JPH06316008A - プラスチック材料をベースとする流体用管路 - Google Patents

プラスチック材料をベースとする流体用管路

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JPH06316008A
JPH06316008A JP6082476A JP8247694A JPH06316008A JP H06316008 A JPH06316008 A JP H06316008A JP 6082476 A JP6082476 A JP 6082476A JP 8247694 A JP8247694 A JP 8247694A JP H06316008 A JPH06316008 A JP H06316008A
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JP
Japan
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fluid
polyamide
fluid conduit
conduit according
layers
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JP6082476A
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English (en)
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Devehat Christian Le
クリスチヤン・ル・ドウベア
Olivier Nicolas
オリビエ・ニコラ
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Hutchinson SA
Original Assignee
Hutchinson SA
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes
    • F16L11/14Hoses, i.e. flexible pipes made of rigid material, e.g. metal or hard plastics
    • F16L11/15Hoses, i.e. flexible pipes made of rigid material, e.g. metal or hard plastics corrugated
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L9/00Rigid pipes
    • F16L9/12Rigid pipes of plastics with or without reinforcement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes
    • F16L11/04Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
    • F16L2011/047Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with a diffusion barrier layer

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エラストマー材料からなり、軽量、耐熱性、
耐用期間に優れ、且つ輸送される流体に関する良好な耐
密性を保証しながら、温度が高くなる可能性のある(1
20−140℃程度)侵食性流体の輸送を可能にする。 【構成】 この管路は、2つの末端口11と12の間
に、それらの口に隣接して柔軟性または剛性の区間また
は直線部分13、14と、部分13と14の間に挟まれ
た湾曲部分15、16(やはり柔軟性または剛性)と、
管路に比較的大きな変形の可能性を付与するベローズ2
0とを備える。管路10の平均軸は3次元空間(3D)
で曲がっており、プラスチック材料、特に単純なまたは
エラストマー・アロイの形のサーモプラスチック・エラ
ストマー(TPE)材料から出発したプラスチック材料
をベースとして形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック材料をベー
スとする流体用管路に関する。
【0002】本発明は、それだけに限定されるものでは
ないが、特に、原動機業界、とりわけ自動車業界で、例
えば熱機関式車両の原動機室で、または燃料タンクの上
昇管としてあるいはエンジンの冷却回路または自動車の
乗員室の空調回路または自動車以外の原動機の装置とし
て使用するのに適した、プラスチック材料をベースとす
る管路、コネクタ、チューブ、ホース、パイプ、チャン
ネルを対象とする。
【0003】
【従来の技術】流体用管路、特に例えば空気取入口から
空気ろ過器へ、次いで後者からエンジンへ空気を運ぶた
め、または通常の水とエチレングリコールの混合物や、
2相冷却システムで使用されるタイプの特殊な2相混合
物などエンジン冷却用熱運搬液を運ぶため、自動車の熱
機関に付随する液体用管路は、何年も前からエラストマ
ー(EPDM、NBR、エピクロルヒドリン・ゴムある
いは機関室の高温区域で使用するシリコーン・ゴム)で
形成されてきた。これらのエラストマー材料は、他の流
体例えば熱機関の燃料や、自動車のタンクの上昇管中な
どSWの空気と燃料蒸気の混合物、さらには潤滑油、ト
ランスミッション液など他の流体を運ぶためのチャンネ
ル、チューブ、ホース、コネクタ、管路またはパイプの
製造にも使用される。これらの材料から出発して実現さ
れた既知の装置は満足を与えるが、その幾何形状が一方
では複雑であり、他方では重量が比較的重いときには特
に製造が困難な可能性がある。
【0004】自動車の設計者は、それが可能な限り、車
両の部品や構成要素の重量を減らし、スペースと性能上
の理由からエンジン・ボンネットの下の使用可能スペー
スを減らそうと努めているので、特にエンジンの近傍で
の、また乗員室内や燃料タンクのレベルでの、流体運搬
用管路に必要とされる形状は、その設計においてますま
す複雑になってきているが、時には、同じ管路がその両
端間で異なる特性を有し、例えばある方向には柔軟性を
また別の方向には剛性を有し、また例えば所与の体積に
追従しあるいは異なる振動吸収特性及び伝達特性を示す
ように局所的に著しい変形の可能性を有することが望ま
しい限りでその構造においても複雑になることがある。
【0005】このため、エラストマーをベースとする装
置を、単純なまたは複合した熱可塑性材料、特にエラス
トマーの特性を有しながらプラスチック材料の変形技術
によって成形できるサーモプラスチック・エラストマー
材料(TPE)をベースとする装置で置き換えることが
提案されている。したがって、これらの単相または多相
材料は(エラストマー・アロイとして)、ベローズなど
の変形可能部分に結合した部分で単一材料製のチューブ
の形で、あるいは例えば欧州特許出願EP−A1−04
92129号に記載されているように、完全に剛性のあ
るいは変形可能部分を伴う多層チューブの形で、自動車
のエンジンの空気管路の製造用に提案されている。前記
欧州特許出願に記載されている装置は、その中心軸が2
次元または3次元空間で曲がることが可能であり、した
がって、“2D”または“3D”装置の名称で呼ばれて
いるが、好ましくは押出しブロー成形によって形成され
た第1のプラスチック材料製の凹んだ本体と、第2のプ
ラスチック材料で形成された凹んだ本体の周りの離隔装
置と、離隔装置の延びる区域を除く凹んだ本体の全体上
の外部層とから構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの装置は、エラ
ストマー材料をベースとする通常の装置に比べて、軽
量、耐熱性、耐用期間の上で利点を有するとしても、一
方では輸送される流体に関する良好な耐密性を保証しな
がら、他方ではその温度が高くなる可能性のある(12
0−140℃程度)侵食性流体の輸送を可能にすること
はできない。
【0007】本発明の全般的目的は、これらの材料、と
りわけTPEと認められる材料製の装置の利点を示し、
それに加えて比較的高温で浸透しない侵食性流体の輸送
に安全に使用できる、プラスチック材料をベースとする
改良された流体用管路を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、その応用が現実の要
件に応じて融通が効き、また多数の形状及び寸法で形成
できるために燃料タンクの上昇管、燃料運搬パイプ、あ
るいは水/エチレングリコールのタイプの通常の液体混
合物や2相冷却システムで使用されるような水/蒸気の
タイプの混合物を使用する熱機関の冷却回路の構成部分
のような様々な用途に適する、かかる管路を提供するこ
とである。
【0009】本発明の他の目的は、場合によってはベロ
ーズのように剛性部分と柔軟部分を含む、あるいは同じ
1つの管路に沿って横に並べて次々に配置された、ベロ
ーズではなく、相互間にとぎれ目のない単一のモノブロ
ック部片を形成する剛性部分と変形可能部分を含む、そ
の長手方向の異なる点で異なる機械的特性を示すことの
できる、複雑な形状のかかる管路を提供することであ
る。
【0010】本発明の他の目的は、へこみに対する良好
な抵抗力を有し、その上、応用例によっては振動をよく
吸収できる、かかる管路を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、再利用可能な限りで
環境保護の要件を満足する、かかる管路を提供すること
である。
【0012】本発明の他の目的は、前述のタイプの押出
しブローまたは押出し吸引技術によって複雑な空間形状
でかつ経済的に有利な利用コストで製造することのでき
る、かかる管路を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、場合に
よってはその両端間に形状、剛性及び機械的特性の異な
る部分を含む、単純なまたは複合した熱可塑性材料、特
にサーモプラスチック・エラストマー材料(TPE)
は、実質上その長さ全体に異なる特性を有する材料の少
なくとも2つの層から構成される、その一方が、輸送す
る流体に対する耐食性特性とその流体に対する不浸透性
に応じて選ばれることを特徴とする。
【0014】本発明で提案する改良された流体用管路の
形成に使用することを本発明で企図しているプラスチッ
ク材料またはサーモプラスチック・エラストマー材料
(TPE)は、ポリアミド6、ポリアミド6.6、ポリ
アミド11または12、ポリアミド4.6または6.1
0または6.12、エラストマーとポリアミドのアロ
イ、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニレンス
ルフィド(PPS)、ポリブチレンテレクタレート(P
BT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ
エーテルスルホン(PES)、ポリエーテルエーテルケ
トン(PEEK)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポ
リエーテル・ブロック・アミド(PEBA)、ポリエー
テルエステル(TEEE)などのうちから選択すると好
都合である。これらの材料は、場合によっては、例えば
ガラス繊維で含浸される。
【0015】本発明の他の特徴によれば、輸送する液体
に対する耐食性及びその液体に対する不浸透性のために
選ばれた層は、オレフィンポリマー、ポリエチレンまた
はポリプロピレンのうちから選ばれた管路の内側層であ
る。
【0016】液体用管路、特に熱機関の冷却回路の構成
に入れるための管路用の本発明の一実施形態では、輸送
する流体に対する良好な耐食性特性と良好な不浸透性特
性を有する層は、フッ素ポリマー製のものである。
【0017】特に好ましい実施態様では、上記のフッ素
ポリマーはビニリデンのポリフッ化物である。
【0018】フッ素ポリマー、好ましくはビニリデンポ
リフッ化物で、管路の最も内側の層を形成することが好
ましい。
【0019】一変形では、この化合物で、管路の外側層
と内側層の間の中間層を形成する。
【0020】ビニリデンポリフッ化物は、その融点が1
70−175℃程度であり、押出しブローまたは押出し
吸引技術によって容易に使用できる。その防水性特性と
−45℃と150℃の間の温度範囲での良好な温度堅牢
性により、水とエチレングリコールの混合物を用いる通
常の冷却回路液や2相冷却システムで使用される冷却回
路液などの侵食性液体に対する抵抗力をもつのに特に適
した材料となっている。
【0021】本発明では、液体用管路の各層を構成する
材料が、物理的及び化学的に適合する場合、その間に中
間の連結層なしで結合することを企図している。
【0022】一変形では、1つまたは複数の中間層が、
内側層と外側層と、場合によっては管路の他の層の結合
を行う。
【0023】もう1つの特徴によれば、本発明は、押出
しブローまたは押出し吸引技術によって上記に定義した
ような管路を形成することを提唱する。
【0024】本発明による流体用管路は、直径10〜8
0mm、厚さ0.5〜5mmとすることが好ましく、そ
の平均軸が2次元(2D)または3次元(3D)空間で
曲がり、屈曲の回数が6回程度であるときも含めて、加
圧下の展開長さが約2m程度に達することができる。
【0025】本発明はまた、熱機関の冷却用の熱運搬
液、熱機関の燃料、空気と燃料の混合物など、侵食性流
体の運搬用のチャンネル、チューブ、ホース、コネク
タ、パイプとして、上記に定義したような流体用管路を
使用することを対象とする。
【0026】例示として示した以下の説明を添付の図面
を参照しながら読めば本発明はよく理解されるであろ
う。
【0027】
【実施例】本発明による流体用管路10を図1及び2
に、熱機関の冷却液や熱機関の燃料蒸気と空気の混合物
などの液体または気体流体の運搬用チャンネルとして概
略的に示す。この管路は、2つの末端口11と12の間
に、それらの口に隣接して柔軟性または剛性の区間また
は直線部分13、14と、部分13と14の間に挟まれ
た湾曲部分15、16(やはり柔軟性または剛性)と、
管路に比較的大きな変形の可能性を付与するベローズ2
0とを備える。管路10の平均軸は3次元空間(3D)
で曲がっており、プラスチック材料、特に単純なまたは
エラストマー・アロイの形のサーモプラスチック・エラ
ストマー(TPE)材料から出発したプラスチック材料
をベースとして形成される。
【0028】その形成に好ましい材料は、ポリアミド
6、ポリアミド6.6、ポリアミド11または12、ポ
リアミド4.6または6.10または6.12、エラス
トマーとポリアミドのアロイ、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、ポリエーテルスルホン(PE
S)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリ
イミド、ポリアミドイミド、ポリエーテル・ブロック・
アミド(PEBA)、ポリエーテルエステル(TEE
E)などのうちから選択すると好都合である。これらの
材料は、場合によっては、例えばガラス繊維で含浸され
る。
【0029】本発明によれば、図3A、4A、5Aを見
るとよくわかるように、管路10は、実質上その全体に
わたって、特にベローズ20(図3A)の右側で、異な
る特性を有する材料の少なくとも2つの層、すなわち外
側層21と内側層22から構成され、内側層22は、輸
送する流体に対する耐食性特性とその流体に対する不浸
透性とに応じて選択される。
【0030】一実施形態では、外側層21は、エラスト
マー熱可塑性材料、たとえばサントプレン(Santopre′
ne、MONSANTO社の登録商標)の名称で市販されているE
PDMとポリプロピレンのエラストマー・アロイであ
り、内側層22は、一般的にオレフィンポリマー、ポリ
エチレンまたはポリプロピレンであり、この2つの層が
その間に中間の連結層なしに結合される。
【0031】本発明は、所与の管路の外側層21を、そ
の化学的性質が全く異なる材料から、あるいは一変形で
は、たとえば、負荷が次々に加わって上記管路がベロー
ズが存在しない場合も含めてその両端間で互いに隣接し
て次々に異なる剛性または柔軟性をもつ部分を有するた
めに、同系列であるがその機械的特性、特に硬さが互い
に異なる材料から構成することを企図している。
【0032】この管路は、必要ならば、挿入物を含むま
たは含まない突き出した外側部分を備えることができ、
両方の口は、例えば円形の同一断面でもよく、あるいは
一変形では、例えば一方が円形で他方が方形と異なる輪
郭を有することもできる。
【0033】内側層22に良好な表面状態と適切な設計
を与えることにより、口11と12は継手、例えばOリ
ング継手を収容する溝23を形成するように順応させる
ことができる。
【0034】図3B、4B、5Bに概略的に示した実施
形態では、管路30は図1及び2に示したものと同じ構
成であり、すなわちその口の両端11と12図4Bに、
ベローズ20と類似のベローズ(図3B)と直線部分ま
たは湾曲部分を備え、管路30の平均軸は3次元空間
(3D)で曲がっている。この実施形態では、管路は、
やはりベローズの右側を含めて管路の全長またはほぼ全
長に沿って延びる外側層31と内側層32を含むが、層
31と32は、この実施形態では、その間が連結層35
によって結合されている。
【0035】外側層31は、ポリアミドをベースとする
ことができ、内側層32はポリエチレンをベースとする
ことができる。
【0036】他の実施形態では、外側層31はポリアミ
ドをベースとし、内側層32はポリプロピレンをベース
とする。
【0037】上記で図1ないし5に関して記述した実施
態様の場合と同様に、所与の管路の外側31を、全く異
なる材料、または同系列であるが機械的特性が異なる材
料、例えば剛性ポリアミドと柔軟性ポリアミドで形成し
て、上記管路が変形可能部分と変形不能部分の列から構
成されるようにすることができる。
【0038】熱機関の冷却回路の組成に含めるための流
体用管路の一実施形態では、内側層32はフッ素ポリマ
ーであり、特に好ましい実施態様では、ビニリデンポリ
フッ化物であり、一方外側層31は、たとえばサントプ
レンの名称で市販されているようなサーモプラスチック
・エラストマー(ポリプロピレン/EPDM)で形成さ
れる。
【0039】図示していない一変形では、輸送する流体
に対する良好な耐食性特性とその流体に対する良好な不
浸透性特性を示す層である層32が、管路の最も内側の
層を形成せず、その軸Aに最も近い内面に補助層を備え
ている。
【0040】流体用管路が図1ないし5に示す、あるい
はより概略的に図3Bないし5Bに示すタイプのもので
あろうと、本発明では押出しブローまたは押出し吸引技
術によってそれを形成することを企図しており、これら
の技術によって、一方では3次元空間で複雑な形状を得
ることが可能であり、他方では、ベローズ20、30の
ように、剛性のまたは柔軟性のその異なる構成部分の間
に、あるいはベローズの形ではないが変形可能な部分の
間に切れ目のないモノブロック管路を得ることが可能で
ある。
【0041】これらの技術を利用して、まずポールを押
し出し、次いでモールドの壁面にブローしあるいは上記
壁面に吸引すると、材料の利得が得られ、接合面のレベ
ルまでの落下が避けられ、接合線なしで内部被覆の完全
な連続性が確保され、剛性の面でも、柔軟性、耐密性、
不浸透性、流体に対する耐食性、及び耐熱性の面でも優
れた機械的特性をもち、したがって産業界、特に自動車
業界で必要とされる多数の応用例、例えばそれだけに限
定されるものではないが自動車エンジン用の燃料タンク
の上昇管、上記燃料の運搬用パイプ、水コネクタ、水循
環式または2相式の熱機関冷却回路の諸要素などによく
適合した製品がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による管路の透視図である。
【図2】本発明による管路の他の透視図である。
【図3A】図2の線3−3に沿った断面図である。
【図3B】他の実施形態の図3Aと類似の断面図であ
る。
【図4A】図2の線4−4に沿った断面図である。
【図4B】他の実施態様の図4Aと類似の図である。
【図5A】図2の線5−5に沿った断面図である。
【図5B】他の実施態様の図5Aと類似の図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 場合によってはその両端間で形状、剛性
    及び機械的特性が異なる部分を含む、単純なまたは複合
    した熱可塑性材料、とりわけサーモプラスチック・エラ
    ストマー(TPE)をベースとする流体用管路であっ
    て、そのほぼ全長に沿って、異なる特性を有する材料の
    少なくとも2つの層(21,22;31,32)から構成され、
    その一方の層(22,32)が、運搬する液体に対する耐食
    性特性とその液体に対する不浸透性とに応じて選択され
    ることを特徴とする、流体用管路。
  2. 【請求項2】 好ましくはポリアミド6、ポリアミド
    6.6、ポリアミド11または12、ポリアミド4.6
    または6.10または6.12、ポリアミドのエラスト
    マー・アロイ、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフ
    ェニレンスルフィド(PPS)、ポリブチレンテレフタ
    レート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PE
    T)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテル
    エーテルケトン(PEEK)、ポリイミド、ポリアミド
    イミド、ポリエーテル・ブロック・アミド(PEB
    A)、ポリエーテルエステル(TEEE)などのうちか
    ら選択されたプラスチック材料またはサーモプラスチッ
    ク・エラストマー(TPE)材料あるいはその両方から
    形成され、これらの材料が場合によっては例えばガラス
    繊維で含浸されることを特徴とする、請求項1に記載の
    流体用管路。
  3. 【請求項3】 構成層(21,22……)がその間に中間連
    結層なしで結合されることを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の流体用管路。
  4. 【請求項4】 1つまたは複数の中間層(35…)が、内
    側層(32)と外側層(31)と場合によっては管路の他の
    層との結合を確保することを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の流体用管路。
  5. 【請求項5】 運搬する流体に対する耐食性特性と前記
    流体に対する不浸透性とに応じて選択された層が、オレ
    フィンポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレンまたは
    フッ素ポリマーのうちから選択された内側層(22,32)
    であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一
    項に記載の流体用管路。
  6. 【請求項6】 フッ素ポリマーがビニリデンのポリフッ
    化物であることを特徴とする、請求項5に記載の流体用
    管路。
  7. 【請求項7】 その外側層(21,31)が、全く異なる材
    料から、あるいはベローズがない場合を含めてその両端
    間で互いに隣接して次々に異なる剛性または柔軟性をも
    つ部分を有するために、同系列であるが異なる特性を有
    する材料から形成されることを特徴とする、請求項1か
    ら6のいずれか一項に記載の流体用管路。
  8. 【請求項8】 押出しブローまたは押出し吸引技術によ
    って形成されることを特徴とする、請求項1から7のい
    ずれか一項に記載の流体用管路。
  9. 【請求項9】 その平均軸が2次元(2D)または3次
    元(3D)空間で曲がっており、直径10ないし80m
    m、厚さ0.5ないし5mmであり、加圧下のその展開
    長さが2mに達することができ、屈曲の回数が6回程度
    となり得ることを特徴とする、請求項1から8のいずれ
    か一項に記載の流体用管路。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか一項に記載
    の流体用管路を、熱機関の冷却用、熱運搬液、熱機関の
    燃料、空気と燃料蒸気の混合物などの侵食性流体の運搬
    用のチャンネル、チューブ、ホース、コネクタ、パイプ
    としての使用。
JP6082476A 1993-03-29 1994-03-29 プラスチック材料をベースとする流体用管路 Pending JPH06316008A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9303577A FR2703428B1 (fr) 1993-03-29 1993-03-29 Conduite de fluide à base de matière(s) plastique(s).
FR9303577 1993-03-29

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Publication Number Publication Date
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ID=9445444

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JP (1) JPH06316008A (ja)
FR (1) FR2703428B1 (ja)

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