JPH063069B2 - コンクリート成形用堰板 - Google Patents
コンクリート成形用堰板Info
- Publication number
- JPH063069B2 JPH063069B2 JP62280393A JP28039387A JPH063069B2 JP H063069 B2 JPH063069 B2 JP H063069B2 JP 62280393 A JP62280393 A JP 62280393A JP 28039387 A JP28039387 A JP 28039387A JP H063069 B2 JPH063069 B2 JP H063069B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- concrete
- woven fabric
- fabric
- fine particles
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Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、コンクリート成形用型枠の一部をなす堰板に
関する。
関する。
(従来技術) 従来、プレートと、該プレートの表面を覆う二重の織物
すなわち前記プレートの表面に接着された内側の織物お
よび該内側の織物に縫い付けられた、水の通過は許すが
コンクリートの通過は阻止する外側の織物とから成る二
重の織物とを有するコンクリート成形用堰板がある(特
開昭61−274046号公報参照)。
すなわち前記プレートの表面に接着された内側の織物お
よび該内側の織物に縫い付けられた、水の通過は許すが
コンクリートの通過は阻止する外側の織物とから成る二
重の織物とを有するコンクリート成形用堰板がある(特
開昭61−274046号公報参照)。
この堰板によれば、コンクリートに接する外側の織物を
通過した余剰水は内側の織物と外側の織物との間を通し
て大量に排出することができることから、コンクリート
成形体の表層部の水・セメント比の低減および早期の脱
型を図ることができる。また、前記外側の織物は前記余
剰水に含まれたセメント粒子、骨材の微細粒子等から成
る微粒子の一部の通過を阻止し、前記外側の織物とコン
クリート成形体との間に残す作用すなわちフィルタ作用
をなす。残留の微粒子は後に硬化して前記コンクリート
成形体の高硬度の表層部を形成する。
通過した余剰水は内側の織物と外側の織物との間を通し
て大量に排出することができることから、コンクリート
成形体の表層部の水・セメント比の低減および早期の脱
型を図ることができる。また、前記外側の織物は前記余
剰水に含まれたセメント粒子、骨材の微細粒子等から成
る微粒子の一部の通過を阻止し、前記外側の織物とコン
クリート成形体との間に残す作用すなわちフィルタ作用
をなす。残留の微粒子は後に硬化して前記コンクリート
成形体の高硬度の表層部を形成する。
脱型後の堰板は、その両織物に付着した前記セメント粒
子、骨材の微細粒子等から成る多数の微粒子を除去すべ
く洗浄され、再使用に供される。洗浄は、外側の織物に
向けて水を噴射することにより行なわれるが、前記内側
の織物から前記微粒子を洗い流すことが難しく、充分な
洗浄効果を得ることができなかった。このため、前記微
粒子が十分に除去されていない堰板の再使用を余儀なく
された。除去されずに残った微粒子は、堰板の再使用
時、余剰水に含まれる微粒子と結合して両織物間の間隔
を減少させ、余剰水の流動を阻害してその排出量を減少
させ、また、堰板の転用のたびごとに蓄積してその転用
回数を制限するという弊害を生じさせる。
子、骨材の微細粒子等から成る多数の微粒子を除去すべ
く洗浄され、再使用に供される。洗浄は、外側の織物に
向けて水を噴射することにより行なわれるが、前記内側
の織物から前記微粒子を洗い流すことが難しく、充分な
洗浄効果を得ることができなかった。このため、前記微
粒子が十分に除去されていない堰板の再使用を余儀なく
された。除去されずに残った微粒子は、堰板の再使用
時、余剰水に含まれる微粒子と結合して両織物間の間隔
を減少させ、余剰水の流動を阻害してその排出量を減少
させ、また、堰板の転用のたびごとに蓄積してその転用
回数を制限するという弊害を生じさせる。
また、前記内側の織物が前記プレートに接着されている
ため、前記内側の織物に縫い合わされた外側の織物はこ
れに接するコンクリートの沈降にほとんど追随すること
ができない。このことから、コンクリートは前記外側の
織物に付着する表層部とコンクリートの内奥部との間に
相対変位が生じ、この相対変位は脱型時における前記表
層部の剥離を促す要因をなす。
ため、前記内側の織物に縫い合わされた外側の織物はこ
れに接するコンクリートの沈降にほとんど追随すること
ができない。このことから、コンクリートは前記外側の
織物に付着する表層部とコンクリートの内奥部との間に
相対変位が生じ、この相対変位は脱型時における前記表
層部の剥離を促す要因をなす。
(発明の目的) 本発明の目的は、プレートと織物との組み合わせから成
るコンクリート成形用型枠であって余剰水の排出性能お
よびフィルタ性能が共に良好であり、しかも、再使用の
ための洗浄をより効果的に行なうことができるコンクリ
ート成形用堰板を提供することにある。
るコンクリート成形用型枠であって余剰水の排出性能お
よびフィルタ性能が共に良好であり、しかも、再使用の
ための洗浄をより効果的に行なうことができるコンクリ
ート成形用堰板を提供することにある。
(発明の構成) 本発明は、プレートであってその表裏両面に開口する複
数の孔が設けられたプレートと、該プレートにその表面
を覆うように取り付けられた二重織の織物であって水の
通過は許すがコンクリートの通過は阻止する表組織と前
記プレートの表面に対向しかつ前記プレート表面に対し
て相対変位可能である裏組織とから成る二重織の織物と
を備えることを特徴とする。
数の孔が設けられたプレートと、該プレートにその表面
を覆うように取り付けられた二重織の織物であって水の
通過は許すがコンクリートの通過は阻止する表組織と前
記プレートの表面に対向しかつ前記プレート表面に対し
て相対変位可能である裏組織とから成る二重織の織物と
を備えることを特徴とする。
(発明の作用および効果) 本発明によれば、前記織物の裏組織によって前記プレー
トと前記織物の表組織との間に間隙が形成される。この
間隙は、コンクリートに接する前記織物の表組織を通過
した余剰水を大量に受け入れることができ、前記余剰水
は前記プレートの複数の孔を経て排出される。
トと前記織物の表組織との間に間隙が形成される。この
間隙は、コンクリートに接する前記織物の表組織を通過
した余剰水を大量に受け入れることができ、前記余剰水
は前記プレートの複数の孔を経て排出される。
前記表組織は、前記余剰水に含まれるセメント粒子や骨
材の微細粒子から成る微粒子の一部の通過を阻止し、こ
れらを該表組織とコンクリートとの間に層状に滞留させ
る。これらの微粒子は、硬化して、コンクリート成形体
の硬度の高い表層部を成す。
材の微細粒子から成る微粒子の一部の通過を阻止し、こ
れらを該表組織とコンクリートとの間に層状に滞留させ
る。これらの微粒子は、硬化して、コンクリート成形体
の硬度の高い表層部を成す。
また、前記プレートに対向する前記裏組織は前記プレー
トの表面に対して相対変位可能である。このことから、
脱型後の堰板の洗浄のために前記織物に向けて水を噴射
するとき、前記表組織を通過して前記裏組織に圧力を及
ぼす水は前記プレートに対して前記裏組織を相対的に変
位させる。このとき、前記裏組織に付着した前記微粒子
が振り落とされる。このことから、洗浄効果が及びにく
い裏組織から前記微粒子を十分に除去して堰板を再使用
に供することができる。さらに、前記織物は前記プレー
トの表面に対して相対変位可能であることから、コンク
リートの沈降時、該コンクリートに接する前記織物はコ
ンクリートの沈降に追随して伸長することができる。こ
のため、前記織物に接するコンクリートの表層部とコン
クリートの内奥部との間に生じる相対変位を著しく低減
することができ、これにより、脱型時の表層部の剥離を
防止することができる。
トの表面に対して相対変位可能である。このことから、
脱型後の堰板の洗浄のために前記織物に向けて水を噴射
するとき、前記表組織を通過して前記裏組織に圧力を及
ぼす水は前記プレートに対して前記裏組織を相対的に変
位させる。このとき、前記裏組織に付着した前記微粒子
が振り落とされる。このことから、洗浄効果が及びにく
い裏組織から前記微粒子を十分に除去して堰板を再使用
に供することができる。さらに、前記織物は前記プレー
トの表面に対して相対変位可能であることから、コンク
リートの沈降時、該コンクリートに接する前記織物はコ
ンクリートの沈降に追随して伸長することができる。こ
のため、前記織物に接するコンクリートの表層部とコン
クリートの内奥部との間に生じる相対変位を著しく低減
することができ、これにより、脱型時の表層部の剥離を
防止することができる。
(実施例) 本発明が特徴とするところは、図示の実施例についての
以下の説明により、さらに明らかとなろう。
以下の説明により、さらに明らかとなろう。
第1図ないし第4図を参照すると、コンクリート成形用
型枠の一部をなす本発明の堰板10は、全体に矩形の平
面形状を有するプレート12と、該プレートの表面12
aを覆うように該プレートに取り付けられた二重織の織
物14とを含む。
型枠の一部をなす本発明の堰板10は、全体に矩形の平
面形状を有するプレート12と、該プレートの表面12
aを覆うように該プレートに取り付けられた二重織の織
物14とを含む。
プレート12にはその表面12aおよびその裏面12b
に開口する複数の孔16が設けられている。プレートの
表面12aは平滑であることが望ましい。図示のプレー
ト12は合板とその一方の面に塗布されたアクリル樹脂
層とから成り、該アクリル樹脂層がプレート12に平滑
面を与える。プレート12は、図示の例の外、金属板、
プラスチック板等で構成することができる。
に開口する複数の孔16が設けられている。プレートの
表面12aは平滑であることが望ましい。図示のプレー
ト12は合板とその一方の面に塗布されたアクリル樹脂
層とから成り、該アクリル樹脂層がプレート12に平滑
面を与える。プレート12は、図示の例の外、金属板、
プラスチック板等で構成することができる。
二重織の織物14の一例を第5図および第6図に示す。
織物14は、水の通過を許すがコンクリートの通過を阻
止する表組織18と、プレートの表面12aに対向しか
つ該表面に対して相対変位可能の裏組織20とから成
る。裏組織20は、第5図に示すように、表組織18と
プレート12との間に複数の空間21を規定するスペー
サとしての機能を担う。図示の織物14は、複数のよこ
糸18aおよび複数のたて糸18bを交錯させて得られ
た表組織18と、該表組織のたて糸18bに他の複数の
よこ糸20aを交錯させて得られた裏組織20とから成
るよこ二重織の織物である。織物14はプレート12の
裏面12bに折り返された縁部14aを有し、該縁部
は、プレート12の周縁に沿ってその裏面に打ち込まれ
た多数のステープルまたはタッカー22を介してプレー
ト12に固定され、これにより、織物14はプレート1
2にその表面12aに対して相対変位可能に取り付けら
れている。
織物14は、水の通過を許すがコンクリートの通過を阻
止する表組織18と、プレートの表面12aに対向しか
つ該表面に対して相対変位可能の裏組織20とから成
る。裏組織20は、第5図に示すように、表組織18と
プレート12との間に複数の空間21を規定するスペー
サとしての機能を担う。図示の織物14は、複数のよこ
糸18aおよび複数のたて糸18bを交錯させて得られ
た表組織18と、該表組織のたて糸18bに他の複数の
よこ糸20aを交錯させて得られた裏組織20とから成
るよこ二重織の織物である。織物14はプレート12の
裏面12bに折り返された縁部14aを有し、該縁部
は、プレート12の周縁に沿ってその裏面に打ち込まれ
た多数のステープルまたはタッカー22を介してプレー
ト12に固定され、これにより、織物14はプレート1
2にその表面12aに対して相対変位可能に取り付けら
れている。
図示の表組織18は平織であり、また、裏組織20のよ
こ糸20aは、表組織18のたて糸18bに関して7本
おきに1本のたて糸18bと組織点を構成している。し
たがって、裏組織20を構成するよこ糸20aは表組織
18に対しても、また、プレート12の表面12aに対
しても振れ動くことすなわち相対変位が可能である。よ
こ糸18a、たて糸18bおよびよこ糸20aの一例と
して、有撚のポリプロピレン糸(1000デニール)、有撚
のポリエステル糸(1000デニール)および無撚のポリエ
ステル糸(960デニール)をそれぞれ用いることができ
る。さらに、よこ糸18a、たて糸18bおよびよこ糸
20aの他の例として、無撚のポリエステル糸(1000デ
ニール)、有撚のポリエステル糸(1000デニール)およ
び有撚のポリプロピレン糸(960デニール)をそれぞれ
用いることができる。さらに、表組織18の密度は25
mm四方の範囲に30本の1000デニールのよこ糸18aお
よび36本の1000デニールのたて糸18bがそれぞれ存
在するように設定することができる。
こ糸20aは、表組織18のたて糸18bに関して7本
おきに1本のたて糸18bと組織点を構成している。し
たがって、裏組織20を構成するよこ糸20aは表組織
18に対しても、また、プレート12の表面12aに対
しても振れ動くことすなわち相対変位が可能である。よ
こ糸18a、たて糸18bおよびよこ糸20aの一例と
して、有撚のポリプロピレン糸(1000デニール)、有撚
のポリエステル糸(1000デニール)および無撚のポリエ
ステル糸(960デニール)をそれぞれ用いることができ
る。さらに、よこ糸18a、たて糸18bおよびよこ糸
20aの他の例として、無撚のポリエステル糸(1000デ
ニール)、有撚のポリエステル糸(1000デニール)およ
び有撚のポリプロピレン糸(960デニール)をそれぞれ
用いることができる。さらに、表組織18の密度は25
mm四方の範囲に30本の1000デニールのよこ糸18aお
よび36本の1000デニールのたて糸18bがそれぞれ存
在するように設定することができる。
織物14は、図示のよこ二重織に代えて、たて二重織ま
たはたてよこ二重織のものとすることができる。また、
表組織18は図示の平織に代えて朱子織またはあや織と
することができる。さらに、裏組織のよこ糸20aと共
同して組織点を形成する表組織のたて糸18bは任意に
選択することができる。さらに、各よこ糸18a,20
aはこれが有撚であるか無撚であるかは問わない。
たはたてよこ二重織のものとすることができる。また、
表組織18は図示の平織に代えて朱子織またはあや織と
することができる。さらに、裏組織のよこ糸20aと共
同して組織点を形成する表組織のたて糸18bは任意に
選択することができる。さらに、各よこ糸18a,20
aはこれが有撚であるか無撚であるかは問わない。
プレート12は、また、横方向および縦方向にそれぞれ
伸びる複数の桟木24で補強されている。各桟木24に
は、織物14およびプレート12を順次に貫通する複数
の釘26が打ち込まれており、各桟木24は釘26を介
して織物の縁部14aに接してプレート12に固定され
ている。
伸びる複数の桟木24で補強されている。各桟木24に
は、織物14およびプレート12を順次に貫通する複数
の釘26が打ち込まれており、各桟木24は釘26を介
して織物の縁部14aに接してプレート12に固定され
ている。
堰板10は、その使用時、織物14が打設コンクリート
との接触面を規定するように配置される。前記コンクリ
ートから滲み出る余剰水は織物14の表組織18、空間
21およびプレート12の孔16を順次に経て排出され
る。前記裏組織20は、スペーサとして機能するととも
に、前記余剰水の一部を表組織18からプレート12の
孔16に導く作用をなす。各空間21は表組織18を通
過した余剰水の流路を規定する。コンクリートすなわち
セメント粒子と骨材と水との混合物の通過を阻止する表
組織18は、よこ糸18aおよびたて糸18bが規定す
る空間より大きい粒径を有するセメント粒子、骨材の微
粒粉末等から成る微粒子の通過を阻止するフィルタ作用
をなす。これにより、多数の前記微粒子が堰板10とこ
れに接するコンクリートとの間に層状に留められる。こ
れらの微粒子は硬化してコンクリート成形体の内奥部よ
り高硬度の表層を形成する。
との接触面を規定するように配置される。前記コンクリ
ートから滲み出る余剰水は織物14の表組織18、空間
21およびプレート12の孔16を順次に経て排出され
る。前記裏組織20は、スペーサとして機能するととも
に、前記余剰水の一部を表組織18からプレート12の
孔16に導く作用をなす。各空間21は表組織18を通
過した余剰水の流路を規定する。コンクリートすなわち
セメント粒子と骨材と水との混合物の通過を阻止する表
組織18は、よこ糸18aおよびたて糸18bが規定す
る空間より大きい粒径を有するセメント粒子、骨材の微
粒粉末等から成る微粒子の通過を阻止するフィルタ作用
をなす。これにより、多数の前記微粒子が堰板10とこ
れに接するコンクリートとの間に層状に留められる。こ
れらの微粒子は硬化してコンクリート成形体の内奥部よ
り高硬度の表層を形成する。
ところで、織物14はプレート12の表面に対して相対
的に変位可能であることから、打設後のコンクリートに
沈降が生じるとき、コンクリートに接する織物14は該
コンクリートの引張に応じて伸長することができる。こ
のため、コンクリート成形体の表層部とその内奥部との
間には、脱型時に表層部の剥離を生じさせるほどの相対
変位は発生しない。
的に変位可能であることから、打設後のコンクリートに
沈降が生じるとき、コンクリートに接する織物14は該
コンクリートの引張に応じて伸長することができる。こ
のため、コンクリート成形体の表層部とその内奥部との
間には、脱型時に表層部の剥離を生じさせるほどの相対
変位は発生しない。
コンクリートの成形に用いられた堰板10は、脱型後、
これを洗浄することにより再使用に供される。堰板10
の洗浄は、織物14に向けて水を噴射することにより、
行なうことができる。噴射水は織物の表組織18を通過
するとき、該表組織に付着した前記微粒子を洗い流す。
また、裏組織20に付着した前記微粒子は、表組織18
を通過した前記噴射水の圧力を受けて洗い流される。裏
組織20はまた前記噴射水の圧力を受けるときプレート
12に対して相対的に変位し、この変位によって前記微
粒子が振るい落とされる。この振るい落とし効果は、プ
レート12の表面12aが平滑であるほど高い。その結
果、洗浄の行届きにくい裏組織20から前記粒子を大部
分除去することができ、これにより、堰板10の多数回
にわたる使用に供することができる。
これを洗浄することにより再使用に供される。堰板10
の洗浄は、織物14に向けて水を噴射することにより、
行なうことができる。噴射水は織物の表組織18を通過
するとき、該表組織に付着した前記微粒子を洗い流す。
また、裏組織20に付着した前記微粒子は、表組織18
を通過した前記噴射水の圧力を受けて洗い流される。裏
組織20はまた前記噴射水の圧力を受けるときプレート
12に対して相対的に変位し、この変位によって前記微
粒子が振るい落とされる。この振るい落とし効果は、プ
レート12の表面12aが平滑であるほど高い。その結
果、洗浄の行届きにくい裏組織20から前記粒子を大部
分除去することができ、これにより、堰板10の多数回
にわたる使用に供することができる。
第1図および第2図は本発明に係るコンクリート成形用
堰板をその一部を切り欠いて示す正面図および背面図、
第3図および第4図は第1図の線3−3および4−4に
沿って得た横断面図および縦断面図、第5図は織物の概
念的な組織図、第6図は織物の部分拡大正面図である。 10:堰板、12:プレート、 14:織物、14a:織物の折り返し縁部、 18,20:織物の表組織および裏組織、 24:桟木、26:釘。
堰板をその一部を切り欠いて示す正面図および背面図、
第3図および第4図は第1図の線3−3および4−4に
沿って得た横断面図および縦断面図、第5図は織物の概
念的な組織図、第6図は織物の部分拡大正面図である。 10:堰板、12:プレート、 14:織物、14a:織物の折り返し縁部、 18,20:織物の表組織および裏組織、 24:桟木、26:釘。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田邉 大次郎 東京都新宿区東五軒町6―3 東五寮内
Claims (4)
- 【請求項1】プレートであってその表裏両面に開口する
複数の孔が設けられたプレートと、該プレートにその表
面を覆うように取り付けられた二重織の織物であって水
の通過は許すがコンクリートの通過は阻止する表組織と
前記プレートの表面に対向しかつ前記プレート表面に対
して相対変位可能である裏組織とから成る二重織の織物
とを含む、コンクリート成形用堰板。 - 【請求項2】前記織物は、よこ二重織の織物である、特
許請求の範囲第(1)項に記載の堰板。 - 【請求項3】前記織物は、前記プレートの裏面に折り返
されかつ前記プレートに固定された縁部を有する、特許
請求の範囲(1)項に記載の堰板。 - 【請求項4】前記織物は、前記プレートの表面に対して
相対変位可能である、特許請求の範囲第(1)項に記載
の堰板。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62280393A JPH063069B2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | コンクリート成形用堰板 |
US07/202,108 US4856754A (en) | 1987-11-06 | 1988-06-03 | Concrete form shuttering having double woven fabric covering |
AU17443/88A AU593446B2 (en) | 1987-11-06 | 1988-06-07 | Shuttering |
SE8802139A SE466095B (sv) | 1987-11-06 | 1988-06-08 | Gjutform |
KR1019880007671A KR890008415A (ko) | 1987-11-06 | 1988-06-24 | 콘크리트 성형용 파넬 |
DE8888309221T DE3864797D1 (de) | 1987-11-06 | 1988-10-04 | Schalung. |
ES88309221T ES2025292B3 (es) | 1987-11-06 | 1988-10-04 | Encofrado. |
AT88309221T ATE67267T1 (de) | 1987-11-06 | 1988-10-04 | Schalung. |
EP88309221A EP0315323B1 (en) | 1987-11-06 | 1988-10-04 | Shuttering |
NO884933A NO170773C (no) | 1987-11-06 | 1988-11-04 | Forskalingselement |
HK545/92A HK54592A (en) | 1987-11-06 | 1992-07-23 | Shuttering |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62280393A JPH063069B2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | コンクリート成形用堰板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01125467A JPH01125467A (ja) | 1989-05-17 |
JPH063069B2 true JPH063069B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=17624401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62280393A Expired - Lifetime JPH063069B2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | コンクリート成形用堰板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063069B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010044609A (ko) * | 2001-03-12 | 2001-06-05 | 한기홍 | 황토벽체 시공용 거푸집 패널 |
JP6320980B2 (ja) * | 2015-10-14 | 2018-05-09 | 株式会社高洋商会 | コンクリート用透水性型枠 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62153465A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-08 | 株式会社熊谷組 | コンクリ−ト構造物の構築方法 |
JPS6317236B2 (ja) * | 1980-10-28 | 1988-04-13 | Nippon Electric Co |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0543162Y2 (ja) * | 1986-07-18 | 1993-10-29 |
-
1987
- 1987-11-06 JP JP62280393A patent/JPH063069B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6317236B2 (ja) * | 1980-10-28 | 1988-04-13 | Nippon Electric Co | |
JPS62153465A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-08 | 株式会社熊谷組 | コンクリ−ト構造物の構築方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01125467A (ja) | 1989-05-17 |
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