JP2602068Y2 - 放電加工装置用電極交換装置 - Google Patents

放電加工装置用電極交換装置

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JP2602068Y2
JP2602068Y2 JP1993076899U JP7689993U JP2602068Y2 JP 2602068 Y2 JP2602068 Y2 JP 2602068Y2 JP 1993076899 U JP1993076899 U JP 1993076899U JP 7689993 U JP7689993 U JP 7689993U JP 2602068 Y2 JP2602068 Y2 JP 2602068Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案の装置は、特に大物の被加
工物を放電加工する放電加工装置に於て、複数の交換電
極を交換する電極交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に工具交換装置を備えた工作機械
は、加工工具と被加工物とを相対移動させて、被加工物
に切削加工を施し所望の形状に加工する。その加工は、
荒加工から仕上げ加工までを必ずしも1つの工具によっ
て行うことはない。なぜなら、現在ますます高精度、高
精密化の製品が要求されるために、複雑な加工をしなけ
ればならない。そのために複雑な形状の加工をなす、各
部分の加工形状に対応した工具が、前記荒加工から仕上
げ加工までの加工段階毎に応じて選択され、かつ工具は
頻繁に交換する必要があるので通常、各種複数の工具が
収納されている工具マガジン位置から加工装置本体の
ピンドル位置へ工具を搬送し交換する工具交換装置が前
記マガジン位置あるいは前記スピンドル位置に位置決め
するように制御されている。
【0003】この工具交換装置の概略構成は、交換アー
旋回軸に嵌合するピニオンとラックの噛合いによっ
て前記ラックに結合した駆動手段の駆動により、直線運
動から回転運動へ変換され、しかも前記旋回軸の軸線位
置は不変して成り、所定の方向に旋回される。また、前
記工具交換アームは前記旋回軸と結合されていて、前記
所定の方向へ位置決めした後、その旋回軸上端部に設け
られた駆動手段によって所定の高さ位置へ昇降移動され
【0004】ここで、工具交換アームの構成としては、
前記旋回軸を中心に交換アームが片側もしくは両側に設
けたものがある。前記両側の交換アームでは、前記旋回
軸の旋回動によって工具マガジン側の工具と、スピンド
ル側の工具を同時に把持した後、前記旋回軸を昇降させ
る前記駆動手段によって着脱動作を行なう。特に片側の
ものにあっては、前記交換アームの工具把持部が前進及
び後退するように構成されていて、工具を把持した後、
前記旋回軸の昇降移動により工具の着脱を行う。
【0005】しかし大物の被加工物を加工する大型工作
機械の工具交換装置に於いては、前記工具マガジン位置
と前記スピンドル位置との間が延長し、その上、工具の
大きさや重量が増加してしまう。
【0006】そしてその対策は例えば、米国特許第3,
161,951号公報、特公昭47−19675号
、特開昭62−152636号公報が開示されてい
る。その主な概要として、工具交換装置は加工装置本体
のスピンドル近傍に備えられ、しかも前記工具交換装置
とは別に工具を移動させる搬送ラインを増設し、前記工
具交換装置とシャトル及びストッカー等の工具移送部が
前記搬送ライン上を移動する中間の搬送装置との中継動
作をして、工具が受渡される構成としている。また他に
は工具を収納する円環状の工具マガジンは加工装置本体
の側面上部に配設し、かつ工具交換装置は中央部に配設
する。そして交換の際はスピンドルヘッドが該スピンド
ルヘッドのスピンドル位置と前記工具マガジン位置との
交換位置へ大幅に移動し、前記交換装置はスピンドルに
対しての平行移動と前記交換装置のアーム旋回、及び前
記中央部から前記スピンドル間で、工具の出入動作によ
り、工具交換装置の近傍で複数動作の組合せによって交
換動作を得る。さらには、多数の工具交換アームがスピ
ンドルを中心として放射状に有しており、そして前記ア
ームに連結したピニオンギアと中間ギアが、ラックギア
に結合した駆動手段により円弧運動してスピンドル軸内
口へ向けられた後、前記工具を前記スピンドル軸内口に
着脱させるための直線運動は、前記アームを別に設けら
れたもう一つの駆動手段により移動させて成る。従っ
て、前記交換動作における前記アームの旋回移動平行
移動は別々の駆動手段により行われる構成である。
【0007】ところで、上述した工具交換装置は切削加
工における工作機械に関するものである。一方、本考案
は、電極と被加工物とを所定の間隙において対向配置
し、電極と被加工物の間隙に放電電圧を印加して前記間
隙に放電を発生させると共に電極と被加工物とを相対移
動させて放電加工を施す放電加工装置であって、荒加工
から仕上げ加工までを複数の電極を加工段階毎に使い分
けて所望の形状に放電加工する場合に、複数の電極を交
換するための放電加工装置用の電極交換装置に関する
のである。
【0008】そこで、以下に、特に大物の被加工物を放
電加工する大型の放電加工装置であって、電極を収納す
る電極マガジン位置と放電加工装置のスピンドル位置と
の間が延長してしまう場合の従来の電極交換装置につい
て説明する。なお、通常の放電加工装置にあっては、加
工形態は異なるが、工具を交換する形式は殆ど大差がな
い。
【0009】図4は、従来の放電加工装置に取り付けら
れた電極交換装置全体の概略構成を示す平面図であ
る。図5は従来の電極交換装置の交換アームの構成を示
す側面図である。図4に示されるように、120は複数
の交換電極150bが電極マガジンポット120aによ
り吊持され収納されている電極マガジンである。100
、図示していない加工液を浸漬して収容した加工槽を
載置したX−Yテーブル上の被加工物と電極150aと
加工間隙に加工電圧パルスを印加して、周知の制御装
置により前記X−YテーブルがX,Y軸モータの駆動に
よる相対移動を施されて、前記被加工物を所定の形状に
放電加工する放電加工装置である。100aは、前記放
電加工装置100のスピンドルヘッド100bに内蔵し
て電極150aを保持すると共に、前記被加工物の対向
する方向に加工送りを行って放電加工し、交換電極15
0aを必要に応じて着脱可能にしたスピンドルである。
電極交換装置は前記電極マガジンポット120a位置と
前記スピンドル100a位置との間L の間に設けら
れ、そして前記電極交換装置の旋回軸2は、該旋回軸の
一端に交換アーム30を結合すると共に、その一端を中
心として所定の搬送径路Lを往復旋回するように配設
されている。また旋回軸2は、前記Lの距離と前記交
換アーム30の長さとの関係から旋回軸中心位置が決定
されるよう支持固定されている。
【0010】次に図5において、前記電極交換装置は前
述した通りの位置に配設され、該交換装置の旋回軸2
は、一端側に前記交換アーム30が結合している。該交
換アーム30の基体30aはアクチュエータ30eを内
蔵し固定され、また基体30aにはガイドバー30dを
固定すると共に該ガイドバー30dには電極把持部30
cが手動可能に配設されている。そして前記電極把持部
30cは前記交換電極150を解放可能にし、かつ前記
アクチュエータ30eに結合したピストン軸30bの駆
動により進退駆動する。前記アクチュエータ30eのピ
ストン軸30bは加圧流体供給装置140から管路14
0c及び140dを通って加圧流体の供給または排出に
より進退駆動する。
【0011】一方、前記旋回軸2の他端側には、アクチ
ュエータ2cのピストン軸2bが連結し、該ピストン軸
2bは加圧流体供給装置140から管路140a及び1
40bを通って加圧流体の供給または排出により進退駆
動して昇降作動する。
【0012】尚、加圧流体供給装置からの加圧流体の供
給または排出は、図示していない供給側の弁の切換作動
によるので、1つの管路が供給と排出を兼用することに
なり、例えば、前記ピストン軸2bが前進作動ならば管
路140aが供給側となり、管路140bが排出側とな
る。そして後退作動ならば、管路140aと管路140
bは逆になる。そして、前記は字部30cは前記マガジ
ンポット120aまたは前記スピンドル100aの各々
の脱着位置に向けられた時、確実に装着または抜き取る
ために進退駆動させる様に構成され、前記旋回軸2と一
体型に形成した交換アーム30であっても良い。
【0013】次に動作を説明する。まず前段階として荒
加工が終了した後、定位置で待機する交換アームが搬送
経路Lに沿ってマガジンポット120aの位置からス
ピンドル100aの位置へ旋回移動する。そして前記ス
ピンドル100a所定の位置で制御装置130の信号
よる、前記アクチュエータ30eの管路140cへの
加圧流体供給装置140からの加圧流体の供給と、管路
140dから前記アクチュエータ30eへの排出との同
期作動によって、電極把持部30cが前進駆動し、使用
済み電極150aを掴み、そして該電極150aは前記
同様にしてピストン軸2bの前進駆動によって交換アー
ム30が下降作動して抜き取る。その後、交換アーム3
0はマガジンポット120aへ旋回し、前記ピストン軸
2bの後退駆動によりマガジンポット120aの所定の
位置に到達し、そして電極把持部30cが後退作動する
ことによって前記電極150aの収納が完了する。
【0014】尚、上記交換動作中はマガジンポット12
0aのローテーション動作が行われると共に前記使用済
み電極予め定められた前記マガジンポット位置に収納さ
れる。
【0015】しかる後に、前記マガジンポット120a
のローテーションによって選択された次の電極150b
は、電極把持部30cの前進駆動によって掴まれ、そし
て交換アーム30が下降して電極150bをマガジンポ
ット120aから抜き取る。その後、交換アーム30を
旋回させてスピンドル100aの軸線に合致させ、続い
て交換アーム30が上昇することにより前記次の電極1
50bがスピンドル100aに装着され、電極把持部3
0cが後退駆動して交換動作が完了する。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うな構成に於て、電極の大きさが大きくなればなるほ
ど、電極マガジン位置からスピンドル位置までの間が長
い移動径路にならざる得ないから、電極交換装置の他に
電極の受渡しを中継する搬送装置を増設するか、交換ア
ームを長くするかしなければならない。前記搬送装置を
増設した場合は、必然的に電極交換装置の構成は非常に
複雑になる。一方、交換アームを長くした場合には、電
極交換装置全体が大型化して、動作領域や占有面積が拡
大して危険を増すことになり、カバー材や保護部材が必
要になるという問題点がある。また、交換アームが長く
なると、大型の電極を支えるために交換アームの関連部
材を頑丈に構成しなければならず、交換アーム自体が大
型になり重量が大きくなってしまうという問題点があ
る。さらに、平行運動と旋回運動を別々に駆動させ、し
かも別々の駆動装置で駆動させるため、部品点数が多く
なると同時に制御複雑になるという問題点もある。
【0017】本考案の目的は、大物の被加工物を放電加
するためにマガジン位置とスピンドル位置との電極を
交換する移動経路が長くなる大型の放電加工装置に設け
られる、新規な放電加工装置の電極交換装置を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本考案は、放電加工装置
に設けられたスピンドルと、前記放電加工装置に隣接し
て設けられ複数の交換電極を授受可能に収納する電極マ
ガジンと、前記スピンドルと前記電極マガジンとの略中
間で放電加工装置に取り付けられた枠体と、前記電極マ
ガジンと前記スピンドルとを結ぶ方向に延びるように前
記枠体に取り付けられたラックギアと、前記ラックギア
と平行に前 記枠体に設けられたガイドレールと、前記ガ
イドレールに沿って摺動するスライドガイドに固定して
設けた軸受と、前記軸受に設けられる旋回軸と、前記ラ
ックギアに噛合うように軸方向に摺動可能に前記旋回軸
に設けられたピニオンギアと、前記旋回軸を上昇及び下
降させる駆動装置と、前記旋回軸の下端に設けられ前記
電極を把持可能な電極把持部を一端に備えた交換アーム
と、前記交換アームの基体に設けられ前記交換アームを
前進ないし後退させる駆動装置と、前記枠体と前記軸受
との間に設けられ前記軸受を前記ガイドレールに沿って
平行移動させると同時に前記ラックギアと前記ピニオン
ギアを介して前記旋回軸を旋回させる駆動装置と、を設
けたものである。
【0019】
【作用】複数の交換電極を授受可能にして収納した電極
マガジン位置と放電加工装置のスピンドル位置との間の
所定の移動経路上に配設した電極交換装置は交換電極
を把持または解放可能な把持部を有した交換アームを旋
回軸に結合し、前記旋回軸を保持した移動案内装置に結
合したアクチュエータの駆動により、前記移動案内装置
の移動体が所定の移動経路に沿って移動することで、
記交換アームは、前記所定の移動経路を平行移動しなが
旋回移動の同時移動を可能とし、延長した両位置間で
あっても一駆動装置で一動作によって搬送することがで
きる。
【0020】
【考案の実施例】図1は、本考案による放電加工装置用
の電極交換装置を表し、そして電極を収納する電極マガ
ジンと放電加工装置本機に内蔵してあるスピンドルの位
置関係を表す図である。図2は本考案の電極交換装置に
おける各部分の主構成を示す側面図である。図3は本考
案の電極交換装置における各部分の主構成を示す正面図
である。以下図1乃至図3を参照して電極交換装置の説
明をする。尚、従来と同様な部分の構成は同一符号と
し、説明を一部省略する。前記電極交換装置は電極を収
納する電極マガジン120のマガジンポット120aと
放電加工装置100のスピンドル100aとの間L
配置し、主として交換電極を保持する交換アームがスピ
ンドル軸線の垂直方向に平行移動する構成と旋回移動
る構成と大別することができる。まず旋回移動する主な
構成として、旋回軸2は該軸の上方端部にアクチュエー
タ2cのピストン軸2bを駆動することによって上昇及
び下降移動する。そして下方端部には交換アームの基体
30aがフランジ部材2aを介してボルト30fによっ
て強固に固定されている。交換アーム30は電極把持部
30cによって電極を把持あるいは解放可能になってお
り、そして基体30aに内蔵されているアクチュエータ
30eのピストン軸30bは電極把持部30cと連結さ
れて、該電極把持部30cはガイドバー30dに沿って
前進及び後退移動する。ピニオンギア3は前記旋回軸2
に滑りキー2dを軸方向に摺動可能に嵌合され、かつラ
ックギア4に沿って噛合しながら回転移動する。軸受9
は前記旋回軸2を包皮保持しつつ該旋回軸の回転、及び
前記アクチュエータ2cによる軸方向の昇降動作を円滑
に成し得るように構成されている。尚、好ましくは滑り
軸受を用いると良い。
【0021】次にスピンドル軸線の垂直方向に移動する
構成として、枠体1は前記放電加工装置100本体と前
記マガジン120との略中間に位置する所で溶接もしく
はボルトによって固定されている。尚、枠体1はマガジ
ンポット120aとスピンドル100aの間の前記交換
電極の搬送径路Lに於ける交換アーム30の長さと後
述するアクチュエータの駆動ストローク量に同一の移動
径路Lによって決定される。枠体1の上部側では、リ
ブ10aが該枠体の剛性を高めるために補強部材として
溶接されてある。そして上板11には前記ラックギア4
がボルトにより位置決め固定され、かつ前記リブ10a
とも固定されている。ガイドレール6aは横板12aに
ボルトによって位置決め固定し、同時にその横板12a
は前記リブ10aの板厚面側と上板11の裏面側との両
側に溶接して固定されている。スライドガイド5aは前
記ガイドレール6aに沿って摺動し、かつ前記軸受9上
部側と強固に固着されている。一方、枠体1の下部側で
は、上部側と略同様に横板12bがリブ10bに固定さ
れ、かつガイドレール6bは横板12bにボルトによっ
て位置決め固定されている。キー13はガイドレール
bを位置調整可能に設けられている。またこのキー13
は上部側のガイドレール6aに設けて位置調整しても良
い。スライドガイド5bはガイドレール6bに沿って摺
動し、かつ前記軸受9下部側と強固に固着されている。
【0022】従って、前記軸受9は前記上部側及び下部
側の両方のスライドガイド5a及び5bに固着し、かつ
前記スライドガイド5a及び5bがガイドレール6a及
び6bに少なくとも前記移動経路L分以上、直線移動
可能に嵌合してなる。
【0023】アクチュエータ7はガイドレール6aと6
bとで挟まれる略中間位置に並列に配置し、ブラケット
14を介してボルト15により位置決め固定されてい
る。前記アクチュエータのピストン軸8端部は取付金具
16を介して軸受9に連結固着されている。そして軸受
9は加圧流体供給装置140からの加圧流体によってア
クチュエータ7を駆動させて上述したガイドレールに沿
って、アクチュエータ7のストローク量に相当する移動
経路L 分移動することができる。
【0024】次に動作の説明をする。まず、前工程とし
て放電加工装置100のスピンドル100aに電極15
0aが装着されていて電極マガジン120のマガジン
ポット120aは使用済の電極を収納するためにローテ
ーションする。そして制御装置130からの信号によ
り、加圧流体供給装置140から加圧流体の供給によっ
てアクチュエータ7を駆動させて、ピストン軸8が前進
すると軸受9がガイドレール6a及び6bに沿って、ア
クチュエータ7のストローク量に相当する移動経路L
分を移動しながら同時に、旋回軸2は枠体1に固定され
ているラックギア4に沿って該旋回軸に嵌合するピニオ
ンギア3が回転し、旋回軸2の下端側に結合した交換ア
ーム30の電極把持部30cに把持された電極は平行移
動と旋回移動の同時移動することにより、前記マガジン
ポットから前記スピンドルへの搬送経路Lに沿って移
動する。その後、電極把持部30cは基体30aに内蔵
したアクチュエータ7の駆動により前進してスピンドル
100aに装着されている電極150aを掴み、そして
旋回軸2は上端側にあるアクチュエータ2cの駆動によ
って下降し、電極150aはスピンドル100aから
き取られ、続いて、アクチュエータ7のピストン軸8の
駆動によって交換アーム30は後退移動し、スピンドル
100aからマガジンポット120aへ上述した方向と
は逆に移動する。そして使用済み電極150aは前記ピ
ストン軸8の前進移動によりマガジンポット120aの
軸線位置に合致させる。しかる後に、使用済み電極15
0aは旋回軸2を上昇させてマガジンポット120aに
収納され、次いで電極把持部30cは後退駆動して使用
済み電極150aの収納が完了する。
【0025】ここで次工程のための新たな電極と交換す
るため、交換アームは前記後退動完了時の位置で待機し
たままマガジンポット120aはローテーションして次
の電極150bを選択する。その後、選択された新たな
電極150bは上述した動作と同様に行うことによっ
て、スピンドル100aに装着される。
【0026】尚、電極把持部30cの前進及び後退は確
実かつ正確にスピンドル又はマガジンポットに着脱させ
るための位置決め動作であって、前記前進及び後退の移
動量は着脱位置を修正する程度であり、必ずしもこのよ
うな構成にしなくともよい。
【0027】
【考案の効果】本考案によれば、一つの駆動装置で平行
移動と旋回移動とを同時に行える構成としたので、電極
の大きさが大きくなって、マガジン位置からスピンドル
位置までの間が長い移動径路にならざる得ない場合で
も、電極交換装置の構成は比較的簡単であって、かつ交
換アームの搬送経路を比較的小さくでき、動作領域や占
有面積、あるいは交換装置全体が必要以上に大きくなる
ことがない。そして、交換アーム自体も大きくする必要
がないから、大型電極であっても、高精度に交換し得る
効果を奏する。また、電極交換装置の他に電極の受渡し
を中継する搬送装置を増設したり、交換アームを極端に
長くする必要がなくなるので、電極交換装置が非常に複
雑になったり、動作領域や占有面積が拡大したり、交換
アーム自体の重量が大きくなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電極交換装置の電極移動経路を示
す平面図である。
【図2】本考案に係る電極交換装置を示す正面図であ
る。
【図3】図2に示す電極交換装置の側面図である。
【図4】従来の電極交換装置の電極移動経路を示す平面
図である。
【図5】従来の電極交換装置を構成する正面図である。
【符号の説明】
2 旋回軸 3 ピニオンギア 4 ラックギア 5a,5b スライドガイド 6a,6b ガイドレール 7 アクチュエータ 9 軸受 30 アーム部 100a スピンドル 120a マガジンポット 150 電極 L,L 搬送経路 L 移動経路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電加工装置に設けられたスピンドル
    と、 前記放電加工装置に隣接して設けられ複数の交換電極を
    授受可能に収納する電極マガジンと、 前記スピンドルと前記電極マガジンとの略中間で放電加
    工装置に取り付けられた枠体と、 前記電極マガジンと前記スピンドルとを結ぶ方向に延び
    るように前記枠体に取り付けられたラックギアと、 前記ラックギアと平行に前記枠体に設けられたガイドレ
    ールと、 前記ガイドレールに沿って摺動するスライドガイドに固
    定して設けた軸受と、 前記軸受に設けられる旋回軸と、 前記ラックギアに噛合うように軸方向に摺動可能に前記
    旋回軸に設けられたピニオンギアと、 前記旋回軸を上昇及び下降させる駆動装置と、 前記旋回軸の下端に設けられ前記電極を把持可能な電極
    把持部を一端に備えた交換アームと、 前記交換アームの基体に設けられ前記交換アームを前進
    ないし後退させる駆動装置と、 前記枠体と前記軸受との間に設けられ前記軸受を前記ガ
    イドレールに沿って平行移動させると同時に前記ラック
    ギアと前記ピニオンギアを介して前記旋回軸を旋回させ
    る駆動装置と、 を備えた放電加工装置用電極交換装置。
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