JPH06306490A - ベル型焼鈍炉および焼鈍方法 - Google Patents
ベル型焼鈍炉および焼鈍方法Info
- Publication number
- JPH06306490A JPH06306490A JP11909793A JP11909793A JPH06306490A JP H06306490 A JPH06306490 A JP H06306490A JP 11909793 A JP11909793 A JP 11909793A JP 11909793 A JP11909793 A JP 11909793A JP H06306490 A JPH06306490 A JP H06306490A
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- JP
- Japan
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- furnace body
- work
- floor
- base
- atmosphere
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークの偏荷重、あるいは、偏熱によるワー
クを載置したベースの変形を防止し、また、ワークの偏
荷重を検知できるベル型焼鈍炉、および、ワークの表面
に付着した油分を、十分に蒸発させ、後の脱脂、洗浄工
程を不要とする焼鈍方法を提供することを目的とする。 【構成】 床に載置されるベース上に載置される金属か
ら成るワークと、ほぼ筒状のインナーカバーと、前記イ
ンナーカバーを覆う、ほぼ筒状の炉体と、前記炉体を床
上に誘導するガイドポストと、加熱する加熱装置と、前
記炉体内の雰囲気を強制撹拌するファンと、から成るベ
ル型焼鈍炉を改良するもので、前記ベースの周壁を波状
に形成し、前記ワークの荷重が偏重したことを検知する
偏重検知手段と、前記偏重検知手段が前記偏重を検知し
たときに、前記偏重検知手段からの信号により警報を発
する警報手段と、を備えたベル型焼鈍炉および、このベ
ル型焼鈍炉を用いた焼鈍方法である。
クを載置したベースの変形を防止し、また、ワークの偏
荷重を検知できるベル型焼鈍炉、および、ワークの表面
に付着した油分を、十分に蒸発させ、後の脱脂、洗浄工
程を不要とする焼鈍方法を提供することを目的とする。 【構成】 床に載置されるベース上に載置される金属か
ら成るワークと、ほぼ筒状のインナーカバーと、前記イ
ンナーカバーを覆う、ほぼ筒状の炉体と、前記炉体を床
上に誘導するガイドポストと、加熱する加熱装置と、前
記炉体内の雰囲気を強制撹拌するファンと、から成るベ
ル型焼鈍炉を改良するもので、前記ベースの周壁を波状
に形成し、前記ワークの荷重が偏重したことを検知する
偏重検知手段と、前記偏重検知手段が前記偏重を検知し
たときに、前記偏重検知手段からの信号により警報を発
する警報手段と、を備えたベル型焼鈍炉および、このベ
ル型焼鈍炉を用いた焼鈍方法である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鋼、非鉄金属、磁性
材料等の長尺物である帯、線、パイプ、異型材等の光輝
焼鈍に用いられるベル型焼鈍炉および焼鈍方法に関す
る。
材料等の長尺物である帯、線、パイプ、異型材等の光輝
焼鈍に用いられるベル型焼鈍炉および焼鈍方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、鉄鋼、非鉄金属、磁性材料等の長
尺物である帯、線、パイプ、異型材等の光輝焼鈍に用い
られるベル型焼鈍炉は、図２に示されるように、床１に
載置され、綿状のセラミックス等から成る断熱材２ｂを
内蔵するベース２と、ベース２上に載置される金属から
成り、コイル状に巻き回されたワーク３と、上方から降
下され、床１上に載置されることにより、ベース２およ
びワーク３を覆う、上端４が密閉された、ほぼ筒状のイ
ンナーカバー５と、上方から降下され、床１上に載置さ
れることにより、インナーカバー５を覆う、上端６が密
閉された、ほぼ筒状の炉体７と、炉体７を上方から降下
するときに、炉体７がインナーカバー５を覆うように床
１上に誘導するように床１上に立設されるガイドポスト
８と、炉体７内に設けられ、炉体７内の雰囲気を加熱す
る加熱装置９と、炉体７内に設けられ、モーター１０に
より回転され、炉体７内の雰囲気を強制撹拌するファン
１１と、から成る。また、この焼鈍炉を用いて、炉体内
の雰囲気を、加熱し、所定温度で、金属から成るワーク
を焼鈍していた。
尺物である帯、線、パイプ、異型材等の光輝焼鈍に用い
られるベル型焼鈍炉は、図２に示されるように、床１に
載置され、綿状のセラミックス等から成る断熱材２ｂを
内蔵するベース２と、ベース２上に載置される金属から
成り、コイル状に巻き回されたワーク３と、上方から降
下され、床１上に載置されることにより、ベース２およ
びワーク３を覆う、上端４が密閉された、ほぼ筒状のイ
ンナーカバー５と、上方から降下され、床１上に載置さ
れることにより、インナーカバー５を覆う、上端６が密
閉された、ほぼ筒状の炉体７と、炉体７を上方から降下
するときに、炉体７がインナーカバー５を覆うように床
１上に誘導するように床１上に立設されるガイドポスト
８と、炉体７内に設けられ、炉体７内の雰囲気を加熱す
る加熱装置９と、炉体７内に設けられ、モーター１０に
より回転され、炉体７内の雰囲気を強制撹拌するファン
１１と、から成る。また、この焼鈍炉を用いて、炉体内
の雰囲気を、加熱し、所定温度で、金属から成るワーク
を焼鈍していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来例
では、金属から成るワーク３は、複数段に積層され、非
常に重いため、ワーク３の偏荷重、あるいは、偏熱によ
り、ベース２が変形するという問題点があった。さら
に、ワーク３のベース２に対する偏荷重を検知する手段
を有していないため、この偏荷重を検知できなかった。
さらに、炉体内の雰囲気を、加熱し、所定温度で、金属
から成るワークを焼鈍する際に、一気に約８００℃まで
温度を上げるため、ワーク３の表面に付着した油分が、
十分に蒸発せずに、後に脱脂、洗浄工程を必要とする問
題点があった。そこで、本発明は、ワークの偏荷重、あ
るいは、偏熱によるワークを載置したベースの変形を防
止し、また、ワークの偏荷重を検知できるベル型焼鈍
炉、および、ワークの表面に付着した油分を、十分に蒸
発させ、後の脱脂、洗浄工程を不要とする焼鈍方法を提
供することを目的とする。
では、金属から成るワーク３は、複数段に積層され、非
常に重いため、ワーク３の偏荷重、あるいは、偏熱によ
り、ベース２が変形するという問題点があった。さら
に、ワーク３のベース２に対する偏荷重を検知する手段
を有していないため、この偏荷重を検知できなかった。
さらに、炉体内の雰囲気を、加熱し、所定温度で、金属
から成るワークを焼鈍する際に、一気に約８００℃まで
温度を上げるため、ワーク３の表面に付着した油分が、
十分に蒸発せずに、後に脱脂、洗浄工程を必要とする問
題点があった。そこで、本発明は、ワークの偏荷重、あ
るいは、偏熱によるワークを載置したベースの変形を防
止し、また、ワークの偏荷重を検知できるベル型焼鈍
炉、および、ワークの表面に付着した油分を、十分に蒸
発させ、後の脱脂、洗浄工程を不要とする焼鈍方法を提
供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、床に載置され
るベースと、前記ベース上に載置される金属から成るワ
ークと、上方から降下され、前記床上に載置されること
により、前記ベースおよび前記ワークを覆う、上端が密
閉された、ほぼ筒状のインナーカバーと、上方から降下
され、前記床上に載置されることにより、前記インナー
カバーを覆う、上端が密閉された、ほぼ筒状の炉体と、
前記炉体を上方から降下するときに、前記炉体が前記イ
ンナーカバーを覆うように前記床上に誘導するように前
記床上に立設されるガイドポストと、前記炉体内に設け
られ、前記炉体内の雰囲気を加熱する加熱装置と、前記
炉体内に設けられ、モーターにより回転され、前記炉体
内の前記雰囲気を強制撹拌するファンと、から成るベル
型焼鈍炉を改良するもので、前記ベースの周壁を波状に
形成し、前記ベースと前記床との間に複数設けられ、前
記ワークの荷重が偏重したことを検知する偏重検知手段
と、前記偏重検知手段が前記偏重を検知したときに、前
記偏重検知手段からの信号により警報を発する警報手段
と、を備えたことを特徴とするベル型焼鈍炉である。
るベースと、前記ベース上に載置される金属から成るワ
ークと、上方から降下され、前記床上に載置されること
により、前記ベースおよび前記ワークを覆う、上端が密
閉された、ほぼ筒状のインナーカバーと、上方から降下
され、前記床上に載置されることにより、前記インナー
カバーを覆う、上端が密閉された、ほぼ筒状の炉体と、
前記炉体を上方から降下するときに、前記炉体が前記イ
ンナーカバーを覆うように前記床上に誘導するように前
記床上に立設されるガイドポストと、前記炉体内に設け
られ、前記炉体内の雰囲気を加熱する加熱装置と、前記
炉体内に設けられ、モーターにより回転され、前記炉体
内の前記雰囲気を強制撹拌するファンと、から成るベル
型焼鈍炉を改良するもので、前記ベースの周壁を波状に
形成し、前記ベースと前記床との間に複数設けられ、前
記ワークの荷重が偏重したことを検知する偏重検知手段
と、前記偏重検知手段が前記偏重を検知したときに、前
記偏重検知手段からの信号により警報を発する警報手段
と、を備えたことを特徴とするベル型焼鈍炉である。
【０００５】さらに、本発明は、炉体内の雰囲気を、加
熱し、所定温度で、金属から成るワークを焼鈍する焼鈍
方法を改良するもので、上述のベル型焼鈍炉を用い、前
記炉体内の雰囲気を、６〜０．０１ｔｏｒｒのほぼ真空
状態にしてから、Ｈ2 および／またはＮ2 に置換し、加
熱を開始し、前記炉体内の雰囲気の温度が、３００℃か
ら４５０℃の間に到達したときに、前記加熱を１０分か
ら８０分停止し、請求項１記載のワークの温度を６０℃
から３００℃にし、前記炉体内の雰囲気を、再び、６〜
０．０１ｔｏｒｒのほぼ真空状態にすることにより、前
記ワークに付着した油分を蒸散させ、さらに、前記炉体
内の雰囲気を加熱し、前記ワークの温度を上昇させ、焼
鈍することを特徴とする焼鈍方法である。
熱し、所定温度で、金属から成るワークを焼鈍する焼鈍
方法を改良するもので、上述のベル型焼鈍炉を用い、前
記炉体内の雰囲気を、６〜０．０１ｔｏｒｒのほぼ真空
状態にしてから、Ｈ2 および／またはＮ2 に置換し、加
熱を開始し、前記炉体内の雰囲気の温度が、３００℃か
ら４５０℃の間に到達したときに、前記加熱を１０分か
ら８０分停止し、請求項１記載のワークの温度を６０℃
から３００℃にし、前記炉体内の雰囲気を、再び、６〜
０．０１ｔｏｒｒのほぼ真空状態にすることにより、前
記ワークに付着した油分を蒸散させ、さらに、前記炉体
内の雰囲気を加熱し、前記ワークの温度を上昇させ、焼
鈍することを特徴とする焼鈍方法である。
【０００６】
【作用】本発明のベル型焼鈍炉によれば、ベースの周壁
を波状に形成するため、ワークの偏荷重、あるいは、偏
熱によるワークを載置したベースの変形が防止される。
また、ワークの荷重が偏重したことを検知する偏重検知
手段と、偏重検知手段がこの偏重を検知したときに、偏
重検知手段からの信号により警報を発する警報手段と、
を備えるため、容易に、ワークの偏荷重を検知できる。
さらに、本発明の焼鈍方法によれば、炉体内の雰囲気の
温度が、３００℃から４５０℃の間に到達したときに、
加熱を１０分から８０分停止し、ワークの温度を６０℃
から３００℃にする。 これにより、ワーク表面に付着
した油分が急激な温度上昇により、焼き付くことを防止
する。 さらに、炉体内の雰囲気の減圧により、油分の
蒸散温度を低下させて油分を蒸散させ、後の脱脂、洗浄
工程を不要とする。
を波状に形成するため、ワークの偏荷重、あるいは、偏
熱によるワークを載置したベースの変形が防止される。
また、ワークの荷重が偏重したことを検知する偏重検知
手段と、偏重検知手段がこの偏重を検知したときに、偏
重検知手段からの信号により警報を発する警報手段と、
を備えるため、容易に、ワークの偏荷重を検知できる。
さらに、本発明の焼鈍方法によれば、炉体内の雰囲気の
温度が、３００℃から４５０℃の間に到達したときに、
加熱を１０分から８０分停止し、ワークの温度を６０℃
から３００℃にする。 これにより、ワーク表面に付着
した油分が急激な温度上昇により、焼き付くことを防止
する。 さらに、炉体内の雰囲気の減圧により、油分の
蒸散温度を低下させて油分を蒸散させ、後の脱脂、洗浄
工程を不要とする。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を図面を参照してその実施例に
基づいて説明する。図１は、本発明の一実施例の断面図
である。 床１に載置され、綿状のセラミックス等から
成る断熱材２ｂを内蔵するベース２と、ベース２上に載
置される金属から成り、コイル状に巻き回され、積層さ
れたワーク３と、上方から降下され、床１上に載置され
ることにより、ベース２およびワーク３を覆う、上端４
が密閉された、ほぼ筒状のインナーカバー５と、上方か
ら降下され、床１上に載置されることにより、インナー
カバー５を覆う、上端６が密閉された、ほぼ筒状の炉体
７と、炉体７を上方から降下するときに、炉体７がイン
ナーカバー５を覆うように床１上に誘導するように床１
上に立設されるガイドポスト８と、炉体７内に設けら
れ、炉体７内の雰囲気を加熱する加熱装置９と、炉体７
内に設けられ、モーター１０により回転され、炉体７内
の雰囲気を強制撹拌するファン１１と、から成る。 こ
こで、ベース２は、綿状のセラミックス等から成る断熱
材２ｂを内蔵することが好適であるが、ベース２が一体
的に構成されても良い。
基づいて説明する。図１は、本発明の一実施例の断面図
である。 床１に載置され、綿状のセラミックス等から
成る断熱材２ｂを内蔵するベース２と、ベース２上に載
置される金属から成り、コイル状に巻き回され、積層さ
れたワーク３と、上方から降下され、床１上に載置され
ることにより、ベース２およびワーク３を覆う、上端４
が密閉された、ほぼ筒状のインナーカバー５と、上方か
ら降下され、床１上に載置されることにより、インナー
カバー５を覆う、上端６が密閉された、ほぼ筒状の炉体
７と、炉体７を上方から降下するときに、炉体７がイン
ナーカバー５を覆うように床１上に誘導するように床１
上に立設されるガイドポスト８と、炉体７内に設けら
れ、炉体７内の雰囲気を加熱する加熱装置９と、炉体７
内に設けられ、モーター１０により回転され、炉体７内
の雰囲気を強制撹拌するファン１１と、から成る。 こ
こで、ベース２は、綿状のセラミックス等から成る断熱
材２ｂを内蔵することが好適であるが、ベース２が一体
的に構成されても良い。
【０００８】以上の点は、図２の従来例と共通するが、
以下の点が、特徴的部分である。まず、ベース２の周壁
２ａが波状に形成される。 次に、ワーク３の荷重が偏
重したことを検知する偏重検知手段１２である、例え
ば、ロードセル等が、ベース２と床１との間に複数設け
られ、偏重検知手段１２がこの偏重を検知したときに、
偏重検知手段１２からの信号により警報を発する図示さ
れない警報手段、例えば、ブザー、光による警報等と
が、備えられる。
以下の点が、特徴的部分である。まず、ベース２の周壁
２ａが波状に形成される。 次に、ワーク３の荷重が偏
重したことを検知する偏重検知手段１２である、例え
ば、ロードセル等が、ベース２と床１との間に複数設け
られ、偏重検知手段１２がこの偏重を検知したときに、
偏重検知手段１２からの信号により警報を発する図示さ
れない警報手段、例えば、ブザー、光による警報等と
が、備えられる。
【０００９】図１のベル型焼鈍炉を用いた本発明の焼鈍
方法について説明する。まず、炉体７内の雰囲気を、６
〜０．０１ｔｏｒｒのほぼ真空状態にしてから、Ｈ2 お
よび／またはＮ2 に置換し、加熱を開始する。 次に、
炉体７内の雰囲気の温度が、３００℃から４５０℃の間
に到達したときに、この加熱を１０分から８０分停止
し、ワーク３の温度を６０℃から３００℃にする。 こ
れにより、ワーク３の表面に付着した油分の焼き付けを
防止する。 さらに、炉体７内の雰囲気を、再び、６〜
０．０１ｔｏｒｒのほぼ真空状態にすることにより、油
分の蒸散温度を下げて、ワークに付着した油分を蒸散さ
せる。最後に、炉体７内の雰囲気を加熱し、ワーク３の
温度を上昇させ、焼鈍する。
方法について説明する。まず、炉体７内の雰囲気を、６
〜０．０１ｔｏｒｒのほぼ真空状態にしてから、Ｈ2 お
よび／またはＮ2 に置換し、加熱を開始する。 次に、
炉体７内の雰囲気の温度が、３００℃から４５０℃の間
に到達したときに、この加熱を１０分から８０分停止
し、ワーク３の温度を６０℃から３００℃にする。 こ
れにより、ワーク３の表面に付着した油分の焼き付けを
防止する。 さらに、炉体７内の雰囲気を、再び、６〜
０．０１ｔｏｒｒのほぼ真空状態にすることにより、油
分の蒸散温度を下げて、ワークに付着した油分を蒸散さ
せる。最後に、炉体７内の雰囲気を加熱し、ワーク３の
温度を上昇させ、焼鈍する。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、ワーク
の偏荷重、あるいは、偏熱によるワークを載置したベー
スの変形を防止し、また、ワークの偏荷重を検知できる
ベル型焼鈍炉、および、ワークの表面に付着した油分
を、十分に蒸発させ、後の脱脂、洗浄工程を不要とする
という効果を奏する。
の偏荷重、あるいは、偏熱によるワークを載置したベー
スの変形を防止し、また、ワークの偏荷重を検知できる
ベル型焼鈍炉、および、ワークの表面に付着した油分
を、十分に蒸発させ、後の脱脂、洗浄工程を不要とする
という効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例の断面図である。
【図２】従来のベル型焼鈍炉の断面図である。
１ 床 ２ ベース ２ａ 周壁 ３ ワーク ５ インナーカバー ７ 炉体 ８ ガイドポスト ９ 加熱装置 １０ モーター １１ ファン １２ 偏重検知手段
Claims (2)
- 【請求項１】 床に載置されるベースと、 前記ベース上に載置される金属から成るワークと、 上方から降下され、前記床上に載置されることにより、
前記ベースおよび前記ワークを覆う、上端が密閉され
た、ほぼ筒状のインナーカバーと、 上方から降下され、前記床上に載置されることにより、
前記インナーカバーを覆う、上端が密閉された、ほぼ筒
状の炉体と、 前記炉体を上方から降下するときに、前記炉体が前記イ
ンナーカバーを覆うように前記床上に誘導するように前
記床上に立設されるガイドポストと、 前記炉体内に設けられ、前記炉体内の雰囲気を加熱する
加熱装置と、 前記炉体内に設けられ、モーターにより回転され、前記
炉体内の前記雰囲気を強制撹拌するファンと、から成る
ベル型焼鈍炉において、 前記ベースの周壁を波状に形成し、 前記ベースと前記床との間に複数設けられ、前記ワーク
の荷重が偏重したことを検知する偏重検知手段と、前記
偏重検知手段が前記偏重を検知したときに、前記偏重検
知手段からの信号により警報を発する警報手段と、を備
えたことを特徴とするベル型焼鈍炉。 - 【請求項２】 炉体内の雰囲気を、加熱し、所定温度
で、金属から成るワークを焼鈍する焼鈍方法において、 請求項１記載のベル型焼鈍炉を用い、 請求項１記載の炉体内の雰囲気を、６〜０．０１ｔｏｒ
ｒのほぼ真空状態にしてから、Ｈ2 および／またはＮ2
に置換し、加熱を開始し、 前記炉体内の雰囲気の温度が、３００℃から４５０℃の
間に到達したときに、前記加熱を１０分から８０分停止
し、請求項１記載のワークの温度を６０℃から３００℃
にし、 前記炉体内の雰囲気を、再び、６〜０．０１ｔｏｒｒの
ほぼ真空状態にすることにより、前記ワークに付着した
油分を蒸散させ、 さらに、前記炉体内の雰囲気を加熱し、前記ワークの温
度を上昇させ、焼鈍することを特徴とする焼鈍方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11909793A JPH06306490A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | ベル型焼鈍炉および焼鈍方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11909793A JPH06306490A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | ベル型焼鈍炉および焼鈍方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06306490A true JPH06306490A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14752835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11909793A Pending JPH06306490A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | ベル型焼鈍炉および焼鈍方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06306490A (ja) |
Cited By (4)
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| KR100767806B1 (ko) * | 2007-04-13 | 2007-10-17 | 한국기계연구원 | 변류돌기를 구비한 가열로, 냉각로 및 롤러하스형 소둔로 |
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| WO2023022134A1 (ja) | 2021-08-19 | 2023-02-23 | 関東冶金工業株式会社 | 熱処理炉 |
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-
1993
- 1993-04-22 JP JP11909793A patent/JPH06306490A/ja active Pending
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