JPH0630940A - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ

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Publication number
JPH0630940A
JPH0630940A JP4207201A JP20720192A JPH0630940A JP H0630940 A JPH0630940 A JP H0630940A JP 4207201 A JP4207201 A JP 4207201A JP 20720192 A JP20720192 A JP 20720192A JP H0630940 A JPH0630940 A JP H0630940A
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JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
support member
ultrasonic probe
acoustic
piezoelectric element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4207201A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiko Sawada
之彦 沢田
Katsuhiro Wakabayashi
勝裕 若林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実質的に硬質部長が短縮された挿入性の高い
超音波プローブを得る。また、量産性に優れた超音波プ
ローブを得る。 【構成】 圧電素子1,音響整合層2および背面制動材
3を積層して超音波トランスデューサ10を構成する。
圧電素子1の両面には表面電極21が形成されている。
支持部材5の先端部13には傾斜部6が構成され、支持
部材5の逆側の端部はシャフト11の端面に固定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波断層像を得てこ
れにより診断を行う体腔内超音波診断装置に関し、詳し
くは送受信用超音波プローブ先端部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メカニカル駆動方式の超音波プロ
ーブ先端部としては、例えば日本超音波医学会講演論文
集(1991年11月 演題59−345)に記載され
た超音波プローブ先端部がある。上記超音波プローブ先
端部は、図9に示す様に、超音波プローブ先端部71は
超音波トランスデューサ72と、超音波トランスデュー
サ72から発振される超音波ビームを曲げる音響ミラー
73とを、両者の保持部材である円筒状のハウジング7
4に実装して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来技
術における超音波プローブ先端部の形状では、ハウジン
グと音響ミラーとを予め所定の形状に加工し、その後ハ
ウジングに実装する工程が必要となり、構造が複雑で製
造工程も多くなるという欠点があった。また、血管観測
用に使用する超音波プローブは先端部の硬質部長を短く
する必要がある。しかしながら、前記従来技術における
音響ミラーおよびハウジングは金属材から構成されてい
るためにほぼ剛体であり、超音波プローブ先端部の硬質
部長が長くなる欠点があった。
【0004】因って、本発明は前記従来技術における欠
点に鑑みて開発されもので、先端部の硬質部長を短くで
きるとともに、量産性に優れた超音波プローブの提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、塑性変形によ
り斜面を形成した板状の支持部材と、該支持部材上に載
置したトランスデューサからなるプローブ先端部と、前
記支持部材に固定したプローブ先端部を回転駆動するシ
ャフトと、前記支持部材,トランスデューサおよびシャ
フトを覆い、超音波媒体を封止するシースとから構成し
たものである。
【0006】
【作用】本発明では、板状の支持部材に形成した斜面の
表面が音響ミラーとして作用する。上記支持部材は金属
板であるために弾性変形が可能である。また、音響ミラ
ーの背面は空隙が構成され、弾性体で構成されるシース
の端部が血管内壁に沿って変形することが可能となる。
【0007】
【実施例1】図1〜図4は本実施例を示し、図1は斜視
図、図2は縦断面図、図3および図4は変形例を示す斜
視図である。圧電素子1,音響整合層2および背面制動
材3を積層して超音波トランスデューサ10を構成す
る。圧電素子1の両面には、その側面まで回り込む圧電
素子表面電極21が形成されている。超音波を放射する
音響放射面は、音響整合層2の圧電素子1と接合されて
いる面の対面となる。ステンレス板から構成される支持
部材5の先端部13は、45°程度の角度で折り曲げら
れ、斜面(以下、傾斜部という)6が構成されている。
上記支持部材5の逆側の端部12には、ステンレス鋼よ
りなるシャフト11の端面が溶接により固定されてい
る。
【0008】上記超音波トランスデューサ10は上記支
持部材5上に積層されたセラミックス等の絶縁材からな
る絶縁板4上に、超音波トランスデューサ10の音響放
射面が上記支持部材5と直交するように接合され、超音
波プローブ先端部19が構成される。また圧電素子表面
電極21には、その各々に同軸ケーブルの芯線26およ
びブレード25が接続されている。超音波トランスデュ
ーサ10やケーブル等は、電気絶縁のため封止樹脂27
によって封止されている。
【0009】上記超音波プローブ先端部19は、超音波
媒体24と共にシース23内に封止され、シャフト11
の逆方向の端部に於いてスリップリング・モータ・エン
コーダ等により構成される駆動ユニット(図示省略)に
接続されて、図2にその一部分を示した様な超音波プロ
ーブ20を構成している。また同軸ケーブルは上記スリ
ップリングを経て、パルサおよび観測装置(いずれも図
示省略)に接続されている。
【0010】以上の構成からなる超音波プローブ20の
支持部材5に形成された傾斜部6の表面が、音響ミラー
7として作用する。その他の、超音波プローブ20とし
ての基本的な動作を以下に示す。パルサからリード線お
よび圧電素子表面電極21を経て、圧電素子1に高周波
電圧パルスが印加される。これにより、圧電素子1が振
動し、音響整合層2を経て超音波パルスが超音波媒体2
4中に発振される。発振された超音波パルスは、支持部
材を成形することにより構成された傾斜部6の表面であ
る音響ミラー7で反射されてその経路が変更され、超音
波媒体24・シース23を経て超音波ビームとして外部
に放射される。超音波プローブ先端部19は、シャフト
11により回転駆動され、超音波ビームを円周状に走査
する。
【0011】受信時は、上記の逆経路となり、外部から
入射した超音波パルスを音響ミラー7で反射して超音波
トランスデューサ10に導き、圧電素子1で検出した信
号をリード線を経て観測装置に送り、画像化する。
【0012】本実施例によれば、以下の様な効果が得ら
れる。支持部材は金属板であるために弾性変形が可能で
ある。このため、血管等への挿入時に、支持部材が弾性
変形し得る方向に関しては、プローブ先端部が血管壁の
屈曲に沿って変形することが可能となる。これにより、
実質的に硬質部長が短縮される。また、音響ミラーが板
状であるため、その背面には空隙が構成されている。こ
のため、一般にポリエチレン樹脂等の弾性体で構成され
るシースの端部が、血管内壁に沿って変形することが可
能となる。これらの理由により、挿入性が向上する。同
様に、音響ミラーと支持部材を一体に構成できるため、
構造が単純化されることによってコストが低減されると
ともに、ミラーの支持部材への接合がなくなることによ
って機械的強度が向上する。
【0013】尚、本実施例では音響整合層,圧電素子お
よび背面制動材を積層して超音波トランスデューサの構
成としたが、例えば圧電素子を高分子圧電体とすること
で音響整合層を省略することや、トランスデューサの感
度を高めるために音響整合層を複数層化することも可能
である。同様に、圧電素子をシリンドリカル曲面の凹面
または球凹曲面の構成とするか、あるいは音響レンズを
使用することにより、プローブから発振される音場を集
束音場とすることが可能であることは言うまでも無い。
球凹面形状の圧電素子17とした場合および球凹面形状
の音響レンズ15を使用した場合について、それぞれ図
3および図4に示す。また、支持部材となるステンレス
板の折曲げ角度についても、45°に固定されるもので
はなく、超音波の走査経路により30°〜60°程度と
することも可能である。
【0014】
【実施例2】図5および図6は本実施例を示し、図5は
斜視図、図6は変形例を示す斜視図である。基本的な構
成は前記実施例1と同様であり、相違点について述べ
る。また、図中の番号は、本実施例に関するもの以外は
前記実施例1と同一の物を使用した。
【0015】ステンレス板にて形成される支持部材5の
先端部を折り曲げて傾斜部6を構成するとともに、傾斜
部6の形状を凹面9に形成した。凹面形状の加工は、支
持部材5を形成する金属板を型を用いてプレス加工する
ことにより、容易に行うことがてきる。
【0016】上記構成の超音波トランスデューサ10か
ら発振された超音波パルスは、凹面9に形成された傾斜
部6の表面で反射される。反射された超音波ビームは、
集束しつつ放射される。
【0017】本実施例によれば、超音波ビームが集束さ
れるため、集束位置におけるビーム径が細くなり、分解
能が向上する。この時、前記実施例1で集束音場を構成
する場合と比較して、複雑な構成である超音波トランス
デューサの形状がより単純となり、製造コストがプロー
ブ全体として低減される。
【0018】尚、本実施例においては、平面のトランス
デューサと球面のミラーを用いた例について示したが、
シリンドリカル曲面8をもつミラーと、平面またはシリ
ンドリカル曲面をもつ圧電素子・音響レンズを組合わせ
ることも可能である。これらのうち、シリンドリカル曲
面をもつ圧電素子およびミラーの組合わせた例を図6に
示す。
【0019】
【実施例3】図7は本実施例を示す斜視図である。基本
的な構成は前記実施例1と同様であり、相違点について
述べる。また、図中の番号は、本実施例に関するもの以
外は前記実施例1と同一の物を使用した。
【0020】本実施例は、支持部材5の先端部を丸く形
成して角部を無くすとともに、支持部材5の外形が図示
しない円筒状のシース内壁に内接する様な形状18とし
た。
【0021】上記構成により、支持部材5の端面が図示
しないシースに対して傷等のダメージを与えることを防
止できる。また、超音波トランスデューサ10がシース
に接触することを防止することも同時に可能となる。
【0022】本実施例によれば、シースおよび超音波ト
ランスデューサに関する信頼性の向上が図れる。
【0023】
【実施例4】図8は本実施例を示す斜視図である。基本
的な構成は前記実施例1と同様であり、相違点について
述べる。また、図中の番号は、本実施例に関するもの以
外は前記実施例1と同一の物を使用した。
【0024】支持部材5とシャフト11の両者を、機械
的強度に優れ且つ溶接性に優れた材質であるステンレス
鋼で構成するとともに、支持部材の傾斜部6の表面へタ
ングステン等の音響インピーダンスがより大きい材質で
構成した板22を接合した。
【0025】超音波パルスの音響ミラー7表面における
反射率は、媒体と音響ミラー7を構成する物質の音響イ
ンピーダンスの差異によって定まる。板22の音響イン
ピーダンスはステンレス鋼の音響インピーダンスよりも
高いため、音響ミラー7表面に於ける反射率が高まる。
【0026】本実施例によれば、音響ミラーの反射率が
高いため、超音波パルスの送受信に於けるロスが減少す
る。この為、全体として高効率となる。この時、支持部
材の材質はシャフトと同一であるので、溶接により接合
した場合の接合強度は非常に高い。
【0027】尚、本実施例においても前記各実施例と同
様に、高分子圧電体とすること、音響整合層を複数層化
すること、凹面形状の圧電素子,音響レンズおよび音響
ミラーを使用することにより集束音場を形成すること等
が可能であることは言うまでも無い。
【0028】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る超音波
プローブによれば、実質的に硬質部長が短縮された挿入
性の高い超音波プローブが得られる。また、音響ミラー
等をハウジングに実装する工程が省略されるため、量産
性に優れた超音波プローブが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す斜視図である。
【図2】実施例1を示す縦断面図である。
【図3】実施例1の変形例を示す斜視図である。
【図4】実施例1の変形例を示す斜視図である。
【図5】実施例2を示す斜視図である。
【図6】実施例2の変形例を示す斜視図である。
【図7】実施例3を示す斜視図である。
【図8】実施例4を示す斜視図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 圧電素子 2 音響整合層 3 背面制動材 4 絶縁板 5 支持部材 6 傾斜部 7 音響ミラー面 10 超音波トランスデューサ 11 シャフト 12 接合部 19 超音波プローブ先端部 21 圧電素子表面電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塑性変形により斜面を形成した板状の支
    持部材と、該支持部材上に載置したトランスデューサか
    らなるプローブ先端部と、前記支持部材に固定したプロ
    ーブ先端部を回転駆動するシャフトと、前記支持部材,
    トランスデューサおよびシャフトを覆い、超音波媒体を
    封止するシースとから構成したことを特徴とする超音波
    プローブ。
JP4207201A 1992-07-10 1992-07-10 超音波プローブ Withdrawn JPH0630940A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4207201A JPH0630940A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 超音波プローブ

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JP4207201A JPH0630940A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 超音波プローブ

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JP4207201A Withdrawn JPH0630940A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 超音波プローブ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003504143A (ja) * 1999-07-21 2003-02-04 ボストン・サイアンティフィック・リミテッド 超音波を集束させるトランスデューサおよびシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003504143A (ja) * 1999-07-21 2003-02-04 ボストン・サイアンティフィック・リミテッド 超音波を集束させるトランスデューサおよびシステム
JP4659313B2 (ja) * 1999-07-21 2011-03-30 ボストン サイエンティフィック リミテッド 超音波を集束させるトランスデューサおよびシステム

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Effective date: 19991005