JPH0630988A - 熱交換器を保持するためのマウンティングアセンブリおよびそれらのコンビネーション装置 - Google Patents

熱交換器を保持するためのマウンティングアセンブリおよびそれらのコンビネーション装置

Info

Publication number
JPH0630988A
JPH0630988A JP5123942A JP12394293A JPH0630988A JP H0630988 A JPH0630988 A JP H0630988A JP 5123942 A JP5123942 A JP 5123942A JP 12394293 A JP12394293 A JP 12394293A JP H0630988 A JPH0630988 A JP H0630988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
seal
valve
passage
mounting assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5123942A
Other languages
English (en)
Inventor
Ronald J Leonard
ロナルド・ジェイムズ・レオナード
David B Maurer
デイビッド・バートン・モーラー
Erin J Lindsay
エリン・ジェシカ・リンゼイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH0630988A publication Critical patent/JPH0630988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/007Auxiliary supports for elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/44Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests having means for cooling or heating the devices or media
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3621Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3623Means for actively controlling temperature of blood
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/36General characteristics of the apparatus related to heating or cooling
    • A61M2205/3606General characteristics of the apparatus related to heating or cooling cooled
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/36General characteristics of the apparatus related to heating or cooling
    • A61M2205/366General characteristics of the apparatus related to heating or cooling by liquid heat exchangers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2209/00Ancillary equipment
    • A61M2209/08Supports for equipment
    • A61M2209/082Mounting brackets, arm supports for equipment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マウンティングアセンブリの中を通る熱媒流
体の流れを止めるための、バルブ手段を備えた装置を提
供する。 【構成】 マウンティングアセンブリ10は、熱交換器
12を保持する。この熱交換器12は通路画定面14を
有する。マウンティングアセンブリ10は、ブラケット
18と、ボディー部22と、拡張可能なシール部28
と、バルブ32と、手動操作手段34,36,38,4
4,96とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、マウンティン
グ装置および流体流路用コネクタに関し、特に、血液ま
たは心臓麻痺溶液(cardioplegia solution)を冷やし
たり温めたりするための熱交換器のような、そういった
熱交換器のためのマウントと流体流路との組み合わせ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,846,177号明細書に
は、心臓手術の際に、血液ないし心臓麻痺溶液を冷やし
たり温めたりするための熱交換器のような、熱交換器の
ための流体流路とマウントとの組み合わせ装置が開示さ
れている。水の流路とマウントとを組み合わせたこの装
置は、熱媒流体(例えば水)の循環路を画定する内面を
備えた熱交換器を取り付けるように設計されている。一
般的なタイプの熱交換器は、現在、『サーンズカンデュ
ーサ』("SARNS CONDUCER")の商品名で、ミネソタ州セ
ントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュフ
ァクチャリング・カンパニーから販売されている。米国
特許第4,883,455号明細書も、参照されるべきで
ある。
【0003】このマウントは、一般に、円筒形のボディ
ー部と、このボディー部をサポート部上に取り付けるた
めのブラケットとを備えている。ボディー部は、熱交換
器の熱媒流体の通路を受け入れるようにされている。ボ
ディー部は、熱媒流体の入口と出口とを備えており、熱
交換器の通路内で熱媒流体が循環するように、それぞれ
開口部がボディー部の周りを通っている。このマウント
内には、嵌合シーリングの手段ないし機構が設けられて
いる。これは、取り外し可能なようにボディー部へ熱交
換器を固定し、且つ熱媒流体の漏れを防ぐように、ボデ
ィー部と熱交換器の内周面との間を密封するためのもの
である。嵌合シーリング手段は、熱交換器の内周面に対
してボディー部の外周部分を拡張することによって機能
し、ボディー部の外周面と、熱交換器の内周面との間の
シールを形成し、ボディー部の上に熱交換器を保持す
る。
【0004】このマウント内のブラケット上には、複数
のホースフィッティングが設けられている。これらのホ
ースフィッティングは、水の入口ホースおよび出口ホー
スとの連絡のために、熱媒流体の入口通路および出口通
路と流体連絡されている。『サーンズカンデューサ』と
いう商品名のマウントには、マウントを通り抜ける熱媒
流体の流れを止めるためのバルブは設けられていない。
このマウント内の水の流れは、水の入口および出口ホー
スを通る水の流れを、手動で封じることによって制御さ
れている。
【0005】
【発明の開示】本発明は、熱交換器を保持するために用
いられるマウンティングアセンブリを提供する。この熱
交換器は、通路画定面を備えるタイプのものであって、
その通路画定面は、熱媒流体が循環する通路の少なくと
も一部分を画定する。本発明は、特に熱交換器を取り付
けるために用いられるマウンティングアセンブリを提供
する。この熱交換器は、心臓麻痺において使用される血
液ないし流体を、温めたり冷やしたりするために用いら
れるタイプのものである。このマウンティングアセンブ
リ上に取り付けられた熱交換器へ、熱媒流体(例えば
水)が供給される。すなわち、このマウンティングアセ
ンブリ上に熱交換器が固定して取り付けられた後だけバ
ルブが開けられて、その熱交換器へ熱媒流体が供給され
る。そして、熱交換器がマウンティングアセンブリから
取り外される前にバルブを閉め、熱媒流体の供給を止め
る。このマウンティングアセンブリは、使用者が、マウ
ンティングアセンブリに熱交換器をロックするか、もし
くはそのロックを解除する操作を手動で行うときに、バ
ルブが開かれたり閉じられたりするように設計されてい
る。
【0006】一般に、本発明のマウンティングアセンブ
リは、サポート部上にマウンティングアセンブリを取り
付けるためのブラケットと、このブラケット上に取り付
けられるボディー部とを備えている。ボディー部は、熱
交換器の通路の中に受け入れられるように構成されてい
る。ボディー部は、熱交換器の通路を通って循環する熱
媒流体のための、熱媒流体入口通路および出口通路を備
えている。嵌合シーリング手段は、ボディー部上に設け
られ、動作時位置と解除時位置との間を移動可能にされ
る。動作時位置においては、熱交換器の通路を密封する
ため、および、ボディー部上に熱交換器を保持するため
に、嵌合シーリング手段が、熱交換器の通路画定面と接
して密封状態を付与するように構成されている。解除時
位置においては、マウンティングアセンブリからの熱交
換器の取り外し、もしくは、マウンティングアセンブリ
への熱交換器の取り付けを可能にするため、ボディー部
に対して熱交換器のロック状態を解除するように構成さ
れている。また、バルブ手段も設けられている。バルブ
手段は、嵌合シーリング手段と協働するように連結さ
れ、嵌合シーリング手段がその動作時位置にあるとき
は、熱媒流体入口通路が開き、嵌合シーリング手段がそ
の解除時位置にあるときには、熱媒流体入口通路が閉じ
るように構成されている。
【0007】嵌合シーリング手段は、動作時位置と解除
時位置との間で、非動作時のシーリング位置を有してい
るのが好ましい。この非動作時のシーリング位置におい
ては、嵌合シーリング手段が熱交換器の通路画定面と接
して密封状態を付与し、これにより熱交換器の通路が密
封されてボディー部上に熱交換器が保持されるが、バル
ブ手段は閉じられて熱媒流体入口通路内の熱媒流体の流
れが止められる。
【0008】また、マウンティングアセンブリは、熱媒
流体の通路を画定する概ね円筒形のキャビティを備えた
タイプの熱交換器を取り付けるように構成されている。
マウンティングアセンブリのボディー部は、細長く、概
ね円筒形である。嵌合シーリング手段は、ボディー部上
にリング係合面を備えているのが好ましい。押し広げら
れて拡張可能な環状シーリングリングは、ボディー部と
同心円上に設けられ、ボディー部のリング係合面と係合
する。ボディー部にはシール作動部材が設けられ、拡張
可能な環状シーリングリングが、ボディー部のリング係
合面に対して押されることによって密封状態が付与され
る。嵌合シーリング手段が、第1位置から第2位置へ、
その解除時位置とその非動作時のシーリング位置との間
で動かされるときに、シール作動部材は可動とされる。
この第1位置においては、シール作動部材は、リング係
合面に対してシーリングリングを十分には押さない。こ
れにより、シーリングリングは拡張されず、熱交換器の
通路画定面との密封状態は付与されない。第2位置にお
いては、シール作動部材はシーリングリングを十分に押
す。これにより、リング係合面に対して環状リングが締
め付けられて、シーリングリングが拡張され、熱交換器
の通路画定面との密封係合が付与される。嵌合シーリン
グ手段がその非動作時のシーリング位置と動作時位置と
の間で動かされるときには、シール作動部材はその第2
位置に保持される。
【0009】さらにマウンティングアセンブリには、シ
ール作動部材と協働するように連結されたカム手段を設
けるのが効果的である。これにより、シール作動部材は
その第1位置と第2位置との間で動かされる。例えば、
このカム手段は、ブラケット上に取り付けられたカム面
と、このカム面に係合するように構成されたカムフォロ
ーワーと、連結ロッドと、カム面に対してカムフォロー
ワーを付勢するばねとを備えている。連結ロッドの一方
端は、シール作動部材に接続され、その他端は、カムフ
ォローワーに接続されている。カム面とカムフォローワ
ーは、解除時位置から非動作時のシーリング位置を通っ
て、動作時位置へ互いに回転するように構成されてお
り、これにより、シール作動部材は、その第1位置と第
2位置との間で動かされる。カム面は、動作時位置と非
動作時のシーリング位置との間の範囲において、シール
作動部材をその第2位置に保持するようなプロフィール
に形成される。
【0010】シール作動部材の第1位置と第2位置を手
動で調整するように、連結ロッドと協働するアジャスト
メント手段がマウンティングアセンブリに設けられるの
が好ましい。例えば、このアジャストメント手段には、
スロットが含まれていてもよい。このスロットは、細長
で、連結ロッドの軸方向へ延びるもので、連結ロッドの
カムフォローワーが接続された側の端部に隣接して設け
られる。細長のスロットは、カムフォローワーを受け入
れてカムフォローワーを連結アームに接続する。調整ね
じが連結ロッド内にねじ止め式に受け入れられる。この
際、調整ねじの一方端はカムフォローワーと係合し、カ
ムフォローワーとシール作動部材との間の連結ロッドの
長さが調整される。
【0011】また、マウンティングアセンブリは、流体
入口および流体出口を備えているのが好ましい。これら
流体入口および流体出口は、バルブ手段と流体連絡し、
流体供給管路ないし流体排出管路と接続するための接続
部を備えている。バルブ手段は、バイパス手段を備えて
いるのが好ましく、流体の流れを入口から出口へ直接方
向づける一方で、バルブが閉じているときに、熱交換入
口通路および熱交換出口通路とをバイパスで結ぶ。この
他の態様については、以下に説明する。
【0012】
【実施例】本発明の好適な実施例を、図1〜9を参照し
て説明する。本発明に係るマウンティングアセンブリの
全体は、符号10で示されている。マウンティングアセ
ンブリ10は、熱交換器を保持する。符号12で示され
るこの熱交換器は、通路画定面14を備えるタイプのも
のであり、この通路画定面14は、熱媒流体が循環する
概ね円筒形の通路16の少なくとも一部分を画定する。
米国特許第4,846,177号明細書、および、第4,
883,455号明細書には、特にマウンティングアセ
ンブリと熱交換器とが開示されている。
【0013】マウンティングアセンブリ10は、特に、
心臓麻痺のための血液もしくは溶液を、冷やしたり温め
たりするために使用されるタイプの熱交換器12を保持
し、熱媒流体(例えば水)を熱交換器12へ供給し、血
液もしくは溶液と熱媒流体との間で熱伝達を行わせるも
のである。マウンティングアセンブリ10は、熱交換器
12を手軽に接続したり取り外したりできる機構を備え
ている。心臓麻痺の場合にあっては、熱交換器は無菌状
態でなければならず、さらには使い捨て可能である。マ
ウンティングアセンブリ10は、再度使用可能なもので
ある。
【0014】図1および図3に示すように、マウンティ
ングアセンブリ10は、一般に、クランプ20のような
サポート部材の上に、マウンティングアセンブリ10を
取り付けるためのブラケット18と、このブラケット1
8の上に取り付けられる概ね円筒形で細長いボディー部
22とを備えている。ボディー部22は、熱交換器12
の通路16内に収められる。ボディー部22は、熱媒流
体の入口通路24および出口通路26を備えており、熱
媒流体は、熱交換器12の通路16を通って循環する。
ブラケット18上には、細長いポール19が取り付けら
れている。このポール19は、その上でクランプ20を
固定するのに好適な構造を備えている。
【0015】嵌合シーリング手段(例えば、O型の第1
リング28および第2リング30を備える)は、ボディ
ー部22上に設けられる。(28のところの)この嵌合
シーリング手段は、(図4および図5にそれぞれ対応す
る)動作時位置と解除時位置との間で移動可能にされて
いる。動作時位置(図4)において、(28のところ
の)嵌合シーリング手段は、熱交換器12の通路14を
密封するために、熱交換器の通路画定面と接して、密封
状態を付与するように取り付けられる。また、この嵌合
シーリング手段は、ボディー部22上に熱交換器12を
保持する。解除時位置(図5)において、(28のとこ
ろの)嵌合シーリング手段は、ボディー部22から熱交
換器12を外すように用いられ、これにより、マウンテ
ィングアセンブリ10に対して熱交換器12を取り外し
たり据え付けたりが可能となる。シーリングリング28
および30は、シリコンゴム材から形成される。第1シ
ーリングリング28は、デュロメータでのショアー硬度
がAスケールで概ね40であり、第2シーリングリング
30は、デュロメータでのショアー硬度がAスケールで
概ね70である。
【0016】符号32で示されるバルブ手段は、嵌合シ
ーリング手段28と協働するように連結され、嵌合シー
リング手段28がその動作時位置(図4)にあるとき
に、熱媒流体入口通路24を開き、また、嵌合シーリン
グ手段28がその解除時位置にあるときに、熱媒流体入
口通路24を閉じる。バルブ手段32は、熱媒流体入口
通路24が開いたり閉じたりするときに、熱媒流体出口
通路26を開いたり閉じたりする手段を備えているのが
好ましい。バルブ手段32の一実施例を、以下に詳しく
説明する。
【0017】動作時位置(図4)と解除時位置(図5)
との間に、非動作時のシーリング位置(図6)を嵌合シ
ーリング手段28がさらに有しているのが好ましい。非
動作時のシーリング位置(図6)において嵌合シーリン
グ手段28は、熱交換器12の通路画定面14と接して
密封状態をもたらすように取り付けられ、熱交換器12
の通路16を密封し、ボディー22の上に熱交換器12
を保持するが、バルブ手段32は閉じられ、熱媒流体入
口通路24内での熱媒流体の流れを妨げる(熱媒流体出
口通路26も、同様に閉じられるのが好ましい)。
【0018】(28における)嵌合シーリング手段は、
ボディー部22の(拡張可能な環状の『第1』シーリン
グリング28の)上にリング係合面34を有し、さら
に、シール作動部材36をボディー部22の上部に備え
ているのが好ましい。このシール作動部材は、第1シー
リングリング28を、ボディー部22上のリング係合面
34へ押し付けて保持する。第1シーリングリング28
は、ボディー部22と同軸であり、ボディー部22のリ
ング係合面34と係合する。リング係合面34は、第1
シーリングリング28と第2シーリングリング30との
間で、ボディー部22に沿った軸上に配置されてもよ
く、シール作動部材36は、第2シール30から離れた
第1シーリングリング28の軸上に配置されてもよい。
【0019】嵌合シーリング手段がその解除時位置(図
5)とその非動作時のシーリング位置(図6)のと間を
移動するとき、シール作動部材36は、第1位置(図
5)から第2位置(図4および図6)へ動かされる。第
1の移動(図5)において、シール作動部材36は、リ
ング係合面34に対して第1シーリングリング28を十
分に押さない。これが十分に押された場合は、シーリン
グリング28と熱交換器12の通路画定面14とが密封
係合させるように、シーリングリングが押し広げられて
拡張する。シール作動部材36が第1位置にあるとき
に、シール作動部材が、シール係合面34に対して第1
シーリングリング28を全く締め付けないことが最も好
ましい。
【0020】第2位置(図4および図6)において、シ
ール作動部材36は、第1シーリングリング28をリン
グ係合面34に対して締め付けように、第1シーリング
リング28を十分に押し、第1シーリングリング28
が、熱交換器12の通路画定面14と密封係合するよう
に、第1シーリングリングを押し広げる。図示するよう
に、シール作動部材36は、その第1位置(図5)から
その第2位置(図4)へ、第2シール30に向かう方向
へ(図4〜6において下方に)移動可能である。
【0021】嵌合シーリング手段が、その非動作時のシ
ーリング位置(図6)と、その動作時位置(図4)との
間を移動するときに、シール作動部材36は、その第2
位置(図4および図6)に保持される。非動作時のシー
リング位置(図6)と動作時位置(図4)との間でシー
ル作動部材36をその第2位置に保持することで、バル
ブ手段32が開閉されるときにバルブ手段32の開状態
で、シーリングリング28および第2シール30と、熱
交換器12の通路画定面14との密封係合が確実に保た
れる。バルブ手段32が閉じられた後だけ(例えば、非
動作時のシーリング位置(図6)と解除時位置(図5)
との間で)、シール作動部材36はその第1位置へ移動
し、熱交換器12の通路画定面14からシーリングリン
グ28を外す。
【0022】図4に示すように、第1および第2シール
28,30は、ボディー部22上に取り付けられる。こ
れらは、マウンティングアセンブリ10上に取り付けら
れた熱交換器12の熱交換通路16の長さに比して適切
な距離を互いにおいて、ボディー部22に沿う軸上に離
れて設けられる。さらには、熱交換通路16の長さと、
第1シールおよび第2シールとの間の距離が概ね同じ
(約6インチ(152mm))であるのが好ましい。こ
の配置は、第2シール30が、通路画定面14の一方端
と隣接して、熱交換器12の通路画定面14と密封係合
することを可能にし、また、第1シール28が、他方端
と隣接して、通路画定面14と密封係合することを可能
にする。これにより、熱媒流体が熱媒流体通路16から
漏れ出すのを防止できる。
【0023】第1シーリングリング28が動かされて、
その第1位置(図5)からその第2位置(図4)へ拡張
されるときに、拡張可能な第1シーリングリング28
を、第2シール30へ向かう軸方向に動かす手段が設け
られるのが最も好ましい。例えば、リング係合面34
が、概ね円錐形で、第2シール30へ向かう方向に外側
へテーパ状に開いていることが可能である。これによ
り、第1シーリングリング28が、シール作動部材36
によって、シール係合面34に対して押されるときに、
第1シーリングリング28は、第2シール30に向かう
軸方向へ押される。リング係合面34のテーパの角度
は、概ね60度が好適である。本明細書において、『テ
ーパの角度』とは、ボディー部22の長手軸と、リング
係合面34とがなす角度を意味する。第1シーリングリ
ング28が同時に起こす軸方向の動きと拡張は、マウン
ティングアセンブリ上に熱交換器12を確実に固定する
のに役立つものと考えられ、さらに、熱交換器12の通
路画定面14と接し信頼性の高い密封が保たれるものと
考えられる。この動きによって、熱交換器12は、マウ
ンティングアセンブリ10のボディー部22に沿った軸
上を、第2シール30に対して少しだけ動かされる。
【0024】図5に示すように、例えば、第1シール2
8がその第1位置ないし拡張されていない位置にあると
きに、第2シール30の環状の直径は、第1シール28
の直径よりも大きいのが好ましい。本明細書において
は、Oリングシールに関し、『環状の』直径とは、その
中心軸の回りのOリングの大きい方の直径を意味し、反
対に、『断面の』直径とは、Oリングの部分断面におけ
る比較的小さな直径を意味している。その配置は、上述
の第1シール28を第2シール30の方へ拡張し動かす
ときのように、第1シール28は、熱交換器12を第2
シール30の方へ押し、第2シール30の拡張を必要と
せずに、第2シール30と熱交換器12の通路画定面1
4との間でシールが形成される。第1および第2シーリ
ング0リング28,30は、円形以外の断面を備えてい
ても使用可能であるが、円形の断面を備えているのが好
ましい。
【0025】第2シール30は、ボディー部22内に形
成された(30のところの)環状溝で保持されるのが好
ましく、さらに、環状の肩部37によって支えられるの
が最も好ましい。これにより、第1シール28の軸方向
への動きによって熱交換器12が第2シール30に対し
て押されるときに、第2シール30が、その環状溝30
の外側で回るのを防止できる。肩部37は、テーパ状に
されており、ボディー部22の長手軸に対して約24度
の角度にされている。
【0026】一般に固定的である本発明の第2シール3
0の代わりとして、第1シール28で用いられているシ
ール作動部材36に幾分似通った作動機構と共に用いら
れる第2シール(図示せず)が提供され得る。第2シー
ルにおけるこのような作動機構は、第2シールが拡張さ
れたときに、第2シールを第1シールに向かう軸方向へ
動かすように配置される。ここで考えられている別の構
成においては、二つのシールのそれぞれの第2(拡張さ
れたシーリングの)位置へシールが拡張されるとき、二
つのシールの間の距離が短くされる。熱交換器12は、
これらのシール間で確実に保持される。
【0027】もう一つ別の実施例において、第1および
第2シールの間の距離は、これらのシールがその第2
(拡張されたシーリングの)位置へ動かされるときに長
くなる。そして、対応する熱交換器の通路画定面は、環
状の肩部(図示せず)を伴って設けられる。このような
別の実施例において、第1および第2シールは、環状の
肩部に力を加え、別案のマウンティングアセンブリ(図
示せず)の上に、熱交換器を保持する。
【0028】図3および図9に示すように、熱交換器1
2の通路画定面14の各端縁は、フレアを付けたフラン
ジ100に形成される。フランジ100は、通路16の
長手軸に対して、約24度の角度でフレアが付けられる
のが最も好ましい。第1シーリングリング28がフラン
ジ100の一つと係合するときに、第1シーリングリン
グ28は、フランジ100に軸方向成分の力を加える。
この結果、熱交換器12は、第2シール30に対して軸
方向へ動かされ、シーリングのための力が、第2シール
30と他のフランジ100との間に加えられる。熱交換
器12のフレア付きフランジ100が、別のマウンティ
ングアセンブリ10の実施例で用いられることも考慮さ
れており、このような実施例において、第1シーリング
リング(図示せず)は、その第2(シーリングの)位置
へ拡張されるときに軸方向へ動かない。
【0029】また、図3に示すように、熱交換器12の
通路画定面14は、波形の面14にされるのが最も好ま
しい。この波形面は、面14に近い側で熱媒流体(例え
ば水)の流れを通す複数の溝を画定する。この構成は、
面14を通した熱伝達を最大にするのに役立つものと考
えられる。通路画定面14と反対側のバリア102の面
104は、血液ないし心臓麻痺溶液と接触する。面10
4も波形の面にされ、この面104に沿う血液ないし心
臓麻痺溶液の流れのための溝を画定する。
【0030】符号38で示されるカム手段は、シール作
動部材36と協働するように連結され、シール作動部材
36をその第1位置と第2位置との間で動かす。例え
ば、カム面40とカムフォローワー42は、ブラケット
18上に取り付けられる。カムフォローワー42は、カ
ム面40と係合するように取り付けられ、カムフォロー
ワー42がカム面40に対して移動する(例えば回転す
る)ように、シール作動部材36は、その第1位置と第
2位置との間で動かされる。カムフォローワー42は、
(同様に42のところで)ローラを備えるのが好まし
い。このローラは、カムフォローワーの端部で、カム面
40と回転係合する。これは、カムフォローワー42
が、ロック解除する非動作時のシーリング位置と動作時
位置との間で、ボディー部22の長手軸の周りに回転さ
せられるときに、カムフォローワー42の長手軸の周り
でローラが回転する構成である。
【0031】連結ロッド44は、カム手段38とシール
作動部材36とが協働するように連結する。連結ロッド
44の一方端はシール作動部材36に接続され、他端は
カムフォローワー42へ接続される。これにより、シー
ル作動部材36とカムフォローワー42とは、少なくと
も(ボディー部に対して)軸方向へ一体になって動く。
【0032】シール作動部材36とボディー部22とを
有効に係合させる鋼製コイルばね46は、カムフォロー
ワー42をカム面40に向かって付勢する。ばね46
は、シール作動部材36をその第1位置(第1シーリン
グリング28を拡張していない位置)へ付勢するように
図示されている。これは、好適な構成であって、カム面
40に沿うカムフォローワー42の動きによって、シー
ル作動部材36は、ばねの付勢力に抗してその第2位置
(第1シーリングリング28が拡張された位置)へ動か
される。
【0033】また、カムフォローワー42と直接に係合
するばね(図示せず)によって、カムフォローワー42
がカム40に向かって付勢されてもよい。さらに、ばね
(図示せず)が設けられ、シール作動部材36をその第
2位置へ付勢し、カム面40とカムフォローワー42と
が、ばねの付勢力に抗してシール作動部材をその第2位
置ヘ動かすように構成されて配置される。その他の案と
しては、カム面40の代わりに、カムスロット(図示せ
ず)を設け、積極的にカムフォローワー(図示せず)を
案内し、シール作動部材36をその第1位置と第2位置
との間で動かすことが挙げられる。この場合において、
シール作動部材を、それらの一方位置へ付勢するための
ばねは用いられない。
【0034】好適な実施例において、カム面40は、シ
ール作動部材36を保持するように構成される。シール
作動部材は、動作時位置(図4)と非動作時のシーリン
グ位置(図6)との間の、その第2位置(図4および図
6)で保持される。図7には、カムフォローワー42と
シール作動部材36の動きを制御するカム面40の、適
切なプロフィールが図示されている。カム面40のプロ
フィールは、点“O”と点“NS”との間で符号48で
示されているように、概ね平らである。カム面40のこ
の部分48は、動作時位置(“O”)と、非動作時のシ
ーリング位置(“NS”)との間で、カムフォローワー
42と係合する。カム面40のこの部分48で、カムフ
ォローワー42はカム面40に係合し、ばね46の付勢
力に抗してシール作動部材36を第2位置に保持する
(これにより、第1シーリングリング28が拡張す
る)。
【0035】点“NS”と点“R”との間の符号50で
示すように、カム面40のプロフィールは、一般に、ス
ロープ状にされており、このカム面40の一部分50
は、非動作時のシーリング位置(“NS”)と解除時位
置(“R”)との間で、カムフォローワー42と係合す
る。カム面40のこのスロープ部分50において、カム
フォローワー42が点“R”から点“NS”へ回転され
るとき、カムフォローワー42はカム面40に係合す
る。これにより、シール作動部材36は、その第2位置
へ引っ張られる(第1シーリングリング28を拡張する
ため)。カムフォローワー42が、点“NS”から点
“R”へスロープ部分50に沿って回転されるとき、ば
ね46は、シール作動部材36をその第1位置へ動かす
ことができる(第1シーリングリング28を拡張しない
ように)。
【0036】図8に示すように、符号52で示されるア
ジャストメント手段が、シール作動部材36の第1およ
び第2位置を手動で調整するために設けられる。アジャ
ストメント手段52は、細長いスロット54を備えてい
る。このスロットは、カムフォローワー42に接続され
た端部に隣接して、連結ロッド44の中に設けられる。
また、このスロットは、連結ロッド44の軸方向へ延び
ている。細長いスロット54は、カムフォローワー42
を受け入れて、カムフォローワー42を連結アーム44
へ接続する。調整ねじ56は、ねじ止め式に連結ロッド
44の中へ受け入れられる。このとき、調整ねじ56の
一方端は、カムフォローワー42と係合し、カムフォロ
ーワー42とシール作動部材36との間の連結ロッド4
4の長さが調節される。
【0037】調節ねじ56を回すことによって、カムフ
ォローワー42とシール作動部材との間の距離が調整可
能となり、第1シーリングリング28に加える軸方向へ
の圧力を増やしたり減らしたりすることができる。これ
により、シール作動部材36がその第2位置にあるとき
に、第1シーリングリング28が、熱交換器12の通路
画定面14と接して密封状態を確実にし、また、シール
作動部材36がその第1位置にあるときに、第1シーリ
ングリング28が、熱交換器12の解放を確実にする。
【0038】バルブ手段32は、一般に、弁箱58と、
円筒形の弁体62とを備えるのが好ましい。弁箱は、概
ね円筒形のキャビティ60を画定する壁59を有してお
り、弁体62は、弁箱58に対して回転するように、キ
ャビティ60の中に取り付けられる。符号64および6
6で示される接続手段は、弁箱58を、流体供給用管路
68と流体排出用管路69とに接続するために設けられ
る。接続手段64,66は、従来の設計のものであっ
て、素早く取り外しができるタイプの二つのホース接続
64,66の形状とされ、これらは、弁箱58の円筒形
キャビティ60内への開口である流体入口および出口7
0,72と、流体接続されるように取り付けられる。流
体入口および流体出口70,72は、図4〜6に示すよ
うに、キャビティを画定する壁59の互いに反対側を通
ってキャビティ60の中へ開いており、接続部64,6
6は、弁箱58上の互いに反対側の位置に取り付けられ
る。
【0039】弁体62は、流体通路74,76を備えて
いる。これらの流体通路は、弁体62の周囲面78を通
って、熱媒流体の入口および出口24,26と流体連絡
される。弁体62は、熱媒流体の入口および出口24,
26の延長部を有する流体通路74,76を伴って、マ
ウンティングアセンブリ10のボディー部22と一体に
形成(例えばモールド)されるのが最も好ましい。この
構成は、以下の通りである。熱媒流体の入口および出口
24,26は、ボディー部22の長手方向に沿って延び
ており、ボディー部22の反対側に通っているそれらの
開口80および82と、流体通路74,76との間で延
びている。これらの通路24,26は、それぞれ反対の
径方向外方ないし横へ延びており、弁体62の周囲面7
8に至って抜けている。
【0040】ボディー部22と弁体62とは、例えば、
デュロメータでのショア硬度がDスケールで約75のポ
リウレタンのような適切なプラスティック材料で、『一
体に』モールド成型されるのが最も好ましい。本明細書
において『一体に』とは、例えば、機械的に二つの部品
を結合させるのではなく、モールディングや機械加工に
よって一つの部品として同時に形成されることを意味す
る。
【0041】弁体62は、開位置(図4)と閉位置(図
5および図6)との間で、弁箱58に対して回転可能で
ある。開位置(図4)においては、弁体62の流体通路
74,76の開口部(74,76のところの)が、弁箱
58の流体入口および流体出口70,72の開口部(7
0,72のところの)と同じ位置に合わせられる。これ
により、流体入口および流体出口70,72は、熱媒流
体の入口通路および出口通路24,26と流体連絡され
る。閉位置(図5および図6)においては、弁体62の
流体通路74,76の開口部(74,76のところの)
が、弁箱58の流体入口および流体出口70,72の開
口部(70,72のところの)と異なる位置に置かれ
る。これにより、流体入口および流体出口70,72
は、熱媒流体の入口通路および出口通路24,26に対
して流体連絡が遮断される。
【0042】弁体62と弁箱58の開口部(70,7
2,74,76のところ)の構成は、弁体62がその開
位置(図4)へ回転されたときのみ、流体が熱媒流体通
路24,26へ供給・排出されるようにされている。弁
体がその閉位置(図5および図6)にあるとき、熱媒流
体通路24,26は、弁体62によって閉鎖されて、流
体の流れが止められる。
【0043】弁体62とキャビティ画定壁59との間を
密封するために、弁体62に複数のOリングシール8
4,86.88,90を設けるのが最も好ましい。これ
らのOリングシールのうち二つ84,86は、『メジャ
ーな』シールを構成しており、弁体62の周囲面78に
形成された二つのシール受け溝(84,86のところ)
内に収められる。一般に、これら二つのシール受け溝
は、弁体62の周囲面に延びている。『マイナーな』シ
ールであるOリングシール88,90は、弁体62の周
囲面78に設けられる環状の二つのシール受け溝(8
8,90のところ)内に収められる。これらの溝は、流
体通路74,76の径方向開口と同心の位置に形成され
る。本明細書において用いられる『マイナーな』シール
および『メジャーな』シールという用語は、単なる呼称
であって、図示するように、それらの相対的な大きさに
関係している。
【0044】マイナーシール88,90は、流体通路7
4,76の開口(74,76のところ)の周りに設けら
れ、弁箱58のキャビティ画定壁59と接して密封す
る。流体通路開口74,76の直径は、約0.375イ
ンチ(9.5mm)とされ、マイナーシール88,90
の環状直径は、約0.715インチ(18mm)とされ
る。
【0045】流体通路開口74,76が、入口および出
口70,72と位置合わせされたとき(すなわち、弁体
62がその開位置(図4)にあるとき)に、マイナーシ
ール88,90は流体の漏れを防ぐ。また、流体通路開
口(74,76のところ)が入口および出口70,72
と異なる位置にあるとき(すなわち、弁体がその閉位置
(図5および図6)にあるとき)に、マイナーシール8
8,90は、流体が流体通路74,76へ入らないよう
にする。これにより、熱交換器12がマウンティングア
センブリ10の上にあるとき、および、嵌合シーリング
手段がその動作時位置(図4)へ移動される前の双方の
状態において、熱媒流体通路24,26からの漏れは防
止できる。
【0046】メジャーシール84,86は、流体通路7
4,76の向かい合った面にある流体入口70と流体出
口72とに沿って、弁体62とキャビティ画定壁59と
の間を密封する。すなわち、『第1の』メジャーシール
84が、ボディー部22ないし弁体62に対して長手方
向へ位置するようにして、通路74,76の入口70お
よび出口72の一方側に設けられる。また、『第2の』
メジャーシール86は、ボディー部22ないし弁体62
に対して長手方向へ位置するようにして、通路74,7
6の入口70および出口72の反対側に設けられる。
【0047】メジャーシール84,86は、環状の流体
バイパス通路92を形成する。このバイパス通路は、弁
体62の周囲面78と、弁箱58のキャビティ画定壁5
9との間に位置する。弁体62がその閉位置(図5およ
び図6)にあるとき、バイパス通路92は、流体入口7
0と流体出口72とを互いに流体連絡させると同時に、
流体通路74,76と、熱媒流体入口および出口通路2
4,26とをバイパスで結ぶ。また別の案では、流体バ
イパス通路が、弁体62の周囲面78の中へ窪んだ環状
の凹部によって形成されてもよい。このバイパス通路9
2は、バイパス手段の好適な実施例となる。すなわち、
バルブ手段32が閉位置にあるときに、このバイパス手
段は、流体の流れを入口70から出口72へ直接方向づ
けると同時に、熱交換入口通路および出口通路24,2
6をバイパスで結ぶ。
【0048】図4に示すように、熱媒流体の入口および
出口24,26は、ボディー部22の周囲面で相対する
側に沿った細長い開口80,82を通って外側に開いて
いる。細長い開口80,82は、Oリング28,30の
間の距離のほとんどをカバーするに十分な長さ(例え
ば、Oリング28,30の間の距離が6インチ(152
mm)である場合、5インチ(127mm))であるの
が最も好ましい。この構成により、細長い開口80,8
2が、熱交換器12の熱交換面14の実質的な全体長に
沿って、さらに効果的に熱媒流体を分配することができ
る。細長い開口80,82は、約0.250インチ(6
mm)の幅であるのが好ましい。図4に示すように、熱
媒流体通路24,26の端部98,99は、例えばテー
パ角度45度で、テーパ状にされているのが好ましい。
【0049】マウンティングアセンブリ10は、従来の
設計ではなく、血液酸素供給装置94と併用されるタイ
プの熱交換器12を取り付ける設計であるのが好まし
い。併用される熱交換器12ないし血液酸素供給装置9
4は、互いに協働するように相互接続され、血液と血
液、または血液と心臓麻痺溶液とが、例えば、最初に熱
交換器の中で冷やされ、次に、血液酸素供給装置94を
通過する。
【0050】ハンドル96は、バルブ32および嵌合シ
ーリング手段(例えばシール作動部材36と第1シール
28)を手動で動かすために設けられる。バルブと嵌合
シーリング手段は、解除時位置で非動作時のシーリング
位置と、動作時位置との間で動く。例えば、ハンドル9
6は、一体型ボディー部22または弁体62の上に設け
られ、弁体62を弁箱58に対して回転させ、カムフォ
ローワー42をカム面に対して回転させる。二つのノッ
チ(図示せず)が弁箱58に設けられ、解除時位置およ
び動作時位置において、ハンドル96を取り外し可能に
保持するのが好ましい。ハンドル96は、鋼で形成され
るが、適当に堅く、且つハンドルをノッチから解放する
ときに、ハンドル96が曲がるように、十分な柔軟性と
弾力性を備えている。非動作時のシーリング位置は解除
時位置と動作時位置との間の単なる移動点だから、この
ような点でノッチが用いられることは好ましくない。
【0051】以下、オペレーションについて説明する。
最初に、管路68,69が接続部64,66へ接続さ
れ、水がマウンティングアセンブリ10へ供給される。
この際、マウンティングアセンブリ10は解除時位置
(図5)にあり、バルブ手段32は閉位置(やはり図
5)にある。また、第1シール28は、その第1(拡張
されていない)位置(これも図5)にある。本発明は、
マウンティングアセンブリ10の上に熱交換器12を取
り付ける前に、そして、熱交換器を取り外した後に、供
給管路68によって水が供給されることを可能にする。
すなわち、双方の管路68,69が接続部64,66と
接続された後に、水が供給管路68へ供給される。
【0052】その後、熱交換器12は、マウンティング
アセンブリ10のボディー部12上に置かれ、ボディー
部12は、熱交換器12の通路16の中に受け入れられ
る。円筒形の構造をした熱交換器12の通路16、およ
び、マウンティングアセンブリ10のボディー部22に
よって、作業者(perfusionist)が所望の方向を決定す
るまで、熱交換器12はボディー部22上で手動で回転
することが可能となる。
【0053】ハンドル96は、こののち動かされ、カム
フォローワー42がカム面40に対して回転する。この
回転は、マウンティングアセンブリ10の最初の解除時
位置(図5)から、その非動作時のシーリング位置(図
6)を通って動作時位置(図4)へ至る間でなされる。
ハンドル96が解除時位置(図5)から非動作時のシー
リング位置(図6)へ回転されるときに、カム面40の
プロフィールによって、シール作動部材36は、第1シ
ール28をその第2(拡張された)位置へ絞る。このポ
イントにおいて、熱交換器12の通路16の端縁は効果
的に密封される。ハンドル96がさらに動作時位置(図
4)へ回転されるとき、マウンティングアセンブリ10
のボディー部22と、熱交換器12との間のこの密封状
態は保たれる。
【0054】マウンティングアセンブリ10がその動作
時位置にあるとき、熱交換器12はマウンティングアセ
ンブリ10のボディー部22に対する手動回転が可能で
あり、これによって、熱交換器12とマウンティングア
センブリ10との間の密封を失うことなく、熱交換器1
2を再度方向づけることが可能である。
【0055】上述したように、ハンドル96を解除時位
置(図5)から非動作時位置のシーリング位置(図6)
を通って動作時位置(図4)へ動かすことは、換言すれ
ば、熱交換器12の通路16の端縁が密封された後に、
バルブ32を開くためにバルブ32を操作することにも
なる。バルブ32は、早期に(熱交換器12の通路16
の端縁を密封する前に)は開かない。これは、カムフォ
ローワー42が回転されるときに、弁体62が回転され
るためである。この場合、第1シール28がその第2位
置(図6および図4)へ拡張されるまで、弁体62の流
体通路開口74,76は、弁箱58の入口および出口7
0,72と流体連絡されない。バルブ32が開かれる前
に、熱媒流体通路24,26がバイパス通路92のバイ
パスで結ばれ、流体は入口70から出口72へ直接流れ
る。そして、流体はドレイン管路69内へ排出される。
【0056】熱交換器12をマウンティングアセンブリ
10から取り外すためには、ハンドル96を、動作時位
置(図4)から解除時位置(図5)へ回転するだけでよ
く、これで熱交換器12を取り外すことができる。この
動作を部分的に分解して見ると、拡張可能なシール28
は、その第2位置(図4および図6)からその第1位置
(図5)の方へ動くことが可能となる前に、バルブ32
が閉じられることが分かる。これは、ハンドル96が動
作時位置(図4)から非動作時のシーリング位置(図
6)の方へ手動で回転されるときに、弁体62の流体通
路74,76と弁箱58の入口70および出口72との
流体連絡が外されるためである。第1シール28は、こ
の動きの間、その第2(拡張された)位置に保持され
る。これは、カム面40のプロフィールによってなされ
る。
【0057】ハンドル96が非動作時のシーリング位置
(図6)を越えて解除時位置(図5)の方へ動かされる
まで、第1シール28は熱交換器12の通路画定面14
から外されない。
【0058】本発明の範囲から逸脱することなく、上述
した構成に様々な変更が加えられ得るように、上述の説
明に含まれる全ての事項、もしくは添付図面に示した全
ての事項は、例示として解釈されるべきであって、技術
的思想の範囲を制約するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンビネーション装置の概観図であ
り、本発明のマウンティングアセンブリから分離された
熱交換器/血液酸素供給装置のコンビネーションを示
す。
【図2】 図1の2−2線の方から見た熱交換器の底面
図。
【図3】 図2の3−3線に沿って切断した場合の熱交
換器の断面図。
【図4】 動作時における本発明のマウンティングアセ
ンブリの長手方向の断面図であり、マウンティングアセ
ンブリは、熱交換器(図示されていない)を保持して密
封しており、バルブは開いた状態である。
【図5】 図4と、幾つかの点で似ているマウンティン
グアセンブリの側面図である。バルブの部分は断面図で
示されている。熱交換器がマウンティングアセンブリ上
に据えられ、もしくは、そこから取り外され得る状態で
ある解除時位置を示しており、バルブは閉じられてい
る。
【図6】 図4および図5と、幾つかの点で似ているマ
ウンティングアセンブリの側面図であり、部分的に断面
図で示されている。マウンティングアセンブリが熱交換
器を保持し密封しているが、バルブは閉じたままの状態
である非動作時のシーリング位置を示している。
【図7】 カム面の断面図である。
【図8】 図4の8−8で示す部分を表す拡大断面図で
あり、アドジャストメント機構を示す。
【図9】 マウンティングアセンブリの一部分と熱交換
器の断面図であり、図3に示す熱交換器のフレア付きフ
ランジと、図1および図4〜6の嵌合シーリング手段と
の協働関係を示す。
【符号の説明】
10 マウンティングアセンブリ 12 熱交
換器 14 通路画定面 16 通路 18 ブラケット 19 ポー
ル 20 クランプ 22 ボデ
ィー部 24 入口通路 26 出口
通路 28 第1リング 30 第2
リング 32 バルブ手段 34 リン
グ係合面 36 シール作動部材 38 カム手段 40 カム
面 42 カムフォローワー 44 連結
ロッド 46 コイルばね 48 点0
と点NSとの間の点 50 スロープ 52 アド
ジャストメント手段 54 スロット 56 調整
ねじ 58 弁箱 59 壁 60 キャビティ 62 弁体 64 接続手段 66 接続
手段 68 流体供給用管路 69 流体
排出用管路 70 入口 72 出口 74 開口部 76 開口
部 78 弁体の周囲面 80 開口
部 82 開口部 84 Oリ
ング 86 Oリング 88 Oリ
ング 90 Oリング 92 バイ
パス通路 94 血液酸素供給装置 96 ハン
ドル 98 端縁 99 端縁 100 フランジ 102 バ
リア 104 面 O カム面
上の点 R カム面上の点 NS カム
面上の点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド・バートン・モーラー アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし) (72)発明者 エリン・ジェシカ・リンゼイ アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液または心臓麻痺溶液を温めたり冷や
    したりするタイプの熱交換器(12)を保持するマウン
    ティングアセンブリ(10)であって、該熱交換器(1
    2)が、熱媒流体の循環する通路(16)の少なくとも
    一部分を画定する通路画定面(14)を有しているマウ
    ンティングアセンブリ(10)において、 該マウンティングアセンブリ(10)を、サポート部
    (20)上に取り付けるためのブラケット(18)と、 該ブラケット(18)上に取り付けられるボディー部
    (22)であって、上記熱交換器(12)の通路(1
    6)内に受け入れられるボディー部(22)であり、該
    熱交換器(12)の通路(16)を通る熱媒流体を循環
    させるために、熱媒流体入口通路(24)および出口通
    路(26)を備えるボディー部(22)と、 該ボディー部(22)上で第1位置から第2位置へ拡張
    可能なシール(28)であって、上記第1位置において
    該シール(28)は、上記マウンティングアセンブリ
    (10)に対する上記熱交換器(12)の取り付け取り
    外しを可能にするように、該熱交換器(12)を上記ボ
    ディー部(22)から解放するために拡張はされず、上
    記第2位置において該シール(28)は、上記熱交換器
    (12)の上記通路(16)を密封するように、且つ上
    記ボディー部(22)上に該熱交換器(12)を保持す
    るように、該熱交換器(12)の上記通路画定面(1
    4)に対して密着されるために拡張される、そのような
    拡張可能なシール(28)と、 上記熱媒流体入口通路(24)を開いたり閉じたりする
    ためのバルブ(32)と、 上記拡張可能なシール(28)がその上記第1位置にあ
    るときには、常に、上記バルブ(32)が閉じているよ
    うに、該拡張可能なシール(28)をその上記第1位置
    から上記第2位置へ拡張させるための、且つ該バルブ
    (32)を開いたり閉じたりするための手動操作手段
    (34,36,38,44,96)とを備えたことを特
    徴とする、熱交換器を保持するためのマウンティングア
    センブリ。
  2. 【請求項2】熱交換器(12)と、該熱交換器(12)
    を保持するためのマウンティングアセンブリ(12)と
    のコンビネーション装置にして、 上記熱交換器(12)は、 熱媒流体が循環する通路(16)の少なくとも一部分を
    画定する通路画定面(14)を備え、該面(14)を通
    して熱伝達が可能となり、該面(14)の反対側の別の
    流体を温めたり冷やしたりすることができ、 上記マウンティングアセンブリ(10)は、 該マウンティングアセンブリ(10)を、サポート部
    (20)上に取り付けるためのブラケット(18)と、 該ブラケット(18)上に取り付けられるボディー部
    (22)であって、上記熱交換器(12)の通路(1
    6)内に受け入れられるボディー部(22)であり、該
    熱交換器(12)の通路(16)を通る熱媒流体を循環
    させるために、熱媒流体入口通路(24)および出口通
    路(26)を備えるボディー部(22)と、 該ボディー部(22)上で第1位置から第2位置へ拡張
    可能なシール(28)であって、上記第1位置において
    該シール(28)は、上記マウンティングアセンブリ
    (10)に対する上記熱交換器(12)の取り付け取り
    外しを可能にするように、該熱交換器(12)を上記ボ
    ディー部(22)から解放するために拡張はされず、上
    記第2位置において該シール(28)は、上記熱交換器
    (12)の上記通路(16)を密封するように、且つ上
    記ボディー部(22)上に該熱交換器(12)を保持す
    るように、該熱交換器(12)の上記通路画定面(1
    4)に対して密着されるために拡張される、そのような
    拡張可能なシール(28)と、 上記熱媒流体入口通路(24)を開いたり閉じたりする
    ためのバルブ(32)と、 上記拡張可能なシール(28)がその上記第1位置にあ
    るときには、常に、上記バルブ(32)が閉じているよ
    うに、該拡張可能なシール(28)をその上記第1位置
    から上記第2位置へ拡張させるための、且つ該バルブ
    (32)を開いたり閉じたりするための手動操作手段
    (34,36,38,44,96)とを備えたことを特
    徴とする、コンビネーション装置。
  3. 【請求項3】上記手動操作手段(34,36,38,4
    4,96)は、(a) 上記拡張可能なシール(28)
    がその上記第2位置から上記第1位置の方へ動くことが
    可能になる前に、上記バルブ(32)を閉じ、(b)
    上記バルブ(32)を開く前に、上記拡張可能なシール
    (28)をその上記第1位置から第2位置へ拡張し、 上記バルブ(32)は、上記熱媒流体入口通路(24)
    の開時もしくは閉時に、上記熱媒流体出口通路(26)
    を開いたり閉じたりすることを特徴とする、請求項1ま
    たは2に記載のマウンティングアセンブリまたはコンビ
    ネーション装置。
  4. 【請求項4】上記マウンティングアセンブリ(10)上
    に取り付けられる上記熱交換器(12)は、熱媒流体の
    通路(16)を画定する概して円筒形のキャビティ(1
    6)を有し、 上記マウンティングアセンブリ(10)の上記ボディー
    部(22)は、細長く概ね円筒形であって、該ボディー
    部(22)上で上記熱交換器(12)の手動回転が可能
    となるように構成され、 上記拡張可能なシール(28)は、上記ボディー部(2
    2)と同軸の拡張可能な環状シーリングリング(28)
    を含み、 上記手動操作手段(34,36,38,44,96)
    は、 上記ボディー部(22)上のリング係合面(34)と、 上記ボディー部(22)上に取り付けられて、該ボディ
    ー部(22)の上記リング係合面(34)に対して上記
    拡張可能な環状シーリングリング(28)を捕らえ受け
    るシール作動部材(36)とを備え、 上記シール作動部材(36)は、上記第1位置と上記第
    2位置との間で上記シーリングリング(28)を移動さ
    せるように上記ボディー部(22)に対して軸方向へ移
    動可能であり、 上記第1位置では、上記シーリングリング(28)が拡
    張されないで上記熱交換器(12)の上記通路画定面
    (14)とシール係合するように、該シール作動手段
    (36)が該シーリングリング(28)を上記リング係
    合面(34)に向かって十分には押さず、 上記第2位置では、該シーリングリング(28)が上記
    リング係合面(34)を締め付けて該熱交換器(12)
    の通路画定面とシーリング係合するように、該シール作
    動手段(36)が該シーリングリング(28)を拡張さ
    せるべく十分に押す、請求項3記載のマウンティングア
    センブリもしくはコンビネーション装置。
  5. 【請求項5】上記シーリングリング(28)が、上記通
    路画定面(14)の一方端に隣接してシール係合をなす
    ように構成されて、該シーリングリング(28)から上
    記ボディー部(22)の軸方向に沿って距離をおいた該
    ボディー部(22)上の位置に、上記熱交換器(12)
    の上記通路画定面(14)の他方端に隣接してシール係
    合をなすように設けられた第2のシール(30)と、 上記シーリングリング(28)と上記第2シール(3
    0)との間の上記ボディー部(22)の軸に沿う部分に
    設けられた上記リング係合面(34)と、 該第2シール(30)から離れる方向で上記シーリング
    リング(28)の軸上に設けられた上記シール作動部材
    (36)とを備え、 上記シール作動部材(36)は、上記第2シール(3
    0)に向かう方向へ、上記第1位置からその上記第2位
    置へ動くことが可能であり、 上記リング係合面(34)は、概ね円錐形で、上記第2
    シール(30)に向かう方向で外側へテーパー状となっ
    ており、これにより、上記シール作動部材(36)が上
    記シール係合面(34)に対して上記シーリングリング
    (28)を押すときに、該シーリングリング(28)
    は、該第2シール(30)に向かう軸方向へ押される請
    求項4記載のマウンティングアセンブリまたはコンビネ
    ーション装置。
  6. 【請求項6】上記マウンティングアセンブリ(10)の
    上記手動操作手段が、上記シール作動部材(36)と協
    働するように連結されたカム手段(38)をさらに備
    え、その第1および第2位置の間で該シール作動部材
    (36)を動かす請求項5記載のマウンティングアセン
    ブリまたはコンビネーション装置。
  7. 【請求項7】上記カム手段(38)は、上記ブラケット
    (18)上に設けられるカム面(40)と、該カム面
    (40)と係合するように用いられるカムフォローワー
    (42)と、一方端が該カムフォローワー(42)に接
    続される連結ロッド(44)と、該カム面(40)に対
    して該カムフォローワー(42)を付勢するばね(4
    6)とをさらに備え、 上記シール作動部材(36)を上記第1および第2位置
    の間で動かすために、上記カム面(40)および上記カ
    ムフォローワー(42)が、解除時位置(図5)から非
    動作時のシーリング位置(図6)を通って動作時位置
    (図4)へ互いに相対的に回転するように構成され、 上記カム面(40)が、上記動作時位置上または上記非
    動作時のシーリング位置上の、あるいはこれらの位置の
    間の、その第2位置に上記シール作動部材(36)を保
    持するような輪郭にされ、 上記カム面(40)と上記カムフォローワー(42)と
    が上記動作時位置と上記非動作時のシーリング位置との
    間で回転されるときに、上記手動操作手段(34,3
    6,38,44,96)が上記バルブ(32)を開き、
    上記カム面および上記カムフォローワーの一方を該カム
    面および該カムフォローワーのうち残った他方に対して
    手動で回転させるためのハンドル(96)を、該手動操
    作手段がさらに備える請求項6記載のマウンティングア
    センブリまたはコンビネーション装置。
  8. 【請求項8】上記バルブ(32)と流体連絡されて、流
    体供給管路または流体排出管路(68,69)へ接続す
    るための接続部(64,66)を有する流体入口(7
    0)と流体出口(72)とをさらに備え、 上記バルブ(32)は、上記入口(70)から上記出口
    (72)へ直接に流体の流れを方向づける一方、該バル
    ブ(32)が閉じられたときに、熱媒流体入口と出口
    (24,26)とをバイパスで結ぶ請求項1または2記
    載のマウンティングアセンブリまたはコンビネーション
    装置。
  9. 【請求項9】上記バルブ(32)は、概ね円筒形のキャ
    ビティ(60)を画定する壁(59)を有する弁箱(5
    8)を備え、該弁箱(58)内に上記流体入口(70)
    および流体出口(72)が形成され、それぞれが上記キ
    ャビティ(60)内に開口を備え、 概ね円筒形の弁体(62)は、上記熱媒流体入口および
    出口(24,26)と流体連絡するように、該弁体(6
    2)の円筒形表面(78)を通って開口された流体通路
    (74,76)を備え、 上記弁体(62)は、開位置と閉位置との間で上記弁箱
    (58)に対して回転可能であり、 上記開位置では、上記弁体(62)内の上記流体通路
    (74,76)の上記開口が、上記弁箱(58)内の上
    記流体入口および出口(70、72)の上記開口と同じ
    位置に合わされて、該流体入口および出口(70、7
    2)が、熱媒流体入口および出口通路(24,26)と
    流体連絡され、 上記閉位置では、該弁体(62)内の上記流体通路(7
    4,76)の上記開口が、上記弁箱(58)内の上記流
    体入口および出口(70、72)の上記開口と異なった
    位置にされて、上記熱媒流体入口および出口通路(2
    4,26)が、上記流体入口および出口(70、72)
    との流体連絡を遮断され、 上記バルブ(32)は、上記弁体(62)の外周面と、
    上記弁箱(58)の上記キャビティ(60)を画定する
    上記壁(59)との間に形成される環状の溝(92)を
    さらに備え、該溝(92)は、上記バルブ(32)が閉
    じているときに、上記流体入口および出口(70、7
    2)を互いに流体連絡させる一方、上記熱媒流体入口通
    路(24)と出口通路(26)とをバイパスで結び、且
    つ上記弁体(62)が、上記弁箱(58)の上記キャビ
    ティ画定壁(59)に対して密封状態を付与するシール
    材(88,90)を、上記弁体(62)の上記開口の周
    囲に有する請求項8記載のマウンティングアセンブリも
    しくはコンビネーション装置。
JP5123942A 1992-05-27 1993-05-26 熱交換器を保持するためのマウンティングアセンブリおよびそれらのコンビネーション装置 Pending JPH0630988A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US888840 1992-05-27
US07/888,840 US5255734A (en) 1992-05-27 1992-05-27 Combination mount and fluid path for heat exchanger

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0630988A true JPH0630988A (ja) 1994-02-08

Family

ID=25394010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5123942A Pending JPH0630988A (ja) 1992-05-27 1993-05-26 熱交換器を保持するためのマウンティングアセンブリおよびそれらのコンビネーション装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5255734A (ja)
EP (1) EP0571990A2 (ja)
JP (1) JPH0630988A (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5514335A (en) * 1993-10-25 1996-05-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Blood oxygenation system and reservoir and method of manufacture
US5643191A (en) * 1995-01-26 1997-07-01 Sorin Biomedical Inc. Cardioplegia delivery system and method for converting from warm cardioplegia to cold cardioplegia
JP3902232B2 (ja) * 1995-11-30 2007-04-04 テルモ カーディオバスキュラー システムズコーポレイション 多層中空繊維本体およびその製法
US5762868A (en) * 1995-11-30 1998-06-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Blood oxygenator and heat exchanger
US5899873A (en) * 1997-03-24 1999-05-04 Quest Medical, Inc. Biological fluid delivery system
US5951949A (en) * 1997-05-14 1999-09-14 Avecor Cardiovascular Inc. Heat exchanger for medical applications
US5997816A (en) * 1997-05-14 1999-12-07 Medtronic Avecor Cardiovascular, Inc. Heat exchanger for medical applications
US6113782A (en) * 1998-07-28 2000-09-05 Terumo Cardiovascular Systems Corporation Potting of tubular bundles in housing
US6508983B1 (en) 1999-07-19 2003-01-21 Cobe Cardiovascular Exchanger apparatus and method of manufacture
CA2717754C (en) * 2008-03-04 2017-06-06 Infusion Innovations, Inc. Devices, assemblies, and methods for controlling fluid flow
US8251346B2 (en) 2008-03-04 2012-08-28 Infusion Innovations, Inc. Devices, assemblies, and methods for controlling fluid flow
US9849277B2 (en) 2010-12-15 2017-12-26 Infusion Innovations, Inc. Devices, assemblies and methods for controlling fluid flow
US8603047B2 (en) 2010-12-15 2013-12-10 Infusion Innovations Devices, assemblies and methods for controlling fluid flow
WO2017008012A1 (en) 2015-07-08 2017-01-12 Infusion Innovations, Inc. Valve assembly and methods of use

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3370827A (en) * 1965-05-10 1968-02-27 Theodore A. Stehlin Valve with interchangeable operator
US3315734A (en) * 1965-10-11 1967-04-25 Hamilton Co Heat exchange jacket with sealing means for syringe
US3585995A (en) * 1968-09-03 1971-06-22 George D Perkins Autotransfusion apparatus
US3640340A (en) * 1970-11-20 1972-02-08 Baxter Laboratories Inc Heat exchange device with convoluted heat transfer wall
US4047563A (en) * 1976-01-27 1977-09-13 Japan Medical Supply Co., Ltd. Heat exchanger for artificial heart and lung devices
US4138288A (en) * 1976-05-10 1979-02-06 Shiley Scientific Incorporated Method and apparatus for oxygenating and regulating the temperature of blood
US4138464A (en) * 1976-05-10 1979-02-06 Lewin John E Blood oxygenator with integral heat exchanger
US4065264A (en) * 1976-05-10 1977-12-27 Shiley Laboratories, Inc. Blood oxygenator with integral heat exchanger for regulating the temperature of blood in an extracorporeal circuit
US4351355A (en) * 1980-06-12 1982-09-28 Auto-Valve, Inc. Drain valve
US4902476A (en) * 1983-01-14 1990-02-20 Baxter International Inc. Heat exchanger and blood oxygenator apparatus
US4735775A (en) * 1984-02-27 1988-04-05 Baxter Travenol Laboratories, Inc. Mass transfer device having a heat-exchanger
US4722555A (en) * 1986-03-20 1988-02-02 Soultatis Apostolos K Quick-connect coupling having heads unified with pipe
FR2607707A1 (fr) * 1986-12-08 1988-06-10 Lpi Embase amovible pour catheter et catheter adapte a celle-ci
US4818190A (en) * 1987-12-01 1989-04-04 Pacesetter Infusion, Ltd. Cassette loading and latching apparatus for a medication infusion system
US4846177A (en) * 1988-07-15 1989-07-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Combination fluid path and mount for heat exchanger
US4883455A (en) * 1988-09-13 1989-11-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Cardioplegia administration set
US5120501A (en) * 1988-10-20 1992-06-09 Baxter International Inc. Integrated membrane blood oxygenator/heat exchanger
GB9027971D0 (en) * 1990-12-22 1991-02-13 Peart E & Co Ltd A pipe coupling

Also Published As

Publication number Publication date
US5255734A (en) 1993-10-26
EP0571990A3 (ja) 1994-03-02
EP0571990A2 (en) 1993-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0630988A (ja) 熱交換器を保持するためのマウンティングアセンブリおよびそれらのコンビネーション装置
TWI265817B (en) Mass or energy transfer cartridge and module
CA2143947C (en) Pinch valve
RU2091653C1 (ru) Смесительный клапан
JP4723531B2 (ja) 分離ユニット
CA2341194A1 (en) Medical fluid passage switching apparatus
CN102906349B (zh) 混合阀组件、将供应管连接至混合阀入口的方法、装配件、安装板以及用于安装混合阀的系统
KR20020020738A (ko) 유출통과 능력을 갖는 인라인형 전환 밸브
GB2585984A (en) Integrated manifold and valve assembly
US5813402A (en) Valve for pulmonary catheter
JP2774816B2 (ja) 流体路と取付装置との組合わせ及び熱交換器
KR101878041B1 (ko) 잔압제거형 배관 커넥팅 장치 및 공조 기기
JP2008505761A (ja) 物質またはエネルギー移動カートリッジ
CA2132603A1 (en) Heat Trap for Use with Hot Water Heaters and Storage Systems
JP3011331B2 (ja) 手元操作式湯水混合水栓
US4252150A (en) Pneumatic faucet attachment
KR20200000958U (ko) 퀵 커넥터 어셈블리
JPH10306480A (ja) 水栓装置
CN220507289U (zh) 一种便于安装电磁阀的文丘里盒及加热设备
JPH08270864A (ja) ダクト、特にガスダクトのための結合部品、装置及び接続アセンブリ
JP3047986U (ja) 水栓への給水ホースの接続部の構造
JPS6159127B2 (ja)
KR20240006296A (ko) 커넥터
JP2500402Y2 (ja) 分岐弁
CN118001486A (zh) 一种快速连接器及腹膜透析设备