JPH063137A - ベルト内の心体埋設位置の計測方法 - Google Patents

ベルト内の心体埋設位置の計測方法

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JPH063137A
JPH063137A JP18587792A JP18587792A JPH063137A JP H063137 A JPH063137 A JP H063137A JP 18587792 A JP18587792 A JP 18587792A JP 18587792 A JP18587792 A JP 18587792A JP H063137 A JPH063137 A JP H063137A
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belt
distance
measurement
strands
measured
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JP18587792A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kano
勉 加納
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定箇所の数を増やすことなく、ベルト内
の、撚りのある心体の埋設位置(中心位置)を高い精度
で計測する。 【構成】 ピッチpで撚られた複数本のストランドws
を外周に備えるコードW1が、ベルトAの内部に、長手
方向に延伸されて埋設されている。このベルトAについ
て、上記のストランドのうちベルトの表面Byoに最も近
い部分fを、撚りに関して等位相間隔となるようベルト
の長手方向に配列したn箇所において超音波を利用して
検出するとともに、各箇所で検出される上記の部分f
についてベルト幅方向に基準部分Bxoからの距離x
測定する。そして、距離xの全測定値について二つず
つの平均値mを算出し、算出した平均値mのなかで
互いに大きさが最も接近している二つの値から、真の中
心の距離X01を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチールコードが埋設
されたコンベヤベルトなど、撚りのある心体を内部に有
するベルトについて、その心体の中心の位置を非破壊的
な手段によって計測する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンベヤベルトのうちには、補強のため
の心体としてスチールコード(ワイヤロープ)を内部に
有するものがある。同コードは、ベルトの長手方向と平
行に延伸され、複数本が、幅方向に一定の間隔をおいて
埋設されるのが一般である。この埋設間隔、すなわちベ
ルトの幅方向にみたコード間の距離が、同じベルトにお
いて均一でない場合などは、ベルトの強度分布が不均一
になることがある。そのため、コードを有するコンベヤ
ベルトについては、製造後の品質確認のため、あるいは
使用中に補修の要否を決定するために、非破壊検査によ
って何メートルおきかでコードの埋設位置(もしくは埋
設間隔)を知る必要がある。
【0003】コンベヤベルト内のスチールコードの埋設
位置を知る方法としては、イ)実開昭62−115609
号公報に記載があるように、いわゆる渦電流をコードに
発生させてそれを検知するものや、ロ)X線をベルトに照
射したときの透過量やコードの像をもとにするもの、あ
るいは、ハ)ベルトの表面から超音波を発し、その反射波
を利用するもの−などがある。このうちイ)の方法は、
コードの埋設深さ(ベルトの表面から厚さ方向の距離)
が大きいときに十分な精度が得られないうえ、生のデー
タを、コードの径や埋設深さが異なるごとに別の基準に
したがって処理し判定しなければならないなど、計測が
簡単ではない。またロ)の方法は、衛生面で計測機器の取
り扱いが難しいほか、必要な線源のためにかなりのコス
トを要する。こういった点では、ハ)に示した超音波によ
る計測が最も実施しやすいといわれている。
【0004】超音波方式の計測では、コンベヤベルトの
表面上にプローブ(発振・探触子)をセットしてそれよ
り超音波を発し、スチールコードからの反射波をそのプ
ローブで受信する。そして一般的には、ベルトの幅方向
にプローブを移動し、反射波のエネルギーが最も高くな
ったときのデータ、つまりベルトの表面に最も近い(ま
た超音波の進行方向とほぼ直角な)コード表面(いわゆ
る反射点。後述の部分f)からの反射波のデータを、
有意なものとしてピックアップする。
【0005】しかしながら、スチールコードは全体の断
面が円ではなく、複数本の素線が撚り合わせられたもの
であるため、ベルト表面に最も近い部分が必ずしもコー
ドの中心線上にあるとは限らない。すなわち、図8(a)
・(b)に示すとおり、コードW1に撚りがある(図の例
では外周部分の6本のストランドwsに撚りがかかって
いる)ために、測定箇所が異なれば位相(中心に対して
周期的に変化するストランドwsの角度)が異なり、ベ
ルトAの表面Byoに最も近い部分(反射点)fとコード
Wの中心(中心を通りベルトAの幅方向と直角な面L0
1)との間には図示のようなズレSが生じる。つまり
基準部分Bxoからの距離として見れば、コードの中心ま
での真の距離X01と、検出される部分fまでの距離x
との間に誤差Sができる。こうして生じる誤差S
範囲は、概ね ±R/2 (RはコードW1の中心から最
外周の素線wの中心までの寸法)であり、かなり大き
い。なお、ここでいう素線wとはコードWを構成する最
小単位の線をさし、その素線が複数本撚り合わされて心
綱wcおよび複数のストランド(子綱)wsとされ、心
綱wcの外周部分にストランドwsが巻かれて撚り合わ
されることによりコードWが構成されている。
【0006】測定点が一箇所だと上記のとおり誤差S
が大きくて信頼できる計測結果が得られないため、通常
は、長手方向位置の異なる複数箇所(n箇所)において
上記のような測定をし、データとして得られるn個の距
離xi(i=1〜n) の平均値をもってスチールコード
W1の位置(つまり基準部分Bxoからの距離X01)とみ
なしている。しかもその複数箇所はランダムにはとら
ず、コードWの撚りのピッチに基づき、撚りの位相差が
等間隔になるように定める。すなわち、外周部分のM本
のストランドwsがピッチpで撚られているとき、撚り
の位相は p/Mの長さごとに同じになるため、たとえ
ば、長手方向に p/(M・n) の等間隔で配列したn箇
所にプローブαi(i=1〜n) を設けるのである。そ
のような間隔に、p/Mの整数倍を加えてプローブ間の
間隔としても同じである。こうすれば、撚りの位相につ
いて偏りのないデータ(距離x)がn個得られ、その
平均値をとることによって、誤差の範囲はもとの1/
n、つまり ±R/2n 程度になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ベルトAの長手方向に
スチールコードWの等位相間隔で配列したn箇所につい
てのデータxを平均するという上記従来の計測方法に
よっても、実際には満足な結果の得られないことが多
い。測定箇所の数nを増やすことにはコストや計測時間
の点で限界があるので、上記した誤差の範囲 ±R/2
n が十分には小さくならないことがその理由である。
たとえば、コードWにおけるRが約6mmほどの、やや
大きめのコンベヤベルトAについては n=5 の場合、
誤差の範囲は概ね ±0.6mm であり、必ずしも十分
な精度だとは言いがたい。
【0008】本発明の目的は、測定箇所の数nを増やす
ことなく、ベルトA内のスチールコードWなど、撚りの
ある心体の埋設位置(中心位置)を高い精度で知ること
のできる計測方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベルト内の
心体埋設位置の計測方法は、上記した従来の方法と同様
に、一定のピッチpで撚られた複数本のストランドws
を外周部分に備える心体W1(それと平行に埋設された
心体W2を含む一般の心体Wもこれに準じる)が長手方
向に延伸されて内部に埋設されているベルトAについ
て、上記のストランドのうちベルトの表面Byoに最も近
い部分f(いわゆる反射点。複数点あるため、以下では
とも呼ぶ)を、撚りに関して等位相間隔となるよう
ベルトの長手方向に配列(従来技術の項に記載した配列
と同様)したn箇所において超音波などの反射波を利用
して検出するとともに、各箇所で検出される上記の部分
i(i=1〜n)についてベルトの幅方向に基準部分B
xoからの距離xi(i=1〜n)を測定し、それらの測定
値に基づいて基準部分Bxoから心体中心までの幅方向距
離X01を計測する方法であるが、下記の点について特徴
を有する。なお、本発明は添付図および後述の実施例に
限定されるものではないが、本欄や請求項・作用の欄に
示す符号については、図面(とくに図1および図2)を
参照されたい。
【0010】まず、請求項1に記載の計測方法は、上記
の距離xの全測定値について二つずつの平均値m
算出し、算出した平均値mのなかで互いに大きさが最
も接近している二つのうち一方、もしくはそれに近い値
を、上記の距離X01とする(心体の中心を通る面L01の
位置を示す真の距離X01そのものではないが、それとみ
なす)ものである。
【0011】請求項2の方法は、上記の各部分fにつ
き、ベルトの厚さ方向に表面Byoからの距離y(i=
1〜n)を、やはり超音波などの反射波によって測定
し、その距離yが最も小さい部分fについての上記
の幅方向の距離xを、上記の距離X01とするものであ
る。
【0012】また、請求項3の方法では、距離x
全測定値について二つずつの平均値mを算出し、算出
した平均値mのなかで互いに大きさが最も接近してい
る二つについて平均値G1を求める一方、各部分f
につき、ベルトの厚さ方向に表面Byoからの距離y
(i=1〜n)を反射波によって測定し、その距離y
が最も小さい部分fについての上記の幅方向の距離
を、近似値F1とし、上記で求めた平均値G1と
近似値F1とを平均した値を、上記の距離X01とする。
【0013】
【作用】本発明の計測方法は、撚りのある心体W1のう
ちベルトA(のゴムB)の表面Byoに最も近い部分f
を、等位相間隔に配列したn箇所において超音波などの
反射波を利用して検出し、その各部分fについて測定
した距離xなどのデータから心体W1の中心面L01の
位置(つまり距離X01)を知るものであるため、1箇所
のみ、またはランダムにとるn箇所においてデータを得
る方法に比べて明らかに精度が高い。このことは、従来
技術の欄に示したこれまでの計測方法と同じであり、n
個のデータの単純平均をとるだけでも、既述のように誤
差の範囲は±R/2n程度になる。なお、図1・図2に
おいては、1本の心綱wcとともにM(=6)本のスト
ランドwsがピッチpで撚られてなる心体W1に対し
て、n(=5)個のプローブα(i=1〜n)を、ベ
ルトAの長手方向(z方向)に沿った長さp/Mのうち
に等間隔(すなわち p/(M・n) おき)に配列する
(そして上記部分fの検出のためベルトAの幅方向
(x方向)に移動する)ことにより、n箇所が心体W1
の位相についても等間隔となるようにしている。
【0014】請求項1に記載の方法は、上記によって得
たデータに対し、さらに適切な処理を施すことによっ
て、より真の値に近い距離X01を求める点に特徴があ
る。その処理とは、 1) 生のデータである距離x(i=1〜n 合計n
個)について二つずつの平均値mを求める。n個のデ
ータから二つをとる組み合わせとして、mの数は n
(n−1)/2 個あるため、この添字kは 1〜n(n−
1)/2 つまり図1・図2の例では1〜10の自然数で
ある。
【0015】2) n(n−1)/2 個のmkのなかで大き
さが最も接近している二つのmとしてmk1とmk2とを
見つけ、どちらか一方、またはそれに近い値(たとえば
k1とmk2との平均値でもよい)を距離X01とみなす。
【0016】上記1)・2)によって得るmk1やmk2(また
はそれらに近い値)を距離X01とするのは、周期性をと
もなう心体W1の撚りに基づいて、その二つの値がいず
れも真の距離X01に極めて近いためであるが、その理由
は以下のように説明することができる。
【0017】心体W1のストランドwsのうち、ベルト
Aの表面Byoから最も近い部分fは、最も表面Byo寄
りにくるストランドwsの最上点にあるが、長手方向
(z方向)の位置とともにストランドwsの位相が周期
的に変わるため、その部分fは図1および図2(a)に
示す規則的な鋸歯状の一点鎖線上にある。したがって、
等位相間隔としたn箇所の部分fについて測定する幅
方向の距離xは、真の距離X01(またはそれに相当す
る中心面L01)をはさんで図2(a)のような規則性・周
期性を有して分布する。このような分布においては、n
の数が適当に大きければ、距離x(i=1〜n) のう
ち半分ちかくは距離X01に対して正の(X01より大き
い)側に偏り、残りは、上記のとそれぞれ同程度の大き
さをもって負の側に偏差をもつ。この点から、距離x
のうちには、二つずつの平均値mをとれば距離X01に
ほぼ等しくなるものが複数組あることがわかる。図2の
場合、mは10個あるが、そのうち x2とx5、x3
4 の各組から算出される各平均値m(それぞれをm
k1およびmk2とする)が、それに該当する。このmk1
k2とはいずれも真の距離X01に極めて近く、またそれ
ゆえに互いの大きさがごく接近した値でもある。そし
て、二つ以上の平均値mがこのように接近するのは、
その値mが距離X01に極めて近いときに限られる。以
上が、距離xから平均値mを求めたうえ最も接近し
た二つのmを見つければその一方(もしくは双方)に
基づいて真の距離X01に近い値が得られる理由である。
この方法は、心体W1の周期性に着目したもので、n個
の部分fのうちから中心面L01より両側にいわば対称
的な距離だけ離れた複数の部分fを選択し、それらか
ら近似値を算出するので、計測誤差はかなり小さい。
【0018】請求項2の方法は、測定部分fについて
距離xとともに測定した距離y(ベルトAの表面B
yoから厚さ方向への距離。i=1〜n)の値の大小に基
づいて、真の距離X01に近い距離xを見いだすもので
ある。この方法によって信頼性のある結果が得られる理
由は下記とおりである。
【0019】測定部分fについては、図2(a)・(b)
に示すように距離xと距離yとの間に一定の関係が
ある。すなわち、距離xと距離X01との差(絶対値)
が大きいほど、距離yが大きくなる。これは、中心面
L01から部分fが離れた位置にあるほどその部分f
における距離yが大きいことと同義であり、心体W1
が全体的には円柱状に(丸く)撚られたものであるため
当然のことである。したがって、逆に、距離yが最も
小さい(たとえばyi1の)部分fi1を見つければ、その
部分fi1についての距離xi1は、n箇所で測定されたす
べての距離xのうちで最も真の距離X01に近いものだ
といえる。
【0020】そして請求項3の方法は、請求項1の方法
と請求項2の方法との両方を用いるものである。すなわ
ち、前記のように算出した最も接近した平均値mk1とm
k2とから、その一方(他方にも)に近い値として平均値
G1(=(mk1+mk2)/2)を求める一方、上記のよう
に距離yが最も小さい部分fi1の距離xi1を近似値F
1とし、両者の平均値 (G1+F1)/2 を真の距離X
01とみなす。請求項1・2の両方法を合わせた方法であ
るため、精度が高いことは言うまでもなく、実績上、誤
差の範囲は ±{0.52×R/(2・n)} 程度にまで
縮小される。
【0021】
【実施例】図1および図2は、心体の構成等が極めて単
純な場合を例示して、本発明の計測原理を概念的に示し
た図面である。すでに解決手段や作用の項で参照してい
るので、この実施例の項ではとくに説明を加えないが、
これら図1・図2に表わされる基本概念、および測定寸
法(距離)やそれらに付した符号は、以下に説明する他
の実施例やそれらに対応する各図面においても共通であ
る。
【0022】図3(a)・(b)は、具体的な一実施例とし
て、計測方法とともにその計測を行う装置を示す全体図
である。また図4は、図3の装置に制御用の機器を加え
て示す機能ブロック図、図5は、その装置による計測プ
ロセスの要部(基本動作と測定データの演算処理に関す
る部分)を示すフローチャートである。
【0023】この実施例では、コンベヤベルトAの製造
ラインに、図3のような心体位置計測装置10を設置
し、この装置10によって、ベルトAの心体であるスチ
ールコードW1・W2・‥‥の各埋設位置を知る。ベル
トAは製造ラインにおける支持ロール1上に載せられて
適宜に搬送されるが、図1・図2の態様と異なり、この
実施例ではベルトAの下方から、下向きの表面(下面)
Byoにプローブ(超音波探触子)α1〜α5を向けること
により、前述の部分f1〜f5を下から検出し、かつ下向
きの表面Byoからその部分f1〜f5までを距離y1〜y2
として測定する。ベルトAの側部端面を基準部分Bxoと
し、そこから各部分f1〜f5まで幅方向に距離x1〜x5
をとることなどは、図1・図2の場合と同じである。
【0024】図3(a)・(b)に示すとおり計測装置10
としては、ベルトAの搬送経路の真下に架台11を設置
し、その上に、ベルトAの幅方向に向けてスライドレー
ル12を二本設けるとともに、プローブα1〜α5を含む
測定部20を、そのレール12上で往復移動するように
配置している。幅方向へのこの測定部20の往復移動
は、送りネジ15の回転によって、それとネジ結合して
いるベース21を送る方式で行うが、送りネジ15の回
転は図の右方に示すモータ13やギヤ14によってな
し、その回転量はパルスジェネレータ16で検知する。
なお、パルスジェネレータ16が検知する送りネジ15
の回転量(または、リニアスケールなど他の検知手段
(図示せず)が直接検知するベース21の移動量)をも
って上記の距離x1〜x5を知る。
【0025】測定部20としては、5個のプローブα1
〜α5をともにベース21上に配置しているが、各プロ
ーブαにはいわゆる局部水浸式のものを使用してい
る。つまり、図3(b)下方の引き出し図のようにプロー
ブαのまわりを円筒状のフード22で囲い、その内側
から先端へ水を噴射して水柱を作りながら、プローブα
に超音波を出させるのである。この方式をとるのは、
プローブαと表面Byoとの間に空間(気泡等も含む)
があると超音波による検出・測定が難しいからである。
もし何らの接触媒質もプローブα・表面Byo間に満た
さないならば、プローブαを表面Byoに逐一押し当て
る(密着させる)必要が生じ、ベルト幅方向への連続的
な検出・測定は不可能である。
【0026】そして上記のようなプローブα1〜α5は、
ベース21上で、ベルトAの長手方向に位置変更できる
ように取り付けている。図3(b)の引き出し図における
符号23はその位置変更のための送りネジ、同24は案
内レール、図3(a)の符号25はそのための駆動用モー
タ、同26はパルスジェネレータである。こうした機構
によって長手方向に各プローブαの位置変更をするの
は、ベルトAの種類やサイズによってコードの撚りピッ
チ(つまり位相の周期)等が異なるため、それらについ
て等位相間隔にプローブαを配置するためには、長手
方向の位置を適宜に変更する必要があるからである。
【0027】さて、以上のような機械構成を備えたこの
計測装置10は、プローブα1〜α5によって、コードW
1・W2・…の最も表面Byoに近い部分f1〜f5の検出
と基準部分Byoからそれらまでの厚さ方向の距離y1
5の測定とを同時に行い、また前記パルスジェネレー
タ16等によって幅方向の距離x1〜x5を測定する。図
4の機能ブロック図には、そのための各構成機器の関係
やデータの流れなどを示している。すなわち、まず操作
員が操作盤31を操作することにより制御部32を介し
て前述の測定部20を動作させ、所定の各箇所で部分f
1〜f5を見つけ、かつその部分についての距離x1〜x5
およびy1〜y5を測定する。この測定のためにはプロー
ブα1〜α5(図4ではα)のほかにパルスジェネレー
タ16などが機能することは前述のとおりであるが、そ
のほか、ベルトAの張りが十分かどうかをディスタンス
センサ27が検知する。また、流量計やソレノイドバル
ブなどを付設した水供給装置が各プローブαi(フード2
2内)に水を送り続ける。各プローブαからのデータ
は超音波厚さ計33を通してパソコン本体34へ送ら
れ、制御部32を通して送られるデータと対応づけられ
て測定部分f1〜f5に関する距離x1〜x5およびy1
5とされ、さらに一定の演算処理を施されて真の距離
とみなし得る距離X01などに置きかえられる。こうして
求められる各種距離の値が、表示器36やCRTに表示
されるとともに、プリンターに印字されハードディスク
に保存される。
【0028】パソコン本体34において距離X01等を求
める際の上記の演算処理とその前提となる本装置10の
最も基本的な動作は、図5のフローチャート(プローブ
αの数はnとして一般化してある)にしたがって以下
のように説明できる。まず、測定部20を起動して、ベ
ース21とともにプローブαをx方向(ベルトAの幅
方向)に移動する(ステップSB)。その移動の間に、
スチールコードW1に関して各測定部分fを検出する
とともに、その各部分についての距離xおよびy
測定する(ステップS1a)。測定されたn個のxから
二つずつの平均値mk(n=5なのでmkは10個)をす
べて求め、そのmのうちで互いに最も近い大きさの二
つの値mk1およびmk2をさがしてその平均値をG1とす
る(ステップS1b)。距離yのうちで最も小さいもの
i1を見つけて、その部分fi1の距離xi1を近似値F1
とする(ステップS1c)。上記の平均値G1と近似値F
1との平均をとり、その値を、基準部分Bxo(ベルトA
の端部)からコードW1までの真の距離X01とみなす
(ステップS1d。ステップS1aからこのステップS1dま
でがステップS1)。プローブαを続けて移動する間
にコードW2の測定部分fについて距離xiとyiとを
測定し、それらをもとに上記(ステップS1aからステッ
プS1dまで)と同様の処理(図示省略)を行って、基準
部分BxoからコードW2までの距離X02と、コードX01
・X02間の間隔(埋設ピッチ)P12とを求める(ステッ
プS2)。同様にして基準部分Bxoから各コードW3・
W4・…までの距離X03・X04・…と各間隔P23・P34
・…なども求める。そしてすべてのプローブαがベル
トAを幅方向に横断した時点で、測定部20を止めて元
の位置へ戻し、表示器36に計測結果を表示する(ステ
ップSE)。なお、ステップS1cなどでピックアップす
る最も小さい距離yi1は、ベルトAの表面Byoから各コ
ードW1・W2・…までの深さ(この値にコード固有の
半径寸法を加えればコードの中心の真の深さが分かる)
を表わすものとして、表示器36等に示すこともある。
【0029】図6および図7は、以上のような計測方法
にしたがう計測装置10が位置計測の対象とするスチー
ルコード(横断面)について一部の種類を例示したもの
である。たとえば図6のコードWaは7×7×7型と呼
ばれるもので、素線w(直径0.44mm)等が図のよ
うに49(7×7)本撚られてそれぞれ1本の心綱wc
と6本のストランドwsとされ、それらがさらに撚り合
わせられて1本のスチールコードWaとなっている。一
方、図7のコードWbは7×SeW(19)型などと呼
ばれ、素線w1(直径0.91mm)およびw2(直径0.
69mm)等が撚り合わせられた図のような心綱wcと
ストランドws(6本)とからできている。いずれのコ
ードWa・Wbも、最外部の直径は12mmである。
【0030】さて、以下には、このようなコードWa・
Wbについての計測実績の一部を示す。対象としたベル
トAは、基準部分BxoからコードWa・Wbの中心まで
の距離X01をそれぞれ正確に10.00mm(コードW
a)・20.00mm(コードWb)とした試験用のも
のである。使用する超音波の周波数は1MHzとし、ベ
ルトAのゴムB内の音速は1490m/sであるとして
計測を行った。なお、プローブαの数(n)は図3の
とおり5個とし、コードの撚りについて等位相間隔配置
とするため各プローブαの位置(ベルトAの長手方向
の位置)は、ストランドwsの数M(コードWa・Wb
ともにM=6)とその撚りのピッチpに対し、 プローブαの位置: 0.0 (mm。基準位置) プローブαの位置: 2p/M + 2p/(5M) (mm) プローブαの位置: 4p/M + 4p/(5M) (mm) プローブαの位置: 7p/M + 1p/(5M) (mm) プローブαの位置: 9p/M + 3p/(5M) (mm) となるよう、測定部20のベース21上に配列した。p
/Mの整数倍の加算・減算はコードの撚りについて位相
差を生じないため、上記は、プローブα1〜α5をその順
に p/(5M) の間隔で配置したことと同じ意味をも
つ。
【0031】まずコードWaに関しての計測結果である
が、各プローブα1〜α5が検出・測定した各測定部分f
1〜f5についての生のデータと前述(図5)の演算処理
を施した値とは、以下のとおりである。
【0032】 f: x= 8.97 mm、y=12.09 m
m f: x=11.43 mm、y=12.18 m
m f: x= 7.79 mm、y=12.43 m
m f: x=10.21 mm、y=12.00 m
m f: x=12.59 mm、y=12.60 m
m すべてのxについての二つずつの平均値mのうち最
も接近した二つは、 mk1=(x3+x5)/2=9.61 mm mk2=(x2+x1)/2=9.59 mm したがって、 G1=(mk1+mk1)/2=9.60 mm 一方、yのうち最も小さいのはyなので、 F1=x=10.21 mm これらより、 X01=(G1+F1)/2=9.90 mm と求められた。この値X01は、xの単純平均をとった
値10.20(mm)よりも真の値10.00mmに近
く、誤差が小さい。なお、同じベルトA内の隣のコード
Waについても同様にX02などを求め、それによって両
コード間のP01などをも知ることができた(紹介は省略
する。下記コードWbについても同様)。
【0033】コードWbについては、 f: x=19.81 mm、y=12.00 m
m f: x=20.39 mm、y=12.01 m
m f: x=20.96 mm、y=12.08 m
m f: x=19.21 mm、y=12.06 m
m f: x=21.56 mm、y=12.22 m
m 二つずつの平均値mをとって調べると、 mk1=(x4+x2)/2=20.39 mm mk2=(x5+x1)/2=20.39 mm ∴ G1=(mk1+mk1)/2=20.39 mm 一方、最も小さいyを調べて、 F1=x1=19.81 mm ゆえに、 X01=(G1+F1)/2=20.10 mm となった。この値も、xの単純平均による値 20.
39mm に比べて真の値20.00mmに近く、信頼
性が高い。コードWa・Wbに関する二つの結果におい
て、値G1と値F1とは、真の値をはさむ正(+)および
負(−)の側の値になっている。そのため、それらの平均
値として求めた値X01がそれぞれ真の値に極めて近いの
も道理である。
【0034】以上、実施例を紹介したが、このほかに
も、本発明の計測方法は下記のように実施することもで
きる。
【0035】a) 計測の対象であるベルトは、コンベヤ
ベルトのみには限らず、撚りのある心体を内部に有する
帯状のベルト一般とすることができる。また心体も、規
則的な撚りのあるものであればスチールコードのみには
限らない。なお、言うまでもないが、ベルトの幅方向の
基準部分(Bxo)は、ベルトの端面にとらねばならない
ものではない。
【0036】b) プローブによる測定箇所の数(n)
は、実施例に示した5に限るものではない。ただし、計
測精度の関係で最低3以上とする必要がある。なお測定
用のプローブは、必ずしも測定箇所の数(n)だけ要る
わけでなく、それより少ない数のプローブを繰り返し使
用しても、必要な測定が可能である。
【0037】c) 本発明は反射波を利用する計測方法で
はあるが、その反射波を、超音波によるもののみに限る
理由はない。
【0038】d) ベルトの製造ラインにおいて、搬送中
(つまり長手方向に移動中)のベルトに対して本発明の
計測を実施することも不可能ではない。ベルトの幅方向
に移動するプローブを、たとえばベルトの搬送速度に合
わせて斜めに移動させれば、そのベルトの一横断面内で
の心体埋設位置を知ることも可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明の計測方法は、反射波による実際
の測定に加え、撚りのある心体が有する規則性(請求項
1)もしくは形状(丸いこと。請求項2)またはそれら
双方の特性(請求項3)を利用してその心体のベルト内
における埋設位置を計測するものであるため、測定箇所
の数を従来よりも増やすことなく、その埋設位置を高精
度に知ることが可能である。とくに請求項3の方法によ
ると、同じ数(n)の箇所で反射波による測定をして単
純平均をとる場合に比べて、計測誤差の範囲は±0.5
2 倍程度にまで縮小される。
【0040】なお、本発明の方法は、ベルトのサイズや
心体の種類等が異なる場合にも容易に対応できる。ベル
トの材質に応じて設定周波数やその波の速度設定などを
変えるとともに、心体の撚りのピッチに応じて測定箇所
の配列を変更してやればよいからである。その後のデー
タの処理・取り扱い等は、コンピュータ等で自動的に行
えるので、オペレータ(操作員)の負担もわずかであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】心体W1・W2の構成等が極めて単純な場合を
斜視(透視)図として例示し、本発明の計測原理を概念
的に示す図面である。
【図2】図1の場合について、ベルトAの表面側から透
視して見た平面図(図2(a))と、そのb−b矢視図
(同(b))である。
【図3】計測方法を具体的に表わすとともにそれを行う
計測装置10を示す全体図で、図3(a)は平面図、同
(b)は同(a)におけるb−b矢視図(測定部20を多少
移動したもの)である。
【図4】図3の装置10に制御用の機器を加えて示す機
能ブロック図である。
【図5】図3の装置10による計測プロセスの要部(基
本動作と測定データの演算処理に関する部分)を示すフ
ローチャートである。
【図6】図3の装置10が位置計測の対象としたスチー
ルコードWaを例示する横断面図である。
【図7】図3の装置10が位置計測の対象とした別のス
チールコードWbを例示する横断面図である。
【図8】図8(a)・(b)は、一般の計測において得られ
るデータが、心体W1の撚りの位相によって誤差を含む
理由を表わすベルトAの横断面図である。
【符号の説明】
A ベルト W1・W2・…・Wa・Wb スチールコード(心体) ws ストランド f(f1・f2・…・fn) 測定部分 x(x1・x2・…・xn) (ベルトの幅方向の)距
離 y(y1・y2・…・yn) (ベルトの厚さ方向の)
距離 X01・X02・… (ベルトの幅方向の真の)距離 α(α1・α2・…・αn) プローブ 10 計測装置 20 測定部 16 パルスジェネレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のピッチ(p)で撚られた複数本の
    ストランド(ws)を外周部分に備える心体(W1)が
    長手方向に延伸されて内部に埋設されているベルト
    (A)について、上記のストランドのうちベルトの表面
    (Byo)に最も近い部分(f)を、撚りに関して等位相
    間隔となるようベルトの長手方向に配列した複数(n)
    箇所において反射波を利用して検出するとともに、各箇
    所で検出される上記の部分(f ただしiは1〜n)
    についてベルトの幅方向に基準部分(Bxo)からの距離
    (x ただしiは1〜n)を測定し、それらの測定値
    に基づいて基準部分(Bxo)から心体中心までの幅方向
    距離(X01)を計測する方法であって、 上記の距離(x)の全測定値について二つずつの平均
    値(m)を算出し、算出した平均値(m)のなかで
    互いに大きさが最も接近している二つのうち一方、もし
    くはそれに近い値を、上記の距離(X01)とすることを
    特徴とするベルト内の心体埋設位置の計測方法。
  2. 【請求項2】 一定のピッチ(p)で撚られた複数本の
    ストランド(ws)を外周部分に備える心体(W1)が
    長手方向に延伸されて内部に埋設されているベルト
    (A)について、上記のストランドのうちベルトの表面
    (Byo)に最も近い部分(f)を、撚りに関して等位相
    間隔となるようベルトの長手方向に配列した複数(n)
    箇所において反射波を利用して検出するとともに、各箇
    所で検出される上記の部分(f ただしiは1〜n)
    についてベルトの幅方向に基準部分(Bxo)からの距離
    (x ただしiは1〜n)を測定し、それらの測定値
    に基づいて基準部分(Bxo)から心体中心までの幅方向
    距離(X01)を計測する方法であって、 上記の各部分(f)につき、ベルトの厚さ方向に表面
    (Byo)からの距離(y ただしi=1〜n)を反射
    波によって測定し、 その距離(y)が最も小さい部分(f)についての
    上記の幅方向の距離(x)を、上記の距離(X01)と
    することを特徴とするベルト内の心体埋設位置の計測方
    法。
  3. 【請求項3】 一定のピッチ(p)で撚られた複数本の
    ストランド(ws)を外周部分に備える心体(W1)が
    長手方向に延伸されて内部に埋設されているベルト
    (A)について、上記のストランドのうちベルトの表面
    (Byo)に最も近い部分(f)を、撚りに関して等位相
    間隔となるようベルトの長手方向に配列した複数(n)
    箇所において反射波を利用して検出するとともに、各箇
    所で検出される上記の部分(f ただしiは1〜n)
    についてベルトの幅方向に基準部分(Bxo)からの距離
    (x ただしiは1〜n)を測定し、それらの測定値
    に基づいて基準部分(Bxo)から心体中心までの幅方向
    距離(X01)を計測する方法であって、 上記の距離(x)の全測定値について二つずつの平均
    値(m)を算出し、算出した平均値(m)のなかで
    互いに大きさが最も接近している二つについて平均値
    (G1)を求める一方、 上記の各部分(f)につき、ベルトの厚さ方向に表面
    (Byo)からの距離(y ただしi=1〜n)を反射
    波によって測定し、その距離(y)が最も小さい部分
    (f)についての上記の幅方向の距離(x)を、近
    似値(F1)とし、 上記で求めた平均値(G1)と近似値(F1)とを平均
    した値を、上記の距離(X01)とすることを特徴とする
    ベルト内の心体埋設位置の計測方法。
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