JP2012164182A - 固定長ファイル生成処理システムと方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】固定長ファイルの運用・保守における利便性を向上させる。
【解決手段】固定長ファイル12aを生成する際、まず、レコード定義書入力記憶処理部10dにおいて、テキストファイルとして作成された、固定長ファイルにおけるレコードの項目名と型およびサイズを含む当該レコードのフォーマット情報を定義したレコード定義書を、入力装置やオンラインで入力して記憶装置に記憶し、次に、レコード定義生成ツール実行処理部10cにおいて、記憶装置からレコード定義書を読み込み、読み込んだレコード定義書に応じたフォーマットの固定長ファイルの生成に用いるレコード定義プログラムを生成し、そして、バッチ処理部11aにおいて、レコード定義プログラムを実行することにより、レコード定義書入力記憶処理部10dが入力したレコード定義書に応じて動的に固定長ファイル12aを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、メインフレームコンピュータにおいて行われるバッチ処理で用いられる固定長ファイルの生成処理技術に係り、特に、固定長ファイルにおけるレコードの管理を容易とするのに好適な技術に関するものである。
メインフレームコンピュータにおいて行われるバッチ処理ジョブは、JCL(ジョブ制御言語)を用いてジョブステップ(ジョブを構成する最小単位となる処理プログラム)を組み合わせて構成する。
オペレータがジョブを投入すると、メインフレームは、JCLを解釈して、ジョブを実行する。ジョブの実行は、ジョブステップを指定の順番(並列処理を含む)に起動することによって行われる。
ジョブステップは、非同期並列処理を行うために、プロセス(オペレーティングシステムからリソースの割り当てを受けて処理を実行しているプログラムのことであり、通常、プロセスは互いに影響を与えないように動作する)として起動される。
ジョブのフローでは、あるジョブステップの出力が別のジョブステップの入力になることがあるため、ジョブステップ(プロセス、プログラム)間でデータを引継ぐ必要があるが、データ引継ぎには、例えば、図5に示すように、固定長ファイルを用いる。
以下、図5を用いて、プロセス(プログラム)間でデータを引継ぐ際の動作を説明する。
まず、ファイル(1)をプログラム(1)とプログラム(2)が読みこむ。プログラム(1)とプログラム(2)は、読み込んだファイル(1)からレコードを取得し、処理を実行して、プログラム(1)はファイル(2)を出力し、プログラム(2)はファイル(3)とファイル(4)を出力する。
また、プログラム(3)はプログラム(1)から出力されたファイル(2)と、プログラム(2)から出力されたファイル(3)を読み込み、プログラム(4)はプログラム(2)から出力されたファイル(4)を読み込む。
このように、各プログラムは1つないし複数のファイルを読み込み、1つないし複数のファイルを出力する。尚、処理されたレコードは、最終的には帳票として出力されたり、データベースに書き込まれたりする。
固定長ファイルとは、1レコードの長さがバイト単位で固定のバイナリファイルのことである。例えば、住所(50バイト)、氏名(40バイト)、年齢(3バイト)で改行文字なしのレコードからなる固定長ファイルの場合、図6に示すように、先頭1バイト目から50バイトが住所データ、51バイト目から90バイトが氏名データ、91バイト目から3バイトが年齢データで、94バイト目からは2番目のレコードとなる。
固定長ファイルのデータ形式の特徴としては、項目間の区切り文字が存在しないために、ファイルだけを見てもレイアウトの判別ができないことが挙げられる。
そのため、当該ファイルを保存する媒体に、レイアウトを定義するレコード定義情報を別ファイルとして格納する技術がしばしば採られている。
また、書き込むときにも、レイアウトを意識して何バイト目から何バイトのレコードを書き込むようにプログラムを作成する。従って、レイアウト変更がプログラムに与える影響が大きい。
特許文献1においては、固定長ファイルの持つ欠点の一つであるファイルサイズが大きくなりやすいという課題を、可変長変換することで解決しているが、別途レイアウト定義情報が必要であるという課題、および、レイアウト変更の際に入力プログラムの変更が大きくなるという課題は解決されていない。
すなわち、従来の固定長ファイルは、入出力及び参照において、以下の課題(1)〜(3)がある。
課題(1):出力時、ファイルのレイアウトを意識してプログラムを作成する必要がある。そのため、レイアウト変更の際に工数が大きく必要になり、不具合も作りこみやすい。
例えば、「OFILE.一行出力(50,40,”氏名 太郎”)」とのプログラムは、第一引数で項目の先頭位置、第二引数でサイズ、第3引数で値を指定しており、50バイト目から40バイトの領域に”氏名 太郎”という値をセットするという意味である。
ここでレイアウト変更があり、氏名の前に氏名コード(10桁)が入ると、プログラムは、「OFILE.一行出力(60,40,”氏名 太郎”)」の通りに修正する必要がある。
さらに、氏名欄の後ろに年齢欄があれば、その項目にセットするプログラムも同時にずらす必要がある。このため、改修量が大きくなりやすい欠点がある。
課題(2):参照時、別のレコード定義書を参照しないとレイアウトが分からない。つまり、固定長ファイルのみではレコードを参照することができない。
例えば、ファイル参照ツールとして、何件目のレコードの先頭何バイト目から何バイトのデータを何型(数値・文字列等)で表示するかを指定すると画面に値を表示するツールがあるとする。その場合、10レコード目の氏名を表示するには、先のレイアウトの場合、ツールに以下のように入力しなければならない。
『何件目:10、先頭バイト:50、サイズ:40、型:文字列』
レコードを参照するたびにこのように入力するのは非常に手間がかかる。
課題(3):固定長ファイルはレコード情報のみしか持たないため、ファイルの来歴(作成者、作成日時、作成したジョブ名等)が分からない。そのため、ファイルを一定期間保管するなど管理を行う必要がある場合には、別途に管理台帳を作成する必要があり手間がかかる。また、障害対策においてもしばしば上記メタデータ(ファイルの来歴)は必要になるが、別途入手しなければならない。
特開平05−216738号公報
解決しようとする問題点は、従来の技術では、固定長ファイルのレイアウト変更に伴う当該ファイルを用いるプログラムの変更負荷が大きい点と、固定長ファイルのみではプログラムから当該ファイルのレコードを参照することができない点、および、ファイルの来歴の確認が容易でない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、固定長ファイルの運用・保守における利便性を向上させることである。
上記目的を達成するため、本発明の固定長ファイル生成処理システムは、テキストファイルとして作成されたレイアウト定義書から、当該レイアウトの固定長ファイルを生成するソースプログラムを自動生成し、そのソースプログラムを実行することで、動的に、固定長ファイルを生成する。これにより、レコード定義を隠蔽することができ、保守性が向上する。また、固定長ファイルを生成する際に、当該固定長ファイルの特定領域に、レコード定義情報の内容と共に、固定長ファイルにおける各レコードの他来歴等の情報をタグ情報として埋め込む。これにより、レコード定義書を別に設けることが不要となる。また、生成した固定長ファイルにおけるデータに対する参照要求があれば、タグ情報を読み取り、レコード定義や来歴を取得して出力する。
本発明によれば、固定長ファイルの参照が非常に容易になると共に、ファイルレイアウト変更時のプログラム修正もより早く、誤りなく作成することが可能となり、業務プログラムの開発・保守工数の削減が可能となる。
本発明に係る固定長ファイル管理処理システムを設けたメインフレームコンピュータ装置の構成例を示すブロック図である。 図1における固定長ファイル管理処理システムの本発明に係る第1の処理動作例を示す説明図である。 図1における固定長ファイル管理処理システムの本発明に係る第2の処理動作例を示す説明図である。 図1における固定長ファイルの構成例を示す説明図である。 プログラムによるファイル操作例を示す説明図である。 固定長ファイルの構成例を示す説明図である。
以下、図を用いて本発明を実施するための形態例を説明する。図1において、10は開発時に起動される開発システム(図中「開発時」と記載)、11は実行時に起動される実行システム(図中「実行時」と記載)、12は保守時に実行される保守システム(図中「保守時」と記載)であり、それぞれコンピュータ装置で構成され、外部記憶装置等に記憶されたプログラムを主メモリに読み込みCPUで処理することにより、コンピュータ処理を実行する。
開発システム10は、プログラムされたコンピュータ処理を実行する処理部として、本発明に係る第1のプログラム実行手段としての業務プログラム実行処理部(図中「業務プログラム」と記載)10aと、レコード定義プログラム実行処理部(図中「レコード定義プログラム」と記載)10b、本発明に係るレコード定義生成手段としてのレコード定義生成ツール実行処理部(図中「レコード定義生成ツール」と記載)10c、レコード定義書入力記憶処理部(図中「レコード定義書」と記載)10dからなる各処理部を具備している。
実行システム11は、プログラムされたコンピュータ処理を実行する処理部として、本発明に係る固定長ファイル生成手段としてのバッチ処理部(図中「バッチエンジン」と記載)11aを具備し、このバッチ処理部11aは、業務処理制御部11bと入力制御部11cからなり、入出力制御部11cはタグ情報制御部11dとレコード情報制御部11eからなる各機能を具備している。
保守システム12は、プログラムされたコンピュータ処理を実行する処理部として、固定長ファイル参照ツール処理部(図中「固定長ファイル参照ツール」と記載)12bを具備している。
このような構成において、本例の固定長ファイル生成処理システムでは、コンピュータ装置のプログラムされたコンピュータ処理により、固定長ファイル12aを生成する際、まず、レコード定義書入力記憶処理部10dにおいて、テキストファイルとして作成された、固定長ファイルにおけるレコードの項目名と型およびサイズを含む当該レコードのフォーマット情報を定義したレコード定義書を、入力装置やオンラインで入力して図示していないHDD等の記憶装置に記憶し、次に、レコード定義生成ツール実行処理部10cにおいて、記憶装置からレコード定義書を読み込み、読み込んだレコード定義書に応じたフォーマットの固定長ファイルの生成に用いるレコード定義プログラムを生成し、そして、バッチ処理部11a(本発明に係る固定長ファイル生成手段)において、レコード定義プログラムを実行することにより、レコード定義書入力記憶処理部10dが入力したレコード定義書に応じて動的に固定長ファイル12aを生成する。
また、本発明に係る第1のプログラム実行手段としての業務プログラム実行処理部10aは固定長ファイルのデータ操作を行うものであり、バッチ処理部11aは、入出力制御部11cにおけるレコード情報制御部11eにより、業務プログラム実行処理部10aからのデータの入出力要求に応じて当該データの当該固定長ファイルへの入出力処理を実行する。
また、本発明に係る固定長ファイル生成手段としてのバッチ処理部(バッチエンジン)11aは、入出力制御部11cにおけるタグ情報制御部11dにより、生成した固定長ファイルの予め定められた領域に、当該固定長ファイルの生成に用いたレコード定義書の内容を登録すると共に、ファイル参照ツール等の外部アクセス元からの要求に応じて、固定長ファイルからレコード定義書の内容を読み出して出力する。
また、タグ情報制御部11dは、固定長ファイル12aにおけるレコード定義書の内容を登録する領域を固定長領域と可変長領域とに分け、固定長領域に、当該固定長ファイル12aにおけるレコード定義書の内容の登録開始位置とサイズおよび当該固定長ファイルの作成日時と作成元プログラム名を含む情報(第1のタグ情報)を登録し、可変長領域に、当該固定長ファイル12aに格納する各レコード毎の当該レコードにおける各項目の定義情報を含む情報(第2のタグ情報)を登録する。
以下、図2〜図4を用いて、図1に示す構成からなる本例の固定長ファイル生成処理システムによる固定長ファイルの生成と管理動作を説明する。
図2に例示するように、本例においては、開発時に、まずレコード定義書22を作成する。このレコード定義書22には、レコードフォーマット(項目名、型、サイズ)を記述する。
このレコード定義書22を読み込み、レコード定義プログラム24を生成するレコード定義生成ツール21を別途用意する。
このレコード定義生成ツール21によって生成されるレコード定義プログラム24は、業務プログラム23に対してレコード定義のインターフェースを提供すると共に、実行時に、バッチエンジン(図1のバッチ処理部11a)に対してレコード定義情報を提供する機能を持つ。
このようにしてレコード定義22は、レコード定義プログラム24により隠蔽されているので、業務プログラム23はレコード定義書22を意識する必要がない。
そして、レコード定義22が変更になるときには、レコード定義書22を修正し、レコード定義生成ツール21を用いてレコード定義プログラム24を再生成する。
この図2では、住所・氏名・年齢からなるレコードをテキストファイルとして定義したレコード定義書22をまず作成しており、このレコード定義書22をレコード定義生成ツール21にかけるとレコード定義プログラム24が生成される。
このように、図2では、住所フィールドのみ例として挙げているが、レコード定義プログラム24は、レコード定義情報(開始位置、桁数、型を0、50、全角文字列と定義している部分)22を内部的に隠蔽し、かつ、業務プログラム23には、住所フィールドに値をセットするだけのインターフェースを提供している。
業務プログラム23が、提供されたインターフェースに値をセットすると、レコード定義プログラム24は、それを受け取り、バッチエンジン(図1のバッチ処理部11a)に引き渡すことになる。尚、図2においては、レコード定義情報22をバッチエンジンに引き渡す処理の部分は割愛している。
実行時には、図3の処理フローに沿って処理が実行される。この図3においては、右側が図1のバッチ処理部11a(バッチエンジン)の処理、左側が業務プログラム処理部10aの処理である。
図3において、最初に、バッチエンジン(バッチ処理部11a)が業務プログラム(業務プログラム処理部10a)の初期化(起動)を行う(ステップ301)。起動された業務プログラムは、まず、レコード定義プログラム(レコード定義プログラム実行処理部10b)の初期化を行う(ステップ302)。
レコード定義プログラムは、初期化されるときにバッチエンジン(バッチ処理部11a)にレコード定義情報を渡すように機能が埋め込まれており、レコード定義情報を受け取ったバッチエンジン(バッチ処理部11a)は、固定長ファイルを生成し(ステップ303)、レコード定義情報等のタグ情報を書き込むと共に、該当プログラムの入力となるファイルのタグ情報も読み込み、来歴を取得してタグに書き込む(ステップ304)。
その後、業務プログラム(業務プログラム処理部10a)の本体部分が動作を始め、固定長ファイルに出力するレコードをバッチエンジン(バッチ処理部11a)に引き渡す(ステップ305)。バッチエンジン(バッチ処理部11a)は、レコードを受け取ると固定長ファイルに書き込みを行う(ステップ306)。
業務プログラム(業務プログラム処理部10a)の処理が終わると、バッチエンジン(バッチ処理部11a)は再度タグ情報を書き込む(ステップ307)。ここで書き込む情報は、開始時には判明していなかった情報(レコード件数等)である。
その後、固定長ファイルをクローズして(ステップ308)処理は終了となる(ステップ309)。
前述の業務プログラム(業務プログラム処理部10a)の初期化を行うのは、図1におけるバッチ処理部11a(バッチエンジン)の業務処理制御部11bであり、この業務処理制御部11bは、入出力制御部11cの動作を管理し制御する。
入出力制御部11cは、1つの固定長ファイルに1つ割り当てられ、内部的にタグ情報制御部11dとレコード情報制御部11eの各処理機能を持つ。
タグ情報制御部11dの機能は、入出力制御部11cがレコード定義プログラム実行処理部10bから受け取ったレコード定義情報の受け取りと固定長ファイルへの書き込み、および、入出力制御部11cが固定長ファイル12aから読み取ったレコード情報部の情報の受け取りとタグ情報部の情報の取得である。
保守時は、図1の右側における保守システム12において、別途作成の固定長ファイル参照ツール処理部12bによって固定長ファイル12aが参照される。
固定長ファイル参照ツール処理部12bは、固定長ファイル12aのタグ情報部分からレコード定義情報を読み込み、レコード情報を表12cの形式で表示すると共に、来歴等別のタグ情報も図示していない別画面で表示する。
このような、タグ情報を持った固定長ファイル12aの例を図4において示す。図4における固定長ファイル41は、図1のタグ情報制御部11dにより、当該固定長ファイル41におけるレコード定義書の内容を登録する領域を固定長のタグ領域(固定タグ領域)と可変長の領域(可変タグ領域)に分けられ、固定タグ領域には、当該固定長ファイル41におけるレコード定義書の内容の登録開始位置とサイズおよび当該固定長ファイルの作成日時と作成元プログラム名を含む情報(第1のタグ情報)が登録され、可変タグ領域には、当該固定長ファイル41に格納する各レコード毎の当該レコードにおける各項目の定義情報を含む情報(第2のタグ情報)が登録される。
すなわち、図4に示すように、本例の固定長ファイル12aにおいては、予め、タグ情報保有領域として一定サイズをブロックとして定義しておく。
ブロック数とは、タグ情報を保有するのに必要なブロック数である。例えば、ブロックサイズが10KBで、タグ情報保有に必要なサイズが12KBであれば、ブロック数は2となる。
そのため、作成日時や作成プログラム名称等、必要な容量が変わらない項目は固定タグ領域として先頭に記述する。
逆に、レコード定義情報は、項目数がレコード定義ごとに変わるので、事前に必要な容量が特定できない。そこで、固定長領域に、レコード定義情報の開始位置とサイズを持たせておくと共に、1項目あたりの定義を定めておく。
そして、読み出すときは、レコード定義情報の開始位置からはじまり、サイズ分だけ1項目ごとに読み出すことになる。来歴情報も同様である。
以上、図1〜図4を用いて説明したように、本例の固定長ファイル生成処理システムでは、テキストファイルとして作成されたレイアウト定義書から、当該レイアウトの固定長ファイルを生成するソースプログラムを自動生成し、そのソースプログラムを実行することで、動的に、固定長ファイルを生成する。これにより、レコード定義を隠蔽することができ、保守性が向上する。
また、固定長ファイルを生成する際に、当該固定長ファイルの特定領域に、レコード定義情報の内容と共に、固定長ファイルにおける各レコードの他来歴等の情報をタグ情報として埋め込む。これにより、レコード定義書を別に設けることが不要となる。
また、生成した固定長ファイルにおけるデータに対する参照要求があれば、タグ情報を読み取り、レコード定義や来歴を取得して出力する。このように、固定長ファイル参照ツールを用いることで、来歴情報を容易に取得することができる。
このように、本例の固定長ファイル生成処理システムによれば、従来の技術の問題点、すなわち、固定長ファイルのレイアウト変更に伴う当該ファイルを用いるプログラムの変更負荷が大きい点と、固定長ファイルのみではプログラムから当該ファイルのレコードを参照することができない点、および、ファイルの来歴の確認が容易でない点などを解決でき、これにより、固定長ファイルの参照が非常に容易になると共に、ファイルレイアウト変更時のプログラム修正もより早く、誤りなく作成することが可能となり、業務プログラムの開発・保守工数の削減が可能となり、固定長ファイルの運用・保守における利便性を向上させることができる。
尚、本発明は、図1〜図4を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、開発システム10と実行システム11および保守システム12のそれぞれを個別のコンピュータ装置上に設けた構成として例示しているが、各システム(10,11,12)を同じ1つのコンピュータ装置上に設けた構成としても良いし、各システム(10,11,12)を、ネットワークを介して接続した構成としても良い。
また、本例のコンピュータ装置の構成に関しても、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例に係る処理の実行に用いるプログラムの供給元としては、光ディスクやFD(Flexible Disk)等の記録媒体を用いることでも、当該プログラムを、通信装置を介してネットワーク経由でダウンロードしてインストールすることでも良い。
10:開発システム(開発時)、10a:業務プログラム実行処理部(業務プログラム)、10b:レコード定義プログラム実行処理部(レコード定義プログラム)、10c:レコード定義生成ツール実行処理部(レコード定義生成ツール)、10d:レコード定義書入力記憶処理部(レコード定義書)、11:実行システム(実行時)、11a:バッチ処理部(バッチエンジン)、11b:業務処理制御部、11c:入力制御部、11d:タグ情報制御部、11e:レコード情報制御部、12:保守システム(保守時)、12a:固定長ファイル、12b:固定長ファイル参照ツール処理部(固定長ファイル参照ツール)、12c:表、21:レコード定義生成ツール、22:レコード定義書、23:業務プログラム、24:レコード定義プログラム、41:固定長ファイル。

Claims (9)

  1. コンピュータ装置のプログラムされたコンピュータ処理により、
    固定長ファイルを生成する固定長ファイル生成処理システムであって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    テキストファイルとして作成された、固定長ファイルにおけるレコードの項目名と型およびサイズを含む当該レコードのフォーマット情報を定義したレコード定義書を入力して記憶装置に記憶するレコード定義書入力記憶手段と、
    上記記憶装置から上記レコード定義書を読み込み、該読み込んだレコード定義書に応じたフォーマットの固定長ファイルの生成に用いるレコード定義プログラムを生成するレコード定義生成手段と、
    上記レコード定義プログラムを実行して上記固定長ファイルを生成する固定長ファイル生成手段と
    を有し、
    上記レコード定義書入力記憶手段が入力したレコード定義書に応じて動的に固定長ファイルを生成することを特徴とする固定長ファイル生成処理システム。
  2. 請求項1に記載の固定長ファイル生成処理システムであって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、上記固定長ファイルのデータ操作を行う第1のプログラム実行手段を有し、
    上記固定長ファイル生成手段は、上記第1のプログラム実行手段からのデータの入出力要求に応じて当該データの上記固定長ファイルへの入出力処理を実行するレコード情報制御手段を具備する
    ことを特徴とする固定長ファイル生成処理システム。
  3. 請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の固定長ファイル生成処理システムであって、
    上記固定長ファイル生成手段は、
    生成した固定長ファイルの予め定められた領域に、当該固定長ファイルの生成に用いた上記レコード定義書の内容を登録すると共に、
    外部アクセス元からの要求に応じて、上記固定長ファイルから上記レコード定義書の内容を読み出して出力するタグ情報制御手段
    を有することを特徴とする固定長ファイル生成処理システム。
  4. 請求項3に記載の固定長ファイル生成処理システムであって、
    上記タグ情報制御手段は、
    上記固定長ファイルにおける上記レコード定義書の内容を登録する領域を固定長領域と可変長領域に分け、
    上記固定長領域に、当該固定長ファイルにおける上記レコード定義書の内容の登録開始位置とサイズおよび当該固定長ファイルの作成日時と作成元プログラム名を含む第1のタグ情報を登録し、
    上記可変長領域に、当該固定長ファイルに格納する各レコード毎の当該レコードにおける各項目の定義情報を含む第2のタグ情報を登録する
    ことを特徴とする固定長ファイル生成処理システム。
  5. コンピュータを、請求項1から請求項4いずれかに記載の固定長ファイル生成処理システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
  6. コンピュータ装置のプログラムされたコンピュータ処理により、
    固定長ファイルを生成する固定長ファイル生成処理方法であって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、レコード定義書入力記憶手段と、レコード定義生成手段、固定長ファイル生成手段を具備し、
    上記レコード定義書入力記憶手段は、
    テキストファイルとして作成された、固定長ファイルにおけるレコードの項目名と型およびサイズを含む当該レコードのフォーマット情報を定義したレコード定義書を入力して記憶装置に記憶し、
    上記レコード定義生成手段は、
    上記記憶装置から上記レコード定義書を読み込み、該読み込んだレコード定義書に応じたフォーマットの固定長ファイルの生成に用いるレコード定義プログラムを生成し、
    上記固定長ファイル生成手段は、
    上記レコード定義プログラムを実行して、上記レコード定義書入力記憶手段が入力したレコード定義書に応じて動的に固定長ファイルを生成する
    ことを特徴とする固定長ファイル生成処理方法。
  7. 請求項6に記載の固定長ファイル生成処理方法であって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、第1のプログラム実行手段とレコード情報制御手段を有し、
    上記第1のプログラム実行手段は、上記固定長ファイルのデータ操作を行い、
    上記レコード情報制御手段は、上記第1のプログラム実行手段からのデータの入出力要求に応じて当該データの上記固定長ファイルへの入出力処理を実行する
    ことを特徴とする固定長ファイル生成処理方法。
  8. 請求項6もしくは請求項7のいずれかに記載の固定長ファイル生成処理方法であって、
    上記固定長ファイル生成手段は、タグ情報制御手段を具備し、
    該タグ情報制御手段により、生成した固定長ファイルの予め定められた領域に、当該固定長ファイルの生成に用いた上記レコード定義書の内容を登録すると共に、
    外部アクセス元からの要求に応じて、上記固定長ファイルから上記レコード定義書の内容を読み出して出力する
    を有することを特徴とする固定長ファイル生成処理方法。
  9. 請求項8に記載の固定長ファイル生成処理方法であって、
    上記タグ情報制御手段は、
    上記固定長ファイルにおける上記レコード定義書の内容を登録する領域を固定長領域と可変長領域に分け、
    上記固定長領域に、当該固定長ファイルにおける上記レコード定義書の内容の登録開始位置とサイズおよび当該固定長ファイルの作成日時と作成元プログラム名を含む第1のタグ情報を登録し、
    上記可変長領域に、当該固定長ファイルに格納する各レコード毎の当該レコードにおける各項目の定義情報を含む第2のタグ情報を登録する
    ことを特徴とする固定長ファイル生成処理方法。
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JPN6014035566; 鷲崎 弘宜: 'まるごと大特集 オブジェクト指向完全読本 デザインパターンから分析/設計まで' 日経ソフトウエア 第8巻第7号通巻87号, 20050524, pp.70-80, 日経BP社 *

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