほぼ同
様の利点を有する他、第2の導体70bの先端を貫通孔
45bに挿入して円筒部40a−2内の第2の導体70
bに溶着するようにしているので、第2の導体70bの
係止が確実となるばかりでなく、貫通孔45bの内側に
溶着部分を収容できる。これにより、ピンプラグ全体の
構造を簡単としつつ、円筒部40a−2の外周面の平坦
化が図れて扱い易くできる。
【0071】なお、本考案は、上記各実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。
【0072】(1) 図7の円筒部40aは、図1の円
筒部10aの湾曲部を形成した構成としてもよい。 (2) 図14の掛止溝44は、円筒部40a−1の全
周或いは部分的に延長して形成してもよい。このように
すれば、掛止溝44と金属片80との間の位置決めを簡
単化できる。さらに、図14では、導体案内溝63−1
に代えて、円筒部40a−1の内周面に金属片80の
幅、深さの溝を設けるようにしてもよい。(3) 図1
6(a),(b)では、貫通孔45bを円形に形成した
が、他の形状,大きさであってもよい。例えば、四角形
や楕円等に形成してもよい。また、挿入部は、貫通孔4
5bに代えて凹状の穴に形成してもよい。また、係止部
45に、絶縁用の樹脂を充填或いは塗布する等してもよ
い。 (4) 図16(a),(b)では、第2の導体70b
を圧延して円筒部40a−2の内周面に配置するように
したが、例えば、第2の導体70bに半田等で金属片を
接続し、該金属片を用いた構成としてもよい。この場
合、金属片の先端を折り返して該先端を凹状の穴等の挿
入部に挿入することで、第4の実施例と同様の係止が行
える。 (5) 図17は掛止突起の変形例を示す縦断面図であ
る。 図17の(a)は、図1の掛止突起13に切り割り13
cを設けた例である。このようにすれば、第2の導体3
0bを掛止突起13−1の上方から挿通孔13aに貫入
でき、掛止がより簡単になる。図17の(b)は、掛止
突起13−2に台形の溝13dを形成した例である。こ
の場合も図17(a)と同様に、第2の導体30bの掛
止が簡単になる。この変形は、図7の掛止突起43にも
適用できる。
【0073】(6) 図18は、掛止部の第1の変形例
を示す部分上面図である。 図18では、円筒部40a−3の先端縁部に、略L字状
の切欠きを形成して掛止片46を設けている。この掛止
片46に、図18の(a)に示すように、第2の導体7
0bを巻き付ける。これによって図18の(b)に示す
ように、第2の導体70bが掛止片46に掛止される。
このようにすれば、第2の実施例と同様の利点を有する
他、円筒部40a−3の外周面に突起がなく、ピンプラ
グの平坦化が図れる。
【0074】(7) 図19は、掛止部の第2の変形例
を示す部分上面図である。 図19では、円筒部40a−4の先端縁部に、折込み用
の掛止片47を設けると共に円筒部40a−4に、該掛
止47が嵌合する切抜き部47aを形成している。この
ようにすれば、図19の(a)〜(c)に示すように、
コード支持部60bの突起65とプラグスリーブ40の
係止窓42とが嵌合する前に、第2の導体70bを掛止
片47に巻き付けることができ、嵌合と同時に、掛止片
47が切抜き部47aに折り込まれる。このようにして
も、第2の実施例と同様の利点を有する他、前記(6)
と同様に、円筒部40a−4の外周面の平坦化が図れ
る。(8) 図20は、掛止部の第3の変形例を示す部
分上面図である。 図20では、円筒部40a−5の先端部表面に、環状の
凹部48を形成し、さらに該環状凹部48に直交する縦
溝49を形成している。そして止めリング48aを該環
状凹部48に嵌着するようにしている。止めリング48
aは、金属製、或いは、樹脂製のいづれであってもよ
い。図20の(a),(b)に示すように、縦溝49
に、第2の導体70bを引き出し、止めリング48aを
環状凹部48に嵌入する。このようにすれば、第2の実
施例と同様の利点を有する他、前記(6)と同様に、第
2の導体70bが円筒部40a−5に固定され、円筒部
40a−5の外周面の平坦化が図れる。
【0075】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、第1の考案
によれば、プラグスリーブの円筒部に湾曲部及び掛止部
を一体形成したので、円筒部がジャックの外周部分へ挿
入されると湾曲部が拡がり円筒部が均一に押し拡げられ
ることとなり、プラグスリーブの変形等が軽減され、第
2の導体を確実にジャックへ接触させることができ、ピ
ンプラグ本来の機能が維持できる。さらに、掛止部にコ
ードの第2の導体の先端を掛止するようにしたので、挿
入時の機械的強度が得られる。しかも、組立ての簡単化
が図れる。
【0076】第2の考案によれば、プラグスリーブの円
筒部に掛止部を一体形成し、プラグピン固定部及びコー
ド支持部をプラグスリーブへ挿入するようにしているた
め、プラグピン及びコードが一体化されて扱いやすくさ
れ、組立てが簡単になる。さらに、コード支持部から引
き出される第2の導体は、掛止部に留める等の簡単な作
業で確実に円筒部に配置固定され、しかも、組み立てが
簡単化される。
【0077】第3の考案によれば、第1又は第2の考案
の掛止部を掛止溝で構成し、掛止溝で接触片を掛止する
ようにしているため、接触片を掛止溝に挿入するだけで
充分な機械的強度が得られ、同時に組立ての簡単化も図
れる。
【0078】第4の考案によれば、円筒部の外周面に挿
入部を設け、該挿入部に、引き出された第2の導体の先
端を挿入して係止する係止部を設けたので、第2の導体
の先端が挿入部に収容されることとなり、全体の構造を
簡単にしつつ、ピンプラグを扱い易くできる。
【0079】第5の考案によれば、第4の考案の挿入部
を貫通孔で構成し、第2の導体の先端を貫通孔に挿入し
て円筒部内の第2の導体に固着したので、第2の導体の
係止が確実となるばかりでなく、貫通孔の内側に溶着部
分を収容でき、簡単な構造でピンプラグの扱い易さが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すピンプラグの断面
図である。
【図2】従来のピンプラグの一構成例を示す切欠き側面
図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図1の側面図である。
【図5】図1中の円筒部10aの縦断面図である。
【図6】図1中の円筒部10aの変形例を示す正面図で
ある。
【図7】本考案の第2の実施例を示すピンプラグの構成
斜視図である。
【図8】図7の挿入完了時の全体斜視図である。
【図9】図7中のプラグピン固定部60a及びコード支
持部60bを示す斜視図である。
【図10】図9のプラグピン固定部60a及びコード支
持部60bを説明する図である。
【図11】図7の掛止突起43の正面図である。
【図12】図7の第2の導体70bの掛止手順を示す部
分上面図である。
【図13】図7の円筒部40aの正面図である。
【図14】本考案の第3の実施例を示すピンプラグの構
成斜視図である。
【図15】図14の挿入完了時の部分斜視図である。
【図16】本考案の第4の実施例を示すピンプラグを説
明する図である。
【図17】図1中の掛止突起の変形例を示す縦断面図で
ある。
【図18】掛止部の第1の変形例を示す部分上面図であ
る。
【図19】掛止部の第2の変形例を示す部分省略上面図
である。
【図20】掛止部の第3の変形例を示す部分省略上面図
である。
【符号の説明】
10a,10a−1,40a,40a−1,40a−
2,40a−3,40a −4,40a−5 円筒部 10,40 プラグスリーブ 30,70 コード 30a,70a 第1の導体 20,50 プラグピン 30b,70b 第2の導体 11,11−1 湾曲部 13,43 掛止突起 60a プラグピン固定部 64 環状溝 60b コード支持部 44 掛止溝 80 接触片 45b 貫通孔 45 係止部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側にジャック挿入用の円筒部を有す
    る樹脂製プラグスリーブと、一端が前記円筒部から突出
    し他端にコードの第1の導体が接続されて前記プラグス
    リーブの略中心軸に包埋された導電性プラグピンとを備
    え、前記コードの第2の導体が前記円筒部の内周面上に
    固定されたピンプラグにおいて、 前記円筒部の円周に沿って複数個配置され内面が凹状を
    なして前記略中心軸方向に延びる湾曲部と、 前記円筒部の外周面上に形成され前記円筒部の内面先端
    から外部に引き出した前記コードの第2の導体の先端を
    掛止する掛止部とを、 前記円筒部に一体形成したことを特徴とするピンプラ
    グ。
  2. 【請求項2】 先端側にジャック挿入用の円筒部を有し
    他端側にコード挿通用の挿通孔を有する樹脂製プラグス
    リーブと、 鍔状の突起を有する基部にコードの第1の導体が接続さ
    れた導電性プラグピンと、 前記プラグスリーブに挿入され前記プラグピンの基部を
    固定する分割構造のプラグピン固定部と、 前記プラグピン固定部の後部に一体形成され前記コード
    を巻装支持する環状溝を有するコード支持部と、 前記円筒部の外周面上に設けられ前記円筒部の内面先端
    から外部に引き出した前記コードの第2の導体の先端を
    掛止する掛止部とを、 備えたことを特徴とするピンプラグ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のピンプラグにおい
    て、 前記掛止部は前記円筒部の外周面上に形成された掛止溝
    で構成し、前記円筒部の内面に配置され一端が前記掛止
    溝に挿入され他端が前記コードの第2の導体に接続され
    た接触片を設けたピンプラグ。
  4. 【請求項4】 先端側にジャック挿入用の円筒部を有し
    他端側にコード挿通用の挿通孔を有する樹脂製プラグス
    リーブと、 鍔状の突起を有する基部にコードの第1の導体が接続さ
    れた導電性プラグピンと、 前記プラグスリーブに挿入され前記プラグピンの基部を
    固定する分割構造のプラグピン固定部と、 前記プラグピン固定部の後部に一体形成され前記コード
    を巻装支持する環状溝を有するコード支持部と、 前記円筒部の外周面に導体挿入用の挿入部が設けられ、
    該挿入部に、前記円筒部の内面先端から外部に引き出し
    た前記第2の導体の先端が係止する係止部とを、 備えたことを特徴とするピンプラグ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のピンプラグにおいて、 前記挿入部は、前記第2の導体の先端が前記円筒部内の
    第2の導体に溶着可能に挿入される貫通孔で構成したピ
    ンプラグ。
JP1991061572U 1991-08-05 1991-08-05 ピンプラグ Expired - Lifetime JPH0631661Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991061572U JPH0631661Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 ピンプラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991061572U JPH0631661Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 ピンプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0515365U JPH0515365U (ja) 1993-02-26
JPH0631661Y2 true JPH0631661Y2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=13174974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991061572U Expired - Lifetime JPH0631661Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 ピンプラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0631661Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0515365U (ja) 1993-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7316375B2 (en) Band clamp
JPH1027646A (ja) コネクタ
EP1791222A1 (en) A resilient plug and a watertight connector
JP2017137905A (ja) クリップ、クランプ組立体及び取付構造
JP2010286795A (ja) コネクタ構造およびその組立方法
JPH0631661Y2 (ja) ピンプラグ
US6293423B1 (en) Cap-member
JP2001110476A (ja) 多連型ネジ式ターミナル装置
JP3946870B2 (ja) コネクタ装置
JP6802227B2 (ja) 接続端子
JPH07193949A (ja) 電線固定具
JP3284087B2 (ja) 発電電動機
JP2604044B2 (ja) コイルボビン
JP2002008744A (ja) シールド電線の端末接続構造
JPH0510355A (ja) コイルバネ取付構造
JP3335277B2 (ja) 線材保持具及び光ファイバ用コネクタ
US5785560A (en) Ignition cable connection terminal
JPH10284172A (ja) コネクタ
US20090052845A1 (en) Fixing Structure of Optical Cable
JP2594380Y2 (ja) エンジン点火装置における高電圧端子のコイルスプリング係止構造
JP2995165B2 (ja) トランスのコア取付用金具
JP3067473B2 (ja) パネル取付型コネクタ
JPH08135645A (ja) 端末部材およびその組付方法
JP2000260540A (ja) 同軸ケーブルのためのシールドケース
CN216055489U (zh) 连接器和连接器壳体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19950404

EXPY Cancellation because of completion of term