JPH06316297A - 空気調和システム - Google Patents
空気調和システムInfo
- Publication number
- JPH06316297A JPH06316297A JP5106390A JP10639093A JPH06316297A JP H06316297 A JPH06316297 A JP H06316297A JP 5106390 A JP5106390 A JP 5106390A JP 10639093 A JP10639093 A JP 10639093A JP H06316297 A JPH06316297 A JP H06316297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- carbon dioxide
- duct
- closed space
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 再循環させる空気の炭酸ガス濃度を低減させ
る。 【構成】 吸込口2から吸い込まれた客室1の空気は、
環気ダクト4を通り、その一部は排気ダクト3から外部
へ放出され、その残りは、炭酸ガス吸着フィルタ9で炭
酸ガスを除去されてから、供給機7で外気ダクト6から
取り入れられた外部の空気とミックスマニホルド5で混
合され、給気ダクト10を通って吹出口11から客室1
内へ吹き出される。
る。 【構成】 吸込口2から吸い込まれた客室1の空気は、
環気ダクト4を通り、その一部は排気ダクト3から外部
へ放出され、その残りは、炭酸ガス吸着フィルタ9で炭
酸ガスを除去されてから、供給機7で外気ダクト6から
取り入れられた外部の空気とミックスマニホルド5で混
合され、給気ダクト10を通って吹出口11から客室1
内へ吹き出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閉空間の内部の空気を
調和するシステムに関する。
調和するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】建設物や運輸機などには、空気の清浄な
どを行う空気調和システムが用いられている。
どを行う空気調和システムが用いられている。
【0003】このような従来の空気調和システムの一例
である旅客機の空気調和システムの概略構成を図4に示
す。
である旅客機の空気調和システムの概略構成を図4に示
す。
【0004】図に示すように、客室21内の空気は、吸
込口22から吸い込まれ、その半分以上は、排気ダクト
23から外部へ放出される。その半分以下の空気は、環
気ダクト24を通って、脱臭、除湿機能を備えたミック
スマニホルド25で外気ダクト26から供給機27によ
り取り入れられた外部の空気と混合され、給気ダクト2
0を通って吹出口31から客室21内に吹き出されるよ
うになっている。
込口22から吸い込まれ、その半分以上は、排気ダクト
23から外部へ放出される。その半分以下の空気は、環
気ダクト24を通って、脱臭、除湿機能を備えたミック
スマニホルド25で外気ダクト26から供給機27によ
り取り入れられた外部の空気と混合され、給気ダクト2
0を通って吹出口31から客室21内に吹き出されるよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
空気調和システムにおいて、省エネルギのため、排気ダ
クト23から外部へ放出する空気の量よりも、ミックス
マニホルド25へ送る空気の量が多くなるよう空気を再
循環させると、客室11内の空気の炭酸ガス濃度が除々
に増大し、建築基準法、FAA、ASHRAE、などの
法律規定値を上回ってしまい、客室11内の快適性が著
しく悪化してしまう。
空気調和システムにおいて、省エネルギのため、排気ダ
クト23から外部へ放出する空気の量よりも、ミックス
マニホルド25へ送る空気の量が多くなるよう空気を再
循環させると、客室11内の空気の炭酸ガス濃度が除々
に増大し、建築基準法、FAA、ASHRAE、などの
法律規定値を上回ってしまい、客室11内の快適性が著
しく悪化してしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ため、本発明は、閉空間の内部に当該閉空間の内部の空
気の一部と当該閉空間の外部の空気とを当該閉空間の内
部で循環するように送り込む空気調和システムにおい
て、前記閉空間の内部の空気の一部を炭酸ガス吸着フィ
ルタに通過させながら当該閉空間の内部へ再循環させる
のである。
ため、本発明は、閉空間の内部に当該閉空間の内部の空
気の一部と当該閉空間の外部の空気とを当該閉空間の内
部で循環するように送り込む空気調和システムにおい
て、前記閉空間の内部の空気の一部を炭酸ガス吸着フィ
ルタに通過させながら当該閉空間の内部へ再循環させる
のである。
【0007】
【作用】前述した構成による空気調和システムでは、再
循環する閉空間の内部の空気が炭酸ガス吸着フィルタを
通過すると、炭酸ガス濃度が減少するので、再循環させ
る閉空間の内部の空気の量を増大しても、閉空間の内部
の炭酸ガス濃度は所定の値以下に保たれる。
循環する閉空間の内部の空気が炭酸ガス吸着フィルタを
通過すると、炭酸ガス濃度が減少するので、再循環させ
る閉空間の内部の空気の量を増大しても、閉空間の内部
の炭酸ガス濃度は所定の値以下に保たれる。
【0008】
【実施例】本発明による空気調和システムを旅客機に応
用した一実施例を図面に基づいて説明する。なお、図1
には、その概略構成を示し、図2には、その主要部の外
観を示し、図3には、矢線III 部を抽出拡大した外観を
示す。
用した一実施例を図面に基づいて説明する。なお、図1
には、その概略構成を示し、図2には、その主要部の外
観を示し、図3には、矢線III 部を抽出拡大した外観を
示す。
【0009】これらの図に示すように、客室1の床側に
は、客室1内の空気を吸い込む吸込口2が複数設けられ
ている。これら吸込口2には、排気ダクト3を途中に接
続した環気ダクト4が接続されており、客室1内の空気
の一部を外部へ放出するようになっている。この環気ダ
クト4は、ミックスマニホルド5に接続し、ミックスマ
ニホルド5には、外気ダクト6を接続した供給機7が供
給ダクト8を介して接続されており、環気ダクト4から
の空気と供給機7により外気ダクト6から取り入れられ
た外部の空気とがミックスマニホルド5で混合されるよ
うになっている。
は、客室1内の空気を吸い込む吸込口2が複数設けられ
ている。これら吸込口2には、排気ダクト3を途中に接
続した環気ダクト4が接続されており、客室1内の空気
の一部を外部へ放出するようになっている。この環気ダ
クト4は、ミックスマニホルド5に接続し、ミックスマ
ニホルド5には、外気ダクト6を接続した供給機7が供
給ダクト8を介して接続されており、環気ダクト4から
の空気と供給機7により外気ダクト6から取り入れられ
た外部の空気とがミックスマニホルド5で混合されるよ
うになっている。
【0010】このミックスマニホルド5には、空気の脱
臭、除湿機能が備えられると共に、ゼオライトなどの炭
酸ガス吸着剤を備えた炭酸ガス吸着フィルタ9が設けら
れている。この炭酸ガス吸着フィルタ9には、前記環気
ダクト4の一端部が接続されており、環気ダクト4から
の空気は、炭酸ガス吸着フィルタ9で炭酸ガスを除去さ
れてからミックスマニホルド5内で外部からの空気と混
合されるようになっている。
臭、除湿機能が備えられると共に、ゼオライトなどの炭
酸ガス吸着剤を備えた炭酸ガス吸着フィルタ9が設けら
れている。この炭酸ガス吸着フィルタ9には、前記環気
ダクト4の一端部が接続されており、環気ダクト4から
の空気は、炭酸ガス吸着フィルタ9で炭酸ガスを除去さ
れてからミックスマニホルド5内で外部からの空気と混
合されるようになっている。
【0011】前記ミックスマニホルド5には、給気ダク
ト10が接続され、この給気ダクト10は、客室1の天
井側に設けられた複数の吹出口11に接続しており、ミ
ックスマニホルド5で混合、脱臭、除湿された空気は、
吹出口11から客室1内に吹き出されるようになってい
る。
ト10が接続され、この給気ダクト10は、客室1の天
井側に設けられた複数の吹出口11に接続しており、ミ
ックスマニホルド5で混合、脱臭、除湿された空気は、
吹出口11から客室1内に吹き出されるようになってい
る。
【0012】このような本実施例の空気調和システムを
用いると、客室1内の空気は、吸込口2から吸い込ま
れ、一部が排気ダクト3から外部へ放出され、残りが環
気ダクト4を通ってミックスマニホルド5へ送られる。
用いると、客室1内の空気は、吸込口2から吸い込ま
れ、一部が排気ダクト3から外部へ放出され、残りが環
気ダクト4を通ってミックスマニホルド5へ送られる。
【0013】ミックスマニホルド5へ送られた空気は、
炭酸ガス吸着フィルタ9で、炭酸ガスが除去されてから
ミックスマニホルド5内に送り込まれ、供給機7により
外気ダクト6から取り入れられた外部の空気と混合さ
れ、脱臭、除湿されてから給気ダクト10へ送られ、吹
出口11から客室1内に吹き出される。
炭酸ガス吸着フィルタ9で、炭酸ガスが除去されてから
ミックスマニホルド5内に送り込まれ、供給機7により
外気ダクト6から取り入れられた外部の空気と混合さ
れ、脱臭、除湿されてから給気ダクト10へ送られ、吹
出口11から客室1内に吹き出される。
【0014】つまり、環気ダクト4からの空気は、炭酸
ガス吸着フィルタ9で炭酸ガスが除去されてから、外部
からの空気と混合されて、客室1へ再循環されるのであ
る。
ガス吸着フィルタ9で炭酸ガスが除去されてから、外部
からの空気と混合されて、客室1へ再循環されるのであ
る。
【0015】従って、再循環させる空気の炭酸ガス濃度
は、大幅に減少するので、客室1からの空気の量を大幅
に増大して再循環することができる。
は、大幅に減少するので、客室1からの空気の量を大幅
に増大して再循環することができる。
【0016】なお、本実施例では、ミックスマニホルド
5の内部に炭酸ガス吸着フィルタ9を設けたが、例え
ば、排気ダクトとミックスマニホルドとの間となる環気
ダクト部分に設けても同様な効果が得られる。また、本
実施例では、旅客機の空気調和システムに応用したが、
これに限らず、閉空間の空気調和システムであれば、全
て同様に応用可能である。
5の内部に炭酸ガス吸着フィルタ9を設けたが、例え
ば、排気ダクトとミックスマニホルドとの間となる環気
ダクト部分に設けても同様な効果が得られる。また、本
実施例では、旅客機の空気調和システムに応用したが、
これに限らず、閉空間の空気調和システムであれば、全
て同様に応用可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明による空気調和システムでは、炭
酸ガス吸着フィルタに再循環させる閉空間の内部の空気
を通過させ、炭酸ガス濃度を低下させてから閉空間の内
部に送り込むので、再循環させる閉空間の内部の空気の
量を増大しても、閉空間の内部の炭酸ガス濃度は増大せ
ず、省エネルギー化を図ることができる。また、再循環
させる閉空間の内部の空気を従来と同様な量にすれば、
より高い清浄効果を得ることができる。
酸ガス吸着フィルタに再循環させる閉空間の内部の空気
を通過させ、炭酸ガス濃度を低下させてから閉空間の内
部に送り込むので、再循環させる閉空間の内部の空気の
量を増大しても、閉空間の内部の炭酸ガス濃度は増大せ
ず、省エネルギー化を図ることができる。また、再循環
させる閉空間の内部の空気を従来と同様な量にすれば、
より高い清浄効果を得ることができる。
【図1】本発明による空気調和システムを旅客機に応用
した一実施例の概略構成図である。
した一実施例の概略構成図である。
【図2】その主要部の外観図である。
【図3】図2の矢線III 部の抽出拡大図である。
【図4】従来の空気調和システムを旅客機に応用した一
例の概略構成図である。
例の概略構成図である。
1 客室 2 吸込口 3 排気ダクト 4 環気ダクト 5 ミックスマニホルド 6 外気ダクト 7 供給機 9 炭酸ガス吸着フィルタ 10 給気ダクト 11 吹出口
Claims (1)
- 【請求項1】 閉空間の内部に当該閉空間の内部の空気
の一部と当該閉空間の外部の空気とを当該閉空間の内部
で循環するように送り込む空気調和システムにおいて、
前記閉空間の内部の空気の一部を炭酸ガス吸着フィルタ
に通過させながら当該閉空間の内部へ再循環させること
を特徴とする空気調和システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106390A JPH06316297A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 空気調和システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106390A JPH06316297A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 空気調和システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06316297A true JPH06316297A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14432374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5106390A Withdrawn JPH06316297A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 空気調和システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06316297A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6946288B2 (en) * | 2002-05-31 | 2005-09-20 | Co2 Solution, Inc. | Ventilation system for an enclosure in which people live and a method thereof |
JP2006275487A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Shimizu Corp | 炭酸ガス除去空調システム |
JP2008534376A (ja) * | 2005-03-31 | 2008-08-28 | ザ・ボーイング・カンパニー | 再循環させた空気を用いた貨物区画空気調整のためのシステムおよび方法 |
EP3599169A1 (de) * | 2018-07-27 | 2020-01-29 | Airbus Operations GmbH | Mischerbaugruppe mit umgebendem filterelement, stauraum mit mischerbaugruppe, fahrzeug mit einem stauraum und verfahren zum einbau einer mischerbaugruppe |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5106390A patent/JPH06316297A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6946288B2 (en) * | 2002-05-31 | 2005-09-20 | Co2 Solution, Inc. | Ventilation system for an enclosure in which people live and a method thereof |
JP2006275487A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Shimizu Corp | 炭酸ガス除去空調システム |
JP2008534376A (ja) * | 2005-03-31 | 2008-08-28 | ザ・ボーイング・カンパニー | 再循環させた空気を用いた貨物区画空気調整のためのシステムおよび方法 |
EP3599169A1 (de) * | 2018-07-27 | 2020-01-29 | Airbus Operations GmbH | Mischerbaugruppe mit umgebendem filterelement, stauraum mit mischerbaugruppe, fahrzeug mit einem stauraum und verfahren zum einbau einer mischerbaugruppe |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |