JPH06309201A - レコ―ド格納・アクセス法 - Google Patents

レコ―ド格納・アクセス法

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JPH06309201A
JPH06309201A JP5121900A JP12190093A JPH06309201A JP H06309201 A JPH06309201 A JP H06309201A JP 5121900 A JP5121900 A JP 5121900A JP 12190093 A JP12190093 A JP 12190093A JP H06309201 A JPH06309201 A JP H06309201A
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Application number
JP5121900A
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Inventor
Yasuhiro Hirano
泰宏 平野
Ushio Inoue
潮 井上
Hideaki Takeda
英昭 武田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶装置に、長さが可変のカラムと長さが固
定のカラムとを有するレコ―ドを格納するにつき、長さ
が可変のカラムの長さが変っても、長さが固定のカラム
の格納位置を移動させたりする必要がないようにする。 【構成】 記憶装置に、レコ―ドの長さが可変のカラム
を格納する可変長セグメントと、長さが固定のカラムと
長さが可変のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情
報とを格納する固定長セグメントとを設け、そして、固
定長セグメントに格納された長さが固定のカラムにアク
セスさせるにつき、レコ―ド番号を用い、可変長セグメ
ントに格納されている長さが可変のカラムにアクセスさ
せるにつき、固定長セグメントに格納されている長さが
可変のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情報を用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長さが可変であるカラ
ム及びその格納位置情報と、長さが固定のカラム及びそ
の格納位置情報とを有する多数のレコ―ドを記憶装置に
格納し、また、その記憶装置に格納されている多数のレ
コ―ドにアクセスさせるレコ―ド格納・アクセス法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラム及びその格納位置情報を
有する多数のレコ―ドを記憶装置に格納し、またその記
憶装置に格納されている多数のレコ―ドにアクセスさせ
る場合、多数のレコ―ドのそれぞれについて、その基準
位置(先頭位置)を表す情報が必要である。
【0003】ところで、この場合、多数のレコ―ドのそ
れぞれが、長さが可変のカラム及びその格納位置情報
と、長さが固定のカラム及びその格納位置情報とを有す
る場合、長さが可変のカラム及びその格納位置を有する
ことのために、多数のレコ―ドのそれぞれについて、そ
の基準位置(先頭位置)を表す情報を得るのがきわめて
困難である。
【0004】このため、従来、記憶装置の記憶領域を、
固定の大きさのペ―ジの集合として構成し、ペ―ジ内の
固定の位置に、各レコ―ドに対応している長さが固定の
スロットを作り、そのスロット内に、レコ―ドのペ―ジ
内での位置や長さの情報を格納し、スロットの番号か
ら、それに対応するスロットの位置を計算で求め、スロ
ットの情報を用いてレコ―ドの位置を計算していた(植
村俊亮「デ―タベ―スシストムの基礎」オ―ム社、p
p.165〜166)。
【0005】また、長さが可変のカラムまたは情報を含
むレコ―ドを記憶装置に格納する場合、そのレコ―ドの
カラム長を、カラムの先頭に格納する方法が一般的であ
る。
【0006】この場合、カラムの長さが変更すれば、格
納領域を確保するために、そのレコ―ドの変更されたカ
ラムよりも後のカラムや、そのレコ―ドよりも後のレコ
―ドを移動させたり、変更されたレコ―ドを、空き領域
に移動させたりしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレコ―
ド格納・アクセス法による場合、まず、ペ―ジ内のスロ
ットの位置を計算し、そのスロットを参照し、該スロッ
トの情報を用いてレコ―ドの位置を求める必要があり、
また、レコ―ドが長さの可変のカラムを含む場合、長さ
が可変な(長さが変更した)カラムの長さを加算し、そ
の加算結果を用いて、レコ―ド内でのカラムの位置を求
める必要があるため、レコ―ドやカラムの位置を知るた
めに、多くの処理が必要であった。
【0008】さらに、レコ―ドを、それに新たなカラム
を追加して格納する場合、それを格納する領域を確保す
るために、レコ―ドを移動またはコピ―したりする処理
を必要とし、また、カラムの追加処理中に、レコ―ドの
集合全体または一部に他のプロセスからアクセスするの
を禁止しなければならなかった、などの欠点を有してい
た。
【0009】よって、本発明の1つの目的は、上述した
欠点のない、新規なレコ―ド格納・アクセス法を提案せ
んとするものである。
【0010】また、本発明の他の1つの目的は、レコ―
ドやカラムの位置の計算を容易に行うことができ、且つ
カラムの長さの変更やカラムの追加に必要な処理を簡易
に行うことができるレコ―ド格納・アクセス法を提案せ
んとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1番目の発明によ
るレコ―ド格納・アクセス法は、(イ)長さが可変のカ
ラムと、長さが固定のカラムとを有する多数のレコ―ド
を記憶装置に格納し、またその記憶装置に格納されてい
る多数のレコ―ドにアクセスさせるにつき、(ロ)上記
記憶装置に、(a)上記多数のレコ―ドの、上記長さが
可変のカラムを格納する可変長セグメントと、(b)上
記多数のレコ―ドの、(i)上記可変長セグメントに格
納する上記長さが可変のカラムの格納位置を表す、長さ
が固定の情報と、(ii)上記長さが固定のカラムとを
格納する固定長セグメントとを設け、(ハ)上記記憶装
置に格納されている上記多数のレコ―ド中の一のレコ―
ド上における、上記長さが固定のカラムにアクセスさせ
るにつき、上記一のレコ―ドを表しているレコ―ド番号
を用い、(ニ)上記記憶装置に格納されている上記多数
のレコ―ド中の一のレコ―ド上における、上記長さが可
変のカラムにアクセスさせるにつき、上記一のレコ―ド
を表しているレコ―ド番号を用いて上記固定長セグメン
トにおける当該レコ―ド番号のレコ―ドにアクセスする
ことによって当該レコ―ドから得られる、上記長さが可
変のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情報を用い
る。
【0012】本願第2番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項1記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記多数のレコ―ドのそれぞ
れについて、(a)新たな、長さが可変のカラムの1つ
または複数の追加をするにつき、上記記憶装置に、
(a)上記新たな、長さが可変のカラムを格納する1つ
または複数の追加用可変長セグメントと、(b)上記新
たな、長さが可変のカラムの格納位置を表す、長さが固
定の情報を格納する1つまたは複数の追加用固定長セグ
メントとを設け、(ハ)上記多数のレコ―ドのそれぞれ
について、上記新たな、長さが可変のカラムの格納位置
を表す、長さが固定の情報を、上記追加用固定長セグメ
ント上に格納させるにつき、それを、それが属する上記
固定長セグメント上のレコ―ドのレコ―ド番号と同じレ
コ―ド番号の位置において、格納させ、(ニ)上記多数
のレコ―ド中の一のレコ―ドにアクセスさせるにつき、
(a)アクセス先が、上記固定長セグメントであるか、
上記追加用固定長セグメント及び上記追加用可変長セグ
メントであるか、及び上記追加用固定長セグメントが複
数設けられている場合においてそれら中のどの追加用固
定長セグメントであるか、並びに上記追加用可変長セグ
メントが複数設けられている場合においてそれら中のど
の追加用可変長セグメントであるかを識別するセグメン
ト識別情報と、(b)レコ―ド番号とを用いる。
【0013】本願第3番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項1記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記多数のレコ―ドのそれぞ
れについて、新たな、長さが固定のカラムの1つまたは
複数をするにつき、上記記憶装置に、上記新たな、長さ
が固定のカラムを格納する追加用固定長セグメントを用
い、(ハ)上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、上
記新たな、長さが固定のカラムを、上記追加用固定長セ
グメント上に格納させるにつき、それを、それが属する
上記固定長セグメント上のレコ―ドのレコ―ド番号と同
じレコ―ド番号の位置において、格納させ、(ニ)上記
多数のレコ―ド中の一のレコ―ドにアクセスさせるにつ
き、(a)アクセス先が、上記固定長セグメントである
か、上記追加用固定長セグメントであるか、及び上記追
加用固定長セグメントが複数設けられている場合におい
てそれら中のどの追加用固定長セグメントであるかを識
別するセグメント識別情報と、(b)レコ―ド番号とを
用いる。
【0014】本願第4番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項1記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記多数のレコ―ドのそれぞ
れについて、(a)新たな、長さが可変のカラムの1つ
または複数の追加と、(b)新たな、長さが固定のカラ
ムの1つまたは複数の追加とをするにつき、上記記憶装
置に、(a)上記新たな、長さが可変のカラムを格納す
る1つまたは複数の追加用可変長セグメントと、(b)
(i)上記新たな、長さが可変のカラムの格納位置を表
す、長さが固定の情報と、(ii)上記新たな、長さが
固定のカラムとを格納する追加用固定長セグメントとを
設け、(ハ)上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、
(a)上記新たな、長さが可変のカラムの格納位置を表
す、長さが固定の情報と、(b)上記新たな、長さが固
定のカラムとを、上記追加用固定長セグメント上に格納
させるにつき、それらを、それらが属する上記固定長セ
グメント上のレコ―ドのレコ―ド番号と同じレコ―ド番
号の位置において、格納させ、(ニ)上記多数のレコ―
ド中の一のレコ―ドにアクセスさせるにつき、(a)ア
クセス先が、上記固定長セグメントであるか、上記追加
用固定長セグメント及び上記追加用可変長セグメントで
あるか、及び上記追加用固定長セグメントが複数設けら
れている場合においてそれら中のどの追加用固定長セグ
メントであるか、並びに上記追加用可変長セグメントが
複数設けられている場合においてそれら中のどの追加用
可変長セグメントであるかを識別するセグメント識別情
報と、(b)レコ―ド番号とを用いる。
【0015】本願第5番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項1記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記固定長セグメント及び上
記可変長セグメントにそれぞれ格納される、上記長さが
固定のカラム及び長さが可変のカラムのそれぞれについ
て、それに、それがNULL値であるか否かを表す、長
さが固定のNULL識別情報を付加させるにつき、上記
固定長セグメントを用い、(ハ)上記多数のレコ―ド中
の一のレコ―ド上におけるカラムにアクセスさせるにつ
き、そのカラムがNULL値であるか否かを、そのカラ
ムについて表している、上記NULL識別情報を参照し
て調べ、(ニ)上記多数のレコ―ド以外に、それと同様
の新たなレコ―ドを、上記固定長セグメント及び上記可
変長セグメントに格納するに際し、そのレコ―ドの、長
さが可変のカラム及び長さが固定のカラムのそれぞれの
カラムについての、それがNULL値であるか否かを表
す、長さが固定のNULL識別情報を、上記固定長セグ
メントに付加させ、(ホ)上記多数のレコ―ドのそれぞ
れについて、上記長さが可変のカラム及び上記長さが固
定のカラムのそれぞれのカラムを更新するに際し、その
カラムについての、それがNULL値であるか否かを表
す、長さが固定のNULL識別情報によって、上記NU
LL値識別情報を更新する。
【0016】本願第6番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項2記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記固定長セグメント及び上
記可変長セグメントにそれぞれ格納される、上記長さが
固定のカラム及び長さが可変のカラムのそれぞれについ
て、それに、それがNULL値であるか否かを表す、長
さが固定のNULL識別情報を付加させるにつき、上記
固定長セグメントを用い、(ハ)上記追加用固定長セグ
メント及び上記追加用可変長セグメントにそれぞれ格納
される、上記長さが固定のカラム及び長さが可変のカラ
ムのそれぞれについて、それに、それがNULL値であ
るか否かを表す、長さが固定のNULL識別情報を付加
させるにつき、上記追加固定長セグメントを用い、
(ニ)上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ド上における
カラムにアクセスさせるにつき、そのカラムがNULL
値であるか否かを、そのカラムについて表している、上
記NULL識別情報を参照して調べ、(ホ)上記多数の
レコ―ド以外に、それと同様の新たなレコ―ドを、上記
固定長セグメント及び上記可変長セグメントに格納する
に際し、そのレコ―ドの、長さが可変のカラム及び長さ
が固定のカラムのそれぞれのカラムについての、それが
NULL値であるか否かを表す、長さが固定のNULL
識別情報を、上記固定長セグメントに付加させ、(ヘ)
上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、上記長さが可
変のカラム及び上記長さが固定のカラムのそれぞれのカ
ラムを更新するに際し、そのカラムについての、それが
NULL値であるか否かを表す、長さが固定のNULL
識別情報によって、上記NULL値識別情報を更新す
る。
【0017】本願第7番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項2記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)(a)アクセスしたいレコ―
ド上のカラムが、上記固定長セグメントに格納されてい
るか、上記追加用固定長セグメントに格納されている
か、上記追加用固定長セグメントが複数である場合にお
いてそれら中のどの追加用固定長セグメントに格納され
ているかを識別するためのセグメント識別情報と、
(b)レコ―ド番号とを用いて、上記固定長セグメント
及び追加用固定長セグメントにおける、上記多数のレコ
―ドのそれぞれについての基準位置を表す基準位置情報
を、計算により求める基準位置計算手段を用い、(ハ)
(a)アクセスしたいレコ―ド上のカラムが、上記固定
長セグメントに格納されているか、上記追加用固定長セ
グメントに格納されているか、上記追加用固定長セグメ
ントが複数である場合においてそれら中のどの追加用固
定長セグメントに格納されているかを識別するためのセ
グメント識別情報と、(b)アクセスしたいレコ―ド上
のカラムが格納されている上記固定長セグメントまたは
上記追加用固定長セグメントにおける、アクセスしたい
レコ―ドのカラムの、上記基準位置計算手段で求められ
る上記基準位置情報が表している基準位置からの相対位
置情報とを、プログラムに格納させ、(ニ)上記多数の
レコ―ド中の一のレコ―ド上のカラムにアクセスさせる
につき、(a)上記基準位置計算手段から求められる基
準位置情報と、(b)上記プログラムに格納されている
上記相対位置情報とを用い、(ホ)上記固定長セグメン
トと上記追加用固定長セグメントとを、統合固定長セグ
メントに統合するに際し、上記基準位置計算手段によっ
て求める、上記統合固定長セグメントにおける、上記複
数のレコ―ドについての基準位置を表す基準位置情報
を、上記固定長セグメントについての上記基準位置情報
に対応する基準位置情報で得る。
【0018】
【作用・効果】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法
によれば、前述した従来のレコ―ド格納・アクセス法の
欠点を有効に回避させることができ、従って、レコ―ド
番号から固定長セグメントのレコ―ドの位置を容易に計
算でき、また、固定長及び追加固定長セグメントのレコ
―ド上のカラムの長さが固定であるため、カラムのレコ
―ド内の位置も固定になり、さらに、長さが可変のカラ
ムの情報を、可変長セグメントと追加可変長セグメント
とに格納することによって、長さが可変のカラムの長さ
が変った場合でも、長さが固定のカラム及び長さが固定
の情報を移動させなくてもよい、などの特徴を有する。
【0019】さらに、本発明によるレコ―ド格納・アク
セス法によれば、追加したカラム及び情報を新しいセグ
メントに格納するため、追加する前からあるカラム及び
情報を移動またはコピ―する必要はないため、他のプロ
セスを、追加する前から存在しているカラム及び情報に
アクセスさせることができ、また、固定長セグメントと
追加固定長セグメントとを統合する場合においても、レ
コ―ドの基準位置を計算する基準位置計算手段を設け、
基準位置からの相対位置をプログラムに格納させること
によって、固定長セグメントと追加セグメントとを統合
するに当り、基準位置計算手段のみを変更すればよく、
このため、セグメントを統合しても、プログラムの変更
を必要としない、などの特徴を有する。
【0020】
【実施例1】次に、図1を伴って本願第5番目の発明及
び本願第6番目の発明によるレコ―ド格納・アクセス法
の適用された本願第1番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法の実施例を述べよう。
【0021】図1に示す本発明によるレコ―ド格納・ア
クセス法は、(イ)長さが可変のカラムと、長さが固定
のカラムとを有する多数のレコ―ドを記憶装置に格納
し、またその記憶装置に格納されている多数のレコ―ド
にアクセスさせるにつき、(ロ)上記記憶装置に、
(a)上記多数のレコ―ドの、上記長さが可変のカラム
を格納する可変長セグメント2と、(b)上記多数のレ
コ―ドの、(i)上記可変長セグメントに格納する上記
長さが可変のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情
報と、(ii)上記長さが固定のカラムとを格納する固
定長セグメント1とを設け、(ロ)上記記憶装置に格納
されている上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ド上にお
ける、上記長さが固定のカラムにアクセスさせるにつ
き、上記一のレコ―ドを表しているレコ―ド番号を用
い、(ハ)上記記憶装置に格納されている上記多数のレ
コ―ド中の一のレコ―ド上における、上記長さが可変の
カラムにアクセスさせるにつき、上記一のレコ―ドを表
しているレコ―ド番号を用いて上記固定長セグメント1
における当該レコ―ド番号のレコ―ドにアクセスするこ
とによって当該レコ―ドから得られる、上記長さが可変
のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情報を用い
る。
【0022】図1に示す固定長セグメント1において、
1−i−1(i=1、2………)は、第iレコ―ドのカ
ラムを示し、1−i−2は、第iレコ―ドの第2のカラ
ムを示し、1−i−3は、第iレコ―ドの第3カラムを
示す。
【0023】また、図1において、1−0−1は第0レ
コ―ドの第1カラム(長さが固定のカラムの実体)を示
し、1−0−2は第0レコ―ドの第2カラム(長さが可
変のカラムの位置情報)を示し、1−0−3は第0レコ
―ドの第3カラム(長さが固定のカラムの実体)を示
し、1−1−1は第1レコ―ドの第1カラム(長さが固
定のカラムの実体)を示し、1−1−2は第1レコ―ド
の第2カラム(長さが可変のカラムの位置情報)を示
し、1−1−3は第1レコ―ドの第3カラム(長さが固
定のカラムの実体)を示す。
【0024】可変長セグメント2において、2−i−2
は、第iレコ―ドの第2カラムを示す。2−0−2は第
0レコ―ドの第2カラム(長さが可変のカラムの実体)
を示し、2−1−2は第1レコ―ドの第2カラム(長さ
が可変のカラムの実体)を示す。
【0025】また、1−i−0は、第iレコ―ドのNU
LL識別情報を示し、1−0−0は第0レコ―ドのNU
LL識別情報、1−1−0は第1レコ―ドのNULL識
別情報を示す。
【0026】さらに、1−2は、固定長セグメントの基
準位置計算手段、3−2は追加固定長セグメントの基準
位置計算手段を示す。
【0027】
【実施例2】次に、図2を伴って、本願第5番目の発明
及び本願第6番目の発明によるレコ―ド格納・アクセス
法の適用された本願第2番目の発明によるレコ―ド格納
・アクセス法の実施例を述べよう。
【0028】図2に示す本願第2番目の発明によるレコ
―ド格納・アクセス法は、(イ)図1に示す本発明によ
るレコ―ド格納・アクセス法において、(ロ)上記多数
のレコ―ドのそれぞれについて、(a)新たな、長さが
可変のカラムの1つまたは複数の追加をするにつき、上
記記憶装置に、(a)上記新たな、長さが可変のカラム
を格納する1つまたは複数の追加用可変長セグメント4
と、(b)上記新たな、長さが可変のカラムの格納位置
を表す、長さが固定の情報を格納する1つまたは複数の
追加用固定長セグメント3とを設け、(ハ)上記多数の
レコ―ドのそれぞれについて、上記新たな、長さが可変
のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情報を、上記
追加用固定長セグメント3上に格納させるにつき、それ
を、それが属する上記固定長セグメント11上のレコ―
ドのレコ―ド番号と同じレコ―ド番号の位置において、
格納させ、(ニ)上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ド
にアクセスさせるにつき、(a)アクセス先が、上記固
定長セグメント1であるか、上記追加用固定長セグメン
ト3及び上記追加用可変長セグメント4であるか、及び
上記追加用固定長セグメント3が複数設けられている場
合においてそれら中のどの追加用固定長セグメント3で
あるか、並びに上記追加用可変長セグメント4が複数設
けられている場合においてそれら中のどの追加用可変長
セグメント4であるかを識別するセグメント識別情報
と、(b)レコ―ド番号とを用いる。
【0029】図2に示す固定長セグメント3において、
3−i−1は、第iレコ―ドの追加された第2のカラム
を示す。
【0030】また、図2において、3−0−2は第0レ
コ―ドの追加された第2カラム(長さが可変のカラムの
位置情報)を示し、3−1−2は第1レコ―ドの追加さ
れた第2カラム(長さが固定のカラムの位置情報)を示
す。
【0031】また、追加可変長セグメント4において、
4−0は第0レコ―ドの追加された第2カラム(長さが
可変のカラムの実体)を示し、4−1は第1レコ―ドの
追加された第2カラム(長さが可変のカラムの実体)を
示す。
【0032】また、3−i−0は、第iレコ―ドの追加
されたカラムのNULL識別情報を示し、3−0−0は
第0レコ―ドの追加されたカラムのNULL識別情報を
示し、3−1−0は第1レコ―ドの追加されたカラムの
NULL識別情報を示す。
【0033】
【実施例3】図3は、本願第3番目の発明によるレコ―
ド格納・アクセス法を示し、3−0−1は第0レコ―ド
の追加された第1カラム(長さが固定のカラムの実体)
を示し、3−1−1は第1レコ―ドの追加された第1カ
ラム(長さが固定のカラムの実体)を示す。
【0034】また、追加可変長セグメント4において、
4−0は第0レコ―ドの追加された第2カラム(長さが
可変のカラムの実体)を示し、4−1は第1レコ―ドの
追加された第2カラム(長さが可変のカラムの実体)を
示す。
【0035】また、3−i−0は、第iレコ―ドの追加
されたカラムのNULL識別情報を示し、3−0−0は
第0レコ―ドの追加されたカラムのNULL識別情報を
示し、3−1−0は第1レコ―ドの追加されたカラムの
NULL識別情報を示す。
【0036】
【実施例4】図4は、本願第4番目の発明によるレコ―
ド格納・アクセス法を示し、3−0−1は第0レコ―ド
の追加された第1カラム(長さが固定のカラムの実体)
を示し、3−0−2は第0レコ―ドの追加された第2カ
ラム(長さが可変のカラムの位置情報)を示し、3−1
−1は第1レコ―ドの追加された第1カラム(長さが固
定のカラムの実体)を示し、3−1−2は第1レコ―ド
の追加された第2カラム(長さが固定のカラムの位置情
報)を示す。
【0037】また、追加可変長セグメント4において、
4−0は第0レコ―ドの追加された第2カラム(長さが
可変のカラムの実体)を示し、4−1は第1レコ―ドの
追加された第2カラム(長さが可変のカラムの実体)を
示す。
【0038】また、3−i−0は、第iレコ―ドの追加
されたカラムのNULL識別情報を示し、3−0−0は
第0レコ―ドの追加されたカラムのNULL識別情報を
示し、3−1−0は第1レコ―ドの追加されたカラムの
NULL識別情報を示す。
【0039】
【実施例5】次に、図5を伴って、本願第7番目の発明
によるレコ―ド格納・アクセス法における、基準位置計
算手段に関する実施例を述べよう。
【0040】基準位置計算のための情報として、セグメ
ントの先頭位置5−1と、レコ―ド長5−2と、オフセ
ット5−3とを格納する。第n(n≧0)レコ―ドのセ
グメントのレコ―ド上での基準位置を、(セグメントの
先頭位置5−1)+[(レコ―ド長5−2)×n]+
(オフセット5−3)で計算する。
【0041】
【実施例6】次に、図6を伴って、本願第7番目の発明
によるレコ―ド格納・アクセス法の実施例を述べよう。
【0042】図6に示すセグメント統合の実施例におい
ては、固定長セグメント1のレコ―ドと、追加固定長セ
グメント3のレコ―ドとを連結した、長さが固定のレコ
―ドの配列からなる新しいセグメント6を作成する。
【0043】統合後の固定長セグメント1の基準位置計
算手段7、統合後の追加固定長セグメント3の基準位置
計算手段8は、セグメントの先頭位置7−1及び8−1
が新しいセグメント6を指し、レコ―ド長7−2及び8
−2は、(レコ―ド長1−22)+(レコ―ド長3−2
2)と等しくし、オフセット7−3は、オフセット1−
23と等しくし、オフセット8−3は、(レコ―ド長3
−22)+(オフセット3−32)と等しくする。
【0044】次に、NULL識別情報1−0−0及び1
−1−0が、1ビットのオン/オフで対応するカラムが
NULLであるかNULLでないかを表し、その長さが
4バイト(32ビット)であり、また、第1カラム1−
0−1及び1−1−1の長さが、8バイトであり、第2
カラム1−0−2及び1−1−2の位置情報の長さが、
4バイトであり、第3カラム1−0−3及び1−1−3
の長さが、4バイトであり、追加されたカラムのNUL
L識別情報3−0−0及び3−1−0の長さが4バイト
(32ビット)であり、追加された第1カラム3−0−
1及び3−1−1の長さが、8バイトであり、追加され
た第2カラム3−0−2及び3−1−2の位置情報の長
さが4バイトであるとして、具体的に説明する。
【0045】長さが可変のカラムの位置情報は、可変長
セグメントまたは追加可変長セグメントの先頭からのバ
イト数とする。
【0046】固定長セグメント1のレコ―ド長が20バ
イトであるから、第i(i=0、1、2………)のレコ
―ドについて、そのNULL識別情報1−i−0は、固
定長セグメント1の先頭から20×iバイトの位置にあ
り、第1のカラムは、固定長セグメント1の先頭から
(20×i+4)バイトの位置にあり、第2のカラムの
位置情報は、固定長セグメント1の先頭から(20×i
+12)バイトの位置にある。
【0047】また、第iのレコ―ドの第2のカラムの実
体は、可変長セグメント2の先頭から、位置情報バイト
の位置にあり、第iレコ―ドの第3のカラムは、固定長
セグメント1の先頭から(20×i+16)バイトの位
置にある。
【0048】追加固定長セグメント3のレコ―ド長が1
6バイトであるから、第iのレコ―ドについて、それに
追加されたカラムのNULL識別情報3−i−0は、追
加固定長セグメント3の先頭から16×iバイトの位置
にあり、追加された第1カラムは、追加固定長セグメン
ト3の先頭から(16×i+4)バイトの位置にあり、
追加された第2カラムの位置情報は、追加固定長セグメ
ント3の先頭から(16×i+12)バイトの位置にあ
り、追加された第2カラムの実体は、追加可変長セグメ
ント4の先頭から位置情報バイトの位置にある。
【0049】
【発明の効果】上述したように、本発明によるレコ―ド
格納・アクセス法によれば、レコ―ド番号から固定長セ
グメント1及び追加固定長セグメント3上におけるレコ
―ドの位置を容易に計算することができる。
【0050】また、本発明によるレコ―ド格納・アクセ
ス法によれば、固定長セグメント1及び追加固定長セグ
メント3上における、レコ―ド上でのカラムやNULL
識別情報などの各種情報の位置が、レコ―ド上へのカラ
ムの変更及び追加によっても、変化しないため、それら
の位置を、プログラムの作成時に予め計算しておけば、
実行時には、この計算すらも必要としない。
【0051】さらに、本発明によるレコ―ド格納・アク
セス法によれば、長さが可変のカラムまたは追加された
長さが可変のカラムの変更によって該カラムを現在の位
置に格納できなくなった場合、該カラムを該セグメント
の空き領域に移動させ、固定長または追加固定長セグメ
ントに格納された該カラムの位置情報を変更するだけで
よく、従来のように該カラムの属するレコ―ドの他のカ
ラムや他のレコ―ドを移動させる必要がない。
【0052】次に、セグメント統合の場合を、固定長セ
グメント1のレコ―ド長1−22が20バイトであり、
オフセット1−23が0バイトであり、追加固定長セグ
メント3のレコ―ド長3−21が16バイトであり、オ
フセット3−23が0バイトであるとして、具体的に説
明すれば、次のとおりである。
【0053】固定長セグメント1のレコ―ドと追加固定
長セグメント3のレコ―ドを連結した、長さが36バイ
ト(20+16)で、固定のレコ―ドの配列からなる新
しいセグメント6を作成する。
【0054】統合後の固定長セグメント1の基準位置計
算手段7及び統合後の追加固定長セグメント3の基準位
置計算手段8は、セグメントの先頭位置7−1及び8−
1が新しいセグメント6を指す。
【0055】レコ―ド長7−2及び8−2が36バイト
とし、オフセット7−3はオフセット1−23と等しく
0バイトとし、オフセット8−3は(レコ―ド長3−2
2+オフセット3−32)と等しく20バイトとする。
【0056】第iのレコ―ドの固定長セグメント1に格
納されていたカラムの統合されたセグメント6上での基
準位置は、セグメントの先頭位置7−1+36×i+0
で計算でき、第iレコ―ドの追加された固定長セグメン
ト3に格納されていた追加されたカラムの統合されたセ
グメント6上での基準位置は、セグメントの先頭位置8
−1+36×i+20で計算できる。
【0057】従って、追加セグメントを統合しても、統
合前のプログラムを修正しなくてもよい。
【0058】また、本発明によるレコ―ド格納・アクセ
ス法によれば、レコ―ド上でのカラムや各種情報の位置
が固定であるため、長さが可変のカラム及び長さが可変
の情報の長さの変更を容易に行いことができ、以前から
あるカラム及び情報を移動またはコピ―することなく、
また、以前からあるカラムや情報への他のプロセスから
のアクセスを禁止することなく、カラムの追加を行うこ
とができ、追加セグメントを統合しても、統合前と同じ
方法でもアクセスできるため、レコ―ドへのアクセスや
カラムの変更を高速に行うことができるとともに、レコ
―ドの構造の変更を容易に、且つプログラムへの影響な
しに行うことができる、などの特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第5番目の発明及び本願第6番目の発明の
適用された、本願第1番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法の実施例を示す略線図である。
【図2】本願第5番目の発明及び本願第6番目の発明の
適用された、本願第2番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法の実施例を示す略線図である。
【図3】本願第5番目の発明及び本願第6番目の発明の
適用された、本願第3番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法の実施例を示す略線図である。
【図4】本願第5番目の発明及び本願第6番目の発明の
適用された、本願第4番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法の実施例を示す略線図である。
【図5】本願第7番目の発明によるレコ―ド格納・アク
セス法における基準位置計算手段の実施例を示す略線図
である。
【図6】本願第7番目の発明によるレコ―ド格納・アク
セス法の実施例を示す略線図である。
【符号の説明】
1 固定長セグメント 1−0−0 第0レコ―ドのNULL識別情報 1−0−1 第0レコ―ドの第1カラム(長さが
固定のカラムの実体) 1−0−2 第0レコ―ドの第2カラム(長さが
可変のカラムの位置情報)1−0−3 第0レコ
―ドの第3カラム(長さが固定のカラムの実体) 1−0−4 第0レコ―ドの基準位置 1−1−0 第1レコ―ドのNULL識別情報 1−1−1 第1レコ―ドの第1カラム(長さが
固定のカラムの実体) 1−1−2 第1レコ―ドの第2カラム(長さが
可変のカラムの位置情報)1−1−3 第1レコ
―ドの第3カラム(長さが固定のカラムの実体) 1−1−4 第1レコ―ドの基準位置 1−2 固定長セグメントの基準位置計算手
段 1−2−1 セグメントの先頭位置 1−2−2 レコ―ド長 1−2−3 オフセット 2 可変長セグメント 2−0 第0レコ―ドの第2カラム(長さが
可変のカラムの実体) 2−1 第1レコ―ドの第2カラム(長さが
可変のカラムの実体) 3 追加固定長セグメント 3−0−0 第0レコ―ドの追加されたカラムの
NULL識別情報 3−0−1 第0レコ―ドの追加された第1カラ
ム(長さが固定のカラムの実体) 3−0−2 第0レコ―ドの追加された第2カラ
ム(長さが可変のカラムの位置情報) 3−0−4 第0レコ―ドの基準位置 3−1−0 第1レコ―ドの追加されたカラムの
NULL識別情報 3−1−1 第1レコ―ドの追加された第1カラ
ム(長さが固定のカラムの実体) 3−1−2 第1レコ―ドの追加された第2カラ
ム(長さが可変のカラムの位置情報) 3−1−4 第1レコ―ドの追加されたカラムの
基準位置 3−2 追加固定長セグメントの基準位置計
算手段 3−2−1 セグメントの先頭位置 3−2−2 レコ―ド長 3−2−3 オフセット 4 追加可変長セグメント 4−0 第0レコ―ドの追加された第2カラ
ム(長さが可変のカラムの実体) 4−1 第1レコ―ドの第2カラム(長さが
可変のカラムの実体) 5 基準位置計算手段 5−1 セグメントの先頭位置 5−2 レコ―ド長 5−3 オフセット 6 統合したセグメント 6−1−0−4 第0レコ―ドのカラムの基準位置 6−1−1−4 第1レコ―ドのカラムの基準位置 6−3−0−4 第0レコ―ドの追加されたカラムの
基準位置 6−3−1−4 第1レコ―ドの追加されたカラムの
基準位置 7 統合後の固定長セグメント1の基準
位置計算手段 7−1 セグメントの先頭位置 7−2 レコ―ド長 7−3 オフセット 8 統合後の追加固定長セグメント3の
基準位置計算手段 8−1 セグメントの先頭位置 8−2 レコ―ド長 9−3 オフセット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 レコ―ド格納・アクセス法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長さが可変であるカラ
ム及びその格納位置情報と、長さが固定のカラム及びそ
の格納位置情報とを有する多数のレコ―ドを記憶装置に
格納し、また、その記憶装置に格納されている多数のレ
コ―ドにアクセスさせるレコ―ド格納・アクセス法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラム及びその格納位置情報を
有する多数のレコ―ドを記憶装置に格納し、またその記
憶装置に格納されている多数のレコ―ドにアクセスさせ
る場合、多数のレコ―ドのそれぞれについて、その基準
位置(先頭位置)を表す情報が必要である。
【0003】ところで、この場合、多数のレコ―ドのそ
れぞれが、長さが可変のカラム及びその格納位置情報
と、長さが固定のカラム及びその格納位置情報とを有す
る場合、長さが可変のカラム及びその格納位置を有する
ことのために、多数のレコ―ドのそれぞれについて、そ
の基準位置(先頭位置)を表す情報を得るのがきわめて
困難である。
【0004】このため、従来、記憶装置の記憶領域を、
固定の大きさのペ―ジの集合として構成し、ペ―ジ内の
固定の位置に、各レコ―ドに対応している長さが固定の
スロットを作り、そのスロット内に、レコ―ドのペ―ジ
内での位置や長さの情報を格納し、スロットの番号か
ら、それに対応するスロットの位置を計算で求め、スロ
ットの情報を用いてレコ―ドの位置を計算していた(植
村俊亮「デ―タベ―スシステムの基礎」オ―ム社、p
p.165〜166)。
【0005】また、長さが可変のカラムまたは情報を含
むレコ―ドを記憶装置に格納する場合、そのレコ―ドの
カラム長を、カラムの先頭に格納する方法が一般的であ
る。
【0006】この場合、カラムの長さが変更すれば、格
納領域を確保するために、そのレコ―ドの変更されたカ
ラムよりも後のカラムや、そのレコ―ドよりも後のレコ
―ドを移動させたり、変更されたレコ―ドを、空き領域
に移動させたりしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレコ―
ド格納・アクセス法による場合、まず、ペ―ジ内のスロ
ットの位置を計算し、そのスロットを参照し、該スロッ
トの情報を用いてレコ―ドの位置を求める必要があり、
また、レコ―ドが長さの可変のカラムを含む場合、長さ
が可変な(長さが変更した)カラムの長さを加算し、そ
の加算結果を用いて、レコ―ド内でのカラムの位置を求
める必要があるため、レコ―ドやカラムの位置を知るた
めに、多くの処理が必要であった。
【0008】さらに、レコ―ドを、それに新たなカラム
を追加して格納する場合、それを格納する領域を確保す
るために、レコ―ドを移動またはコピ―したりする処理
を必要とし、また、カラムの追加処理中に、レコ―ドの
集合全体または一部に他のプロセスからアクセスするの
を禁止しなければならなかった、などの欠点を有してい
た。
【0009】よって、本発明の1つの目的は、上述した
欠点のない、新規なレコ―ド格納・アクセス法を提案せ
んとするものである。
【0010】また、本発明の他の1つの目的は、レコ―
ドやカラムの位置の計算を容易に行うことができ、且つ
カラムの長さの変更やカラムの追加に必要な処理を簡易
に行うことができるレコ―ド格納・アクセス法を提案せ
んとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1番目の発明によ
るレコ―ド格納・アクセス法は、(イ)長さが可変のカ
ラムと、長さが固定のカラムとを有する多数のレコ―ド
を記憶装置に格納し、またその記憶装置に格納されてい
る多数のレコ―ドにアクセスさせるにつき、(ロ)上記
記憶装置に、(a)上記多数のレコ―ドの、上記長さが
可変のカラムを格納する可変長セグメントと、(b)上
記多数のレコ―ドの、(i)上記可変長セグメントに格
納する上記長さが可変のカラムの格納位置を表す、長さ
が固定の情報と、(ii)上記長さが固定のカラムとを
格納する固定長セグメントとを設け、(ハ)上記記憶装
置に格納されている上記多数のレコ―ド中の一のレコ―
ド上における、上記長さが固定のカラムにアクセスさせ
るにつき、上記一のレコ―ドを表しているレコ―ド番号
を用い、(ニ)上記記憶装置に格納されている上記多数
のレコ―ド中の一のレコ―ド上における、上記長さが可
変のカラムにアクセスさせるにつき、上記一のレコ―ド
を表しているレコ―ド番号を用いて上記固定長セグメン
トにおける当該レコ―ド番号のレコ―ドにアクセスする
ことによって当該レコ―ドから得られる、上記長さが可
変のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情報を用い
る。
【0012】本願第2番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項1記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記多数のレコ―ドのそれぞ
れについて、新たな、長さが可変のカラムの1つまたは
複数の追加をするにつき、上記記憶装置に、(a)上記
新たな、長さが可変のカラムを格納する1つまたは複数
の追加用可変長セグメントと、(b)上記新たな、長さ
が可変のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情報を
格納する1つまたは複数の追加用固定長セグメントとを
設け、(ハ)上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、
上記新たな、長さが可変のカラムの格納位置を表す、長
さが固定の情報を、上記追加用固定長セグメント上に格
納させるにつき、それを、それが属する上記固定長セグ
メント上のレコ―ドのレコ―ド番号と同じレコ―ド番号
の位置において、格納させ、(ニ)上記多数のレコ―ド
中の一のレコ―ドにアクセスさせるにつき、(a)アク
セス先が、上記固定長セグメントであるか、上記追加用
固定長セグメント及び上記追加用可変長セグメントであ
るか、及び上記追加用固定長セグメントが複数設けられ
ている場合においてそれら中のどの追加用固定長セグメ
ントであるか、並びに上記追加用可変長セグメントが複
数設けられている場合においてそれら中のどの追加用可
変長セグメントであるかを識別するセグメント識別情報
と、(b)レコ―ド番号とを用いる。
【0013】本願第3番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項1記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記多数のレコ―ドのそれぞ
れについて、新たな、長さが固定のカラムの1つまたは
複数の追加をするにつき、上記記憶装置に、上記新た
な、長さが固定のカラムを格納する追加用固定長セグメ
ントを用い、(ハ)上記多数のレコ―ドのそれぞれにつ
いて、上記新たな、長さが固定のカラムを、上記追加用
固定長セグメント上に格納させるにつき、それを、それ
が属する上記固定長セグメント上のレコ―ドのレコ―ド
番号と同じレコ―ド番号の位置において、格納させ、
(ニ)上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ドにアクセス
させるにつき、(a)アクセス先が、上記固定長セグメ
ントであるか、上記追加用固定長セグメントであるか、
及び上記追加用固定長セグメントが複数設けられている
場合においてそれら中のどの追加用固定長セグメントで
あるかを識別するセグメント識別情報と、(b)レコ―
ド番号とを用いる。
【0014】本願第4番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項1記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記多数のレコ―ドのそれぞ
れについて、(a)新たな、長さが可変のカラムの1つ
または複数の追加と、(b)新たな、長さが固定のカラ
ムの1つまたは複数の追加とをするにつき、上記記憶装
置に、(a)上記新たな、長さが可変のカラムを格納す
る1つまたは複数の追加用可変長セグメントと、(b)
(i)上記新たな、長さが可変のカラムの格納位置を表
す、長さが固定の情報と、(ii)上記新たな、長さが
固定のカラムとを格納する追加用固定長セグメントとを
設け、(ハ)上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、
(a)上記新たな、長さが可変のカラムの格納位置を表
す、長さが固定の情報と、(b)上記新たな、長さが固
定のカラムとを、上記追加用固定長セグメント上に格納
させるにつき、それらを、それらが属する上記固定長セ
グメント上のレコ―ドのレコ―ド番号と同じレコ―ド番
号の位置において、格納させ、(ニ)上記多数のレコ―
ド中の一のレコ―ドにアクセスさせるにつき、(a)ア
クセス先が、上記固定長セグメントであるか、上記追加
用固定長セグメント及び上記追加用可変長セグメントで
あるか、及び上記追加用固定長セグメントが複数設けら
れている場合においてそれら中のどの追加用固定長セグ
メントであるか、並びに上記追加用可変長セグメントが
複数設けられている場合においてそれら中のどの追加用
可変長セグメントであるかを識別するセグメント識別情
報と、(b)レコ―ド番号とを用いる。
【0015】本願第5番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項1記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記固定長セグメント及び上
記可変長セグメントにそれぞれ格納される、上記長さが
固定のカラム及び長さが可変のカラムのそれぞれについ
て、それに、それがNULL値であるか否かを表す、長
さが固定のNULL識別情報を付加させるにつき、上記
固定長セグメントを用い、(ハ)上記多数のレコ―ド中
の一のレコ―ド上におけるカラムにアクセスさせるにつ
き、そのカラムがNULL値であるか否かを、そのカラ
ムについて表している、上記NULL識別情報を参照し
て調べ、(ニ)上記多数のレコ―ド以外に、それと同様
の新たなレコ―ドを、上記固定長セグメント及び上記可
変長セグメントに格納するに際し、そのレコ―ドの、長
さが可変のカラム及び長さが固定のカラムのそれぞれの
カラムについての、それがNULL値であるか否かを表
す、長さが固定のNULL識別情報を、上記固定長セグ
メントに付加させ、(ホ)上記多数のレコ―ドのそれぞ
れについて、上記長さが可変のカラム及び上記長さが固
定のカラムのそれぞれのカラムを更新するに際し、その
カラムについての、それがNULL値であるか否かを表
す、長さが固定のNULL識別情報によって、上記NU
LL値識別情報を更新する。
【0016】本願第6番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項2記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)上記固定長セグメント及び上
記可変長セグメントにそれぞれ格納される、上記長さが
固定のカラム及び長さが可変のカラムのそれぞれについ
て、それに、それがNULL値であるか否かを表す、長
さが固定のNULL識別情報を付加させるにつき、上記
固定長セグメントを用い、(ハ)上記追加用固定長セグ
メント及び上記追加用可変長セグメントにそれぞれ格納
される、上記長さが固定のカラム及び長さが可変のカラ
ムのそれぞれについて、それに、それがNULL値であ
るか否かを表す、長さが固定のNULL識別情報を付加
させるにつき、上記追加用固定長セグメントを用い、
(ニ)上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ド上における
カラムにアクセスさせるにつき、そのカラムがNULL
値であるか否かを、そのカラムについて表している、上
記NULL識別情報を参照して調べ、(ホ)上記多数の
レコ―ド以外に、それと同様の新たなレコ―ドを、上記
固定長セグメント及び上記可変長セグメントに格納する
に際し、そのレコ―ドの、長さが可変のカラム及び長さ
が固定のカラムのそれぞれのカラムについての、それが
NULL値であるか否かを表す、長さが固定のNULL
識別情報を、上記固定長セグメントに付加させ、(ヘ)
上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、上記長さが可
変のカラム及び上記長さが固定のカラムのそれぞれのカ
ラムを更新するに際し、そのカラムについての、それが
NULL値であるか否かを表す、長さが固定のNULL
識別情報によって、上記NULL値識別情報を更新す
る。
【0017】本願第7番目の発明によるレコ―ド格納・
アクセス法は、(イ)請求項2記載のレコ―ド格納・ア
クセス法において、(ロ)(a)アクセスしたいレコ―
ド上のカラムが、上記固定長セグメントに格納されてい
るか、上記追加用固定長セグメントに格納されている
か、上記追加用固定長セグメントが複数である場合にお
いてそれら中のどの追加用固定長セグメントに格納され
ているかを識別するためのセグメント識別情報と、
(b)レコ―ド番号とを用いて、上記固定長セグメント
及び追加用固定長セグメントにおける、上記多数のレコ
―ドのそれぞれについての基準位置を表す基準位置情報
を、計算により求める基準位置計算手段を用い、(ハ)
(a)アクセスしたいレコ―ド上のカラムが、上記固定
長セグメントに格納されているか、上記追加用固定長セ
グメントに格納されているか、上記追加用固定長セグメ
ントが複数である場合においてそれら中のどの追加用固
定長セグメントに格納されているかを識別するためのセ
グメント識別情報と、(b)アクセスしたいレコ―ド上
のカラムが格納されている上記固定長セグメントまたは
上記追加用固定長セグメントにおける、アクセスしたい
レコ―ドのカラムの、上記基準位置計算手段で求められ
る上記基準位置情報が表している基準位置からの相対位
置情報とを、プログラムに格納させ、(ニ)上記多数の
レコ―ド中の一のレコ―ド上のカラムにアクセスさせる
につき、(a)上記基準位置計算手段から求められる基
準位置情報と、(b)上記プログラムに格納されている
上記相対位置情報とを用い、(ホ)上記固定長セグメン
トと上記追加用固定長セグメントとを、統合固定長セグ
メントに統合するに際し、上記基準位置計算手段によっ
て求める、上記統合固定長セグメントにおける、上記複
数のレコ―ドについての基準位置を表す基準位置情報
を、上記固定長セグメントについての上記基準位置情報
に対応する基準位置情報で得る。
【0018】
【作用・効果】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法
によれば、記憶装置において、多数のレコ―ドのそれぞ
れについて、長さが可変のカラムを可変長セグメントに
格納し、長さが固定のカラムを固定長セグメントに格納
するようにしているので、記憶装置において、多数のレ
コ―ドのそれぞれについて、長さが可変のカラムの格納
時、その長さが可変のカラムの長さが変っても、すでに
格納されている長さが固定のカラムの格納位置を移動さ
せたりする必要がない。
【0019】また、本発明によるレコ―ド格納・アクセ
ス法によれば、記憶装置において、多数のレコ―ドのそ
れぞれについて、長さが可変のカラムを可変長セグメン
トに格納し、長さが固定のカラムを固定長セグメントに
格納するようにし、また、多数のレコ―ドのそれぞれに
ついて、記憶装置にすでに可変長セグメントに格納して
いる長さが可変のカラムとは別の、新たな、長さが可変
のカラムを格納させるにつき、その新たな、長さが可変
のカラムを可変長セグメントとは別の追加用可変長セグ
メントに格納するようにしているので、新たな、長さが
可変のカラムの格納時、すでに格納されている長さが可
変のカラム及び長さが固定のカラムの格納位置を移動さ
せたりする必要がない。
【0020】
【実施例1】次に、図1を伴って本発明によるレコ―ド
格納・アクセス法の第1の実施例を述べよう。
【0021】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法の
第1の実施例は、(イ)長さが可変のカラムと、長さが
固定のカラムとを有する多数のレコ―ドを記憶装置に格
納し、またその記憶装置に格納されている多数のレコ―
ドにアクセスさせるにつき、(ロ)記憶装置に、図1に
示すように、(a)多数のレコ―ド(第0、第1、第2
………のレコ―ド)の、長さが可変のカラム(2−0−
2、2−1−2、2−2−2………)を格納する可変長
セグメント2と、(b)多数のレコ―ド(第0、第1、
第2………のレコ―ド)の、(i)可変長セグメント2
に格納する長さが可変のカラム(2−0−2、2−1−
2、2−2−2………)の格納位置を表す、長さが固定
の情報(1−0−2、1−1−2、1−2−2………)
と、(ii)長さが固定のカラム(1−0−1、1−1
−1、1−2−1………;1−0−3、1−1−3、1
−2−3、………)とを格納する固定長セグメント1と
を設ける。なお、図1に示す固定長セグメント1におい
て、1−0−0、1−1−0、1−2−0、………は、
第0、第1、第2………のレコ―ドのNULL識別情報
を示す。また、1−2は、固定長セグメント1の基準位
置計算手段を示す。
【0022】そして、(ハ)記憶装置に格納されている
多数のレコ―ド第0、第1、第2………)中の一のレコ
―ド(i=0、1、2………として、第iのレコ―ド)
上における、長さが固定のカラム(1−i−1;1−i
−3)にアクセスさせるにつき、一のレコ―ド(第iの
レコ―ド)を表しているレコ―ド番号を用いる。また、
(ニ)記憶装置に格納されている多数のレコ―ド(第
0、第1、第2………)中の一のレコ―ド(第iのレコ
―ド)上における、長さが可変のカラム(2−i−2)
にアクセスさせるにつき、一のレコ―ド(第iのレコ―
ド)を表しているレコ―ド番号を用いて固定長セグメン
ト1における当該レコ―ド番号のレコ―ドにアクセスす
ることによって当該レコ―ドから得られる、長さが可変
のカラム(2−i−2)の格納位置を表す、長さが固定
の情報(1−i−2)を用いる。
【0023】
【実施例2】次に、図2を伴って、本発明によるレコ―
ド格納・アクセス法の第2の実施例を述べよう。
【0024】図2に示す本発明によるレコ―ド格納・ア
クセス法は、(イ)図1で上述した本発明によるレコ―
ド格納・アクセス法において、(ロ)多数のレコ―ド
(第0、第1、第2………のレコ―ド)のそれぞれにつ
いて、新たな、長さが可変のカラムの1つまたは複数の
追加をするにつき、(ハ)記憶装置に、図2に示すよう
に、(a)新たな、長さが可変のカラム(4−0−2、
4−1−2、4−2−2………)を格納する1つまたは
複数(図においては1つ)の追加用可変長セグメント4
と、(b)新たな、長さが可変のカラム(4−0−2、
4−1−2、4−2−2………)の格納位置を表す、長
さが固定の情報(3−0−2、3−1−2、3−2−2
………)を格納する1つまたは複数(図においては1
つ)の追加用固定長セグメント3とを設ける。なお、図
2に示す固定長セグメント3において、3−0−0、3
−1−0、3−2−0………は、第0、第1、第2……
…のレコ―ドのNULL識別情報を示す。また、3−2
は、追加用固定長セグメント3の基準位置計算手段を示
す。
【0025】そして、(ニ)多数のレコ―ド(第0、第
1、第2………のレコ―ド)のそれぞれについて、新た
な、長さが可変のカラム(4−0−2、4−1−2、4
−2−2………)の格納位置を表す、長さが固定の情報
(3−0−2、3−1−2、3−2−2………)を、追
加用固定長セグメント3上に格納させるにつき、それ
を、それが属する固定長セグメント1上のレコ―ドのレ
コ―ド番号と同じレコ―ド番号の位置において、格納さ
せる。
【0026】また、(ホ)多数のレコ―ド(第0、第
1、第2………のレコ―ド)中の一のレコ―ド(第iの
レコ―ド)にアクセスさせるにつき、(a)アクセス先
が、固定長セグメント1であるか、追加用固定長セグメ
ント3及び追加用可変長セグメント4であるか、及び上
記追加用固定長セグメント3が複数設けられている場合
においてそれら中のどの追加用固定長セグメント3であ
るか、並びに追加用可変長セグメント4が複数設けられ
ている場合においてそれら中のどの追加用可変長セグメ
ント4であるかを識別するセグメント識別情報と、
(b)レコ―ド番号とを用いる。
【0027】
【実施例3】次に、図3を伴って、本発明によるレコ―
ド格納・アクセス法の第3の実施例を述べよう。
【0028】図3に示す本発明によるレコ―ド格納・ア
クセス法は、(イ)図1で上述した本願第1番目の発明
によるレコ―ド格納・アクセス法において、(ロ)多数
のレコ―ド(第0、第1、第2………のレコ―ド)のそ
れぞれについて、新たな、長さが固定のカラムの1つま
たは複数の追加をするにつき、(ハ)記憶装置に、新た
な、長さが固定のカラム(3−0−1、3−1−1、3
−2−1………)を格納する1つまたは複数(図におい
ては1つ)の追加用固定長セグメント3を用いる。そし
て、(ニ)多数のレコ―ド(第0、第1、第2………の
レコ―ド)のそれぞれについて、新たな、長さが固定の
カラム(3−0−1、3−1−1、3−2−1………)
を、追加用固定長セグメント3上に格納させるにつき、
それを、それが属する固定長セグメント1上のレコ―ド
のレコ―ド番号と同じレコ―ド番号の位置において、格
納させる。また、(ホ)多数のレコ―ド(第0、第1、
第2………のレコ―ド)中の一のレコ―ド(第iのレコ
―ド)にアクセスさせるにつき、(a)アクセス先が、
固定長セグメント1であるか、追加用固定長セグメント
3であるか、及び追加用固定長セグメント3が複数設け
られている場合においてそれら中のどの追加用固定長セ
グメント3であるかを識別するセグメント識別情報と、
(b)レコ―ド番号とを用いる。
【0029】
【実施例4】次に、図4を伴って、本発明によるレコ―
ド格納・アクセス法の第4の実施例を述べよう。
【0030】図4に示す本発明によるレコ―ド格納・ア
クセス法は、(イ)図1で上述した本願第1番目の発明
によるレコ―ド格納・アクセス法において、(ロ)多数
のレコ―ド(第0、第1、第2………のレコ―ド)のそ
れぞれについて、(a)新たな、長さが可変のカラムの
1つまたは複数の追加と、(b)新たな、長さが固定の
カラムの1つまたは複数の追加とをするにつき、(ハ)
記憶装置に、(a)新たな、長さが可変のカラム(4−
0−2、4−1−2、4−2−2………)を格納する1
つまたは複数の追加用可変長セグメント4と、(b)
(i)新たな、長さが可変のカラム(4−0−2、4−
1−2、4−2−2………)の格納位置を表す、長さが
固定の情報(3−0−2、3−1−2、3−2−2……
…)と、(ii)新たな、長さが固定のカラム(3−0
−1、3−1−1、3−2−1………)とを格納する追
加用固定長セグメント3とを設ける。なお、図4に示す
追加用固定長セグメント3において、3−0−0、3−
1−0、3−2−0………は、第0、第1、第2………
のレコ―ドのNULL識別情報を示す。また、3−2
は、追加用固定長セグメント3の基準位置計算手段を示
す。そして、(ニ)多数のレコ―ド(第0、第1、第2
………のレコ―ド)のそれぞれについて、(a)新た
な、長さが可変のカラム(4−0−2、4−1−2、4
−2−2………)の格納位置を表す、長さが固定の情報
(3−0−2、3−1−2、3−2−2………)と、
(b)新たな、長さが固定のカラム(3−0−1、3−
1−1、3−2−1………)とを、追加用固定長セグメ
ント3上に格納させるにつき、それらを、それらが属す
る固定長セグメント1上のレコ―ドのレコ―ド番号と同
じレコ―ド番号の位置において、格納させる。また、
(ホ)多数のレコ―ド(第0、第1、第2………のレコ
―ド)中の一のレコ―ド(第iのレコ―ド)にアクセス
させるにつき、(a)アクセス先が、固定長セグメント
1であるか、追加用固定長セグメント3及び追加用可変
長セグメント4であるか、及び追加用固定長セグメント
3が複数設けられている場合においてそれら中のどの追
加用固定長セグメント3であるか、並びに追加用可変長
セグメント4が複数設けられている場合においてそれら
中のどの追加用可変長セグメント4であるかを識別する
セグメント識別情報と、(b)レコ―ド番号とを用い
る。
【0031】
【実施例5】次に、本発明によるレコ―ド格納・アクセ
ス法の第5の実施例を、再度、図1を伴って述べよう。
【0032】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法の
第5の実施例は、(イ)図1に示す本願第1番目の発明
によるレコ―ド格納・アクセス法において、(ロ)固定
長セグメント1及び可変長セグメント2にそれぞれ格納
される、長さが固定のカラム(1−0−1、1−1−
1、1−2−1………;1−0−3、1−1−3、1−
2−3………)及び長さが可変のカラム(2−0−2、
2−1−2、2−2−2………)のそれぞれについて、
それに、それがNULL値であるか否かを表す、長さが
固定のNULL識別情報(1−0−0、1−1−0、1
−2−0………)を付加させるにつき、固定長セグメン
ト1を用いる。そして、(ハ)多数のレコ―ド(第0、
第1、第2………のレコ―ド)中の一のレコ―ド(第i
のレコ―ド)上におけるカラムにアクセスさせるにつ
き、そのカラムがNULL値であるか否かを、そのカラ
ムについて表している、NULL識別情報(1−0−
0、1−1−0、1−2−0………)を参照して調べ
る。また、(ニ)多数のレコ―ド(第0、第1、第2…
……のレコ―ド)以外に、それと同様の新たなレコ―ド
を、固定長セグメント1及び可変長セグメント4に格納
するに際し、そのレコ―ドの、長さが可変のカラム及び
長さが固定のカラムのそれぞれのカラムについての、そ
れがNULL値であるか否かを表す、長さが固定のNU
LL識別情報を、固定長セグメント1に付加させる。さ
らに、(ホ)多数のレコ―ド(第0、第1、第2………
のレコ―ド)のそれぞれについて、長さが可変のカラム
(2−0、2−1、2−2………)及び長さが固定のカ
ラム(1−0−1、1−1−1、1−2−1………;1
−0−3、1−1−3、1−2−3………)のそれぞれ
のカラムを更新するに際し、そのカラムについての、そ
れがNULL値であるか否かを表す、長さが固定のNU
LL識別情報(1−0−0、1−1−0、1−2−0…
……)によって、NULL値識別情報を更新する。
【0033】
【実施例6】次に、本発明によるレコ―ド格納・アクセ
ス法の第6の実施例を、再び図2を伴って述べよう。
【0034】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法の
第6の実施例は、(イ)図2に示す本発明によるレコ―
ド格納・アクセス法において、(ロ)固定長セグメント
1及び可変長セグメント2にそれぞれ格納される、長さ
が固定のカラム(1−0−1、1−1−1、1−2−1
………;1−0−3、1−1−3、1−2−3………)
及び長さが可変のカラム(2−0−2、2−1−2、2
−2−2………)のそれぞれについて、それに、それが
NULL値であるか否かを表す、長さが固定のNULL
識別情報(3−0−0、3−1−0、3−2−0……
…)を付加させるにつき、固定長セグメント1を用い、
また、(ハ)追加用固定長セグメント3及び追加用可変
長セグメント4にそれぞれ格納される、長さが固定の情
報(1−0−2、1−1−2、1−2−2………)及び
長さが可変のカラム(4−0、4−1、4−2………)
のそれぞれについて、それに、それがNULL値である
か否かを表す、長さが固定のNULL識別情報(3−0
−0、3−1−0、3−2−0………)を付加させるに
つき、追加用固定長セグメント3を用いる。そして、
(ニ)多数のレコ―ド(第0、第1、第2………のレコ
―ド)中の一のレコ―ド(第iのレコ―ド)上における
カラムにアクセスさせるにつき、そのカラムがNULL
値であるか否かを、そのカラムについて表している、N
ULL識別情報(3−0−0、3−1−0、3−2−0
………)を参照して調べる。また、(ホ)多数のレコ―
ド(第0、第1、第2………のレコ―ド)以外に、それ
と同様の新たなレコ―ドを、固定長セグメント1及び可
変長セグメント2に格納するに際し、そのレコ―ドの、
長さが可変のカラム(2−0−2、2−1−2、2−2
−2………)及び長さが固定のカラム(1−0−1、1
−1−1、1−2−1………;1−0−3、1−1−
3、1−2−3………)のそれぞれのカラムについて
の、それがNULL値であるか否かを表す、長さが固定
のNULL識別情報(1−0−0、1−1−0、1−2
−0………)を、固定長セグメント1に付加させる。さ
らに、(ヘ)多数のレコ―ド(第0、第1、第2………
のレコ―ド)のそれぞれについて、長さが可変のカラム
(2−0−2、2−1−2、2−2−2………)及び長
さが固定のカラム(1−0−1、1−1−1、1−2−
1………;1−0−3、1−1−3、1−2−3……
…)のそれぞれのカラムを更新するに際し、そのカラム
についての、それがNULL値であるか否かを表す、長
さが固定のNULL識別情報(1−0−0、1−1−
0、1−2−0………)を用いて、NULL値識別情報
(1−0−0、1−1−0、1−2−0………)を更新
する。
【0035】
【実施例7】次に、本発明によるレコ―ド格納・アクセ
ス法の第7の実施例を述べよう。
【0036】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法の
第7の実施例は、(イ)図2に示す本発明によるレコ―
ド格納・アクセス法において、(ロ)(a)アクセスし
たいレコ―ド上のカラムが、固定長セグメント1に格納
されているか、追加用固定長セグメント3に格納されて
いるか、追加用固定長セグメント3が複数である場合に
おいてそれら中のどの追加用固定長セグメント3に格納
されているかを識別するためのセグメント識別情報と、
(b)レコ―ド番号とを用いて、固定長セグメント1及
び追加用固定長セグメント3における、多数のレコ―ド
(第0、第1、第2………)のそれぞれについての基準
位置を表す基準位置情報を、計算により求める基準位置
計算手段(固定長セグメント1及び追加用固定長セグメ
ント3用の基準位置計算手段1−2及び3−2)を用い
る。また、(ハ)(a)アクセスしたいレコ―ド上のカ
ラムが、固定長セグメント1に格納されているか、追加
用固定長セグメント3に格納されているか、追加用固定
長セグメント3が複数である場合においてそれら中のど
の追加用固定長セグメント3に格納されているかを識別
するためのセグメント識別情報と、(b)アクセスした
いレコ―ド上のカラムが格納されている固定長セグメン
ト1または追加用固定長セグメント3における、アクセ
スしたいレコ―ドのカラムの、基準位置計算手段(1−
2、3−2)で求められる基準位置情報が表している基
準位置からの相対位置情報とを、プログラムに格納させ
る。そして、(ニ)多数のレコ―ド(第0、第1、第2
………のレコ―ド)中の一のレコ―ド(第iのレコ―
ド)上のカラムにアクセスさせるにつき、(a)基準位
置計算手段(1−2、3−2)から求められる基準位置
情報と、(b)プログラムに格納されている相対位置情
報とを用いる。また、(ホ)固定長セグメント1と追加
用固定長セグメント3とを、図6に示すように、統合固
定長セグメント6に統合するに際し、基準位置計算手段
(固定長セグメント1及び追加長セグメント3用の基準
位置計算手段7及び8)によって求める、統合固定長セ
グメント6における、多数のレコ―ド(第0、第1、第
2………のレコ―ド)についての基準位置を表す基準位
置情報を、固定長セグメント1についての基準位置情報
に対応する基準位置情報で得る。
【0037】ここで、基準位置計算手段(1−2、3−
2)(一般には、図5に示す基準位置計算手段5)につ
いて述べるに、それは、固定長セグメント(1、3)の
先頭位置(1−2−1、3−2−1)(一般には、5−
1)と、レコ―ド長(1−2−2、3−2−2)(一般
には、5−2)と、オフセット(1−2−3、3−2−
3)(一般には、5−3)とを格納し、そして、第n
(n≧0)のレコ―ドの固定長セグメント(1、3)に
ついての基準位置を、一般には、(固定長セグメントの
先頭位置5−1)+[(レコ―ド長5−2)×n]+
(オフセット5−3)で計算する。
【0038】また、固定長セグメント1と追加用固定長
セグメント3とを統合固定長セグメント6に統合する場
合について、固定長セグメント1のレコ―ド長1−22
が20バイトであり、オフセット1−23が0バイトで
あり、追加用固定長セグメント3のレコ―ド長3−21
が16バイトであり、オフセット3−23が0バイトで
あるとして、具体的に説明するに、この場合、統合固定
長セグメント6は、36バイト(20+16)の長さに
なり、そして、統合固定長セグメント6を構成している
固定長セグメント1の基準位置計算手段7及び追加用固
定長セグメント3の基準位置計算手段8でそれぞれ格納
する固定長セグメント1の先頭位置7−1及び追加用固
定長セグメント4の先頭位置8−1が、統合固定長セグ
メント6の先頭位置を表し、また、レコ―ド長7−2及
び8−2が統合固定長セグメント6の36バイトの長さ
を表し、オフセット7−3が統合前の固定長セグメント
1のオフセット1−23と等しく0バイトの長さを表
し、オフセット8−3が統合前の追加用固定長セグメン
ト3の(レコ―ド長3−2−2+オフセット3−3−
2)の20バイトを表し、従って、第iのレコ―ドの統
合固定長セグメント6上での固定長セグメント1の基準
位置は、セグメントの先頭位置7−1+36×i+0で
計算でき、また、第iレコ―ドの統合固定長セグメント
6上での追加用固定長セグメント3の基準位置は、追加
用固定長セグメントの先頭位置8−1+36×i+20
で計算できる。従って、固定長セグメント1と追加用固
定長セグメント3とを統合固定長セグメント6に統合し
ても、統合前のプログラムを修正しなくてもすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法の実施
例を示す略線図である。
【図2】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法の他の
実施例を示す略線図である。
【図3】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法のさら
に他の実施例を示す略線図である。
【図4】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法の他の
実施例を示す略線図である。
【図5】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法に適用
される基準位置計算手段の実施例を示す略線図である。
【図6】本発明によるレコ―ド格納・アクセス法の他の
実施例を示す略線図である。
【符号の説明】 1 固定長セグメント 1−0−0、1−1−0、1−2−0………第0、第
1、第2………のレコ―ドのNULL識別情報 1−0−1、1−1−1、1−2−1………第0、第
1、第2………のレコ―ドの長さが固定のカラム 1−0−2、1−1−2、1−2−2………第0、第
1、第2………のレコ―ドの長さが可変のカラムの格納
位置を表す、長さが固定の情報 1−0−3、1−1−3、1−2−3………第0、第
1、第2レコ―ドの長さが固定のカラム 1−0−4、1−1−4、1−2−4………第0、第
1、第2のレコ―ドの基準位置 1−2 固定長セグメントの基準位置計算手
段 1−2−1 セグメントの先頭位置 1−2−2 レコ―ド長 1−2−3 オフセット 2 可変長セグメント 2−0−2、2−1−2、2−2−2………第0、第
1、第2………のレコ―ドの長さが可変のカラム 3 追加用固定長セグメント 3−0−0、3−1−0、3−2−0………第0、第
1、第2………のレコ―ドの追加されたカラムのNUL
L識別情報 3−0−1、3−1−1、3−2−1………第0、第
1、第2………のレコ―ドの追加された長さが固定のカ
ラム 3−0−2、3−1−2、3−2−2………第0、第
1、第2………のレコ―ドの追加された長さが可変のカ
ラムの格納位置を表す、長さが固定の情報 3−0−4、3−1−4、3−2−4………第0、第
1、第2………のレコ―ドの基準位置 3−2 追加用固定長セグメントの基準位置
計算手段 3−2−1 セグメントの先頭位置 3−2−2 レコ―ド長 3−2−3 オフセット 4 追加用可変長セグメント 4−0−2、4−1−2、4−2−2………第0、第
1、第2………のレコ―ドの追加された長さが可変のカ
ラム 5 基準位置計算手段 5−1 セグメントの先頭位置 5−2 レコ―ド長 5−3 オフセット 6 統合した固定長セグメント 6−1−0−4、6−1−1−4、6−1−2−4……
…第0、第1、第2………のレコ―ドのカラムの基準位
置 6−3−0−4、6−3−1−4、6−3−2−4……
…第0、第1、第2………のレコ―ドの追加されたカラ
ムの基準位置 7 統合後の固定長セグメント1の基準
位置計算手段 7−1 セグメントの先頭位置 7−2 レコ―ド長 7−3 オフセット 8 統合後の追加用固定長セグメント3
の基準位置計算手段 8−1 セグメントの先頭位置 8−2 レコ―ド長 8−3 オフセット
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さが可変のカラムと、長さが固定のカ
    ラムとを有する多数のレコ―ドを記憶装置に格納し、ま
    たその記憶装置に格納されている多数のレコ―ドにアク
    セスさせるにつき、 上記記憶装置に、(a)上記多数のレコ―ドの、上記長
    さが可変のカラムを格納する可変長セグメントと、
    (b)上記多数のレコ―ドの、(i)上記可変長セグメ
    ントに格納する上記長さが可変のカラムの格納位置を表
    す、長さが固定の情報と、(ii)上記長さが固定のカ
    ラムとを格納する固定長セグメントとを設け、 上記記憶装置に格納されている上記多数のレコ―ド中の
    一のレコ―ド上における、上記長さが固定のカラムにア
    クセスさせるにつき、上記一のレコ―ドを表しているレ
    コ―ド番号を用い、 上記記憶装置に格納されている上記多数のレコ―ド中の
    一のレコ―ド上における、上記長さが可変のカラムにア
    クセスさせるにつき、上記一のレコ―ドを表しているレ
    コ―ド番号を用いて上記固定長セグメントにおける当該
    レコ―ド番号のレコ―ドにアクセスすることによって当
    該レコ―ドから得られる、上記長さが可変のカラムの格
    納位置を表す、長さが固定の情報を用いることを特徴と
    するレコ―ド格納・アクセス法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレコ―ド格納・アクセス
    法において、 上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、(a)新た
    な、長さが可変のカラムの1つまたは複数の追加をする
    につき、上記記憶装置に、(a)上記新たな、長さが可
    変のカラムを格納する1つまたは複数の追加用可変長セ
    グメントと、(b)上記新たな、長さが可変のカラムの
    格納位置を表す、長さが固定の情報を格納する1つまた
    は複数の追加用固定長セグメントとを設け、 上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、上記新たな、
    長さが可変のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情
    報を、上記追加用固定長セグメント上に格納させるにつ
    き、それを、それが属する上記固定長セグメント上のレ
    コ―ドのレコ―ド番号と同じレコ―ド番号の位置におい
    て、格納させ、 上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ドにアクセスさせる
    につき、(a)アクセス先が、上記固定長セグメントで
    あるか、上記追加用固定長セグメント及び上記追加用可
    変長セグメントであるか、及び上記追加用固定長セグメ
    ントが複数設けられている場合においてそれら中のどの
    追加用固定長セグメントであるか、並びに上記追加用可
    変長セグメントが複数設けられている場合においてそれ
    ら中のどの追加用可変長セグメントであるかを識別する
    セグメント識別情報と、(b)レコ―ド番号とを用いる
    ことを特徴とするレコ―ド格納・アクセス法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のレコ―ド格納・アクセス
    法において、 上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、新たな、長さ
    が固定のカラムの1つまたは複数をするにつき、上記記
    憶装置に、上記新たな、長さが固定のカラムを格納する
    追加用固定長セグメントを用い、 上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、上記新たな、
    長さが固定のカラムを、上記追加用固定長セグメント上
    に格納させるにつき、それを、それが属する上記固定長
    セグメント上のレコ―ドのレコ―ド番号と同じレコ―ド
    番号の位置において、格納させ、 上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ドにアクセスさせる
    につき、(a)アクセス先が、上記固定長セグメントで
    あるか、上記追加用固定長セグメントであるか、及び上
    記追加用固定長セグメントが複数設けられている場合に
    おいてそれら中のどの追加用固定長セグメントであるか
    を識別するセグメント識別情報と、(b)レコ―ド番号
    とを用いることを特徴とするレコ―ド格納・アクセス
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のレコ―ド格納・アクセス
    法において、 上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、(a)新た
    な、長さが可変のカラムの1つまたは複数の追加と、
    (b)新たな、長さが固定のカラムの1つまたは複数の
    追加とをするにつき、上記記憶装置に、(a)上記新た
    な、長さが可変のカラムを格納する1つまたは複数の追
    加用可変長セグメントと、(b)(i)上記新たな、長
    さが可変のカラムの格納位置を表す、長さが固定の情報
    と、(ii)上記新たな、長さが固定のカラムとを格納
    する追加用固定長セグメントとを設け、 上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、(a)上記新
    たな、長さが可変のカラムの格納位置を表す、長さが固
    定の情報と、(b)上記新たな、長さが固定のカラムと
    を、上記追加用固定長セグメント上に格納させるにつ
    き、それらを、それらが属する上記固定長セグメント上
    のレコ―ドのレコ―ド番号と同じレコ―ド番号の位置に
    おいて、格納させ、 上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ドにアクセスさせる
    につき、(a)アクセス先が、上記固定長セグメントで
    あるか、上記追加用固定長セグメント及び上記追加用可
    変長セグメントであるか、及び上記追加用固定長セグメ
    ントが複数設けられている場合においてそれら中のどの
    追加用固定長セグメントであるか、並びに上記追加用可
    変長セグメントが複数設けられている場合においてそれ
    ら中のどの追加用可変長セグメントであるかを識別する
    セグメント識別情報と、(b)レコ―ド番号とを用いる
    ことを特徴とするレコ―ド格納・アクセス法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のレコ―ド格納・アクセス
    法において、 上記固定長セグメント及び上記可変長セグメントにそれ
    ぞれ格納される、上記長さが固定のカラム及び長さが可
    変のカラムのそれぞれについて、それに、それがNUL
    L値であるか否かを表す、長さが固定のNULL識別情
    報を付加させるにつき、上記固定長セグメントを用い、 上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ド上におけるカラム
    にアクセスさせるにつき、そのカラムがNULL値であ
    るか否かを、そのカラムについて表している、上記NU
    LL識別情報を参照して調べ、 上記多数のレコ―ド以外に、それと同様の新たなレコ―
    ドを、上記固定長セグメント及び上記可変長セグメント
    に格納するに際し、そのレコ―ドの、長さが可変のカラ
    ム及び長さが固定のカラムのそれぞれのカラムについて
    の、それがNULL値であるか否かを表す、長さが固定
    のNULL識別情報を、上記固定長セグメントに付加さ
    せ、 上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、上記長さが可
    変のカラム及び上記長さが固定のカラムのそれぞれのカ
    ラムを更新するに際し、そのカラムについての、それが
    NULL値であるか否かを表す、長さが固定のNULL
    識別情報によって、上記NULL値識別情報を更新する
    ことを特徴とするレコ―ド格納・アクセス法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のレコ―ド格納・アクセス
    法において、 上記固定長セグメント及び上記可変長セグメントにそれ
    ぞれ格納される、上記長さが固定のカラム及び長さが可
    変のカラムのそれぞれについて、それに、それがNUL
    L値であるか否かを表す、長さが固定のNULL識別情
    報を付加させるにつき、上記固定長セグメントを用い、 上記追加用固定長セグメント及び上記追加用可変長セグ
    メントにそれぞれ格納される、上記長さが固定のカラム
    及び長さが可変のカラムのそれぞれについて、それに、
    それがNULL値であるか否かを表す、長さが固定のN
    ULL識別情報を付加させるにつき、上記追加固定長セ
    グメントを用い、 上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ド上におけるカラム
    にアクセスさせるにつき、そのカラムがNULL値であ
    るか否かを、そのカラムについて表している、上記NU
    LL識別情報を参照して調べ、 上記多数のレコ―ド以外に、それと同様の新たなレコ―
    ドを、上記固定長セグメント及び上記可変長セグメント
    に格納するに際し、そのレコ―ドの、長さが可変のカラ
    ム及び長さが固定のカラムのそれぞれのカラムについて
    の、それがNULL値であるか否かを表す、長さが固定
    のNULL識別情報を、上記固定長セグメントに付加さ
    せ、 上記多数のレコ―ドのそれぞれについて、上記長さが可
    変のカラム及び上記長さが固定のカラムのそれぞれのカ
    ラムを更新するに際し、そのカラムについての、それが
    NULL値であるか否かを表す、長さが固定のNULL
    識別情報によって、上記NULL値識別情報を更新する
    ことを特徴とするレコ―ド格納・アクセス法。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のレコ―ド格納・アクセス
    法において、 (a)アクセスしたいレコ―ド上のカラムが、上記固定
    長セグメントに格納されているか、上記追加用固定長セ
    グメントに格納されているか、上記追加用固定長セグメ
    ントが複数である場合においてそれら中のどの追加用固
    定長セグメントに格納されているかを識別するためのセ
    グメント識別情報と、(b)レコ―ド番号とを用いて、
    上記固定長セグメント及び追加用固定長セグメントにお
    ける、上記多数のレコ―ドのそれぞれについての基準位
    置を表す基準位置情報を、計算により求める基準位置計
    算手段を用い、 (a)アクセスしたいレコ―ド上のカラムが、上記固定
    長セグメントに格納されているか、上記追加用固定長セ
    グメントに格納されているか、上記追加用固定長セグメ
    ントが複数である場合においてそれら中のどの追加用固
    定長セグメントに格納されているかを識別するためのセ
    グメント識別情報と、(b)アクセスしたいレコ―ド上
    のカラムが格納されている上記固定長セグメントまたは
    上記追加用固定長セグメントにおける、アクセスしたい
    レコ―ドのカラムの、上記基準位置計算手段で求められ
    る上記基準位置情報が表している基準位置からの相対位
    置情報とを、プログラムに格納させ、 上記多数のレコ―ド中の一のレコ―ド上のカラムにアク
    セスさせるにつき、(a)上記基準位置計算手段から求
    められる基準位置情報と、(b)上記プログラムに格納
    されている上記相対位置情報とを用い、 上記固定長セグメントと上記追加用固定長セグメントと
    を、統合固定長セグメントに統合するに際し、上記基準
    位置計算手段によって求める、上記統合固定長セグメン
    トにおける、上記複数のレコ―ドについての基準位置を
    表す基準位置情報を、上記固定長セグメントについての
    上記基準位置情報に対応する基準位置情報で得ることを
    特徴とするレコ―ド格納・アクセス法。
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