JPH08264274A - 誘導加熱用コイルから発生する誘導磁束を遮蔽する方法 - Google Patents
誘導加熱用コイルから発生する誘導磁束を遮蔽する方法Info
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- JPH08264274A JPH08264274A JP9005295A JP9005295A JPH08264274A JP H08264274 A JPH08264274 A JP H08264274A JP 9005295 A JP9005295 A JP 9005295A JP 9005295 A JP9005295 A JP 9005295A JP H08264274 A JPH08264274 A JP H08264274A
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- heating coil
- induction heating
- induction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リングロール加工装置などに使用する誘導加
熱用コイルから発生する誘導磁束を効果的に遮蔽する方
法を提供すること。 【構成】 保護する機器（11) の誘導加熱用コイル
（３）側をケイ素鋼板からなる遮蔽板（1a、1b、1c）で
覆うこと。
熱用コイルから発生する誘導磁束を効果的に遮蔽する方
法を提供すること。 【構成】 保護する機器（11) の誘導加熱用コイル
（３）側をケイ素鋼板からなる遮蔽板（1a、1b、1c）で
覆うこと。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リングロール加工装置
などに用いる誘導加熱用コイルから発生する誘導磁束の
遮蔽方法に関する。
などに用いる誘導加熱用コイルから発生する誘導磁束の
遮蔽方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、リングロール加工装置等において
は、被加工物のリング状円筒体を加熱するための誘導加
熱用コイルがなかった。したがって、誘導加熱用コイル
を使用することがなく、リングロール加工装置の制御機
器などを誘導加熱用コイルが発生する誘導磁束から遮蔽
する必要がなかった。
は、被加工物のリング状円筒体を加熱するための誘導加
熱用コイルがなかった。したがって、誘導加熱用コイル
を使用することがなく、リングロール加工装置の制御機
器などを誘導加熱用コイルが発生する誘導磁束から遮蔽
する必要がなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リング
ロール加工装置などにおいて、被加工物のリング状円筒
体を加熱する誘導加熱用コイルが本発明の発明者などに
よって最近発明されたので、その誘導加熱用コイルから
出る誘導磁束を遮蔽する必要が生じてきた。本発明は、
リングロール加工装置等に使用する誘導加熱用コイルが
発生する誘導磁束を効果的に遮蔽する方法を提供するこ
とを目的としている。
ロール加工装置などにおいて、被加工物のリング状円筒
体を加熱する誘導加熱用コイルが本発明の発明者などに
よって最近発明されたので、その誘導加熱用コイルから
出る誘導磁束を遮蔽する必要が生じてきた。本発明は、
リングロール加工装置等に使用する誘導加熱用コイルが
発生する誘導磁束を効果的に遮蔽する方法を提供するこ
とを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の誘導磁束を遮蔽する方法は、保護する機器
の誘導加熱用コイル側をケイ素鋼板からなる遮蔽板で覆
うことである。また、遮蔽板として薄いケイ素鋼板を絶
縁層を挟んで重ね合わせたものとすることである。
に、本発明の誘導磁束を遮蔽する方法は、保護する機器
の誘導加熱用コイル側をケイ素鋼板からなる遮蔽板で覆
うことである。また、遮蔽板として薄いケイ素鋼板を絶
縁層を挟んで重ね合わせたものとすることである。
【０００５】
【作用】本発明は、保護する機器の誘導加熱用コイル側
をケイ素鋼板からなる遮蔽板で覆うことにより、誘導磁
束（ｍ）が図１に示すようにケイ素鋼板の中を通るた
め、保護する機器に渦電流が発生することがなく、保護
する機器が加熱されることがない。また、遮蔽板は薄い
ケイ素鋼板を絶縁層を挟んで重ね合わせたものとしたの
で、トランスと同様にケイ素鋼板自体に渦電流が発生す
ることがないので、ケイ素鋼板自体が加熱されることが
ない。また、保護する機器の誘導加熱用コイル側のみを
ケイ素鋼板からなる遮蔽板で覆っているので、保護する
機器自体が発熱する機器の場合でも、熱を効果的に放出
することができる。
をケイ素鋼板からなる遮蔽板で覆うことにより、誘導磁
束（ｍ）が図１に示すようにケイ素鋼板の中を通るた
め、保護する機器に渦電流が発生することがなく、保護
する機器が加熱されることがない。また、遮蔽板は薄い
ケイ素鋼板を絶縁層を挟んで重ね合わせたものとしたの
で、トランスと同様にケイ素鋼板自体に渦電流が発生す
ることがないので、ケイ素鋼板自体が加熱されることが
ない。また、保護する機器の誘導加熱用コイル側のみを
ケイ素鋼板からなる遮蔽板で覆っているので、保護する
機器自体が発熱する機器の場合でも、熱を効果的に放出
することができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の１実施例として、リング状円
筒体を加工するリングロール加工装置のレーザ距離測定
装置（11）を保護する誘導磁束を遮蔽する方法について
説明する。リングロール加工装置は、図１及び図２に示
すようにマンドレル（７）、成形ロール（８）、センタ
リングロール（9a、9b）、誘導加熱用コイル（３）、誘
導加熱用コイル（３）の昇降装置（10）、昇降装置（1
0）を制御するためのレーザ距離測定装置（11）などか
らなり、被加工物のリング状円筒体（12）をマンドレル
（７）と成形ロール（８）との間で圧延することによ
り、リング状円筒体（12）の肉厚を薄くするとともに径
を大きくする装置である。
筒体を加工するリングロール加工装置のレーザ距離測定
装置（11）を保護する誘導磁束を遮蔽する方法について
説明する。リングロール加工装置は、図１及び図２に示
すようにマンドレル（７）、成形ロール（８）、センタ
リングロール（9a、9b）、誘導加熱用コイル（３）、誘
導加熱用コイル（３）の昇降装置（10）、昇降装置（1
0）を制御するためのレーザ距離測定装置（11）などか
らなり、被加工物のリング状円筒体（12）をマンドレル
（７）と成形ロール（８）との間で圧延することによ
り、リング状円筒体（12）の肉厚を薄くするとともに径
を大きくする装置である。
【０００７】リングロール加工装置の誘導加熱用コイル
（３）は、図３に示すように２個の平面型渦巻コイル
（4a、4b）をキャスタブルセメント（５）で固定したも
ので、２個の平面型渦巻コイル（4a、4b）から出る磁束
は被加工物のリング状円筒体（12）の表面で渦電流を発
生させてリング状円筒体（12）を加熱するが、リング状
円筒体（12）の表面に捕らえられなかったものが、外に
漏れて昇降装置（10）を制御するためのレーザ距離測定
装置（11）などを加熱することになる。
（３）は、図３に示すように２個の平面型渦巻コイル
（4a、4b）をキャスタブルセメント（５）で固定したも
ので、２個の平面型渦巻コイル（4a、4b）から出る磁束
は被加工物のリング状円筒体（12）の表面で渦電流を発
生させてリング状円筒体（12）を加熱するが、リング状
円筒体（12）の表面に捕らえられなかったものが、外に
漏れて昇降装置（10）を制御するためのレーザ距離測定
装置（11）などを加熱することになる。
【０００8 】このレーザ距離測定装置（11）を誘導磁束
から遮蔽するために、レーザ距離測定装置（11）の誘導
加熱用コイル（３）側に、薄いケイ素鋼板を絶縁層を挟
んで重ね合わせた第１の遮蔽板（1a）を誘導加熱用コイ
ル（３）に向くように立てて昇降装置（10）に設置し、
これの下方に接触し、レーザ距離測定装置（11）と誘導
加熱用コイル（３）との間に入るように横に薄いケイ素
鋼板を絶縁層を挟んで重ねた第２の遮蔽板（1b）を昇降
装置（９）に設置し、さらに第２の遮蔽板（1b）の端部
に接触し、レーザ距離測定装置（11）の側面を覆うよう
に薄いケイ素鋼板を絶縁層を挟んで重ねた第３の遮蔽板
（1c）を設置することである。
から遮蔽するために、レーザ距離測定装置（11）の誘導
加熱用コイル（３）側に、薄いケイ素鋼板を絶縁層を挟
んで重ね合わせた第１の遮蔽板（1a）を誘導加熱用コイ
ル（３）に向くように立てて昇降装置（10）に設置し、
これの下方に接触し、レーザ距離測定装置（11）と誘導
加熱用コイル（３）との間に入るように横に薄いケイ素
鋼板を絶縁層を挟んで重ねた第２の遮蔽板（1b）を昇降
装置（９）に設置し、さらに第２の遮蔽板（1b）の端部
に接触し、レーザ距離測定装置（11）の側面を覆うよう
に薄いケイ素鋼板を絶縁層を挟んで重ねた第３の遮蔽板
（1c）を設置することである。
【０００８】この第２の遮蔽板（1b）には、レーザ距離
測定装置（11）から放射されるレーザ光を通す穴（２）
が設けられ、また同様に誘導加熱用コイル（３）にも、
レーザ光を通す穴（６）が設けられているので、レーザ
距離測定装置（11）から放射されるレーザ光は、これら
の孔（２、６）を通って、被加工物のリング状円筒体
（12）に照射され、ここで反射され、レーザ距離測定装
置（11）で受けることによって距離を測定することがで
きる。
測定装置（11）から放射されるレーザ光を通す穴（２）
が設けられ、また同様に誘導加熱用コイル（３）にも、
レーザ光を通す穴（６）が設けられているので、レーザ
距離測定装置（11）から放射されるレーザ光は、これら
の孔（２、６）を通って、被加工物のリング状円筒体
（12）に照射され、ここで反射され、レーザ距離測定装
置（11）で受けることによって距離を測定することがで
きる。
【０００９】この様に遮蔽板（1a、1b、1c）を設置する
ことにより、誘導加熱用コイル（３）から発生した誘導
磁束を遮蔽板（1a、1b、1c）によって遮蔽することがで
きるので、誘導磁束がレーザ距離測定装置（11）に影響
を及ぼすことがない。また遮蔽板（1a、1b、1c）は誘導
加熱用コイル（３）を昇降させる昇降装置（10）に設置
されているので、遮蔽板（1a、1b、1c）は常に最適な位
置に置くことができ、誘導磁束からレーザ距離測定装置
（11）を効果的に保護することができる。
ことにより、誘導加熱用コイル（３）から発生した誘導
磁束を遮蔽板（1a、1b、1c）によって遮蔽することがで
きるので、誘導磁束がレーザ距離測定装置（11）に影響
を及ぼすことがない。また遮蔽板（1a、1b、1c）は誘導
加熱用コイル（３）を昇降させる昇降装置（10）に設置
されているので、遮蔽板（1a、1b、1c）は常に最適な位
置に置くことができ、誘導磁束からレーザ距離測定装置
（11）を効果的に保護することができる。
【００１０】上記実施例では、第１の遮蔽板（1a）を誘
導加熱用コイル（３）に向くように立て、第２の遮蔽板
（1b）をレーザ距離測定装置（11）と誘導加熱用コイル
（３）との間に入るように置き、第３の遮蔽板（1c）を
第２の遮蔽板（1b）の端部に接触し、レーザ距離測定装
置（11）の側面を覆うように設けているが、保護する機
器に応じて遮蔽板の数及び形状変更することができる
し、またその配置方法及び誘導加熱用コイルとの距離も
適宜変更することができる。
導加熱用コイル（３）に向くように立て、第２の遮蔽板
（1b）をレーザ距離測定装置（11）と誘導加熱用コイル
（３）との間に入るように置き、第３の遮蔽板（1c）を
第２の遮蔽板（1b）の端部に接触し、レーザ距離測定装
置（11）の側面を覆うように設けているが、保護する機
器に応じて遮蔽板の数及び形状変更することができる
し、またその配置方法及び誘導加熱用コイルとの距離も
適宜変更することができる。
【００１１】なお、本発明は、上記記載のもののみに限
定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々
の変更を加え得ることはもちろんである。
定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々
の変更を加え得ることはもちろんである。
【００１２】
【本発明の効果】本発明は、上記構成にしたことにより
次のような優れた効果を奏する。 （１）保護する機器の誘導加熱用コイル側を薄いケイ素
鋼板を絶縁層を挟んで重ねた遮蔽板で覆うことにより、
誘導磁束がケイ素鋼板の中を通って抜けるため、保護す
る機器に渦電流が発生することがなく、加熱されること
がない。 （２）遮蔽板は薄いケイ素鋼板を絶縁層を挟んで重ね合
わせたものとしたので、トランスと同様にケイ素鋼板自
体に渦電流が発生することがないので、ケイ素鋼板自体
が加熱されず、それによって保護する機器が加熱される
ことがない。 （３）保護する機器の誘導加熱用コイル側のみを薄いケ
イ素鋼板を絶縁層を挟んで重ね合わせた遮蔽板で覆って
いるので、保護する機器自体が発熱する機器でも、熱を
効果的に放出することができる。
次のような優れた効果を奏する。 （１）保護する機器の誘導加熱用コイル側を薄いケイ素
鋼板を絶縁層を挟んで重ねた遮蔽板で覆うことにより、
誘導磁束がケイ素鋼板の中を通って抜けるため、保護す
る機器に渦電流が発生することがなく、加熱されること
がない。 （２）遮蔽板は薄いケイ素鋼板を絶縁層を挟んで重ね合
わせたものとしたので、トランスと同様にケイ素鋼板自
体に渦電流が発生することがないので、ケイ素鋼板自体
が加熱されず、それによって保護する機器が加熱される
ことがない。 （３）保護する機器の誘導加熱用コイル側のみを薄いケ
イ素鋼板を絶縁層を挟んで重ね合わせた遮蔽板で覆って
いるので、保護する機器自体が発熱する機器でも、熱を
効果的に放出することができる。
【図１】本発明の遮蔽板をリングロール加工装置に設置
した状態を示す概略側面図である。
した状態を示す概略側面図である。
【図２】図１の概略正面図である。
【図３】誘導加熱用コイルの平面図である。
1a、1b、1c 遮蔽板 ２ 遮蔽板の穴 ３ 誘導加熱用コイル 4a、4b 平面型渦巻コイル ５ キャスタブルセメント ６ 誘導加熱用コイルの穴 ７ マンドレル ８ 成形ロール 9a、9b センタリングロール 10 昇降装置 11 保護する機器であるレーザ距離測定装置 12 リング状円筒体
Claims (2)
- 【請求項１】 保護する機器（11）の誘導加熱用コイル
（３）側をケイ素鋼板からなる遮蔽板（1a、1b、1c）で
覆うことを特徴とする誘導加熱用コイルから発生する誘
導磁束を遮蔽する方法。 - 【請求項２】 上記遮蔽板（1a、1b、1c）が薄いケイ素
鋼板を絶縁層を挟んで重ね合わせたものであることを特
徴とする請求項１記載の誘導加熱用コイルから発生する
誘導磁束を遮蔽する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9005295A JPH08264274A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 誘導加熱用コイルから発生する誘導磁束を遮蔽する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9005295A JPH08264274A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 誘導加熱用コイルから発生する誘導磁束を遮蔽する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08264274A true JPH08264274A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13987832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9005295A Pending JPH08264274A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 誘導加熱用コイルから発生する誘導磁束を遮蔽する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08264274A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107516588A (zh) * | 2016-06-17 | 2017-12-26 | 特变电工沈阳变压器集团有限公司 | 一种特高压并联电抗器器身用组合电、磁屏蔽结构 |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP9005295A patent/JPH08264274A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107516588A (zh) * | 2016-06-17 | 2017-12-26 | 特变电工沈阳变压器集团有限公司 | 一种特高压并联电抗器器身用组合电、磁屏蔽结构 |
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