JPH063121Y2 - 軸流ターボ機械 - Google Patents
軸流ターボ機械Info
- Publication number
- JPH063121Y2 JPH063121Y2 JP1984152239U JP15223984U JPH063121Y2 JP H063121 Y2 JPH063121 Y2 JP H063121Y2 JP 1984152239 U JP1984152239 U JP 1984152239U JP 15223984 U JP15223984 U JP 15223984U JP H063121 Y2 JPH063121 Y2 JP H063121Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turbine
- passage
- flow
- radial
- axial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、軸流ターボ機械に関し、更に詳細には、ター
ビンの駆動流体を動翼へ導く案内通路を限定する壁と静
翼ノズルとの間の隙間が該静翼ノズルの回動にしたがっ
て変化しないようにした軸流ターボ機械に関する。
ビンの駆動流体を動翼へ導く案内通路を限定する壁と静
翼ノズルとの間の隙間が該静翼ノズルの回動にしたがっ
て変化しないようにした軸流ターボ機械に関する。
従来の技術 第３図は、従来の軸流ターボ機械を、一部を断面にして
表した要部の側面図である。
表した要部の側面図である。
第３図において、タービン回転軸141に突設させてある
タービンロータ142の周辺に植設した動翼140の先端部を
タービン外周壁120で包囲させるとともに、動翼140の根
基部にタービン内周壁130を囲設させ、これら内外周壁1
30,120間の案内流路143に駆動流体をほぼタービン回転
軸141の軸方向に流入させることによって動翼140に衝突
させ、動力を発生させてから流出させている。
タービンロータ142の周辺に植設した動翼140の先端部を
タービン外周壁120で包囲させるとともに、動翼140の根
基部にタービン内周壁130を囲設させ、これら内外周壁1
30,120間の案内流路143に駆動流体をほぼタービン回転
軸141の軸方向に流入させることによって動翼140に衝突
させ、動力を発生させてから流出させている。
また、動翼140の上流側の内外周壁130,120間の案内流路
143には静翼ノズル110を配設している。すなわち、その
ノズル回動軸111をタービン回転軸141の直交方向にター
ビン外周壁120を貫通して配設させることによって、ノ
ズル回動軸111の回動とともに静翼ノズル110が回動軸周
りを回動するように配設している。
143には静翼ノズル110を配設している。すなわち、その
ノズル回動軸111をタービン回転軸141の直交方向にター
ビン外周壁120を貫通して配設させることによって、ノ
ズル回動軸111の回動とともに静翼ノズル110が回動軸周
りを回動するように配設している。
考案が解決しようとする課題 ところで、以上述べた従来の軸流ターボ機械にあって
は、タービンの駆動流体を動翼140へ導く案内流路143を
限定するタービン内外周壁130,120を、円筒面あるいは
円筒面に近似した形状に形成させているので、静翼ノズ
ル110を回動させると、そのノズル両端面112,113とその
夫々が対面しているタービンの内外周壁130,120との間
の隙間がそれぞれ変化し、該隙間が増大するときにはタ
ービン効率が低下し、また該隙間が減少し過ぎたときに
は静翼ノズル110とガスタービンの内外周壁130,120とが
接触するために静翼ノズルの回動が円滑を欠くなどの欠
点が避けられなかった。
は、タービンの駆動流体を動翼140へ導く案内流路143を
限定するタービン内外周壁130,120を、円筒面あるいは
円筒面に近似した形状に形成させているので、静翼ノズ
ル110を回動させると、そのノズル両端面112,113とその
夫々が対面しているタービンの内外周壁130,120との間
の隙間がそれぞれ変化し、該隙間が増大するときにはタ
ービン効率が低下し、また該隙間が減少し過ぎたときに
は静翼ノズル110とガスタービンの内外周壁130,120とが
接触するために静翼ノズルの回動が円滑を欠くなどの欠
点が避けられなかった。
本考案は、このような従来技術の課題を解決するために
なされたもので、タービンの駆動流体を動翼へ導く案内
流路を限定する壁と静翼ノズルとの間の隙間が該静翼ノ
ズルの回動にしたがって変化しないようにした軸流ター
ボ機械を提供することを目的とする。
なされたもので、タービンの駆動流体を動翼へ導く案内
流路を限定する壁と静翼ノズルとの間の隙間が該静翼ノ
ズルの回動にしたがって変化しないようにした軸流ター
ボ機械を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために、本考案は、タービンの駆
動流体を、タービンロータの外周に半径方向に突設され
た動翼に対して回転軸の軸方向に流すように構成された
軸流ターボ機械において、前記駆動流体の動翼への案内
流路を、前記動翼が位置し、タービン回転軸に略平行な
軸方向流路と、この軸方向流路からタービン回転軸に直
角な半径方向に湾曲させて延びる湾曲流路と、この湾曲
流路の外周に連設されてタービン回転軸に直角な半径方
向に延びる半径方向流路とで形成し、この半径方向流路
の、タービン回転軸の軸方向で対向し合う一対の流路内
壁を互いに平行な平面で形成し、静翼ノズルを半径方向
流路の両流路内壁間であって、該流路内壁の平面に直交
する軸周りに回動調整自在に配設したものである。
動流体を、タービンロータの外周に半径方向に突設され
た動翼に対して回転軸の軸方向に流すように構成された
軸流ターボ機械において、前記駆動流体の動翼への案内
流路を、前記動翼が位置し、タービン回転軸に略平行な
軸方向流路と、この軸方向流路からタービン回転軸に直
角な半径方向に湾曲させて延びる湾曲流路と、この湾曲
流路の外周に連設されてタービン回転軸に直角な半径方
向に延びる半径方向流路とで形成し、この半径方向流路
の、タービン回転軸の軸方向で対向し合う一対の流路内
壁を互いに平行な平面で形成し、静翼ノズルを半径方向
流路の両流路内壁間であって、該流路内壁の平面に直交
する軸周りに回動調整自在に配設したものである。
作用 上記の手段によれば、半径方向流路の互いに平行な平面
の両流路内壁間に静翼ノズルを配設し、該平面に直交す
る軸周りに回動調整するようにしているので、該半径方
向流路の両内壁と静翼ノズルの両端面との間の夫々の隙
間が該静翼ノズルの回動にしたがって変化することはな
い。
の両流路内壁間に静翼ノズルを配設し、該平面に直交す
る軸周りに回動調整するようにしているので、該半径方
向流路の両内壁と静翼ノズルの両端面との間の夫々の隙
間が該静翼ノズルの回動にしたがって変化することはな
い。
実施例 以下、第１図及び第２図を参照して本考案の実施例につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
第１図は本考案に係る軸流ターボ機械の一実施例を、一
部を断面に示して表した要部の側面図、第２図は第１図
のII-II線断面図である。
部を断面に示して表した要部の側面図、第２図は第１図
のII-II線断面図である。
これらの図において、軸流ターボ機械は、タービンの駆
動流体を、タービン回転軸241に突設させてあるタービ
ンロータ142の周辺に植設した動翼240に対して該回転軸
241の軸方向に流すように構成されているが、一対の間
隔を置いた案内流路壁243と244とで限定されて、タービ
ンの駆動流体を動翼240へ導く案内流路は、本考案によ
れば、３つの流路、すなわち動翼240が位置しタービン
回転軸241に略平行な軸方向通路250と、この軸方向通路
250からタービン回転軸241に直角な半径方向に湾曲させ
て延びる湾曲通路251と、この湾曲通路251の外周に連設
されてタービン回転軸241に直角な半径方向に延びる半
径方向流路252とで形成されている。
動流体を、タービン回転軸241に突設させてあるタービ
ンロータ142の周辺に植設した動翼240に対して該回転軸
241の軸方向に流すように構成されているが、一対の間
隔を置いた案内流路壁243と244とで限定されて、タービ
ンの駆動流体を動翼240へ導く案内流路は、本考案によ
れば、３つの流路、すなわち動翼240が位置しタービン
回転軸241に略平行な軸方向通路250と、この軸方向通路
250からタービン回転軸241に直角な半径方向に湾曲させ
て延びる湾曲通路251と、この湾曲通路251の外周に連設
されてタービン回転軸241に直角な半径方向に延びる半
径方向流路252とで形成されている。
そして、この半径方向流路252の、タービン回転軸241の
軸方向で対向し合う一対の流路内壁220,230は互いに平
行な平面で形成されている。静翼ノズル210は、この半
径方向流路252の両流路内壁220,230間であって、該流路
内壁の平面に直交する軸周りに回動調整自在に配設され
ている。すなわち、静翼ノズル210から突出するノズル
回動軸211は、半径方向流路252の一方の流路内壁230の
平面に直交して該流路内壁230を貫通し、静翼ノズル210
の両ノズル端面212,213はそれぞれ半径方向流路252の互
いに平行な平面の両流路内壁220,230に隙間を残して対
面させてある。したがって、これらの隙間は静翼ノズル
210の回動にしたがって変化することはない。
軸方向で対向し合う一対の流路内壁220,230は互いに平
行な平面で形成されている。静翼ノズル210は、この半
径方向流路252の両流路内壁220,230間であって、該流路
内壁の平面に直交する軸周りに回動調整自在に配設され
ている。すなわち、静翼ノズル210から突出するノズル
回動軸211は、半径方向流路252の一方の流路内壁230の
平面に直交して該流路内壁230を貫通し、静翼ノズル210
の両ノズル端面212,213はそれぞれ半径方向流路252の互
いに平行な平面の両流路内壁220,230に隙間を残して対
面させてある。したがって、これらの隙間は静翼ノズル
210の回動にしたがって変化することはない。
考案の効果 以上述べたように、本考案によれば、軸流ターボ機械に
おいて、タービンの駆動流体を動翼へ導く案内流路を軸
方向流路、湾曲通路及び半径方向通路とで形成し、この
半径方向流路の互いに平行な平面の両流路内壁間に静翼
ノズルを配設し、該平面に直交する軸周りに回動調整す
るようにしているので、該半径方向流路の両内壁と静翼
ノズルの両端面との間の夫々の隙間が該静翼ノズルの回
動にしたがって変化することはないから、前記隙間の増
大によるタービン効率の低下を防止でき、また前記隙間
の減少による静翼ノズルと半径方向流路の内壁との接触
をなくして、静翼ノズルの円滑な回動を確保することが
できる。また、半径方向流路の内壁及び静翼ノズルの端
面をそれぞれ平面状に形成するための加工が容易である
などの利益もある。
おいて、タービンの駆動流体を動翼へ導く案内流路を軸
方向流路、湾曲通路及び半径方向通路とで形成し、この
半径方向流路の互いに平行な平面の両流路内壁間に静翼
ノズルを配設し、該平面に直交する軸周りに回動調整す
るようにしているので、該半径方向流路の両内壁と静翼
ノズルの両端面との間の夫々の隙間が該静翼ノズルの回
動にしたがって変化することはないから、前記隙間の増
大によるタービン効率の低下を防止でき、また前記隙間
の減少による静翼ノズルと半径方向流路の内壁との接触
をなくして、静翼ノズルの円滑な回動を確保することが
できる。また、半径方向流路の内壁及び静翼ノズルの端
面をそれぞれ平面状に形成するための加工が容易である
などの利益もある。
第１図は本考案に係る軸流ターボ機械の一実施例を、一
部を断面にして表した要部の側面図、第２図は第１図の
II-II線断面図、第３図は従来の軸流ターボ機械を、一
部を断面にして表した要部の側面図である。 210……静翼ノズル、211……ノズル回動軸、212,213…
…ノズル端面、240……動翼、241……タービン回転軸、
242……タービンロータ、243,244……案内流路壁、250
……軸方向流路、251……湾曲通路、252……半径方向流
路。
部を断面にして表した要部の側面図、第２図は第１図の
II-II線断面図、第３図は従来の軸流ターボ機械を、一
部を断面にして表した要部の側面図である。 210……静翼ノズル、211……ノズル回動軸、212,213…
…ノズル端面、240……動翼、241……タービン回転軸、
242……タービンロータ、243,244……案内流路壁、250
……軸方向流路、251……湾曲通路、252……半径方向流
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−101505（ＪＰ，Ａ) 特開 昭49−21505（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−82501（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−85502（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−23323（ＪＰ，Ａ) 実開 昭50−155403（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】タービンの駆動流体を、タービンロータの
外周に半径方向に突設された動翼に対して回転軸の軸方
向に流すように構成された軸流ターボ機械において、前
記駆動流体の動翼への案内流路を、前記動翼が位置し、
タービン回転軸に略平行な軸方向流路と、この軸方向流
路からタービン回転軸に直角な半径方向に湾曲させて延
びる湾曲流路と、この湾曲流路の外周に連設されてター
ビン回転軸に直角な半径方向に延びる半径方向流路とで
形成し、この半径方向流路の、タービン回転軸の軸方向
で対向し合う一対の流路内壁を互いに平行な平面で形成
し、静翼ノズルを半径方向流路の両流路内壁間であっ
て、該流路内壁の平面に直交する軸周りに回動調整自在
に配設したことを特徴とする軸流ターボ機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984152239U JPH063121Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 | 軸流ターボ機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984152239U JPH063121Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 | 軸流ターボ機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6169403U JPS6169403U (ja) | 1986-05-12 |
| JPH063121Y2 true JPH063121Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=30710309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984152239U Expired - Lifetime JPH063121Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 | 軸流ターボ機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063121Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4921505A (ja) * | 1972-06-24 | 1974-02-26 | ||
| JPS59101505A (ja) * | 1982-12-01 | 1984-06-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ダブルフロ−ラジアルタ−ビン |
-
1984
- 1984-10-11 JP JP1984152239U patent/JPH063121Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6169403U (ja) | 1986-05-12 |
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