JPH06305590A - 板状素材の供給装置及び供給方法 - Google Patents

板状素材の供給装置及び供給方法

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JPH06305590A
JPH06305590A JP5120590A JP12059093A JPH06305590A JP H06305590 A JPH06305590 A JP H06305590A JP 5120590 A JP5120590 A JP 5120590A JP 12059093 A JP12059093 A JP 12059093A JP H06305590 A JPH06305590 A JP H06305590A
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plate
box
blade
shaped material
shaped
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JP5120590A
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Kazuya Ozawa
一也 小澤
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Lintec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 函素材等の板状素材に外部より強制的な力を
加えることなく一枚毎の供給を実現すること。 【構成】 マガジン13内に位置する板状素材12の両
端近傍に、一対の素材送り手段15がそれぞれ配置され
ている。これら素材送り手段15は、駆動伝達手段14
等の動作を介して回転可能に設けられた回転軸72上に
配置された第1及び第2の羽根74、75とを備えてい
る。これらの羽根74、75は、板状素材12に対して
間欠的かつ略交互に係合するようになっており、供給方
向側にある板状素材12に対して第1の羽根74の係合
が解除された時に当該板状素材の供給が可能に設けら
れ、この時、次なる板状素材12は、第2の羽根75に
係合可能に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層状態に収納された
多数の板状素材を一枚毎に供給するための供給装置及び
供給方法に係り、特に、偏平に折り畳まれた函素材から
函体を形成する製函機等の素材供給装置及び供給方法と
して利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場等で製造された各種製品
ないし商品の殆どは、定型的な函体に収納され、これが
流通過程における輸送力増大に大きな貢献をもたらして
いる。この函体は、初期の段階では、函素材として偏平
に折り畳まれており、これら函素材を所定の搬送手段に
一枚もしくは一単位づつ供給し、搬送される過程で立方
体形状に組み立てられて利用されている。
【0003】図15には、従来の製函機における素材供
給装置の一例が示されている。この図において、相互に
所定間隔を隔てて配置された左右一対の板材200A、
200Bにより上下方向に沿うマガジン200が設けら
れており、このマガジン200内には、段ボール等によ
り形成された多数の函素材201が、それらの各面を相
互に重ね合わせて積層状に収納されている。これらの函
素材201は、前記マガジン200を構成する各板材2
00A、200Bの下部に配置された一対のローラ20
3、204の外周面に係合されている。すなわち、各ロ
ーラ203、204相互間の距離は、函素材201の左
右両端間の距離よりも短く設定されており、これによ
り、多数の函素材201が全体的にマガジン200内に
収納されるようになっている。
【0004】前記マガジン200の下方には水平方向に
延びる搬送路205が配置されている。この搬送路20
5は、図示省略したチェーン又はベルト等のコンベヤを
用いて構成されており、この搬送路205には、供給装
置を構成する一対の吸着パッド206、207が昇降自
在に設けられている。これらの吸着パッド206、20
7は、適宜な減圧ポンプに接続されているとともに、そ
れらが上昇した時に搬送路205側に位置する最下部の
函素材201を吸着し、その状態で、各吸着パッド20
6、207が下降しようとする時に函素材201の両端
部とローラ203、204との係合が強制的に解除さ
れ、当該函素材201を搬送路205上に供給できるよ
うになっている。
【0005】前記搬送路205の下流側には開函装置2
08が設けられている。この開函装置208は、図示省
略した揺動アームを介して矢印A方向に揺動可能な吸着
パッド209と、開函位置決め部材210とにより構成
されている。すなわち、搬送路205上の所定位置に函
素材201が搬送されてきた時に、吸着パッド209が
実線で示される位置に倒伏され、この吸着パッド209
が二点鎖線で示される位置に揺動する時に、前記開函位
置決め部材210に函素材201の一側面が係止され、
その滑りを防止しつつ、函素材201を略立方体の函体
201Aに形成できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記函
素材201を搬送路205上に供給するための素材供給
装置は、一対の吸着パッド206、207による強制供
給方式であるため、函素材201の両端部において、各
ローラ203、204を強制的に乗り越えさせる力が作
用することに起因して、函素材201の両端部に変形、
傷などの悪影響をもたらし、最終的な函体201Aその
ものの製品価値を大きく低下させるという不都合があっ
た。
【0007】また、函素材201の両端部は、前述のよ
うに外的な強制力によって各ローラ203、204の外
周面を乗り越えて供給されるものであり、この供給に必
要な強制力は、吸着パッド206、207の吸着力に専
ら依存することとなる。そのため、この強制供給を行う
に十分な減圧を不可欠とする結果、減圧ポンプが必然的
に大型化することとなるばかりでなく、比較的大きな函
素材を対象とする時には、吸着パッド206、207の
設置数も増加させなければならず、部品点数の削減が図
れないという不都合もあった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、このような従来の不都合に着
目して案出されたものであり、その目的は、函素材等の
板状素材に外的な付加を加えることなくスムースな供給
を実現するとともに、強制供給用の吸着パッドを不要に
して構造の簡易化を実現することのできる板状素材の供
給装置及び供給方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る板状素材の供給装置は、複数の板状素
材を積層状にしてマガジン内に配置し、これら板状素材
を順次所定の供給方向側に供給可能に設けた板状素材の
供給装置であって、前記供給方向側に位置する板状素材
の両端近傍に、当該板状素材を支持しつつ一枚毎の送り
出しを可能とする一対の素材送り手段がそれぞれ配置さ
れ、これら素材送り手段は、所定の駆動手段を介して回
転される回転軸と、この回転軸上に所定間隔を隔てて配
置されるとともに、前記板状素材に対して間欠的かつ略
交互に係合する第1及び第2の羽根とにより構成され、
前記供給方向側における最外部の板状素材に対して第1
の羽根の係合が解除されたときに当該板状素材の供給を
可能にする一方、次なる板状素材が第2の羽根に係合可
能に設けられている。
【0010】また、本発明に係る板状素材の供給方法
は、積層状態に収納された板状素材に対して間欠的かつ
略交互に係合可能な第1及び第2の羽根を有する素材送
り手段を用い、前記板状素材を所定の供給方向に一枚づ
つ供給する方法であって、前記供給方向側における最外
部の板状素材に前記第1の羽根を係合させておき、次い
で、第1の羽根による前記係合を解除しつつ前記第2の
羽根を次なる板状素材に係合させて前記最外部の板状素
材の供給を可能とし、この後、第2の羽根による板状素
材の係合を解除して第1の羽根に係合させ、この一連の
動作を反復継続することによって一枚毎の供給が可能に
設けられている。
【0011】
【作用】本発明においては、前記第1及び第2の羽根
は、回転軸の回転とともに、間欠的に板状素材の供給方
向側の面に入り込み、第1の羽根が最外部の板状素材に
係合した状態では当該板状素材の供給が阻止される。回
転軸が所定角度回転して、第1の羽根が最外部の板状素
材の供給方向側の面から離れると、第1の羽根による板
状素材の係合が解除され、この時、板状素材は、その自
重等によって搬送手段等に供給されることとなる。
【0012】第1の羽根による板状素材への係合が解除
される時には、第2の羽根が次なる板状素材の供給方向
側の面に入り込んで、最外部の板状素材のみの供給を援
助する。そして、前記回転軸の更なる回転に伴って第2
の羽根による係合が解除される時に、第1の羽根が板状
素材の供給方向側の面に再び入り込むこととなり、以
後、同様の運動を繰り返すことによって、板状素材を一
枚毎に搬送手段側に供給可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る板状素材の供給装置及び
供給方法が製函機に適用された一実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0014】ここで、図1は製函機10の正面図を示
し、図2及び図3はその平面図及び右側面図をそれぞれ
示している。これらの図において、製函機10は、複数
の鋼材を縦横に組み立てて形成されたフレーム11と、
このフレーム11の上部一端側に設けられるとともに、
偏平に折り畳まれた板状素材としての函素材12を積層
状に収納可能に設けられたマガジン13と、前記函素材
12の両端部近傍に配置されるとともに、後述するモー
タ、スプロケット及びチェーン等からなる駆動伝達手段
14を介して回転駆動される一対の素材送り手段と15
と、この素材送り手段15の下方位置に設けられた開函
装置16と、この開函装置16の下部位置で水平方向に
配置された搬送手段17及び当該搬送手段17によって
搬送された開函済みの函体12Aの底部を形成するため
のフラップ折り畳み手段19と、このフラップ折り畳み
手段19で折り畳まれた函体の底部を押圧するプレス装
置20とを備えて構成されている。
【0015】前記フレーム11は、図1に示されるよう
に、下部フレーム22及び上部フレーム23とを備えて
おり、上部フレーム23は、前記搬送手段17に沿って
所定間隔を隔てて配置された第1の門型フレーム24及
び第2の門型フレーム25により構成されている。これ
らの門型フレーム24、25には、図1に示されるよう
に、マガジン13を構成する板材13A〜13Eがそれ
ぞれ位置調整可能に支持され、これらの板材13A〜1
3Eで画成される内側領域に多数の函素材12が積層状
態として収納されるようになっている。また、第1及び
第2の門型フレーム24、25には、図2に示されるよ
うに、各両端の軸受26、26を介して回転可能に支持
された角柱状の回転軸27、28が配設されているとと
もに、各門型フレーム24、25の一端側には、前記回
転軸27、28を同時に回転駆動させるための角柱から
なる伝動軸30が軸受31、31を介して回転可能に支
持されている。
【0016】前記回転軸27、28の軸方向中央部領域
には、所定間隔を隔てて配置された傘歯歯車等のギヤ3
5、36及び37、38がそれぞれ一対の関係をなすよ
うに設けられているとともに、各回転軸27、28の一
端に位置する軸受26、26の外側には、前記伝動軸3
0に配置された一対のギヤ40、41にそれぞれ係合す
るギヤ43、44が設けられている。これらギヤ43、
44の内、図1中左側に位置するギヤ43は駆動伝達手
段14に連結されるようになっており、これにより前記
回転軸27の回転が伝動軸30を介して回転軸28に伝
達され、当該回転軸28が回転軸27と同期して回転で
きるようになっている。前記回転軸27、28及び伝動
軸30にそれぞれ設けられた各ギヤは、全て軸方向に沿
って移動可能に設けられているとともに、第2の門型フ
レーム25は、図1に示されるように、ガイドレール3
3に沿って第1の門型フレーム24に対して離隔接近可
能に設けられ、供給対象としての函素材12の各種サイ
ズに適合できるようになっている。
【0017】前記回転軸27への動力伝達は、この回転
軸27の一端に固定された前述のギヤ43に連結される
駆動伝達手段14により行われる。これを更に詳述する
と、この駆動伝達手段14は、図3に示されるように、
前記下部フレーム22の底部側に配置されたモータ50
と、このモータ50の出力軸に固定された第1のスプロ
ケット51と、この第1のスプロケット51に巻回され
た第1のチェーン52と、前記第1のスプロケット51
と相対する上部位置に配置されて第1のチェーン52が
巻回された第2のスプロケット54と、この第2のスプ
ロケット54の回転軸55上に固定された第3のスプロ
ケット56と、この第3のスプロケット56に巻回され
た第2のチェーン57と、前記第3のスプロケット56
と相対する上部位置に設けられた第4のスプロケット5
8と、この第4のスプロケット58の回転軸に支持され
た第5のスプロケット59と、この第5のスプロケット
59に巻回された第3のチェーン60と、この第3のチ
ェーン60を他端側で巻回する第6のスプロケット61
と、この第6のスプロケット61の回転軸62に固定さ
れた第7のスプロケット63と、この第7のスプロケッ
ト63と前記ギヤ43の外周面との間に掛け回された第
4のチェーン64とにより構成されている。
【0018】前記素材送り手段15は、図2に示される
ように、前記函素材12の左右両端近傍位置において、
前記第1及び第2の門型フレーム24、25に上下方向
に向けて配置されている。この素材送り手段15は、本
実施例では、各門型フレーム24、25にそれぞれ二個
を一組として一対配置とされている。これらの素材送り
手段15、15は、図3にも示されるように、前記第1
及び第2の門型フレーム24、25に支持された回転軸
27、28の中央部に設けられたギヤ35〜38にそれ
ぞれ係合するギヤ70と、これらの各ギヤ70が固定さ
れた回転軸72と、この回転軸72の下端側に設けられ
た第1及び第2の羽根74、75と、図3で示される手
前側における第1の羽根74上に設けられた押出駒76
とにより構成されている。なお、各素材送り手段15を
それぞれ構成する各回転軸72は、第1及び第2の門型
フレーム24、25に支持された筒ケース68内を貫通
した状態で配置されるようになっている。
【0019】前記第1及び第2の羽根74、75は、図
4及び図5に示されるように、略扇状に形成されている
とともに、第1の羽根74は第2の羽根75よりも扇の
拡開角度が大きくなるように形成されている。これら第
1及び第2の羽根74、75は、回転軸72側を基部と
した突出方向が、回転軸72の円周方向に沿って所定角
度ずれた状態に設けられている。この角度設定は、第1
の羽根74が函素材12の係合を解除した時に、第2の
羽根75が次なる函素材12の下面側に位置して当該次
なる函素材12に係合できるように設定されていればよ
く、この一方、第2の羽根がその係合を解除する位置に
ある時に、第1の羽根が最外部、すなわち最下部に位置
する函素材12に再び係合可能となるように設定されて
いれば足りる。各羽根74、75の上下方向における間
隔は、折り畳まれた状態における函素材12の一単位肉
厚に略相当する間隔に設定されており、第1の羽根74
上に設けられた押出駒76の肉厚は、函素材12の肉厚
相当に設けられている。本実施例においては、前記押出
駒76によって函素材12をその面方向に若干シフトさ
せて函素材12の供給を行うために、押出駒76が設け
られている側の第2の羽根は、第1の羽根74と上下方
向位置が部分的に重なるように設けられている。また、
押出駒76を有しない方の素材送り手段15は、図9に
示されるように、マガジン13よりも若干外側の位置に
配置される。
【0020】図4に示されるように、前記素材送り手段
15間には、最下部にある函素材12を搬送手段17側
に供給する際に、第2の羽根75が次なる函素材12の
下面側に入り込むのを補助する一対の揺動アーム77、
78が配置されている。これらの揺動アーム77、78
は、図1に示されるように、各門型フレーム24、25
の脚間を紙面直交方向に向かって掛け渡された正逆回転
ロッド79、80に固定されるようになっており、揺動
方向が互い違いになるように固定されている。これらの
正逆回転ロッド79、80は、図2及び図3に示される
ように、リンク機構82を介して前記回転軸27、28
の一端に連結され、これによって、正逆方向に所定角度
回転可能に設けられ、ひいては、揺動アーム77、78
が揺動できるようになっている。
【0021】図1に示されるように、揺動アーム78の
下方には開函装置16が設けられている。この開函装置
16は、吸着パッド85と、この吸着パッド85と協働
する一対の開函用バー86(図2参照)とを備えて構成
されている。吸着パッド85は、図3に示されるよう
に、その基端が第1の門型フレーム24の脚間に延びる
正逆回転ロッド87に固定されており、この正逆回転ロ
ッド87の一端は、前記駆動伝達手段14の一部を構成
する第6及び第7のスプロケット61、63を支持する
回転軸62の外側端にリンク機構90を介して連結さ
れ、これにより、吸着パッド85が揺動できるようにな
っている。この吸着パッド85の揺動角度は、前記最下
部に位置する函素材12の下面相当位置を上限とする一
方、この函素材12を供給方向である下方の搬送手段1
7上に供給可能な位置を下限として設定されている。な
お、吸着パッド85は、図3に示されるように、下部フ
レーム22の底部に配置された減圧ポンプ92に適宜な
ホースを介して連結される。
【0022】前記一対の開函用バー86は、図2に示さ
れるように、第1の門型フレーム24に相互に離隔接近
可能に支持されている。これを更に詳述すると、各開函
用バー86は、図4に示されるように、函素材12の供
給方向側、すなわち下面側に位置するフラップ12Cに
形成されたスリット12Dが通過して、上面側に位置す
るフラップ12Bの内側面が係合するようになってお
り、この係合状態で、函素材12が前記吸着パッド85
で吸着されつつ当該吸着パッド85の下方への揺動に伴
って開函できるようになっている。
【0023】前記開函装置16の下方位置には、搬送手
段17が配置されている。この搬送手段17は、図2に
示されるように、前記下部フレーム22の上部側に水平
方向に配置された一対のガイドレール95、95と、こ
れらガイドレール95、95に沿って掛け回された搬送
チェーン96と、この搬送チェーン96に所定間隔毎に
固定されるとともに、開函済みの函体12Aの反搬送方
向側の側面に係合してこれを搬送するキッカ97を含ん
で構成されている。搬送チェーン96は、図1に示され
るように、前記駆動伝達手段14の一部を構成する回転
軸55に支持された搬送用スプロケット98と、この搬
送用スプロケット98と相対する下部フレーム22の右
側に配置されたスプロケット93、99に巻回されてお
り、この搬送用スプロケット98の回転によって、図1
及び図2中矢印Bで示される搬送方向に函体12Aを搬
送できるようになっている。なお、図2中、各ガイドレ
ール95、95の更に外側位置には、ガイドレール9
5、95と平行に延びるサイドガイド89、89がそれ
ぞれ配置され、これらのサイドガイド89、89によっ
て、函体12Aの搬送路外への脱落防止が図られてい
る。
【0024】前記サイドガイド89における途中には、
フラップ折り畳み手段19が設けられている。このフラ
ップ折り畳み手段19は、図6に示されるように、搬送
方向Bにおける上流側位置に設けられた揺動バー100
と、この揺動バー100の横方向に所定間隔を隔てて配
置されたガイドバー101と、後述するプレス装置20
と協働するボルスタ105の端面から斜め上下方向に突
設された拡開バー106、107とにより構成されてい
る。
【0025】前記揺動バー100は、開函済みの函体1
2Aにおける底部を形成する左右両側のフラップのう
ち、反搬送方向側にあるフラップを内側に折り畳むため
のもので、この揺動バー100は、先端がフック状に形
成されているとともに、上下方向に立設された支持軸1
02に軸方向位置調整可能に固定されている。支持軸1
02は、図1ないし図3に示されるように、その下端部
に従動ギヤ103を備えており、この従動ギヤ103は
下部フレーム22の部分に支持された主動ギヤ104に
係合されている。そして、この主動ギヤ104は、前記
搬送手段17を駆動するスプロケット98の回転軸55
の一端に連結されたリンク機構109に連結され、これ
により従動ギヤ103が正逆回転可能に設けられ、ひい
ては揺動バー100が揺動できるようになっている。
【0026】また、前記ガイドバー101は、開函済み
函体12Aの底部を形成する搬送方向寄りのフラップを
内側に折り畳むとともに、前記揺動バー100で折り畳
まれた前述のフラップ折り畳み状態を維持しつつ函体1
2Aの搬送を援助するものであり、このガイドバー10
1は、函体12Aの搬送側フラップを滑らかに内側へ折
り畳む湾曲ガイド部101Aと、搬送方向に延びる直進
ガイド部101Bとを備え、湾曲ガイド部101Aの先
端は、前記直進ガイド部101Bと平行に延びる支持片
101Cとされ、この支持片101Cには連結軸101
Dが連結され、当該連結軸101Dは、支持板101E
に上下方向位置調整可能に支持されている。
【0027】前記拡開バー106、107は、図6に示
されるように、開函済みの函体12Aの底部を形成する
上下のフラップをそれぞれ内側に折り畳むように構成さ
れており、各拡開バー106、107の先端を結ぶ上下
間隔は、上下のフラップ間隔よりも長くなるように設定
されている。これにより、搬送方向Bに函体12Aが搬
送されるに従い、上下のフラップは各拡開バー106、
107に係合案内されつつ内側に折り畳まれ、前記ガイ
ドバー101の湾曲ガイド部101Aによって内側に折
り畳まれ、この状態を維持したまま直進ガイド部101
Bに案内されながら搬送される。
【0028】底部を形成する各フラップの折り畳み完了
後は、ガイドレール95と直交する方向から進退可能に
設けられたプレス装置20によって押圧されるようにな
っている。このプレス装置20は、図1ないし図3に示
されるように、下部フレーム22において、前記ガイド
レール95の横方向に配置されており、ベースプレート
112と、このベースプレート112の下面側に垂下さ
れた支持プレート113と、前記ベースプレート112
の上面側に設けられた伸縮体114と、この伸縮体11
4を伸縮させるためのシリンダ115と、前記伸縮体1
14の先端に装着された押圧ブロック117とを備えて
構成されている。
【0029】前記支持プレート112は、下部フレーム
22の一部に適宜な締結具を介して昇降可能に設けられ
ており、製函される種々のサイズを有する函素材12の
底部押圧に対応できるようになっている。また、前記伸
縮体114は、図7に示されるように、複数の角柱ブロ
ック120を用いて構成され、これら角柱ブロック12
0をそれぞれ上下位置が交互の関係となるようにして連
結シャフト121を介して連結された第1及び第2の伸
縮部材114A、114Bを、各ブロック120の略中
間位置で交差するように組み合わせることによって構成
されている。
【0030】前記押圧ブロック117は、図6ないし図
8に示されるように、第1のブロック体117A及び第
2のブロック体117Bにより構成され、第1のブロッ
ク体117Aは、前記第1の伸縮部材114Aの先端に
軸支されている一方、第2のブロック体117Bは第2
の伸縮部材114Bの先端に軸支されている。各ブロッ
ク体117A、117Bは、図6に示されるように、板
状の連結板123、124を備えており、連結板123
の下端面及び連結板124の上端面とが相互に突き合さ
れる位置関係で配置されるようになっている。これによ
り、伸縮体114が全体として伸長した状態では、各ブ
ロック体117A、117Bが相互に離間する方向に拡
開する一方、伸縮体114が後退した状態では、各ブロ
ック体117A、117Bの相互間隔が狭くなるように
設けられている。
【0031】前記連結板123、124における端部に
は、図8に示されるように、連結管126、127がそ
れぞれ溶接等によって固定されている。一方の連結管1
26の下端には第1の伸縮部材114Aの一部を構成す
る最先端の角柱ブロック120が配置されるとともに、
この状態で連結シャフト121が遊挿され、この連結シ
ャフト121の両端は、上下二箇所の止めリング130
で固定されるようになっている。また、他方の連結管1
27の上端には、第2の伸縮部材114Bの一部を構成
する最先端の角柱ブロック120が配置され、同様に連
結シャフト121を遊挿した状態でその両端が止めリン
グ130で固定されるようになっている。そして、各伸
縮部材114A、114Bの最先端に位置する各角柱ブ
ロック120は、それらの中間で交差する部分に連結シ
ャフト121が遊挿され、その両端に止めリング130
が固定されるようになっている。
【0032】前記交差する部分における上下の止めリン
グ130の領域には、バネ掛けピン132、133がそ
れぞれ固定されるようになっており、これらのバネ掛け
ピン132、133には、コイルバネ135、136の
一端が係止されるとともに、これらコイルバネ135、
136の他端は、前記連結板123、124に固定され
たバネ掛けピン137、138にそれぞれ固定され、第
1及び第2のブロック体117A、117Bの先端面が
ガイドレール95と平行となるように設けられている。
【0033】前記伸縮体114を伸縮させるためのシリ
ンダ115は、図7に示されるように、シリンダ本体1
15Aと、このシリンダ本体115Aの軸方向に沿って
進退可能に設けられたピストンロッド115Bとにより
構成されており、このピストンロッド115Bには進退
ブロック140が連結されている。この進退ブロック1
40は、ベースプレート112に形成されたガイド14
1に沿って進退可能とされ、この進退ブロック140に
伸縮体114の一部が係合されて当該伸縮体114が伸
縮できるようになっている。なお、前記シリンダ115
は、そのシリンダ本体115Aの基端部に空気供給口1
42が設けられており、この空気供給口142は、図3
に示されるように、下部フレーム22の底部側に配置さ
れた空圧源145に適宜なホースを介して連結される。
【0034】前記プレス装置20の押圧ブロック117
と相対する位置に設けられたボルスタ105は、図6に
示されるように、前記押圧ブロック117の先端面と平
行な面を有する板状に形成されており、このボルスタ1
05は、進退手段150によって進退可能に支持されて
いる。なお、図2においては、図面の錯綜を回避するた
め、二点鎖線によって表されている。このボルスタ10
5は、本実施例では、三つのシリンダ151、152、
153によって構成されている。各シリンダ151〜1
53は、それぞれシリンダ本体151A、152A、1
53Aと、これらシリンダ本体151A、152A、1
53Aに進退可能に設けられたピストンロッド151
B、152B、153Bとを備えており、中央部のシリ
ンダ本体152Aは、下部フレーム22の底部側に配置
された空圧源155(図3参照)に適宜なホースを介し
て連結されるようになっており、これにより、前記ボル
スタ105の進退が行えるようになっている。
【0035】なお、図1ないし図3において、符号16
0は、下部フレーム22の一側に固定された制御部を示
し、この制御部160には、各種の操作ボタンが配置さ
れている。また、符号165は、函体12Aの浮き上が
り防止ガイドであり、搬送時の函体12Aの浮き上がり
を防ぐとともに、前記キッカ97と協働して開函状態を
維持した搬送を支援するようになっている。この浮き上
がり防止ガイド165は、第2の門型フレーム25に対
して、その脚間方向及び上下方向取り付け位置が適宜調
整可能に設けられている。
【0036】次に、前記実施例の作用について、図9な
いし図14をも参照しながら説明する。
【0037】まず、前記マガジン13内に、偏平に折り
畳まれた函素材12が多数積層状にして収納されている
ものと仮定し、この状態で、前記制御部160より所定
の操作ボタンを押して、モータ50を回転駆動させる。
【0038】モータ50が回転すると、前述した駆動伝
達手段14を介して第1の門型フレーム24に支持され
た回転軸27が回転し、この回転は、伝動軸30を介し
て第2の門型フレーム25に支持された回転軸28に伝
達される。これらの回転軸27及び28の回転により、
当該回転軸27、28に固定された各ギヤ35〜38が
回転し、これらギヤ35〜38に係合するギヤ70がそ
れぞれ回転することとなる。
【0039】前記ギヤ70の回転は、各素材送り手段1
5の回転軸72を、図4中矢印C方向にそれぞれ回転動
作させることとなる。
【0040】ここで、前記マガジン13内に収納された
函素材12の初期位置を図9に示される状態として仮定
すると、この状態では、第2の羽根75が供給方向側に
位置する最外部、すなわち最下部の函素材12の下面側
に係合しているため、当該函素材12の供給もしくは落
下は阻止されることとなる。
【0041】各回転軸72が所定角度回転し、図10に
示されるように、第2の羽根75が前記係合位置から外
れた時には、第1の羽根74が係合位置に達し、それま
で第2の羽根75で支持されていた最下部の函素材12
は、第1の羽根74上に落下することとなる。
【0042】更に回転軸72が回転すると、図11に示
されるように、一側の素材送り手段15にのみ設けられ
た押出駒76が函素材12側に次第に移動し、図11中
矢印D方向に函素材12を所定距離押し出すこととな
る。この時、各門型フレーム24、25の脚間に支持さ
れた正逆回転ロッド79、80にそれぞれ揺動可能に支
持された揺動アーム77、78も、図12に示されるよ
うに、同時に揺動しており、同図中左側の揺動アーム7
7は、次なる函素材12の供給方向側の面に対して当接
する位置に移動する一方、右側の揺動アーム78は、前
記押出駒76によって押し出された函素材12Aの上面
側に当接して当該領域を僅かに下方へ押し下げようと作
用する。
【0043】この状態で、回転軸72が所定角度回転す
るに従い、図13に示されるように、前記開函手段16
を構成する吸着パッド85が下方より次第に接近し、更
に回転軸72が回転すると、図14に示されるように、
第1の羽根74が最下部の函素材12への係合を解除し
た瞬間に、次なる函素材12は第2の羽根75によって
係合された状態を保持しつつ、最下部の函素材12が吸
着パッド85に吸着されて、斜め下方に引き出すことと
なる。
【0044】吸着パッド85によって引き出される函素
材12には、前述したフラップ折り畳み用のスリット1
2Dが形成されており、このスリット12Dは、その移
動軌跡上に予め位置決めされた開函用バー86を通過す
るが、スリット12Dの形成位置に対応した反搬送側の
フラップ12Bの内側面には開函用バー86が係合する
こととなる。
【0045】この状態で、吸着パッド85が更に下方に
移動すると、函素材12は、反搬送側のフラップ12B
が前述のように係合されることになるので、図14中二
点鎖線で示されるように、次第に開函されることとな
る。そして、吸着パッド85が最も下方位置に達すると
きに、函素材12の反搬送側フラップ12Bは、開函用
バー86による係合を脱出して、搬送手段17を構成す
るガイドレール95上に落とされることとなり、これに
よって、一枚の函素材12の供給が完了し、前述した動
作の繰り返しによって、順次一枚毎の函素材12の供給
と、開函とが行われることとなる。
【0046】前記ガイドレール95上に落とされた開函
済みの函体12Aは、前記搬送チェーン96に固定され
たキッカ97の移動に伴って、図1中矢印B方向に搬送
される。この際、前述の浮き上がり防止ガイド165に
よって函体12Aは浮き上がりが防止されるとともに、
キッカ97との相互作用によって開函状態が安定して維
持されるようになっている。
【0047】搬送過程では、図6に示されるように、底
形成が行われる。すなわち、ガイドレール95上を移動
する開函済みの函体12Aは、底部を形成する左右のフ
ラップのうち、搬送側に位置するフラップが湾曲ガイド
部101Aによって、内側に折り畳まれつつ、直進ガイ
ド部101Bで完全に内側に折り畳まれる。この一方、
反搬送側に位置するフラップ、すなわち、図6中右側の
フラップは、揺動バー100の実線位置を通過した直後
に、当該揺動バー100が二点鎖線で示される位置に揺
動することで、内側に折り畳まれることとなり、この状
態を保持したままガイドバー101で完全に折り畳まれ
る。
【0048】前記左右のフラップ折り畳みの直後には、
上下フラップの折り畳みも行われる。この折り畳みは、
ボルスタ105の一端から突設された上下一対の拡開バ
ー106、107により行われる。すなわち、上下フラ
ップが各拡開バー106、107の最先端領域内に入っ
た時に、これらの拡開バー106、107の傾斜角度に
応じて、次第に内側へ折り畳まれることとなる。そし
て、折り畳まれたときに、前記ガイドバー101の湾曲
ガイド部101Aによって、案内されつつ直進ガイド部
101Bによって完全に折り畳み状態を保持されながら
搬送される。
【0049】なお、本実施例では図示省略しているが、
開函済みの函12Aの底部形成過程で、左右のフラップ
が内側に折り畳まれる瞬間に、接着剤射出装置を介し
て、左右のフラップの外側面に接着剤が射出されるよう
になっており、これに上下のフラップが重ね合わされる
ように折り畳まれた時に、固定的な底部が形成されるよ
うになっている。
【0050】前記底部形成が行われた直後において、前
記プレス装置20の進出方向線上に函体12が搬送され
てきた時には、前述した接着剤による接着を完全に行う
ためのプレスが行われることとなる。
【0051】すなわち、初期状態では、プレス装置20
は、図2に示されるように、ガイドレール95に対して
後退した位置を保持するが、函体12が所定位置に達し
た時に、プレス装置20におけるシリンダ115のピス
トンロッド115Bが前進する一方、相対するボルスタ
105も各ピストンロッド151B、152B、153
Bの伸長によって前進しており、これにより、前記伸縮
体114の先端に設けられた押圧ブロック117が函体
12Aの底部内面側に達する。これと同時にボルスタ1
05も底部外面側に達し、これら両者による押圧で、前
述した接着剤による接着が完全に行われることとなる。
この際、前記伸縮体114は、複数の角柱ブロック12
0を交差するように組み合わされた第1及び第2の伸縮
部材114A、114Bにより構成されているため、伸
長した状態では押圧ブロック117を構成する第1及び
第2のブロック体117A及び117B間の相対間隔が
広げられ、押圧領域の拡大が図られるようになってい
る。
【0052】なお、本実施例における各動作部のタイミ
ングは、図示しないリミットスイッチあるいは各リンク
機構の回転角度調整等によって、一連の動作が相互に干
渉することなくスムースに同期できるように予め設定さ
れている。
【0053】以上のようにして、底部形成が完了した後
の函体12Aは、ガイドレール95上を更に搬送され、
各種のラインに搬送され、例えば、工業製品等の収納お
よび閉蓋を行った後、自動倉庫等に順次搬送されるよう
になっている。
【0054】従って、前記実施例によれば次のような効
果を得ることができる。
【0055】すなわち、マガジン13内に積層状に収納
された多数の函素材12の両端近傍に素材送り手段15
を設けるとともに、この素材送り手段15を構成する回
転軸72の軸方向に沿って第1の羽根74と第2の羽根
75を設け、かつ、供給方向側に位置する最下部の函素
材12に対して第1の羽根74による係合が解除される
時に、次なる函素材12を第2の羽根によって係合可能
としたから、間欠的な一枚毎の素材供給を確実に行うこ
とができるという効果がある。
【0056】また、最下部の函素材12の供給は、係合
解除によって行うものであるため、従来のような外的な
強制力が全く用いられていないため、素材供給に際して
函素材12に損傷をもたらす要因を有効に回避でき、ひ
いては、完成品としての函体12Aそのものの商品価値
を低減するという従来の不都合も確実に解消することが
可能となる。
【0057】また、前記実施例においては、一側の素材
送り手段15における第1の羽根74上に押出駒76を
設け、この押出駒76で最下部の函素材12を所定距離
水平方向に押し出した時に、一方の揺動アーム77が次
なる函素材12の下面に当接するとともに、他方の揺動
アーム78が最下部の函素材12の上面に当接して、下
方に若干押圧するという構成を採用したから、この動作
時に第2の羽根75が次なる函素材12の下面に極めて
スムースに入り込むことを援助することができ、一枚送
り動作を良好に維持することができるという効果があ
る。
【0058】更に、前記開函装置16は、吸着パッド8
5及び開函用バー86とにより構成し、吸着パッド85
が函素材12を吸着して下方に移動する際に、開函用バ
ー86が函素材12の上面側に位置するフラップ12B
の内側面に係合する構成を採用したから、確実な開函を
達成することが可能となる。この際、開函用バー86に
はフラップ12Bが一時的に係合することになるが、フ
ラップ12B自体は函素材12の胴体部分との連結部に
て容易に折り曲げられて係合状態から脱出されるもので
あるため、吸着による引き出し時に当該函素材を損傷す
る虞は考慮する必要もない。
【0059】なお、前記実施例においては、一側の素材
送り手段15における第1の羽根74に押出駒76を設
ける例について図示説明したが、第1の羽根74と第2
の羽根75の扇の拡開角度および相対位置関係によっ
て、段ボール製の函素材の間欠送りは実現できるため、
実施に際しては、押出駒76を省略することは可能であ
る。但し、本発明における素材供給装置が、プレス機械
等における板状素材の供給装置に適用されるような場合
には、素材対象が薄板金属等とされる場合が多いため、
前記押出駒76を設けた方が、次なる素材の下面側に第
2の羽根75を入り込ませる上では有利であろう。
【0060】また、前記実施例においては、マガジン1
3内に函素材12が水平状態となるように収納し、その
真下を供給方向とした場合について図示説明したが、本
発明はこれに限られるものではない。例えば、多数の函
素材12を斜め方向に多数積層可能なマガジンを設け、
この積層方向の延長線上に位置するマガジンの下方を供
給方向として構成すること等も差し支えない。
【0061】更に、本発明における供給装置及び供給方
法は、一片の段ボール材からなる板状素材の供給装置と
しても好適に用いることが可能である。すなわち、函体
内への被収納対象物が比較的に高重量物である場合にお
いては、函体の底部を補強するための段ボール材が敷設
されるが、この場合、開函済みの函体の上部開口を上向
きにして搬送し、この搬送過程で本発明の供給装置を適
用すれば、自動的な底部補強を一連のライン作業によっ
て行うことが可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
函素材等の板状素材に外的な付加を加えることなくスム
ースな供給を実現するとともに、強制供給用の吸着パッ
ドを不要にして構造の簡易化を実現することができる、
という従来にない優れた効果を奏する板状素材の供給装
置及び供給方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板状素材の供給装置及び供給方法
が製函機に適用された一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である
【図3】図1の右側面図である。
【図4】前記実施例における素材送り手段の要部を説明
するための概略斜視図である。
【図5】押出駒を備えた素材送り手段の要部斜視図であ
る。
【図6】開函済みの函体の底部を形成するフラップ折り
畳み手段および底部押圧用のプレス装置を示す概略斜視
図である。
【図7】前記プレス装置の動作を説明するための平面図
である。
【図8】前記プレス装置の要部分解斜視図である。
【図9】素材送り手段における初期の動作説明図である
【図10】図9の次の状態を示す素材送り手段の動作説
明図である。
【図11】図10の次の状態を示す素材送り手段の動作
説明図である。
【図12】図11の状態時における揺動アームの状態説
明図である。
【図13】図11の次の状態を示す素材送り手段の動作
説明図である。
【図14】図13の次の状態を示す素材送り手段の動作
説明図である。
【図15】従来の製函機における素材供給装置を説明す
るための概略構成図である。
【符号の説明】
12 板状素材としての函素材 13 マガジン 15 素材送り手段 72 回転軸 74 第1の羽根 75 第2の羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板状素材を積層状にしてマガジン
    内に配置し、これら板状素材を順次所定の供給方向側に
    供給可能に設けた板状素材の供給装置であって、前記供
    給方向側に位置する板状素材の両端近傍に、当該板状素
    材を支持しつつ一枚毎の送り出しを可能とする一対の素
    材送り手段がそれぞれ配置され、これら素材送り手段
    は、所定の駆動手段を介して回転される回転軸と、この
    回転軸上に所定間隔を隔てて配置されるとともに、前記
    板状素材に対して間欠的かつ略交互に係合する第1及び
    第2の羽根とにより構成され、前記供給方向側における
    最外部の板状素材に対して第1の羽根の係合が解除され
    たときに当該板状素材の供給を可能にする一方、次なる
    板状素材が第2の羽根に係合可能に設けられていること
    を特徴とする板状素材の供給装置。
  2. 【請求項2】 積層状態に収納された板状素材に対して
    間欠的かつ略交互に係合可能な第1及び第2の羽根を有
    する素材送り手段を用い、前記板状素材を所定の供給方
    向に一枚づつ供給する方法であって、前記供給方向側に
    おける最外部の板状素材に前記第1の羽根を係合させて
    おき、次いで、第1の羽根による前記係合を解除しつつ
    前記第2の羽根を次なる板状素材に係合させて前記最外
    部の板状素材の供給を可能とし、この後、第2の羽根に
    よる板状素材の係合を解除して第1の羽根に係合させ、
    この一連の動作を反復継続することによって一枚毎の供
    給を可能としたことを特徴とする板状素材の供給方法。
JP5120590A 1993-04-23 1993-04-23 板状素材の供給装置及び供給方法 Withdrawn JPH06305590A (ja)

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TW082110455A TW239852B (en) 1993-04-23 1993-12-09 Carton production machine, paperboard supply for the machine, and process of opening the carton
KR1019930030195A KR0127861B1 (ko) 1993-04-23 1993-12-28 제함기 및 제함기에 있어서의 박스 소재 공급 개함방법
IT94TO000195A IT1267427B1 (it) 1993-04-23 1994-03-18 Elemento formatore per scatole di cartone, metodo per alimentare delle scatole non finite in un elemento formatore di scatole di cartone, e

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308310A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Mitsubishi Materials Techno Corp 缶蓋の搬送装置用の切出板および缶蓋の搬送装置

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