JPH0631458A - マイクロパラレルシーム接合装置 - Google Patents

マイクロパラレルシーム接合装置

Info

Publication number
JPH0631458A
JPH0631458A JP20703792A JP20703792A JPH0631458A JP H0631458 A JPH0631458 A JP H0631458A JP 20703792 A JP20703792 A JP 20703792A JP 20703792 A JP20703792 A JP 20703792A JP H0631458 A JPH0631458 A JP H0631458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
electrode
electrode holding
electrodes
holding arms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20703792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Takeuchi
正人 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
Priority to JP20703792A priority Critical patent/JPH0631458A/ja
Publication of JPH0631458A publication Critical patent/JPH0631458A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体素子を収容する容器本体にキャップを
載せ、一対のテーパローラ電極を前記キャップの周縁に
転接させつつ両電極間に通電するマイクロパラレルシー
ム接合装置において、縦横の長さが大きく異なる長方形
のキャップをシーム接合する場合や、寸法が大きく異な
る複数の矩形あるいは円形のキャップをシーム接合する
場合に、電極保持アームの移動距離を短くして処理速度
を上げ、装置の小型化を可能にし、また1台の装置で対
応可能な電極間隔を大幅に拡大することができるマイク
ロパラレルシーム接合装置を提供する。 【構成】 キャップの周縁に沿って相対移動可能な一対
の電極保持アームと、各電極保持アームに回転自在に保
持されキャップの周縁に直交する方向に偏位した一対の
テーパローラ電極とを備え、各電極保持アームのいずれ
か一方のテーパローラ電極を用いてシーム接合可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子を収容した
容器本体にキャップをシーム接合し半導体素子を気密封
止するために用いるマイクロパラレルシーム接合装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(IC)やトランジス
タ、ダイオードなどの半導体回路素子(以下半導体素
子)をパッケージに気密に封止する方法としてマイクロ
パラレルシーム接合法が知られている。
【0003】図4はこの接合法を説明するためのパッケ
ージの断面図である。この図において符号1は容器本体
であり、セラミック基板2の一方の面(上面)に突設し
た四角形の環状部3と、この環状部3の上面にろう付け
されたシールフレーム4とを持つ。この容器本体1はこ
のシールフレーム4の内側に半導体素子5を固定した後
テーブル(図示せず)に保持され、さらに薄い金属板か
らなるキャップ6が被せられる。そしてこのキャップ6
の周縁に一対のテーパローラ電極7、7を不活性ガス中
で所定圧力下で転接させつつ通電することにより、キャ
ップ6をシールフレーム4にシーム接合するものであ
る。
【0004】ここに矩形のキャップ6の場合にはテーブ
ルを直線移動させて2辺を接合したのち、容器本体1を
90°回転させて残りの2辺を接合する。また、円形の
キャップの場合にはテーブルを回転させて接合する方法
がとられている。
【0005】ここにシールフレーム4の上面には、シー
ルフレーム4より低融点の金などのメッキ層が予め形成
され、またキャップ6にも同様に金などのメッキ層が形
成されている。従ってテーパローラ電極7、7に通電す
るとシールフレーム4とキャップ6の間に介在するメッ
キ層が溶けて接合される。この時シールフレーム4やキ
ャップ6の母材自身は溶融せず、通常のスポット溶接に
見られるような母材同志の溶融部、すなわちナゲットは
形成されない。
【0006】従来のテーパローラ電極7、7は、図に示
すように上方から下降する一対の電極保持アーム8、8
の下端に、互いに対向するように取付けられていた。す
なわちテーパローラ電極7、7には支軸9、9が一体に
形成され、両電極保持アーム8、8の互いに接近する面
にこれらの支軸9、9を挿入しここに回転自在に保持し
ていた。
【0007】
【従来技術の問題点】この従来装置においては、縦横方
向の長さが大幅に変化する長方形のキャップ6をシーム
接合する場合に、両電極保持アーム8、8はその間隙を
大きく変化させる必要が生じる。すなわち長い2辺をシ
ーム接合する時には両電極保持アーム8、8を接近さ
せ、短い2辺をシーム接合する時には大きく離隔しなけ
ればならない。
【0008】しかし両電極保持アーム8、8の横方向の
可動範囲を大きくすると、この電極保持アーム8、8の
移動時間が長くなり処理速度が遅くなるばかりでなく、
装置が大型化するという問題が生じる。
【0009】また寸法が大きく変化する複数の矩形ある
いは円形のキャップをシーム接合する際には、電極保持
アームの可動範囲が不足する装置では対応できないか
ら、電極保持アーム間隔が異なる複数の装置を用いなけ
ればならないという問題も生じる。
【0010】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、縦横の長さが大きく異なる長方形のキャッ
プをシーム接合する場合や、寸法が大きく異なる複数の
矩形あるいは円形のキャップをシーム接合する場合に、
電極保持アームの移動距離を短くして処理速度を上げ、
装置の小型化を可能にし、また1台の装置で対応可能な
電極間隔を大幅に拡大することができるマイクロパラレ
ルシーム接合装置を提供することを目的とする。
【0011】
【発明の構成】本発明によれば、半導体素子を収容する
容器本体にキャップを載せ、一対のテーパローラ電極を
前記キャップの周縁に転接させつつ両電極間に通電する
マイクロパラレルシーム接合装置において、前記キャッ
プの周縁に沿って相対移動可能な一対の電極保持アーム
と、各電極保持アームに回転自在に保持され前記キャッ
プの周縁に直交する方向に偏位した一対のテーパローラ
電極とを備え、各電極保持アームのいずれか一方のテー
パローラ電極を用いてシーム接合可能にすることを特徴
とするマイクロパラレルシーム接合装置により達成され
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるマイクロパラ
レルシーム接合装置の側面図、図2はその電極付近を拡
大して示す動作説明図である。
【0013】図1において符号20、20はそれぞれ門
形の静荷重式接合ヘッドであり、図では省略したが同一
機枠上に図示のごとく対向させて配置されている。従っ
て接合ヘッド20、20の説明は必要な場合を除き、一
方の接合ヘッド20のみの説明に止める。22はフレー
ムであり、このフレーム22には直線運動用ベアリング
24によって上下動可能にシャフト26が保持されてい
る。
【0014】このシャフト26の上端部位には重錘28
が装荷されて、シャフト26に下向きの荷重を付与す
る。シャフト26の下端部には電極保持アーム30が固
定され、この保持アーム30には一対のテーパローラ電
極32、34がシャフト26の軸線に対して直角かつ回
転自在に装着されている。電極保持アーム30には給電
帯36が接続されて、テーパローラ電極32、34に電
流が供給される。
【0015】ここに両電極保持アーム30、30は、互
いに接近する方向に水平に突出し、これらの電極保持ア
ーム30、30には水平な同一軸線上に載るように支軸
38、38がそれぞれ回転自在に貫挿されている。前記
テーパローラ電極32、34はこれら支軸38、38の
両端にそれぞれ固定されている。すなわち各支軸38、
38の内側の端部、すなわち両支軸38、38が互いに
接近する端部には小径のテーパローラ電極32が、外側
の端部には大径のテーパローラ電極34がそれぞれ固定
されている。
【0016】なお大径のテーパローラ電極34の下縁は
電極保持アーム30の下端よりも下方へ僅かに突出して
いる。また小径のテーパローラ電極32は電極保持アー
ム30に近い方向に拡径するテーパ面(円錐面)を持
ち、大径のテーパローラ電極34は電極保持アーム30
から遠い方向に拡径するテーパ面を持つ。
【0017】40はテーブルであり、この上に容器本体
1が保持されている。この容器本体1にはキャップ6が
スポット接合などによって仮止めされている。この容器
本体1およびキャップ6は図2に示すように細長い長方
形であり、その短辺6a、6aをシーム接合する時に
は、これらの短辺6a、6bが外側のテーパローラ電極
34、34の下になるように電極保持アーム30、30
の間隙が設定される。
【0018】従ってこの時には外側のテーパローラ電極
34、34が重錐28、28の荷重によってキャップ6
の短辺6a、6aの縁に押圧される。この状態でテーブ
ル40をテーパローラ電極34の支軸38に直交する方
向に移動させながら、両テーパローラ電極34、34に
電流を流せば、テーパローラ電極32、32に押圧され
た部分が発熱し、容器本体1のシールフレーム4のメッ
キ層およびキャップ6のメッキ層が溶融し、シーム接合
される。
【0019】またキャップ6の長辺6b、6bをシーム
接合する時には、これら長辺6b、6bが内側のテーパ
ローラ電極32、32の下になるように電極保持アーム
30、30の間隔が設定される。そして各テーパローラ
電極32、32を長編6b、6bの縁に押圧させてテー
ブル40を支軸38に直交する方向に移動させながらシ
ーム接合を行う。
【0020】なお図2ではキャップ6の長辺6bの長さ
Bと短辺6aの長さAとの差(B−A)の半分(B−
A)/2が、各電極保持アーム30、30の内外電極間
隔に一致するように描かれているが、実際には必ずしも
こうならないから、各電極保持アーム30、30はその
間隔を適宜変更する必要がある。
【0021】またこの図2では外側のテーパローラ電極
34、34に接触するキャップ6の高さ(実線で示す)
に対し、内側のテーパローラ電極32、32に接触する
キャップ6(仮想線で示す)が高い位置に移動している
が、実際にはキャップ6の高さは変化せずにテーパロー
ラ電極32、32がシャフト26、26、重錐28、2
8と共に下降する。
【0022】小径の円形のキャップをシーム接合する時
には、内側のテーパローラ電極32、32を用いてテー
ブル40を回転させる。大径の円形のキャップに対して
は、外側のテーパローラ電極34、34を用いてテーブ
ル40を回転させればよい。
【0023】また本発明は内側と外側の電極32、34
を組合わせて使うこともできる。すなわち一方の電極保
持アーム30に対しては内側の電極32を、他方の電極
保持アーム30に対しては外側の電極34を用いるもの
である。この場合には円形のキャップ6に対しては使用
する内側と外側の電極32、34の中心が、テーブル4
0の回転中心に一致するように各電極保持アーム30、
30をそれぞれ移動させる必要があるのは勿論である。
【0024】図3は本発明の他の実施例における一方の
電極付近を一部断面した斜視図である。この実施例は電
極保持アーム30Aの下端に、テーパローラ電極32
A、34Aを取付けたものである。すなわち電極保持ア
ーム30Aにはキャップ6の周縁に直交するように2本
の支軸38A、38Bが異なる高さに回転自在に貫挿さ
れている。そして高い位置の支軸38Aには、内側のテ
ーパローラ電極32Aが固定され、低い位置の支軸38
Aには外側のテーパローラ電極34Aが固定されてい
る。この実施例によれば、テーパローラ電極32A、3
4Aの径を同一にして部品の共通化を図ることが可能に
なる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、キャッ
プの周縁に直交する方向に偏位した一対のテーパローラ
電極を電極保持アームに回転自在に設け、各電極保持ア
ームのいずれか一方の電極を選択して用いることができ
るようにしたものであるから、電極保持アームの移動距
離を小さくしつつキャップ形状に対応して使用可能な電
極間隔を大幅に拡大することができる。
【0026】このため電極保持アームの移動量が少なく
なり、1つのキャップの処理時間を短縮でき、また装置
の小型化が可能になる。さらに1台の装置で対応可能な
キャップ寸法の範囲が広がるから、少ない装置台数で種
々のキャップの処理に対応可能になる。
【0027】ここで各電極保持アームに設ける一対のテ
ーパローラ電極は、電極保持アームを貫通する支軸の両
端に設けることができる(請求項2)。この場合には支
軸を両テーパローラ電極に対して共通化できるので、電
極保持アームの小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図
【図2】その電極付近を一部断面した動作説明図
【図3】他の実施例の電極付近を一部断面した斜視図
【図4】従来のシーム接合装置を示す側断面図
【符号の説明】
1 容器本体 5 半導体素子 6 キャップ 30、30A 電極保持アーム 32、32A、34、34A テーパローラ電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を収容する容器本体にキャッ
    プを載せ、一対のテーパローラ電極を前記キャップの周
    縁に転接させつつ両電極間に通電するマイクロパラレル
    シーム接合装置において、前記キャップの周縁に沿って
    相対移動可能な一対の電極保持アームと、各電極保持ア
    ームに回転自在に保持され前記キャップの周縁に直交す
    る方向に偏位した一対のテーパローラ電極とを備え、各
    電極保持アームのいずれか一方のテーパローラ電極を用
    いてシーム接合可能にすることを特徴とするマイクロパ
    ラレルシーム接合装置。
  2. 【請求項2】 各電極保持アームには前記キャップの周
    縁に直交する方向に支軸がそれぞれ貫挿され、各支軸の
    互いに接近する端部に小径のテーパローラ電極が他端に
    大径のテーパローラ電極がそれぞれ取り付けられている
    請求項1のマイクロパラレルシーム接合装置。
JP20703792A 1992-07-13 1992-07-13 マイクロパラレルシーム接合装置 Pending JPH0631458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20703792A JPH0631458A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 マイクロパラレルシーム接合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20703792A JPH0631458A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 マイクロパラレルシーム接合装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0631458A true JPH0631458A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16533163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20703792A Pending JPH0631458A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 マイクロパラレルシーム接合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0631458A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3718395B2 (ja) ボンディング装置のボンディングヘッド
JP2009000731A (ja) リッドの仮止め装置
JPH0631458A (ja) マイクロパラレルシーム接合装置
JP2003001428A (ja) パッケージ封止におけるリッドの仮付け装置
JPH0631457A (ja) マイクロパラレルシーム接合装置
JPS59145545A (ja) 半導体装置用容器の気密封止法
JP3568178B2 (ja) 抵抗溶接装置
JPH0615471A (ja) レーザ溶接ユニット
WO2018139071A1 (ja) チャック装置、及びチャック方法
JP2019141899A (ja) シーム溶接装置
JPH08306813A (ja) 半導体パッケージのキャップ仮止め用治具
JP3432681B2 (ja) マイクロパラレルシーム接合装置
JP3534525B2 (ja) パラレルシーム接合方法及びパラレルシーム接合装置
JP2689621B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JP3593636B2 (ja) パラレルシーム接合装置およびパラレルシーム接合方法
JP3274221B2 (ja) マイクロパラレルシーム接合方法および装置
JPH0367343B2 (ja)
JPH088275B2 (ja) 立体形ワイヤボンディング配線装置
JP2557087Y2 (ja) シーム接合の仮止め用電極装置
JPH01299778A (ja) シームウェルダ
JPS5984555A (ja) 半導体装置用容器の気密封止方法
JPH01248646A (ja) 半導体装置の気密封止方法および気密封止用電極
JPH05109807A (ja) ボンデイング方法
JPS6063941A (ja) 半導体装置の製法
JPS5852753B2 (ja) レ−ザ−ヨウセツヨウジグ