JPH06314932A - リミッタ - Google Patents

リミッタ

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Publication number
JPH06314932A
JPH06314932A JP12467493A JP12467493A JPH06314932A JP H06314932 A JPH06314932 A JP H06314932A JP 12467493 A JP12467493 A JP 12467493A JP 12467493 A JP12467493 A JP 12467493A JP H06314932 A JPH06314932 A JP H06314932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diode
detection circuit
limiter
amplitude
diodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12467493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Saito
善博 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP12467493A priority Critical patent/JPH06314932A/ja
Publication of JPH06314932A publication Critical patent/JPH06314932A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで温度変化にも安定にキャリア検出
を行う。 【構成】 検波回路3の前段のリミッタは増幅器1と帰
還回路2とからなり、帰還回路2には2個直列に接続さ
れたダイオード9、9の組が、それぞれ並列に接続され
ている。ダイオード9は検波回路3のダイオード4と同
じものである。ダイオード9、9の順方向電圧降下特性
により、入力信号に含まれる振幅の小さいノイズと振幅
の大きい変調波とは、その振幅の差をより広げられて検
波回路3に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM変調波のキャリア
検出回路におけるリミッタに関し、特に変調波の周波数
が低い場合に適したリミッタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、FM受信機におけるFM変調
波のキャリア検出は、ノイズ信号を検出し、ノイズがな
い場合にキャリア有りと判断し、あるいは信号の周波数
を検出した場合にキャリア有りという検出方法を採って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような方法による
と、周波数を検出しなければならないため、変調波の周
波数が低い場合には、検出速度が遅くなってしまうとい
う問題がある。周波数を検出することなくキャリア検出
を行うには、変調波のレベルを検出する方法が考えられ
るが、温度に対して安定にする必要がある。
【0004】よって本発明の目的は、非常に安価且つ簡
単な構成で、温度に対して安定に変調波のレベルを検出
できるリミッタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、検波回路の前段に設けられた帰還増幅器で
あるリミッタであって、帰還増幅器の帰還回路は、検波
回路に備えられたダイオードと略同一のダイオードを2
個直列に接続した組を、逆向きの方向で2組並列に接続
した回路を含んでリミッタを構成した。
【0006】
【作用】本発明は上記の構成としたので、次のような作
用を奏する。
【0007】本発明に係るリミッタによると、検波回路
のダイオードと略同一のダイオードを2個直列に接続し
た組を、逆向きの方向で2組並列に接続した帰還回路で
帰還増幅するので、検波回路のダイオードによる順方向
電圧降下の略2倍の電圧降下により、ダイオード一個分
の電圧振幅の直流出力を得ることができる。また、各ダ
イオードの順方向電圧降下は負の温度特性を有するの
で、リミッタにおける温度による振幅の変化は検波回路
のダイオードにより軽減される。
【0008】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0009】図1は、本発明に係るリミッタの一実施例
の構成を示すブロック図である。
【0010】同図において、増幅器1と帰還回路2から
なるリミッタには、FM変調波が入力し、検波回路3に
出力を行う。検波回路3はいわゆる包絡線検波回路であ
り、ダイオード4、コンデンサ5、抵抗6により信号波
の包絡線の電圧を得ることができる。コンデンサ7は接
続用、ダイオード8は整流用である。
【0011】帰還回路2は、直列に接続したダイオード
9、9の組を2組、それぞれ方向を逆向きにして並列に
接続してある。4つのダイオード9はそれぞれ、検波回
路3のダイオード4と同一のものである。さらに電流制
御用の抵抗10が並列に接続されている。
【0012】次に、本実施例の作用について図2以下を
参照しつつ説明する。
【0013】本実施例においては、帰還回路2において
ダイオード9を2個直列に接続することにより、検波回
路3のダイオード4の略2倍の順方向電圧降下が生じる
ため、ダイオード1個分振幅の大きい電圧振幅の直流出
力が得られる。
【0014】リミッタに入力する電圧には、図3(a)
に示すようにバックグラウンドノイズと変調波とが含ま
れる。バックグラウンドノイズは振幅が小さく、変調波
は振幅が大きい。ダイオードは非線形の電圧特性を有す
るので、図2に示すように、小さな信号であるバックグ
ラウンドノイズはより小さくなり、大きな信号である変
調波はより大きく増幅される。よって、リミッタの増幅
度を適当に設定することにより、変調波とバックグラウ
ンドノイズとの出力電圧差を大きくすることができる。
【0015】よって検波回路3により得られる復調波
は、図3(b)に示すようにノイズの波高値vnが小さ
い出力電圧となる。従って迅速かつ確実にキャリア検出
を行うことができる。
【0016】さらに、ダイオードの順方向電圧降下には
負の温度特性がある。従ってダイオード9を含む本実施
例のリミッタの出力は図4に示すように温度変化により
変化する。すなわち温度が高い時には振幅は小さく(図
4(a))、温度が低い時には振幅は大きくなる(図4
(b))。
【0017】しかし、検波回路3のダイオード4も同様
の温度特性を有するので、温度の変化による振幅の変化
の幅は軽減することができる。
【0018】以上本実施例のリミッタによれば、バック
グラウンドノイズと変調波の区別が非常に容易で、極め
て低コストで構成でき、また温度変化に対して安定であ
るという利点がある。
【0019】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るリミッタに
よると、入力信号に含まれるバックグラウンドノイズと
変調波との電圧差を大きく出力するので、両者の区別が
非常に容易である。また、極めて低コストで構成でき、
さらにまた温度変化に対しても安定である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るリミッタの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1の実施例における入力振幅と出力
電圧との関係を示す図である。
【図3】図3(a)(b)はそれぞれ、図1の実施例に
おける入力信号と、検波後の復調信号の波形を示す図で
ある。
【図4】図4(a)(b)はそれぞれ、図1の実施例に
おける出力の温度変化を説明する図である。
【符号の説明】
1 増幅器 2 帰還回路 3 検波回路 4 ダイオード 9 ダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検波回路の前段に設けられた帰還増幅器
    であるリミッタであって、帰還増幅器の帰還回路は、検
    波回路に備えられたダイオードと略同一のダイオードを
    2個直列に接続した組を、逆向きの方向で2組並列に接
    続した回路を含むことを特徴とするリミッタ。
JP12467493A 1993-04-30 1993-04-30 リミッタ Pending JPH06314932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12467493A JPH06314932A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 リミッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12467493A JPH06314932A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 リミッタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06314932A true JPH06314932A (ja) 1994-11-08

Family

ID=14891262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12467493A Pending JPH06314932A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 リミッタ

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JP (1) JPH06314932A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9024583B2 (en) 2010-02-11 2015-05-05 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack with analog switch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9024583B2 (en) 2010-02-11 2015-05-05 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack with analog switch

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