JPH06306884A - バケット - Google Patents

バケット

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Publication number
JPH06306884A
JPH06306884A JP10130793A JP10130793A JPH06306884A JP H06306884 A JPH06306884 A JP H06306884A JP 10130793 A JP10130793 A JP 10130793A JP 10130793 A JP10130793 A JP 10130793A JP H06306884 A JPH06306884 A JP H06306884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cutting
bucket
cutting blade
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10130793A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiteru Takao
利輝 高尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kato Heavy Industries Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd filed Critical Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP10130793A priority Critical patent/JPH06306884A/ja
Publication of JPH06306884A publication Critical patent/JPH06306884A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 バケット本体1の一方の側板4の先端部に受
け刃部20aがバケット本体1の基端A側を向くように
固定された受け刃プレート20と、受け刃部20aに切
り刃部21bが対向するように軸支部21aが側板4に
軸支された切り刃プレート21と、この切り刃プレート
21を回動させる油圧シリンダ23とを備えている。 【効果】 受け刃プレート20に対し切り刃プレート2
1が離反した状態で両刃部20a,21b間に切断すべ
き太根、高枝を介在させ、油圧シリンダ23を作動させ
て両刃部20a,21bを近接させると、太根、高枝が
切断されるので、樹木の掘り取り作業及び剪定作業の効
率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホー本体に取り
付けられるバケットに関する。
【0002】
【従来の技術】バックホーは、従来、主として土木工事
における掘削作業に使われていたが、最近では造園業に
も省力化のために用いられるようになってきた。
【0003】即ち、従来造園業においては、掘り取ろう
とする樹木の根部分の周囲の土を人力によって掘り出し
た後、ノコギリやチェーンソーなどによって根を適当な
範囲で切断していたが、バックホーの使用により、バケ
ットで効率よく土の掘り取りが行われるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、掘削作
業を主目的として先端に爪が設けられただけの従来のバ
ケットでは、樹木の太根を簡単に切断することができな
いという欠点があった。
【0005】また、無理に爪で太根を切断しようとする
と、バックホー本体が太根に引っ張られ、バランスを失
うという問題もあった。
【0006】このようなことから、バケットによる土の
掘り出し作業により太根が露出した時点でバックホーの
掘削作業を中断して、人間の手により従前と同じように
太根の切断をしなければならず、大きな樹木に対して
は、バックホーを使用してもさほど樹木の掘り取り効率
は向上しなかった。
【0007】さらに、樹木の掘り取り作業が安全に行え
且つ掘り取った樹木が運搬され易いように、掘り取り作
業に先立ち、樹木の高枝の剪定を行う必要があるが、従
来のバックホーでは高枝の剪定を行うことができないた
め、従前通り人間が危険を伴う高所作業を行わなければ
ならなかった。
【0008】本発明はこのような背景に基づいてなされ
たものであり、造園業における樹木の掘り取りに際し
て、太根の切断と高枝の剪定作業を確実に行うことがで
きるバケットを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、湾曲した底板および該底板の左右縁部
に固着された側板を有するバケット本体と、少なくとも
前記側板の一方に固定された受け刃部を有する受け刃プ
レートと、切り刃部を有し該切り刃部が前記受け刃部に
対し近接離反する方向に回動し得るように前記側板に軸
支された切り刃プレートと、バケット本体内に配設され
前記切り刃プレートを回転させるアクチュエータとを備
えている。
【0010】
【作用】上記手段においては、樹木の太根の切断や高枝
の剪定に際し、アクチュエータを作動させて切り刃を受
け刃から離反させ、両者の間にできた空間に切断すべき
太根や高枝を位置させ、その後、アクチュエータを逆方
向に作動させて、切り刃を受け刃に向かって回動させ、
切り刃が受け刃と摺接する過程で太根を切断し、また、
高枝を剪定するので、樹木の掘り取り作業を効率よく行
うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1から図4は本発明のバケットの一実施
例を示すものである。
【0013】1はバケット本体であり、該バケット本体
1は、湾曲した底板2と、図示しないバックホー本体か
ら見て底板2の左右縁部に固着された側板3,4とから
構成されている。
【0014】底板2の基端A側端部の左右対称位置に
は、ブラケット5,5が一体的に取り付けられている。
【0015】ブラケット5,5には、上部ピン穴6と下
部ピン穴7が穿設されている。
【0016】底板2の先端B側縁部には、斜め上方に向
く、先端がくさび状に形成された爪8が適宜間隔で固定
されている。
【0017】10はバックホー本体のアームであり、ブ
ラケット5の上部ピン穴6(図2参照)とアーム10の
下端部に設けたピン穴とに嵌合するピン11によって、
バケット本体1はアーム10に連結されている。
【0018】12はバケット回動用シリンダであり、そ
の基端部はアーム10の基端部と図示しないピンで連結
されている。
【0019】バケット回動用シリンダ12の、図におい
て上下方向に移動可能なロッド13先端連結部15に
は、第1のリンク14、第2のリンク19の一端がピン
18により連結されている。
【0020】また、第1のリンク14の他端は、下部ピ
ン穴7(図2参照)に嵌合されたピン16によりブラケ
ット5に連結されている。
【0021】更に、第2のリンク19の他端は、ピン1
7によりアーム10に連結されている。
【0022】バケット本体1の右側の側板4の先端近傍
には、受け刃プレート20が固着されている。
【0023】受け刃プレート20は、円弧状の受け刃部
20aを有し、該受け刃部20aがバケット本体1の基
端A側を向くようになっている。
【0024】21は切り刃プレートであり、該切り刃プ
レート21は、図2に示すように上縁が半円弧状部から
なる中央の軸支部21aと、その軸支部21aからバケ
ット本体1の先端B側へ向って斜め上方に突出する切り
刃部21bと、軸支部21aからバケット本体1の基端
A側へ向って突出するアクチュエータ係止部21cから
構成されている。
【0025】切り刃プレート21は、切り刃部21bが
受け刃部20aと対向するように側板4の内側部に沿っ
て配置され、軸支部21aが、側板4の内側部にセンタ
ーピン22により軸支されている。
【0026】23は油圧シリンダであり、該油圧シリン
ダ23は、切り刃プレート21のアクチュエータとして
機能する。
【0027】油圧シリンダ23のピストンロッド24
は、係止ピン25を介して切り刃プレート21のアクチ
ュエータ係止部21cと連結されており、また、油圧シ
リンダ23のケーシング部は、底板2に設けたシリンダ
取り付け用のイヤープレート26に係止されている。
【0028】なお、この油圧シリンダ23は、バックホ
ー本体の油圧ポンプと切り変え操作弁を介して接続され
ている。
【0029】図1、図3に示すように、油圧シリンダ2
3は、右側の側板4と、この側板4と対向して、底板2
上に起立して設けられた保護カバー27とにより被覆保
護されている。
【0030】保護カバー27の上側部27a(図3参
照)の端縁と切り刃プレート21の内側面間には、スリ
ット28(図3参照)が、軸支部21a及び切り刃部2
1bの回動範囲内にのみ形成されている。
【0031】軸支部21aの外形は前述したように半円
弧状となっているため、スリット28の長さを短くする
ことができる。
【0032】更に、左側の側板3の外側面には押え爪9
が設けられている。
【0033】これは側板4に設けた受け刃プレート20
に対し側板3に押え爪9を設けることによりバケットに
よる掘削時の左右のバランスを安定させるためである。
【0034】次にこのように構成されたバケットを用い
て、樹木の掘り取り、高枝の剪定作業を行う際の、受け
刃部20aと切り刃部21bによる太根、高枝の切断作
業の説明を行う。
【0035】まず、バケットにより、通常の掘削、即
ち、土の掘り出しを行う場合は、油圧シリンダ23のピ
ストンロッド24を、往動して突出した状態にさせ、切
り刃プレート21をセンターピン22を中心に、図2に
おいて反時計回り方向に回動させて、切り刃部21bと
受け刃部21aとが重なった状態にしておく(図1、お
よび図2の実線の状態)。
【0036】この状態で、土の掘り出し作業を行うと、
保護カバー27、上側部27a、底板2、右側の側板4
によって、油圧シリンダ23およびその取り付け部が完
全に被覆されているので、この部分への土砂等の流入が
最小限にくい止められ、油圧シリンダ23が損傷するこ
とがない。
【0037】太根が露出したら、油圧シリンダ23のピ
ストンロッド24を復動させる。
【0038】すると、切り刃プレート21はセンターピ
ン22を中心に時計回り方向に回動され、切り刃部21
bは受け刃部21aから離れて、両者の間に空間29が
形成される(図2、図4参照)。
【0039】そしてこの空間29に太根がはまり込むよ
うにバケット本体1を位置させ、油圧シリンダ23を作
動させて、ピストンロッド24を再び往動させると、切
り刃プレート21が反時計回りに回動され、切り刃部2
1bが受け刃部21bに向って移動し、その過程で、太
根は切り刃部21bと受け刃部20aの剪断作用を受け
て切断される。
【0040】高枝の剪定に際しては、バケットを、アー
ム10により上方に持ち上げた後、前記と同様の動作を
行えばよい。
【0041】なお、本発明は上述した実施例にのみに限
定されるものではなく、アクチュエータとして油圧以外
の流体圧シリンダあるいはその他のアクチュエータを用
いるようにすること、受け刃プレートと切り刃プレート
とを左側の側板あるいは左右両方の側板に設けるように
すること、受け刃プレートと切り刃プレートの向きを逆
方向となるように構成すること、その他、本発明の要旨
を変更しない範囲において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バケット本体の少なくとも一方の側板に、受け刃プレー
トと切り刃プレートを対向させて設け、樹木の太根の切
断、高枝の剪定を行わせるようにしたから、造園業にお
ける樹木掘り取り作業や高枝剪定作業の効率を向上させ
ることができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバケットの一実施例を示す一部切欠平
面図である。
【図2】本発明のバケットの一実施例を示す一部切欠側
面図である。
【図3】本発明のバケットの一実施例を示す切り刃の駆
動機構部の部分横断面図である。
【図4】本発明のバケットの一実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 バケット本体 2 底板 3,4 側板 20 受け刃プレート 20a 受け刃部 21 切り刃プレート 21b 切り刃部 23 油圧シリンダ(アクチュエータ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲した底板および該底板の左右縁部に
    固着された側板を有するバケット本体と、少なくとも前
    記側板の一方に固定された受け刃部を有する受け刃プレ
    ートと、切り刃部を有し該切り刃部が前記受け刃部に対
    し近接離反する方向に回動し得るように前記側板に軸支
    された切り刃プレートと、バケット本体内に配設され前
    記切り刃プレートを回転させるアクチュエータとを備え
    たことを特徴とするバケット。
JP10130793A 1993-04-27 1993-04-27 バケット Pending JPH06306884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10130793A JPH06306884A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 バケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10130793A JPH06306884A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 バケット

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Publication Number Publication Date
JPH06306884A true JPH06306884A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14297160

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10130793A Pending JPH06306884A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 バケット

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JP (1) JPH06306884A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100947044B1 (ko) * 2009-06-29 2010-03-11 보명조경건설(주) 임목 굴취용 버킷
WO2012043888A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 松本システムエンジニアリング株式会社 グラップルバケット装置

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