JPH0631472A - レーザ接続方法とレーザ接続端子 - Google Patents
レーザ接続方法とレーザ接続端子Info
- Publication number
- JPH0631472A JPH0631472A JP4193912A JP19391292A JPH0631472A JP H0631472 A JPH0631472 A JP H0631472A JP 4193912 A JP4193912 A JP 4193912A JP 19391292 A JP19391292 A JP 19391292A JP H0631472 A JPH0631472 A JP H0631472A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- terminal
- wall
- laser beam
- conductive members
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- Laser Beam Processing (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 導電部材同士をレーザ光の反射を利用して小
スペースでも確実にレーザ溶着させ得るレーザ接続方法
及びそのレーザ接続端子を提供する。 【構成】 導電部材1,5同士をレーザ光4で溶着させ
るレーザ接続方法及び使用される端子であって、導電部
材1に突設した傾斜状の反射壁3ないしは隣接する部材
の傾斜壁に鋭角的にレーザ光4を照射して、導電部材同
士の接触部に対して直角にレーザ光を反射させる。
スペースでも確実にレーザ溶着させ得るレーザ接続方法
及びそのレーザ接続端子を提供する。 【構成】 導電部材1,5同士をレーザ光4で溶着させ
るレーザ接続方法及び使用される端子であって、導電部
材1に突設した傾斜状の反射壁3ないしは隣接する部材
の傾斜壁に鋭角的にレーザ光4を照射して、導電部材同
士の接触部に対して直角にレーザ光を反射させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電部材同士をレーザ
光の反射を利用してレーザ溶着させるレーザ接続方法並
びに使用されるレーザ接続端子に関するものである。
光の反射を利用してレーザ溶着させるレーザ接続方法並
びに使用されるレーザ接続端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、本出願人が先に特願平3−20
1737号で提案したレーザ接続方法を示すものであ
る。この方法は、電線(被覆単線)5を横ブスバー20
の上下の端子板21,22で挟み、上方からレーザ光4
を該端子板21を介して電線5に向けて照射させるもの
であり、電線5に直接レーザ光4が当たるのを防いで、
溶着部のボイド(気孔)や欠陥を防止している。
1737号で提案したレーザ接続方法を示すものであ
る。この方法は、電線(被覆単線)5を横ブスバー20
の上下の端子板21,22で挟み、上方からレーザ光4
を該端子板21を介して電線5に向けて照射させるもの
であり、電線5に直接レーザ光4が当たるのを防いで、
溶着部のボイド(気孔)や欠陥を防止している。
【0003】しかしながら、上記方法は、近年の車両に
おける端子配列の高密度化や省スペース化に対応すべく
多数のブスバー20を縦置きに密接に配列接続させるも
のには適用できなかった。
おける端子配列の高密度化や省スペース化に対応すべく
多数のブスバー20を縦置きに密接に配列接続させるも
のには適用できなかった。
【0004】すなわち、図10のように、端子板23,
24の間に縦ブスバー25を接続する場合、端子板23
に対して真横からレーザ光4を照射することになり、縦
ブスバー25を高密度に配列した場合にレーザ光4が他
のブスバー25や端子板23に干渉して溶着できないと
いう問題を生じた。
24の間に縦ブスバー25を接続する場合、端子板23
に対して真横からレーザ光4を照射することになり、縦
ブスバー25を高密度に配列した場合にレーザ光4が他
のブスバー25や端子板23に干渉して溶着できないと
いう問題を生じた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、端子板やブスバー等を高密度に配列した場合で
も確実に溶着接続させ得るレーザ接続方法及びレーザ接
続端子を提供することを目的とする。
に鑑み、端子板やブスバー等を高密度に配列した場合で
も確実に溶着接続させ得るレーザ接続方法及びレーザ接
続端子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、導電部材同士をレーザ光で溶着させるレ
ーザ接続方法において、該導電部材に突設した傾斜状の
反射壁ないしは隣接する部材の傾斜壁に鋭角的にレーザ
光を照射して、該導電部材同士の接触部に対して直角に
該レーザ光を反射させることを基本とする。
に、本発明は、導電部材同士をレーザ光で溶着させるレ
ーザ接続方法において、該導電部材に突設した傾斜状の
反射壁ないしは隣接する部材の傾斜壁に鋭角的にレーザ
光を照射して、該導電部材同士の接触部に対して直角に
該レーザ光を反射させることを基本とする。
【0007】
【作用】レーザ光は、導電部材の反射壁ないしは隣接す
る部材の傾斜壁に当たって反射し、導電部材の接触部に
対して直角に入射され、導電部材を相互に溶着させる。
る部材の傾斜壁に当たって反射し、導電部材の接触部に
対して直角に入射され、導電部材を相互に溶着させる。
【0008】
【実施例】図1,2は、本発明に係るレーザ接続方法の
一実施例を示すものである。この方法は、略三角形に形
成された端子1の一側の傾斜壁2の外側に反射壁3を切
り起こして設け、該反射壁3に対して上方から鋭角的に
レーザ光4を照射させ、該反射壁3によって反射したレ
ーザ光4を該傾斜壁2と該端子1内に挿通させた電線
(被覆単線)5との接触部2aに対して直角に入射させ
るものである。
一実施例を示すものである。この方法は、略三角形に形
成された端子1の一側の傾斜壁2の外側に反射壁3を切
り起こして設け、該反射壁3に対して上方から鋭角的に
レーザ光4を照射させ、該反射壁3によって反射したレ
ーザ光4を該傾斜壁2と該端子1内に挿通させた電線
(被覆単線)5との接触部2aに対して直角に入射させ
るものである。
【0009】該反射壁3は、逆L字状に切り起こし形成
され、先端の幅広部3aを端子1の傾斜壁2上に位置さ
せて、レーザ光4を該傾斜壁2に直角に入射できるよ
う、該反射壁3の傾きを設定している(すなわち反射壁
3の傾きαは端子1の底角βの1/2 である)。該反射壁
3に対するレーザ光4の入射角αは反射率の関係で30
°以下が望ましい。該反射壁3は、端子1の両側に設け
てもよく、傾斜壁2と一体でも別体(リベット等で固
定)でも構わない。該端子1は、傾斜壁2,2の上部に
電線導入用の絞り部6を有しており、電線は5、該絞り
部6を拡幅させて上方から挿通され、端子1内に保持さ
れる。
され、先端の幅広部3aを端子1の傾斜壁2上に位置さ
せて、レーザ光4を該傾斜壁2に直角に入射できるよ
う、該反射壁3の傾きを設定している(すなわち反射壁
3の傾きαは端子1の底角βの1/2 である)。該反射壁
3に対するレーザ光4の入射角αは反射率の関係で30
°以下が望ましい。該反射壁3は、端子1の両側に設け
てもよく、傾斜壁2と一体でも別体(リベット等で固
定)でも構わない。該端子1は、傾斜壁2,2の上部に
電線導入用の絞り部6を有しており、電線は5、該絞り
部6を拡幅させて上方から挿通され、端子1内に保持さ
れる。
【0010】図3,4は、端子7に縦ブスバー8をレー
ザ接続させる例を示すものである。該端子7は、略U字
型に形成され、一側の垂直壁9に対して逆くの字状に屈
折した二段式の反射壁10を突出連成させている。縦ブ
スバー8は両垂直壁9,9の間に挟持される。そして、
上方から該反射壁10に照射されたレーザ4は二段式に
屈折して端子7の垂直壁9に対して直角に入射される。
ザ接続させる例を示すものである。該端子7は、略U字
型に形成され、一側の垂直壁9に対して逆くの字状に屈
折した二段式の反射壁10を突出連成させている。縦ブ
スバー8は両垂直壁9,9の間に挟持される。そして、
上方から該反射壁10に照射されたレーザ4は二段式に
屈折して端子7の垂直壁9に対して直角に入射される。
【0011】上記実施例によれば、電線5を挿通させた
状態で端子1を複数並列に配列させたり、縦ブスバー8
を複数並設させた場合でも、レーザ光4を上方から照射
させるから、レーザ光4が他の端子1やブスバー8等と
干渉することなく、確実な溶着が達成される。
状態で端子1を複数並列に配列させたり、縦ブスバー8
を複数並設させた場合でも、レーザ光4を上方から照射
させるから、レーザ光4が他の端子1やブスバー8等と
干渉することなく、確実な溶着が達成される。
【0012】図5は、電線5を保持した略三角形状の端
子11を複数近接して並列に配列させた場合のレーザ接
続方法を示すものである。該端子11は、大きな底角θ
を有する一方の傾斜壁12と小さな底角βを有して該傾
斜壁12の中間位置でくの字状に屈折した他方の傾斜壁
13とで構成され、該傾斜壁13を、隣接する端子11
1 の傾斜壁121 と対向して位置させる。
子11を複数近接して並列に配列させた場合のレーザ接
続方法を示すものである。該端子11は、大きな底角θ
を有する一方の傾斜壁12と小さな底角βを有して該傾
斜壁12の中間位置でくの字状に屈折した他方の傾斜壁
13とで構成され、該傾斜壁13を、隣接する端子11
1 の傾斜壁121 と対向して位置させる。
【0013】そして、レーザ光4を上方から隣接端子1
11 の傾斜壁121 に鋭角的(α)に照射させることに
より、反射したレーザ光4が端子11の傾斜壁13に直
角に入射され、端子11内に保持された電線5と該傾斜
壁13とが確実に溶着される。なお、隣接する端子11
1 の傾斜壁121 の代わりに、端子11を収容する図示
しないケース等の傾斜壁を利用してレーザ光を反射させ
てもよい。
11 の傾斜壁121 に鋭角的(α)に照射させることに
より、反射したレーザ光4が端子11の傾斜壁13に直
角に入射され、端子11内に保持された電線5と該傾斜
壁13とが確実に溶着される。なお、隣接する端子11
1 の傾斜壁121 の代わりに、端子11を収容する図示
しないケース等の傾斜壁を利用してレーザ光を反射させ
てもよい。
【0014】図6〜8は、前記図1で示した端子1と電
線5の接続の応用例を示すものである。すなわち図6
は、端子11 を雌型端子14の電線接続部とした例、図
7は、プリント回路基板15の接続用スルーホール16
に対する挿入部17を端子12 に一体に設けた例、図8
は、端子13 ,13 を上下に連設して電線5,5を交差
させて接続した例である。図6,7の例ではレーザ光4
(図1)を上方から各端子11 ,12 の反射壁31 ,3
2 に照射させ、図8の例ではレーザ光4を上下から各反
射壁33 ,33 に照射させる。
線5の接続の応用例を示すものである。すなわち図6
は、端子11 を雌型端子14の電線接続部とした例、図
7は、プリント回路基板15の接続用スルーホール16
に対する挿入部17を端子12 に一体に設けた例、図8
は、端子13 ,13 を上下に連設して電線5,5を交差
させて接続した例である。図6,7の例ではレーザ光4
(図1)を上方から各端子11 ,12 の反射壁31 ,3
2 に照射させ、図8の例ではレーザ光4を上下から各反
射壁33 ,33 に照射させる。
【0015】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、レーザ
光を端子の反射壁や隣接端子等の部材の傾斜壁に反射さ
せて電線や端子等の導電部材をレーザ溶着させるから、
端子配列の高密度化や省スペース化に対応して多数の端
子板を縦置きに密接に配列させる場合でも、レーザ光の
干渉を避けて確実に溶着接続させることができるもので
ある。
光を端子の反射壁や隣接端子等の部材の傾斜壁に反射さ
せて電線や端子等の導電部材をレーザ溶着させるから、
端子配列の高密度化や省スペース化に対応して多数の端
子板を縦置きに密接に配列させる場合でも、レーザ光の
干渉を避けて確実に溶着接続させることができるもので
ある。
【図1】本発明に係るレーザ接続方法の一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】他の実施例を示す斜視図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】その他の実施例を示す側面図である。
【図6】本発明のレーザ接続方法による端子接続の一応
用例を示す斜視図である。
用例を示す斜視図である。
【図7】同じく他の応用例を示す分解斜視図である。
【図8】その他の応用例を示す斜視図である。
【図9】一従来例を示す斜視図である。
【図10】他の従来例を示す側面図である。
1,7,11,111 端子 2,12,121 傾斜壁 3,10 反射壁 4 レーザ光 5 電線 8 縦ブスバー
Claims (2)
- 【請求項1】 導電部材同士をレーザ光で溶着させるレ
ーザ接続方法において、該導電部材に突設した傾斜状の
反射壁ないしは隣接する部材の傾斜壁に鋭角的にレーザ
光を照射して、該導電部材同士の接触部に対して直角に
該レーザ光を反射させることを特徴とするレーザ接続方
法。 - 【請求項2】 接続側の導電部材と接触する壁部に、傾
斜状の反射壁を突設し、該反射壁に照射したレーザ光を
該壁部に直角に反射可能としてなることを特徴とするレ
ーザ接続端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4193912A JPH0631472A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | レーザ接続方法とレーザ接続端子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4193912A JPH0631472A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | レーザ接続方法とレーザ接続端子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631472A true JPH0631472A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16315812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4193912A Withdrawn JPH0631472A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | レーザ接続方法とレーザ接続端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631472A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3487005A1 (en) * | 2017-11-21 | 2019-05-22 | BIOTRONIK SE & Co. KG | Clip for making a mechanical and electrically conductive connection between the clip and a pin, especially a feedthrough pin |
US11482374B2 (en) | 2017-06-29 | 2022-10-25 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Inductor component and method for manufacturing same |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP4193912A patent/JPH0631472A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11482374B2 (en) | 2017-06-29 | 2022-10-25 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Inductor component and method for manufacturing same |
EP3487005A1 (en) * | 2017-11-21 | 2019-05-22 | BIOTRONIK SE & Co. KG | Clip for making a mechanical and electrically conductive connection between the clip and a pin, especially a feedthrough pin |
US20190207330A1 (en) * | 2017-11-21 | 2019-07-04 | Biotronik Se & Co. Kg | Clip for making a mechanical and electrically conductive connection between the clip and a pin, especially a feedthrough pin |
US20220224026A1 (en) * | 2017-11-21 | 2022-07-14 | Biotronik Se & Co. Kg | Clip for making a mechanical and electrically conductive connection between the clip and a pin, especially a feedthrough pin |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |