JPH0631115Y2 - 門扉の戸当り装置 - Google Patents

門扉の戸当り装置

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JPH0631115Y2
JPH0631115Y2 JP504689U JP504689U JPH0631115Y2 JP H0631115 Y2 JPH0631115 Y2 JP H0631115Y2 JP 504689 U JP504689 U JP 504689U JP 504689 U JP504689 U JP 504689U JP H0631115 Y2 JPH0631115 Y2 JP H0631115Y2
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door
lock
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door stop
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真一 八幡
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、例えば両開きや片開きの門扉において、扉
体の戸当り側に設ける戸当り装置の改良に関するもので
ある。 (従来の技術) 一般に、両開きや片開き等の門扉では、扉体の戸当り側
の見込み面に、他方の扉体あるいは支柱に当接する戸当
り部材を設けている。また、前記扉体には、ラッチを備
えた錠を取付けることが多く、この場合、錠は前記戸当
り部材を挿通する状態で設けられ、他方の扉体あるいは
支柱に設けたラッチ受けにラッチが係合するようになっ
ている。 例えば第7図(a)に示す両開き門扉は、図の上側を道
路側、下側を敷地側とした場合、敷地側に回動するよう
になっており、一方の扉体(図中左側の扉体)101に
ラッチ付の錠を、他方の扉体102にラッチ受けを備え
ている。一方の扉体101における戸当り部材110に
は、他方の扉体102の敷地側見付け面に対向する煙返
し部111が設けてあり、他方の扉体102における戸
当り部材120には、一方の扉体101の道路側見付け
面に対向する煙返し部121が設けてある。上記の門扉
は、当然錠を備えた一方の扉体101を先に開放操作す
ることになり、この場合、道路側から見た上記扉体10
1の開放方向から「右開き」と言う。 したがって、左開きの門扉では、先の構成とは逆に一方
の扉体101にラッチ受けを、他方の扉体102に錠を
備え、さらに第7図(b)に示す如く一方の扉体101
の煙返し部111が道路側、他方の扉体102の煙返し
部121が敷地側となる。 また、上記したような門扉の錠は、操作し易い適当な高
さに取付けられており、扉体101,102の上下方向
の中心から上側、あるいは下側に位置することが多い。 (考案が解決しようとする課題) ここで、上記したような門扉は、施工現場の状況に応じ
て左右勝手あるいは回動方向を決定する。このとき、例
えば右開きを左開きに変更したり、敷地側への回動を道
路側への回動に変更したりする場合には、これらの変更
に煙返し部111,112の向きが対応するように、戸
当り部材110,120を上下逆にした状態で取付ける
こととなる。 ところが、先述したように、錠の位置が扉体の上下方向
の中心から上側あるいは下側であることが多いため、単
に戸当り部材を上下逆にすると、錠の位置と戸当り部材
に予め形成した錠の挿通部分であるは取付け孔の位置と
が合わなくなることから、扉体の異なる納まりに対応し
て少なくとも二種類の戸当り部材を用意しておかねばな
らず、種別による加工工数の削減や部品管理の容易化な
どを図るうえでの課題を有していた。 (考案の目的) この考案は、上記したような従来の課題に着目して成さ
れたもので、一種類の戸当り部材だけで扉体の異なる収
まりなどに広く対応することができ、そのうえ扉体の戸
当り部分の外観を良好に保つことができる門扉の戸当り
装置を提供することを目的としている。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案による門扉の戸当り装置は、扉体の一方の竪框
の見込み面にその上下方向にわたり、煙返し部と前記見
込み面への重合部とを備えた戸当り部材を設け、前記竪
框に、ラッチを備えた錠またはラッチ受けを前記戸当り
部材に挿通状態で設けた門扉の戸当り装置において、前
記戸当り部材の重合部の中央部に、扉体の上下方向の中
心に対して上下対称位置の錠またはラッチ受けの挿通用
開口部を連通させた上下方向の長孔を形成し、前記戸当
り部材の重合部に、前記錠またはラッチ受けの挿通孔を
有する目板部材を上下方向にわたって被着した構成とす
ることにより、上記の構成を従来の課題を解決するため
の手段としている。 (考案の作用) この考案による門扉の戸当り装置は、戸当り部材の中央
部に、扉体の上下方向の中心に対して上下対称位置の錠
またはラッチ受けの挿通用開口部を連通させた上下方向
の長孔を形成したため、前記戸当り部材を上下逆にして
用いても、扉体に取付ける錠またはラッチ受けが前記長
孔を通して前記戸当り部材に挿通状態となる。また、挿
通孔を有する目板部材の被着により、前記挿通孔から錠
またはラッチ受けの端面部分だけが露出する状態になる
と共に、前記長孔を隠蔽し、扉体の戸当り部分(とくに
見込み面の部分)の外観を良好にし得る。 (実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 第1図〜第6図は、この考案の一実施例を説明する図で
ある。 すなわち、扉体1は、第5図に示すように、上框2、下
框3および左右の竪框4,5を備えると共に、両竪框
4,5間に、付け子6,6を介して多数の横桟7を備え
ている。上記扉体1は、図中左側の竪框(吊元側框)4
に取付けた二つのヒンジ8,8を介して支柱9に回動自
在に連結され、図中右側の竪框(以下「戸当り側框」と
する)5に錠10が取付けてある。この場合、前記錠1
0は、扉体1の上下方向の中心Cよりも上側に位置して
いる。 また、扉体1の見込み面、つまり戸当り側框5の見込み
面には、第4図に示すように、その上下方向にわたる戸
当り部材11、同じく上下方向にわたる目板部材12が
取付けてある。前記錠10は、戸当り側框5の内部に収
容される錠本体13および突没可なラッチ14を備え、
前記錠本体13のラッチ突出側の端部にフランジ15が
形成してある。この錠10は、前記戸当り側框5の見込
み壁16、戸当り部材11および目板部材12に挿通し
た状態で取付けてある。さらに、前記錠10は、戸当り
側框5の見付け面に台座17を介して設けた取手18の
回動操作により、ラッチ14が突没動作するようになっ
ている。 前記戸当り側框5は、見込み壁16の両縁部に相対向す
る鉤状突部19,19を突設することにより、その上下
方向にわたって前記戸当り部材11の取付け溝20を形
成している。また、前記戸当り側框5の見込壁16に
は、第1図に示すように、扉体1の上下方向の中心Cか
ら上方の所定位置に、前記錠10の錠本体13を挿通さ
せるための開口部21が形成してある。 前記戸当り部材11は、見込み壁16に相対向する重合
部22の両縁部に、前記鉤状突部19,19の内側に係
合する係合突部23,23と、互いに向合って突出する
係止突部24,24とを有している。前記重合部22の
片側の縁部には、扉体1の見込み方向に延出する連結部
25を介して煙返し部26が連設してある。上記の戸当
り部材11は、第2図に示すように、前記重合部22の
中央に、扉体1の中心Cに対して上下対称位置の錠の挿
通用開口部を連通させた長孔として、前記中心Cから戸
当り側框5に対する錠10のフランジ15の上端に至る
高さ寸法H(第1図に示す)の二倍の長さ寸法Lを有す
る長孔27が形成してある。この長孔27は、前記中心
Cから各端部までの長さがいずれも等しく、前記フラン
ジ15の見込み方向の寸法に対応する幅寸法を有してい
る。 前記目板部材12は、その両縁部に、前記戸当り部材1
1における係止突部24,24の内側への係合部28,
28を有している。また、前記目板部材12は、第3図
に示すように、錠10におけるフランジ15を対応した
縦横寸法を有する挿通孔29を有している。 上記の戸当り側框5および目板部材12には、錠10の
フランジ15に対応する位置、および適宜の複数箇所
に、共通のねじの通し孔30が設けてある。前記戸当り
部材11は、係合突部23,23を戸当り側框5の鉤状
突部19,19に係合し、取付け溝20内に長手方向か
ら嵌入される。前記目板部材12は、係合部28,28
を戸当り部材11の係止突部24,24に係合して長手
方向に嵌入される。前記戸当り部材11および目板部材
12は、予め組立てておくことも良い。こののち、上記
の組立てにより連通状態となった開口部21、長孔27
および挿通孔29に錠10を挿入し、各通し孔30に通
したねじにより戸当り部材11、目板部材12および錠
10を戸当り側框5に固定する。なお、前記戸当り側框
5の上下端には、各部材11,12の小口をも隠蔽する
めくらキャップ(図示略)を嵌着する。 ここで、とくに第4図においては、前記扉体1が別の扉
体と対を成している場合を示している。このため、別の
扉体の戸当り側框51の見込み面には、前記ラッチ14
が係脱するラッチ受け52が設けてあると共に、戸当り
部材53および目板部材54が設けてある。前記ラッチ
受け52は、錠10の本体部13およびフランジ15に
おける見込み方向の縦横寸法に対応する本体部52aお
よびフランジ52bを有している。このため、別の扉体
における戸当り部材53や目板部材54は、先に説明し
た同部材11,12と同一の構成を有するので説明を省
略する。また、説明の都合上第4図の上側を道路側、下
側を敷地側とすると、ラッチ14を備えた扉体1の煙返
し部26が敷地側に位置し、両扉体を敷地側へ開放する
ようになっている。 上記実施例における門扉の戸当り装置は、長孔27が戸
当り部材11の中央に位置し、且つその長さ寸法Lが扉
体中心Cから戸当り側框5に対する錠10のフランジ1
5の上端に至る高さ寸法Hの二倍であるため、どちらの
端部を上側、また煙返し部26をいずれの側としても長
孔27と開口部21とが完全に連通し、錠10の取付け
には何ら支障が無く、一種類の戸当り部材11(53)
だけで左右勝手の変更や扉体の回動方向の変更に自由に
対処できる。また、第6図に示すように、扉体1の見込
み面の大半が目板部材12により形成され、長孔27を
隠蔽するとともに、目板部材12にはラッチ14および
フランジ15のみが露出しており、その外観体裁が非常
に良好である。別の扉体においても、その見込み面の大
半が目板部材54で形成されると共に、ラッチ受け52
のみが露出し、戸当り部材53を上下逆にすることが当
然でき、前記扉体1との間で左右勝手や回動方向の変更
をするにあたり、戸当り部材53(11)の交換あるい
は錠10とラッチ受け52の付け替えなどに自由に対処
することができる。 さらに、前記戸当り部材11は、長孔27が一定幅を有
しているため、上記実施例よりも低い位置に錠を備えた
扉体に使用することができ、逆に、予め長孔27の長さ
に余裕を設けておくことも良く、これらにより錠の位置
に無段階的に対応できる。 なお、この考案による門扉の戸当り装置は、細部が上記
実施例のみに限定されることはなく、当然片開き門扉に
も適用可能であって、戸当り部材および目板部材の形状
ならびに取付け構造などを適宜変更することができ、例
えば、框の上下端のめくらキャップに戸当り部材を取付
けるようにすることもあり得る。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案の戸当り装置は、扉
体の一方の竪框の見込み面にその上下方向にわたり、煙
返し部と前記見込み面への重合部とを備えた戸当り部材
を設け、前記竪框に、ラッチを備えた錠またはラッチ受
けを前記戸当り部材に挿通状態で設けた門扉の戸当り装
置において、前記戸当り部材の重合部の中央部に、扉体
の上下方向の中心に対して上下対称位置の錠またはラッ
チ受けの挿通用開口部を連通させた上下方向の長孔を形
成し、前記戸当り部材の重合部に、前記錠またはラッチ
受けの挿通孔を有する目板部材を上下方向にわたって被
着した構成としたため、両開き門扉や片開き門扉に対し
て、一種類の戸当り部材だけで左右勝手や異なる回動方
向といった扉体の各納まり、あるいは錠の位置が異なる
扉体などに広く対処することができ、種別による加工工
数の削減や部品管理の容易化などを実現することができ
ると共に、扉体の戸当り部分の外観体裁をきわめて良好
に保つことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の一実施例を示し、第1図、
第2図および第3図は戸当り側框、戸当り部材および目
板部材の扉体見込み方向からの各々説明図、第4図は戸
当り側框における錠取付け部分を説明する水平断面図、
第5図は扉体の正面図、第6図は扉体の戸当り側見込み
面を示す説明図、第7図(a)(b)は納まり状態の異
なる門扉を説明する各々概略平面図である。 1……扉体、5,51……戸当り側框(一方の竪框)、
10……錠、11,53……戸当り部材、12,54…
…目板部材、14……ラッチ、22……重合部、26…
…煙返し部、27……長孔、29……挿通孔、52……
ラッチ受け。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉体の一方の竪框の見込み面にその上下方
    向にわたり、煙返し部と前記見込み面への重合部とを備
    えた戸当り部材を設け、前記竪框に、ラッチを備えた錠
    またはラッチ受けを前記戸当り部材に挿通状態で設けた
    門扉の戸当り装置において、前記戸当り部材の重合部の
    中央部に、扉体の上下方向の中心に対して上下対称位置
    の錠またはラッチ受けの挿通用開口部を連通させた上下
    方向の長孔を形成し、前記戸当り部材の重合部に、前記
    錠またはラッチ受けの挿通孔を有する目板部材を上下方
    向にわたって被着したことを特徴とする門扉の戸当り装
    置。
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