JPH06312969A - ポリイソシアナートおよびそれから誘導されたブロックポリイソシアナート - Google Patents
ポリイソシアナートおよびそれから誘導されたブロックポリイソシアナートInfo
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- JPH06312969A JPH06312969A JP6016687A JP1668794A JPH06312969A JP H06312969 A JPH06312969 A JP H06312969A JP 6016687 A JP6016687 A JP 6016687A JP 1668794 A JP1668794 A JP 1668794A JP H06312969 A JPH06312969 A JP H06312969A
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Abstract
料を実現可能にするポリイソシアナートおよびブロック
ポリイソシアナートを提供する。 【構成】 脂肪族・脂環族ジイソシアナートの少なくと
も1種から誘導されるイソシアナート平均官能基数が
4.5〜10であることを特徴とするポリイソシアナー
トおよびそれから誘導されたブロックポリイソシアナー
ト。
Description
トおよびそれから誘導されるブロックポリイソシアナー
ト関する。
摩耗性、耐薬品性、耐汚染性を有しているが、特にヘキ
サメチレンジイソシアナートやイソホロンジイソシアナ
ートから誘導された無黄変ポリイソシアナートを用いる
ポリウレタン樹脂塗料は更に優れた耐候性を有するた
め、その需要は増加する傾向にある。
するタレおよび硬化性の向上などが望まれている。タレ
性を向上させる方法としては、例えば特開昭57−10
2928号公報のポリイソシアナートと特定アクリル樹
脂を反応させることにより得られるポリイソシアナート
を用いる方法があるが、硬化性の面からはまだ一層の向
上が望まれている。
化合物などを添加する方法があるが、この方法は塗料の
組成により効果が異なる場合があることや、塗装などで
揮散する有機溶剤の処理装置の燃焼触媒に悪影響を及ぼ
すなどの課題を残している。また、一般にポリウレタン
樹脂塗料は二液性であるため、その使用には極めて不便
であった。即ち、通常のウレタン樹脂塗料はポリオール
とポリイソシアナートの二成分からなり、別々に貯蔵
し、塗装時に混合して用いる必要があるし、一旦混合す
ると塗料は短時間でゲル化し使用できなくなるのが現状
である。このことは自動車、家電、事務機器、建築等に
おける金属製品、プラスチック成形品等に行われるスプ
レー塗装、ディッピング塗装、ロール塗装、電着塗装等
による防錆鋼板を含むプレコートメタル及びポストコー
ト等のライン塗装分野またはポリイソシアナートを含む
接着剤、接着性付与剤、シーリング剤を用いる分野等の
自動化を極めて困難にしている。
などを充分に行う必要があるので作業能率は著しく低下
する。従来前記の欠点を改善するために、活性なイソシ
アナート基をすべてブロック剤で封鎖したブロックポリ
イソシアナートを用いることが提案されている。このブ
ロックポリイソシアナートは、常温ではポリオールと反
応しないが、高温ではブロック剤を解離し活性なイソシ
アナート基が再生されてポリオールと反応し架橋反応が
起る性質を有するので、一応前記の欠点を改善すること
ができる。
50〜200℃の如き高い焼付け温度が必要である。高
い焼付温度はエネルギーコストの増加のみならず、それ
に付随する大気汚染の増加に加えプラスチック類等の熱
に弱い被塗物への塗装については、致命的な欠点とな
る。従って、優れたポリウレタン樹脂塗料を与えるポリ
イソシアナートおよびブロックポリイソシアナートの出
現が切望されていた。
た性能を有するポリウレタン樹脂塗料の実現を可能にす
るポリイソシアナートおよびブロックポリイソシアナー
トを提供することにある。
シアナート(以下高分岐ポリイソシアナートという)
と、そのイソシアナート基を熱解離性ブロック剤でブロ
ックした熱解離性ブロックポリイソシアナートに関す
る。さらに詳しくは、本発明は、 脂肪族・脂環族ジイソシアナートの少なくとも1種
から誘導される、イソシアナート平均官能基数が4.5
〜10であることを特徴とするポリイソシアナート、お
よびそのイソシアナート基が熱解離性ブロック剤で保護
された熱解離性ブロックポリイソシアナート、および 脂肪族・脂環族ジイソシアナートの少なくとも1種
と多価アルコ−ルを反応させた後、または、該アルコー
ルの存在下、環状3量化反応よって得られるポリイソシ
アナートであり、イソシアナート平均官能基数が4.5
〜10であり、かつ実質的に脂肪族・脂環族ジイソシア
ナートモノマーおよび溶剤を含まない状態での25℃に
おける粘度が5,000〜100,000mPa・sで
あるイソシアヌレート型ポリイソシアナートおよびその
イソシアナート基が熱解離性ブロック剤で保護された熱
解離性ブロックポリイソシアナート、に関する。
シアナート平均官能基数は、4.5〜10である。4.
5未満では塗料組成物に用いた場合、硬化性が充分でな
く、10を越えると塗膜の表面性に悪影響を及ぼす可能
性がある。好ましくは5〜8である。本発明でいうポリ
イソシアナ−トのイソシアナート平均官能基数とは、ポ
リイソシアナート1分子が統計的に有するイソシアナー
ト官能基の数であり、ポリイソシアナートの数平均分子
量とポリイソシアナート1重量部に含まれる全イソシア
ナート官能基重量部数(以下、イソシアナート濃度とい
う)から下記一般式(1)で算出できる。
数はブロックポリイソシアナートの前駆体であるポリイ
ソシアナートから同様に算出される平均官能基数と同じ
値である。
官能基数に関して、例えば、特開昭61−12678号
公報および特開平1−104664号公報には、ポリイ
ソシアナートの数平均分子量、イソシアナート濃度が記
載されている。これらの値からイソシアナート平均官能
基数を一般式(1)により求めるとその最高値は3.6
である。また一般に市販されている脂肪族ポリイソシア
ナート類、例えばデスモジュールN、スミジュールN3
500、コロネートHX、デュラネート24A、デュラ
ネートTPA等のイソシアナート平均官能基数はいずれ
も3.2〜4.2程度である。特開平2−132116
号公報には特定のポリイソシアナート構造が記載されて
おり、その構造からポリイソシアナート1分子当たりの
イソシアナート基の数は3〜6である。しかし前記値が
4以上のこれらのポリイソシアナートは芳香族イソシア
ナートを含んでいるため耐久性に劣っている。
ートは、脂肪族および脂環族ジイソシアナートである。
脂肪族ジイソシアナートとしては、炭素数4〜30のも
のが、脂環族ジイソシアナートとしては炭素数8〜30
のものが好ましく、例えば、1,4−テトラメチレンジ
イソシアナート、1,5−ペンタメチレンジイソシアナ
ート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアナート、2,
2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アネート、リジンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアナート、1,3−ビス(イソシアナートメチル)−
シクロヘキサン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアナート等を挙げることが出来る。なかでも、耐
候性、工業的入手の容易さから、1,6−ヘキサメチレ
ンジイソシアナート(以下HMDIという)、イソホロ
ンジイソシアナート(以下IPDIという)が好まし
く、単独で使用しても、併用しても良い。
発明の高分岐ポリイソシアナートは、ジイソシアナート
と3価以上の多価アルコールを反応させるだけでも得ら
れるが、更に好ましくはジイソシアナートと多価アルコ
ールを反応させた後、または、該アルコールの存在下イ
ソシアナートの環状3量化反応、言い替えるとイソシア
ヌレート化反応することにより得られる、ウレタン変性
イソシアヌレート型ポリイソシアナートがより好まし
い。これらの技術に関してはUSP5076958号明
細書にはジオールとε−カプロラクトンから得られるジ
オールが、USP4789705号明細書には12−ヒ
ドロキシステアリン酸を構成成分とするポリエステルポ
リオールが、特開平1−297420号公報にはジオー
ル及びまたはトリオールとカルボン酸から得られるポリ
エステルポリオールが、DE3219608号明細書に
は官能度2〜3のポリオールを用いた技術が記載されて
はいるが、いずれの明細書にも本願で特定するところの
高平均官能基数を有する高分岐ポリイソシアナートおよ
びそのブロック体の記載はない。
のアルコールが好ましく、低分子量多価アルコールとし
ては例えば、トリメチロールプロパン、グリセリン、
1,1,7−トリメチロールヘプタン、1,2,7−ト
リメチロールヘプタン、ペンタエリトリトールなどがあ
る。高分子量多価アルコールとしては、脂肪族炭化水素
ポリオール類、ポリエーテルポリオール類、ポリエステ
ルポリオール類、エポキシ樹脂類が挙げられる。
ては、例えば、末端水酸基化ポリブタジエンやその水素
添加物等が挙げられる。またポリエーテルポリオール類
としては、例えばグリセリンやプロピレングリコール等
の多価アルコールの単独または混合物に、エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイドなどのアルキレンオキサ
イドの単独または混合物を付加して得られるポリエーテ
ルポリオール類、ポリテトラメチレングリコール類、更
にアルキレンオキサイドにエチレンジアミン、エタノー
ルアミン類などの多官能化合物を反応させて得られるポ
リエーテルポリオール類及び、これらポリエーテル類を
媒体としてアクリルアミド等を重合して得られる、いわ
ゆるポリマーポリオール類等が含まれる。
ばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、無
水マレイン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸等のカルボン酸の群から選ばれた二塩基酸の単独ま
たは混合物と、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリンなどの群から
選ばれた多価アルコールの単独または混合物との縮合反
応によって得られるポリエステルポリオール樹脂類及び
例えばε−カプロラクトンを多価アルコールを用いて開
環重合して得られるようなポリカプロラクトンポリオー
ル類等が挙げられる。
ク型、β−メチルエピクロ型、環状オキシラン型、グリ
シジルエーテル型、グリコールエーテル型、脂肪族不飽
和化合物のエポキシ型、エポキシ化脂肪酸エステル型、
多価カルボン酸エステル型、アミノグリシジル型、ハロ
ゲン化型、レゾルシン型等のエポキシ樹脂類が挙げられ
る。
は、上記の低分子量多価アルコール類及び1分子中の水
酸基数2〜6の、更に好ましくは3〜5のポリエーテル
ポリオール、脂肪族炭化水素ポリオール、ポリエステル
ポリオールであり、特に好ましくは数平均分子量250
〜2000のポリカプロラクトンポリオールである。こ
れらは、単独で使用しても、2種以上の併用でもよい。
対して3〜50重量%、好ましくは5〜30重量%であ
る。前記ジイソシアナートと前記ポリオールとの反応は
イソシアヌレート化反応前に行っても良いし、イソシア
ヌレート化反応と同時に行っても良い。イソシアヌレー
ト化反応には通常触媒が用いられる。ここで用いられる
触媒は、一般に塩基性を有するものが好ましく、例えば
トリメチルヒドロキシアンモニウム、トリエチルヒドロ
キシアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラ
エチルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩やそれら
の有機弱酸塩、例えば酢酸、カプロン酸等のアルキルカ
ルボン酸のアルキル金属塩、ナトリウム、カリウム等の
金属アルコラート、ヘキサメチルジシラザン等のアミノ
シリル基含有化合物等がある。触媒濃度は、通常、イソ
シアナート化合物に対して10ppm〜1.0重量%の
範囲から選択される。10ppm未満では反応速度が遅
く、また1.0重量%を越えると生成物に悪影響を及ぼ
す場合がある。
い。溶媒を用いる場合は、イソシアナート基に対して不
活性な溶剤を用いるべきである。反応温度は通常20〜
160℃、好ましくは40〜130℃である。反応終点
は用いる多価アルコールにより異なるが、収率が30%
以上75%以下となる点とする。収率30%未満では本
発明の官能基数の範囲を得ることができない。75%を
越えると、反応液の粘度が増加し商業生産におけるコス
トの増加になる。反応が目的の収率に達したならば、例
えば、スルホン酸、燐酸、燐酸エステル等により触媒を
失活させ、反応を停止する。
し、イソシアヌレート構造を有する高分岐ポリイソシア
ナートを得ることができる。溶剤を含まない高分岐ポリ
イソシアナートの25℃における粘度は5,000〜1
00,000mPa・sである。粘度が100,000
mPa・sを越えると塗膜外観に悪影響を及ぼす場合が
あり、5,000mPa・s未満であれば、本願発明の
イソシアナート平均官能基数の範囲を得ることはできな
い。
ロックイソシアナートを得るためのブロック剤として
は、例えば、フェノール系、活性メチレン、メルカプタ
ン系、酸アミド系、酸イミド系、イミダゾール系、尿素
系、オキシム系、アミン系、イミド系、重亜硫酸系化合
物等があり、これらを単独あるいは、混合して使用して
もよい。より具体的なブロック化剤の例を下記に示す。 (1)フェノール系;フェノール、クレゾール、エチル
フェノール、ブチルフェノール、ノニルフェノール、ジ
ノニルフェノール、スチレン化フェノール、オキシ安息
香酸エステル、など (2)活性メチレン系;マロン酸ジメチル、マロン酸ジ
エチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセチ
ルアセトン、など (3)メルカプタン系;ブチルメルカプタン、ドデシル
メルカプタン、など (4)酸アミド系;アセトアニリド、酢酸アミド、ε−
カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラク
タム、など (5)酸イミド系;コハク酸イミド、マレイン酸イミ
ド、など (6)イミダゾール系;イミダゾール、2−メチルイミ
ダゾール、など (7)尿素系;尿素、チオ尿素、エチレン尿素、など (8)オキシム系;ホルムアルドオキシム、アセトアル
ドオキシム、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシ
ム、シクロヘキサノンオキシム、など (9)アミン系;ジフェニルアミン、アニリン、カルバ
ゾール、など (10)イミン系;エチレンイミン、ポリエチレンイミ
ン、など (11)重亜硫酸塩:重亜硫酸ソーダ、など があり、フェノール類、オキシム系、酸アミド系が好ま
しく、特にノニルフェノール、スチレン化フェノール、
オキシ安息香酸エステル、アセトオキシム、メチルエチ
ルケトオキシム、ε−カプロラクタムが好ましい。
アナートを反応させ熱解離性ブロックポリイソシアナー
トを得ることができる。ポリイソシアナートとブロック
剤との反応は溶剤の存在の有無に関わらず行うことがで
きる。溶剤を用いる場合、イソシアナート基に対して不
活性な溶剤を用いる必要がある。
の有機金属塩及び3級アミン等を触媒として用いてもよ
い。反応は、一般に−20〜150℃で行うことが出来
るが、好ましくは0〜100℃である。150℃を越え
る温度では副反応を起こす可能性があり、他方、−20
℃未満になると反応速度が小さくなり不利である。
離性ブロックポリイソシアナートは、いずれもポリウレ
タン樹脂塗料の原料として有用である。特に、熱解離性
ブロックポリイソシアナ−トは、一液性ポリウレタン樹
脂塗料の原料として有用であり、優れた性能を有する塗
料が得られる。本発明のポリイソシアナートまたはブロ
ックポリイソシアナートをポリウレタン樹脂塗料に用い
る場合は、もう一方の成分である多価水酸基化合物とし
て、水酸基価10〜300mgKOH/g、酸価0〜2
00mgKOH/g、数平均分子量300〜60,00
0のアクリルポリオール、ポリエステルポリオールが特
に好ましく用いられる。
に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるも
のではない。尚、光沢評価を除き、%はすべて重量%、
部はすべて重量部で示した。評価は下記に従い行った。 (数平均分子量の測定)数平均分子量は下記の装置を用
いたゲルパーミエーションクロマトグラフ測定によるポ
リスチレン基準の数平均分子量である。 装置:東ソー(株)HLC−802A キャリアー:テトラハイドロフラン 検出方法:示差屈折率計 (粘度測定)エミラ型回転粘度計を用いて25℃で測定
した。 (ゲル分率)硬化塗膜を、アセトンに20℃で24時間
浸漬した時の未溶解部分重量の浸漬前重量に対する値を
計算し、60%未満は×、60%以上80%未満は△、
80%以上90%未満は○、90%以上は◎で表した。 (タレ性の評価)塗料溶液をエアースプレーガンで乾燥
膜厚が100ミクロンになるように垂直面に塗装し、塗
装面よりのタレの発生を評価した。 (塗膜ヘイズ)1mm厚みの透明ガラス板に塗布された
50μの膜厚を有する塗膜をスガ試験機(株)の「直読
ヘーズコンピューターHGM−2DP」で測定した。
0.5未満を○、0.5以上を×で表した。 (塗膜光沢)白色タイル上に塗布された50μの膜厚を
有する塗膜をスガ試験機(株)の「デジタル自動測色
計」で60゜にて測定した。95%以上を○、95%未
満を×で表した。
ートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気にし、
HMDI 600部、3価アルコールであるポリエステ
ルポリオール「プラクセル303」(ダイセル化学の商
品名)30部を仕込み、撹拌下反応器内温度を90℃に
1時間保持しウレタン化反応を行った。その後反応器内
温度を60℃に保持し、イソシアヌレート化触媒テトラ
メチルアンモニウムカプリエートを加え、収率が54%
になった時点で燐酸を添加し反応を停止した。反応液を
ろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHMDIを除
去した。反応生成物の分子量をGPCで測定し、イソシ
アナート濃度を滴定で測定することにより、高分岐ポリ
イソシアナートが生成していることを確認した。得られ
た高分岐ポリイソシアナートの25℃における粘度は
9,500mPa・s、イソシアナート含有量は19.
2%、数平均分子量は1100であり、平均官能基数は
5.1であった。
造した。得られた高分岐ポリイソシアナートの物性も表
1に示す。
反応条件で製造した。得られた生成物の物性も表1に示
す。多価アルコールを用いない場合、本発明の高分岐ポ
リイソシアナートを得ることはできなかった。
反応条件で製造した。反応液のイソシアナート濃度は3
0.6%であった。得られた生成物の物性も表1に示
す。2価アルコールを用いた場合、本発明の高分岐ポリ
イソシアナートを得ることはできなかった。
の製造) 撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込み管、滴下ロ
ートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気にし、
実施例1で得られた高分岐ポリイソシアナート100
部、キシレン35部を仕込、反応温度が50℃を越えな
いようにメチルエチルケトオキシムを赤外スペクトルの
イソシアナートの特性吸収が消失するまで滴下し、固形
分80%の熱解離性ブロックポリイソシアナート溶液を
得た。
ナートの製造) 実施例2〜9で得られた高分岐ポリイソシアナートを用
いる以外は実施例10と同様にして固形分80%の熱解
離性ブロックイソシアナートを得た。
100」(旭化成工業の商品名、イソシアナート平均官
能基数は3.2、粘度1400mPa・s/25℃)を
用いた以外は実施例10と同様に行い、固形分80%の
ブロックイソシアナート溶液を得た。
0」(住友バイエルウレタンの商品名、イソシアナネー
ト平均官能基数は3.3、粘度2500mPa・s/2
5℃)を用いた以外は実施例10と同様に行い、固形分
80%のブロックポリイソシアナート溶液を得た。
本ポリウレタンの商品名、イソシアナート平均官能基数
は3.4、粘度2000mPa・s/25℃)を用いた
以外は実施例10と同様に行い、固形分80%のブロッ
クポリイソシアナート溶液を得た。
実施例10と同様に行い、固形分80%のブロックイソ
シアナート溶液を得た。
オール(日立化成の商品名ヒタロイド3020、樹脂分
水酸基価 50mgKOH/g、酸価 3.5mgKO
H/g)をイソシアナート/水酸基比率(当量)が1.
0になるように配合し、これにシンナーとして酢酸エチ
ル/トルエン/酢酸ブチル/キシレン/プロピレングリ
コ−ルモノメチルエーテルアセテート(重量比=30/
30/20/15/5)の混合液を加え、フォードカッ
プ#4で20秒/20°Cに調整した。得られた塗料溶
液を用いて塗装面のタレ性を評価したところ、タレの発
生はなく、良好であった。硬化塗膜を20℃で1日乾燥
後測定したゲル分率の値は80%以上であった。
参考例1と同様にして、塗装面のタレ性を評価したとこ
ろ、タレの発生がみられ、不良であった。また、ゲル分
率の値は80%に達しなかった。
ートとアクリルポリオール(大日本インキの商品名アク
リデッィクA−801)をブロックイソシアナート/水
酸基比率(当量)が1.0になるように配合し、ジブチ
ル錫ジラウレートをそれぞれ塗料固形分に対して0.5
%添加し、これにシンナーとして酢酸エチル/トルエン
/酢酸ブチル/キシレン/プロピレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート(重量比=30/30/20/
15/5)の混合液を加え、フォードカップ#4で20
秒/20℃に調整した。得られた塗料溶液をエアースプ
レーガンで乾燥膜厚50ミクロンになるように調整し、
ゲル分率は110及び120℃、塗膜光沢、塗膜ヘイズ
は120℃に保持されているオーブン中で30分間焼付
けた塗膜で評価した。得られた塗膜物性測定結果を表2
に示す。
外は参考例3と同様に行った。得られた塗膜物性測定結
果を表2に示す。
の原料として有用なポリイソシアナートおよびブロック
ポリイソシアナートを得ることができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 脂肪族・脂環族ジイソシアナートの少な
くとも1種から誘導され、イソシアナート平均官能基数
が4.5〜10であることを特徴とするポリイソシアナ
ート。 - 【請求項2】 脂肪族・脂環族ジイソシアナートの少な
くとも1種と多価アルコールを反応させた後、または、
該アルコールの存在下、環状3量化反応によって得られ
るポリイソシアナートであり、イソシアナート平均官能
基数が、4.5〜10であり、かつ実質的に脂肪族、脂
環族ジイソシアナートモノマー及び溶剤を含まない状態
での25℃における粘度が5,000〜100,000
mPa・sであるイソシアヌレート型ポリイソシアナー
ト。 - 【請求項3】 平均官能基数が5〜8である請求項1ま
たは2記載のポリイソシアナート。 - 【請求項4】 多価アルコールが3価以上である請求項
2記載のポリイソシアナート。 - 【請求項5】 多価アルコールが、3価以上のアルコー
ルとε−カプロラクトンから誘導される数平均分子量2
50〜2000のポリエステル系ポリオールである請求
項2記載のポリイソシアナート。 - 【請求項6】 請求項1または2記載のポリイソシアナ
ートのイソシアナート基が、熱解離性ブロック剤で保護
された熱解離性ブロックポリイソシアナート。 - 【請求項7】 熱解離性ブロック剤が、ノニルフェノー
ル、スチレン化フェノール、オキシ安息香酸エステル、
アセトオキシム、メチルエチルケトオキシムおよびε−
カプロラクタムから選ばれた少なくとも1種である請求
項6記載の熱解離性ブロックポリイソシアナ−ト。
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---|---|---|---|
JP01668794A JP3920360B2 (ja) | 1993-02-12 | 1994-02-10 | ポリイソシアナートおよびそれから誘導されたブロックポリイソシアナート |
Applications Claiming Priority (5)
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---|---|---|---|
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JP2415193 | 1993-02-12 | ||
JP2415293 | 1993-02-12 | ||
JP5-24151 | 1993-02-12 | ||
JP01668794A JP3920360B2 (ja) | 1993-02-12 | 1994-02-10 | ポリイソシアナートおよびそれから誘導されたブロックポリイソシアナート |
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