JPH0630986A - 血液バツグセツト - Google Patents
血液バツグセツトInfo
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- JPH0630986A JPH0630986A JP4213628A JP21362892A JPH0630986A JP H0630986 A JPH0630986 A JP H0630986A JP 4213628 A JP4213628 A JP 4213628A JP 21362892 A JP21362892 A JP 21362892A JP H0630986 A JPH0630986 A JP H0630986A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 全血サンプルが採取される親バツグ1の上端
部に、上部用・下部用接続部10,11が備えられ、こ
れら接続部10,11の下端部は、親バツグ1内部の上
端部と下端部で開口している。上部用・下部用接続部1
0,11には、上部用・下部用子バツグ4,5がそれぞ
れ上部用・下部用チユーブ6,7を介して接続されてい
る。親バツグ1内部の全血サンプルが遠心分離された
際、親バツグ1が圧搾されて、親バツグ1内部の上部と
下部にある血液成分が、上部用・下部用接続部10,1
1と上部用・下部用チユーブ6,7を介して上部用・下
部用子バツグ4,5に同時に移送される。 【効果】 省力化及び作業時間の短縮の点で有利である
と共に、血液バツグセツトを遠心分離装置にかけた際
に、親バツグ1に突起部が形成されにくく、親バツグ1
が突起部により破損されるおそれが少ない。
部に、上部用・下部用接続部10,11が備えられ、こ
れら接続部10,11の下端部は、親バツグ1内部の上
端部と下端部で開口している。上部用・下部用接続部1
0,11には、上部用・下部用子バツグ4,5がそれぞ
れ上部用・下部用チユーブ6,7を介して接続されてい
る。親バツグ1内部の全血サンプルが遠心分離された
際、親バツグ1が圧搾されて、親バツグ1内部の上部と
下部にある血液成分が、上部用・下部用接続部10,1
1と上部用・下部用チユーブ6,7を介して上部用・下
部用子バツグ4,5に同時に移送される。 【効果】 省力化及び作業時間の短縮の点で有利である
と共に、血液バツグセツトを遠心分離装置にかけた際
に、親バツグ1に突起部が形成されにくく、親バツグ1
が突起部により破損されるおそれが少ない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液バツグセツトに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】全血サンプルに含まれる多様な血液成分
を取り出して、製剤化する際には、血液バツグセツトが
使用される。
を取り出して、製剤化する際には、血液バツグセツトが
使用される。
【0003】血液バツグセツトとしては、特公昭63−
20144号公報に示すものがあり、このものでは、全
血サンプルが採取される親バツグの上端部に上部用接続
部が備えられ、親バツグの下端部に下部用接続部が備え
られ、これら上部用接続部と下部用接続部に、上部用子
バツグと下部用子バツグがそれぞれ上部用チユーブと下
部用チユーブを介して接続されている。
20144号公報に示すものがあり、このものでは、全
血サンプルが採取される親バツグの上端部に上部用接続
部が備えられ、親バツグの下端部に下部用接続部が備え
られ、これら上部用接続部と下部用接続部に、上部用子
バツグと下部用子バツグがそれぞれ上部用チユーブと下
部用チユーブを介して接続されている。
【0004】そして、親バツグに採取された全血サンプ
ルを血液成分ごとに分離する際には、血液バツグセツト
全体を遠心分離装置内に入れて、親バツグ内部の全血サ
ンプルを遠心分離する。これにより、親バツグ内部の上
部には、血漿を含有する上部層が、中間部には、白血球
を含有する薄い中間層(以下、バフイーコートとい
う。)が、下部には、赤血球を含有する下部層が、それ
ぞれ分離形成される。その後、親バツグが血漿分離用圧
搾装置で圧搾されて、親バツグ内部の上部と下部にある
血液の各成分が、各接続部と各チユーブを介して、上部
用子バツグと下部用子バツグに、同時に移送される。
ルを血液成分ごとに分離する際には、血液バツグセツト
全体を遠心分離装置内に入れて、親バツグ内部の全血サ
ンプルを遠心分離する。これにより、親バツグ内部の上
部には、血漿を含有する上部層が、中間部には、白血球
を含有する薄い中間層(以下、バフイーコートとい
う。)が、下部には、赤血球を含有する下部層が、それ
ぞれ分離形成される。その後、親バツグが血漿分離用圧
搾装置で圧搾されて、親バツグ内部の上部と下部にある
血液の各成分が、各接続部と各チユーブを介して、上部
用子バツグと下部用子バツグに、同時に移送される。
【0005】上記血液バツグセツトは、親バツグ内部の
上部と下部にある血液成分を2個の子バツグに同時に移
送できるので、省力化及び作業時間の短縮の点で非常に
有利である。
上部と下部にある血液成分を2個の子バツグに同時に移
送できるので、省力化及び作業時間の短縮の点で非常に
有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで血液バツグセ
ツトを遠心分離装置で遠心分離する際には、各バツグに
チユーブが接触しないように、血液バツクセツトが遠心
分離装置にセツトされる。
ツトを遠心分離装置で遠心分離する際には、各バツグに
チユーブが接触しないように、血液バツクセツトが遠心
分離装置にセツトされる。
【0007】しかしながら上記の血液バツグセツトで
は、親バツグの下端部に下部用接続部が備えられて、こ
の接続部に下部用チユーブが接続されているため、血液
バツグセツトを遠心分離装置にセツトした際に、どうし
ても、下部用チユーブが親バツグの上部や下部の側面に
接触した状態でセツトされ易い。
は、親バツグの下端部に下部用接続部が備えられて、こ
の接続部に下部用チユーブが接続されているため、血液
バツグセツトを遠心分離装置にセツトした際に、どうし
ても、下部用チユーブが親バツグの上部や下部の側面に
接触した状態でセツトされ易い。
【0008】このようにセツトされると、遠心分離した
際に、親バツグの側面が、外部にある下部用チユーブに
強く押しつけられ、親バツグの押しつけられた部分の周
囲が膨らんで、突起部が形成され易く、特に親バツグの
下部は、遠心分離時に大きな重力加速度が作用するた
め、突起部が形成され易い。
際に、親バツグの側面が、外部にある下部用チユーブに
強く押しつけられ、親バツグの押しつけられた部分の周
囲が膨らんで、突起部が形成され易く、特に親バツグの
下部は、遠心分離時に大きな重力加速度が作用するた
め、突起部が形成され易い。
【0009】そして、上記のように、突起部が形成され
ると、親バツグが突起部から破損し易く、この問題をど
のように解決するかが課題となっていた。
ると、親バツグが突起部から破損し易く、この問題をど
のように解決するかが課題となっていた。
【0010】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、省力化及び作業時間の短縮の点で有利であると共
に、親バツグが突起部により破損されるおそれの少な
い、すなわち、突起部の発生しにくい血液バツグセツト
を提供することを目的とする。
て、省力化及び作業時間の短縮の点で有利であると共
に、親バツグが突起部により破損されるおそれの少な
い、すなわち、突起部の発生しにくい血液バツグセツト
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、全血サンプル
が採取される親バツグに、上部用子バツグと下部用子バ
ツグが、それぞれ上部用接続部と下部用接続部を介して
接続され、親バツグ内部の全血サンプルが遠心分離され
て、分離された血液成分の内、親バツグ内部の上部にあ
る血液成分が、上部用接続部を介して、上部用子バツグ
に移送されると共に、親バツグ内部の下部にある血液成
分が、下部用接続部を介して、下部用子バツグに移送さ
れるものにおいて、親バツグの上部に、上部用接続部と
下部用接続部が備えられ、上部用接続部が親バツグ内部
の上部で開口し、下部用接続部がチユーブ状をなして親
バツグ内部の下部で開口するものの、該チユーブの外郭
が長径端外方両側に延在するひれ状翼を呈し親バツグシ
ートの内部と密着していることを特徴とする血液バツグ
セツトを要旨とする。
が採取される親バツグに、上部用子バツグと下部用子バ
ツグが、それぞれ上部用接続部と下部用接続部を介して
接続され、親バツグ内部の全血サンプルが遠心分離され
て、分離された血液成分の内、親バツグ内部の上部にあ
る血液成分が、上部用接続部を介して、上部用子バツグ
に移送されると共に、親バツグ内部の下部にある血液成
分が、下部用接続部を介して、下部用子バツグに移送さ
れるものにおいて、親バツグの上部に、上部用接続部と
下部用接続部が備えられ、上部用接続部が親バツグ内部
の上部で開口し、下部用接続部がチユーブ状をなして親
バツグ内部の下部で開口するものの、該チユーブの外郭
が長径端外方両側に延在するひれ状翼を呈し親バツグシ
ートの内部と密着していることを特徴とする血液バツグ
セツトを要旨とする。
【0012】
【作用】全血サンプルを採取して、遠心分離する際に
は、まず、全血サンプルを親バツグ内部に導入する。
は、まず、全血サンプルを親バツグ内部に導入する。
【0013】次に、血液バツグセツトを遠心分離装置内
に入れて、親バツグ内部の血液を遠心分離すると、親バ
ツグ内部の上部には、血漿を含有する上部層が、中間部
にはバフイーコートが、下部には、赤血球を含有する下
部層が、それぞれ分離形成される。
に入れて、親バツグ内部の血液を遠心分離すると、親バ
ツグ内部の上部には、血漿を含有する上部層が、中間部
にはバフイーコートが、下部には、赤血球を含有する下
部層が、それぞれ分離形成される。
【0014】この際、親バツグの下端部が、従来のよう
に下部用接続部が備えられ、その接続部に下部用チユー
ブが接続されたものではないので、血液バツグセツトが
遠心分離装置にセツトされる際に、下部用チユーブが親
バツグの側面に接触した状態でセツトされるおそれが少
ない。
に下部用接続部が備えられ、その接続部に下部用チユー
ブが接続されたものではないので、血液バツグセツトが
遠心分離装置にセツトされる際に、下部用チユーブが親
バツグの側面に接触した状態でセツトされるおそれが少
ない。
【0015】そして、全血サンプルを遠心分離した後、
親バツグを圧縮して、親バツグ内部の上部と下部にある
各血液成分を、上部用・下部用接続部及び上部用・下部
用チユーブを介して、上部用・下部用子バツグに同時に
移送する。
親バツグを圧縮して、親バツグ内部の上部と下部にある
各血液成分を、上部用・下部用接続部及び上部用・下部
用チユーブを介して、上部用・下部用子バツグに同時に
移送する。
【0016】なおここで下部用接続部が単なるチユーブ
状であると、遠心分離後といえどもあたかも毛細管現象
のように、該チユーブと親バツグシートの内壁面の接触
点で赤血球が移動していくのが見られる。すなわち血液
の各成分の分離が不十分な結果となる。そのため本発明
においては、該チユーブの外郭が長径端外方両側に延在
するひれ状翼を呈し、該チユーブの外郭と親バツグシー
トの内部と密着させ、上記問題を解決したものである。
状であると、遠心分離後といえどもあたかも毛細管現象
のように、該チユーブと親バツグシートの内壁面の接触
点で赤血球が移動していくのが見られる。すなわち血液
の各成分の分離が不十分な結果となる。そのため本発明
においては、該チユーブの外郭が長径端外方両側に延在
するひれ状翼を呈し、該チユーブの外郭と親バツグシー
トの内部と密着させ、上記問題を解決したものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1の図面に基づ
き説明する。図1は血液バツグセツトを示し、親バツグ
1と、採血チユーブ2付き採血針3と、上部用・下部用
子バツグ4,5と、上部用・下部用チユーブ6,7等を
有する。また図2は親バツグ内に存在する下部用接続部
の断面の説明図である。
き説明する。図1は血液バツグセツトを示し、親バツグ
1と、採血チユーブ2付き採血針3と、上部用・下部用
子バツグ4,5と、上部用・下部用チユーブ6,7等を
有する。また図2は親バツグ内に存在する下部用接続部
の断面の説明図である。
【0018】親バツグ1は全血サンプルが採取されるも
ので、本体8により主構成され、この本体8は、ポリ塩
化ビニル等の合成樹脂製の2枚のシートから構成され
て、これらシートの周囲が熱融着か高周波溶接によって
接着されている。本体8の上端部には、採血チユーブ2
が接続される接続部9と、上部用・下部用接続部10,
11と、一対のプロテクタ12付きの輸血口13が備え
られている。
ので、本体8により主構成され、この本体8は、ポリ塩
化ビニル等の合成樹脂製の2枚のシートから構成され
て、これらシートの周囲が熱融着か高周波溶接によって
接着されている。本体8の上端部には、採血チユーブ2
が接続される接続部9と、上部用・下部用接続部10,
11と、一対のプロテクタ12付きの輸血口13が備え
られている。
【0019】上部用・下部用接続部10,11は、実施
例では、例えば、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製の軟質
チユーブにより構成されており、本体8の2枚のシート
を接着する際に、両シート間に挟み込まれて、固定され
る。上部用・下部用接続部10,11の上部は、本体8
の上方に突出すると共に、該上部には、折り曲げること
により、本体8内部と外部を連通させる連通ピース(俗
に折れ棒という。)14,15が備えられている。上部
用接続部10の下端部は本体8内部の上端部で開口し、
また、下部用接続部11の下端部は本体8内部の下端部
で開口するもので、下部用接続部11の下端は本体8の
下端と小隙を介して対向している。
例では、例えば、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製の軟質
チユーブにより構成されており、本体8の2枚のシート
を接着する際に、両シート間に挟み込まれて、固定され
る。上部用・下部用接続部10,11の上部は、本体8
の上方に突出すると共に、該上部には、折り曲げること
により、本体8内部と外部を連通させる連通ピース(俗
に折れ棒という。)14,15が備えられている。上部
用接続部10の下端部は本体8内部の上端部で開口し、
また、下部用接続部11の下端部は本体8内部の下端部
で開口するもので、下部用接続部11の下端は本体8の
下端と小隙を介して対向している。
【0020】また下部用接続部11のチユーブの外郭は
図2のA,Bに示すように長径端外方両側に延在するひ
れ状翼を呈し、親バツグシートの内部と密着し、親バツ
グ1内に血液が収納されても毛細管現象が発生しないよ
うになっている。
図2のA,Bに示すように長径端外方両側に延在するひ
れ状翼を呈し、親バツグシートの内部と密着し、親バツ
グ1内に血液が収納されても毛細管現象が発生しないよ
うになっている。
【0021】なお本体8内部には、CPD液、ACD−
A液等の血液の保存液が封入されている。
A液等の血液の保存液が封入されている。
【0022】上部用・下部用子バツグ4,5は、それぞ
れ本体8内部の上部と下部にある各血液成分が移送さ
れ、それらを保存するためのバツグで本体8の上部用・
下部用接続部10,11に、上部用・下部用チユーブ
6,7を介して接続されている。
れ本体8内部の上部と下部にある各血液成分が移送さ
れ、それらを保存するためのバツグで本体8の上部用・
下部用接続部10,11に、上部用・下部用チユーブ
6,7を介して接続されている。
【0023】上記のように構成した実施例によれば、全
血サンプルを採血して、遠心分離する際には、まず、採
血針3により、採血チユーブ2と接続部9を介して、血
液提供者より全血サンプルを親バツグ1の本体8内部に
導入する。
血サンプルを採血して、遠心分離する際には、まず、採
血針3により、採血チユーブ2と接続部9を介して、血
液提供者より全血サンプルを親バツグ1の本体8内部に
導入する。
【0024】そして、血液バツグセツトを遠心分離装置
内に入れて、本体8内部の血液を4000rpmで遠心
分離すると、本体8内部の上部には、血漿を含有する上
部層が、中間部にはバフイーコートが、下部には、赤血
球を含有する下部層が、それぞれ、分離形成される。
内に入れて、本体8内部の血液を4000rpmで遠心
分離すると、本体8内部の上部には、血漿を含有する上
部層が、中間部にはバフイーコートが、下部には、赤血
球を含有する下部層が、それぞれ、分離形成される。
【0025】この際、親バツグ1の下端部に、従来のよ
うに下部用接続部が備えられ、その接続部に下部用チユ
ーブが接続されたものではないので、血液バツグセツト
を遠心分離装置にセツトした際に、下部用チユーブ7が
親バツグ1の本体8側面に接触した状態でセツトされる
おそれが少ない。従って従来のように遠心分離中に親バ
ツグ1の本体8が下部用チユーブ7に強く押しつけら
れ、本体8の押しつけられた部分の周囲が膨らんで突起
部が形成されて、本体8が突起部から破損し易いという
ことが少なくなる。
うに下部用接続部が備えられ、その接続部に下部用チユ
ーブが接続されたものではないので、血液バツグセツト
を遠心分離装置にセツトした際に、下部用チユーブ7が
親バツグ1の本体8側面に接触した状態でセツトされる
おそれが少ない。従って従来のように遠心分離中に親バ
ツグ1の本体8が下部用チユーブ7に強く押しつけら
れ、本体8の押しつけられた部分の周囲が膨らんで突起
部が形成されて、本体8が突起部から破損し易いという
ことが少なくなる。
【0026】なお親バツグ1の本体8には、チユーブか
らなる下部用接続部11が備えられて、その下端部が本
体8の下端部にまで達しているが、この下部用接続部1
1は本体8内部に挿入されているので、遠心分離時に、
本体8と下部用接続部11が強く当たることはなく、何
ら問題はない。
らなる下部用接続部11が備えられて、その下端部が本
体8の下端部にまで達しているが、この下部用接続部1
1は本体8内部に挿入されているので、遠心分離時に、
本体8と下部用接続部11が強く当たることはなく、何
ら問題はない。
【0027】そして、上記のように全血サンプルを遠心
分離した後、採血チユーブ2の接続部9側端部を遮断
し、しかる後、連通ピース14,15を折り曲げて、上
部用・下部用接続部10,11と上部用・下部用チユー
ブ6,7を介して、親バツグ1の本体8内部と上部用・
下部用子バツグ4,5を、連通させる。
分離した後、採血チユーブ2の接続部9側端部を遮断
し、しかる後、連通ピース14,15を折り曲げて、上
部用・下部用接続部10,11と上部用・下部用チユー
ブ6,7を介して、親バツグ1の本体8内部と上部用・
下部用子バツグ4,5を、連通させる。
【0028】その後、親バツグ1の本体8を、例えば、
血液分離用圧搾装置で圧縮して、本体8の内部の上部と
下部にある各血液成分を、上部用・下部用接続部10,
11及び上部用・下部用チユーブ6,7を介して、上部
用・下部用子バツグ4,5に同時に移送する。
血液分離用圧搾装置で圧縮して、本体8の内部の上部と
下部にある各血液成分を、上部用・下部用接続部10,
11及び上部用・下部用チユーブ6,7を介して、上部
用・下部用子バツグ4,5に同時に移送する。
【0029】このように、本体8内部の上部と下部にあ
る各血液成分を2個の子バツグ4,5に同時に移送でき
るので、省力化及び作業時間の点で非常に有利である。
る各血液成分を2個の子バツグ4,5に同時に移送でき
るので、省力化及び作業時間の点で非常に有利である。
【0030】なお上記実施例では、下部用接続部11の
下端を本体8内部の下端と小隙を介して対向させたが、
下部用接続部11の下端部を斜めに形成すると共に、こ
の下端部を本体8内部の下端に当接させてもよい。
下端を本体8内部の下端と小隙を介して対向させたが、
下部用接続部11の下端部を斜めに形成すると共に、こ
の下端部を本体8内部の下端に当接させてもよい。
【0031】また下部用接続部11の下端部を本体8の
2枚のシートの下端部間に挟み込んで、固定すると共
に、下部用接続部11の下部に、本体8内部の下部で開
口する開口部を形成してもよい。
2枚のシートの下端部間に挟み込んで、固定すると共
に、下部用接続部11の下部に、本体8内部の下部で開
口する開口部を形成してもよい。
【0032】なお実施例では、上部用・下部用接続部を
チユーブにより構成したが、これら接続部を親バツグの
本体に一体形成するようにしてもよく、またこれら各接
続部を、上部用・下部用チユーブとそれぞれ一体化して
もよい。
チユーブにより構成したが、これら接続部を親バツグの
本体に一体形成するようにしてもよく、またこれら各接
続部を、上部用・下部用チユーブとそれぞれ一体化して
もよい。
【0033】また実施例では、上部用・下部用接続部
を、それぞれ1個あてとしたが、複数個あてとしてもよ
い。
を、それぞれ1個あてとしたが、複数個あてとしてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
全血サンプルから血液成分を取り出す作業において、省
力化及び作業時間の短縮の点で有利であり、しかも血液
バツグセツトを遠心分離装置にかけた際に、親バツグに
突起部が形成されにくく、親バツグが突起部により破損
されるおそれが少ない。
全血サンプルから血液成分を取り出す作業において、省
力化及び作業時間の短縮の点で有利であり、しかも血液
バツグセツトを遠心分離装置にかけた際に、親バツグに
突起部が形成されにくく、親バツグが突起部により破損
されるおそれが少ない。
【0035】また下部用接続部のチユーブの外郭は長径
端外方両側に延在するひれ状翼を呈し、親バツグシート
の内部と密着し、親バツグ1内に血液が収納されても毛
細管現象が発生しないようになっている。そのため本発
明によれば血液成分の分離が純度よく行える。
端外方両側に延在するひれ状翼を呈し、親バツグシート
の内部と密着し、親バツグ1内に血液が収納されても毛
細管現象が発生しないようになっている。そのため本発
明によれば血液成分の分離が純度よく行える。
【図1】本発明の一実施例を示す血液バツグセツトの正
面図である。
面図である。
【図2】親バツグ内に存在する下部用接続部の断面を示
す。
す。
1 親バツグ 4 上部用子バツグ 5 下部用子バツグ 6 上部用チユーブ 7 下部用チユーブ 8 本体 10 上部用接続部 11 下部用接続部
Claims (1)
- 【請求項1】 全血サンプルが採取される親バツグに、
上部用子バツグと下部用子バツグが、それぞれ上部用接
続部と下部用接続部を介して接続され、親バツグ内部の
全血サンプルが遠心分離されて、分離された血液成分の
内、親バツグ内部の上部にある血液成分が、上部用接続
部を介して、上部用子バツグに移送されると共に、親バ
ツグ内部の下部にある血液成分が、下部用接続部を介し
て、下部用子バツグに移送されるものにおいて、親バツ
グの上部に、上部用接続部と下部用接続部が備えられ、
上部用接続部が親バツグ内部の上部で開口し、下部用接
続部がチユーブ状をなして親バツグ内部の下部で開口す
るものの、該チユーブの外郭が長径端外方両側に延在す
るひれ状翼を呈し親バツグシートの内部と密着している
ことを特徴とする血液バツグセツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213628A JPH0630986A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 血液バツグセツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213628A JPH0630986A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 血液バツグセツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630986A true JPH0630986A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16642308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4213628A Pending JPH0630986A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 血液バツグセツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630986A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06114290A (ja) * | 1992-09-30 | 1994-04-26 | Nissho Corp | リンパ球分離用バツグ |
KR20030085257A (ko) * | 2002-04-29 | 2003-11-05 | 주식회사 셀론텍 | 유핵세포 분리용 혈액백 및 이를 이용한 유핵세포 분리방법 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4213628A patent/JPH0630986A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06114290A (ja) * | 1992-09-30 | 1994-04-26 | Nissho Corp | リンパ球分離用バツグ |
KR20030085257A (ko) * | 2002-04-29 | 2003-11-05 | 주식회사 셀론텍 | 유핵세포 분리용 혈액백 및 이를 이용한 유핵세포 분리방법 |
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