JPH0630830A - 複層構造の布団の製造方法 - Google Patents

複層構造の布団の製造方法

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JPH0630830A
JPH0630830A JP6857592A JP6857592A JPH0630830A JP H0630830 A JPH0630830 A JP H0630830A JP 6857592 A JP6857592 A JP 6857592A JP 6857592 A JP6857592 A JP 6857592A JP H0630830 A JPH0630830 A JP H0630830A
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cloth group
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Ikuo Asai
郁男 浅井
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Maruhachi Mawata Co Ltd
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Maruhachi Mawata Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造効率の高い、マチ布付きの複層構造の布
団の製造方法を提供する。 【構成】 第1の布団体10と、少なくとも一方向に伸
縮可能とされ、かつ、この一方向両端20aにマチ布3
0が取り付けられた第2の布団体20とを用意し、第2
の布団体20を前記一方向に伸長させた状態でマチ布3
0を第2の布団20の中央側に向けて折り返し、つい
で、マチ布30と第1の布団体10とを止着することに
より、第1の布団体10と第2の布団体20とを連結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複層構造の布団に関
し、特に、上下の布団体どうしの側縁をマチ布を介して
止着した布団に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複層構造の布団の一例を図11に
基づいて説明する。この布団は、2層構造の敷布団であ
って、ともに略長方形状同大に形成された上側の布団体
1と下側の布団体2との側縁どうしをテープ状のマチ布
3で連結して構成されている。こうした、布団体どうし
をマチ布で止着した複層構造の布団は、保温力が高い上
に美観も優れる等の利点を有している。なお、符号1a
および2aはそれぞれの中綿である。
【0003】そして、こうした布団を製造する方法とし
ては、図12および図13に概要を示すように、例えば
上側の布団体1の側縁全周にマチ布3を止着した後、こ
のマチ布3と下側の布団体2とを止着して図11に示す
ような布団を製造している。
【0004】しかしながら、こうした従来の製造方法に
おいては、同形状とされている2枚の布団体を積層した
状態で、マチ布3を下布団体2に縫い付けなけらばなら
ない。そして、従来の方法では、図11から明らかなよ
うに、両布団体の側縁どうしが重畳されており、縫い部
分が重なってしまうので、この状態でマチ布3を下布団
体2に縫い付ける作業は、立体縫製と呼ばれる比較的に
困難な縫製作業とならざるを得ない。このため、従来で
は、こうした布団の製造効率が悪いという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の事情
に鑑みてなされたもので、製造効率の高い複層構造の布
団の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る布団の製造
方法は、第1の布団体と、少なくとも一方向に伸縮可能
とされ、かつ、この一方向両端にマチが取り付けられる
とともに、第1の布団体と略同大に形成された第2の布
団体とを用意し、第2の布団体を前記一方向に伸長させ
た状態でマチを第2の布団体の中央側に向けて折り返
し、ついで、マチと第1の布団体とを止着することによ
り、第1の布団体と第2の布団体とを連結する構成とさ
れている。
【0007】
【実施例】本発明の実施例に係る2層構造の布団の製造
方法を図1〜図9に基づいて説明する。まず、図1〜図
5に基づいて、本例の方法により製造された布団の構成
を先に説明する。
【0008】この布団は、略同形の長方形状に形成され
た下側の布団体(第1の布団体)10と上側の布団体
(第2の布団体)20との幅方向両端における側縁10
a・20aどうしをテープ状のマチ布30により連結し
(図5参照)、長手方向両端における側縁10b・20
bどうしを直接に(マチ布を介さずに)縫い合わせた構
成とされている。
【0009】前記下布団体10は、周縁が縫い合わされ
て袋状とされており、しかも、長手方向に沿って上下の
側地どうしが縫い合わされて4条のキルティング11が
施されており、これによって中綿12の移動が防止され
ている。下布団体10における上下の側地の材質として
は、サテン地などが用いられている。
【0010】前記上布団体20は、周縁が縫い合わされ
て袋状とされており、さらに、図2に示すように、その
中央近傍に、略長方形状の2重のキルティング21aが
施され、このキルティング21aの内側に、幅方向への
4本のキルティング21bが施されている。これらの各
キルティング21は、いわゆる千鳥縫い(ジグザグに縫
うことによって布地に伸縮性を付与する縫い方)によっ
て構成されている。また、上布団体20を構成する側地
は、伸縮性のあるニット地から構成されている。この上
布団体20の中綿22は、図5中上部から順に、ポリエ
ステル硬綿22a、羊毛硬綿(ニードル加工によって弾
性を減殺した綿)22b、羊毛成形綿22cを積層して
構成されている。
【0011】前記マチ布30の材質としては、本例で
は、外面側に植毛された植毛生地(パイル地)が用いら
れている。
【0012】ついで、本例に係る布団の製造方法の実施
例を図6〜図9に基づいて説明する。まず、図6に示す
ように、下布団体10となる布団素材40を連続的に縫
製する。この作業は、長尺の2枚の側地の間に中綿を収
納した状態で多頭ミシンで縫い合わせることにより、連
続的に行なうことができる。また、この縫製作業におい
ては、多頭ミシンによりキルティング11を同時に行な
っている。ついで、長尺の布団素材40を所定の長さ
(2m程度)で切断し、切断端部を縫い合わせて中綿1
2を布団の内部に封入し、下布団体10を製造する。な
お、ここで、布団素材40の幅としては、下布団体10
の幅と同一としておく。
【0013】一方、上布団体20については、長方形に
予め裁断されたニット製の側地の間に中綿22を収納
し、側縁を縫い合わせて中綿22を封入するとともに、
キルティング21a・21bを施して製造する。このキ
ルティング21a・21bの縫い付け作業は、いわゆる
コンフォーターと呼ばれる装置によって行なうことがで
きる。また、この上布団体20は、前記のように切断さ
れて製造された下布団体10と略同形状としておく。つ
いで、上布団体20の幅方向両端における側縁20a
に、それぞれマチ布30を縫い付ける。
【0014】ついで、前記のように製造した上下の布団
体20・10どうしを重ねる。このとき、図8に模式的
に示したように、上布団体20をその幅方向に若干引き
伸ばし、その幅を、下布団体10の幅より広くしてお
く。この作業は、上布団体20を所定の枠体に取り付け
ることによって容易に行なうことができる。なぜなら、
上布団体20に施されているキルティング21a・21
bは、千鳥縫いによってなされたもので、布地自体に伸
縮性が付与されており、その上、側地としては、伸縮性
のあるニット地を用いているからである。この状態で、
マチ布30を上布団体20の中央に向けて折り返し、マ
チ布30の自由端を下布団体10の側縁10aに近接し
て配置する。
【0015】ついで、マチ布30と下布団体10の側縁
10aとを縫い合わせるとともに、下布団体10および
上布団体20の側縁10b・20bどうしを縫い合わせ
る。これによって、上下の布団体20・10の内部を閉
鎖することができる。
【0016】ついで、上布団体20を枠体から取り外
す。すると、上布団体20が自然に収縮して、本例に係
るマチ付き2層布団(図5および図10参照)を製造す
ることができる。この状態では、マチ布30が起立した
状態となるので、意匠性が高いという利点がある。
【0017】本例に係る布団の製造方法では、前記した
ように、上布団体20にマチ布30を止着し、上布団体
20を引き伸ばしてマチ布30を中央側へ折り返し、こ
のマチ布30を下側の布団体10に止着しているので、
縫い合わすべきマチ布30と下側の布団体10の側縁1
0aとは平らな状態となり、この状態で両者を縫い合わ
すことができるので、立体縫製は不要となる。すなわ
ち、本例の方法では、側縁どうしを重ねた状態でマチ布
30を縫い付ける作業(いわゆる立体縫製)を行なうべ
き箇所が存在しないため、製造作業を効率化することが
できるという利点がある。
【0018】また、本例の布団では、使用者の体が触れ
る上布団体20の側地として、吸水性に富んだニット地
を用いているので、使用者の汗などを吸い取ることがで
き、寝心地に優れているという利点もある。
【0019】なお、本例の布団としては、上布団体20
の側地としてニット地を用いたが、サテン地等を用いて
もよい。この場合であっても、千鳥縫いを施すことによ
り布地に伸縮性を付与することができ、前記した本例の
製造方法を実施することができる。
【0020】また、本例では、上布団体20へのキルテ
ィングの手法として千鳥縫いを用いているが、ニット地
を用いることにより十分な伸縮性を付与できる場合に
は、千鳥縫いを用いなくても前記した利点を発揮するこ
とができる。
【0021】また、本例では、上下の布団体20・10
を同形状としているが、図10に示すように、一方の布
団体が他方の布団体よりも、長さ方向または幅方向に大
きな形状であってもよい。
【0022】また、本例では、マチ布30と布団体10
・20とを縫い合わせることによって止着するものとし
たが、接着剤などによって止着してもよい。
【0023】さらに、本例では、2層構造の布団を例に
採って説明したが、3層以上の布団であってもよいこと
は当然である。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る布団の製造方法では、第1
の布団体と、少なくとも一方向に伸縮可能とされ、か
つ、この一方向両端にマチが取り付けられるとともに、
第1の布団体と略同大に形成された第2の布団体とを用
意し、第2の布団体を前記一方向に伸長させた状態でマ
チを第2の布団体の中央側に向けて折り返し、ついで、
マチと第1の布団体とを止着することにより、第1の布
団体と第2の布団体とを連結する構成とされているの
で、マチと布団体との止着作業が容易となり、複層構造
の布団の製造効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図で、布団の裏面図であ
る。
【図2】本発明の実施例を示す図で、布団の平面図であ
る。
【図3】図1のA方向矢視における一部省略拡大図であ
る。
【図4】図1のB方向矢視における一部省略拡大図であ
る。
【図5】図1のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図6】本発明の実施例に係る布団の製造方法を示す概
略の説明図である。
【図7】本発明の実施例に係る布団の製造方法を示す概
略の説明図である。
【図8】本発明の実施例に係る布団の製造方法を示す概
略の説明図である。
【図9】本発明の実施例に係る布団の製造方法を示す概
略の説明図である。
【図10】本実施例の布団の変形例を示す図で、布団の
断面図である。
【図11】従来の2層構造の布団を示す断面図である。
【図12】従来の布団の製造方法を示す概略説明図であ
る。
【図13】従来の布団の製造方法を示す概略説明図であ
る。
【符号の説明】 10 下布団体(第1の布団体) 20 上布団体(第2の布団体) 20a 第2の布団体の両端 30 マチ布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の布団体と、少なくとも一方向に伸
    縮可能とされ、かつ、この一方向両端にマチが取り付け
    られるとともに、前記第1の布団体と略同大に形成され
    た第2の布団体とを用意し、前記第2の布団体を前記一
    方向に伸長させた状態で前記マチを前記第2の布団体の
    中央側に向けて折り返し、ついで、前記マチと前記第1
    の布団体とを止着することにより、前記第1の布団体と
    前記第2の布団体とを連結することを特徴とする複層構
    造の布団の製造方法。
JP6857592A 1992-03-26 1992-03-26 複層構造の布団の製造方法 Expired - Fee Related JPH0736787B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994010141A1 (en) * 1992-10-28 1994-05-11 Allergan, Inc. Cyclopentane heptenylnitro and heptanylnitro-2-aliphatic or arylaliphatic derivatives and homologous
JPH08336445A (ja) * 1995-06-12 1996-12-24 Toyobo Co Ltd マット及びその製法
WO2012133626A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 伊藤忠商事株式会社 複層式布団およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1994010141A1 (en) * 1992-10-28 1994-05-11 Allergan, Inc. Cyclopentane heptenylnitro and heptanylnitro-2-aliphatic or arylaliphatic derivatives and homologous
JPH08336445A (ja) * 1995-06-12 1996-12-24 Toyobo Co Ltd マット及びその製法
WO2012133626A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 伊藤忠商事株式会社 複層式布団およびその製造方法

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