JPH06312759A - 複数の収容部を備えた容器 - Google Patents

複数の収容部を備えた容器

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Publication number
JPH06312759A
JPH06312759A JP12546593A JP12546593A JPH06312759A JP H06312759 A JPH06312759 A JP H06312759A JP 12546593 A JP12546593 A JP 12546593A JP 12546593 A JP12546593 A JP 12546593A JP H06312759 A JPH06312759 A JP H06312759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat surface
container
openings
sheet material
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12546593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Sasaki
康行 佐々木
Hiroshi Miyama
洋 宮間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP12546593A priority Critical patent/JPH06312759A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の収容部を備え、各収容部の開口を共通
のシート材で密封する構成の容器において、収容部間の
液の混入を防止する。 【構成】 複数の収容部13A〜13Cの開口13a〜
13cを形成している平坦面12aに、各開口の間に位
置して平坦面12aを横切るように溝16を形成してお
き、共通のシート材15を平坦面12aに貼り付けて各
開口を密封した時に、そのシート材15と平坦面12a
との間に部分的な接着不良があって隣接する開口を連通
させる通路が形成されても、その通路を溝16で遮断
し、二つの収容部間での液の混入を防止する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種の液体、例えば
検査薬等をそれぞれ収容する複数の収容部を備えた容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等における各種の検査に用い
る薬液は、少量ずつがそれぞれ別個の容器に収容されて
取り扱われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、検査によって
は複数種の薬液を用いる場合があり、これらの複数種の
薬液をそれぞれ別個の容器に収容していると取り扱いに
不便がある。そこで、図5(a)に示すように、共通の
フランジ2に複数の収容部3A、3B、3Cを取り付け
たような形状の容器1を用意し、各収容部3A、3B、
3Cにそれぞれ異なる薬液を収容した後、図5(b)に
示すように、フランジ2の上面に1枚のシート材4を貼
り付け、各収容部の開口3a、3b、3cを共通のシー
ト材4で遮蔽することが考えられる。
【0004】ところが、この構成の容器1では、シート
材4の全面をフランジ2の上面に接着しているが、万
一、その一部に接着不良があり、しかも、例えば図5
(b)に示すように、その接着不良の部分5が二つの開
口3a、3bに連通していた場合には、二つの開口3
a、3bを連通させる通路が形成されてしまい、容器の
輸送中等に、この通路を通って液の混入が生じることが
あり、しかも、接着不良の部分5の周囲は接着されてい
るため、この部分を通った液が、外部に漏れ出すことが
なく、この為、液の混入の有無を目視によって見つける
ことができないという問題点のあることが判明した。検
査薬では、このような混入は絶対あってはならず、この
問題はきわめて重大である。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、複数の収容部を備えた容器において、収容部間の
液の混入を確実に防止することの可能な容器を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本発明は、平坦面と、その平坦面の、互いに離れ
た位置に開口を有する複数の収容部と、前記平坦面に貼
り付けられ、複数の収容部の開口を遮蔽する共通のシー
ト材とを有し、前記平坦面は、前記複数の収容部の開口
の間に、該平坦面を横切る溝を有していることを特徴と
する、複数の収容部を備えた容器を要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成の容器では、平坦面とシート材との間
に、万一、二つの収容部の開口を連通させるような接着
不良の部分があったとしても、その接着不良の部分は、
二つの開口を横切るように設けられた溝に連通するた
め、その部分で液の流れが遮断され、二つの収容部間に
おける液の混入が防止され、また、流れ出た液は溝を通
って外部に漏れるため、液漏れを目視により見つけ出す
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1〜図3は本発明の一実施例による容器11
を示すもので、各図における(a)は空の状態の容器
を、(b)は液体を入れ且つシート材で密封した状態を
示している。図1〜図3において、容器11は、平坦面
12aを有する平板部12と、その平坦面12aの、互
いに離れた位置に開口13a、13b、13cを有する
複数の(実施例では3個の)収容部13A、13B、1
3Cとを備えており、各収容部13A、13B、13C
にそれぞれ異なる液14A、14B、14Cを入れた
後、平坦面12aに1枚のシート材15を貼り付けるこ
とにより、開口13a、13b、13cを遮蔽する構成
となっている。シート材15の平坦面12aに対する貼
り付けは、ヒートシール、ホットメルト接着剤による接
着等任意である。
【0009】この平坦面12aには、複数の収容部の開
口13a、13b、13cのそれぞれの間に、平坦面1
2aを横切る溝16が形成されている。この溝16は、
各開口13a、13b、13cを他の開口から独立させ
るよう配列されるもので、各開口間に1本設ける場合に
限らず、シート材15に対するシール適性に支障がなけ
れば複数本設けてもよい。溝16は、平坦面12aにシ
ート材15を貼り付けた際に溝16が潰れない程度の深
さに形成されている。なお、溝16には、溝内に漏れ出
した液体が、溝16の一端に或いは両端に流れ出すよう
に適当な勾配を付けておいてもよい。
【0010】平坦部12は、3個の収容部13A、13
B、13Cよりも外側に長く延びており、その両端部に
溝18が形成されている。この溝18はこの容器11を
容器移載装置によって移動させる際に、その容器移載装
置に設けている搬送用爪で引っかけるために設けたもの
である。容器11は、一般に樹脂の成形により作られ
る。シート材15には、樹脂フイルム、紙、金属箔等の
単体或いは積層体が使用される。
【0011】次に、この容器11の使用方法を説明す
る。空の容器11の3個の収容部13A、13B、13
Cに、それぞれ所定の液体(例えば検査用薬液等)を所
定量ずつ入れた後、その平坦面12aにシート材15を
貼り付け、各開口13a、13b、13cを密封する。
この際、シート材15は平坦面12aに面するほぼ全領
域(但し、各開口及び溝16に面する部分は除く)を平
坦面12aに接着する。また、そのシート材15の両端
の部分15aを平板部12の側面と平行になるように折
り込んでおく。この状態で容器11の輸送、保管等が行
われる。
【0012】ところで、シート材15を平坦面12aに
貼り付ける際、なんらかの理由により、部分的な接着不
良が生じることがあり、その接着不良の部分が二つの開
口、例えば、図4に示すように開口13a、13bに通
じる通路20を形成することがある。そのような容器で
は輸送中等において、容器に加わる振動等によって収容
部13A又は13B内の液体がその通路20に流れ出す
ことがある。しかしながら、その通路20は両開口13
a、13bの間に形成している溝16に通じるため、そ
の溝16を通って外部に流出し、隣接した収容部13A
又は13Bに流れ込むことはない。かくして、液体の混
入が確実に防止される。また、液体が溝16を通って容
器外面に流れ出るため、液漏れを目視することにより、
容器が不良品であることを容易に検査することができ、
液の混入を起こしている容器を間違って使用するという
ことがない。
【0013】更に、容器11に液体を充填しシート材1
5を貼り付けた後、密封が確実かどうかを検出するた
め、容器全体を真空に引いてリークテストをする場合が
ある。この場合にも、図4に示すようて接着不良による
通路20があると、収容部13A、13Bがこの通路2
0及び溝16を介して外部に連通するため、リークテス
トにより容易に密封不良を検出できる。
【0014】この容器11の使用方法は、注射針をシー
ト材15に突き刺して検査すべき液体を各収容部13
A、13B、13C内に入れ、中の液体と混合させて反
応を見るとか、或いは注射針で各収容部13A、13
B、13C内の液体を吸い出して使用するなど、任意で
ある。
【0015】なお、上記実施例では、シート材15の両
端の部分15aを平板部12の側面と平行になるように
折り込んでいるが、このような折込みは無くてもよい。
ただし、図示実施例のように折込みを形成しておくと、
容器11の輸送等の取り扱い時に、そのシート材15の
両端に不用意に触れて剥がすということを防止でき、好
ましい。また、この折り込んだ部分15aは通常、平板
部12の側面に接着しないが、必要に応じ接着しておい
てもよい。ただし、その場合には、溝16の両端が密閉
されてしまうことがないようにする必要があり、溝16
を深くするとか、平板部12の側面にも溝を形成する等
の対策をとればよい。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の容器
は、平坦面に形成している複数の収容部の開口の間に、
平坦面を横切るよう溝を形成しているので、その平坦面
に貼り付けて開口を密封するシート材と平坦面との間
に、万一、二つの開口を連通させるような通路を生じさ
せる接着不良の部分があったとしても、その通路を通る
液体の流れを溝が阻止し、これによって、二つの収容部
間における液の混入を防止でき、また、流れ出た液は溝
を通って外部に漏れるため、液漏れを目視により容易に
見つけ出すことができ、更に、リークテストを行った際
に密封不良を容易に検出できるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の容器を、空の状態
で示す概略断面図、(b)はその容器に液体を入れ且つ
シート材で密封した状態で示す概略断面図
【図2】(a)はその容器を空の状態で示す概略平面
図、(b)はその容器に液体を入れ且つシート材で密封
した状態で示す概略平面図
【図3】(a)はその容器を空の状態で示す概略側面
図、(b)はその容器をシート材で密封した状態で示す
概略側面図
【図4】シート材で密封した容器の一部を拡大して示す
概略平面図
【図5】(a)は複数の収容部の備えた容器として考え
られる形状を示す概略斜視図 (b)はその容器をシート材で密封した状態を示す概略
斜視図
【符号の説明】
11 容器 12 平板部 12a 平坦面 13A、13B、13C 収容部 13a、13b、13c 開口 14A、14B、14C 液体 15 シート材 16 溝 20 通路(接着不良の部分)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦面と、その平坦面の、互いに離れた
    位置に開口を有する複数の収容部と、前記平坦面に貼り
    付けられ、複数の収容部の開口を遮蔽する共通のシート
    材とを有し、前記平坦面は、前記複数の収容部の開口の
    間に、該平坦面を横切る溝を有していることを特徴とす
    る、複数の収容部を備えた容器。
JP12546593A 1993-04-28 1993-04-28 複数の収容部を備えた容器 Pending JPH06312759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12546593A JPH06312759A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 複数の収容部を備えた容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12546593A JPH06312759A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 複数の収容部を備えた容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06312759A true JPH06312759A (ja) 1994-11-08

Family

ID=14910764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12546593A Pending JPH06312759A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 複数の収容部を備えた容器

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JP (1) JPH06312759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016525397A (ja) * 2013-07-18 2016-08-25 トキタエ エルエルシー 多区画医薬瓶

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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