JPH0630999U - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JPH0630999U
JPH0630999U JP6775992U JP6775992U JPH0630999U JP H0630999 U JPH0630999 U JP H0630999U JP 6775992 U JP6775992 U JP 6775992U JP 6775992 U JP6775992 U JP 6775992U JP H0630999 U JPH0630999 U JP H0630999U
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融 澤田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高さ、幅とも小さなリブで曲げ剛性を向上で
き、薄型化、軽量化を図ることができるディスク駆動装
置を提供する。 【構成】 リブ82をシャーシ4の板厚内で変形させて
傾斜部83及びこの傾斜部83の頂部にある平坦部84
から構成するとともに、平坦部84の外面側の平坦面8
4aを平坦部84の内面側の平坦面84bより大きく形
成したので、高さ、幅とも小さなリブ82で断面係数を
増加している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はディスク駆動装置に係り、特に、情報記録媒体としての磁気ディスク を収納してなるディスクカートリッジを装着して使用されるディスク駆動装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のディスク駆動装置は、プレス成形によるシャーシと、シャーシ に昇降可能に支持され、ディスクカートリッジが装置内へ挿入されるとこれを保 持するカートリッジホルダと、ディスクカートリッジのケース内に収納されてい る磁気ディスクを搭載するためのターンテーブルと、シャーシの底面側に配設さ れてターンテーブルを回転駆動するスピンドルモータと、スピンドルモータに取 り付けたバックヨークと、スピンドルモータに接続したプリント基板と、ターン テーブル上にロードされた磁気ディスクの両面に対して信号の書き込み/読み出 しを行う上側磁気ヘッドおよび下側磁気ヘッドと、自由端部に上側磁気ヘッドを 保持して回動可能なホールドケースと、下側磁気ヘッドを保持するとともにホー ルドケースを回動支持するキャリッジと、このキャリッジを磁気ディスクの半径 方向に移送するステッピングモータとから主に構成されている。 カートリッジホルダの昇降動作は、移動可能なスライド板の動作に連動する公 知のカム機構によつて行われる。すなわち、カートリッジホルダ内の最奥部まで ディスクカートリッジが挿入されると、ディスクカートリッジのシヤッタを開放 した状態でエジェクトアームがロックレバーによりロックされ、これと同時にス ライド板のロックが外れ、ばねの弾性力によつてスライド板がカートリッジ挿入 口側へ移動し、この移動に伴つてカム機構によりカートリッジホルダがロード位 置まで降下する。また、カートリッジホルダがロード位置にあるとき、スライド 板に連結されているエジェクト釦を押し込むと、スライド板が奥側へ移動するの に伴つて、カム機構によりカートリッジホルダが上昇するとともに、ロックレバ ーおよびエジェクトアームが回転してディスクカートリッジはシヤッタを閉鎖し た状態でカートリッジ挿入口側へ移動し、カートリッジ挿入口から装置外へ排出 される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この種のディスク駆動装置は、薄型化、軽量化が要望されており、 そのために、シャーシを薄くし、そして、シャーシには、剛性を保つように、補 強用リブが形成されている。 図17は従来のディスク駆動装置のシャーシのリブを示し、(a)はシャーシ の母材を示す断面図、(b)はリブを形成したシャーシを示す説明図である。 この図17(b)において、100はシャーシ、101はシャーシ100に形 成された補強用リブである。この補強用リブ101は図17(a)に示すシャー シ100の母材Aをハーフパンチ加工して形成していた。このハーフパンチ加工 によるリブ101は、高さ、幅を小さくでき、寸法上の制約のある場合に有効で あるが、このリブ101では、図17(b)に示すように、板厚の増加した部分 はSと小さく、断面係数の増加が小さく、剛性の向上は大きくなかった。 一方、充分な剛性を得るように、断面半円形状、あるいは三角形状の補強用リ ブとする場合、寸法上の制約からこの形状としにくいばかりか、絞り加工となり 、シャーシに歪が生じて部品精度に悪影響があった。
【0004】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、高さ、幅とも 小さなリブで曲げ剛性を向上でき、薄型化、軽量化を図ることができるディスク 駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した本考案の目的は、情報記録デイスクを装填して回転させるターンテー ブルと、該情報記録デイスクの回転方向と交差する方向に移送されるキヤリツジ と、該キヤリツジに一端を支持されて回動自在とされたホールドケースと、該ホ ールドケースの先端で前記キヤリツジと対向する面に設けられた上ヘツドと、該 上ヘツドと対向して前記キヤリツジに設けられた下ヘツドとを備え、これらの構 成部品を搭載するシャーシとを有し、このシャーシには補強用のリブを形成して あるディスク駆動装置において、前記リブは、前記シャーシの板厚内で変形させ て傾斜部及びこの傾斜部の頂部にある平坦部から構成するとともに、前記平坦部 の外面側の平坦面を前記平坦部の内面側の平坦面より大きく形成したことによっ て達成される。
【0006】
【作用】
上記手段によれば、高さ、幅が小さなリブでありながら、断面係数が増加して 剛性が向上すると共に、絞り加工でないので歪が生じない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1ないし図16は本考案の一実施例に係るディスク駆動装置を説明するため のもので、図1は本考案の一実施例に係るディスク駆動装置を示す平面図、図2 は本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のカートリッジホルダ等を透過して 示す平面図、図3は図2の側面図、図4は本考案の一実施例に係るディスク駆動 装置のシャーシの補強用リブの縦断面図、図5は本考案の一実施例に係るディス ク駆動装置のステッパーホルダーの分解斜視図、図6は本考案の一実施例に係る ディスク駆動装置のステッパーの取付状態を示す平面図、図7は図6のA−A線 に沿った断面図、図8はステッパーの取付方法を示す説明図、図9は本考案の一 実施例に係るディスク駆動装置のキャリッジ装置の斜視図、図10(a),(b )は本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のキャリッジ装置の平面図及び側 面図、図11(a),(b),(c)は本考案の一実施例に係るディスク駆動装 置のヒンジの展開状態、及び折り返した状態を示す平面図、図11(b)のB− B線に沿った断面図、図12は図11の比較のために示す従来のヒンジの要部斜 視図、図13(a),(b)はガイドシャフトの取付状態を示す斜視図及び縦断 面図、図14は図13の比較のために示す従来のガイドシャフトの取付状態の斜 視図、図15は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置に使用するディスクカ ートリッジの底面図、図16は図6の比較のために示す従来のディスク駆動装置 のステッパーホルダーの分解斜視図である。
【0008】 これらの図において、ディスク駆動装置1は、スピンドルモータ3と、スピン ドルモータを配設されたシャーシ4と、このシャーシ4上に設けられ、先端に一 対の磁気ヘッド5,6を備えたキャリッジ7と、キャリッジ7を後述の磁気ディ スク8の半径方向に移送するキャリッジ移送装置9と、シャーシ4上に突出しシ ャーシ4に取付られたスピンドルモータ3によって回転駆動されるターンテーブ ルと、ディスクカートリッジ10を装置内で保持するとともに、シャーシ4に対 して垂直な方向に昇降自在に支持されたカートリッジホルダ11と、カートリッ ジホルダ11を昇降動作させるスライド板14と、ディスクカートリッジ10を ロード位置まで導入し、ロード位置から排出位置まで押し出すエジェクトレバー 12とから主に構成されている。
【0009】 シャーシ4は、アルミ合金のプレス加工によって形成され、図1において上側 にあたるディスク駆動装置1の後部側にキャリッジ移送装置9が設けられ、下側 にあたる前部側にターンテーブルが設けられ、さらにこのターンテーブルを中心 としてカートリッジホルダ11およびスライド板14が設けられている。
【0010】 キャリッジ移送装置9は、図1に示すように、下側磁気ヘッド5を搭載したキ ャリッジ7と、このキャリッジ7の反磁気ヘッド搭載端で揺動自在に支持され、 上側磁気ヘッド6を搭載したホールドケース16と、キャリッジ7の中央下部で このキャリッジ7を支持するガイドシャフト17と、ガイドシャフト17と平行 に配設され、外周部に螺旋状の送り溝18が刻設されたスクリューシャフト19 と、キャリッジ7に突設され、フオロワピン20とフオロワバネ21を支持する 支持部材22とから主に構成されている。23はガイドシャフト17をシャーシ 4に固定するガイドシャフト押え部材である。このキャリッジ7は、軸受を介し てガイドシャフト17に摺動自在に支持され、ターンテーブルに装着された磁気 ディスク8の半径方向に沿って移動自在になっている。このフオロワピン20は 、支持部材22に一体成形され、また、フオロワバネ21は支持部材22の下面 に止めネジにより固定されている。フオロワピン20は、送り溝18の傾き方向 と一致させて突設され、フオロワバネ21とフオロワピン20とでスクリューシ ャフト19を弾性的に挾持してフオロワピン20の送り溝18からの離脱を防止 している。
【0011】 スクリューシャフト19は、図1、図2に示すように、一端側がステッピング モータ15に連結され、ステッピングモータ15の回転と同期して回転するよう になっている。そして、スクリューシャフト19が回転すると、フオロワピン2 0がその回転運動を直線運動に変換し、キャリッジ7はスクリューシャフト19 の回転量に応じてガイドシャフト17に沿って往復動し、指令された磁気ディス ク8のトラック位置に移送される。36はスクリューシャフト19及びステッピ ングモータ15を保持するステッパーブラケットである。
【0012】 このカートリッジホルダ11は図1、図3に示すように、両側にコの字状のカ ートリッジ保持部40と、カートリッジ保持部40を連結する薄板からなる上面 部41とから一体的に形成され、カートリッジ保持部40の下側部分でディスク カートリッジ10の下面を支持し、その他の下面部分は全て開放され、ターンテ ーブルと磁気ディスク8の後述のハブ42とが対向できるようになっており、ま た、カートリッジ挿入側Aに、カートリッジ挿入口43を備えている。カートリ ッジホルダ11のカートリッジ保持部40には、さらに後述するシャーシ4の案 内溝部44及び案内切欠部45に係合する突起46,46とが形成されている。 また、カートリッジホルダ11はコイルばね(図示せず)により常時シャーシ4 方向へ弾性付勢されている。
【0013】 カートリッジホルダ11の図1右上の部分には、エジェクトレバー12がエジ ェクトスプリング57により常時エジェクト方向(反時計方向)に弾性付勢され た状態で支軸58に揺動自在に支持されている。このエジェクトレバー12の揺 動端には、そのエジェクトレバー12の回動動作と共に、シヤッタ59の側端に 当接してディスクカートリッジ10のシヤッタ59を開放するようになっている 。尚、エジェクトレバー12は、ディスクカートリッジ10を挿入してカートリ ッジホルダ11が降下すると、図示していないロック部材に係合し、これにより エジェクトレバー12の反時計回り方向(図1)の回動が阻止され、エジェクト レバー12が押し込まれた状態でロックされることになる。また、ホールドケー ス16のアーム部60が当接して、カートリッジホルダ11のホールドケース1 6を口開きさせるアーム部当接部61が延設されている。
【0014】 シャーシ4の側板47,48の内面には、図1〜図3に示すように、カートリ ッジホルダ11のカートリッジ保持部40に配設された突起46を案内する案内 溝部44および案内切欠部45がそれぞれ形成され、カートリッジホルダ11は この案内溝部44および案内切欠部45のガイドに沿ってシャーシ4に対し略垂 直に移動して磁気ディスク8のローディングおよびアンローディングを行うこと が可能になっている。この移動は、カートリッジホルダ11の上面に配設され、 その上面に沿って平行に移動可能なスライド板14の動作に応じて垂直移動させ るような後述するカム機構によって行われ、カートリッジホルダ11がロード状 態あるときスライド板14に連結されているエジェクトボタン24をシャーシ4 の奥行き方向に押し込むと、その移動にともなってカートリッジホルダ11が上 方すなわちアンローディング方向に押し上げられる。
【0015】 スライド板14は、図1、図3に示すように、カートリッジホルダ11の上面 に装着されており、カートリッジホルダ11(シャーシ4)に対して前後方向の スライド運動が許容されている。このスライド板14は上面板49と、その上面 板49の両側縁から下方に折り曲げ形成された側板50,50が設けられている 。そのスライド板14の側板50,50の一方には、非ロード時に上記突起46 が当接し摺動するシャーシ4の上面に平行な平行カム部51,52と、ローディ ング動作時にカートリッジホルダ11を下降させ、エジェクト動作時に上昇させ るためのシャーシ4に対し後部(奥)側に下り勾配に形成された傾斜カム部53 ,54が前、後2ヵ所に設けられている。この前、後の平行カム部51,52は 、カートリッジ挿入側Aに近い方(平行カム部51)が、奥側(平行カム部52 )より高く設定され、後述するように、ディスクカートリッジ10は斜めに挿入 され、その後、カートリッジホルダ11が下降されてロード位置となるとディス クカートリッジ10は水平状態となる。また、スライド板14はスライドスプリ ング55により常時カートリッジ挿入側Aに付勢されている。このスライド板1 4はエジェクトレバー12によりロード位置、即ち押し込み位置でロックされ保 持される。この平行カム部51,52、傾斜カム部53,54、案内溝部44、 案内切欠部45、および突起46等によってカム機構が構成されている。このス ライド板14にはイジェクトボタン24を取り付けるボタン取付部56が一体に 設けられている。
【0016】 ディスクカートリッジ10は、図15に示すように、合成樹脂製の硬質のケー ス64内に可撓性を有する磁気ディスク8を収納したもので、このケース64の 一方の端部には金属製のシヤッタ59が内蔵するばね(図示せず)により常時閉 鎖方向(矢印D方向)に弾性付勢された状態で、往復動自在に装着されている。 このシヤッタ59の所定位置には、ケース64に形成されたヘッド挿入孔65と ほぼ同形状の開口66が設けられており、シヤッタ59開放時に、ヘッド挿入孔 65と上記開口66とが一致して、ケース64外から磁気ヘッド5,6が磁気デ ィスク8に摺接できるようになっている。このケース64の底面には、さらに、 磁気ディスク8のハブ42がケース外に露出するためのハブ突出孔67と、ディ スクカートリッジ10の位置決め用の位置決め穴68、および側面側にも開口し たローディング用の係合溝69が形成されている。
【0017】 ディスクカートリッジ10の挿入に際しては、前述したように、カートリッジ ホルダ11がその奥側を下位置とし0.5°傾斜して保持されているため、上下 側磁気ヘッド5,6が磁気ディスク8の最内周にある位置で、磁気ディスク8の 上面が上側磁気ヘッド6に突き当たらず、かつ上下側磁気ヘッド5,6が磁気デ ィスク8の最外周にある位置で、ディスクカートリッジ10(磁気ディスク8) の下面が下側磁気ヘッド5に突き当たらないように、ディスクカートリッジ10 (磁気ディスク8)が斜めに傾けて挿入されることになる。したがって、上側磁 気ヘッド6の最内周位置でのディスクカートリッジ10の下降量は、ほぼr1× tan0.5°(ただしr1:ターンテーブルの軸から最内周位置での上側磁気 ヘッド6までの距離とする)であり、従来のディスクカートリッジの平行挿入に 比べて前記実施例にあっては、r1×tanα分、ディスク駆動装置1全体の厚 みを薄くすることができる。
【0018】 次に、上記のように大略構成された磁気ディスク駆動装置1のローディングお よびアンローディングの動作について説明する。 アンロードの状態からディスクカートリッジ10を挿入すると、最初、アンロ ード位置では斜め状態で挿入される。そして、ディスクカートリッジ10の先端 のシヤッタ59の側面にエジェクトレバー12の回動端が当接し、さらにディス クカートリッジ10を押し込むと、エジェクトレバー12はその支軸58を中心 として回動し、このエジェクトレバー12の回動端によってシヤッタ59が解放 されながら奥に進む。そして、ディスクカートリツジ10がカートリッジホルダ 11の最奥部まで挿入されると、図示しないが、スライド板14のロックが外れ 、スライドスプリング55の弾性力によってスライド板14が図1下方向(磁気 ディスク駆動装置1の前面方向)に移動する。このスライド板14が解除された 時点でシヤッタ59は全開となる。また、スライド板14を矢印B方向にスライ ド移動させ、ディスクカートリッジ10のハブ42がターンテーブルの真上に位 置し、これ以上ディスクカートリッジ10を導入できない位置にきたときに、丁 度カートリッジホルダ11の突起46がスライド板14の側板47に形成された 傾斜カム部53,54の上部に位置するように設定してある。これにより、スラ イド移動させられたスライド板14は、カートリッジホルダ11をベース方向に 付勢する弾性力と、スライド板14の側面に形成した傾斜カム部53,54との 作用により矢印B方向にさらに移動し、カートリッジホルダ11は案内溝部44 および案内切欠部45に沿ってシャーシ4側に垂直に降下して磁気ディスク8が ターンテーブルにロードされ、磁気ヘッド5,6がヘッド挿入孔65からケース 64内に侵入して磁気ディスク8に当接し、記録/再生が可能となる。 このようにして、ホールドケース16側の上側磁気ヘッド6が磁気ディスク8 にタッチし、キャリッジ7側の下側磁気ヘッド5との間で磁気ディスク8を挾み 、ローディング状態となり、磁気ディスク8のローディングが完了する。 記録または再生が終了し、ディスクカートリッジ10を取り出す際には、エジ ェクト動作を行うことになるが、このときには、前述のエジェクトボタン24を シャーシ4の奥側に押し込むと、スライド板14がこれにともなって同じく奥側 に移動し、カートリッジホルダ11の突起46を傾斜カム部53,54に沿って 押し上げ、突起46を平行カム部51,52に位置させ、カートリッジホルダ1 1が上方(シャーシ4から離間する方向)に移動してアンロード状態になる。さ らに押し込むことにより、スライド板14が奥側位置でロックされ、また、スラ イド板14の移動により、エジェクトレバー12のロックも外れてエジェクトレ バー12はエジェクトスプリング57の弾性力により支軸58を中心にして図1 反時計方向に回動され、ディスクカートリッジ10を矢印B方向にエジェクトす る。このエジェクトする過程で、エジェクトレバー12に係合しているディスク カートリッジ10のシヤッタ59も閉鎖方向に移動し、エジェクトされたときに は当然に閉鎖されることになる。したがって、エジェクトレバー12はシヤッタ 開閉レバーとしても機能している。このようにして、エジェクトされてはじめて ディスクカートリッジ10を手で取り出すことが可能となる。
【0019】 シャーシ4には補強用リブ82が形成されている。この補強用リブ82は図4 に示すようにシャーシ4の母材をプレス加工して形成し、補強用リブ82は、シ ャーシ4の板厚内で変形して傾斜部83及びこの傾斜部83の頂部にある平坦部 84から構成するとともに、平坦部84の外面側の平坦面84aを平坦部84の 内面側の平坦面84bより大きく形成されている。具体的な加工方法としては、 ハーフパンチのポンチ、ダイとも、面を付けることにより上述のような断面形状 の補強用リブ82を形成できる。これにより、補強用リブ82の高さを低くし、 かつ曲げ剛性を向上できる。
【0020】 ところで、従来は、図14に示すように、ガイドシャフトをシャーシに固定し ていた。図14において、76はシャーシ、77はガイドシャフト、78はシャ ーシ76に切り込まれて上方に突出形成された位置決め突起、79はネジ80に よりシャーシ76に締結固定されるシャフト保持板部、81はシャフト保持板部 79の先端に形成されたシャフトのスラスト方向ストッパ部である。ガイドシャ フト77は位置決め突起78とストッパ部81によりシャーシ76に取付固定さ れていた。このような従来の装置では、部品点数が多く、組立性が悪いものであ った。 そこで、図13(a),(b)に示す構成とした。図13(a),(b)にお いて、4はシャーシ、70はシャーシ4に穿設された開孔、71は逃げ孔、72 は凹段部、73は凹段部72の側面にあるストッパ部、74はシャフト保持板部 、17はガイドシヤフトである。 ガイドシャフト17はその一端を凹段部72に載置し、シャフト保持板部74 によりネジ止め固定する。ガイドシャフト17にスラスト方向の力が作用してガ イドシャフト17が軸方向にずれても、ガイドシャフト17はストッパ部73に 当接して位置規制される。 このような実施例にあっては、凹段部72を形成することによりストッパ部7 3が形成されるので、シャーシ4、シャフト保持板部74の形状が簡単になって 加工コストを低減できる。また、ガイドシャフト17を載せるだけで位置が決ま るので、ガイドシャフト17の固定の組立性が向上し、また、省スペースで薄型 化を図ることができる。
【0021】 ところで、ディスク駆動装置が薄くなったため、図9、図10(a),(b) に示すように、キャリッジ85の一部に板金製のキャリッジ板86が使用されて いる。また、ガイドシャフト87の軸受部88は、従来のように焼結の含有メタ ルを圧入するスペースがなくなったため。モールドで直接、ガイドシャフト87 を受ける構造を取らざるを得なくなった。また、このモールド製軸受部88とキ ャリッジ板86を連結する腕部88aも高さの関係からあまり太くできないため 、剛性も弱くなっていた。このような構造において、ホールドケース89をキャ リッジ85に組み込む際、ロードスプリング90が邪魔になるため、従来は、外 部の治具にロードスプリングを引っ掻けた状態で、ホールドケースを組み込んで いたが、この方法だとモールド製軸受部88に力がかかり、損傷してしまう。そ こで、図9、図10(a),(b)に示すように、キャリッジ85にバネ掛け部 91を設け、これにロードスプリング90を退避させることにより、軸受部88 の損傷を防ぐことができる。
【0022】 また、このようなディスク駆動装置は、工程上、キャリッジ85には予めロー ドスプリング90が組み込まれており、この状態でシャーシに組み込まれる。し たがって、ホールドケース89を組み込む際、ロードスプリング90との干渉を 避けながら、スライドさせて、組み込まなければならない。また、組み込んだ後 、 ホールドケース89の足がキャリッジ85からはずれてしまう危険性がある。そ こで、キャリッジ85に図9、図10(a),(b)のような突部を設け、ヒン ジ92が外れないようにストッパ93としてある。また、このストッパ93に傾 斜部94を設けることによりヒンジ92を組み込みやすくした。
【0023】 ところで、DSA(SIDE1とSIDE0の位置合わせ)作業時に、図12 の穴95に図示しない治具のピンを差し込み、ヒンジ(ホールドケース)を矢印 方向に動かす必要があるため、この部分(調整部)に剛性をもたせる必要がある 。そのために、従来は、図12に示すように、別部材(補強板)103をかしめ 又はスポット溶接等によりヒンジ104と結合させていた。したがって、部品点 数が多くなり、工程数も多くなっていた。そこで、図11(a)に示すように、 補強板もヒンジ63に一体に形成し、図11(b),(c)に示すように、この ヒンジ63の端部63aを折り曲げ線部97で折り曲げて2つ折りにし、締め付 けネジでキャリッジ85に取付固定する。このようにして、従来のように補強板 をヒンジにかしめ又はスポット溶接等で固定することなく、ヒンジ63の調整部 の剛性を向上させ、コストの低減を可能とした。なお、2つ折りの他、3つ折り 等にしてもよい。
【0024】 図6、図7、図8はキャリッジ移送装置のステッピングモータの取付方法を示 し、これらの図において、30は治具で、この治具30のピン31,32をシャ ーシ4の位置決め・固定用孔32,33にそれぞれ挿入する。そして、シャーシ 4の孔34から突出している治具30のピン35に、ステッパーブラケット36 の長孔37を嵌め込んでステッパーブラケット36をシャーシ4上に載置する。 これにより、スピンドルモータ3の軸3aから所定の距離Rでステッパーブラケ ット36を位置決めできる。その後、既にシャーシ4に取付固定されているガイ ドシャフト17に対し、所定の距離と平行とする治具38を使用してスクリュー シャフト19の位置及び傾きを調整し、ネジ25をネジ孔26に螺合させてステ ッパーブラケット36をシャーシ4に締め付け固定する。なお、27はバックヨ ークで、このバックヨーク27は図示しないフレキシブルプリント基板(FPC )を挾持してスピンドルモータ3が例えば両面テープ等によって貼着されて固設 されている。このバックヨーク27を前記位置決め・固定用孔32,33により 位置決め固定する。 次に、キャリッジ移送装置のステッピングモータの取付方法について説明する 。 治具30のピン31,32をスピンドルモータ3の位置決め・固定用孔32, 33にそれぞれ挿入する。そして、シャーシ4の孔34から突出している治具3 0のピン35に、ステッパーブラケット36の長孔37を嵌め込んでステッパー ブラケット36をシャーシ4上に載置する。これにより、スピンドルモータ3の 軸3aから所定の距離R(実際は、治具30のピン35と孔32,33との距離 R2、距離R1とで決めている)でステッパーブラケット36を位置決めできる。 その後、既にシャーシ4に取付固定されているガイドシャフト17に対し、所定 の距離と平行とする治具38を使用してスクリューシャフト19の位置及び傾き を調整し、ネジ25によりステッパーブラケット36をシャーシ4に締め付け固 定する。 このようにステッパーの取付位置決めを、図16に示す従来のシャーシ76の ボス102によるものから、シャーシ4、ステッパーブラケット36とも、孔に し、スピンドル中心基準に治具30のピン31,32,35で位置決めできるよ うにした。ところで、従来は図16に示すように、シャーシ76の部品寸法によ りステッパーブラケツト取付位置(ボス102)が決められていたので、誤差を 吸収し切れずあるいは累積し位置精度が充分でなかった。しかしながら、前述の ような取付方法により、ガイドシャフト基準とスピンドル中心基準とでステッパ ーブラケット36の位置及び傾きが決定されるので、ステッパーを精度よく位置 決めでき、0TK(トラック)、アライメント調整が容易である。また、従来の ようにステッパーブラケット36をシャーシ76に設けたボス102の位置で位 置決めしていないので、ステッパーブラケット36を取り付けるシャーシ4の部 分には、治具30のピン35を挿通するラフな孔37を設ければよいので、シャ ーシ4のステッパーブラケット取り付け部分の寸法精度を高くする必要がなくな り、製造コストを低減できる。
【0025】 このように構成された前記実施例によれば、リブ82をシャーシ4の板厚内で 変形させて傾斜部83及びこの傾斜部83の頂部にある平坦部84から構成する とともに、平坦部84の外面側の平坦面84aを平坦部84の内面側の平坦面8 4bより大きく形成したので、高さ、幅とも小さなリブ82で断面係数を増加し 、曲げ剛性を向上でき、薄型化、軽量化を図ることができる。
【0026】 また、前記実施例によれば、ステッパーの取付位置決めを、シャーシ76のボ ス102によるものから、シャーシ4、ステッパーブラケット36とも、孔にし 、スピンドル中心基準に治具30のピン31,32,35で位置決めできるよう にした。ところで、従来はシャーシ76の部品寸法により位置が決められていた ので、誤差を吸収し切れずあるいは累積し位置精度が充分でなかった。しかしな がら、前述のような取付方法により、ガイドシャフト基準とスピンドル中心基準 とでステッパーブラケット36の位置及び傾きが決定されるので、ステッパーを 精度よく位置決めでき、0TK(トラック)、アライメント調整が容易である。 また、ステッパーブラケット36を取り付けるシャーシ4の部分には、治具30 のピン35を挿通するラフな孔37を設ければよいので、シャーシ4の寸法精度 がラフとなり、製造コストを低減できる。
【0027】 また、前記実施例によれば、凹段部72を形成することによりストッパ部73 が形成されるので、シャーシ4、シャフト保持板部74の形状が簡単になって加 工コストを低減できる。また、ガイドシャフト17を載せるだけで位置が決まる ので、ガイドシャフト17の固定の組立性が向上し、また、省スペースで薄型化 を図ることができる。
【0028】 また、前記実施例によれば、ホールドケース89をキャリッジ85に組み込む 際、ロードスプリング90が邪魔になるが、キャリッジ85にバネ掛け部91を 設け、これにロードスプリング90を退避させることにより、軸受部88の損傷 を防ぐことができる。
【0029】 また、前記実施例によれば、キャリッジ85に突部を設けてヒンジ92が外れ ないようにストッパ93としたので、ホールドケース89を組み込む際、ロード スプリング90と干渉することなく組み込め、また、組み込んだ後、ホールドケ ース89の足がキャリッジ85からはずれてしまう虞れもない。また、このスト ッパ93に傾斜部94を設けることにより、ヒンジ92を組み込みやすくした。
【0030】 また、前記実施例によれば、従来の補強板もヒンジ63に一体に形成し、この ヒンジ63を折り曲げ線部97で折り曲げ、締め付けネジでキャリッジ85に取 付固定する。このようにして、従来のように補強板をヒンジ63にかしめ又はス ポット溶接等で固定することなく、ヒンジ63の調整部の剛性を向上させ、コス トの低減を可能とした。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、前記リブを前記シャーシの板厚内で変形 して傾斜部及びこの傾斜面部の頂部にある平坦部から構成するとともに、前記平 坦部の外面側の平坦面を前記平坦部の内面側の平坦面より大きく形成したので、 高さ、幅とも小さなリブで断面係数を増加して曲げ剛性を向上でき、薄型化、軽 量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置を示
す平面図である。
【図2】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のカ
ートリッジホルダ等を透過して示す平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のシ
ャーシの補強用リブの縦断面図である。
【図5】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のス
テッパーホルダーの分解斜視図である。
【図6】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のス
テッパーの取付状態を示す平面図である。
【図7】図6のA−A線に沿った断面図である。
【図8】ステッパーの取付方法を示す説明図である。
【図9】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のキ
ャリッジ装置の斜視図である。
【図10】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置の
キャリッジ装置の平面図及び側面図である。
【図11】図11(a)、図11(b)は本考案の一実
施例に係るディスク駆動装置のヒンジの展開状態、及び
折り返した状態を示す平面図、図11(c)は図11
(b)のB−B線に沿った断面図である。
【図12】図11の比較のために示す従来のヒンジの要
部斜視図である。
【図13】ガイドシャフトの取付状態を示す斜視図及び
縦断面図である。
【図14】図13の比較のために示す従来のガイドシャ
フトの取付状態の斜視図である。
【図15】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置に
使用するディスクカートリッジの底面図である。
【図16】図6の比較のために示す従来のディスク駆動
装置のステッパーホルダーの分解斜視図である。
【図17】従来のディスク駆動装置のシャーシのリブを
示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク駆動装置 3 スピンドルモータ 4 シャーシ 5 下側磁気ヘッド 6 上側磁気ヘッド 7 キャリッジ 8 磁気ディスク 9 キャリッジ移送装置 10 ディスクカートリッジ 11 カートリッジホルダ 82 リブ 83 傾斜部 84 平坦部 84a,84b 平坦面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録デイスクを装填して回転させる
    ターンテーブルと、該情報記録デイスクの回転方向と交
    差する方向に移送されるキヤリツジと、該キヤリツジに
    一端を支持されて回動自在とされたホールドケースと、
    該ホールドケースの先端で前記キヤリツジと対向する面
    に設けられた上ヘツドと、該上ヘツドと対向して前記キ
    ヤリツジに設けられた下ヘツドとを備え、これらの構成
    部品を搭載するシャーシとを有し、このシャーシには補
    強用のリブを形成してあるディスク駆動装置において、
    前記リブは、前記シャーシの板厚内で変形させて傾斜部
    及びこの傾斜部の頂部にある平坦部から構成するととも
    に、前記平坦部の外面側の平坦面を前記平坦部の内面側
    の平坦面より大きく形成したことを特徴とするディスク
    駆動装置。
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