JPH06315251A - モータブラシ装置 - Google Patents

モータブラシ装置

Info

Publication number
JPH06315251A
JPH06315251A JP13980293A JP13980293A JPH06315251A JP H06315251 A JPH06315251 A JP H06315251A JP 13980293 A JP13980293 A JP 13980293A JP 13980293 A JP13980293 A JP 13980293A JP H06315251 A JPH06315251 A JP H06315251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
brush holder
contact
motor
holders
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13980293A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsuo Saito
松雄 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP13980293A priority Critical patent/JPH06315251A/ja
Publication of JPH06315251A publication Critical patent/JPH06315251A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーキットブレーカを必要とせず、確実に電
源やブラシなどを熱から保護することのできるモータブ
ラシ装置を提供する。 【構成】ブラシホルダベース10と、弾力性を有する導
電性材料からなり前記ブラシホルダベースに取り付けら
れたブラシホルダ20と、このブラシホルダ20に設け
られ電動モータの接点2と断続的に接触するブラシ部3
0と、を備えたモータブラシ装置であって、前記ブラシ
ホルダ20を、バイメタルなど温度変化に応じて変形す
る材料で形成し、所定温度以上の熱をもったとき前記ブ
ラシ部30を接点2から離間させる方向に変形するよう
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動モータの電力供給
部を構成するモータブラシ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車載モータ等、各種電動モータ
には、回転軸に巻回されたコイルへ断続的に電流を流す
ために、ブラシが設けられていることは周知のとおりで
ある。このブラシは、電動モータの回転軸に設けられた
接点と断続的に接触しているため、回転に伴う摩擦によ
って発熱する。この熱がブラシを支持するブラシホルダ
を介して電源あるいは他の電気部品に伝わった場合、そ
れら電源や電気部品が熱の影響を受け、損傷するおそれ
がある。また、ブラシ自体が高熱によって損傷すること
もあった。
【0003】そこで、従来はブラシホルダの基端部をサ
ーキットブレーカに接続し、このサーキットブレーカを
介してリード線を引き出し、電源や他の電気部品に接続
する構成を採っていた。すなわち、ブラシ及びブラシホ
ルダに生じた熱がサーキットブレーカに伝わり、サーキ
ットブレーカ内の接点が所定の温度以上になると、当該
接点が離間してブラシへの電力供給が停止し、電動モー
タの回転が止まる。そして、ブラシ及びブラシホルダの
冷却を待って再びサーキットブレーカ内の接点が接続
し、ブラシへの電力供給が行われる。このようにして、
熱による電源、電気部品、またはブラシ自体の損傷を防
止する構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
モータブラシ装置では、電源や関係する電気部品または
ブラシ自体を熱から保護するため、サーキットブレーカ
が付設されていたので、部品点数が多く製品コストが高
価格となる欠点を有していた。本発明はこのような従来
技術の欠点を解消するためになされたもので、サーキッ
トブレーカを必要とせず、確実に電源や関係する電気部
品またはブラシ自体を熱から保護することのできるモー
タブラシ装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ブラシホルダベースと、弾力性を有する導電
性材料からなり前記ブラシホルダベースに取り付けられ
たブラシホルダと、このブラシホルダに設けられ電動モ
ータの接点と断続的に接触するブラシ部と、を備えたモ
ータブラシ装置であって、前記ブラシホルダを、温度変
化に応じて変形する材料(例えば、バイメタル)で形成
し、所定温度以上の熱をもったとき前記ブラシ部を接点
から離間させる方向に変形するように構成したことを特
徴としている。
【0006】
【作用】ブラシ部は電動モータの回転軸に設けられた接
点と断続的に接触する。したがって、回転軸の回転に伴
い接点とブラシ部の間に摩擦熱が生じる。この摩擦熱が
ブラシホルダに伝わり所定の温度以上に加熱したとき、
当該ブラシホルダが変形し、ブラシ部と接点とを離間さ
せる。これにより、接点への電力供給が停止し、電動モ
ータの回転が止まる。ブラシ部及びブラシホルダに生じ
た熱が冷めると、ブラシホルダは再びもとの姿勢に戻り
ブラシ部を接点と接触させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の実施例に係るモータブラ
シ装置を示す正面図、図2は同じく側面図、図3は同装
置のブラシホルダ及びブラシ部を示す正面図である。こ
れらの図において、10はブラシホルダベース、20は
ブラシホルダ、30はブラシ部である。ブラシホルダベ
ース10は、中央に電動モータの回転軸1を挿通するた
めの窓11を有している。このブラシホルダベースは電
動モータのモータケースに設けられた軸受ブラケットに
固定される。ブラシホルダ20は、二本で一対となって
おり、それぞれ基端部21がブラシホルダベース10に
設けた導電性の支持板12に固着してある。支持板12
は、図示しないリード線を介して電源に接続されてい
る。ブラシ部30は、ブラシホルダ20の先端部22に
取り付けられており、ブラシホルダベース10の窓11
を貫通した回転軸1の接点2と接するように配置され
る。
【0008】ここで、ブラシホルダ20は、弾力性を有
する導電性材料であって、しかも温度変化に応じて変形
する材料で形成してある。このブラシホルダ20の材料
として好適なものにバイメタルがある。本実施例では、
ブラシホルダ20の全体をバイメタルで形成してある。
バイメタル(ブラシホルダ20)は、所定の温度に加熱
したとき、図3に想像線で示すように変形してブラシ部
30を接点2から離間させる特性を付与したものを用い
る。変形するときの温度は、ブラシ部30等が熱によっ
て損傷しない範囲で任意に設定することができる。
【0009】次に上述したモータブラシ装置の作用を説
明する。ブラシ部30には、支持板12、ブラシホルダ
20を介して電源からの電力が供給されている。このブ
ラシ部30は、電動モータの回転軸1に設けられた接点
2と断続的に接触し、電源からの電力を当該接点2に伝
える。回転軸1の回転に伴い接点2とブラシ部30のと
間に摩擦熱が生じる。この摩擦熱がブラシホルダ20に
伝わり所定の温度以上に加熱すると、当該ブラシホルダ
20が変形し、ブラシ部30と接点2とを離間させる。
これにより、接点2への電力供給が停止し、電動モータ
の回転が止まる。ブラシ部30及びブラシホルダ20に
生じた熱が冷めると、ブラシホルダ20は再びもとの姿
勢に戻りブラシ部30を接点2と接触させる。
【0010】以上の結果、ブラシ部30、あるいはリー
ド線でつながった電気部品や電源等が、ブラシ部30に
発生した摩擦熱によって損傷することを防止することが
できる。本実施例装置では、サーキットブレーカを必要
としないので、部品コストが安価となり、しかも部品点
数が少ないぶん組立工程が減少して、総合的に製品コス
トを低廉化することができる。
【0011】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば、ブラシホルダの一部分(図3
に示す胴部23等)だけをバイメタルで構成することも
できる。また、ブラシホルダを、バイメタル以外の弾力
性を有する導電性材料であって、しかも温度変化に応じ
て変形する材料、例えば形状記憶合金で構成することも
できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ラシホルダを、温度変化に応じて変形する材料で形成
し、所定温度以上の熱をもったときブラシ部を接点から
離間させる方向に変形するよう構成したので、サーキッ
トブレーカを必要とせず、確実に電源や関係する電気部
品またはブラシ自体を熱から保護することができ、その
結果、製品コストの低価格化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に係るモータブラシ装置
を示す正面図である。
【図2】図2は同じく側面図である。
【図3】図3は同装置のブラシホルダ及びブラシ部を示
す正面図である。
【符号の説明】
10 ブラシホルダベース 20 ブラシホルダ 30 ブラシ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシホルダベースと、弾力性を有する
    導電性材料からなり前記ブラシホルダベースに取り付け
    られたブラシホルダと、このブラシホルダに設けられ電
    動モータの接点と断続的に接触するブラシ部と、を備え
    たモータブラシ装置であって、 前記ブラシホルダを、温度変化に応じて変形する材料で
    形成し、所定温度以上の熱をもったとき前記ブラシ部を
    接点から離間させる方向に変形するように構成したこと
    を特徴とするモータブラシ装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラシホルダをバイメタルで形成し
    たことを特徴とする請求項1記載のモータブラシ装置。
JP13980293A 1993-04-26 1993-04-26 モータブラシ装置 Pending JPH06315251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13980293A JPH06315251A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 モータブラシ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13980293A JPH06315251A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 モータブラシ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06315251A true JPH06315251A (ja) 1994-11-08

Family

ID=15253779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13980293A Pending JPH06315251A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 モータブラシ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06315251A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7193349B2 (en) * 2000-06-08 2007-03-20 Meritor Light Vehicle Systems - France Brush holder for a carbon brush
EP1892815A2 (de) * 2006-08-25 2008-02-27 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine
US7554239B2 (en) * 2005-11-14 2009-06-30 Asmo Co., Ltd. Dynamo-electric machine and vehicular air blower having the same
WO2019097149A1 (fr) * 2017-11-17 2019-05-23 Valeo Systemes Thermiques Moteur electrique, notamment pour un pulseur d'air pour dispositif de chauffage, ventilation et/ou climatisation pour vehicule automobile

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7193349B2 (en) * 2000-06-08 2007-03-20 Meritor Light Vehicle Systems - France Brush holder for a carbon brush
US7608971B2 (en) * 2000-06-08 2009-10-27 Meritor Light Vehicle Systems - France Brush-holder for a carbon brush
US7554239B2 (en) * 2005-11-14 2009-06-30 Asmo Co., Ltd. Dynamo-electric machine and vehicular air blower having the same
EP1892815A2 (de) * 2006-08-25 2008-02-27 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine
EP1892815A3 (de) * 2006-08-25 2010-01-06 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine
WO2019097149A1 (fr) * 2017-11-17 2019-05-23 Valeo Systemes Thermiques Moteur electrique, notamment pour un pulseur d'air pour dispositif de chauffage, ventilation et/ou climatisation pour vehicule automobile
FR3073991A1 (fr) * 2017-11-17 2019-05-24 Valeo Systemes Thermiques Moteur electrique, notamment pour un pulseur d'air pour dispositif de chauffage, ventilation et/ou climatisation pour vehicule automobile

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7696665B2 (en) Brush holder for an electrical collector machine, particularly for a direct current motor
KR970018919A (ko) 교류발전기
GB2181305A (en) Electric motors
KR19980070297A (ko) 브러시레스 모우터
JPH06315251A (ja) モータブラシ装置
JPS61233984A (ja) エアバツグ−衝突−保護装置に至る電気導入線のための電流伝導コネクタ
JPH11234964A (ja) モータの温度検知構造
EP1120888B1 (en) Brushless motor
JPH0297253A (ja) 温度保護スイツチ付電動機
JPH0819222A (ja) 熱応動スイッチを備えた電動機
JPH1127898A (ja) ファンモータ
JP2000245094A (ja) モータのアース接続装置
JP2002534945A (ja) プリント配線板上に固定するために規定された電動モータ
JPH0646207Y2 (ja) 正特性サーミスタをそなえた小型モータ
JP3497292B2 (ja) バリスタを備えた整流子及びその製造方法
JP3656380B2 (ja) モータ
JP2970187B2 (ja) 熱電池を有する機体と熱電池の固定方法
JP2578569Y2 (ja) 密閉形電動圧縮機の保護装置
JPH0615483Y2 (ja) 正特性サーミスタをそなえた小型モータ
JP2005006434A (ja) ブラシホルダ装置及びワイパモータ
JPH03159535A (ja) 回転電機の固定子
JP2857521B2 (ja) スリップリング
JPS62103479A (ja) フライホイ−ル装置
JP3044111U (ja) 小型直流モータ
JPS59111217A (ja) 感温ヒユ−ズ