JPH0631209U - 誘電体ロッドアレイアンテナ - Google Patents

誘電体ロッドアレイアンテナ

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JPH0631209U
JPH0631209U JP7221792U JP7221792U JPH0631209U JP H0631209 U JPH0631209 U JP H0631209U JP 7221792 U JP7221792 U JP 7221792U JP 7221792 U JP7221792 U JP 7221792U JP H0631209 U JPH0631209 U JP H0631209U
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JP
Japan
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waveguide
dielectric rod
antenna
array antenna
rod array
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JP7221792U
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English (en)
Inventor
知尚 山木
一也 川端
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 損失が少なく、かつ高利得で小型の誘電体ロ
ッドアレイアンテナを提供することである。 【構成】 合成用導波管5には、複数の誘電体ロッドア
ンテナ6が取り付けられる。合成用導波管5は、各誘電
体ロッドアンテナ6によって集められたエネルギーを合
成する。そのため、高利得が期待できる。また、各誘電
体ロッドアンテナ6と合成用導波管5との間の給電は、
アンテナ導波管62および合成用導波管5の内部を挿通
する導電ピン63を含む同軸線路によって行われる。そ
のため、アンテナ導波管62と合成用導波管5との結合
部で不要モードが生じず、損失を低減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、誘電体ロッドアレイアンテナに関し、より特定的には、アレイ配 置された複数の誘電体ロッドアレイアンテナにより集められたエネルギーを合成 して高利得を得るような誘電体ロッドアレイアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星放送用の受信アンテナとして、図10(a)に示すようなパラボラアンテ ナや、図10(b)に示すような平面アンテナが、従来から用いられている。
【0003】 ところで、いわゆる誘電体ロッドアンテナを用いて衛星放送の受信を行おうと するとき、1本の誘電体ロッドアンテナだけでは利得が不足し、良好な受信が行 えない。そこで、複数の誘電体ロッドアンテナによって得たエネルギーを合成し て高利得(32dBi前後の利得)を得ることが考えられる。しかしながら、上 記の合成をストリップラインを用いて行うと、誘電体ロッドアンテナの本数が増 えるにつれて合成部の構造が大きくなり、また伝送線路での損失も大きくなって くる。
【0004】 一方、特開平3−76305号公報には、導波管を用いたエネルギー合成型の アンテナが開示されている。図11は、特開平3−76305号公報に開示され た導波管アンテナの構成を示す斜視図である。図11において、各アンテナ部導 波管1には、複数のスロット2が形成されている。給電部導波管3には、複数の アンテナ部導波管1が結合されている。給電部導波管3は、各アンテナ部導波管 1によって集められたエネルギーを合成する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図11に示す導波管アンテナでは、給電部導波管3に厚みが存 在するため、結合用スロット4の部分において、不要モードや損失が生じるとい う問題点があった。また、図11に示す導波管アンテナは、各アンテナ部導波管 1によって集められたエネルギーを同振幅で合成するのが困難であるという問題 点があった。
【0006】 それゆえに、この考案の目的は、損失が少なく、かつ高利得で小型の誘電体ロ ッドアレイアンテナを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る誘電体ロッドアレイアンテナは、 それぞれが誘電体ロッドと当該誘電体ロッドを励振するための励振用導波管と を含み、アレイ配置された複数の誘電体ロッドアンテナ、 各誘電体ロッドアンテナによって集められたエネルギーを合成するための合成 用導波管、および それぞれが励振用導波管と合成用導波管とを挿通する導体ピンを含み、各励振 用導波管と合成用導波管との間の給電を行うための複数の同軸線路を備えている 。
【0008】
【作用】
請求項1に係る考案においては、アレイ配置された複数の誘電体ロッドアンテ ナによって集められたエネルギーを合成用導波管で合成することにより、高利得 を得ている。また、各励振用導波管と合成用導波管との間の給電を、励振用導波 管と合成用導波管とを挿通する導体ピンを含む同軸線路によって行うことにより 、給電部での損失を少なくしている。
【0009】
【実施例】
(1)第1の実施例 図1は、この考案の第1の実施例の誘電体ロッドアレイアンテナの構成を示す 外観斜視図である。また、図2は、図1に示す誘電体ロッドアレイアンテナの線 A−A’に沿う断面を正面Bの方向から見た断面図である。図1において、両端 がショートされた方形の合成用導波管5の1つの面には、複数の(図1では4本 の)誘電体ロッドアンテナ6が取り付けられる。各誘電体ロッドアンテナ6は、 図3に示すように、誘電体ロッド61およびアンテナ導波管62を含む。誘電体 ロッド61は、アンテナ導波管62の内部に挿嵌され、このアンテナ導波管62 によって励振される。また、合成用導波管5の他の面には、給電端子7が取り付 けられている。
【0010】 図2および図3に示すように、各アンテナ導波管62には、導体ピン63が立 設されている。各導体ピン63の一端は各アンテナ導波管62の内部に挿入され 、またその他端は合成用導波管5の内部Cに挿入されている。なお、各導体ピン 63は、樹脂等により構成される絶縁リング64によってアンテナ導波管62お よび合成用導波管5と直流的に絶縁されている。各導体ピン63は、それぞれ対 応するアンテナ導波管62および合成用導波管5と協働して、いわゆる同軸線路 を構成している。
【0011】 上記のような構成を有する図1の誘電体ロッドアレイアンテナにおいては、各 誘電体ロッドアンテナ6によって集められたエネルギーが合成用導波管5におい て合成され、給電端子7から取り出される。したがって、高利得が得れる。また 、各アンテナ導波管62と合成用導波管5との間の給電(伝送)が導体ピン63 を含む同軸線路によって行われるため、不要モードの発生を防止でき、損失を少 なくすることができる。さらに、各導体ピン63の合成用導波管5の内部Cでの 長さ(L1,L2)を変えることで、各誘電体ロッドアンテナ6の励振強度を調 整することができる。その結果、高効率の誘電体ロッドアレイアンテナが得られ る。さらに、合成用導波管5の内部Cを誘電体で満たせば、より一層の小型化を 図ることができる。
【0012】 (2)第2の実施例 図4は、この考案の第2の実施例の誘電体ロッドアレイアンテナの構成を示す 外観斜視図である。図4に示すように、第2の実施例では、合成用導波管5の対 向する2面に複数の(図4では、8本の)誘電体ロッドアンテナ6が取り付けら れている。第2の実施例のその他の構成は、前述の第1の実施例と同様であり、 相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。上記第2の実施 例は、誘電体ロッドアンテナ6の本数が多い分だけ、前述の第1の実施例よりも 利得が高くなる。
【0013】 (3)第3の実施例 図5は、この考案の第3の実施例の誘電体ロッドアレイアンテナの構成を示す 外観斜視図である。図5に示すように、第3の実施例では、2本の合成用導波管 51,52が導波管53によって連結されている。合成用導波管51,52には 、それぞれ複数の誘電体ロッドアンテナ6が取り付けられている。第3の実施例 のその他の構成は、前述の第1の実施例と同様であり、相当する部分には同一の 参照番号を付しておく。
【0014】 (4)第4の実施例 図6は、この考案の第4の実施例の誘電体ロッドアレイアンテナの構成を示す 外観斜視図である。図6に示すように、第4の実施例では、合成用導波管として 「コ」の字型に曲げられた合成用導波管54が用いられている。第4の実施例の その他の構成は、前述の第1の実施例と同様であり、相当する部分には同一の参 照番号を付しておく。
【0015】 (5)第5の実施例 図7は、この考案の第5の実施例の誘電体ロッドアレイアンテナの構成を示す 外観斜視図である。図7に示すように、第5の実施例では、合成用導波管として 円形に曲げられた合成用導波管55が用いられている。第5の実施例のその他の 構成は、前述の第1の実施例と同様であり、相当する部分には同一の参照番号を 付しておく。
【0016】 (6)第6の実施例 図8は、この考案の第6の実施例の誘電体ロッドアレイアンテナの構成を示す 外観斜視図である。図8に示すように、第5の実施例では、断面が円形の合成用 導波管56が用いられている。第6の実施例のその他の構成は、前述の第1の実 施例と同様であり、相当する部分には同一の参照番号を付しておく。
【0017】 (7)第7の実施例 図9は、この考案の第7の実施例の誘電体ロッドアレイアンテナの構成を示す 外観斜視図である。図9に示すように、第7の実施例では、合成用導波管5に取 り付けられている複数の誘電体ロッドアンテナの内、右半分の誘電体ロッドアン テナ6Rと左半分の誘電体ロッドアンテナ6Lとが違う方向に向けられている。 これによって方位の違う2つの衛星からの信号を受信することができる。なお、 合成用導波管5には、2つの給電端子71,72が設けられている。第7の実施 例のその他の構成は、前述の第1の実施例と同様であり、相当する部分には同一 の参照番号を付しておく。
【0018】 なお、上記各実施例は、衛星放送受信用のアンテナとして説明されているが、 アンテナ装置は、非可逆装置ゆえ、本考案の誘電体ロッドアレイアンテナは送信 用アンテナとして用いることもできる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、アレイ配置された複数の誘電体ロッドアンテ ナによって集められたエネルギーを合成用導波管で合成するようにしているので 、高利得を得ることができる。また、各励振用導波管と合成用導波管との間の給 電を、励振用導波管と合成用導波管とを挿通する導体ピンを含む同軸線路によっ て行うようにしているので、給電部での不要モードの発生を防止でき、かつ損失 を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例の誘電体ロッドアレイ
アンテナの構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示す誘電体ロッドアレイアンテナの断面
図である。
【図3】図1に示す誘電体ロッドアレイアンテナで用い
られる誘電体ロッドアンテナのより詳細な構成を示す斜
視図および断面図である。
【図4】この考案の第2の実施例の誘電体ロッドアレイ
アンテナの構成を示す外観斜視図である。
【図5】この考案の第3の実施例の誘電体ロッドアレイ
アンテナの構成を示す外観斜視図である。
【図6】この考案の第4の実施例の誘電体ロッドアレイ
アンテナの構成を示す外観斜視図である。
【図7】この考案の第5の実施例の誘電体ロッドアレイ
アンテナの構成を示す外観斜視図である。
【図8】この考案の第6の実施例の誘電体ロッドアレイ
アンテナの構成を示す外観斜視図である。
【図9】この考案の第7の実施例の誘電体ロッドアレイ
アンテナの構成を示す外観斜視図である。
【図10】従来の衛星放送受信用アンテナの構成を示す
外観斜視図である。
【図11】従来の導波管アンテナの構成を示す外観斜視
図である。
【符号の説明】
5,51〜56: 合成用導波管 6,6L,6R: 誘電体ロッドアンテナ 61: 誘電体ロッド 62: アンテナ導波管 63: 導体ピン 7,71,72: 給電端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが誘電体ロッドと当該誘電体ロ
    ッドを励振するための励振用導波管とを含み、アレイ配
    置された複数の誘電体ロッドアンテナ、 各前記誘電体ロッドアンテナによって集められたエネル
    ギーを合成するための合成用導波管、およびそれぞれが
    前記励振用導波管と前記合成用導波管とを挿通する導体
    ピンを含み、各前記励振用導波管と前記合成用導波管と
    の間の給電を行うための複数の同軸線路を備える、誘電
    体ロッドアレイアンテナ。
JP7221792U 1992-09-22 1992-09-22 誘電体ロッドアレイアンテナ Pending JPH0631209U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150126121A (ko) * 2014-05-02 2015-11-11 문동길 승용식 점파 파종 및 시비장치의 시비홈 복토기구
JP2021519042A (ja) * 2018-05-14 2021-08-05 フリーフォール エアロスペース インコーポレイテッドFreefall Aerospace, Inc. 誘電体アンテナアレイ及びシステム

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