JPH0631295B2 - 低毒性の2′−デアミノ−2′−ヒドロキシイスタマイシンBo誘導体 - Google Patents

低毒性の2′−デアミノ−2′−ヒドロキシイスタマイシンBo誘導体

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JPH0631295B2
JPH0631295B2 JP61051557A JP5155786A JPH0631295B2 JP H0631295 B2 JPH0631295 B2 JP H0631295B2 JP 61051557 A JP61051557 A JP 61051557A JP 5155786 A JP5155786 A JP 5155786A JP H0631295 B2 JPH0631295 B2 JP H0631295B2
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    • C07H15/20Carbocyclic rings
    • C07H15/22Cyclohexane rings, substituted by nitrogen atoms
    • C07H15/222Cyclohexane rings substituted by at least two nitrogen atoms
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は低毒性の半合成アミノ配糖体抗生物質として有
用な新規化合物である2′−デアミノ−2′−ヒドロキ
シイスタマイシンBo誘導体に関する。
(従来の技術) 本発明者らは、放線菌に属する新菌株ストレプトミセス
・テンジマリエンシスSS−939号株が生産する新規
アミノ配糖体抗生物質としてイスタマイシンAおよびB
(特開昭55−145697号)、イスタマイシンAoお
よびBo(特開昭56−43295号)、イスタマイシン
CおよびCo(特開昭57−118598号)、イスタマ
イシンA1,B1,C1およびA2(特開昭57−139092
号)、2″−N−ホルムイミドイルイスタマイシンAお
よびB(特願昭57−80218号)を収得した。本発
明者らは、これらのうち、もつとも強い抗菌力を有する
イスタマイシンBの誘導体を研究し、3−O−デメチル
イスタマイシンBを合成した。3−O−デメチルイスタ
マイシンBは緑膿菌のみならず、各種の耐性菌に有効で
あつた(特開昭57−50996号)。
(発明が解決しようとする問題点) このように既に発明されたイスタマイシンBの各種誘導
体は抗菌剤として有用であるが、完全に満足すべきもの
ではなく、特に急性毒性の低減が要望されている。
(問題点を解決するための手段) このため、本発明者らはさらに研究を続けて、2′−デ
アミノ−2′−ヒドロキシイスタマイシンBoの4個の誘
導体を新規物質として合成することに成功し、なかで
も、4−N−β−アラニル−2′−デアミノ−2′−ヒ
ドロキシ−3−O−デメチルイスタマイシンBoは、イス
タマイシンBに匹敵する抗菌力を有し、かつ低毒性であ
ることを知見して本発明を完成した。
従つて、本発明によつて一般式(I) 〔式中、Rはメチル基または水素原子、n=1または2
である〕で表わされる新規化合物及びその酸付加塩が提
供され、本化合物の具体例としては、2′−デアミノ−
2′−ヒドロキシイスタマイシンB〔一般式(I)でR=C
H3,n=1の場合〕(以下、化合物1と称す)、2′−
デアミノ−2′−ヒドロキシ−3−O−デメチルイスタ
マイシンB〔一般式(I)でR=H,n=1の場合〕(以
下、化合物2と称す)、4−N−β−アラニル−2′−
デアミノ−2′−ヒドロキシイスタマイシンBo〔一般式
(I)でR=CH3,n=2の場合〕(以下、化合物3と称
す)および4−N−β−アラニル−2′−デアミノ−
2′−ヒドロキシ−3−O−デメチルイスタマイシンBo
(一般式(I)でR=H,n=2の場合〕(以下、化合物
4と称す)とそれらの酸付加塩が提供される。
これらの誘導体の理化学的性状ならびに生物学的性状は
次のとおりである。
本発明による前記の化合物1の遊離塩基は白色吸湿性粉
末で明確な融点を測定できない。旋光度▲〔α〕28 D
+108.8゜(c1,水)で、質量分折によつてm/z 391(S
IMS,MH+)が得られたことから、C17H34N4O6の分子式が与
えられた。
化合物2の遊離塩基は白色吸湿性粉末で明確な融点を測
定できない。旋光度▲〔α〕23 D▼+109.4゜(cl,
水)で、質量分折によつてm/z377(SIMS,MH+)が得られた
ことから、C16H32N4O6の分子式が与えられた。
化合物3の遊離塩基は白色吸湿性粉末で明確な融点を測
定できない。旋光度▲〔α〕25 D▼+119.6゜(c1,
水)で、質量分析によつてm/z405(SIMS,MH+)が得られた
ことから、 C18H36N4O6の分子式が与えられた。
化合物4の遊離塩基は白色吸湿性粉末で明確な融点を測
定できない。旋光度▲〔α〕23 D▼+109.4゜(c1,
水)で、質量分析によつてm/z391(SIMS,MH+)が得られた
ことから、 C17H34N4O6の分子式が与えられた。
蟻酸・酢酸・水(25:75:900容)を用いた高圧
紙電気泳動(3,500V,15分)で、アラニンの移動度を
1.0としたとき、本発明による化合物1,2,3および
4の移動度はそれぞれ1.73,1.74,1.84および1.85であ
つた。
本発明で得らた化合物1,2,3および4の抗菌スペク
トルを、イスタマイシンBのそれと比較して第一表に示
した。最低発育阻止濃度は日本化学療学会法に従つてミ
ユーラー・ヒントン培地上で測定した。その結果、本発
明で得られた化合物は各種のアミノ配糖体抗生物質に耐
性の試験菌を含むグラム陽・陰性菌に広く、かつ優れた
抗菌力を示した。特に化合物4は緑膿菌を含む試験菌に
きわめて優れた抗菌力を示すことが確認された。
本発明による化合物1,2,3および4は、マウスに対
する静脈内投与による急性毒性試験で、いずれも200
mg/Kg投与量でマウスは生存し、低毒性であることが示
された。
本発明の化合物1,2,3および4は、遊離塩基または
水和物として得ることができるが、これを通常の方法に
より薬学的に許容できる酸と反応させて、その任意の無
毒性の酸付加塩とすることができる。酸付加塩はその安
定性に関連してより好ましい。付加すべきき酸として
は、炭酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸、硝酸などの
無機酸、あるいは酢酸、リンゴ酸、クエン酸、アスコル
ビン酸、メタンスルホン酸などの有機酸が用いられる。
本発明で得られる一般式(I) 〔式中、Rはメチル基または水素原子、n=1または2
を示す〕の化合物に包含される化合物1〔R=CH3、n
=1〕、化合物2〔R=H、n=1〕、化合物3〔R=
CH3、n=2〕および化合物4〔R=H、n=2〕は、
次式(II) で表わされるイスタマイシンBo(R=CH3)〔特開昭5
6−43295号参照〕および3−O−デメチルイスタ
マイシンBo(R=H)〔特開昭57−50996号参
照〕を出発物質として用い、それぞれ2′−アミノ基を
脱アミノ化して2′−水酸基を導入し、4−メチルアミ
ノ基をグリシンまたはβ−アラニンでアシル化すること
によつて製造することができる。
次の一般式(III) 〔式中、Bocは(CH33COCO−のt−ブトキシカルボニ
ル基、RはCH3またはHを示す〕で表わされるイスタマ
イシンBoまたは3−O−デメチルイスタマイシンBoの適
当なアミノ保護体、例えば1,6′−ジ−N−Boc−イ
スタマイシンBo−4,5−N,O−カーバメート〔式
(III)でR=CH3のとき〕、または1,6′−ジ−N−
Boc−3−O−デメチルイスタマイシンBo−4,5−
N,O−カーバメート〔式(III)でR=Hのとき〕の
2′位のアミノ基を水酸基に置換するには、通常の脱ア
ミノ化反応によつて行われる。例えば3,5−ジ−t−
ブチル−o−ベンゾキノンで酸化して2′−ケト体と
し、続いて水素化ナトリウムなどの水素化金属によつて
還元すると、容易に収率よく2′位にエカトリアル水酸
基が導入されて、次の一般式(IV) 〔式中、Boc、Rは式(III)における同じ意味である〕
で表わされる1,6′−ジ−N−Boc−2′−デアミノ
−2′−ヒドロキシイスタマイシンBo−4,5N,O−
−カーバメート〔式(IV)のR=CH3のとき〕、または
1,6′−ジ−N−Boc−2′−デアミノ−2′−ヒド
ロキシ−3−O−デメチルイスタマイシンBo−4,5
N,O−カーバメート〔式(IV)のR=Hのとき〕を得
ることができる。
これらの一般式(IV)の化合物の4,5−カーバメート
部分をアルカリで処理して開環脱保護すると、一般式
(V) 〔式中、Rは前と同じ意味である〕で表わされる1,
6′−ジ−N−Boc−2′−デアミノ−2′−ヒドロキ
シイスタマイシンBo〔式(V)のR=CH3のとき〕、ま
たは1.6′−ジ−N−Boc−2′−デアミノ−2′−
ヒドロキシ−3−O−デメチルイスタマイシンBo〔式
(V)のR=Hのとき〕が生成される。更にこの化合物
(V)の4位のメチルアミノ基をグリシンまたはβ−ア
ラニンのアミノ保護体でアシル化する工程を行うが、こ
のアシル化工程は公知の方法例えば特開昭57−509
96号公報記載の方法で容易に行なわれる。続いて、得
られたアシル化生成物に残留するアミノ保護基を常法で
脱離すると、式(I)で示される目的の化合物1,2,
3または4を合成することができる。
次に実施例を示して本発明の化合物の製造を説明する。
実施例1 本発明の化合物1の製造 (イ)イスタマイシンBo遊離塩基の2.4g(7.25ミリモ
ル)をメタノール60mlにとかし酢酸亜鉛2水和物〔Zn
(OAc)2・2H2O〕3.6g(16.4ミリモル)を加え室温で5
時間撹拌した。この溶液にBoc−ON試薬〔2−(t−ブ
トキシカルボニルオキシイミノ)−2−フエニルアセト
ニトリル,米国アルドリツチ製〕14.7g(59.7ミリモル
を加え室温で一夜反応させた(Boc導入反応)。反応液
に濃NH4OH水5mlを加え30分間かきまぜた。減圧濃縮
後、クロロホルム100mlにとかし1N−NH4OH、つづ
いて水で洗浄する。無水ボウ硝で乾燥後、別、液を
減圧濃縮した。得られた固体をワコーゲルC−200
(300g、CHCl3:MeOH=10:1)のカラムにかけ
イスタマイシンBo1,2′,6′−トリ−N−Boc保護
体の2.9gを得た。収率63%。
(ロ) この1,2′,6′−トリ−N−Boc保護体2.8
g(4.6ミリモル)を乾燥したトルエン60mlにとか
し、カーボニルジイミダゾール740mg(4.6ミリモ
ル)を加え60℃で1時間反応させた。反応液にトルエ
ン40mlを加え水洗した。トルエンを留去すると、次式 〔式中、Bocはt−ブトキシカルボニル基を示す〕で表
わされるイスタマイシンBoの1,2′,6′−トリ−N
−Boc−4,5−カーバメート体を3.0g(定量的)得
た。
(ハ)この1,2′,6′−トリ−N−Boc−4,5−
カーバメート体2.82g(4.281ミリモル)に90%トリ
フロロ酢酸20mlを加え室温で1時間放置して脱Bocし
た。その後、反応液を濃縮乾固した。次いで濃縮物を1
00mlの水に溶解し、1N−NH4OHを加えpH6〜7とし
た後アンバーライトCG−50(NH4 +)500mlにかけ
た。水洗1後0.3N−NH4OHで溶離し、溶出液を濃縮乾
固すると、次式 で表わされる4,5−カーバメート体1.35g(88.0%)
を得た。▲〔α〕23 D▼+110.7゜(c1、水) (ニ)上記の4,5−カーバメート体1.35g(3.766ミ
リモル)のメタノール溶液(50ml)にBoc−ON試薬の
1.86g(7.553ミリモル)を加え室温で3時間反応後濃N
H4OH1mlを加え30分間撹拌した。次いで反応液を濃縮
後、残留物をクロロホルム100mlに溶解し1N−NH4O
H(50ml)、H2O(50ml)で洗浄して芒硝乾燥、
過、濃縮後カラム(シリカゲル200g、展開剤CHCl3/
CH3OH=30/1)にかけると次式 で表わされる所期のイスタマイシンBoの1,6′−ジ−
N−Boc−4,5−カーバメート体322mg(15.3%)
を得た。▲〔α〕27 D▼+76.9゜(c1,CHCl3) (ホ) 上記の式(III)の1,6−ジ−N−Boc−
4,5−カーバメート体の254mg(0.455ミリモル)
のメタノール溶液(15ml)に3,5−ジ−t−ブチル
−o−ベンゾキノン400mg(1.816ミリモル)を加え
50℃で1時間撹拌した。次いで1M−修酸5mlを加え
50℃で4時間撹拌後NaHCO3末で反応液を中和し、濃縮
乾固した。残渣をクロロホルム30mlに溶解し、水10
ml×3で洗浄して芒硝乾燥、過濃縮した。その後、残
留物をカラム(シリカゲル25g、CHCl350ml、続い
てCHCl3/CH3OH=40/1で展開)にかけると、次式 で表わされる所望の2′−ケト体163.2mg(64.4%)を
得た。▲〔α〕27 D▼+59.2゜(c1,CHCl3) (ヘ) 上記の2′−ケト体の157mg(0.282ミリモ
ル)のメタノール溶液(15ml)に対して、NaBH420m
g(0.529ミリモル)を永冷下加え30分間撹拌した。次
いでCO2ガスにて過剰のNaBH4を処理してから濃縮乾固し
た。残渣をクロロホルム30mlに溶解し、水10ml×3
で洗浄して芒硝乾燥、過、濃縮後残留物をカラム(シ
リカゲル15g、CHCl3/CH3OH=30/1)にかける
と、次式 で表わされる所望の2′−ヒドロキシ体140.8mg(89.3
%)を得た。▲〔α〕28 D▼+68.8゜(c1、CHCl3)、
SIMS:560(MH+)。TLCにて2′−ヒドロキシ体の
2′−エピマーは検出されない。
(ト)上記の式(IV′)の2′−ヒドロキシ体135mg
(0.241ミリモル)の50%ジオキサン水溶液(10m
l)に水酸化バリウムBa(OH)2・8H2Oの304mg(0.964ミ
リモル)を加え、70℃で6時間撹拌して加水分解する
と、カーバメート環が開環した。次いでCO2ガスにて反
応液を中和し、ろ過、濃縮乾固した。残渣をクロロホル
ム30mlに溶解し、水10ml×3で洗浄して芒硝乾燥、
ろ過濃縮した。その後残留物をカラム(シリカゲル10
g、展開剤CHCl3/CH3OH=3/1)で目的物が流出し始
めてからCHCl3/CH3OH/concNH4OH=30/30/1で展
開)にかけると、次式 で表わされる所望の1.6′−ジ−N−Boc−2′−デ
アミノ−2′−ヒドロキシイスタマイシンBo110.5mg(8
5.9%)を得た。▲〔α〕28 D▼+82.2゜(c1,CHC
l3)、SIMS:534(MH+) (チ)上記の式(V′)の化合物24.5mg(0.0459ミリモ
ル)のジオキサン溶液(1ml)にN−BocグリシンのN
−ヒドロキシコハク酸イミドエステル18.7mg(0.0687ミ
リモル)とトリエチルアミン10μ(0.0717ミリモ
ル)を加え60℃で1時間撹拌してグリシル化を行つ
た。次いで1N−NH4OH01mlを加え室温で10分間撹拌
後、反応液を濃縮乾固した。残渣をクロロホルム30ml
に溶解し、水10ml×3で洗浄して芒硝乾燥、ろ過、濃
縮した。その後残留物をカラム(シリカゲル3g、展開
剤CHCl3/CH3OH=50/1)にかけ、次式 で表わされる所期のBocグリシル体29.5mg(93.0%)を
得た。▲〔α〕28 D▼+66.7゜(c1、CHCl3)、SIMS:
691(MH+) (リ)上記の式(Ia)のBocグリシル体29.5mg(0.0427
ミリモル)に90%トリフロロ酢酸を加え室温で1時間
放置して脱Boc化した。反応液を濃縮乾固し、残留物を
水3mlにとかし、1NNH4OHでpH6〜7にし、アンバー
ライトCG−50(NH4 +)3mlのカラムにかけて吸着せし
めた。水10ml、0.1NNH4OH10ml0.2NNH4OH/10ml
で洗浄し、0.3NNH4OH10mlで溶出し、溶出液を濃縮乾
固すると、目的とする化合物1すなわち2′−デアミノ
−2′−ヒドロキシイスタマイシンBを15.3mg(91.8
%)得た。
実施例2 本発明による化合物2の製造 (イ) 3−O−デメチルイスタマイシンBoの510mg
(1.68ミリモル)をメタノール20mlにとかし酢酸ニッ
ケル・4水和物(Ni(OAc)2・4H2O)680mg(272ミ
リモル)を加え室温で4.5時間かきまぜた。これにBoc−
ON試薬1.34g(5.45ミリモル)を加え室温で一夜かき
まぜた。反応液に濃NH4OH2mlを加え、30分かきまぜ
た後、減圧濃縮した。残渣をロロホルム40mlにとかし
1NNH4OHで3回、水で1回洗浄し、無水Na2SO4で乾燥
してクロロホルムを減圧濃縮した。残渣をワコーゲルC
−200(100g、展開剤クロロホルム−メタノール
−17%アンモニア=80:10:1)のカラムにか
け、無色固体の1,2′,6′−トリ−N−Boc−3−
O−デメチルイスタマイシンBoの890mg(収率86
%)を得た。
(ロ) 上記のトリ−N−Boc−3−O−デメチルイス
タマイシンBoの560mg(0.906ミリモル)を無水トル
エン10mlにとかしカーボニルジイミダゾール162mg
(0.997ミリモル)を加え60℃で2.5時間反応させた。
トルエン20mlを加え、1NNH4OHで2回、つづいて水
洗し無水Na2SO4でかんそう後減圧濃縮する。残渣をワコ
ーゲルC−200(80g、展開剤トルエン−酢酸エチ
ル=1:10)のカラムにかけ1,2′,6′−トリ−
N−Boc−4,5−カーバメート体の無色固体472mg
(収率81%)を得た。IR:1755cm-1(5員環カー
バメート) (ハ) 上記のトリ−N−Boc−4,5−カーバメート
体358mg(0.555ミリモル)に90%トリフロロ酢酸
5mlを加え室温で1時間放置して脱Bocした。その後、
反応液を濃縮乾固した。次いで残留物を20mlの水に溶
解し、1N−NH4OHでpH6〜7に調整した後、アンバー
ライトCG−50(NH44 +)20mlにかけた。水洗60ml
後0.3N−NH4OHで溶離し、溶出液を濃縮乾固すると、次
で表わされる4,5−カーバメート体174mg(91.0
%)を得た。▲〔α〕22 D▼+13.6゜(c1、水) (ニ) 上記の4,5−カーバメート体174mg(0.50
5ミリモル)のメタノール溶液(10ml)にBoc−ON試薬
249mg(1.011ミリモル)を加え室温で30分反応後N
H4OH0.2mlを加え10分撹拌した。次いで反応液を濃縮
し残留物をクロロホルム30mlに溶解し、1N−NH4OH
(15ml)、H2O(15ml)で洗浄して芒硝乾燥、ろ過
濃縮した。その後カラム(シリカゲル28g、CHCl3/CH
3OH=30/1〜10/1で展開)にかけると、次式 で表わされる目的物である1,6−ジ−N−Boc−4,
5−カーバメート体80.3mg(29.2%)を得た。▲〔α〕
25 D▼+63.7゜(c1、CHCl3) (ホ) 上記の1,6−ジ−N−Boc−4,5−カーバ
メート体100mg(0.184ミリモル)のメタノール溶液
(10ml)に3,5−ジ−t−ブチル−o−ベンゾキノ
ン81mg(0.368ミリモル)を加え50℃1時間撹拌し
た。次いで1M−シユウ酸2mlを加え50℃で6時間撹
拌後NaHCO3末で反応液を中和し、濃縮乾固した。残渣を
クロロホルム30mlに溶解し、水10ml×3で洗浄して
芒硝乾燥、ろ過、濃縮した。その後残留物をカラム(シ
リカゲル10g、CHCl3のみ30ml、その後CHCl3/CH3OH
=20/1で展開)にかけると、次式 で表わされる所望の2′−ケト体62.5mg(62.6%)を得
た。▲〔α〕28 D▼+52.8゜(c1、CHCl3)、SIMS:5
44(MH+) (ヘ) 上記の2′−ケト体38.3mg(0.0705ミリモル)
のメタノール溶液(2ml)に氷冷下NaBH45.3mg(0.140
ミリモル)を加え10分間撹拌した。次いでCO2ガスに
て過剰のNaBH4を処理した後濃縮乾固した。残渣をクロ
ロホルム30mlに溶解し、水10ml×3で洗浄して芒硝
乾燥、ろ過、濃縮した。その後残留物をカラム(シリカ
ゲル6g、展開剤CHCl3/CH3OH=50/1)にかける
と、次式 で表わされる所望の2′−ヒドロキシ体31.5mg(81.9
%)を得た。▲〔α〕28 D▼+52.4゜(c1、CHCl3)、
SIMS546(MH+) (ト) 上記の2′−ヒドロキシ体30.2mg(0.0553ミリ
モル)の50%ジオキサン水溶液(5ml)にBa(OH)2・8H
2Oの70mg(0.222ミリモル)を加え、70℃で6時間
撹拌した。次いでCO2ガスにて反応液を中和し、ろ過、
濃縮した。残渣をクロロホルム30mlに溶解し、水10
ml×3で洗浄して芒硝乾燥、ろ過、濃縮した。その後残
留物をカラム(シリカゲル3g、CHCl3/CH3OH/濃NH4OH
=120/30/5)にかけると、次式 で表わされる1,6′−ジ−N−Boc−2′−デアミノ
−2′−ヒドロキシ−3−O−デメチルイスタマイシン
Boの24.5mg(85.2%)を得た。▲〔α〕18 D▼+77.0゜
(c1、CHCl3)SIMS:520(MH+) (チ) 上記の(ト)項で得られた化合物の23.5mg(0.
0452ミリモル)のジオキサン溶液(5ml)に、N−Boc
グリシンのN−ヒドロキシコハク酸イミドエステル の18.5mg(0.0679ミリモル)とトリエチルアミン15μ
(0.108ミリモル)を加え、60℃で1時間撹拌して
グリシル化した。次いで1N−NH4OH0.1mlを加え、室温
で10分撹拌後反応液を濃縮乾固した。残渣をクロロホ
ルム30mlに溶解し、水10ml×3で洗浄して芒硝乾
燥、ろ過、濃縮した。その後残留物をPLC(0.5mm×
1、CHCl3/CH3OH=10/1)にかけると、次式 で示される所望のBocグリシル体26.9mg(87.9%)を得
た。▲〔α〕20 D▼+77.7゜(c1、CHCl3)、SIMS:6
77(MH+) (リ) 上記の(チ)項で得られたBocグリシル体25.5m
g(0.0377ミリモル)に90%トリフロロ酢酸を加え、
室温で1時間放置して脱Boc化した。反応液を濃縮乾固
し、残留物を水3mlにとかし、1NNH4OHでpH6−7に
し、アンバーライトCG−50(NH4+)3mlのカラムにか
けて吸着せしめた。水10ml、0.1NNH4OH10ml、0.2
NNH4OH10mlで洗浄し、0.3NNH4OH10mlで溶出し、
溶出液を濃縮乾固すると、目的とする化合物2、すなわ
ち2′−デアミノ−2′−ヒドロキシ−3−O−デメチ
ルイスタマイシンBの12.8mg(90.2%)を得た。
実施例3 本発明による化合物3の製造 (イ) Boc−β−アラニン66mg(0.349ミリモル)の
アセトニトリル溶液(3ml)にDSC90mg(0.351ミリモ
ル)とピリジン30μ(0.372ミリモル)を加え、4
0℃で3時間撹拌した。次いで反応液の中に、実施例1
(ト)で得られた中間体1,6′−ジ−N−Boc−2′
−デアミノ−2′−ヒドロキシイスタマイシンBoの46.5
mg(0.0871ミリモル)とトリエチルアミン50μ(0.
359ミリモル)を加え、50℃で15時間撹拌後1NNH4
OH0.4mlを加え10分間撹拌し、反応液を濃縮乾固し
た。残留物はクロロホルム50mlに溶解し、水(20ml
×3)で洗浄して芒硝乾燥、ろ過、濃縮した。その後カ
ラム(シリカゲル5g、CHCl3/CH3OH=30/1で展
開)にかけると、次式 で示される所望のBoc−β−アラニル体53.2mg(86.6
%)を得た。▲〔α〕28 D▼+77.0゜(c1、CHCl3) (ロ) 上記(イ)項で得られたBoc−β−アラニル体3
0.9mg(0.0438ミリモル)に90%トリフロロ酢酸を加
え室温で1時間放置して脱Boc化した。反応液を濃縮乾
固し、残溜物を水2mlにとかし、1NNH4OHでpH6−7
にし、アンバーライトCG−50(NH4 +)4mlのカラムに
かけて吸着せしめた。水12ml、0.1NNH4OH、0.2NNH4
OH、0.3NNH4OH各10mlで洗浄し、0.4NNH4OH10mlで
溶出し、溶出液を濃縮乾固すると、目的とする化合物
3、すなわち4−N−β−アラニル−2′−デアミノ−
2′−ヒドロキシイスタマイシンBoの16.9mg(95.5%)
を得た。
実施例4 本発明による化合物4の製造 (イ) Boc−β−アラニン21mg(0.111ミリモル)の
アセトニトリル溶液(3ml)にDSC29mg(0.113ミリモ
ル)とピリジン10μ(0.124ミリモル)を加え50
℃で2時間撹拌して反応を行つた。次いでその反応液の
中に、実施例2で得られた中間体1,6−ジ−N−Boc
−2′−デアミノ−2′−ヒドロキシ−3−O−デメチ
ルイスタマイシンBoの29.0mg(0.558ミリモル)のアセ
トニトリル溶液(2ml)とトリエチルアミン20μ
(0.143ミリモル)を加え50℃で2時間撹拌後、1NN
H4OH0.2mlを加え10分撹拌し、反応液を濃縮乾固し
た、残留物はクロロホルム30mlに溶解し、水(10ml
×2)で洗浄して芒硝乾燥、ろ過、濃縮した。その後カ
ラム(シリカゲル5g、CHCl3/CH3OH=15/1)にか
けると、所望のBoc−β−アラニル化生成物の33.5mg(8
6.9%)を得た。▲〔α〕27 D▼+87.4゜(c1、CHC
l3) (ロ) 上記(イ)項で得られたBoc−β−アラニル体3
2.0mg(0.0463 ミリモル)に90%トリフロロ酢酸を
加え室温で1時間放置して脱Boc化した。反応液を濃縮
乾固し、残留物を水1mlにとかし、1NNH4OHでpH6−
7にし、アンバーライトCG−50(NH4 +)3mlのカラム
にかけて吸着せしめた。水10ml、0.3NNH4OH10mlで
洗浄し、0.4NNH4OH10mlで溶出し、溶出液を濃縮乾固
すると、目的とする化合物4、すなわち4−N−β−ア
ラニル−2′−デアミノ−2′−ヒドロキシ−3−O−
デメチルイスタマイシンBoの16.3mg(90.1%)を得た。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式(I) 〔式中、Rはメチル基または水素原子、n=1または2
    である〕で表わされる2′−デアミノ−2′−ヒドロキ
    シイスタマイシンBo誘導体およびその酸付加塩。
  2. 【請求項2】2′−デアミノ−2′−ヒドロキシイスタ
    マイシンB〔一般式(I)においてR=CH3,n=1である
    場合〕である特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】2′−デアミノ−2′−ヒドロキシ−3−
    O−デメチルイスタマイシンB〔一般式(I)においてR
    =H,n=1である場合〕である特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。
  4. 【請求項4】4−N−β−アラニル−2′−デアミノ−
    2′−ヒドロキシイスタマイシンBo〔一般式(I)におい
    てR=CH3,n=2である場合〕である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】4−N−β−アラニル−2′−デアミノ−
    2′−ヒドロキシ−3−O−デメチルイスタマイシンBo
    〔一般式(I)においてR=H,n=2である場合〕であ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物。
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