JPH06315481A - 超音波プローブ用接栓 - Google Patents

超音波プローブ用接栓

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JPH06315481A
JPH06315481A JP5106299A JP10629993A JPH06315481A JP H06315481 A JPH06315481 A JP H06315481A JP 5106299 A JP5106299 A JP 5106299A JP 10629993 A JP10629993 A JP 10629993A JP H06315481 A JPH06315481 A JP H06315481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
socket
ultrasonic probe
conductive
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5106299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yogo Hata
洋吾 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5106299A priority Critical patent/JPH06315481A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接栓内の各導電性ピン間でのクロストークを
防止し得る超音波プローブ用接栓を提供することを目的
とする。 【構成】 信号線を接続する導電性ピンの周囲を絶縁
し、この絶縁の外側全体をアース電位とする。 【効果】 クロストークを防止できるとともに、導電性
ピンの数を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置の装置
本体と超音波プローブとを電気的に接続する超音波プロ
ーブ用接栓に係り、特に、接栓内でのクロストークを防
止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波診断装置ではプローブの
先端部に超音波送受信用の振動子が設けられており、こ
の振動子を構成する複数の超音波アレイにはそれぞれに
電気信号を伝達するための信号線が接続されている。そ
して、各信号線は超音波診断装置本体に導かれ、信号の
伝達が行なわれるようになっている。また、信号線とと
もにアース線も各アレイ毎に必要であり、このため、同
軸線又はシールド線を用いている。
【0003】即ち、同軸線又はシールド線の芯線を信号
線とし、周囲の導体部をアース線として信号の伝達を行
なっている。このため、各信号線がアース線に囲まれる
ので各信号線どうしのクロストークの発生を防止するこ
とができる。
【0004】一方、超音波プローブは、通常、装置本体
との着脱が可能となっている。このため、プローブと装
置本体とを接続する接栓が必要になる。図3はこのよう
な超音波プローブ用接栓の従来例を示す構成図である。
同図に示すように、この超音波プローブ用接栓は超音波
プローブ(不図示)から導出された同軸線W1,W2を
装置本体に設置されたプリント基板PCに接続するもの
であり、オス側であるプラグ101とメス側であるソケ
ット102とに大別して構成されている。そして、同軸
線W1,W2はプラグ101と接続され、プリント基板
PCはソケット102と接続されるので、プラグ101
とソケット102との着脱により超音波プローブと装置
本体との接続が図られる。
【0005】プラグ101は、絶縁性基体B1の周囲を
ケースC1にてモールドしたものとして構成され、導電
ピンPNa1,PNa2,PNa3が植設されている。
そして、導電性ピンPNa1には同軸線W1の信号線S
1が接続され、導電性ピンPNa2には同軸線W2の信
号線S2が接続され、導電性ピンPNa3には同軸線W
1及びW2のアース線G1,G2が接続される。
【0006】ソケット102は、絶縁性基体B2の周囲
をケースC2でモールドしたものとして構成され、導電
性ピンPNb1,PNb2,PNb3が植設されてい
る。そして、各導電性ピンはプリント基板PCと接続さ
れている。
【0007】このように構成されたプラグ101をソケ
ット102に差込み、プラグ101を横方向(図中矢印
の方向)にスライドさせることにより、プラグ101と
ソケット102とが嵌合され、導電性ピンPNa1とP
Nb1,PNa2とPNb2,PNa3とPNb3がそ
れぞれ電気的に接続される。
【0008】図4は上記した超音波プローブ用接栓の等
価回路を示す図であり、図示のように、超音波プローブ
内の複数の振動子A1〜A3の各正電極は各同軸ケーブ
ルW1〜W3の信号線に接続される。また、各負電極は
共通接続され、各同軸ケーブルW1〜W3のアース線に
接続される。そして、各同軸ケーブルW1〜W3の他端
側の各信号線は接栓部Eを介して、それぞれに対応する
同軸ケーブルF1〜F3の各信号線に接続される。ま
た、各アース線は接栓部Eにおいて一本にまとめられた
後、接点を介して各同軸ケーブルF1〜F3のアース線
に接続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の超音波プローブ用の接栓においては、以下に示す
如くの問題点が発生する。即ち、上記した例では簡単の
ため同軸ケーブルの数を2本(図4では3本)とした
が、超音波プローブに内臓される振動素子数は一般に多
数であるため、そこから導出される同軸ケーブルの本数
も多数となり、これらの同軸ケーブルを接続する接栓の
ピン数も増加する。通常、アース線は8本毎に束ねて接
続するので、振動素子数よりやや多い数のピン数が必要
になる。
【0010】このため、限られた大きさの接栓に導電ピ
ンを配列する場合に導電ピンどうしの間隔が非常に狭く
なってしまい、その結果導電ピン間に存在する物質の浮
遊容量、相互インダクタンス等により、導電ピン間で信
号漏洩(クロストーク)が発生してしまう。そして、こ
のようなクロストークの発生により超音波Bモード画像
の画質の劣化や、Steering CW Doppler (SCD)
のダイナミックレンジの低下等の弊害を招くことにな
る。
【0011】また、接栓部分においては、各ケーブル毎
に特性インピーダンスが変化するため、特に高周波成分
の信号に対しては信号の反射が発生し、接栓部を通過す
るパルス信号波形に歪みが発生してしまう。
【0012】更に、接栓部での配線の乱れによる放射雑
音が発生し易くなるという欠点があった。この発明はこ
のような従来の課題を解決するためになされたもので、
その目的とするところは、信号が接栓部を通過する際
に、クロストーク,反射,歪み等の弊害の発生を防止し
得る超音波プローブ用接栓を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、超音波プローブ側の信号線と超音波診断
装置本体の信号線とをプラグ・ソケット方式で嵌合させ
電気的に接続する超音波プローブ用接栓において、前記
プラグ,ソケットに設けられた信号導通用ピンの周囲を
絶縁体にて覆い、該絶縁体を介して信号線との導通が阻
止された部位をアース電位としたことが特徴である。
【0014】
【作用】上述の如く構成された本発明においては、プラ
グとソケットとの嵌合によって同軸ケーブルの信号線ど
うしの接続が確保される。また、プラグ,ソケットの周
囲は絶縁体に覆われ、該絶縁体を介して信号線との導通
が阻止された部分はアース電位とされ、同軸ケーブルの
アース線と接続される。このため、各信号線間のクロス
トークを防止することができるとともに、当該超音波プ
ローブ用接栓内のピンの数を減らすことができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明が適用された超音波プローブ用
接栓の一実施例を示す構成図である。また、同図は断面
図を示している。同図に示すように、この超音波プロー
ブ用接栓は、プローブ側の同軸ケーブルと接続されるプ
ラグ101と、装置本体側の基板と接続されるソケット
102とに大別して構成される。
【0016】プラグ101は、導電性基体1に貫通孔3
a,3bが形成されたものとして構成され、該貫通孔3
a,3bは基板接触面1a側で径大,反対側で径小とな
る2段構造になっている。
【0017】各貫通孔3a,3bの内面には絶縁性筒体
5a,5bが設けられ、この絶縁性筒体5a,5b内に
は導電性ピン7a,7bが設けられている。つまり、導
電性ピン7a,7bと導電性基体1とは電気的に絶縁さ
れている。
【0018】導電性ピン7a,7bの一端は、同軸ケー
ブル11a,11bの信号線12a,12bに接続され
る。また、他端は長片部7aa,7baと短片部7a
b,7bbに分岐されている。長片部7aa,7baは
基板接触面よりもやや突出しており、短片部7ab,7
bbは長片部7aa,7baの突出を係止する。
【0019】また、同軸ケーブル11a,11bのアー
ス線16a,16bは導電性基体1に接続され、カシメ
金具13a,13bにて固定される。つまり、導電性基
体1全体がアース電位となる。また、絶縁性筒体5a,
5bの細径部は導電性筒体9a,9bに覆われ、固定さ
れている。
【0020】一方、ソケット102もプラグ101と略
同一の構成を有している。即ち、導電性基体2に穿設さ
れた貫通孔4a,4bの内側に2段構造の絶縁性筒体6
a,6bが設けられ、この絶縁性筒体6a,6b内には
導電性ピン8a,8bが配設されている。また、該導電
性ピン8a,8bは一端がプリント基板14に接続さ
れ、他端は2系統に分岐される。このうち一方は短片部
8ab,8bbはピンを係止させ、長片部8aa,8b
aはプラグ101との接触面2aと略同一面まで突出す
る。つまり、前記したプラグ101の長片部7aa,7
baは接触面1aよりも大きく突出しているのに対し、
ソケット102の長片部8aa,8abの先端は接触面
2aと略同一である点が異なる。
【0021】また、絶縁性筒体6a,6bは導電性筒体
10a,10bにて覆われ、固定されている。図2は本
実施例の超音波プローブ用接栓及びその周辺機器の等価
回路を示す模式図である。同図に示すA1〜A3は超音
波プローブ内に設けられる振動子であり、該振動子A1
〜A3の各正電極は各同軸ケーブルW1〜W3の信号線
に接続される。また、各負電極は共通接続され、各同軸
ケーブルW1〜W3のアース線に接続される。
【0022】一方、各同軸ケーブルW1〜W3の他端側
の信号線は接栓部Hの各接点を介して装置本体側の同軸
ケーブルF1〜F3の信号線と接続される。また、同軸
ケーブルW1〜W3のアース線は、接栓部Hの枠組とな
る導電性基体を介して同軸ケーブルF1〜F3のアース
線と接続される。
【0023】次に、本実施例の動作について説明する。
当該超音波診断装置を使用しない場合には、接栓はプラ
グ101とソケット102とが分離された状態にあり、
超音波プローブと装置本体とは接続されない。
【0024】また、使用する場合にはプラグ101とソ
ケット102とを接続する。即ち、導電性ピン7a,7
bの長片部7aa,7baをソケット102側の貫通孔
4a,4b内に挿入し、プラグ101全体を図4の矢印
15の方向をスライドさせるころによってプラグ101
とソケット102とを嵌合させ導電性ピンどうしを接触
させる。これによって、超音波プローブと装置全体とが
電気的に結合され、超音波診断装置の使用に供すること
ができるのである。
【0025】このようにして、本実施例の接栓では、信
号線を接続する導電性ピンの周囲を絶縁し、絶縁の外側
の導電性基体全体をアース電位としている。従って、各
信号線に接続される導電性ピン間でのクロストークの発
生を防止することができる。
【0026】また、図2と図4を比較して明らかなよう
に、本実施例による超音波プローブ用接栓では、アース
電位を接続する接点を必要としないので、導電性ピンの
本数を削減することができる。
【0027】また、各同軸ケーブル毎の特性インピーダ
ンスのバランスを小さくすることができるので、信号の
高周波領域での反射を抑えることが可能である。更にま
た、接栓部分における配線についても該当部分が整然と
したものになるため、放射雑音をも軽減可能である。
【0028】なお、本実施例では簡単のため同軸ケーブ
ルの本数を図1では2本,図2では3本として説明した
が、実際には多数の同軸ケーブルが存在することは勿論
である。また、本実施例では超音波プローブ側をプラ
グ、装置本体側をソケットとして構成したが、これらを
逆としても構成可能であることは自明である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波プ
ローブ用接栓では、各信号路がアース電位路によって包
囲される構成としたので、各信号間でのクロストークを
防止することができる。また、接栓内の接点数を削減す
ることができ、小形化を図ることができる。更に、信号
の高周波領域での反射を抑えることができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された超音波プローブ用接栓の一
実施例を示す構成図である。
【図2】本実施例の等価回路を示す模式図である。
【図3】従来例を示す構成図である。
【図4】従来例の等価回路を示す模式図である。
【符号の説明】
1,2 導電性基体 5a,5b,6a,6b 絶縁性筒体 7a,7b,8a,8b 導電性ピン 9a,9b,10a,10b 導電性筒体 11 同軸ケーブル 101 プラグ 102 ソケッ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波プローブ側の信号線と超音波診断
    装置本体の信号線とをプラグ・ソケット方式で嵌合させ
    電気的に接続する超音波プローブ用接栓において、 前記プラグ・ソケットに設けられた信号導通用ピンの周
    囲を絶縁体にて覆い、該絶縁体を介して信号線との導通
    が阻止された部位をアース電位としたことを特徴とする
    超音波プローブ用接栓。
JP5106299A 1993-05-07 1993-05-07 超音波プローブ用接栓 Pending JPH06315481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5106299A JPH06315481A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 超音波プローブ用接栓

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ID=14430150

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