JPH06307511A - 動力伝達プーリ機構 - Google Patents
動力伝達プーリ機構Info
- Publication number
- JPH06307511A JPH06307511A JP9998593A JP9998593A JPH06307511A JP H06307511 A JPH06307511 A JP H06307511A JP 9998593 A JP9998593 A JP 9998593A JP 9998593 A JP9998593 A JP 9998593A JP H06307511 A JPH06307511 A JP H06307511A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- groove
- power transmission
- transmission pulley
- pulleys
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動力伝達プーリ機構において、プーリ同士の
スリップを除去し、回転力をスムーズに伝達するように
して、伝達効率を向上する。 【構成】 回転駆動源1の先端のシャフトに固定された
プーリ3及びネオプレンゴム製でV溝を70°に加工さ
れたV溝プーリ2が回転すると、これに適度な力で押
圧、接触し、接触面が70°に加工された伝動プーリ4
は、プーリ同士の大きい摩擦力によりスムーズに回転
し、動力を効率高くシャフト5に伝達することができ
る。
スリップを除去し、回転力をスムーズに伝達するように
して、伝達効率を向上する。 【構成】 回転駆動源1の先端のシャフトに固定された
プーリ3及びネオプレンゴム製でV溝を70°に加工さ
れたV溝プーリ2が回転すると、これに適度な力で押
圧、接触し、接触面が70°に加工された伝動プーリ4
は、プーリ同士の大きい摩擦力によりスムーズに回転
し、動力を効率高くシャフト5に伝達することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力伝達プーリ機構に
関し、特にV溝を有するプーリと、このプーリのV溝に
押圧接触する断面が2等辺3角形状の突出部を有するプ
ーリとから構成される動力伝達プーリ機構に関する。
関し、特にV溝を有するプーリと、このプーリのV溝に
押圧接触する断面が2等辺3角形状の突出部を有するプ
ーリとから構成される動力伝達プーリ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の動力伝達プーリ機構について、図
3及び図4を参照して説明する。
3及び図4を参照して説明する。
【0003】従来の動力伝達プーリ機構は、回転駆動源
11の先端のシャフトに固定され、表面にナール加工を
施された駆動プーリ12と、前記駆動プーリ12に適度
な力で押圧され、表面にナール加工を施された伝動プー
リ13と、前記伝動プーリ13が固定され、軸受15に
よって回転自由なシャフト14を有している。
11の先端のシャフトに固定され、表面にナール加工を
施された駆動プーリ12と、前記駆動プーリ12に適度
な力で押圧され、表面にナール加工を施された伝動プー
リ13と、前記伝動プーリ13が固定され、軸受15に
よって回転自由なシャフト14を有している。
【0004】図3において回転駆動源11を図4のE方
向に回転させると、駆動プーリ12もE方向に回転す
る。駆動プーリ12及び伝動プーリ13ともに表面にナ
ール加工が施されており、かつ、伝動プーリ13は適度
な力で駆動プーリ12に押圧されているため、摩擦力に
より伝動プーリ13はF方向に回転し、シャフト14も
F方向に回転する。以上のように動力を伝達する。
向に回転させると、駆動プーリ12もE方向に回転す
る。駆動プーリ12及び伝動プーリ13ともに表面にナ
ール加工が施されており、かつ、伝動プーリ13は適度
な力で駆動プーリ12に押圧されているため、摩擦力に
より伝動プーリ13はF方向に回転し、シャフト14も
F方向に回転する。以上のように動力を伝達する。
【0005】なお、他の従来の技術としては、特開昭6
2−232530号公報に記載されたV溝を有するプー
リと、これらのプーリにかけ渡されるエンドレス状ベル
トとから構成される動力伝達機構を挙げることができ
る。
2−232530号公報に記載されたV溝を有するプー
リと、これらのプーリにかけ渡されるエンドレス状ベル
トとから構成される動力伝達機構を挙げることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の動力伝達プ
ーリ機構では、接触面のナール加工により摩擦力を得て
いるにもかかわらず、プーリ同士の接触面積が小さかっ
た。そのため、大きな摩擦力を得ることができず、プー
リ同士のスリップ、ナール加工面のがたつきによる不安
定な回転のため、伝達効率の低下という問題点があっ
た。
ーリ機構では、接触面のナール加工により摩擦力を得て
いるにもかかわらず、プーリ同士の接触面積が小さかっ
た。そのため、大きな摩擦力を得ることができず、プー
リ同士のスリップ、ナール加工面のがたつきによる不安
定な回転のため、伝達効率の低下という問題点があっ
た。
【0007】そこで、本発明は、前記従来の技術の問題
点を改良し、プーリ同士のスリップを除去し、回転力を
スムーズに伝達するようにして、伝達効率を向上しよう
とするものである。
点を改良し、プーリ同士のスリップを除去し、回転力を
スムーズに伝達するようにして、伝達効率を向上しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、動力伝達系統中に約70°のV溝を有す
るネオプレン等の合成ゴム製プーリと、このプーリのV
溝に押圧接触する断面が夾角約70°の2等辺3角形状
の突出部を有するネオプレン等の合成ゴム製プーリとを
介在させた動力伝達プーリ機構を構成する。
決するために、動力伝達系統中に約70°のV溝を有す
るネオプレン等の合成ゴム製プーリと、このプーリのV
溝に押圧接触する断面が夾角約70°の2等辺3角形状
の突出部を有するネオプレン等の合成ゴム製プーリとを
介在させた動力伝達プーリ機構を構成する。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の正面図、図2は、図1のA−
A断面図である。図1における動力伝達プーリ機構は、
回転駆動源1の先端のシャフトに固定され、ネオプレン
ゴム製でV溝を70°に加工されたV溝プーリ2を有す
るプーリ3と、前記V溝プーリ2に適度な力で押圧さ
れ、かつ、接触するように接触面を70°に加工された
ネオプレンゴム製の伝動プーリ4と、前記伝動プーリ4
が固定され、軸受6によって回転自由なシャフト5とか
ら構成される。
説明する。図1は本発明の正面図、図2は、図1のA−
A断面図である。図1における動力伝達プーリ機構は、
回転駆動源1の先端のシャフトに固定され、ネオプレン
ゴム製でV溝を70°に加工されたV溝プーリ2を有す
るプーリ3と、前記V溝プーリ2に適度な力で押圧さ
れ、かつ、接触するように接触面を70°に加工された
ネオプレンゴム製の伝動プーリ4と、前記伝動プーリ4
が固定され、軸受6によって回転自由なシャフト5とか
ら構成される。
【0010】V溝プーリ2及び伝動プーリ4の材質に
は、強度、耐久性、摩擦係数、弾力性及び製作費等の観
点から、ネオプレン等の合成ゴムを選定するのが好適で
ある。また、V溝プーリ2のV溝の角度及び伝動プーリ
4の接触面の角度は、接触面積の広狭による摩擦伝達力
の大小と両プーリの強度との兼ね合いを勘案して、約7
0°を選定するのが好適である。
は、強度、耐久性、摩擦係数、弾力性及び製作費等の観
点から、ネオプレン等の合成ゴムを選定するのが好適で
ある。また、V溝プーリ2のV溝の角度及び伝動プーリ
4の接触面の角度は、接触面積の広狭による摩擦伝達力
の大小と両プーリの強度との兼ね合いを勘案して、約7
0°を選定するのが好適である。
【0011】以上の構成を持つ本発明の動力伝達プーリ
機構において、その一実施例の動作を図面を参照しなが
ら説明する。図1において伝動プーリ4は、V溝プーリ
2に適度な力で押圧され、接触している。V溝プーリ2
がネオプレンゴム製であり、かつ、V溝により伝動プー
リ4と接触しているため、接触面積は大きく、大きい摩
擦力を得ることができる。回転駆動源1を図2の矢印C
方向に回転させると、プーリ3及びV溝プーリ2もC方
向に回転する。伝動プーリ4は、大きい摩擦力によりス
リップながく高回転に対応し、スムーズな回転を行い、
図2の矢印D方向に回転する。同時にシャフト5もD方
向に回転する。以上のように効率良く動力を伝達するこ
とが可能となる。
機構において、その一実施例の動作を図面を参照しなが
ら説明する。図1において伝動プーリ4は、V溝プーリ
2に適度な力で押圧され、接触している。V溝プーリ2
がネオプレンゴム製であり、かつ、V溝により伝動プー
リ4と接触しているため、接触面積は大きく、大きい摩
擦力を得ることができる。回転駆動源1を図2の矢印C
方向に回転させると、プーリ3及びV溝プーリ2もC方
向に回転する。伝動プーリ4は、大きい摩擦力によりス
リップながく高回転に対応し、スムーズな回転を行い、
図2の矢印D方向に回転する。同時にシャフト5もD方
向に回転する。以上のように効率良く動力を伝達するこ
とが可能となる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、V溝プー
リをネオプレン等の合成ゴム製とし、V溝を約70°に
加工し、また、伝動プーリのV溝プーリとの接触面を約
70°に加工し接触面積を広くしたため、大きい摩擦力
を得ることができた。そのため、プーリ同士のスリップ
がなくなり、スムーズな回転を得ることができ、かつ、
回転駆動源の高速回転が可能となり、伝達効率も向上す
るという効果を奏する。
リをネオプレン等の合成ゴム製とし、V溝を約70°に
加工し、また、伝動プーリのV溝プーリとの接触面を約
70°に加工し接触面積を広くしたため、大きい摩擦力
を得ることができた。そのため、プーリ同士のスリップ
がなくなり、スムーズな回転を得ることができ、かつ、
回転駆動源の高速回転が可能となり、伝達効率も向上す
るという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来の技術の正面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
1 回転駆動源 2 V溝プーリ 3 プーリ 4 伝動プーリ 5 シャフト 6 軸受 11 回転駆動源 12 駆動プーリ 13 伝動プーリ 14 シャフト 15 軸受
Claims (2)
- 【請求項1】 動力伝達系統中にV溝を有するプーリ
と、このプーリのV溝に押圧接触する断面が2等辺3角
形状の突出部を有するプーリとを介在させたことを特徴
とする動力伝達プーリ機構。 - 【請求項2】 両プーリを合成ゴム製とし、一方のプー
リのV溝の角度及び他方のプーリの2等辺3角形の夾角
を約70°としたことを特徴とする請求項1記載の動力
伝達プーリ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9998593A JPH06307511A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 動力伝達プーリ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9998593A JPH06307511A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 動力伝達プーリ機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06307511A true JPH06307511A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14261954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9998593A Withdrawn JPH06307511A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 動力伝達プーリ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06307511A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005071994A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Agilent Technol Inc | ケーブルの回転を許容するラッチ機構を持つロック式精密オス型bncコネクタ |
JP2008012577A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Nissan Motor Co Ltd | 微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP9998593A patent/JPH06307511A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005071994A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Agilent Technol Inc | ケーブルの回転を許容するラッチ機構を持つロック式精密オス型bncコネクタ |
JP2008012577A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Nissan Motor Co Ltd | 微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |