JPH06312792A - 自動車のオイル抜取りノズル - Google Patents

自動車のオイル抜取りノズル

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JPH06312792A
JPH06312792A JP9578393A JP9578393A JPH06312792A JP H06312792 A JPH06312792 A JP H06312792A JP 9578393 A JP9578393 A JP 9578393A JP 9578393 A JP9578393 A JP 9578393A JP H06312792 A JPH06312792 A JP H06312792A
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Shiro Masai
士郎 政井
Fuminao Kamimura
文尚 上村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のオイルパン内にオイル抜取りノズル
を挿入する際、チューブ内の金属線材により抜取り終了
後にノズルを引き抜きにくくなることがなく、チューブ
に曲りくせがつかない。 【構成】 自動車のオイルパン内に挿入するオイル抜取
りノズルで、ノズルを構成する可撓性樹脂チューブ3内
に金属線材4を並設し、該金属線材4の先を前記チュー
ブ3の先端から突出させるオイル抜取りノズルにおい
て、前記金属線材4を例えば、寒冷地で使用される最低
温度として−20℃程度の低い温度まで直線状の状態を
維持する形状記憶合金で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばガソリン給油所
などに設置されるエンジンオイル交換装置やトルコンオ
イル交換装置などで、オイル抜取り装置に設けられてい
る自動車のオイル抜取りノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】オイル交換装置として従来、例えば特開
昭63−318395号公報に記載されたようなものがあり、こ
れは図2に示すようにケース20内に廃油容器を収納し、
この廃油容器にオイル抜取機構としてオイル抜取用のホ
ース18の一端を配管を介して開口し、該オイル抜取用の
ホース18に接続する配管の途中に弁、抜取ポンプなどを
設け、オイル抜取用のホース18の先端にはノズル21を取
り付けてある。
【0003】そして、オイル交換に際し、自動車のトル
コンオイルやエンジンオイルなどをオイルパンから抜取
るには、ノズル21を自動車のゲージ穴17に挿入してノズ
ル21の先端をオイルパン19内に差し入れ、先端がオイル
パン19の底部に達したのを確認した後、抜取ポンプを駆
動して吸引圧によりオイルパン19内の古いオイルを吸い
上げるようにしている。
【0004】このノズル21の構成として、例えば特開平
3-289490号に示すように、ノズル先端がオイルパンの底
部に達したことの確認が行いやすく、種々の形態のゲー
ジ穴に対応でき、さらに熱などによる変形を防止できる
よう、ノズルを構成する可撓性樹脂チューブ内に金属線
材を並設し、該金属線材の端を前記チューブ先端から僅
か突出させたものがあり、この金属線材は、復元力の強
い弾性を有するものとして例えばピアノ線を使用した。
【0005】そして、この特開平3-289490号によれば、
ノズル先端がオイルパンの底部に達すると、ノズル先端
から突出する金属線材の先端がオイルパン底部に当た
り、金属同士のぶつかり合いでコツンという感触が作業
員の手に伝わるから、ノズル先端がオイルパン底部位置
に達したことがわかる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ノズルを強く差し入れ
ると、金属線材がオイルパンの底部に当たり金属線材の
先端が曲がってしまう。その結果、抜取り終了後にノズ
ルを引き抜くとき、曲がったままの状態の金属線材がゲ
ージ穴に引っ掛かり、スムーズに抜けないことがある。
この場合、大きな力で引き抜けばチューブと金属線材は
ゲージ穴の形状にそって伸ばされながら引き抜けるが、
ノズルとゲージ穴とが擦れ合い損傷のおそれがある。ま
た、何回も使用していると、ピアノ線に曲りくせがつい
て次回の挿入が困難となる。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、ノズル先端から突出する金属線材の先端がオイルパ
ンの底部に当たって曲がっても、抜取り終了後、ノズル
を引き抜くと直ぐに元の形状に戻り、ノズルを引き抜き
にくくなることがないと共に常に最良の状態で使用でき
る自動車のオイル抜取りノズルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、自動車のオイルパン内に挿入するオイル抜取
りノズルで、ノズルを構成する可撓性樹脂チューブ内に
金属線材を並設し、該金属線材の先を前記チューブ先端
から突出するオイル抜取りノズルにおいて、前記金属線
材を一定範囲の温度では直線状の状態を維持する形状記
憶合金で形成すること、および、一定条件の温度は、寒
冷地で使用される最低温度として−20℃程度の低い温
度までとすることを要旨とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、チューブ内に
並設する金属線材を一定条件の温度では直線状を維持す
る形状記憶合金で形成したから、一般の使用状況では金
属線材の先端が挿入時にオイルパンの底部に当たって曲
がっても抜取り終了後、ノズルを引き抜くともとの直線
状に戻るのでノズルがゲージ穴に引っ掛かることがなく
スムーズに抜ける。
【0010】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、一定条件の温度を−20℃程度の低い温度ま
でとすることにより、寒冷地使用を配慮したものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の自動車のオイル抜取りノズル
の実施例を示す縦断正面図で、本発明のオイル抜取りノ
ズルは図2について既に説明したオイル交換装置などの
ケースから導出したオイル抜取り用のホース18の先端に
取り付くもので、ホース18の先端に取り付けてあるホー
ス金具1に螺合する。
【0012】オイル抜取りノズルは主たる構成要素とし
て前記ホース金具1の先端にパッキン8を介して嵌合す
るノズル金具2とこのノズル金具2の先端に取り付くチ
ューブ3とにより構成される。
【0013】ノズル金具2はオイルの流路2aを有し、
該流路2aの上部に後述の金属線材4の係止溝2bを設
けた。そして、流路2aの内径を、単位時間当たりの流
量が増加するよう従来よりも大きく形成する。
【0014】チューブ3はテフロン樹脂などの耐熱性の
ある可撓性樹脂を用いて従来よりも大きい内径5.0 mm程
度の細管状に形成し、先端部3aを長さ方向に対して斜
めに形成したもので、前記ノズル金具2への取り付け部
側の端部には内部に補強のための金属管で構成するスリ
ーブ5を挿入した。また、チューブ3の外周面に曲げに
対する補強のためのバネ6を装着する。
【0015】金属線材4はノズル金具2及びチューブ3
内にその長さ方向に沿って並設され、先端がチューブ3
の先から僅か突出する長さに形成したもので、材質とし
てピアノ線よりも復元力の強い弾性を有する形状記憶合
金を用い、寒冷地で使用される最低温度として−20℃
程度の低い温度まで直線状の状態を維持するように形状
記憶させておく。なお、チューブ3の先端からの突出長
さは例えば従来の3〜4mmに対してこれよりも長く5〜
7mmとなるように構成する。そして、金属線材4の根元
部は長さ方向と直行する方向で輪状に曲成してノズル金
具2への係止部4aとする。
【0016】以上のようなオイル抜取りノズルを組み立
てるには、まず金属線材4の上端の係止部4aをノズル
金具2の係止溝2bに差し込み、止め具9によりここに
係止する。
【0017】一方、内側にスリーブ5を装着したチュー
ブ3の上部を固定金具11に挿入し、チューブ3と固定金
具11との間の隙間にコマと称せられる両端をテーパー面
に形成した食い込みスリーブ10の根元側のテーパー部を
介装するとともに、ノズル金具2に取付けた金属線材4
をチューブ3内に挿通してノズル金具2と固定金具11と
を接続する。この状態で、前記食い込みスリーブ10は両
端に形成したテーパー面がノズル金具2と固定金具11と
でチューブ3側に押しつけられてここに固定し、結果と
して、チューブ3は固定金具11と食い込みスリーブ10と
によりノズル金具2に固定されかつシールされる。
【0018】この場合、固定金具11はチューブ3の外側
に巻回したバネ6の根元側の部分の外側に装着し、固定
金具11とバネ6の根元側の部分のさらに外側をノズルカ
バー7で一体的に覆う。
【0019】次に使用法を説明すると、自動車のエンジ
ンオイルやトルコンオイルなどを抜き取るには、オイル
パン19に連通するゲージ穴17にチューブ3を差し込む。
そして、チューブ3の先端がオイルパン19の底部に達す
ると、チューブ3の先端から突出している金属線材4の
先端部がオイルパン19の底部に当たって金属同士の接触
によるコツンという感触が作業員の手に伝わり、こりに
より作業員はチューブ3の先端がオイルパン19の底部に
達したことがわかり、これ以上チューブ3をオイルパン
19内に挿入することを停止する。
【0020】この場合、チューブ3を差し込みすぎて先
端から突出している金属線材4が曲がっても、この金属
線材4は直線状を維持するよう復元力の強い弾性を有す
る形状記憶合金で形成してあるから、少し引き上げれば
直線状に復帰する。そして、この記憶は寒冷地などで使
用される最低温度である−20℃程度の低温まで、直線
状を維持するよう設定してあるから、寒冷地でも良好に
使用できる。
【0021】そして、オイル抜取り装置を操作してオイ
ルパン19内のオイルを抜き取る。この際、チューブ3の
先端部3aを斜めにカットし、かつ、金属線材4のチュ
ーブ3からの突出長さも従来よりも長くしてあるから、
オイルパン19の底面に対してチューブ3が垂直に接触し
ても、吸引圧によりチューブ3の先端がオイルパン19の
底面に吸いつくことが阻止されて、チューブ3の先端と
オイルパン19の底面との間に形成される隙間を確保で
き、抜取り速度が遅くなることがない。
【0022】また、ノズル金具2とチューブ3の内径も
従来よりも大きく形成したから、流量が増加し抜取り速
度の低下、このノズルを新油の給油に兼用する場合は給
油速度の低下を防げる。
【0023】抜取りが終了すれば、ノズルをオイルパン
から引き抜く。なお、このノズルを新油の給油にも兼用
して使用する場合は、そのままの状態で新油の給油を行
う。抜取り時や給油時にチューブ3が曲がってこの力が
固定金具11との接続部に加わっても、この部分はバネ6
で補強してあるから、チューブ3のこの個所での切断を
防げる。なお切断しても、この接続部分の全体をノズル
カバー7で覆ってあるから、オイルが周囲に飛散するこ
とはない。
【0024】なお、チューブ3をオイルパン19に差し込
みすぎて先端の金属線材4が曲がってもチューブ3を引
き抜く際、復元力の強い弾性を有する金属線材4がオイ
ルパン19の底面から離れるときに直線状の形状に戻るか
ら、曲がったままの状態で引き抜かれることはなく、ス
ムーズに抜ける。さらに、金属線材が元の形状に戻るの
で、チューブ3に曲りくせがつくこともなく、次回挿入
時に最良の状態で使用できる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明の自動車のオイ
ル抜取りノズルは、寒冷地などで使用される最低温度で
も、ノズル先端から突出する金属線材の先端がオイルパ
ンの底部に当たって曲がっても、少し引き上げれば直ぐ
に元の形状に戻り、抜取り終了後にノズルをオイルパン
から引き抜くときに抜きにくくなることのないものであ
る。また、金属線材によってチューブに曲りくせがつか
ないので常に最良の状態で使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車のオイル抜取りノズルの実施例
を示す縦断正面図である。
【図2】従来のオイル抜取りノズルの使用状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1…ホース金具 2…ノズル金具 2a…流路 2b…係止溝 3…チューブ 3a…先端部 4…金属線材 4a…係止部 5…スリーブ 6…バネ 7…ノズルカバー 8…パッキン 9…止め具 10…食い込みスリー
ブ 11…固定金具 17…ゲージ穴 18…ホース 19…オイルパン 20…ケース 21…ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のオイルパン内に挿入するオイル
    抜取りノズルで、ノズルを構成する可撓性樹脂チューブ
    内に金属線材を並設し、該金属線材の先を前記チューブ
    先端から突出するオイル抜取りノズルにおいて、前記金
    属線材を一定条件の温度では直線状の状態を維持する形
    状記憶合金で形成することを特徴とした自動車のオイル
    抜取りノズル。
  2. 【請求項2】 一定条件の温度は、寒冷地で使用される
    最低温度として−20℃程度の低い温度までとする請求
    項1記載の自動車のオイル抜取りノズル。
JP09578393A 1993-04-22 1993-04-22 自動車のオイル抜取りノズル Expired - Fee Related JP3218790B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109384186A (zh) * 2018-10-19 2019-02-26 郭海侠 一种无人驾驶汽车运油输油装置

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