JPH06312138A - メタノール合成用触媒 - Google Patents
メタノール合成用触媒Info
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- JPH06312138A JPH06312138A JP4331315A JP33131592A JPH06312138A JP H06312138 A JPH06312138 A JP H06312138A JP 4331315 A JP4331315 A JP 4331315A JP 33131592 A JP33131592 A JP 33131592A JP H06312138 A JPH06312138 A JP H06312138A
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Abstract
するに際し、低温で高活性を発揮する触媒を提供するこ
とを主な目的とする。 【構成】 1 酸化銅および/または銅を含むメタノール合成用触
媒において、ガリウムを配合したことを特徴とする触
媒。 2 酸化銅および/または銅と酸化亜鉛とを含むメタノ
ール合成用触媒において、バナジウム、モリブデンおよ
びタングステンの少なくとも1種を配合したことを特徴
とする触媒。
Description
/またはCO2 )の接触水素化によりメタノールを合成
するために使用する銅系触媒の性能を改善する技術に関
する。
の混合ガス)を主原料とするメタノールの合成反応は、
例えば、銅/亜鉛/アルミニウムの酸化物からなる触媒
或いは銅/亜鉛/クロムの酸化物からなる触媒を用い
て、250〜350℃、50〜150気圧の条件下で工
業的に実施されている(触媒講座第7巻、触媒学会編、
講談社発行(1985))。
ール合成は、炭素資源の循環再利用および地球環境問題
の観点から、最近注目されてきている。CO2 を主成分
とするガスを触媒上で水素と反応させてメタノールを合
成する場合には、反応の熱力学的平衡から、上記の合成
ガスからのメタノール合成で採用されているよりも低い
温度で反応を行なう必要がある。従って、合成ガスから
のメタノール合成で使用されている触媒よりもさらに高
活性の触媒が必要とされているが、現在のところ、低温
で十分な高活性を示す触媒は存在しない。
化炭素を水素と反応させてメタノールを合成するに際
し、低温で高活性を発揮する触媒を提供することを主な
目的とする。
な技術の現状に鑑みて研究を進めた結果、酸化銅および
/または銅を主成分とする触媒にガリウムを配合するこ
とにより、その目的を達成し得ることを見出した。
とを主成分とする触媒にバナジウム、モリブデンおよび
タングステンの少なくとも1種を配合することによって
も、同様の目的を達成し得ることを見出した。
のである; 1.酸化銅および/または銅を含むメタノール合成用触
媒において、ガリウムを配合したことを特徴とする触媒
(以下本願第1発明という)。
を含むメタノール合成用触媒において、バナジウム、モ
リブデンおよびタングステンの少なくとも1種を配合し
たことを特徴とする触媒(以下本願第2発明という)。
れぞれについて詳細に説明する。
量%および酸化ガリウム0.1〜70重量%を含有する
ものである。本願第1発明による触媒には、必要なら
ば、さらに酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化ジルコニ
ウム、酸化クロム、パラジウムなどの成分を含有させる
ことにより、その活性をさらに改善することができる。
法、混合法、逐次沈殿法などの公知の方法により、或い
はこれらの方法を組合わせることにより、製造できる。
即ち、得られた触媒が上記の組成範囲で酸化銅および/
または銅と酸化ガリウムとを含有している限り、製造方
法は特に制限されない。
を製造する場合の1例を挙げると、先ず、触媒金属成分
である銅の水溶性塩(硝酸塩、塩化物、硫酸塩、酢酸塩
など)とガリウムの水溶性塩(硝酸塩、塩化物、硫酸
塩、酢酸塩、など)とを溶解する溶液(水溶液A)を調
製する。銅およびガリウムの水溶性塩としては、硝酸塩
がより好ましい。この様な水溶液における各触媒金属成
分の濃度は、金属成分の組合せ、触媒が使用される条件
などにより異なり得るが、通常0.1〜5mol/l程度で
ある。両原料の割合は、最終的に得られる触媒において
求められる両者の割合に応じて適宜定めれば良い。本願
第一発明の触媒における銅:ガリウムの配合比は、広い
範囲で変わり得るが、通常1:0.00147〜7程度
(重量比)、好ましくは1:0.016〜3程度、より
好ましくは1:0.05〜2程度である。
第三成分を含有させる場合にも、共沈法、含浸法、混合
法、逐次沈殿法などの公知の方法により、或いはこれら
の方法を組合わせることにより、触媒を製造することが
できる。共沈法による場合には、触媒金属第三成分とな
る金属の水溶性塩(硝酸塩、塩化物、硫酸塩、酢酸塩な
ど)を上記溶液水Aに併せて溶解させておくか(水溶液
B)、或いはこれらの金属の水溶性塩を溶解させた溶液
(水溶液C)を別に調製する。第三成分の水溶性塩とし
ても、硝酸塩がより好ましい。この様な水溶液における
第三成分の濃度も、成分の組合わせ、触媒が使用される
条件などにより異なり得るが、通常0.1〜5mol/l 程
度である。触媒金属第三成分の反応時の使用割合も、最
終的に得られる触媒において求められる第三成分の割合
に応じて適宜定めれば良い。本願第一発明の触媒におい
て、触媒金属第三成分を使用する場合の銅:第三成分の
配合比も、広い範囲で変わり得るが、通常1:0.00
147〜7程度(重量比)、好ましくは1:0.016
〜3程度、より好ましくは1:0.05〜2程度であ
る。
アルカリ溶液と混合して、沈澱を形成させるか、或いは
水溶液Aと水溶液Cとを同時または順次アルカリ溶液と
混合して、沈澱を形成させる。触媒金属成分の水溶液と
アルカリ溶液との混合は、前者を後者に滴下する、或い
は後者を前者に滴下する、或いは蒸留水に両者を滴下す
るなどの任意の方法により、行なうことができる。アル
カリ溶液は、触媒金属成分を析出させるために使用する
ものであり、Na2 CO3 、NaHCO3 、NaOH、
K2 CO3 、NH3 などのアルカリ物質の水溶液が使用
できるが、Na2 CO3 がより好ましい。アルカリ溶液
の濃度も、特に限定されるものではないが、通常0.1
〜5mol/l 程度である。
混合は、温度0〜90℃程度で行なうことが好ましい。
滴下による混合時の条件は、沈殿物中で触媒金属成分が
相互にイオンとして均一に分散した状態で析出する様に
行なえば良く、特に限定されない。沈澱の生成後には、
生成物の安定化を計るためには、常法に従って反応温度
乃至その近傍の温度で1〜24時間程度保持して、生成
物の熟成を行なうことができる。
ルカリ金属、アルカリ物質および触媒金属源に由来する
陰イオンなどを含んでいるので、これらを洗浄除去した
後、空気中300〜600℃で焼成して複合酸化物の形
態とする。焼成温度がこの温度域よりも低いか或いは高
い場合には、触媒としての活性が不十分となる。
する、本願第一発明のメタノール合成用触媒が得られ
る。この触媒は、そのまま用いても良く、必要ならば、
常法に従って、加圧成型、押し出し成型などの方法によ
り成型した成形体の形状で、或いは成型後粉砕した粒状
物の形態で、使用しても良い。成型触媒および粒状触媒
の粒子径、形状などは、特に限定されず、反応方式(気
相または液相)、反応器の形状などに応じて適宜選択す
ることができる。
により還元しても良い。但し、この還元を行なわない場
合にも、水素を原料の一部として使用するメタノール合
成反応時に自然に還元されるので、事前の還元操作は必
須ではない。
ノール合成反応においても、触媒を液体中に懸濁して行
なうメタノール合成反応においても、有用である。
量%、酸化亜鉛として5〜70重量%ならびに酸化バナ
ジウム、酸化モリブデンおよび酸化タングステンの少な
くとも1種を0.1〜20重量%含有するものである。
アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化ガ
リウム、パラジウムなどの成分を含有させることによ
り、その活性をさらに高めることができる。
法、混合法、逐次沈殿法などの公知の方法により、或い
はこれらの方法を組合わせることにより、製造できる。
即ち、得られた触媒が上記の組成範囲で酸化銅および/
または銅と酸化亜鉛と酸化バナジウムおよび/または酸
化モリブデンおよび/または酸化タングステンとを含有
している限り、製造方法はやはり特に制限されない。
り本願第2発明の触媒を製造する場合の1例を挙げる
と、先ず、酸化銅および/または銅と酸化亜鉛とを含む
触媒或いはさらにこれに上記の第三成分を含む触媒を本
願第1発明と同様にして調製する。次に、得られた触媒
にバナジウム、モリブデンおよびタングステンの水溶性
塩(メタバナジン酸アンモニウム、モリブデン酸アンモ
ニウム塩、タングステン酸アンモニウム、これら金属の
塩化物など)の少なくとも1種を溶解した水溶液を含浸
させた後、これを乾燥し、空気中で焼成する。
じて行なわれる触媒の成型、成形後の粉砕、還元操作な
どは、本願第1発明におけると同様にして行なえば良
い。
による触媒と同様に、気相でのメタノール合成反応にお
いても、触媒を液体中に懸濁して行なうメタノール合成
反応においても、有用である。
してメタノールを合成するに際し、250℃以下という
低温においても高活性を発揮する銅系触媒が得られる。
化炭素の接触水素化によるメタノール合成に際して、低
温度域での酸化炭素の転化率およびメタノール選択率に
優れているので、メタノール収率を大幅に高めることが
できる。
ころをより一層明確にする。
7gを蒸留水に溶解して、水溶液500mlを得た(水
溶液a−1)。一方、無水炭酸ナトリウム70.1gを
蒸留水に溶解して、水溶液500mlを得た(水溶液b
−1)。
に水溶液a−1および水溶液b−1をそれぞれ3ml/
分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄し、
110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成した
後、200kg/cm2 で加圧成型し、次いで成型物を
粉砕して、60〜80メッシュの粒状触媒を得た。
5.6重量%およびGa2 O3 44.4重量%であっ
た。
50℃で2時間水素還元した後(還元後の触媒体積2.
4ml)、CO2 25容量%とH2 75容量%の混
合ガスを触媒層に通して、圧力50kg/cm2 ・G、
混合ガス流量300ml/分、温度200℃または25
0℃の条件下に上記混合ガスを反応させた。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表1に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
液500mlを得た(水溶液a−2)。一方、無水炭酸
ナトリウム58.3gを蒸留水に溶解して、水溶液50
0mlを得た(水溶液b−2)。
に水溶液a−2および水溶液b−2をそれぞれ3ml/
分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄し、
110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成した
後、200kg/cm2 で加圧成型し、次いで成型物を
粉砕して、60〜80メッシュの粒状触媒を得た。
00重量%であった。
50℃で2時間水素還元した後(還元後の触媒体積1.
5ml)、CO2 25容量%とH2 75容量%の混
合ガスを触媒層に通して、圧力50kg/cm2 ・G、
混合ガス流量300ml/分、温度250℃の条件下に
上記混合ガスを反応させた。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表1に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
gおよび硝酸ガリウム水和物33.7gを蒸留水に溶解
して、水溶液500mlを得た(水溶液a−3)。一
方、無水炭酸ナトリウム55.4gを蒸留水に溶解し
て、水溶液500mlを得た(水溶液b−3)。
に水溶液a−3および水溶液b−3をそれぞれ3ml/
分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄し、
110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成した
後、200kg/cm2 で加圧成型し、次いで成型物を
粉砕して、60〜80メッシュの粒状触媒を得た。
0.1重量%、ZnO 18.9重量%およびGa2 O
3 21.0重量%であった。
て還元した後、実施例1と同様の条件下にCO2 25
容量%とH2 75容量%の混合ガスを反応させた。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表1に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
5.2gを蒸留水に溶解して、水溶液500mlを得た
(水溶液a−4)。一方、無水炭酸ナトリウム55.4
gを蒸留水に溶解して、水溶液500mlを得た(水溶
液b−4)。
に水溶液a−4および水溶液b−4をそれぞれ3ml/
分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄し、
110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成した
後、200kg/cm2 で加圧成型し、次いで成型物を
粉砕して、60〜80メッシュの粒状触媒を得た。
5.6重量%およびZnO 44.4重量%であった。
施例1と同様にして還元した後、実施例1と同様の条件
下にCO2 25容量%とH2 75容量%の混合ガス
を反応させた。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表1に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
g、オキシ硝酸ジルコニウム16.6gおよび硝酸ガリ
ウム水和物8.1gを蒸留水に溶解して、水溶液500
mlを得た(水溶液a−5)。一方、無水炭酸ナトリウ
ム55.9gを蒸留水に溶解して、水溶液500mlを
得た(水溶液b−5)。
に水溶液a−5および水溶液b−5をそれぞれ3ml/
分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄し、
110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成した
後、200kg/cm2 で加圧成型し、次いで成型物を
粉砕して、60〜80メッシュの粒状触媒を得た。
5.6重量%、ZnO 22.2重量%、ZrO2 1
7.8重量%およびGa2 O3 4.4重量%であっ
た。
て還元した後、実施例1と同様の条件下にCO2 25
容量%とH2 75容量%の混合ガスを反応させた。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表1に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
4gおよびオキシ硝酸ジルコニウム41.9gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液a−
6)。一方、無水炭酸ナトリウム116.6gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液b−
6)。
に水溶液a−6および水溶液b−6をそれぞれ3ml/
分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄し、
110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成した
後、200kg/cm2 で加圧成型し、次いで成型物を
粉砕して、60〜80メッシュの粒状触媒を得た。
5.6重量%,ZnO 22.2重量%およびZrO2
22.2重量%であった。
て還元した後、実施例1と同様の条件下にCO2 25
容量%とH2 75容量%との混合ガスを反応させた。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表1に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
るメタノールの合成に際し使用される酸化銅および/ま
たは銅を含むにおいて、Ga2 O3 の存在がCO2 転化
率およびメタノール転化率を高め、その結果メタノール
の収量を大幅に増大させていることが明らかである。
し、250℃で2時間水素還元した後(還元後の触媒体
積2.4ml)、CO2 25容量%、CO6.2容量
%およびH2 68.8容量%の混合ガスを触媒層に通
して、圧力50kg/cm2 ・G、混合ガス流量300
ml/分、温度250℃の条件下に上記混合ガスを反応
させた。
分析し、(CO2 +CO)転化率、メタノール選択率お
よびメタノール空時収量を調べた。結果を表2に示す。
ン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルであった。
様にして還元した後、実施例4と条件下にCO 25容
量%、CO2 6.2容量%およびH2 68.8容量
%の混合ガスを反応させた。
分析し、(CO2 +CO)転化率、メタノール選択率お
よびメタノール空時収量を調べた。結果を表2に示す。
ン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルであった。
合成されること(K.C.Waugh,Catalysis Today 15,51(19
92) )から当然のことであるが、COを含む混合ガスの
水素化によるメタノール合成に際しても、酸化銅および
/または銅を含む触媒において、Ga2 O3 の存在が
(CO+CO2 )転化率およびメタノール転化率を高
め、その結果メタノールの収量を大幅に増大させている
ことが明らかである。
4gおよびオキシ硝酸ジルコニウム41.9gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液a−
7)。一方、無水炭酸ナトリウム116.6gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液b−
7)。
に水溶液a−7および水溶液b−7をそれぞれ3ml/
分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄し、
110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成した。
にメタバナジン酸アンモニウム0.08gを溶解した水
溶液5mlを加え、乾燥し、空気中350℃で2時間焼
成した。
3.9重量%、ZnO 21.5重量%、ZrO2 2
1.5重量%およびV2 O5 3.0重量%であった。
し、250℃で2時間水素還元した後、CO2 25容
量%とH2 75容量%の混合ガスを触媒層に通して、
圧力50kg/cm2 ・G、混合ガス流量300ml/
分、温度200℃または250℃の条件下に反応を行な
った。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表3に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
4gおよびオキシ硝酸ジルコニウム41.9gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液a−
8)。一方、無水炭酸ナトリウム116.6gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液b−
8)。
に水溶液a−8および水溶液b−8をそれぞれ3ml/
分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄し、
110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成した。
5.6重量%、ZnO 22.2重量%およびZrO2
22.2重量%であった。
て還元した後、実施例5と同様の条件下にCO2 25
容量%とH2 75容量%との混合ガスを反応させた。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表3に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
4gおよびオキシ硝酸ジルコニウム41.9gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液a−
9)。一方、無水炭酸ナトリウム116.6gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液b−
9)。
に水溶液a−9および水溶液b−9をそれぞれ3ml/
分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄し、
110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成した。
にモリブデン酸アンモニウム0.075gを溶解した水
溶液5mlを加え、乾燥し、空気中350℃で2時間焼
成した。
3.9重量%、ZnO 21.5重量%、ZrO2 2
1.5重量%およびMoO3 3.0重量%であった。
て還元した後、実施例5と同様な条件下にCO2 25
容量%とH2 75容量%の混合ガスを反応させた。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表3に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
4gおよびオキシ硝酸ジルコニウム41.9gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液a−1
0)。一方、無水炭酸ナトリウム116.6gを蒸留水
に溶解して、水溶液1000mlを得た(水溶液b−1
0)。
に水溶液a−10および水溶液b−10をそれぞれ3m
l/分の速度で滴下し、得られた沈殿物を蒸留水で洗浄
し、110℃で乾燥し、空気中350℃で2時間焼成し
た。
にパラタングステン酸アンモニウム0.068gを溶解
した水溶液5mlを加え、乾燥し、空気中350℃で2
時間焼成した。
3.9重量%、ZnO 21.5重量%、ZrO2 2
1.5重量%およびWO3 3.0重量%であった。
て還元した後、実施例5と同様な条件下にCO2 25
容量%とH2 75容量%の混合ガスを反応させた。
分析し、CO2 転化率、メタノール選択率およびメタノ
ール空時収量を調べた。結果を表3に示す。
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
によるメタノール合成用の酸化銅および/または銅と酸
化亜鉛とを含む触媒においても、V2 O5 、MoO3 お
よびWO3 の少なくとも1種の存在がCO2 転化率およ
びメタノール転化率を高め、その結果メタノールの収量
を大幅に増大させていることが明らかである。
第三成分を含有させる場合にも、共沈法、含浸法、混合
法、逐次沈殿法などの公知の方法により、或いはこれら
の方法を組合わせることにより、触媒を製造することが
できる。共沈法による場合には、触媒金属第三成分とな
る金属の水溶性塩(硝酸塩、塩化物、硫酸塩、酢酸塩な
ど)を上記水溶液Aに併せて溶解させておくか(水溶液
B)、或いはこれらの金属の水溶性塩を溶解させた溶液
(水溶液C)を別に調整する。第三成分の水溶性塩とし
ても、硝酸塩がより好ましい。この様な水溶液における
第三成分の濃度も、成分の組合わせ、触媒が使用される
条件などにより異なり得るが、通常0.1〜5mol/
l程度である。触媒金属第三成分の反応時の使用割合
も、最終的に得られる触媒において求められる第三成分
の割合に応じて適宜定めれば良い。本願第一発明の触媒
において、触媒金属第三成分を使用する場合の銅:第三
成分の配合比も、広い範囲で変わり得るが、通常1:
0.00147〜7程度(重量比)、好ましくは1:
0.016〜3程度、より好ましくは1:0.05〜2
程度である。
施例1と同様にして還元した後、実施例1と同様の条件
下にCO2 25容量%とH2 75 容量%の混合ガ
スを反応させた。
るメタノールの合成に際し使用される酸化銅および/ま
たは銅を含む触媒において、Ga2O3の存在がCO2
転化率およびメタノール転化率を高め、その結果メタノ
ールの収量を大幅に増大させていることが明らかであ
る。
様にして還元した後、実施例4と同様の条件下にCO
25容量%、CO2 6.2容量%およびH268.8
容量%の混合ガスを反応させた。
Claims (2)
- 【請求項1】 酸化銅および/または銅を含むメタノー
ル合成用触媒において、ガリウムを配合したことを特徴
とする触媒。 - 【請求項2】 酸化銅および/または銅および酸化亜鉛
を含むメタノール合成用触媒において、バナジウム、モ
リブデンおよびタングステンの少なくとも1種を配合し
たことを特徴とする触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33131592A JP3163374B2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | メタノール合成用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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