JPH06311687A - 回転電機の軸受装置 - Google Patents

回転電機の軸受装置

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Publication number
JPH06311687A
JPH06311687A JP9736393A JP9736393A JPH06311687A JP H06311687 A JPH06311687 A JP H06311687A JP 9736393 A JP9736393 A JP 9736393A JP 9736393 A JP9736393 A JP 9736393A JP H06311687 A JPH06311687 A JP H06311687A
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JP
Japan
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bearing
grease
bearing device
bracket
grease chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP9736393A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tsunekawa
誠 恒川
Hideki Masaoka
英樹 正岡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軸受が小型化しても給油せずに軸受保守回帰延
長でき、しかも、グリース洩れ,かくはん熱による温度
上昇の心配のない軸受装置を提供する。 【構成】ブラケット1の軸受支持部上部に1ヶ所以上の
グリース室7を設けた。このグリース室7は、グリース
が重力又は軸受の温度上昇などで、石けん基と油分に分
離したときに、油分(基油)が下方に溜る構造としてい
る。グリース室7とつながるところに位置するように軸
受の外輪2aに1ヶ所以上の孔8を設けた。その位置
は、油分が供給しやすい位置にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転電機の軸受装置に係
り、特に、車輌用電動機に好適な回転電機の軸受装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】既に提案されているこの種の回転電機の
軸受装置は、例えば、特開昭52−27292号公報に開示さ
れている。これを図3,図4を用いて説明する。
【0003】図3及び図4において、図中1は回転電機
におけるステータを内蔵したフレーム本体と一体をなす
ブラケットであって、ブラケット1には、外輪,内輪及
び転動体からなる軸受2の外輪が嵌合されており、軸受
2には、ベアリングカバー3が着脱自在に取付けられて
いる。又、軸受2の内輪には、ロータと一体をなす回転
軸4が軸受2の内輪と一体で回転自在に装着されてお
り、軸受2の両側に位置するブラケット1及びベアリン
グカバー3には一対の環状グリース室5,6が形成され
ている。そして、このグリース室に充填されたグリース
により軸受2が潤滑油を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、最近の車輌用
電動機の場合、誘導電動機化により保守回帰はグリース
の交換回帰で決定されるようになったため、グリースを
給油することで保守回帰延長を図っていた。しかし、電
動機の小形化,高速回転化により、軸受のサイズが小型
化となり、従来構造ではグリース室に充填するグリース
量が減少してしまった。さらに、給油による軸受部以外
へのグリースの洩れが起きる場合もあり、また、給油す
ることによりグリースが直接軸受転道体間に入り、かく
はん熱による温度上昇等の問題もあり、交換回帰延長の
妨げとなっている。
【0005】本発明の目的は、軸受が小型化しても給油
せずに軸受保守回帰延長でき、グリース洩れ,かくはん
熱による温度上昇の心配のない軸受装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、軸受の
両側面に対向して形成するグリース室の他にブラケット
の軸受支持部上部にグリース室を設け、これとつながる
ところに位置する軸受の外輪に1ヶ所以上の孔を設ける
ことにある。
【0007】
【作用】従来からあるグリース室からの潤滑油の他に、
更にグリース室より潤滑油が孔を通って軸受内に供給さ
れるため、給油せずに潤滑油が得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の電動機の軸受装
置縦断面図、図2は図1のA−A矢視断面図である。
【0010】従来構造と相違するところを以下に説明す
る。
【0011】ブラケット1の軸受支持部上部に1ヶ所以
上のグリース室7を設けた。グリース室7は、グリース
が重力又は軸受の温度上昇などで、石けん基と油分に分
離したときに、油分(基油)が下方に溜る構造としてい
る。グリース室7とつながるところに位置するように軸
受の外輪2aに1ヶ所以上の孔8を設けた。その位置
は、油分が供給しやすい位置にする。孔8によってグリ
ース室7にある油分を直接軸受内に供給することが出来
る。これにより軸受転道体の軌道面には、常に油分が給
油されており、軸受潤滑を最適な状態に保つことができ
る。
【0012】この実施例において、グリースを供給せず
に潤滑油を得ることができるため保守回帰延長が図れ
る。また、基油のみが軸受内に入るためグリースのかく
はん熱による軸受温度上昇がなくなる。さらに、グリー
スの強制給油によるグリース洩れもなくなる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、軸受支持部上部にグリ
ース室を設け、これとつながるところに位置する軸受の
外輪に1ヶ所以上の孔を設けたことにより、軸受内に潤
滑用の油分のみ供給できるため、軸受が小形化しても給
油せずに軸受保守回帰延長でき、また、グリース洩れ,
かくはん熱による温度上昇の心配のない軸受装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受装置の一実施例を示す縦断面図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】従来技術の軸受装置の縦断面図。
【図4】図3のB−B矢視断面図。
【符号の説明】
1…ブラケット、2…軸受、2a…軸受外輪、2b…軸
受内輪、3…ベアリングカバー、4…回転軸、5,6,
7…グリース室、8…軸受孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム本体に固定されたステータと、前
    記ステータと相対向する回転軸と一体のロータと、前記
    ロータと一体の前記回転軸を支持し、内外輪及び転動体
    から構成される軸受とからなり、前記フレーム本体と一
    体をなすブラケットに前記軸受の外輪を嵌合し、前記軸
    受の内輪に前記回転軸を装着し、前記ブラケットの前記
    軸受の支持部側面及びベアリングカバーに一対のグリー
    ス室を備え、前記グリース室より潤滑油を供給する軸受
    装置において、前記ブラケットの前記軸受支持部の上部
    に前記グリース室を設け、これとつながるところに位置
    する軸受の外輪に1ヶ所以上の孔を設けたことを特徴と
    する回転電機の軸受装置。
JP9736393A 1993-04-23 1993-04-23 回転電機の軸受装置 Pending JPH06311687A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010072497A2 (de) 2008-12-23 2010-07-01 Siemens Aktiengesellschaft Elektrische maschine mit rotorstützschild

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