JPH063096Y2 - ロッカー錠 - Google Patents

ロッカー錠

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JPH063096Y2
JPH063096Y2 JP1988099462U JP9946288U JPH063096Y2 JP H063096 Y2 JPH063096 Y2 JP H063096Y2 JP 1988099462 U JP1988099462 U JP 1988099462U JP 9946288 U JP9946288 U JP 9946288U JP H063096 Y2 JPH063096 Y2 JP H063096Y2
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lock
locker
cam
rocker
latch
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JP1988099462U
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JPH0221262U (ja
Inventor
勇 松澤
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ジーエスケー販売株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、多数の人々が入場するゴルフ場、プール、フ
イットネスクラブ、ヘルスセンター等の施設において、
入場者の所持品や衣服を預ける貸ロッカーに取付けるの
に好適なロッカー錠に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、この種のロッカー錠として、実公昭57−413
26号公報で開示された扉の三方締め用施錠装置があ
る。
上記ロッカー錠は、シリンダー錠の内筒後端に突起のあ
る作動板を固定し、該作動板の突起の円弧軌道運動でロ
ッカー側板に進退出する掛け金を設けると共に、この掛
け金の上下にロッドを昇降させる作動孔を傾斜状態に開
口したものである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 上記ロッカー錠は構造が複雑で、円弧運動を横直線運動
に変換させると共に、その横直線運動を更に縦直線運動
に変換させるために運動ロスが大きく、かつ各部に無理
に力が加わる等の問題点があった。
また、錠前(シリンダー錠)だけの交換ができず、キー
紛失の場合には錠全体を交換しなければならず、更に、
ロッカータイプが異なりロッカー側板の切欠き受位置
(ラッチが係止する部分)が異なる場合には、別個のロ
ッカー錠を用意しなければならない等々の各種の問題点
があった。
本考案は上記のような従来のロッカー錠の各種問題点に
鑑みなされたもので、構造がシンプルで動きに無理がな
く、錠交換も簡単に行なえ、異なるタイプのロッカーで
も形状の異なるラッチの交換だけで既むロッカー錠を提
供するものである。
(ニ)前記問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案が採用した手段は、 シリンダー錠4のキー16の操作に伴う内筒4aおよび
該内筒4aに連結された錠ホルダー14と一体のカム6
の回動によって、ロッド10、10が上下のロッカー枠
板9の係止孔9a、9aに進出すると共に、ラッチ8が
ロッカー側板7に転倒進出する三方ロックのロッカー錠
において、 ロッカー扉体2の背面に錠ケースCを固着し、該錠ケー
スCの正面側にシリンダー錠4の外筒4bを固定し、そ
の後部を錠ケースCへ回動自在に支承したカム6の付い
た錠ホルダー14へ回動可能に嵌挿し、該錠ホルダー1
4をシリンダー錠4の内筒4aに一体的に連結したもの
である。
(ホ)作用 ロッカー内に所持品や衣服を入れた後に、シリンダー錠
4に差込まれたキー16を左へ60度回動させる。
キー16が左へ回動されると、キー16が差込まれた内
筒4aが回動し、その内筒4a後端で角嵌合した錠ホル
ダー14と一体的なカム6も内筒4aに従って左へ回動
する。
カム6が左へ回動すると、カム6のピン6b、6bに各
係合した連動レバー11、11が第3図で示す開錠状態
から第1、2図で示すように各上下に進出し、連動レバ
ー11、11の先端に連結したロッド10、10の各先
端がロッカー枠板9の係止穴9aに進出する。同時に、
カム6に一体的に固着されたラッチ8が第3図で示す錠
ケースC内から第1、2図で示すように錠ケースC外へ
スリット12dを通って突出しロッカー側板7へ進出す
る。
この時、ラッチ8先端の切欠き8bがロッカー扉体2お
よびロッカー側板7の各切欠き受2a、7aに嵌合し、
施錠が確実となる。
一方、開錠する時は、キー16をシリンダー錠4に差込
み60度右に回動させる。
キー16が右に回動されると、内筒2a、カム6も同方
向に回動し、カム6のピン6b、6bに各係合した連動
レバー11、11が第1、2図に示す施錠状態から第3
図に示すように、錠ケースC内に引戻されて上下のロッ
ド10、10の先端がロッカー枠板9の係止穴9aから
外される。同時に、カム6に固着されたラッチ8も錠ケ
ースC内にストッパ8cが側板12bに当接するまで引
戻される。
キー16の紛失等により錠を交換する時は、錠ケースC
のカバー13を外した後に、ナット15を外し、切欠き
ボルト4cの後端を前に押出し、錠ホルダー14の前方
からシリンダー錠4を抜取る。次いで、新しいシリンダ
ー錠4を前面から錠ホルダー14に差込み、その内筒4
aの後端から突出した切欠きボルト4cにナット15を
螺合した後に、カバー13を取付ける。
(ヘ)実施例 以下、図面に基づき本考案の実施例を詳細に説明する。
図面において、1はいわゆるカムロックと称されるロッ
カー錠であって、ロッカー扉体2背面の所定位置にスポ
ット溶接された鋼板製の錠受3にシリンダー錠4の前面
が突出した状態で取付けられている。さらに詳しくは、
前記ロッカー錠1はシリンダー錠4と、そのシリンダー
錠4の内筒4aと連動する錠ホルダー14付きのカム6
と、カム6に固着されて従動しロッカー側板7の切欠き
受7a側へ転倒するラッチ8と、カム6と係合し上下の
ロッカー枠9、9に穿設された係止穴9a、9aへロッ
ド10、10をカム6の動きに従い進出させる連動レバ
ー11、11とを備え、薄鋼板で成形されたフロントケ
ース12およびカバー13とからなる錠ケースCに組込
まれている。
前記ロッカー錠1を取付ける錠受3は、錠ケースCのフ
ロントケース12を嵌受する形状で、上下位置に取付固
定片3a、3aが折曲げ形成され、この上下の取付固定
片3a、3aにフロントケース12の上下に折曲げ形成
されたブラケット12a、12aを重ね合せ、ビス5、
5でロッカー錠1を取付け固定する。
前記シリンダー錠4は、外筒4bの首部がフロントケー
ス12へ回転しない状態に角嵌合され、外筒4bの後面
から突出した内筒4aの後端に切欠きボルト4cを突設
し、該切欠きボルト4cに前記カム6の後面へ一体的に
成形した錠ホルダー14の後部を角嵌合すると共に、ナ
ット15を螺合して前記錠ホルダー14を内筒4aへ一
体的に連結する。
かくして、シリンダー錠4の内筒4aに差込んだキー1
6の操作によって、内筒4aが一定範囲(60度)内を
回動し、該内筒4aの回動に従い錠ホルダー14、カム
6およびラッチ8が各回動する。
また、ナット15を外すことによりシリンダー錠4を錠
ホルダー14から簡単に取り外すことができる。
なお、前記錠ホルダー14は、フロントケース12の背
面側に横架したサポートプレート17へ回動自在に支承
されている。
前記カム6は、前面に前記ラッチ8の切欠き円環状の基
部8aが固着されると共に、コイルネジスプリング18
の一端を掛止するピン6aが立設され、後面側にピン6
b、ピン6bが同心円上180度間隔で立設されてい
る。一端がカム6のピン6aに掛止されたコイルネジス
プリング18は、他端がフロントケース12の正面窓部
上縁に突設した突片12cに掛止され、ラッチ8の動き
を助勢する。
前記カム6に固着されたラッチ8は、先端に施錠時に錠
ケースCのスリット12dを通ってロッカー側板7の切
欠き受7aへ係止する切欠き8bが形成され、基部8a
に開錠時に錠ケースCの側板12bへ当接して回転を阻
止するストッパ8cが凸設されている。
ところで、前記ラッチ8にはロッカーの種類に応じて平
板状のもの、あるいは鉤型タイプのものがあり、本案で
はそのどちらでも選択が可能である。例えば、ロッカー
扉体2と側板7が第5図に示すような構造のものでは、
互いに重合する各切欠き受2a、7aへ転倒する平板状
のラッチ8が使用され、一方第10図に示すものでは、
ロッカー側板7の切欠き受7aへ転倒する鉤型のラッチ
8が使用される。
したがって、前記錠ケースCの側板12bには、平板状
のラッチ8と鉤型のラッチ8が通るスリット12d、1
2dが所定の間隔を置いて開口されている。
次に、前記連動レバー11は、第7図に示すように基端
に前記カム6のピン6b、6bが係合する横長のピン受
11aが切設され、先端にはコ字型の掛止片11bが折
曲げ形成されると共に、該掛止片11bにロッド10の
ネック10aが係合する切欠き11cが切設されてい
る。
しかして、前記連動レバー11の切欠き11cの入口部
は、当初は第8図に示すようにロッド10のネック10
aの直径より僅かに狭い程度開いているが、ロッド10
のネック10aを押込んだ後に、第9図で示すように入
口部をペンチ等を使って矢印方向に閉めてロッド10の
抜脱を防止する。
かくして、キー16を操作して内筒4aを回動させる
と、これと一体的に連結される錠ホルダー14およびカ
ム6が回動し、これに伴ってラッチ8の先端が錠ケース
Cのスリット12dを通ってロッカー側板7の切欠き受
7a(第10図の場合)に転倒して係止され、同時に連
動レバー11、11が上下反対方向に移動して各連動レ
バー11、11に係合したロッド10、10がロッカー
枠板9の係止穴9a、9aへ進出して三方ロックが完了
する。
(ト)考案の効果 以上のように本考案に係るロッカー錠は、シンプルな構
造で支障が少なく廉価にて量産することができ、キー1
6の紛失や変形した場合にも、カバー13とナット15
を外してからシリンダー錠を取出すことにより簡単に錠
交換が行なえる。
また、ロッカー扉体2の前面とロッカー側板7の前面が
同一面のロッカーでも、ロッカー側板7の前面がロッカ
ー扉体2の後面となるロッカーでもラッチ8、8の交換
のみで対処でき、かつ、ロッド10、10の連結に際し
て連動レバー11の係止片11bの切欠き11cにロッ
ド10のネック10aを差込んだ後その入口を押し狭め
るだけでよいので、接続作業が極めて容易であると共
に、ショックや外力でロッドが外れることがないもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施の1例を示す施錠状態の縦断面図、
第2図はカバー13を外した状態の背面図、第3図はカ
バー13を外した開錠状態の背面図、第4図はシリンダ
ー錠4やカバー13を外した状態の一部破断側面図、第
5図は施錠状態の平断面図、第6図は実施第1例の平板
状のラッチ8をカム6に固着した状態の正面図、第7図
は連動レバー11の拡大斜視図、第8図は掛止片11b
の平断面図、第9図はロッド10のネック10aを係合
した係止片11bの平断面図、第10図は実施第2例の
カギ形のラッチ8を組込んだ施錠状態の平断面図、第1
1図はそのラッチ8の拡大斜視図である。 図中主要符号 C……錠ケース 1……ロッカー錠 2……ロッカー扉体 3……錠受 4……シリンダー錠 4a……内筒 4b……外筒 4c……切欠きボルト 6……カム 7……ロッカー側板 8……ラッチ 9……ロッカー枠板 9a……係止穴 10……ロッド 11……連動レバー 11b……掛止片 11c……切欠き 12d、12d……スリット 14……錠ホルダー

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダー錠4のキー16の操作に伴う内
    筒4aおよび該内筒4aに連結された錠ホルダー14と
    一体のカム6の回動によって、ロッド10、10が上下
    のロッカー枠板9の係止孔9a、9aに進出すると共
    に、ラッチ8がロッカー側板7に転倒進出する三方ロッ
    クのロッカー錠において、 ロッカー扉体2の背面に錠ケースCを固着し、該錠ケー
    スCの正面側にシリンダー錠4の外筒4bを固定し、そ
    の後部を錠ケースCへ回動自在に支承したカム6の付い
    た錠ホルダー14へ回動可能に嵌挿し、該錠ホルダー1
    4を前記シリンダー錠4の内筒4aに一体的に連結した
    ことを特徴とするロッカー錠。
  2. 【請求項2】シリンダー錠4の内筒4aの後端に切欠き
    ボルト4cを突設し、該切欠きボルト4cに錠ホルダー
    14の後端を角嵌合してナット15で螺合固定したこと
    を特徴とする請求項(1)記載のロッカー錠。
  3. 【請求項3】カム6の同心円上180度間隔で立設した
    ピン6a、6aにロッド10、10上下動用の連動レバ
    ー11、11の基部を係合し、一方カム6の反対面にラ
    ッチ8の基部8aを固着したことを特徴とする請求項
    (1)記載のロッカー錠。
  4. 【請求項4】連動レバー11、11の基端にカム6のピ
    ン6a、6aと各係合するピン受11aを、先端にコ字
    型の掛止片11bを形成すると共に、該掛止片11bに
    ロッド10のネック10aが係合する切欠き11cを各
    切設し、前記ネック10aを差込んだ後に切欠き11c
    の入口を押し狭めてロッド10の抜脱を防止するように
    したことを特徴とする請求項(1)記載のロッカー錠。
  5. 【請求項5】ラッチ8を平板状に成形したことを特徴と
    する請求項(1)記載のロッカー錠。
  6. 【請求項6】ラッチ8を鉤型に折曲げ成型したことを特
    徴とする請求項(1)記載のロッカー錠。
  7. 【請求項7】錠ケースCの側板12bに2種のラッチ8
    が通るスリット12d、12dを所定の間隔を置いて開
    口したことを特徴とする請求項(1)、(5)又は(6)記載の
    ロッカー錠。
JP1988099462U 1988-07-26 1988-07-26 ロッカー錠 Expired - Lifetime JPH063096Y2 (ja)

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