JPH06316242A - 車両衝突時の電気系統自動遮断装置 - Google Patents

車両衝突時の電気系統自動遮断装置

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JPH06316242A
JPH06316242A JP8097694A JP8097694A JPH06316242A JP H06316242 A JPH06316242 A JP H06316242A JP 8097694 A JP8097694 A JP 8097694A JP 8097694 A JP8097694 A JP 8097694A JP H06316242 A JPH06316242 A JP H06316242A
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car
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crash
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Masahiko Shinagawa
雅彦 品川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】車両の衝突時に、より安全な状態で自動的に電
気系統を遮断することができ、たとえば炎上しつつあり
あるいは炎上する危険のある他の車両や施設から遠隔な
場所まで避難し得た後、自己の車両の火災発生を防止す
ることができるこの種の安全装置を提供することにあ
る。 【構成】車両の衝突を検出する検出器4と、車速を検出
する検出器5と、バッテリー2から車両各部への電源供
給回路に設けた遮断装置と、前記衝突検出器および車速
検出器と電気的に接続され、衝突検出器からの検出信号
と車速検出器からの車速信号を処理し車速がゼロである
ときに前記遮断装置21を作動させるコントロールユニ
ットとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両衝突時の電気系統自
動遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては高度の安全性
が要求される。その一つとして、競技用自動車等の高速
車両においては、衝突事故が発生し、衝撃で短絡した電
気回路が過熱し、車内に漏出した燃料に引火して火災が
発生するのを防止するため、電気系統を遮断するスイッ
チが装備されている。しかし、そのスイッチは、一般に
人為的に操作する必要があるため、たとえば運転者が負
傷して操作不能な状態に陥った場合に効果がない。そこ
で、実開昭56−357号公報や特開昭58−2248
33号公報において、車両に衝突検出センサを設け、こ
れからの信号でバッテリーからの電源の供給を遮断する
ようにした保護装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような先行技術においては、車両の衝突のみを検出して
電気回路を遮断するため、車両が衝突後まだ走行してい
る場合にも電気回路が作動せず、車両のコントロールを
行えないことになる。この結果、たとえば炎上しつつあ
る他の車両や施設ないしは炎上する危険のある他の車両
や施設から遠隔な場所まで避難することが困難となり、
二次災害に巻き込まれる可能性を回避できないという問
題があつた。本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、車両
の衝突時に、より安全な状態で自動的に電気系統を遮断
することができ、たとえば炎上しつつありあるいは炎上
する危険のある他の車両や施設から遠隔な場所まで避難
し得た後、自己の車両の火災発生を防止することができ
るこの種の安全装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、車両の衝突を検出する検出器と、車速を検出
する検出器と、バッテリーから車両各部への電源供給回
路に設けた遮断装置と、前記衝突検出器および車速検出
器と電気的に接続され、衝突検出器からの検出信号と車
速検出器からの車速信号を処理し車速がゼロであるとき
に前記遮断装置を作動させるコントロールユニットとを
備えた構成としたものである。
【0005】
【実 施 例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて
説明する。図1ないし図3は本発明の一実施例を示して
おり、図1において、1は車体、2はエンジン室内に配
設したバッテリーであり、負極側は共通電位線に接続さ
れ、正極側は電源スイッチ21と増幅器22を介して車
両に搭載したコントロールユニット6の出力部に接続さ
れている。また、バッテリー2の正極側はワイヤハーネ
ス23により車両各部の所要電気装置25a,25b,
25cたとえばライト、ワイパー、計器類と接続されて
いる。そして、増幅器22の出力側と共通電位線の間に
は電源スイッチ21を遮断側に作動するリレーコイル2
4が接続されている。3は前記電源スイッチ21を投入
するエンジンキーである。
【0006】4は衝突検出器であり、車体1の外側に設
けられ、車体1の他物との衝突を検出して信号を送出す
る。この衝突検出器4は、ピエゾ素子等を用いた加速度
センサー、光ファイバと発光体などを組合せた光学的セ
ンサーなど任意である。5は車体の移動速度を検出する
車速検出器であり、一般的には、トランスミッション部
のギヤにより駆動される駆動軸にリング状多極マグネッ
トを設け、この回転を磁気抵抗素の抵抗変化として取り
出し、パルス信号に変換するケーブルレスセンサが用い
られるが、場合によっては光電式センサすなわち、トラ
ンスミッションの回転をメータケーブルにより取出し、
フォトインタラプタにより車速パルスに変換する形式の
ものでもよい。前記衝突検出器4と車速検出器5は、前
記キースイッチ3および図示しない他の駆動系やエアコ
ン系の各センサともども変換回路7を介してコントロー
ルユニット6の入力部に接続され、内部のマイクロコン
ピュータには、電気系統自動断接判断・演算部が構成さ
れている。
【0007】この電気系統自動断接判断・演算部には図
3のようなシーケンスが構築されている。すなわち、前
記衝突検出器4と車速検出器5からの検出信号が入力さ
れると、第1ステップとして車両の衝突の有無が判断さ
れ。このステップで衝突が生じたことが判断されると次
に第2ステップとして車速がゼロか否かが判断される。
そして、車速がゼロでない場合には電気系統接続維持信
号すなわちこの実施例では増幅器駆動の制御信号が送出
される。そして、車速がゼロであることが確認された場
合に、電気系統遮断の制御信号が送出されるようになっ
ている。
【0008】
【実施例の作用】エンジンキー3を操作すると、コント
ロールユニット6からの信号で電源スイッチ21が投入
され、バッテリー2からの電源が増幅器22が作動し、
電気装置25a,25b、25cに対しバッテリー2か
ら電源が供給され得る状態となる。 車両が走行中、車
速検出器5からスピードメータおよびコントロールユニ
ット6に速度検出信号が常時入力されており、他物と衝
突した場合には、衝突検出器4から検出信号がコントロ
ールユニット6に入力される。この衝突信号と速度信号
はコントロールユニット6の電気系統自動断接判断・演
算部において前記図3のステップにより処理され、衝突
が生じたが車速がゼロでなく速度を持っている場合に
は、コントロールユニット6から電気系統遮断信号は出
力されず、電源スイッチ21は通電状態に保持される。
そして、車速検出器5の検出信号から車速ゼロであるこ
とが判断されると、コントロールユニット6から電気系
統遮断信号が出力され、それによりはじめて増幅器22
の駆動が停止され、リレーコイル24への励磁電流が断
たれ、電源スイッチ21がオフとされる。これによりバ
ッテリー2から電気装置25a,25b,25cに対す
る電源供給が止められる。勿論、衝突検出器4による衝
突検出と同時に速度検出器5で車速ゼロが検出されたと
きには、コントロールユニット6から電気系統遮断信号
が送出され、電源スイッチ21がオフとされる。
【0009】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、車
両に衝突が生じた場合に、直ちにバッテリーからの電源
供給を遮断するのでなく、車両走行速度を検出して衝突
と車両走行停止双方の条件の成立が確認されたときには
じめてバッテリーからの電源供給を遮断するため、衝突
後まだ走行している間は車両電気系統のコントロールを
行うことができ、電気装置を使ってたとえば炎上しつつ
あるかあるいは炎上する危険のある他の車両や施設から
安全な場所まで容易に移動することができるなどのすぐ
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両衝突時の電気系統自動遮断装
置の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明による車両衝突時の電気系統自動遮断装
置の系統図である。
【図3】本発明の制御シーケンス図である。
【符号の説明】
1 車体 2 バッテリー 4 衝突検出器 5 車速検出器 6 コントロールユニット 21 電源スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の衝突を検出する検出器と、車速を検
    出する検出器と、バッテリーから車両各部への電源供給
    回路に設けた遮断装置と、前記衝突検出器および車速検
    出器と電気的に接続され、衝突検出器からの検出信号と
    車速検出器からの車速信号を処理し車速がゼロであると
    きに前記遮断装置を作動させるコントロールユニットと
    を備えたことを特徴とする車両衝突時の電気系統自動遮
    断装置。
JP6080976A 1994-03-28 1994-03-28 車両衝突時の電気系統自動遮断装置 Expired - Lifetime JP2628279B2 (ja)

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