JPH06314527A - キ−パッド及びその製造方法 - Google Patents
キ−パッド及びその製造方法Info
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- JPH06314527A JPH06314527A JP12461793A JP12461793A JPH06314527A JP H06314527 A JPH06314527 A JP H06314527A JP 12461793 A JP12461793 A JP 12461793A JP 12461793 A JP12461793 A JP 12461793A JP H06314527 A JPH06314527 A JP H06314527A
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- Japan
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- resin
- layer
- silicone rubber
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H2209/00—Layers
- H01H2209/016—Protection layer, e.g. for legend, anti-scratch
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01H2219/00—Legends
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】本発明はシリコ−ンゴム層と他のゴム層との界
面に接着剤を用いることなく両層を強固に接着せしめた
シリコ−ンゴム層と他のゴム層との接着構造を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】本発明に係るシリコ−ンゴム層2と他のゴム層
との接着構造は、シリコ−ンゴム層2とクロロプレンゴ
ムを除く他のゴム層との接着部が、2個以上の水酸基を
もったアルコ−ル化合物と、炭素数4〜30個で2重結
合が1個以上ある脂肪酸とのエステル化合物の共架橋剤
で接着したものである。
面に接着剤を用いることなく両層を強固に接着せしめた
シリコ−ンゴム層と他のゴム層との接着構造を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】本発明に係るシリコ−ンゴム層2と他のゴム層
との接着構造は、シリコ−ンゴム層2とクロロプレンゴ
ムを除く他のゴム層との接着部が、2個以上の水酸基を
もったアルコ−ル化合物と、炭素数4〜30個で2重結
合が1個以上ある脂肪酸とのエステル化合物の共架橋剤
で接着したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキ−ボ−ド等の各種端末
機器等に使用されるものであって、シリコ−ンゴム製キ
−パッド主体のキ−トップ面の上面に文字印刷層を形成
し、該文字印刷層を保護するごとく、樹脂層を、接着剤
を使用することなく強固に接着せしめたキ−パッド及び
その製造方法に関する。
機器等に使用されるものであって、シリコ−ンゴム製キ
−パッド主体のキ−トップ面の上面に文字印刷層を形成
し、該文字印刷層を保護するごとく、樹脂層を、接着剤
を使用することなく強固に接着せしめたキ−パッド及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキ−パッドは、シリコ−ンゴム製
キ−パッド主体のキ−トップ面の上面に、シリコ−ンゴ
ム含有の抜き文字印刷層を形成していた。そして、その
抜き文字印刷層を露出したままにするか、あるいは抜き
文字印刷層を保護するためにシリコ−ンゴム系接着剤を
使用し、さらに、この接着剤の上に被接着面をプライマ
−処理した透明樹脂層を固着していた。
キ−パッド主体のキ−トップ面の上面に、シリコ−ンゴ
ム含有の抜き文字印刷層を形成していた。そして、その
抜き文字印刷層を露出したままにするか、あるいは抜き
文字印刷層を保護するためにシリコ−ンゴム系接着剤を
使用し、さらに、この接着剤の上に被接着面をプライマ
−処理した透明樹脂層を固着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シリコ−ンゴムと樹脂
とはシリコ−ンゴム系接着剤を使用し、さらにプライマ
−処理をしないかぎり直接には接着できない。しかし、
シリコ−ンゴム系接着剤は高温(120〜130℃)で
長時間加熱しないと接着することができず、接着しよう
とする樹脂層が高温に耐えられないという難点があっ
た。また接着剤を使用し、プライマ−処理をする場合、
塗布および処理作業が面倒であるばかりか、均一な塗布
が難しく、あるいは乾燥固化に時間を要する等の難点が
あった。
とはシリコ−ンゴム系接着剤を使用し、さらにプライマ
−処理をしないかぎり直接には接着できない。しかし、
シリコ−ンゴム系接着剤は高温(120〜130℃)で
長時間加熱しないと接着することができず、接着しよう
とする樹脂層が高温に耐えられないという難点があっ
た。また接着剤を使用し、プライマ−処理をする場合、
塗布および処理作業が面倒であるばかりか、均一な塗布
が難しく、あるいは乾燥固化に時間を要する等の難点が
あった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところはシリコ−ンゴム製キ−パッ
ド主体のキ−トップ面の上面に、シリコ−ンゴム含有の
文字印刷層を形成し、その文字印刷層を保護すべく、接
着剤を使用することなく従来困難視されていた樹脂層を
直接接着可能とし、接着剤使用およびプライマ−処理の
煩雑さを解消し、ゴムとは違った樹脂の感覚が叩打する
キ−から得られるようにしたものである。
で、その目的とするところはシリコ−ンゴム製キ−パッ
ド主体のキ−トップ面の上面に、シリコ−ンゴム含有の
文字印刷層を形成し、その文字印刷層を保護すべく、接
着剤を使用することなく従来困難視されていた樹脂層を
直接接着可能とし、接着剤使用およびプライマ−処理の
煩雑さを解消し、ゴムとは違った樹脂の感覚が叩打する
キ−から得られるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るキ−パッド
は、シリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−トップ面の
上面に、シリコ−ンゴム含有の文字印刷層を形成し、該
文字印刷層の上に接着剤を介することなく直接、液状の
透明樹脂層を乾燥固化したものである。液状の透明樹脂
層は、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、フェノ−ル樹脂、変性フェノ−ル樹脂、マレイン酸
樹脂、アルキッド樹脂、アミノ樹脂、ビニル系樹脂又は
シリコ−ン樹脂の一種が使用される。
は、シリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−トップ面の
上面に、シリコ−ンゴム含有の文字印刷層を形成し、該
文字印刷層の上に接着剤を介することなく直接、液状の
透明樹脂層を乾燥固化したものである。液状の透明樹脂
層は、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、フェノ−ル樹脂、変性フェノ−ル樹脂、マレイン酸
樹脂、アルキッド樹脂、アミノ樹脂、ビニル系樹脂又は
シリコ−ン樹脂の一種が使用される。
【0006】また照光式のキ−パッドとして使用する場
合は、透明なシリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−ト
ップ面を除く残余の上面に、シリコ−ンゴム含有の非透
光性塗膜を形成し、前記キ−トップ面上に有色透光抜き
文字印刷層を形成し、該有色透光抜き文字印刷層の上に
接着剤を介することなく直接、液状の透明樹脂層を乾燥
固化した構造とする。本発明に係るキ−パッドの製造方
法は、シリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−トップ面
の上面に、文字印刷層を形成した後、前記キ−パッド主
体の上面にコロナ放電処理をし、次いでコロナ放電処理
をした後の前記キ−トップ上面の文字印刷層上に液状の
透明樹脂を滴下するか又はスクリ−ン印刷を行なって乾
燥固化するものである。
合は、透明なシリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−ト
ップ面を除く残余の上面に、シリコ−ンゴム含有の非透
光性塗膜を形成し、前記キ−トップ面上に有色透光抜き
文字印刷層を形成し、該有色透光抜き文字印刷層の上に
接着剤を介することなく直接、液状の透明樹脂層を乾燥
固化した構造とする。本発明に係るキ−パッドの製造方
法は、シリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−トップ面
の上面に、文字印刷層を形成した後、前記キ−パッド主
体の上面にコロナ放電処理をし、次いでコロナ放電処理
をした後の前記キ−トップ上面の文字印刷層上に液状の
透明樹脂を滴下するか又はスクリ−ン印刷を行なって乾
燥固化するものである。
【0007】
【作用】本発明に係るキ−パッドは、シリコ−ンゴム製
キ−パッド主体のキ−トップ面の上面に、文字印刷層を
形成した後、前記キ−パッド主体の上面にコロナ放電処
理をし、次いでコロナ放電処理をした後の前記キ−トッ
プ上面の文字印刷層上に液状の透明樹脂を滴下するか又
はスクリ−ン印刷を行なって乾燥固化して得られるが、
コロナ放電によりシリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ
−トップの表層は放電で活性化された電子が表層の分子
結合を破壊し、分子鎖の中の自由基と液状の透明樹脂が
急激に反応し、結合することとなり、両者の接着力が強
固となる。また、キ−トップ面上の液状の透明樹脂は表
面張力により弧状ないし球面状を維持しながらも、キ−
トップ面上で弾かれることなく万遍なく広がり、しかも
キ−トップ面から液状の透明樹脂が垂れ下がることなく
乾燥固化する。
キ−パッド主体のキ−トップ面の上面に、文字印刷層を
形成した後、前記キ−パッド主体の上面にコロナ放電処
理をし、次いでコロナ放電処理をした後の前記キ−トッ
プ上面の文字印刷層上に液状の透明樹脂を滴下するか又
はスクリ−ン印刷を行なって乾燥固化して得られるが、
コロナ放電によりシリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ
−トップの表層は放電で活性化された電子が表層の分子
結合を破壊し、分子鎖の中の自由基と液状の透明樹脂が
急激に反応し、結合することとなり、両者の接着力が強
固となる。また、キ−トップ面上の液状の透明樹脂は表
面張力により弧状ないし球面状を維持しながらも、キ−
トップ面上で弾かれることなく万遍なく広がり、しかも
キ−トップ面から液状の透明樹脂が垂れ下がることなく
乾燥固化する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明
する。図1は本発明の一実施例を示すキ−パッドの要部
拡大断面図である。1はシ−ト部1aとシ−ト部1aか
ら上方に突出したキ−トップ1bを備えたシリコ−ンゴ
ム製キ−パッド主体である。このキ−パッド主体1はゴ
ム成型により一体的に形成される。キ−トップ1bの上
面には、シリコ−ンゴム含有の文字印刷層2を形成す
る。文字印刷はキ−パッド主体1が有色非透光性のシリ
コ−ンゴムで形成されている場合、キ−トップ1bの上
面に直接、文字、数字、記号等の文字印刷を行うか、あ
るいはシリコ−ンゴム含有の1色の塗料またはインキで
キ−トップ1bの上面をスクリ−ン印刷等で塗布、印刷
した後、その上に数字、記号、文字等の部分を除いた残
余のキ−トップ1bの上面をシリコ−ンゴム含有の別の
色をした塗料またはインキで塗布、印刷して得られる。
なお、キ−トップ1bの裏面は導電接点を有しない突起
構造であるが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、スカ−ト部を介して上方に膨出したキ−トップの裏
面に導電接点を設ける構造かあるいはその他の構造であ
ってもよい。
する。図1は本発明の一実施例を示すキ−パッドの要部
拡大断面図である。1はシ−ト部1aとシ−ト部1aか
ら上方に突出したキ−トップ1bを備えたシリコ−ンゴ
ム製キ−パッド主体である。このキ−パッド主体1はゴ
ム成型により一体的に形成される。キ−トップ1bの上
面には、シリコ−ンゴム含有の文字印刷層2を形成す
る。文字印刷はキ−パッド主体1が有色非透光性のシリ
コ−ンゴムで形成されている場合、キ−トップ1bの上
面に直接、文字、数字、記号等の文字印刷を行うか、あ
るいはシリコ−ンゴム含有の1色の塗料またはインキで
キ−トップ1bの上面をスクリ−ン印刷等で塗布、印刷
した後、その上に数字、記号、文字等の部分を除いた残
余のキ−トップ1bの上面をシリコ−ンゴム含有の別の
色をした塗料またはインキで塗布、印刷して得られる。
なお、キ−トップ1bの裏面は導電接点を有しない突起
構造であるが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、スカ−ト部を介して上方に膨出したキ−トップの裏
面に導電接点を設ける構造かあるいはその他の構造であ
ってもよい。
【0009】次に、キ−トップ1bの上面に文字印刷層
2を形成したシリコ−ンゴム製キ−パッド主体1をベル
トコンベア等の搬送装置(図示せず)上に載置し、搬送
速度を所定の速度、例えば約2.8m/分で上記キ−パ
ッド主体1を搬送し、所定の電力、例えば40〜120
Wでコロナ放電を行う。このコロナ放電によりキ−パッ
ド主体1のキ−トップ1bの上面の表層のみがコロナ放
電処理され、キ−トップ1bの上面の分子結合を破壊
し、分子鎖の中の自由基と後述する液状の透明樹脂が急
激に反応し、結合し、文字印刷層2の上に透明樹脂層3
が形成される。
2を形成したシリコ−ンゴム製キ−パッド主体1をベル
トコンベア等の搬送装置(図示せず)上に載置し、搬送
速度を所定の速度、例えば約2.8m/分で上記キ−パ
ッド主体1を搬送し、所定の電力、例えば40〜120
Wでコロナ放電を行う。このコロナ放電によりキ−パッ
ド主体1のキ−トップ1bの上面の表層のみがコロナ放
電処理され、キ−トップ1bの上面の分子結合を破壊
し、分子鎖の中の自由基と後述する液状の透明樹脂が急
激に反応し、結合し、文字印刷層2の上に透明樹脂層3
が形成される。
【0010】本発明で使用される液状の透明樹脂層とし
ては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、フェノ−ル樹脂、変性フェノ−ル樹脂、マレイン酸
樹脂、アルキッド樹脂、アミノ樹脂、ビニル系樹脂又は
シリコ−ン樹脂の一種が使用される。これらの樹脂はい
ずれもシリコ−ンゴムに直接には接着不可能な樹脂であ
るが、上記キ−トップ1bの上面にコロナ放電すること
により直接、接着が可能となるものである。これら樹脂
は、溶剤等を使用して液状で使用する。シリコ−ン樹脂
については、ストレ−トシリコ−ンレジン、変性シリコ
−ンレジンが使用され、これらは直接にはシリコ−ンゴ
ムに接着しないが、上記コロナ放電により直接、接着が
可能となる。
ては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、フェノ−ル樹脂、変性フェノ−ル樹脂、マレイン酸
樹脂、アルキッド樹脂、アミノ樹脂、ビニル系樹脂又は
シリコ−ン樹脂の一種が使用される。これらの樹脂はい
ずれもシリコ−ンゴムに直接には接着不可能な樹脂であ
るが、上記キ−トップ1bの上面にコロナ放電すること
により直接、接着が可能となるものである。これら樹脂
は、溶剤等を使用して液状で使用する。シリコ−ン樹脂
については、ストレ−トシリコ−ンレジン、変性シリコ
−ンレジンが使用され、これらは直接にはシリコ−ンゴ
ムに接着しないが、上記コロナ放電により直接、接着が
可能となる。
【0011】本発明に係るキ−パッドを照光式のキ−パ
ッドとして使用する場合は、図2に示すように、透明な
シリコ−ンゴム製キ−パッド主体1のキ−トップ1b面
を除く残余の上面に、シリコ−ンゴム含有の非透光性塗
膜4を形成し、前記キ−トップ1b面上に有色透光抜き
文字印刷層2aを形成し、該有色透光抜き文字印刷層2
aの上に接着剤を介することなく直接、液状の透明樹脂
層3を乾燥固化した構造とする。キ−トップ1b上面に
シリコ−ンゴム含有の非透光性塗膜4をスプレ−等によ
り塗布するときにキ−トップ1b面に塗布された非透光
性塗膜は除去具(図示せず)で除去した後に、有色透光
抜き文字印刷層2aを形成するようにすればよい。これ
により、光源からの光はシリコ−ンゴム製キ−パッド主
体1のシ−ト部1aでは遮光され、キ−トップ1b部分
に照射され、文字等のみが鮮明に見えるようになる。
ッドとして使用する場合は、図2に示すように、透明な
シリコ−ンゴム製キ−パッド主体1のキ−トップ1b面
を除く残余の上面に、シリコ−ンゴム含有の非透光性塗
膜4を形成し、前記キ−トップ1b面上に有色透光抜き
文字印刷層2aを形成し、該有色透光抜き文字印刷層2
aの上に接着剤を介することなく直接、液状の透明樹脂
層3を乾燥固化した構造とする。キ−トップ1b上面に
シリコ−ンゴム含有の非透光性塗膜4をスプレ−等によ
り塗布するときにキ−トップ1b面に塗布された非透光
性塗膜は除去具(図示せず)で除去した後に、有色透光
抜き文字印刷層2aを形成するようにすればよい。これ
により、光源からの光はシリコ−ンゴム製キ−パッド主
体1のシ−ト部1aでは遮光され、キ−トップ1b部分
に照射され、文字等のみが鮮明に見えるようになる。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記の説明から判るように、シ
リコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−トップ面の上面
に、シリコ−ンゴム含有の文字印刷層を形成し、該文字
印刷層の上に接着剤を介することなく直接、液状の透明
樹脂層を乾燥固化したので、シリコ−ンゴムと接着が困
難視されていた樹脂との直接接着可能となり、接着剤の
使用およびプライマ−処理が不要となり、接着剤使用に
よる煩雑さが解消できるばかりか、キ−トップ面上の液
状の透明樹脂は表面張力により弧状ないし球面状を維持
しながらも、キ−トップ面上で弾かれることなく万遍な
く広がり、しかもキ−トップ面から液状の透明樹脂が垂
れ下がることなく乾燥固化し、文字印刷層の保護膜とし
ての役割を果すほか、ゴムとは違った樹脂の感覚が叩打
するキ−から得られる。
リコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−トップ面の上面
に、シリコ−ンゴム含有の文字印刷層を形成し、該文字
印刷層の上に接着剤を介することなく直接、液状の透明
樹脂層を乾燥固化したので、シリコ−ンゴムと接着が困
難視されていた樹脂との直接接着可能となり、接着剤の
使用およびプライマ−処理が不要となり、接着剤使用に
よる煩雑さが解消できるばかりか、キ−トップ面上の液
状の透明樹脂は表面張力により弧状ないし球面状を維持
しながらも、キ−トップ面上で弾かれることなく万遍な
く広がり、しかもキ−トップ面から液状の透明樹脂が垂
れ下がることなく乾燥固化し、文字印刷層の保護膜とし
ての役割を果すほか、ゴムとは違った樹脂の感覚が叩打
するキ−から得られる。
【0013】また、本発明に係るキ−パッドの製造方法
は、シリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−トップ面の
上面に、文字印刷層を形成した後、前記キ−パッド主体
の上面にコロナ放電処理をし、次いでコロナ放電処理を
した後の前記キ−トップ上面の文字印刷層上に液状の透
明樹脂を滴下するか又はスクリ−ン印刷を行なって乾燥
固化するものであるから、コロナ放電によりシリコ−ン
ゴム製キ−パッド主体のキ−トップの表層は放電で活性
化された電子が表層の分子結合を破壊し、分子鎖の中の
自由基と液状の透明樹脂が急激に反応し、結合すること
となり、従来直接接着が困難視されていた両者の接着が
可能となった。さらに、照光式キ−パッドとして使用す
る場合にも、シリコ−ンゴムと文字印刷を保護する樹脂
との直接接着が可能となり、文字部分を光を通して鮮明
に浮かび上がらせることができ、剥離などの問題がな
く、作業性が増し、その用途が一層拡大することとな
る。
は、シリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−トップ面の
上面に、文字印刷層を形成した後、前記キ−パッド主体
の上面にコロナ放電処理をし、次いでコロナ放電処理を
した後の前記キ−トップ上面の文字印刷層上に液状の透
明樹脂を滴下するか又はスクリ−ン印刷を行なって乾燥
固化するものであるから、コロナ放電によりシリコ−ン
ゴム製キ−パッド主体のキ−トップの表層は放電で活性
化された電子が表層の分子結合を破壊し、分子鎖の中の
自由基と液状の透明樹脂が急激に反応し、結合すること
となり、従来直接接着が困難視されていた両者の接着が
可能となった。さらに、照光式キ−パッドとして使用す
る場合にも、シリコ−ンゴムと文字印刷を保護する樹脂
との直接接着が可能となり、文字部分を光を通して鮮明
に浮かび上がらせることができ、剥離などの問題がな
く、作業性が増し、その用途が一層拡大することとな
る。
【図1】本発明の一実施例を示すキ−パッドの要部断面
図である。
図である。
【図2】照光式キ−パッドの要部拡大断面図である。
1 キ−パッド主体 1b キ−トップ 2 文字印刷層 2a 有色透光抜き文字印刷層 3 液状の透明樹脂層
Claims (4)
- 【請求項1】 シリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−
トップ面の上面に、シリコ−ンゴム含有の文字印刷層を
形成し、該文字印刷層の上に接着剤を介することなく直
接、液状の透明樹脂層を乾燥固化したことを特徴とする
キ−パッド。 - 【請求項2】 請求項1記載の液状の透明樹脂層は、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノ
−ル樹脂、変性フェノ−ル樹脂、マレイン酸樹脂、アル
キッド樹脂、アミノ樹脂、ビニル系樹脂又はシリコ−ン
樹脂の一種であることを特徴とする請求項1記載のキ−
パッド。 - 【請求項3】 透明なシリコ−ンゴム製キ−パッド主体
のキ−トップ面を除く残余の上面に、シリコ−ンゴム含
有の非透光性塗膜を形成し、前記キ−トップ面上に有色
透光抜き文字印刷層を形成し、該有色透光抜き文字印刷
層の上に接着剤を介することなく直接、液状の透明樹脂
層を乾燥固化したことを特徴とするキ−パッド。 - 【請求項4】 シリコ−ンゴム製キ−パッド主体のキ−
トップ面の上面に、文字印刷層を形成した後、前記キ−
パッド主体の上面にコロナ放電処理をし、次いでコロナ
放電処理をした後の前記キ−トップ上面の文字印刷層上
に液状の透明樹脂を滴下するか又はスクリ−ン印刷を行
なって乾燥固化したことを特徴とするキ−パッドの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5124617A JP2681332B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | キーパッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5124617A JP2681332B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | キーパッド及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06314527A true JPH06314527A (ja) | 1994-11-08 |
JP2681332B2 JP2681332B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=14889861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5124617A Expired - Fee Related JP2681332B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | キーパッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2681332B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2765514A1 (fr) * | 1997-06-17 | 1999-01-08 | Silitek Corp | Touche de clavier dure formee d'un seul bloc |
WO2000000355A1 (de) * | 1998-06-27 | 2000-01-06 | Ge Bayer Silicones Gmbh & Co. Kg | Herstellung abriebfester, bedruckter siliconformteile |
KR20010068107A (ko) * | 2001-04-24 | 2001-07-13 | 안현화 | 키패드 코팅방법 및 장치 |
US7192621B2 (en) | 2001-12-11 | 2007-03-20 | Polymatech Co., Ltd. | Keypad and method of separating a crosslinked cured resin layer thereof |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6174215A (ja) * | 1984-09-18 | 1986-04-16 | 富士ポリマテック株式会社 | 接点ゴムの製造法 |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP5124617A patent/JP2681332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6174215A (ja) * | 1984-09-18 | 1986-04-16 | 富士ポリマテック株式会社 | 接点ゴムの製造法 |
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FR2765514A1 (fr) * | 1997-06-17 | 1999-01-08 | Silitek Corp | Touche de clavier dure formee d'un seul bloc |
WO2000000355A1 (de) * | 1998-06-27 | 2000-01-06 | Ge Bayer Silicones Gmbh & Co. Kg | Herstellung abriebfester, bedruckter siliconformteile |
KR20010068107A (ko) * | 2001-04-24 | 2001-07-13 | 안현화 | 키패드 코팅방법 및 장치 |
US7192621B2 (en) | 2001-12-11 | 2007-03-20 | Polymatech Co., Ltd. | Keypad and method of separating a crosslinked cured resin layer thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2681332B2 (ja) | 1997-11-26 |
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