JPH0631256Y2 - 電磁弁駆動回路 - Google Patents

電磁弁駆動回路

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JPH0631256Y2
JPH0631256Y2 JP19599987U JP19599987U JPH0631256Y2 JP H0631256 Y2 JPH0631256 Y2 JP H0631256Y2 JP 19599987 U JP19599987 U JP 19599987U JP 19599987 U JP19599987 U JP 19599987U JP H0631256 Y2 JPH0631256 Y2 JP H0631256Y2
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JP
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coil
current
triac
solenoid valve
circuit
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博 高崎
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Nachi Fujikoshi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は産業用油空圧電磁弁駆動回路に関し、特に省エ
ネルギ形電磁弁駆動回路に関する。
(従来の技術) 従来直流電磁弁を省電力化させて駆動する制御回路とし
ては、例えば第3図に示すようなドロッパ方式が知られ
ている。作動においては第4図に示すようにスイッチ(S
W)をtoでONすると、電磁弁コイル(25)に対してコイル起
動に必要な、起動電圧(21)及び起動電流(22)が印加され
タイマ回路 (20)が設定する所定時間経過後起動電圧・電流より低い
保持電圧(23)及び保持電流(24)でコイル (25)を保持する。又交流電磁弁においては、第5図に示
すようなドロッパ方式が知られている。
上記に示した方式の場合制御回路、第3図のトランジス
タQ及び第5図の抵抗Rは、ドロッパとして動作
し、各コイル電流を制限する。しかしこれらの方式で
は、コイル電流と、トランジスタQ及び抵抗Rを流
れる電流が同一であるため、トランジスタQ及び抵抗
の発熱が大でエネルギー損失が大きい。又放熱のた
めにトランジスタQ及び抵抗Rには大きな表面積が
必要となるなどの問題があった。又、交流コイルにおい
て、電磁弁切換不良でコイル焼けが発生するため、これ
が安全上非常に大きな問題でもある。第5図の回路はコ
イル焼けを防止できる回路であるが、コイル電流が抵抗
を通るのでコイル吸引力のために使われず、エネルギー
ロスと発熱の大きい等の問題があった。又例えば実開昭
62-192806号公報では、交流を全波整流し直列に2個の
電磁コイルを接続し、作動時1個のコイルのみ作動さ
せ、コイル保持時に2個のコイルに通電して、より少な
い電流でコイルを保持するものが開示されている。しか
しながらこのものは、直流ソレノイドであるために、コ
イルインダクタンスが大きく、ソレノイド起動時のコイ
ル電流の立ち上がりが遅く、切換時の応答性が遅かっ
た。又ソレノイドのオフ時にはフライホイール電流をカ
ットしなければ、リターン時間が遅くなり、そのための
回路が必要となった。
(考案が解決しようとする課題) 従来直流方式においては、発熱をおさえかつ省エネルギ
効果を高めるために例えば実開昭59-131671号公報に記
載するようなPWM制御方式が利用されるが、交流電源に
おいて上述した従来方式以外には整流回路を使用し直流
に変えPWM制御をする以外に有効な方法がなかった。又
従来の交流コイルにおいて、電磁弁切換不良時に発生す
るコイル焼けに対する有効な防止方法がなかった。
本考案の目的は、交流(AC)電磁弁において上述した
従来製品の課題を解決し、かつ切換時の応答性が速く、
省エネルギ形でなおコイル焼けを防止できるような電磁
弁駆動回路を提供することにある。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、交流(AC)電磁弁において中間タ
ップを介して直列に接続された第1のコイル及び第2の
コイルと、第1及び第2のコイルをON/OFFする主AC電
源用第1のスイッチと、前記中間タップに一端を接続さ
れて前記第2のコイルと並列に接続されかつトリガ用ホ
トトライアックにより開閉されるトライアックと、前記
第1のAC電源とは別の制御電源にそれぞれ接続され
た、前記トリガ用ホトトライアックを照射可能な発光素
子、発光素子と直列に接続されたスイッチングトランジ
スタ、及びスイッチングトランジスタのベース電流をア
ースにバイパスするタイマ回路と、前記第1のスイッチ
と同期して前記制御電源をON/OFFする第2のスイッチ
と、を含むことを特徴とする電磁弁駆動回路を提供する
ことによって上述した従来技術の課題を解決した。
(作用) 主AC電源及び制御電源スイッチを同期してONすると、
通電初期に第1のコイルのみを励磁して電磁弁のスプー
ルを切換えさせ、次にタイマ回路が設定する所定時間経
過後発光ダイオードが発光してトリガ用ホトトライアッ
クを照射して作動させてトライアックをOFFし、第1の
コイルと第2のコイルの両方を作動させ、両コイルのイ
ンピーダンスに対応した減少した電流でかつ2個のコイ
ルで電磁弁のスプールを保持する。
(実施例) 次に本考案の実施例電磁弁制御回路につき図面を参照し
て説明する。第1図は本考案の実施例である電磁弁駆動
回路を示し、主AC電源励磁回路Aと制御電源回路Bと
で構成される。電磁回路Aは、中間タップ3を介して直
列に接続された第1のコイル1(巻数N)と第2のコ
イル2(巻数N)と、第1及び第2のコイル1,2を
ON/OFFする主AC電源用第1のスイッチ4と、中間タッ
プ3に一端を接続されて第2のコイル2と並列に接続さ
れたトライアックTRIACと、トライアックTRIACにトリガ
を供給する受光側トリガ用ホトトライアック5と、ホト
トライアック5に流れるトリガ電流を制限するための抵
抗R3とからなり、トライアックTRIACが、ホトトライア
ック5によりトリガされることで、導通状態となり、コ
イル電流i1は第1のコイル1からトライアックTRIACへ
流れ、主AC電源8′へもどるようにされている。又ホ
トトライアック5がOFFすることにより、トライアックT
RIACのトリガ電流が遮断され、トライアックTRIACがOFF
するので、コイル電流i2はコイル1からコイル2へ流
れ、主AC電源8′へもどるようにされている。主AC
電源8,8′とは別の直流制御電源9,9′に接続され
た制御電源回路Bに、電流制限抵抗R4、受光側ホトトラ
イアック5に対して発光側となる発光ダイオードLED即
ち発光素子、及びスイッチングトランジスタTr1、が順
次直列に接続されており、さらにスイッチングトランジ
スタTr1のベース7には制御電源9から電流制限抵抗R2
を介して電流が供給されるとともに、この抵抗R2の後か
らベース電流をアース9′にバイパスするタイマ回路10
が設けられている。タイマ回路10は抵抗R2と直列に接続
されたスイッチングトランジスタTr2と、トランジスタT
r2のベース11への電源9からの電流を制限する抵抗R
1と、ベース11とアース9′との間に介されたコンデン
サC1とを含む。制御電源回路Bの電源スイッチ4′は、
主AC電源スイッチ4と同期してON/OFFするようにされ
ている。
作動においてはスイッチ4,4′がONされることにより
制御電源9(+)よりベース電流制限抵抗R1を通り、コ
ンデンサC1に電荷が充電される。この時d点の電位はR1
×C1の時定数をもって上昇する。又、d点の電位がトラ
ンジスタTr2のONできる電圧になっていない状態におい
て、トランジスタTr1のベース7の電流は、ベース電流
制限抵抗R2を通して供給され、ON状態となっている。す
なわちホトトライアック5に対し発光する発光ダイオー
ドLEDに、電流制限抵抗R4を通して電流が流れ発光し、
トリガ用ホトトライアック5を照射しON状態にさせる。
そこでトライアックTRIACはホトトライアック5により
トリガされONの状態となり電源より第1のコイル1(巻
線数n)から、トライアックTRIACを通り電源側に電
流iが流れる。
ここで電磁コイル1のリアクタンスをL1、コイル1の抵
抗をR0,ω=2πfとすると、コイル1のインピーダン
スZ1は、 Z1=R0+jωL1……(1) で表わすことができ、又起動電流である回路電流i
は、主AC電源電圧をvとすると、 で表わすことができる。
そこでスイッチ4.4′が第2図に示すようにtoでONさ
れ、tの時点(D区間)まで、即ちタイマ回路10のR1
×C1の時定数で設定された時間経過前においては、第2
図D区間に示すような電磁弁スプール切換時に必要な電
流iをあたえることができる。ただし、式(1)であた
えられるL1は電磁コイルの可動鉄心の移動による電磁ス
プール切換後のインダクタンスの値であり、スイッチ4
ON後可動鉄心移動前(第2図C区間)においてはインダ
クタンスが小さいため、ラッシュ電流として発生する。
次にコンデンサC1に電荷が蓄積されて、d点の電位がト
ランジスタTr2がONできる電圧まで上昇すると、トラン
ジスタTr1は、ベース電流制限抵抗R1よりベース電流の
供給を受けON状態となる。この状態において電流制限抵
抗R2よりトランジスタTr1のベースへ流れていたベース
電流は、トランジスタTr2へ流れ込み、これによってト
ランジスタTr1のベース電流はアース9′に戻されるこ
とにより0となって遮断され、トランジスタTr1はOFF状
態となる。そこで発光ダイオードLEDの発光はなくな
り、ホトトランジスタ5がOFF、ホトトライアック6
は、OFFとなりトライアックTRIACのトリガー回路は遮断
され、トライアックTRIACはOFFとなる。この状態では両
コイル1,2に電流iが流れ、第2図のE区間の状態
となる。
ここで両コイル1,2全体にインビーダンスはZ2は、コ
イル2の抵抗をR、インダクタンスをL2とすると、 Z2=R0+JωL1+R+JωL2……(3) で表わすことができ、又保持電流である負荷電流i
は、 で表わすことができる。
式(3)と式(4)を比較して明らかなようにタイマ設定時間
経過前(第2図D区間)における電流値iと、タイマ
設定時間経過後(第2図E区間)における電流値i
では、タイマー設定時間経過後の方が、負荷電流が小さ
くなる。つまり消費電力が小さくなる。ただし負荷電流
は バルブの最低保持電流<負荷電流i<負荷電流i となるよう巻線数n及び線径が設定されている。
以上において、タイマ回路10のR1,C1を変えて時定数を
換えることにより、トライアックTRIACの所望のON時間
を設定でき、また第1及び第2のコイル1,2の巻数n
の巻線比を変えることによって、上記起動電流i
及び保持電流iを調整できる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の電磁弁駆動回路では、電磁
コイルを巻数nと巻数nの第1及び第2のコイルに
分けるように中間タップを設け、第2のコイルに並列に
タイマ回路で作動されるスイッチ素子を接続することに
より、通電初期においてスイッチ素子をONし、第1のコ
イルのみに起動電流を流し、低インピーダンスによる高
速起動を可能にし、タイマ回路で設定した時間経過後、
スイッチ素子をOFFし、第1及び第2のコイルに保持電
流を流すことにより電流レベルを保持電流レベルまで低
下させるように構成したので、電磁弁の大幅な省電力化
が図れ、また通電初期からタイマ時間設定までのみスイ
ッチ素子に通電されるためスイッチ素子にかかる負担が
小さくてすみ、かつ2個のコイルで保持するので、電磁
弁切換保持等で発生するコイル焼損をなくし、交番磁界
による消磁効果により、高速リターンを可能にする電磁
弁駆動回路を提供するものとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例電磁弁駆動回路の電気回路図、
第2図は第1図の回路のコイルへの入力電圧電流波形を
示すタイムチャートである。第3図及び第5図は従来の
電磁弁駆動回路のそれぞれ異る電気回路図を示し、第4
図は第4図のコイルに流れる(イ)電圧(ロ)電流をそれぞれ
示すタイムチャートである。 1,2……コイル、3……中間タップ、4,4′……ス
イッチ、5……トリガ用ホトトライアック、8,8′…
…主AC電源、9,9′……制御電源、10……タイマ回
路、TRIAC……トライアック、LED……発光ダイオード
(発光素子)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流(AC)電磁弁において中間タップを
    介して直列に接続された第1のコイル及び第2のコイル
    と、第1及び第2のコイルをON/OFFする主AC電源用第
    1のスイッチと、前記中間タップに一端を接続されて前
    記第2のコイルと並列に接続されかつトリガ用ホトトラ
    イアックにより開閉されるトライアックと、前記第1の
    AC電源とは別の制御電源にそれぞれ接続された、前記
    トリガ用ホトトライアックを照射可能な発光素子、発光
    素子と直列に接続されたスイッチングトランジスタ、及
    びスイッチングトランジスタのベース電流をアースにバ
    イパスするタイマ回路と、前記第1のスイッチと同期し
    て前記制御電源をON/OFFする第2のスイッチと、を含む
    ことを特徴とする電磁弁駆動回路。
JP19599987U 1987-12-25 1987-12-25 電磁弁駆動回路 Expired - Lifetime JPH0631256Y2 (ja)

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JPH01100977U JPH01100977U (ja) 1989-07-06
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