JPH06315404A - 鉤ホック及びその製造方法 - Google Patents

鉤ホック及びその製造方法

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JPH06315404A
JPH06315404A JP10697593A JP10697593A JPH06315404A JP H06315404 A JPH06315404 A JP H06315404A JP 10697593 A JP10697593 A JP 10697593A JP 10697593 A JP10697593 A JP 10697593A JP H06315404 A JPH06315404 A JP H06315404A
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retainer
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Shozo Yamamoto
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MIZUNUMA KINZOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 止着に際し生地等に引吊りや糸引きが発生せ
ず、しかもカートリッジへの好適な収納がより簡単に行
える。 【構成】 鉤部13を備えた雄鉤ホック10と、この鉤
部13が係合される雌鉤ホック20とで構成される鉤ホ
ックにおいて、上記雄鉤ホック10は留金本体12と留
金取付部16とからなり、上記雌鉤ホック20は受金本
体26と受金取付部22とからなり、留金本体12およ
び受金本体26には衣服の生地等を貫通する複数の係止
爪14,24が突設され、留金取付部16および受金取
付部22には上記係止爪14,24が挿入止着される係
合部11,21が設けられ、この係合部11,21には
係合前に上記係止爪14,24の先端部が当接する位置
に周囲よりも肉薄に圧延された圧延部18,28が設け
られるとともに、これらの圧延部18,28の両端部に
貫通孔15,25が穿設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣服の開口部等を係止
するための鉤ホックと、その製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鉤ホックの留金を、縫着等の煩雑
な手段を用いることなく、衣類の生地等に止着できるよ
うにするために、留金の裏面に係止爪を突出させ、この
係止爪を上記生地に挿通させて係止することが行われて
いる。
【0003】図8は、このような鉤ホックの一例を示す
斜視図である。同図に示すように、鉤ホックは、第1生
地C1に止着される雄鉤ホック10と、第2生地C2に
止着される雌鉤ホック20とから構成されている。さら
に、雄鉤ホック10は、その上下縁部に一対の係止爪1
4が突設された留金本体12と、この係止爪14の曲げ
押しによって上記留金本体12が係止される留金取付部
16とから構成されている。留金本体12と留金取付部
16とは、留金本体12の係止爪14が第1生地C1を
貫通した状態で互いに押し曲げられることで結合されて
いる。留金本体10と留金取付部16とは互いに結合さ
れた状態で、その一方側(図8では左側)が一定の距離
で互いに離反するように形成されており、この離反部分
が鉤部13となっている。
【0004】一方、雌鉤ホック20はC字形状に折曲さ
れ、その上下端部に一対の係止爪24が突設された受金
本体26と、この係止爪24の押し曲げによって上記受
金本体26が係止される受金取付部22とから構成され
ている。受金本体26と受金取付部22とは受金本体2
6の係止爪24が第2生地C2を貫通した状態で互いに
押し曲げられることで結合されている。
【0005】そして、第1生地C1と第2生地C2と
は、図8に示す状態から一旦雄鉤ホック10を雌鉤ホッ
ク20の右方にまで移動させ、その後引き戻して留金本
体12の先端部を受金本体26と第2生地C2との隙間
に挾み込むようにして互いに結合させる。
【0006】このように、雄鉤ホック10及び雌鉤ホッ
ク20は係止爪14,24と留金取付部16及び受金取
付部22を用いることによって縫着操作を行うことなく
第1生地C1と第2生地C2とに止着することができ、
取付作業の簡素化上好都合である。特に、最近では、留
金取付部16、あるいは受金取付部22をカートリッジ
等に重ねて多数収納し、一枚ずつ自動的に生地等に搬出
しながら、留金本体12、あるいは受金本体26を自動
的に押圧して結合させ、これによって鉤ホックを生地等
に止着するような自動止着機も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の鉤
ホックにおいては、第1生地C1に雄鉤ホック10を止
着する際に、まず留金本体12と留金取付部16とが第
1生地C1を介して対向され、その後留金本体12が留
金取付部16の方向に押圧されることによって、留金本
体12の係止爪14が第1生地C1を貫通し、この貫通
した係止爪14の先端が互いに接近する方向に曲げ押し
される。
【0008】ところで、留金本体12の係止爪14を第
1生地C1に押し当てた状態では、係止爪14の先端が
当接された第1生地C1の裏側には留金取付部16の切
欠き部が位置し、特に第1生地C1を介して係止爪14
の先端が当止するような当て板は設けられていないた
め、係止爪14で第1生地C1を突き破るために留金本
体12を押圧すると、第1生地C1の係止爪14が当止
している部分は留金取付部16の方向に引き込まれ、第
1生地C1に引き吊ったような皺が生じる。
【0009】さらに、係止爪14が第1生地C1を貫通
してから係止爪14の貫通部分は互いに内側に折曲され
るため、その部分の第1生地C1は係止爪14の先端が
折曲された方向に引き込まれ、結局この部分には、係止
爪14の曲げ押し方向に突出した引吊り部Xが形成され
る。
【0010】また、上記留金本体12の係止爪14が第
1生地C1を貫通するとき、第1生地C1を構成してい
る糸が係止爪14の上記貫通移動に同伴して引き寄せら
れる、いわゆる糸引き現象が生じることもある。
【0011】このような不都合は、第2生地C2に雌鉤
ホック20を止着する際にも上記雄鉤ホック10の場合
と同様に発生し、このような引吊り部Xや糸引き現象が
発生すると、外観上極めて見苦しく、また、商品価値も
大幅に下落するという問題が生じていた。
【0012】また、自動止着機を使用して雄鉤ホック1
0、あるいは雌鉤ホック20を生地等に止着する際に
は、多数の留金取付部16、あるいは受金取付部22を
重ねて筒状のカートリッジに収納するのであるが、この
収納状態が悪い場合には、留金取付部16、あるいは受
金取付部22がカートリッジ内で詰まる等して、自動止
着機における所定の搬出操作が行われないという不都合
が生じる。つまり、このような場合には、留金本体1
2、あるいは受金本体26のみが第1、第2生地C1,
C2に取付られるという事態を招き、このよう事態が頻
繁に生じると歩留まり率を高めることになり極めて不都
合である。従って、留金取付部16、あるいは受金取付
部22のカートリッジへの収納の際においては、より簡
単に、かつ好適に多数の留金取付部16、あるいは受金
取付部22を重ねて収納できる方が好ましい。
【0013】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、止着に際し生地等に引吊りや糸引きが
発生せず、しかもカートリッジへの好適な収納がより簡
単に行える鉤ホックを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
鉤部を備えた雄鉤ホックと、この鉤部が係合される雌鉤
ホックとで構成される鉤ホックにおいて、上記雄鉤ホッ
クは留金本体と留金取付部とからなり、留金本体には衣
服の生地等を貫通する複数の係止爪が突設され、留金取
付部には上記係止爪が挿入止着される係合部が設けら
れ、この係合部には、係合前に上記係止爪の先端部が衝
突する衝突部が設けられて、この衝突部が周囲よりも肉
薄に圧延されるとともに、留金取付部を複数重ねて束ね
る際に線状体を挿通するための貫通孔が設けられている
ものである。
【0015】請求項2に係る発明は、鉤部を備えた雄鉤
ホックと、この鉤部が係合される雌鉤ホックとで構成さ
れる鉤ホックにおいて、上記雌鉤ホックは受金本体と受
金取付部とからなり、受金本体には衣服の生地等を貫通
する複数の係止爪が突設され、受金取付部には上記係止
爪が挿入止着される係合部が設けられ、この係合部に
は、係合前に上記係止爪の先端部が衝突する衝突部が設
けられて、この衝突部が周囲よりも肉薄に圧延されると
ともに、受金取付部を複数重ねて束ねる際に線状体を挿
通するための貫通孔が設けられているものである。
【0016】請求項3に係る発明は、上記請求項1記載
の雄鉤ホックの留金取付部の製造方法において、所定厚
さの金属板材料に、底面を肉薄に圧延した凹部を形成す
る第1のプレス工程と、上記凹部底面の肉厚を維持しな
がらこの凹部の周囲を押圧して金属板材料の裏面を平坦
面ないしは平坦面に近い状態に整形する第2のプレス工
程とを行うことによって、上記金属板材料に上記衝突部
としての肉薄部分を形成するものである。
【0017】請求項4に係る発明は、上記請求項2記載
の雌鉤ホックの受金取付部の製造方法において、所定厚
さの金属板材料に、底面を肉薄に圧延した凹部を形成す
る第1のプレス工程と、上記凹部底面の肉厚を維持しな
がらこの凹部の周囲を押圧して金属板材料の裏面を平坦
面ないしは平坦面に近い状態に整形する第2のプレス工
程とを行うことによって、上記金属板材料に上記衝突部
としての肉薄部分を形成するものである。
【0018】
【作用】上記請求項1記載の鉤ホックによれば、雄鉤ホ
ックの留金本体に設けられた係止爪が挿入止着される留
金取付部の係合部には、周囲よりも肉薄に圧延された衝
突部が設けられているため、留金本体を留金取付部に止
着する際には、まず係止爪が生地等を介して衝突部に当
接される。そして、留金本体を留金取付部の方向に押圧
すると、係止爪の先端が上記衝突部に当接した状態で生
地等に小孔を穿孔して生地等を貫通した後、周りよりも
薄く圧延された衝突部を破砕ないしは押し潰した状態で
生地等を貫通し、その後、係止爪の先端部が互いに折曲
されて係止される。この場合、生地等は一旦係止爪と衝
突部とに挾持され、その後衝突部に当接した状態で係止
爪が生地等に小孔を穿孔して貫通するため、衝突部が当
金としての効果を発揮し、これによって、係止爪の先端
が互いに接近するように折曲されても、生地等を係合部
の方向に引き込むことがない。従って、生地等に生じて
いた引吊りや糸引き現象の発生が防止されることにな
る。
【0019】また、留金取付部の係合部には貫通孔が穿
設されているので、留金取付部を重ねて束ねる際には、
この貫通孔に糸等の線状体を挿通しながら重ねることに
よって、容易に多数の留金取付部を重ねることができ
る。従って、自動止着機のカートリッジに多数の留金取
付部を収納する際にも、上記のように糸等が挿通さて束
ねられた留金取付部を一体にカートリッジ内に収納した
後、糸等を引き抜くだけで好適に多数の留金取付部をカ
ートリッジ内に収納することができる。従って、留金取
付部がカートリッジ内に倒立した状態で収納される等の
収納不良を防止することが可能になるとともに、カート
リッジへの留金取付部収納作業の効率向上を図ることが
できる。
【0020】上記請求項2記載の鉤ホックによれば、雌
鉤ホックの受金本体に設けられた係止爪が挿入止着され
る受金取付部の係合部には、周囲よりも肉薄に圧延され
た衝突部が設けられているため、受金本体を受金取付部
に止着する際には、まず係止爪が生地等を介して衝突部
に当接される。そして、受金本体を受金取付部の方向に
押圧すると、係止爪の先端が上記衝突部に当接した状態
で生地等に小孔を穿孔して生地等を貫通した後、周りよ
りも薄く圧延された衝突部を破砕ないしは押し潰した状
態で生地等を貫通し、その後、係止爪の先端部が互いに
折曲されて係止される。この場合、生地等は一旦係止爪
と衝突部とに挾持され、その後衝突部に当接した状態で
係止爪が生地等に小孔を穿孔して貫通するため、衝突部
が当金としての効果を発揮し、これによって、係止爪の
先端が互いに接近するように折曲されても、生地等を係
合部の方向に引き込むことがない。従って、生地等に生
じていた引吊りや糸引き現象の発生が防止されることに
なる。
【0021】また、受金取付部の係合部には貫通孔が穿
設されているので、受金取付部を重ねて束ねる際には、
この貫通孔に糸等の線状体を挿通しながら重ねることに
よって、容易に多数の受金取付部を重ねることができ
る。従って、自動止着機のカートリッジに多数の受金取
付部を収納する際にも、上記のように糸等が挿通さて束
ねられた受金取付部を一体にカートリッジ内に収納した
後、糸等を引き抜くだけで好適に多数の受金取付部をカ
ートリッジ内に収納することができる。従って、受金取
付部がカートリッジ内に倒立した状態で収納される等の
収納不良を防止することが可能になるとともに、カート
リッジへの受金取付部収納作業の効率向上を図ることが
できる。
【0022】上記請求項3記載の鉤ホックの製造方法に
よれば、雄鉤ホックの留金取付部をプレス加工によって
成形するに際し、まず、第1のプレス工程で所定厚さの
金属材料表面に凹部が形成される。このとき、凹部の底
面はプレス加工によって肉薄に圧延された状態となる。
そして、第2のプレス工程で、上記凹部底面の肉厚を維
持しながら上記凹部の周囲を押圧することによって、金
属板材料の裏面が平坦面ないしは平坦面に近い状態に整
形される。つまり、上記衝突部としての肉薄部分を整形
するために第1のプレス工程で凹部を形成すると、金属
材板料裏面に膨出(段差)が生じ、この膨出部が、その
後の工程間移動において搬送面と係合する等して、金属
板材料の搬送ピッチのズレ、あるいは斜行等の不具合を
招く原因となる。従って、金属板材料の裏面を第2のプ
レス加工で平坦面ないしは平坦面に近い状態に整形する
ことによって、金属板材料に肉薄部分を設けたことによ
る上記のような不具合を効果的に防止することができ
る。
【0023】上記請求項4記載の鉤ホックの製造方法に
よれば、雌鉤ホックの受金取付部をプレス加工によって
成形するに際し、まず、第1のプレス工程で所定厚さの
金属材料表面に凹部が形成される。このとき、凹部の底
面はプレス加工によって肉薄に圧延された状態となる。
そして、第2のプレス工程で、上記凹部底面の肉厚を保
持しながら上記凹部の周囲を押圧することによって、金
属板材料の裏面が平坦面ないしは平坦面に近い状態に整
形される。つまり、上記衝突部としての肉薄部分を整形
するために第1のプレス工程で凹部を形成すると、金属
材板料裏面に膨出(段差)が生じ、この膨出部が、その
後の工程間移動において搬送面と係合する等して、金属
板材料の搬送ピッチのズレ、あるいは斜行等の不具合を
招く原因となる。従って、金属板材料の裏面を第2のプ
レス加工で平坦面ないしは平坦面に近い状態に整形する
ことによって、金属板材料に肉薄部分を設けたことによ
る上記のような不具合を効果的に防止することができ
る。
【0024】
【実施例】図1は、本発明に係る鉤ホックの一例を示す
斜視図である。同図に示すように、本実施例の鉤ホック
は、第一生地等C1に止着される雄鉤ホック10と、第
二生地等C2に止着される雌鉤ホック20とから構成さ
れている。雄鉤ホック10は右側部の上下縁部に係止爪
14が突設された留金本体12と、この係止爪14の曲
げ押しよって上記留金本体12が係止される留金取付部
16とから構成されている。上記係止爪14は先細りで
留金取付部16の方向に突出している。
【0025】留金取付部16の上記係止爪14に対応す
る部分には係合部11が設けられ、この係合部11には
上記係止爪14の先端部が当接する位置に周囲よりも肉
薄に圧延された上下一対の圧延部18が設けられてい
る。この圧延部18は、図外のプレス機によって、プレ
スされることによって形成されている。実施例において
は、留金取付部16の厚みが0.5mmであり、この厚
みに対して、圧延部18の厚みが約0.15mmとされ
ている。また、これらの各圧延部18の左右両端部にそ
れぞれ貫通孔15が設けられており、実施例において
は、この貫通孔15の孔径が1.5mmとされている。
【0026】上記留金本体12と留金取付部16とは、
図2に示すように、留金本体12の係止爪14が第一生
地等C1を貫通し、かつ、上記圧延部18にガイドされ
た状態で留金取付部16側に突出し、上記係止爪14が
互いに接近する方向に曲げ押しされた状態で結合されて
いる。留金本体12と留金取付部16とは互いに結合さ
れた状態で、その左方は一定の距離をもって互いに離反
するように折り曲げられ、留金本体12の先端部には鉤
部13が形成されている。
【0027】一方、雌鉤ホック20はC字形状に折り曲
げられ、その上下端部に係止爪24が設けられた受金本
体26と、この係止爪24の曲げ押しによって上記受金
本体26に係止される受金取付部22とから構成されて
いる。
【0028】受金取付部22の上下側部には、留金取付
部16に設けられたのと同様の係合部21が設けられ、
この係合部に上下一対の圧延部28が形成されるととも
に、各圧延部28の左右両端部には、それぞれ貫通孔2
5が穿設されている。そして、受金本体26と受金取付
部22とは、受金本体26の係止爪24が第二生地等C
2を貫通し、かつ、圧延部28にガイドされた状態で受
金取付部22側に突出し、係止爪24の曲げ押しによっ
て、図2に示すように、互いに結合されている。
【0029】本発明の鉤ホックは、以上説明したよう
に、留金本体12および受金本体26を受け止めて止着
する留金取付部16および受金取付部22にはそれぞれ
圧延部18,28が形成された係合部11,21が設け
られているため、留金本体12および受金本体26を、
第一生地等C1および第二生地等C2を介して留金取付
部16および受金取付部22に止着するに際しては、留
金本体16および受金本体26の係止爪14,24を第
一生地等C1および第二生地等C2を介して留金取付部
16および受金取付部22の圧延部18,28にまず当
止させ、その後相当の力で押圧する。
【0030】そうすると、それらの係止爪14,24の
先端は上記圧延部18,28を受台にした状態で第一、
第二生地等C1、C2に小孔を穿孔する。さらに留金本
体12および受金本体26を強圧すると、圧延部18,
28は周りよりも薄く圧延されているため、係止爪1
4、24はこの圧延部18,28を破砕ないしは押し潰
した状態で第一、第二生地等C1、C2を貫通する。こ
の場合、係止爪14,24は上記第一、第二生地等C
1,C2に穿孔された小孔を穿設した状態で貫通するた
め、図2に示すように、係止爪14,24の先端が第
一、第二生地等C1,C2を一緒に引き込むことがな
く、第一、第生地等C1,C2に対する引吊りや糸引き
現象の発生が効果的に阻止される。
【0031】また、雄鉤ホック10の生地等C1への止
着、あるいは雌鉤ホック20の生地等C2への止着を自
動止着機によって行う場合、留金取付部16及び受金取
付部22を重ねて装着機の筒状のカートリッジに収納す
る必要があるが、この際、図3に示すように、それらの
貫通孔15、25に糸34,44を挿通しながら、予め
多数の留金取付部16及び受金取付部22を重ねておく
ことができるので、カートリッジ32,42への収納の
際には、糸34,44によって重ねて束ねられた留金取
付部16及び受金取付部22をそのまま各カートリッジ
32,42に挿入し、その後、糸34,44を引き抜く
ことによって、留金取付部16及び受金取付部22を容
易にカートリッジ32,42へ収納することができる。
【0032】しかも、上記方法によって留金取付部16
及び受金取付部22をカートリッジ32,42へ収納す
れば、留金取付部16及び受金取付部22が倒立した状
態でカートリッジ32,42内に収納されたり、あるい
は逆向きで収納されるといった収納不良を効果的に防止
することができる。従って、留金取付部16及び受金取
付部26のカートリッジ32,42への収納不良に起因
する、止着機の故障や、留金本体12及び受金本体26
との係合不良による歩留まりを効果的に低減することが
可能となる。
【0033】次に、本発明の鉤ホックの製造方法につい
て図4乃至図7を用いて説明する。なお、以下説明にお
いては、本発明の鉤ホックの製造方法が適用される上記
受金取付部22の製造を例として説明する。
【0034】図4は、受金取付部22を製造するプレス
機の一例を示す概略構成図ある。同図において、プレス
機は上金型50と下金型52から構成されており、図外
の搬送装置によって送り方向(図4の矢印方向)に移動
される金属板材料Sに所定のプレス加工を施すことによ
って受金取付部22を製造するようになっている。
【0035】上記プレス機のプレス加工は第1工程〜第
8工程からなり、そのため上記上金型50は、第1工程
を担う金型52〜第8工程を担う金型59が金属板材料
Sの送り方向(以下、送り方向と略する)に並べられた
構成を有している。
【0036】一方、上記下金型52も、上記上金型50
の各金型52〜59に対応する金型52a〜金型59a
が上金型50同様に送り方向に並べられた構成を有して
おり、とりわけ金型52aは、上金型50の金型52〜
54に共通して対向するように送り方向に寸法を有して
配設されている。
【0037】以下に、このプレス機におけるプレス加工
(第1工程〜第8工程)について詳述する。なお、説明
においては要所で実施例レベルの寸法を用いながら説明
する。
【0038】先ず、所定厚さ(実施例では0.5mm)
の金属板材料Sがプレス機に供給されると、第1工程
で、金属板材料Sが、図7(a)に示すように金型52
と金型52aによってプレスされる。
【0039】上記金型52には、送り方向(図5の矢印
方向)と直交する方向(以下幅方向という)に所定間隔
で4個の先端凸部52bが突設されており、この金型5
2と平坦な金型52aとで金属板材料Sをプレスするこ
とによって、金属板材料Sの表面には、図5(a)に示
すように、4箇所の凹部、すなわち完成受金本体22に
おける圧延部28が形成される。この圧延部28の形状
は、実施例では、送り方向長さ3mm、幅方向長さ1.
6mmの長方形で、各圧延部28の底面は0.2mmま
で圧延されている。また、このとき金属板材料Sの裏面
には、これら圧延部28の形成に伴い、同図に示すよう
に膨出部60が形成される。
【0040】第2工程では、金属板材料Sが、図7
(b)に示すように金型53と金型52aによってプレ
スされる。
【0041】上記金型53には、上記金型52の先端凸
部52bと同じ配列で4個の先端凸部53bが突設さ
れ、しかもこれらの先端凸部53bはその幅方向の寸法
がわずかに先端凸部52bよりも小さく(実施例では
1.4mm)形成されている。つまり第2工程では、こ
れらの先端凸部53bによって上記各圧延部28が再度
押圧され、これによって上記圧延部28の肉厚が0.2
mmから0.15mmまで圧延される。
【0042】第3工程では、金属板材料Sが、図7
(c)に示すように金型54と金型52aによってプレ
スされる。上記金型54には、中段凸部54cが備えら
れ、さらにこの中段凸部54cに先端凸部54bが突設
されている。上記中段凸部54cは、送り方向の寸法が
金属板材料Sに形成された圧延部28の周囲を押圧でき
る程度に広く設けられ、しかも金属板材料Sの幅方向に
亘って突設されている。一方上記先端凸部54bは、上
記金型53の先端凸部53bと同じ配列で4個突設さ
れ、しかもその幅方向の寸法がわずかに金型53の先端
凸部53bよりも小さく(実施例では1.2mm)形成
されている。
【0043】すなわち、第3工程における金属板材料S
のプレス時には、上記各先端凸部54bを圧延部28内
に介在させながら、上記中段凸部54cによって圧延部
28の周囲を押圧し、これによって上記膨出部60が消
滅するように金属板材料S裏面を平坦面に整形するよう
にしている。つまり、単に圧延部28の周囲を押圧して
金属板材料Sの裏面を平坦にしようとすると、押圧時に
圧延部28周囲の材料が圧延部28内に膨出したり、圧
延部28の肉厚が変化したりするので、上記のように金
型54の先端凸部54bを圧延部28内に介在させつ
つ、上記中段凸部54cでその周囲を押圧することで、
図5(a)及び図7(a)に示すように、圧延部28の
肉厚等を維持しつつ、金属板材料Sの裏面を平坦面に整
形するようにしている。
【0044】第4工程では、金属板材料Sが金型55と
金型55aによってプレスされ、これによって、図5
(c)に示すように、金属板材料Sの幅方向端部にピッ
チ切りが施される。つまり、次工程以降の金属材料Sの
搬送ピッチを設定するための切欠部64が成形される。
【0045】第5工程では、金属板材料Sが金型56と
金型56aによってプレスされ、これによって図5
(d)に示すように外型抜きが行われ、連結片66によ
って幅方向に連結された受金取付部22の外型が大旨形
成される。
【0046】第6工程では、金属板材料Sが金型57と
金型57aによってプレスされ、図6(e)に示すよう
に各凹部62の両端部に貫通孔25が穿設される。
【0047】第7工程では、金属板材料Sが金型58と
金型58aによってプレスされて、各受金取付部22
が、図6(f)に示すように折曲成形され、これによっ
て連結片66によって幅方向に連結された受金取付部2
2にそれぞれ係止部21が形成される。
【0048】そして、第8工程では、金属板材料Sが金
型59と金型59aによってプレスされて上記連結片6
6が下方に打ち抜かれ、これによって受金取付部22が
完成する。
【0049】以上説明したように、上記受金取付部22
の製造方法によれば、金属板材料Sに圧延部28を形成
した後に、この圧延部28の形成に伴って金属板材料S
の裏面に形成された膨出部60を消滅させるように金属
板材料Sの裏面を平坦面に整形するようにしているの
で、上記膨出部60が金属板材料Sの搬送中に搬送面等
に引掛かる等して、金属板材料Sの搬送ピッチのズレ
や、斜行等の搬送不良を招くようなことがない。従っ
て、金属板材料Sの搬送不良に起因する受金取付部22
の製造不良を効果的に防止することがでる。
【0050】また、上述のように、金属板材料Sの裏面
を平坦面に整形する際にも、金型54の先端凸部54b
を圧延部28内に介在させて圧延部28の肉厚等を維持
しつつ、その周囲を中段金型54cによって押圧するよ
うにしているので、圧延部28の形状が変形したり、あ
るいは肉厚が変化するといったことがない。従って、完
成受金取付部22においては、好適に機能しうる圧延部
28を形成することが可能である。
【0051】なお、上記実施例では、雌鉤ホック20の
受金取付部22の製造方法について説明したが、雄鉤ホ
ック10の留金取付部16の製造においても、同様に、
留金取付部16の圧延部18を形成する際に、圧延部1
8形成に伴い金属板材料の裏面に形成される膨出部を消
滅させて金属板材料の裏面を平坦面にすることで、膨出
部に起因する金属板材料の搬送不良を効果的に防止しな
がら、留金取付部16の製造を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉤ホック
は、留金取付部及び受金取付部に設けられた係合部に、
周囲よりも肉薄に圧延された圧延部を設け、留金本体及
び受金本体を衣類等に止着する際には、留金本体及び受
金本体の係止爪を生地等を介して留金取付部および受金
取付部の上記圧延部に当止し、圧延部を受台にした状態
で生地等に小孔を穿孔して生地等を貫通した後、圧延部
を破砕ないしは押し潰した状態で生地等を貫通させて係
止爪の先端部を互いに内側に折り曲げて係止するように
したので、生地等を係合部の方向に引き込むことがな
く、従って、生地等に起っていた引吊りや糸引き現象の
発生が効果的に防止される。
【0053】また、留金取付部及び受金取付部の係合部
には、貫通孔が設けられているので、留金取付部、ある
いは受金取付部を重ねて束ねる際には、この貫通孔に糸
等の線状体を挿通しながら重ねることによって、容易に
多数の留金取付部、受金取付部を重ね束ねることができ
る。従って、自動止着機のカートリッジに多数の留金取
付部、受金取付部を収納する際にも、上記のように糸等
が挿通さて束ねられた留金取付部、受金取付部を一体に
カートリッジ内に収納した後、糸等を引き抜くだけで好
適に多数の留金取付部、受金取付部をカートリッジ内に
収納することができ、これによって留金取付部、受金取
付部がカートリッジ内に倒立した状態で収納される等の
収納不良を防止することが可能になるとともに、カート
リッジへの留金取付部、受金取付部収納作業の効率向上
を図ることができる。
【0054】さらに、本発明の鉤ホックの製造方法によ
れば、留金取付部及び受金取付部をプレス加工によって
成形するに際し、まず、第1のプレス工程で所定厚さの
金属材料表面に凹部を形成した後、第2のプレス工程
で、上記凹部底面の肉厚を維持しながら上記凹部の周囲
を押圧することによって、金属板材料の裏面を平坦面な
いしは平坦面に近い状態に整形するようにしたので、第
1のプレス工程での凹部形成に伴い金属材板料裏面に生
じた膨出(段差)が、その後の工程間移動において搬送
面と係合して、金属板材料の搬送ピッチのズレ、あるい
は斜行等の不具合を招くことがない。従って、製造時の
金属板材料の搬送不良を効果的に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉤ホックの一例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】図1に示す鉤ホックを生地等に止着した状態を
示す斜視図である。
【図3】留金取付部及び受金取付部を自動止着機のカー
トリッジに収納する状態を示した斜視図である。
【図4】プレス機を示す概略図である。
【図5】(a)はプレス加工における第1工程後の金属
板材料を示す斜視図、(b)はプレス加工における第3
工程後の金属板材料を示す斜視図、(c)プレス加工に
おける第4工程後の金属板材料を示す斜視図、(d)プ
レス加工における第5工程後の金属板材料を示す斜視図
である。
【図6】(e)はプレス加工における第6工程後の金属
板材料を示す斜視図、(f)プレス加工における第7工
程後の金属板材料を示す斜視図、(g)プレス加工にお
ける第8工程後の金属板材料を示す斜視図である。
【図7】(a)はプレス加工における第1工程の金属板
材料を示す断面図、(b)はプレス加工における第2工
程の金属板材料を示す断面図、(c)はプレス加工にお
ける第2工程の金属板材料を示す断面図である。
【図8】従来の鉤ホックの一例を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 雄鉤ホック 11,21 係合部 12 留金本体 13 鉤部 14,24 係止爪 15,28 貫通孔 16 留金取付部 18,28 圧延部 20 雌鉤ホック 22 受金取付部 26 受金本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉤部を備えた雄鉤ホックと、この鉤部が
    係合される雌鉤ホックとで構成される鉤ホックにおい
    て、上記雄鉤ホックは留金本体と留金取付部とからな
    り、留金本体には衣服の生地等を貫通する複数の係止爪
    が突設され、留金取付部には上記係止爪が挿入止着され
    る係合部が設けられ、この係合部には、係合前に上記係
    止爪の先端部が衝突する衝突部が設けられて、この衝突
    部が周囲よりも肉薄に圧延されるとともに、留金取付部
    を複数重ねて束ねる際に線状体を挿通するための貫通孔
    が設けられていることを特徴とする鉤ホック。
  2. 【請求項2】 鉤部を備えた雄鉤ホックと、この鉤部が
    係合される雌鉤ホックとで構成される鉤ホックにおい
    て、上記雌鉤ホックは受金本体と受金取付部とからな
    り、受金本体には衣服の生地等を貫通する複数の係止爪
    が突設され、受金取付部には上記係止爪が挿入止着され
    る係合部が設けられ、この係合部には、係合前に上記係
    止爪の先端部が衝突する衝突部が設けられて、この衝突
    部が周囲よりも肉薄に圧延されるとともに、受金取付部
    を複数重ねて束ねる際に線状体を挿通するための貫通孔
    が設けられていることを特徴とする鉤ホック。
  3. 【請求項3】 上記請求項1記載の雄鉤ホックの留金取
    付部の製造方法において、所定厚さの金属板材料に、底
    面を肉薄に圧延した凹部を形成する第1のプレス工程
    と、上記凹部底面の肉厚を維持しながらこの凹部の周囲
    を押圧して金属板材料の裏面を平坦面ないしは平坦面に
    近い状態に整形する第2のプレス工程とを行うことによ
    って、上記金属板材料に上記衝突部としての肉薄部分を
    形成することを特徴とする鉤ホックの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記請求項2記載の雌鉤ホックの受金取
    付部の製造方法において、所定厚さの金属板材料に、底
    面を肉薄に圧延した凹部を形成する第1のプレス工程
    と、上記凹部底面の肉厚を維持しながらこの凹部の周囲
    を押圧して金属板材料の裏面を平坦面ないしは平坦面に
    近い状態に整形する第2のプレス工程とを行うことによ
    って、上記金属板材料に上記衝突部としての肉薄部分を
    形成することを特徴とする鉤ホックの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100387408B1 (ko) * 2000-03-01 2003-06-18 고지 가토 의복의 허리사이즈가 조절가능한 걸림부재, 훅크구성체, 고리구성체 및 허리사이즈 조절기구가 부착된 의복
JP2010090510A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Morito Co Ltd カギホック打付け機において使用する下座金の収容カートリッジ

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