JPH06304679A - 加工用治具 - Google Patents

加工用治具

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JPH06304679A
JPH06304679A JP5099589A JP9958993A JPH06304679A JP H06304679 A JPH06304679 A JP H06304679A JP 5099589 A JP5099589 A JP 5099589A JP 9958993 A JP9958993 A JP 9958993A JP H06304679 A JPH06304679 A JP H06304679A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】基体表面に摺動面における表面粗さRmaxが
1μm以下であり、且つ摺動面に存在する0.5μm以
上のボイド状欠陥の存在密度が1mm2 当たり106
以下の硬質炭素膜を形成することによりアルミニウムな
どの軟質金属を含有する金属あるいは合金の表面に有機
質膜が形成された金属を加工するための加工用治具を提
供する。 【効果】摩擦係数が小さく、優れた耐摩耗性を有し、軟
質金属の治具への溶着を抑制すると同時に有機質膜に傷
をつけることなく加工することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムや軟鉄な
どの軟質金属の表面に有機質膜が形成された金属を加工
し、例えば缶などの容器を製造するための加工用治具に
関する。
【0002】
【従来技術】従来より、塑性変形を用いた金属加工法と
しては、圧延加工、引抜加工、せん断加工、曲げ加工、
絞り加工、圧縮加工、転造などが知られている。これら
の加工を行うには、被加工金属を塑性変形させるために
ポンチやダイスなどの加工用治具が用いられている。
【0003】これらの治具は、被加工金属と接触し、場
合によっては摺動しながら塑性変形を行わしめるため
に、治具自体耐摩耗性が高く、摩擦係数が低い、即ち摺
動特性に優れていることが要求されている。このような
観点から従来より加工用治具としては超硬合金製のもの
が最も一般的に用いられている。
【0004】また、特に缶詰、清涼飲料缶、ビール缶な
どの食料貯蔵用容器においては、食品中の成分による缶
材料の腐蝕や、缶材料成分の食品への漏出を防止するた
めに、アルミニウムや軟鉄などの金属の表面に薄い有機
質膜が被覆されている。この有機質膜は、おもにエポキ
シ系の樹脂やPET(ポリエチレンテレフタレート)な
どからなり、厚さは数μmと非常に薄い。これらの容器
を加工する際には、有機質膜上から金属を塑性変形させ
なければならないが、加工時にフィルムに傷がついて缶
材料が露出すると、食品を汚染したり、食品による缶材
料の腐蝕が生じたりする原因となる。そのため、加工時
にフィルムを破損しないように超硬合金製の治具を鏡面
研磨し、その鏡面部を用いて加工することが一般的に行
われている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、加工
用治具として超硬合金などの焼結体を用いる場合、焼結
体中には微小なボイドが必然的に存在し、超硬合金の表
面を鏡面加工してもその鏡面にはそのボイドが露出して
いる。このように表面にボイドが存在するような治具を
用いて軟質金属を加工した場合、ボイドに金属が詰ま
り、溶着するビルドアップ現象が生じ、これにより加工
後の金属製品の表面に荒れが生じるといった問題があ
る。そのため、治具を再使用するために治具の表面をダ
イヤモンド粉などで再研磨する工程が必要となり、それ
に伴い治具自体の寸法が変化するなどの問題が生じる。
【0006】また、表面に有機質膜が形成された金属を
超硬合金製治具により加工する場合、長期間にわたって
有機質膜と摺動させると有機質膜が加工用治具の表面に
凝着を起こすという問題がある。治具の表面でこのよう
な凝着が起こると、摺動面で有機質同士が高摩擦係数で
摺動することになるため、被加工金属表面の有機質膜が
破損しやすくなり、治具を再度研磨する必要が生ずると
いう問題があった。
【0007】さらに、有機質膜が部分的に被覆形成され
た金属を加工する場合には、有機質膜と治具が摺動する
のと同時に、有機質膜が存在しない被加工金属のエッジ
部とも治具が摺動するため、治具として有機質膜との摺
動特性が良好であると同時にビルドアップ現象が生じに
くいことが要求されるが、従来の治具では金属とビルド
アップが必然的に生じるために加工時にビルドアップし
た部分により有機質膜の破損が頻繁に起こるのが現状で
あった。
【0008】また、最近では製品の軽量化、低コスト化
に際して、例えば絞り加工などを行う場合に製品の肉厚
を薄くする傾向にある。このような場合、成型圧を小さ
くすることが必要であるが、従来の治具では摩擦係数が
高いため、有機質膜に傷が入りやすく、成型圧力を下げ
ることが困難であった。
【0009】これらの問題を解消するために固体又は液
体の潤滑剤が用いられているが、これらの効果も十分で
なく、長期間の使用により前述したような治具の表面状
態が悪化し、製品に対して悪影響を及ぼすことは避けら
れないのが現状であった。また、前述したような食品保
存用容器のような用途においては、食品の汚染を防ぐ意
味でも、潤滑剤はできる限り使用を抑えるのが望まし
い。
【0010】また、最近では、金属加工用治具の表面に
ダイヤモンド膜を形成して耐摩耗性を向上させることも
提案されているが、摩擦係数低減の点について十分に検
討されておらず、まして軟質金属の加工における溶着や
有機質膜の破損などの問題については全く検討されてい
ない。
【0011】よって、本発明の目的は、アルミニウムや
軟鉄などを含む軟質金属、特にその表面が有機質膜によ
って覆われているものを加工する際に、優れた摺動特性
を有し、金属の溶着や有機質膜の破損や凝着を抑制する
ことのできる長寿命の加工用治具を提供することを目的
とするものである。
【0012】
【問題点を解決するための手段】本発明者は上記目的に
対して検討を重ね、加工用治具に対して硬質炭素膜を形
成する場合の各種の成膜方法や、生成される炭素膜の特
性、表面形状について詳細に検討したところ、所定の母
材の表面にその摺動面における表面粗さRmaxが1μ
m以下と表面平滑性に優れ、しかも表面部に存在する
0.5μm以上の微小なボイド状欠陥の存在密度が1m
2 当たり106 個以下の硬質炭素膜を被覆形成した加
工用治具を有機質膜が被覆された金属を加工するための
治具として用いることにより前記目的が達成されること
を知見した。なお、ここでいう微小なボイド状欠陥とは
膜の表面に存在する孔部ないし凹部を指す。
【0013】以下、本発明を詳述する。本発明の加工用
治具は、所定の母材の表面に形成する硬質炭素膜を被覆
してなるものであるが、特にその膜の表面粗さを1μm
以下に制御することが重要である。これは、被加工物と
の接触部において治具の表面粗さが加工後の製品の表面
状態に大きく影響を与えるためで、膜の表面粗さが1μ
mを越えると、軟質金属や有機質膜との摺動時に炭素膜
に金属が付着して、加工製品の表面が荒れたり、有機質
膜が破損したりする原因となるためで、特に0.5μm
以下であることが望ましい。
【0014】なお、成膜後の炭素膜の表面粗さがこの範
囲内であることが最もよいが、成膜後の表面粗さRma
xが1μmを越えるような場合には膜を研磨することに
よって表面粗さを調整することが可能である。
【0015】また、本発明によれば、被覆膜の表面部に
存在する0.5μm以上のボイド状欠陥の存在密度が1
mm2 当たり106 個以下であることが重要である。こ
れは、被加工物表面の有機質膜と摺動する時に、有機質
膜がボイド欠陥部に入り込んでちぎれ、炭素膜の摺動面
に残存するという現象が観察されるが、この表面に残存
する有機質膜と被加工物表面の有機質膜同士が溶着しあ
って、有機質膜の破損を招来せしめる原因となるからで
ある。
【0016】なお、本発明において、加工用治具の母材
としては特に限定されるものではないが、例えば窒化ケ
イ素、炭化ケイ素などのセラミックス材料の他にWC−
Co系超硬合金やTiC、TiCNを主成分とするサー
メットなどを用いることができるが、これらの中でも特
に、窒化ケイ素を主体とするセラミックスが炭素膜との
付着力が高いことから、これを用いることが望ましい。
【0017】本発明の加工用治具における硬質炭素膜を
形成するには、一般的なマイクロ波プラズマCVD法、
熱フィラメントCVD法、高周波プラズマCVD法、熱
プラズマCVD法などが知られているが、これらの方法
は、一般に成膜できる領域が小さいため、本発明の加工
用治具の必要な部位前面に成膜するためには、何度かに
分けて成膜しなければならない。また、熱フィラメント
法の場合は、治具形状にあわせてフィラメントを張るこ
とにより、ある程度大きな面積にも成膜は可能である
が、毎回張り替えるなどの操作を必要とするため、汎用
性、生産性に欠けるという問題がある。
【0018】そこで、本発明における加工用治具を製造
するためには、成膜方法として、電子サイクロトロンプ
ラズマCVD法(以下、ECRプラズマ法という)を採
用する。この方法による製造方法について、図1をもと
に説明する。反応炉1内には炭素膜が形成される母材2
が設置されている。また、反応炉の周囲には反応炉内に
プラズマを発生させるためのマイクロ波発生装置3およ
び磁界を発生させるための電磁コイル4が配置されてい
る。
【0019】かかる装置を用いて成膜する場合には、反
応炉内に炭素膜生成用ガスとして少なくとも炭素を含有
する原料ガスを、場合により水素などのキャリアガスと
共にガス導入路5を経由して炉内に導入する。そして、
反応炉内を圧力1torr以下の低圧力に維持すると同
時に、導波管6により2.45GHzのマイクロ波を炉
内に導入する。それと同時に電磁コイル4により約87
5ガウス以上のレベルの磁界を印加する。これにより、
電子はサイクロトロン周波数f=eB/2πm(e:電
子の電荷、B:磁束密度、m:電子の質量)に基づき、
サイクロトロン運動を起こす。この周波数がマイクロ波
の周波数(2.45GHz)と一致するとき、即ち、磁
束密度Bが875ガウスとなる時に、電子サイクロトロ
ン共鳴が生じる。これにより電子はマイクロ波のエネル
ギーを著しく吸収して加速され、中性分子に衝突し電離
を起こさせ、低圧力でも高密度のプラズマを生成するよ
うになる。なお、このときの基体の温度を150〜12
00℃に保持することにより、基体表面に硬質炭素膜を
形成することができる。
【0020】上記製造方法において用いられる炭素含有
原料ガスとしては、メタン、エタン、プロパンなどの炭
化水素ガスの他にCxHyOz(x、y、zはいずれも
1以上)で示されるような有機化合物やCO、CO2
どのガスを用いることもできる。
【0021】これらのガスの配合比率や種類は、特開昭
60−19197号や特開昭61−183198号など
に開示される公知の方法のいずれを用いても本発明の効
果に何ら影響を及ぼさない。
【0022】本発明によれば、硬質炭素膜表面のボイド
数を低減する方法としては、まず硬質炭素膜を被覆する
基体表面の表面粗さが小さく、且つボイドが少ないこと
がよい。これは基体の凹凸が薄い硬質炭素膜の摺動面に
反映されるためであり、具体的には基体の表面粗さRm
axが1μm以下であり、また焼結体の密度が99%以
上であることが望ましい。このような高密度の焼結体は
例えば公知の熱間静水圧焼成法に基づき1000気圧以
上の高圧下で焼成することにより得ることができる。
【0023】また、硬質炭素膜のボイドはダイヤモンド
膜の結晶性にも影響される。つまり、結晶性が高いダイ
ヤモンド膜では膜を構成するダイヤモンド粒子が多角形
状に大きく成長するために、膜表面における粒子間に隙
間が多量に存在し、この隙間がボイドを形成することに
なる。これに対して、成膜過程で炭素源ガスを適正量よ
り比較的多量に導入すると、基体表面での炭素のダイヤ
モンド化よりも炭素が過剰に供給されるために、ダイヤ
モンド以外の炭素質が析出し膜の結晶性はわずかに低下
する。このように結晶性がわずかに低い膜では、ダイヤ
モンドの粒成長が抑制されるために、粒子が微細化する
と同時に隙間が炭素質により埋められるために、ボイド
の少ない硬質炭素膜を形成することができる。
【0024】本発明の加工用治具は、有機質膜が被覆さ
れたアルミニウム、軟鉄あるいはこれらを主体とする合
金などの材料を加工する際に有効であり、治具として
は、例えば食料品の缶詰や飲料水の製缶工程で、絞り加
工に用いられるダイス、ポンチなどに有用である。
【0025】
【作用】本発明によれば、加工用治具の表面にダイヤモ
ンドなどの硬質炭素膜を形成するとともに、その表面粗
さが小さく、且つ表面部に存在する微小なボイド状欠陥
の存在密度を所定以下に制御することにより、すぐれた
耐摩耗性を有すると同時に被加工物を傷つけることなく
被加工物の加工が可能となる。
【0026】これにより、有機質膜が被覆されたアルミ
ニウムや軟鉄などの金属を加工する際に、被加工物との
接触においてすぐれた耐摩耗性を有するとともに摩擦係
数を小さくすることができるとともに、上記軟質金属の
治具への溶着を抑制することができる。金属の溶着が防
止されるため、有機質膜に傷をつけることなく加工する
ことが可能となる。
【0027】また、本発明における硬質炭素膜は摩擦係
数が低く、成型圧が低圧でも加工が可能となるために肉
厚の薄い金属の加工を行うことができる。
【0028】
【実施例】
実施例1 図1に示したような装置を用いて、反応炉内に直径が4
0mm、表面粗さRmaxが0.1μmのAl2 3
よびY2 3 を助剤として含有する表1に示すような密
度を有する窒化珪素質焼結体からなる半径4.763m
mのボール形状基体を設置した。その後、ECRプラズ
マCVD法により、最大2kガウスの強度の磁場を印加
するとともに、マイクロ波出力3.5kWの条件で、基
体温度800℃、炉内圧力0.3torrの条件で基体
表面に成膜を行った。なお、反応ガスとしてはメタンガ
ス、二酸化炭素および水素ガスをそれぞれ表1に示す流
量比で混合したものを用いて炭素膜が約5μmの膜厚と
なるように成膜した。
【0029】得られた炭素膜の表面粗さRmaxを触針
式表面粗さ計により評価するとともに、膜の表面を走査
型電子顕微鏡により観測しその直径が0.5μm以上の
ボイド状欠陥の存在密度を求めた。
【0030】さらにこの膜の摺動特性を評価するため
に、上記炭素膜が形成されたボールと、エポキシ樹脂の
有機質膜が5μmの厚みで被覆されたアルミニウム板を
用いてボール−オン−ディスク法により摺動試験を行っ
た。摺動条件は、荷重9.8N、摺動速度0.1m/s
ec、室温、大気中、無潤滑で30分間連続試験を行っ
た。この試験により、摩擦係数および有機質膜の傷の状
態、ボールの摩耗状態について評価を行った。比較のた
め、超硬合金のボール(試料No.2)に対しても同様な
摺動試験を行った。その結果を表1および表2に示し
た。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】表1および表2から明らかなように、本発
明に基づく炭素膜が被覆された試料No.1のボールでは
摩擦係数が0.05であったのに対し、試料No.2の超
硬合金ボールでは、摩擦係数は0.1であり、明らかに
本発明品は摩擦係数が小さくなっていた。また、炭素膜
を被覆した試料No.1のボールとの摺動後に有機質膜に
は傷が全く認められなかったが、試料No.2の超硬合金
ボールと摺動させた有機質膜にはところどころに傷が認
められた。
【0034】さらに、本発明の炭素膜を被覆した試料N
o.1のボールは摺動後もまったく摩耗した痕跡は認めら
れず、摺動部はもとの状態と変わりがなかったが、試料
No.2の超硬合金ボール表面には摺動痕の幅にほぼ等し
い大きさの痕が認められ、面状態が悪化していた。この
超硬合金ボール表面の摺動痕を赤外吸収分光法により評
価したところ、エポキシ樹脂が存在していることが確認
され、表面に有機質膜を構成する樹脂が凝着しているこ
とがわかった。
【0035】また、本発明の試料No.3、4、5も試料
No.1と同様に摺動後に有機質膜には傷が全く認められ
ず、また摺動後でも全く摩耗したり、有機物が凝着した
痕跡は認められず、摺動部はもとの状態と変わりがなか
った。
【0036】また、試料No.6は、基体の表面粗さが大
きく膜の表面粗さも1μmを越え、本発明の範囲外であ
り、摺動中に有機質膜を傷つけることがわかった。試料
No.7は、膜の表面粗さが小さくても炭素膜の結晶性が
非常に良いため、ボイド欠陥密度が大きく本発明の範囲
外となったが、有機質膜の一部が摺動中にボイド部に巻
き込まれて欠損し治具の表面に付着しているのが観察さ
れた。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の加工用治
具は、優れた耐摩耗性を有すると同時に被加工物を傷つ
けることなく被加工物の加工が可能で、特に有機質膜が
被覆されたアルミニウムや軟鉄などの軟質金属を加工す
る際に、被加工物との接触において優れた耐摩耗性を有
し摩擦係数を小さくすることができるとともに、軟質金
属の治具への溶着を抑制すると同時に有機質膜に傷をつ
けることなく加工することが可能となる。しかも、成型
圧が低圧でも加工が可能となるために肉厚の薄い金属の
加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子サイクロトロンプラズマCVD法を説明す
るための図である。
【符号の説明】 1 反応炉 2 母材 3 マイクロ波発生装置 4 電磁コイル 5 ガス導入路 6 導波管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65D 6/14 6916−3E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体表面に硬質炭素膜が形成され、該硬質
    炭素膜の摺動面における表面粗さRmaxが1μm以下
    であり、且つ摺動面に存在する0.5μm以上のボイド
    状欠陥の存在密度が1mm2 当たり106 個以下である
    ことを特徴とするアルミニウムなどの軟質金属を含有す
    る金属あるいは合金の表面に有機質膜が形成された金属
    を加工するための加工用治具。
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