JPH06304835A - 工作機械のストック用工具交換装置 - Google Patents

工作機械のストック用工具交換装置

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JPH06304835A
JPH06304835A JP9455793A JP9455793A JPH06304835A JP H06304835 A JPH06304835 A JP H06304835A JP 9455793 A JP9455793 A JP 9455793A JP 9455793 A JP9455793 A JP 9455793A JP H06304835 A JPH06304835 A JP H06304835A
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栄一 本間
Akira Ozawa
晃 小沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工作機械のスピンドルに対して所望の工具を迅
速かつ容易に交換することができ、しかも複数の工具を
効率的に交換することを可能にする。 【構成】複数の工具Tを保持して移動テーブル14に設
けられる工具マガジン64と、工作機械10の移動範囲
外に配設され、複数の工具Tを収容自在な工具ストッカ
66と、前記工具マガジン64と前記工具ストッカ66
との間で、所定の工具Tを把持しかつ姿勢変換して前記
所定の工具Tを受け渡す工具受け渡し機構68とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械と一体的に移
動する工具マガジンと、前記工作機械の動作外で複数の
工具を収容する工具ストッカとの間において所定の工具
を自動的に交換するための工作機械のストック用工具交
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、NC(数値制御)工作機械では、
単一のスピンドルによりワークに対して加工を行ってい
るため、複数の加工が必要なワークが用いられる際にそ
の加工効率が低下するという問題が指摘されている。こ
のため、この種の問題を解決すべく種々の改良がなされ
ている。
【0003】例えば、特公平4−66663号公報に開
示されているように、複数の工具を収納可能な工具マガ
ジンを用意し、前記工具マガジンと工作機械との間を移
動するキャリッジに装着された交換用アームを介し、該
工具マガジンと前記工作機械のスピンドルとの間で所定
の工具を自動的に交換する自動工具交換装置が知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、工具マガジンが工作機械の動作範囲外に
配設されており、キャリッジが前記工作機械と工具マガ
ジンとの間を移動されるとともに、このキャリッジに設
けられた交換用アームが回転、進退移動および旋回され
ることにより該工作機械のスピンドルと工具マガジンと
の間で工具を交換している。このため、工具交換作業に
かなりの時間がかかってしまい、特に工具の交換作業が
頻繁に行われる際、該工具交換作業の効率化が容易に遂
行されないという問題が指摘されている。
【0005】本発明はこの種の問題を解決するためのも
のであり、工作機械のスピンドルに対して所望の工具を
迅速かつ容易に交換することができ、しかも複数の工具
を効率的に交換することが可能な工作機械のストック用
工具交換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数の工具を保持して工作機械を構成
する移動テーブルに設けられるとともに、前記工作機械
のスピンドルとの間で工具交換機構を介して工具の自動
交換作業を行う工具マガジンと、前記工作機械の移動範
囲外に配設され、複数の工具を収容自在な工具ストッカ
と、前記工具マガジンと前記工具ストッカとの間で、所
定の工具を把持しかつ姿勢変換して前記所定の工具を受
け渡す工具受け渡し機構と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記の本発明に係る工作機械のストック用工具
交換装置では、工作機械を構成する移動テーブルに設け
られた工具マガジンに、所定の加工に必要とされる種類
の工具が収容されており、工具交換機構を介してこの工
具マガジンとスピンドルとの間で工具の交換作業が迅速
に遂行される。そして、多種類の異なる加工作業が行わ
れる際には、工具ストッカに収容されている複数の工具
が、工具受け渡し機構を介して工具マガジンに一旦受け
渡された後、工具交換機構の作用下にスピンドルに装着
される。従って、工具マガジンに収容可能な工具数以上
に多種類かつ多工程の加工作業が必要な場合に、工作機
械のスピンドルに所望の工具を迅速かつ容易に装着する
ことができ、工具交換作業の効率化が可能になる。
【0008】
【実施例】本発明に係るストック用工具交換装置につい
て、これを組み込む工作機械との関連で実施例を挙げ、
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0009】図1乃至図3において、参照符号10は、
本実施例に係るストック用工具交換装置を組み込む工作
機械を示す。この工作機械10は、基台12上に矢印X
方向に進退自在に配設される移動テーブル14と、この
移動テーブル14上に支持されて矢印Z方向に進退自在
な本体16と、この本体16の前面に設けられ第1サー
ボモータ18を介して昇降可能な第1昇降テーブル20
と、この第1昇降テーブル20の前面に設けられ第2サ
ーボモータ22を介して昇降可能な第2昇降テーブル2
4と、前記第1および第2昇降テーブル20、24に固
設されて上下方向に配列される第1および第2スピンド
ルユニット26、28とを備える。
【0010】基台12には、ガイドレール30a乃至3
0cと第1駆動モータ32とが固設され、この第1駆動
モータ32に連結されて矢印X方向に延びるボールねじ
34が移動テーブル14に設けられたナット部材36に
係合する(図3参照)。この移動テーブル14には、ガ
イドレール38、38と第2駆動モータ40とが固着さ
れ、この第2駆動モータ40に連結されて矢印Z方向に
延びるボールねじ42が本体16に係合する(図2参
照)。
【0011】第1サーボモータ18から鉛直下方向に向
かって延びるボールねじ44が、第1昇降テーブル20
に係合するとともに、第2サーボモータ22から鉛直下
方向に向かって延びるボールねじ46が、第2昇降テー
ブル24に係合する。第1および第2スピンドルユニッ
ト26、28は、スピンドル48、50を備え、このス
ピンドル48、50は、同一のモータまたはそれぞれ異
なるモータに連結されている。
【0012】このように構成される工作機械10に、本
実施に係るストック用工具交換装置60が装着される。
図1に示すように、このストック用工具交換装置60
は、複数の工具Tを保持して移動テーブル14に設けら
れ工作機械10のスピンドル48、50との間で工具交
換機構62を介して工具Tの自動交換作業を行う工具マ
ガジン64と、前記工作機械10の移動範囲外に配設さ
れ複数の工具Tを収容自在な工具ストッカ66と、前記
工具マガジン64と前記工具ストッカ66との間で、所
定の工具Tを把持しかつ姿勢変換して前記所定の工具T
を受け渡す工具受け渡し機構68とを備える。
【0013】図3および図4に示すように、工具交換機
構62は、本体16の側部に設けられる駆動ユニット7
0と、この駆動ユニット70に第1および第2スピンド
ルユニット26、28の軸線方向(矢印Z方向)に進退
自在に支持されるギヤケース72と、このギヤケース7
2に旋回可能に支持されるケーシング部材74と、この
ケーシング部材74に対し半径方向(矢印X方向)両側
に移動自在に装着され、第1および第2スピンドルユニ
ット26、28と工具マガジン64とに保持されている
それぞれ二以上の工具Tを同時に把持可能な工具把持手
段76とを備える。
【0014】駆動ユニット70は、モータ78を備えて
おり、このモータ78が、ギヤケース72およびケーシ
ング部材74を進退させるとともに、前記ケーシング部
材74を回転させ、さらに工具把持手段76を構成する
上下二つのチャック部材80a、80bと82a、82
bとを開閉させる機能を有している。
【0015】工具マガジン64は、多角形状(六角形
状)を有しており、取付部材84を介して移動テーブル
14の側部に支持されるとともに、この取付部材84に
固着されるモータ86を介して回転自在であり、その外
側部には、二本ずつ複数組の工具Tが工具ポット88を
介して取り外し自在に保持されている。
【0016】工具ストッカ66は、図1に示すように、
基台12の後方外部(移動テーブル14の移動範囲外)
に立設される一対の支柱90、90を備え、この支柱9
0、90の上部に枠体92が固着される。この枠体92
に駆動モータ94が装着され、この駆動モータ94によ
りエンドレス状の搬送チェーン96が周回走行する。搬
送チェーン96には、複数の工具ポット98が所定の間
隔ずつ離間して取着され、各工具ポット98に多工程に
対応すべく多種類の工具Tが保持されている。
【0017】図5に示すように、工具受け渡し機構68
は、基台12上で工具マガジン64と工具ストッカ66
との間に配設される支柱100を備え、この支柱100
に回転本体102が支持される。この支柱100には、
駆動シリンダ104が設けられ、この駆動シリンダ10
4から水平方向にラックバー106が延びており、この
ラックバー106が回転本体102に固着されたピニオ
ン108に噛合する。
【0018】図6に示すように、回転本体102には、
貫通孔110a、110bが互いに平行に設けられ、こ
の貫通孔110a、110bに、互いに異なる方向に向
かって外側棒体112a、112bが回転かつ進退自在
に挿入される。外側棒体112a、112bの外周面に
は、所定の長さにわたって複数の周溝114a、114
bが一条ずつ形成されるとともに、この周溝114aと
周溝114bとは、同期用ギヤ116に一体的に噛合し
ている。
【0019】外側棒体112a、112bの一端部から
所定の長さまで孔部118a、118bが形成され、そ
の一端部にスプライン溝部120a、120bが設けら
れる。この外側棒体112a、112bの他端部には、
開閉自在なチャック部122a、122bが装着され
る。
【0020】外側棒体112a、112bの孔部118
a、118bに、スプライン軸体124a、124bが
挿入され、このスプライン軸体124a、124bは、
スプライン溝部120a、120bに噛合するととも
に、その外部に突出する端部にチャック部126a、1
26bが開閉自在に装着される。
【0021】回転本体102には、外側棒体112a、
112bおよびスプライン軸体124a、124bを互
いに離間する方向に一体的に進退させるためのシフト機
構128が装着される。このシフト機構128は、回転
本体102に固着されるシフトシリンダ130を備え、
このシフトシリンダ130から延びるロッド132に連
結板134の端部が係合する。この連結板134は、ベ
アリング136a、136bを介して外側棒体112a
の端部とスプライン軸体124bの端部とを回転自在に
支持する。
【0022】スプライン軸体124aの端部と外側棒体
112bの端部とに、チャック部122a、122bお
よびチャック部126a、126bを一体的に揺動させ
るためのチャック部揺動機構138が装着される。この
チャック部揺動機構138は、スプライン軸体124a
の端部と外側棒体112bの端部とをベアリング140
a、140bを介して回転自在に支持するギヤケース1
42を備える。このギヤケース142には、駆動モータ
144が固着され、この駆動モータ144の回転軸14
6に駆動ギヤ148が固定される。この駆動ギヤ148
は、ギヤトレイン150を介して従動ギヤ152、15
4に噛合するとともに、この従動ギヤ152、154
は、スプライン軸体124a、外側棒体112bの端部
に固着されて互いに異なる方向に回転される。
【0023】図2に示すように、基台12上には、前述
した本体16の他、本体16aが移動テーブル14aを
介して個別に移動自在に配置されており、この本体16
と同一の構成要素には同一の参照数字に符号aを付して
その詳細な説明は省略する。前記本体16a側には、前
述したストック用工具交換装置60と同一のストック用
工具交換装置(図示せず)が装着されており、その詳細
な説明は省略する。
【0024】本体16、16aの前方には、ワークW
(図3参照)を位置決め保持するためのワーク取付台
(図示せず)が配設されている。
【0025】次に、このように構成されるストック用工
具交換装置60の動作について工作機械10との関連で
説明する。
【0026】先ず、ワーク取付台にワークWが所定の加
工姿勢で位置決め保持される一方、本体16に装着され
ている第1および第2スピンドルユニット26、28に
は、このワークWの加工作業に対応して所定の工具T、
Tが予め装着されている。そこで、この第1および第2
スピンドルユニット26、28に装着された工具T、T
は、一体的に回転駆動されるとともに、第1サーボモー
タ18および第2サーボモータ22の作用下にワークW
の加工部位に対応して夫々の高さ位置が調整される。
【0027】次いで、第1および第2スピンドルユニッ
ト26、28は、第1駆動モータ32が駆動されること
によりワークWに対して矢印X方向に位置決めされ、さ
らに第2駆動モータ40が駆動されることにより前記ワ
ークWの各加工部位に向かって(矢印Z方向前方)移動
される。
【0028】従って、上記の各動作を選択的に行うこと
により、第1および第2スピンドルユニット26、28
に装着されて回転している工具T、Tが、ワークWの所
定の加工部位に対し加工作業を自動的に遂行する。この
加工作業が終了した後、第2駆動モータ40が前記とは
逆方向に駆動され、本体16がワークWから離間する方
向に移動して工具T、TをワークWから離脱させる。そ
して、加工終了後のワークWがワーク取付台から取り外
され、このワーク取付台には新たな加工前のワークWが
取着され、前述した加工作業を行うことによりこのワー
クWに対する加工作業が遂行される。
【0029】次いで、種類の異なるワークWに対し加工
作業を行う場合、工具マガジン64がモータ86の作用
下に所定の角度だけ回転され、その外側部に保持されて
いる所望の工具T、Tが水平方向に向かって配置される
位置で停止される。一方、第1および第2サーボモータ
18、22が駆動され、第1および第2昇降テーブル2
0、24が上下方向に変位されて第1および第2スピン
ドルユニット26、28に装着されている工具T、Tが
ケーシング部材74の工具把持手段76の高さに対応し
て位置決めされる。
【0030】そこで、駆動ユニット70を構成するモー
タ78が駆動され、チャック部材80a、80bにより
工具マガジン64に保持されていた所望の工具T、Tが
把持される一方、チャック部材82a、82bによりス
ピンドル50、48に装着されている工具T、Tが把持
される。モータ78がさらに回転されると、ギヤケース
72およびケーシング部材74が前方に移動した後、こ
のケーシング部材74が180°旋回する。
【0031】次いで、ギヤケース72およびケーシング
部材74が後退することにより、チャック部材80a、
80bに把持された工具T、Tがスピンドル48、50
に装着されるとともに、チャック部材82a、82bに
把持された工具T、Tが工具マガジン64の工具ポット
88に保持される。そして、チャック部材80a、80
bおよび82a、82bが、それぞれ工具T、Tから離
脱してケーシング部材74の内方に移動し、工具交換作
業が終了する。
【0032】ところで、複数の工具Tを使用して多工程
の加工作業が必要なワークWを加工する場合、工具マガ
ジン64に保持されている数の工具Tでは不十分である
ことが多い。このため、本実施例では、複数の工具Tを
収容自在な工具ストッカ66が基台12の外方に配設さ
れており、工具受け渡し機構68を介して工具マガジン
64と前記工具ストッカ66との間で所定の工具Tを交
換する作業が自動的に行われている。
【0033】すなわち、移動テーブル14が基台12の
側部側に移動され、工具マガジン64が工具受け渡し機
構68に対応して配置される。ここで、シフト機構12
8を構成するシフトシリンダ130が駆動され、ロッド
132が外方に延びると、このロッド132に係合する
連結板134を介して外側棒体112aとスプライン軸
体124bとが一体的に外方(図8中、矢印A方向)に
移動し、チャック部122a、126bが工具ストッカ
66の工具ポット98、98に保持されている所定の工
具T、Tに対して位置決めされる。
【0034】その際、外側棒体112aが矢印A方向に
移動すると、この外側棒体112aの外周面に形成され
た周溝114aに噛合する同期用ギヤ116が、図8
中、矢印B方向に回転し、この同期用ギヤ116に噛合
する周溝114bを介して外側棒体112bが矢印A方
向とは反対側(矢印C方向)に移動する。この外側棒体
112bには、ギヤケース142を介してスプライン軸
体124aが連結されており、前記スプライン軸体12
4aが矢印C方向に移動する。これにより、チャック部
122b、126aが工具マガジン64の工具ポット8
8、88に保持されている所定の工具T、Tに対して位
置決めされる。
【0035】次に、チャック部揺動機構138を構成す
る駆動モータ144が駆動され、回転軸146と駆動ギ
ヤ148とが一体的に回転される。この駆動ギヤ148
にギヤトレイン150を介して噛合する従動ギヤ15
2、154は、スプライン軸体124a、外側棒体11
2bと一体的に回転されるとともに、外側棒体112
a、スプライン軸体124bが、スプライン溝部120
a、120bを介してこのスプライン軸体124a、外
側棒体112bと一体的に回転される。このため、チャ
ック部122a、122bおよびチャック部126a、
126bが一体的に揺動し、工具ストッカ66の工具ポ
ット98、98に保持されている所定の工具T、Tおよ
び工具マガジン64の工具ポット88、88に保持され
ている所定の工具T、Tが把持される(図7参照)。
【0036】さらに、シフトシリンダ130が駆動さ
れ、ロッド132が矢印C方向に移動されると、外側棒
体112a、112bおよびスプライン軸体124a、
124bが互いに近接する方向(内方向)に移動して、
チャック部122a、126bおよびチャック部122
b、126aに把持された工具Tが、工具ストッカ66
および工具マガジン64から取り出される。
【0037】そこで、駆動シリンダ104の作用下にラ
ックバー106が移動すると、このラックバー106に
噛合するピニオン108を介して回転本体102が18
0°だけ回転される。その後、シフトシリンダ130が
駆動され、チャック部122a、126bに把持されて
いる工具Tが、工具マガジン64の工具ポット88に保
持されるとともに、チャック部126a、122bに把
持されている工具Tが、工具ストッカ66の工具ポット
98に保持される。さらに、駆動モータ144が前記と
は逆方向に回転されてチャック部122a、122b、
126aおよび126bが工具Tから離脱され、シフト
シリンダ130の作用下に該チャック部122a、12
2b、126aおよび126bが退動される。
【0038】このように、本実施例では、工具マガジン
64に、所定のワークWの加工作業に必要な最少限の工
具Tが保持されており、工具交換機構62を介してこの
工具マガジン64とスピンドル48、50との間で所望
の工具Tの交換作業が迅速に遂行される。そして、複数
の工具Tを使用して多工程の加工作業が必要なワークW
を加工する場合には、多数の工具Tが収容されている工
具ストッカ66と工具マガジン64との間で、工具受け
渡し機構68を介して工具Tの交換作業が自動的に遂行
される。このため、工具マガジン64には、多数の工具
Tが順次供給されており、工具交換機構62を介してス
ピンドル48、50に多種類の工具Tを迅速に送り出す
ことができる。これにより、特に多種類の工具Tを使用
して多工程の加工作業が必要なワークWを加工する際
に、効率的な工具交換作業が容易かつ自動的に遂行され
るという効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る工作機械のストック用工具
交換装置によれば、以下の効果が得られる。
【0040】工作機械を構成する移動テーブルに設けら
れた工具マガジンと、前記工作機械の移動範囲外に配設
され複数の工具が保持されている工具ストッカとの間
で、工具受け渡し機構を介して工具の交換作業が自動的
に行われるため、特に多種類かつ多工程の加工作業が必
要な場合に、工具マガジンに所望の工具を順次保持させ
ることにより、該工作機械のスピンドルに所望の工具を
迅速かつ容易に装着することができる。これによって、
工具マガジンに収容可能な工具数よりも多い工具が使用
される際にも、スピンドルに対して所望の工具を効率的
かつ自動的に交換することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るストック用工具交換装置の側面説
明図である。
【図2】前記工具交換装置を組み込む工作機械の正面説
明図である。
【図3】前記工作機械の要部平面説明図である。
【図4】前記工具交換装置を構成する工具マガジン、工
具ストッカおよび工具受け渡し機構と工具交換機構の平
面図である。
【図5】前記工具交換装置を構成する工具受け渡し機構
の側面図である。
【図6】前記工具受け渡し機構の要部縦断面図である。
【図7】前記工具受け渡し機構の正面説明図である。
【図8】前記工具受け渡し機構の動作を説明する縦断面
図である。
【符号の説明】
10…工作機械 12、12a…基台 14、14a…移動テーブル 16、16a…本体 18、22…サーボモータ 26、26a、28、28a…スピンドルユニット 48、48a、50、50a…スピンドル 60、60a…工具交換装置 62…工具交換機構 64…工具マガジン 66…工具ストッカ 68…工具受け渡し機構 70…駆動ユニット 72…ギヤケース 74…ケーシング部材 76…工具把持手段 96…搬送チェーン 98…工具ポット 102…回転本体 104…駆動シリンダ 112a、112b…外側棒体 116…同期用ギヤ 122a、122b…チャック部 124a、124b…スプライン軸体 126a、126b…チャック部 128…シフト機構 130…シフトシリンダ 138…チャック部揺動機構 144…駆動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の工具を保持して工作機械を構成する
    移動テーブルに設けられるとともに、前記工作機械のス
    ピンドルとの間で工具交換機構を介して工具の自動交換
    作業を行う工具マガジンと、 前記工作機械の移動範囲外に配設され、複数の工具を収
    容自在な工具ストッカと、 前記工具マガジンと前記工具ストッカとの間で、所定の
    工具を把持しかつ姿勢変換して前記所定の工具を受け渡
    す工具受け渡し機構と、 を備えることを特徴とする工作機械のストック用工具交
    換装置。
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