JPH0631172B2 - 押出し成形品及びその製造方法 - Google Patents

押出し成形品及びその製造方法

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JPH0631172B2
JPH0631172B2 JP61244354A JP24435486A JPH0631172B2 JP H0631172 B2 JPH0631172 B2 JP H0631172B2 JP 61244354 A JP61244354 A JP 61244354A JP 24435486 A JP24435486 A JP 24435486A JP H0631172 B2 JPH0631172 B2 JP H0631172B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は建物の外壁等に用いられる成形品に関し、特に
内部に独立気泡孔を有し保温性に優れた珪酸カルシウム
系の軽量押出し成形品、及びその製造方法に関する。
<従来技術> 珪酸質原料と石灰質原料と少量の有機質又はアスベスト
の如き無機質の補強用繊維質原料と成形用助剤とを加え
て乾式分散混合してから注水混練した後押出機により押
出し成形して成形体となし、トバモライト(Tobermorite
−5CaO・6SiO2・5H2O)又はゾノトライト(Xonotlite−6CaO
・6SiO2・H2O)系組成物の成形体を生成せしめる蒸気中で
加熱硬化させ、後乾燥させることにより珪酸カルシウム
成形品を製造する方法が知られている(特開昭51−1
12832号)。
<発明が解決しようとする問題点> 一般に珪酸カルシウム系板体は、トバモライト及び/又
はゾノトライトの結晶が箔状或いは繊維状乃至針状の微
細な結晶で構成されているので、低密度の軽量成形体で
はあるが強度が低いものであった。
また、上記したような押出し成形によって珪酸カルシウ
ム系成形品を得る場合には強度上昇を図ることができる
ものの、押出成形機を用いて一般に150〜350kg/c
m2のような高圧で押出し成形されるため、高比重のもの
とならざるを得ず、軽量化の要請に反することとなって
いた。
<問題点を解決するための手段> 従って本発明は、高強度且つ低比重の珪酸カルシウム系
成形品を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、押出し成形における押出圧力によ
っても破壊或いは変形されることのない、珪酸カルシウ
ム系成形品を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、珪酸質原料と石灰質原料とセ
メント質原料とを主成分とし、珪酸カルシウム水和物の
結晶体とセメント硬化体とが複合して基材を構成してい
る新規な押出し成形品を提供することにある。
これら目的を達成し、上記従来技術の問題点を解決すべ
く創案された本発明は、珪酸質原料と石灰質原料とセメ
ント質原料とを主成分とした混練物を押出し成形して得
られる押出し成形品であって、その成形品基材の内部に
多数の独立気泡孔を有すると共に該独立気泡孔の内面に
その一部が該基材に含浸された合成樹脂被膜が形成され
ていることを特徴とする押出し成形品である。
本発明はまた、このような押出し成形品の製造方法も提
供するものであって、珪酸質原料と石灰質原料とセメン
ト質原料と補強繊維と合成樹脂ビーズと適量の水とを原
材料とし、これらを適宜混合して得た混練物を押出し成
形機により押出し成形し、得られた成形物を加熱養生し
てセメント質原料を硬化又は半硬化せしめると共に、こ
れと同時に或いはその後に混入した合成樹脂ビーズの溶
融温度以上の温度条件でオートクレーブ養生又は加熱養
生することによって養生硬化させることを特徴とする押
出し成形品の製造方法である。この方法においては、珪
酸質原料と石灰質原料とを含む混合物を珪酸カルシウム
水和物であるトバモライト又はゾノトライトを生成せし
める温度以上の温度条件に加熱せしめることが必須であ
るが、この工程は押出し成形機による押出し成形の工程
に先立って行ってもよく、また該押出し成形工程の後
に、セメント質原料の硬化又は半硬化のための加熱養生
と同時に或いはその後であって、合成樹脂ビーズの溶融
温度以上の温度条件で行うオートクレーブ養生又は加熱
養生の前又は同時に行うようにしてもよい。
<作用> 珪酸質原料と石灰質原料とセメント質原料とを主成分と
した混練物を押出し成形して得られる押出し成形品にお
いて、合成樹脂ビーズが添加混入されているため、これ
を養生して得られる該成形品内部には独立気泡孔が多数
形成される。
該成形品は、添加混入された合成樹脂ビーズの溶融温度
以上の温度条件でオートクレーブ養生されて養生硬化さ
れるため、該養生過程において該合成樹脂ビーズが溶融
してその一部が基材に含浸され、また独立気泡孔の内面
が合成樹脂被膜によって被覆形成される。
該成形品の製造工程においては、合成樹脂ビーズの溶融
温度以上の温度条件での養生に先立って又は同時に、珪
酸カルシウム系水和物であるトバモライト又はゾノトラ
イトを生成せしめ、珪酸カルシウム系の軽量押出し成形
体が得られる。
<構成の具体的な説明> 本発明による押出し成形品は、成形品基材の内部に多数
の独立気泡孔を有すると共に該独立気泡孔の内面に一部
基材に含浸された合成樹脂被膜が形成された押出し成形
品であって、その一例は第1図に略図的に示す通りであ
る。即ち、本発明による押出し成形品1には多数の独立
気泡孔2が形成されている。この独立気泡孔の一につい
て拡大して示したのが第2図であり、該独立気泡孔2の
周面は混入合成樹脂ビーズの溶融によって形成された合
成樹脂被膜4によって被覆形成されていると共に、その
一部が基材3(第1図)に浸透含浸されて樹脂含浸部5
を形成している。これら図面により、本発明の押出し成
形品においては、独立気泡孔2と基材3とが合成樹脂被
膜4を介して密着形成されていることが理解されるであ
ろう。
このような本発明の押出し成形品を製造するに当たって
必要とされる原料は、珪酸質原料、石灰質原料、セメン
ト質原料、繊維質原料、合成樹脂ビーズ、適量の水、及
び必要に応じて添加配合される骨材、メチルセルロー
ス、保水剤等の助剤等である。
珪酸質原料としては、珪砂、珪藻土、クレー、シリカゲ
ル、ホワイトカーボン、シリカダスト、フェロシリコン
ダスト等の珪酸質物質を用いることができる。
石灰質原料は、生石灰、消石灰、カーバイド残渣等であ
る。
セメント質原料は、ポルトランドセメント、高炉セメン
ト、フライアッシュセメント、シリカセメント、アルミ
ナセメント、急硬性セメント、熱硬化性セメント等であ
る。
繊維質原料としては、アスベスト、炭素繊維、合成繊
維、木質繊維、麻繊維、耐アルカリ性ガラス繊維等を用
いることができる。
また、合成樹脂ビーズは、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、アクリル、ビニル系等のものを適
宜選択して用いることができる。
また、上記した各々の原料においては、それらを単独で
或いは適宜複数種を併用して用いることができる。
これら原料を用いて本発明の押出し成形品を製造する方
法は、大別して次の3つの加熱工程を含んでいる。
第一の加熱工程は、珪酸質原料と石灰質原料とを水熱反
応させて、珪酸カルシウム水和物であるトバモライト又
はゾノトライトに結晶化させるために行なわれる。この
工程は、押出し成形の工程の前に行なわれる場合は、珪
酸質原料と石灰質原料とに適量の水を加えて混練して得
られた混練物をオートクレーブ中で撹拌し、これら原料
を水熱反応させてトバモライト又はゾノトライトの結晶
スラリーとし、残余の原料を混合し、場合によっては適
当な水分量となるまで脱水した後、該混合物を押出し成
形する。また、全ての原料を配合して得た混練物を押出
し成形した後に、得られた成形物をトバモライト又はゾ
ノトライトを生成せしめる温度以上でオートクレーブ養
生してこの工程を行ってもよい。また、前者において、
水熱反応が一部行なわれた段階でオートクレーブを中断
し、トバモライト又はゾノトライトの半結晶スラリーと
し、残部の結晶化を押出し成形後オートクレーブ養生に
よって行うようにしてもよい。
第二の加熱工程は、セメント質原料を硬化させるために
行なわれる。この加熱硬化のための工程は押出し成形の
後に得られた成形物に対して行なわれるが、場合によっ
てはこの工程を2段階に分けて行い、一次養生によって
セメント質原料を半硬化させてハンドリング性を向上さ
せた後に次工程に搬送し、二次養生によって更に硬化さ
せるようにしてもよい。この第二の加熱工程は、第一の
加熱工程が押出し成形の前に行なわれる場合にはそれよ
りも後に行なわれることとなるが、第一の加熱工程を押
出し成形の後に行う場合には、押出し成形により得られ
た成形物をまずこの第二の加熱工程に付してセメント質
原料を養生硬化せしめ、その後に第一の加熱工程を行っ
て珪酸カルシウム水和物を生成せしめるようにすること
が望ましい。このようにすれば、セメント硬化体の空隙
中に珪酸カルシウム水和物であるトバモライト又はゾノ
トライトの結晶が入り込むようにして結晶化するので、
密な基材を形成させることができる。
第三の加熱工程は、合成樹脂ビーズを溶融させて基材中
に独立気泡孔を多数形成させるために行なわれる。従っ
て、この加熱工程は該合成樹脂ビーズの溶融温度以上の
温度条件でオートクレーブ養生又は加熱養生することに
よって行なわれる。また、この工程が基材の形成よりも
前に行なわれると、合成樹脂ビーズの溶融によっても十
分な独立気泡孔が基材内部に形成されなくなるので、第
一及び/又は第二の加熱工程によって成形物がある程度
養生硬化されて基材が形成された後に行なわれなければ
ならない。
以上説明した第一乃至第三の加熱工程を含む本発明方法
を実施する具体的手法には何通りもの態様が考えられる
が、大別すると、次のA.〜D.に示す通りである。な
お、以下の説明においては、本発明方法の実施において
適宜配合添加されるメチルセルロース、骨材、助剤等に
ついては、便宜上省略されている。また、いずれの場合
においても、押出し成形は、その押出し方向に連続した
貫通孔を有する中空押出しとして行うこともできる。
A.珪酸質原料、石灰質原料、セメント質原料、繊維質
原料及び合成樹脂ビーズを混合し、空練りした後、適量
の水を加えて混練し、得られた混練物を押出し成形機に
投入して押出し成形し、任意長さに切断した後、成形物
をパレットに受け取り、この成形物に対して第一乃至第
三の加熱工程を施す方法。
第一乃至第三の加熱工程の順序については、(1)一次養
生にてセメント質原料を加熱硬化せしめ(第二の加熱工
程)、二次養生において珪酸カルシウム水和物を生成せ
しめ(第一の加熱工程)、三次養生にて合成樹脂ビーズ
を溶融せしめる(第三の加熱工程)方法、(2)一次養生
にてセメント質原料を硬化せしめ(第二の加熱工程)、
二次養生にて珪酸カルシウム水和物の生成と合成樹脂ビ
ーズの溶融とを一工程で行わしめる(第一及び第二の加
熱工程)方法、(3)一次養生にてセメント質原料を半硬
化させてハンドリング性を持たせた後、二次養生にて該
セメント質原料を硬化せしめ、三次養生にて珪酸カルシ
ウム水和物の生成、四次養生にて合成樹脂ビーズの溶融
を行う方法、(4)一次養生にてセメント質原料を半硬化
させてハンドリング性を持たせた後、二次養生にて該セ
メント質原料の硬化と珪酸カルシウム水和物の生成とを
一工程で行い、三次養生にて合成樹脂ビーズを溶融せし
める方法、(5)一次養生にてセメント質原料を半硬化さ
せてハンドリング性を持たせた後、二次養生にて該セメ
ント質原料の硬化、珪酸カルシウム水和物の生成及び合
成樹脂ビーズの溶融を全て一工程で行わしめる方法、の
いずれかを採用することができる。
B.珪酸質原料と石灰質原料とに適量加水して混練し、
得られた混練物をオートクレーブ中で撹拌し水熱反応に
より珪酸カルシウム水和物の結晶スラリーを生成せしめ
(第一の加熱工程)、これにセメント質原料、繊維質原
料及び合成樹脂ビーズを混合して得た混合物を、場合に
よっては適当な水分量となるまで脱水してから、押出し
成形機に投入して押出し成形し、任意長さに切断した
後、得られた成形物をパレットに受け取り、この成形物
に対して第二及び第三の加熱工程を施す方法。
押出し成形後の具体的順序としては、(1)一次養生にて
セメント質原料の硬化と合成樹脂ビーズの溶融とを一工
程で行う方法、(2)一次養生にてセメント質原料を硬化
せしめ、二次養生にて合成樹脂ビーズを溶融せしめる方
法、(3)一次養生にてセメント質原料を半硬化せしめ、
二次養生にて該セメント質原料を硬化せしめると共に合
成樹脂ビーズ溶融を行う方法、(4)一次養生にてセメン
ト質原料を半硬化せしめ、二次養生にて該セメント原料
を硬化せしめた後、三次養生にて合成樹脂ビーズを溶融
せしめる方法、のいずれかを採用することができる。
C.珪酸質原料と石灰質原料とに適量加水し混練して得
られた混練物をオートクレーブ中で撹拌し、その一部が
水熱反応により珪酸カルシウム水和物のトバモライト又
はゾノトライトに結晶化した時にオートクレーブを中断
してこれらの半結晶スラリーを生成せしめ、これにセメ
ント質原料、繊維質原料及び合成樹脂ビーズを混合して
得た混合物を、そのまま或いは適当な水分量となるまで
脱水した後、押出し成形機に投入して押出し成形し、任
意長さに切断した後、得られた成形物をパレットに受け
取り、この成形物に対して残余の第一の加熱工程及び第
二及び第三の加熱工程を施す方法。
押出し成形後の具体的順序としては、(1)一次養生にて
セメント質原料の硬化を行い、二次養生にて残余の珪酸
カルシウム水和物の生成と合成樹脂ビーズの溶融とを一
工程で行う方法、(2)一次養生にてセメント質原料を硬
化せしめ、二次養生にて残余の珪酸カルシウム水和物の
生成を行い、三次養生にて合成樹脂ビーズを溶融せしめ
る方法、(3)一次養生にてセメント質原料を半硬化せし
めてハンドリング性を持たせた後、二次養生にて該セメ
ント質原料を硬化せしめ、三次養生にて残余の珪酸カル
シウム水和物の生成と共に合成樹脂ビーズの溶融を行わ
しめる方法、(4)一次養生にてセメント質原料を半硬化
せしめ、二次養生にて該セメント質原料を硬化せしめ、
三次養生にて残余の珪酸カルシウム水和物を生成させた
後、四次養生にて合成樹脂ビーズ溶融を行う方法、のい
ずれかを採用することができる。
D.珪酸質原料、石灰質原料及びセメント質原料に適量
の水を加えて混練し、得られた混練物をオートクレーブ
中で撹拌し水熱反応により珪酸カルシウム水和物の結晶
スラリー又は半結晶スラリーを得、このスラリー中に繊
維質原料と合成樹脂ビーズとを加えて得た混合物を、そ
のまま或いは適当な水分量となるまで脱水してから、押
出し成形機に投入して押出し成形し、任意長さに切断し
た後、成形物をパレットに受け取る。この成形物に対す
る工程は、上記したB.又はC.の各態様と同じであ
る。
なお、このD.の方法による場合は、押出し成形の前に
セメント質原料が硬化するのを防ぐために、予め硬化遅
延剤を混入しておく必要がある。
このようにして、いずれにしても、珪酸カルシウム水和
物であるトバモライト又はゾノトライトの結晶構造及び
セメント硬化体より成る成形物基材中で合成樹脂ビーズ
が溶融状態になされ、その一部が基材中に浸透含浸さ
れ、内面が合成樹脂被膜で被覆形成されている独立気泡
孔が多数含有された第1図図示の如き押出し成形品が得
られる。
<発明の効果> 本発明においては珪酸カルシウム系押出し成形品におい
て強度的に優れた合成樹脂ビーズを添加混入しているた
め、高強度且つ軽量の珪酸カルシウム系押出し成形品が
得られる。
また、得られた成形品を混入合成樹脂ビーズの溶融温度
以上の温度条件でオートクレーブ養生することから、成
形品内部に多数形成される独立気泡孔の内面が合成樹脂
被膜によって被覆形成され且つ該被膜の一部が基材に浸
透含浸されるため、成形品の強度が著しく向上する。更
に、該独立気泡孔が多数存在することから、成形品の軽
量化と共に保温性の向上をもたらす。独立気泡孔は合成
樹脂被膜によって被覆されているので、雨水等の水分の
浸透が防止され、保温性を低下させることがない。
また、本発明による押出し成形品は珪酸カルシウム水和
物の結晶構造とセメント硬化体との複合組織より成る基
材を有しており、特にセメント硬化体の空隙中に珪酸カ
ルシウム水和物の結晶が入り込んで密な基材を構成して
いる。
更に、本発明方法は従来の押出し成形製造設備をそのま
ま使用して実施することができるので、経済性に優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の押出し成形品の一例についてその構造
を略解的に示す破断面図、第2図は第1図図示のものの
一部を拡大して示す拡大図である。 符号の説明 1……押出し成形品、2……独立気泡孔 3……基材、4……合成樹脂被膜 5……樹脂含浸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】珪酸質原料と石灰質原料とセメント質原料
    とを主成分とした混練物を押出し成形して得られる押出
    し成形品であって、その成形品基材の内部に多数の独立
    気泡孔を有すると共に該独立気泡孔の内面にその一部が
    該基材に含浸された合成樹脂被膜が形成されていること
    を特徴とする押出し成形品。
  2. 【請求項2】珪酸質原料と石灰質原料とセメント質原料
    とを主成分とし、これに補強繊維と合成樹脂ビーズと適
    量の水とを加えて混練し、 得られた混練物を押出し成形機により押出し成形し、 得られた成形物を加熱養生して該セメント質原料を硬化
    ないし半硬化せしめ、 その後、該成形物を珪酸カルシウム水和物であるトバモ
    ライト又はゾノトライトを生成せしめる温度以上の温度
    条件でオートクレーブ養生し、 該トバモライト又はゾノトライトの生成と同時に或いは
    その後、該成形物を該合成樹脂ビーズの溶融温度以上の
    温度条件でオートクレーブ養生又は加熱養生することを
    特徴とする、押出し成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】珪酸質原料と石灰質原料とを主成分とし、
    これに適量の水を加えて混練し、 得られた混練物をオートクレーブ中で攪拌し、その全部
    又は一部を水熱反応させてトバモライト又はゾノトライ
    トの結晶スラリー又は半結晶スラリーを得、 該スラリーにセメント質原料と補強繊維と合成樹脂ビー
    ズとを混合し、 得られた混合物を押出し成形機により押出し成形し、 得られた成形物を加熱養生して該セメント質原料を硬化
    ないし半硬化せしめ、 該加熱養生と同時に或いはその後、該成形物を該合成樹
    脂ビーズの溶融温度以上の温度条件でオートクレーブ養
    生し或いは加熱養生することを特徴とする、押出し成形
    品の製造方法。
  4. 【請求項4】珪酸質原料と石灰質原料とセメント質原料
    とを主成分とし、これに該セメント質原料の硬化遅延剤
    と適量の水とを加えて混練し、 得られた混練物をオートクレーブ中で攪拌し、その全部
    又は一部を水熱反応させてトバモライト又はゾノトライ
    トの結晶スラリー又は半結晶スラリーを得、 該スラリーに補強繊維と合成樹脂ビーズとを混合し、 得られた混合物を押出し成形機により押出し成形し、 得られた成形物を加熱養生して該セメント質原料を硬化
    ないし半硬化せしめ、 該加熱養生と同時に或いはその後、該成形物を該合成樹
    脂ビーズの溶融温度以上の温度条件でオートクレーブ養
    生し或いは加熱養生することを特徴とする、押出し成形
    品の製造方法。
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