JPH06304481A - ハニカム構造体とその製造方法 - Google Patents

ハニカム構造体とその製造方法

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JPH06304481A
JPH06304481A JP5132304A JP13230493A JPH06304481A JP H06304481 A JPH06304481 A JP H06304481A JP 5132304 A JP5132304 A JP 5132304A JP 13230493 A JP13230493 A JP 13230493A JP H06304481 A JPH06304481 A JP H06304481A
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JP
Japan
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honeycomb structure
honeycomb structural
structural body
honeycomb
shape
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JP5132304A
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English (en)
Inventor
Toshio Matsumoto
壽夫 松本
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MATSUMOTO KOKAN KK
Original Assignee
MATSUMOTO KOKAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハニカム構造体を製造するための、ダイス、
押出成型装置が甚だ高価であり、大口径のハニカム構造
体には、途方もない費用が掛かっていたが、これを容易
に製造するばかりでなく、多品種小量でも生産できるよ
うにする。 【構成】 ハニカム構造体の形状が 略 1対√2 の
辺の比を持つ4角形で構成する。 これを複数個、組み
合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用の触媒担体、
燃焼、化学反応、その他、高温で使用できるハニカム構
造体、及び、フイルター、吸着材、触媒、触媒担体、バ
イオ担体、その他の用に適用できるハニカム構造体と、
その製造方法に関し、更に詳しくは、小さいサイズのハ
ニカム構造体を押出成型、或は射出成型し、これを並列
に組み合わせて、大きいサイズの、ハニカム構造体が得
られる、改良された構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハニカム構造体は、その目
的、装置の容量に従って一つづつ設計され製造されてい
る。
【0003】然し、押出成型法、射出成型法、などで製
造されるハニカム構造体は、使用されるダイスの費用が
莫大である。 即ち自動車排気ガス浄化用のセラミッ
クハニカム構造体を例にすると、ハニカム構造体の直
径、50mmφ、のとき、ダイスの費用は1個当たり、
30〜100万円(1993年)である。これが、バ
ス、トラック、等のディーゼル、その他の大型のもので
は、直径が、270mmφで、断面積で凡そ30倍に達
し、その製作費用は単純に比例計算しても、900〜3
000万円となり、極めて多額である。
【0004】このダイスは、大型になれば大型になるほ
ど、これに比例して、製作が困難となり、高度の技術と
装置、高級な電極材料、それに高級なセラミック材料が
必要となる。
【0005】更に、成型に際しては、大型で高圧力の押
出装置が必要なばかりでなく、これを均一に押出すこと
が困難で、これらの操作が容易ではなかった。
【0006】更にまた、成型によるセラミックハニカム
構造体の宿命として、セラミック粉末による磨耗のた
め、ダイスの消耗が甚だしいことである。
【0007】随って、このように高価で、消耗の甚だし
い、ダイスを必要とする、ハニカム構造体を製造するこ
とは容易でなく、当然このハニカム構造体を多品種小量
製造することはできなかった。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】この発明が解決しょう
とする課題は、従来の押出成型法、射出成型法による所
謂「ハニカム構造体」の、上記欠点を解決することであ
る。
【0009】そして、小型のハニカム構造体を製造し、
これを適宜並列に組み合わせるだけで、多品種小量であ
っても、更に、大型のハニカム構造体であっても、自由
自在に且つ容易に提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題は、基本的に
は、筒状のハニカム構造体を略4角形とすることであ
る、更に、この4角形の辺の比を、略 1対√2 とす
ることによって解決される。
【0011】辺の比が 略 1対√2 の形状のもの
は、これを2の2乗倍しても、その形状即ちその辺の比
が常に同じ 1対√2 であることが既によく知られて
いる。例えば、紙の規格であるA列.B列.を見ると、
A4の2倍がA3・A3の2倍がA2・更にA2の2倍
がA1・と常にその辺の比は 略 1対√2 である。
【0012】上記、辺の比 略 1対√2 の1辺の大
きさは、1〜5種類程度を規格化すればよく、また、ハ
ニカム構造体のメッシュ構造も、1〜5種類程度を規格
化すれば、その組み合わせは実に数十から数百種類にも
及ぶものが実用化できる。
【0013】そして、上記ハニカム構造体はコージライ
ト等の、アルミナ系耐熱性セラミックハニカム、ゼオラ
イト等の吸着性セラミックハニカム、その他、ジルコニ
ア系、チタン酸バリゥム系、非酸化物系、金属系、等が
適用できる。
【0014】そして、上記ハニカム構造体は、各種プラ
スチックス等を主成分としたものにも適用できる。
【0015】
【作用及び構成】上記のように、辺の比が 略 1対√
2 であるハニカム構造体を1単位とし、これを2単
位、4単位、6単位、9単位と並列に組み合わせて、そ
の断面積を所望のハニカム構造体とするものである。
【0016】
【実施例1】実施例について図面を参照して説明する。
本実施例では同一構成要素には同一符号を付してその説
明を省略する。
【0017】図1に於いて、排気ガス浄化装置に使用さ
れるハニカム構造体1は、コージライトの粉末を有機バ
インダー、水、と混練してダイス(図示せず)から押出
成型したもので、セル即ち貫通孔2の数は、300個/
inch、隔壁3の厚さは、0.23mmである。外
壁4の厚さは0.4mmである。そして、該ハニカム構
造体1の縦横の寸法は、30mm×42.4mmであ
る。該ハニカム構造体1を1単位として、図2のように
2単位組み合わせると、縦横の寸法は、42.4mm×
60mmで、その辺の比は、略 1対√2 である。更
にこれを2倍即ち4単位にすると、図3に示す縦横の寸
法は84.8mm×60mmで、その辺の比は、略 1
対√2 である。
【0018】
【実施例2】図4は、ハニカム構造体1を、縦横の寸
法、24.5mm×34.6mmで押出成型したもの
で、その断面積は 847.7mmであって、実施例
1が、30mm×42.4mm=1272mmである
に対して、その面積比は約 1対1.5である。随っ
て、実施例1に対して、実施例2の例では常に1対1.
5の比率の断面積を持つハニカム構造体が提供できる。
【0019】
【実施例3】図5は吸着性能に優れたゼオライトの粉末
を主成分として、押出成型し、ハニカム構造体1とした
もので、貫通孔2の数は、100個/inec、三角
形をしている。 また、隔壁3の厚さは0.8mm、縦
横の寸法は、28mm×39.6mmである。
【0020】
【実施例4】この例では、図6に示すように、上記実施
例のハニカム構造体の各角部5が、それぞれ鋭角でない
ハニカム構造体1である。
【0021】図1.図4.図5.図6.など、1単位の
状態で、押出成型されて、ダイスから出てきたハニカム
構造体1は、所定の長さに裁断された後、軟らかいうち
に、図7に示す型枠6の上に置いて、自重で伸展矯正さ
れる。 この自重での矯正が困難なときは、ハニカム
構造体1の上から別の型枠6′で締めて矯正することが
できる。 そして乾燥され、必要に応じて焼成され
る。この型枠6、及び6′は網目構造で、通気性の良い
ものであることが好ましい。また、複数個を組み合わせ
る際の、接触する外壁4同士の係合を考慮した凹凸を付
すことが好ましい。
【0022】
【実施例5】この例では、上記ハニカム構造体1の組み
合わせに際して、角部5を利用する。然して、ハニカム
構造体1の外壁4の平行面7が互いに接触しなくてもよ
く、従って外壁4の平行面7が、図8のように空間8を
作って離れている。空間8は、図8のように、外壁4に
よって平行であってもよいし、また、外壁4を円弧状に
してもよい。 角部5も円弧状にしてよい。
【0023】このときの角部5には、ハニカム構造体と
同じ素材か、または同じ膨脹係数でなる接合部材9を使
用することが好ましい。接合部材9は一部が封止されて
いるか、又はその空間に、ハニカム構造体と類似のセル
を持っていることが好ましい。
【0024】ハニカム構造体1の外壁4と外壁4、或は
角部5に接合部材9を組み合わせるには、それぞれをバ
インダー、水、その他適当な接着剤を使用するとよい。
【0025】このハニカム構造体は、乾燥され、必要に
応じて加熱焼成され、更に触媒、バイオ、その他所定の
処理を施すことが出来る。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
以下に列挙するような種々の効果が得られる。
【0026】小さい断面積で、複数個のダイスがあれ
ば、数十種類のハニカム構造体が提供できる。1単位の
ハニカム構造体が、小さい断面積でよいので、ダイスや
押出装置も廉価な小型のものでよく、当然全体のコスト
が下がる。従来の円筒形だけでなく、オーバル型、更に
その他の型が提供出来る。従来の円筒形では、押出成型
されたハニカム構造体の、曲がりを矯正することが困難
であったが、この発明では、容易に矯正することが出
来、従って組み合わせられたハニカム構造体に、無理を
生じないので寿命が長くなる。
【0027】尚、上記では、組み合わせたハニカム構造
体の断面の形状が、相似形であるとしたが、これに限定
せず、他の形状になってもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるハニカム構造体の1単位を示す
説明図である。
【図2】上記ハニカム構造体の2単位を組み合わせた状
態を示す説明図である。
【図3】上記ハニカム構造体の4単位を組み合わせた状
態を示す説明図である。
【図4】この発明による他のハニカム構造体の1単位を
示す説明図である。
【図5】この発明の更に他のハニカム構造体の1単位を
示した説明図である。
【図6】この発明の更に他のハニカム構造体の1単位を
示した説明図である。
【図7】この発明のハニカム構造体の矯正装置を示す斜
視図である。
【図8】この発明のハニカム構造体の他の組み合わせ状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1. ハニカム構造体 2. セル(貫通孔) 3. 隔壁 4. 外壁 5. 角部 6.6′.型枠 7. 平行面 8. 空間 9. 接合部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス粉末又は(及び)金属粉
    末、その他、粉末を主成分として成るハニカム構造体、
    或はプラスチックス等を主成分として成るハニカム構造
    体であって、上記ハニカム構造体の形状が、略4角形で
    構成されていることを特徴とするハニカム構造体。
  2. 【請求項2】 前記ハニカム構造体の形状が 略 1対
    √2 の辺の比を持つ、略4角形で構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のハニカム構造体。
  3. 【請求項3】 前記ハニカム構造体が押出成型、或は射
    出成型によって成型された請求項1〜 請求項2に記載
    のハニカム構造体。
  4. 【請求項4】 前記ハニカム構造体が、並列に組み合わ
    せられている請求項1〜請求項3に記載のハニカム構造
    体。
  5. 【請求項5】 前記組み合わせられたハニカム構造体の
    断面が、略4角形である請求項4に記載のハニカム構造
    体。
  6. 【請求項6】 前記組み合わせられたハニカム構造体の
    外壁と外壁とを接合した請求項4及び請求項5に記載の
    ハニカム構造体。
  7. 【請求項7】 前記組み合わせられたハニカム構造体の
    外壁と外壁の間に、空間を設けて、互いに直接接触しな
    いようになした請求項4及び請求項5に記載のハニカム
    構造体。
  8. 【請求項8】 前記ハニカム構造体の、少なくとも2辺
    を拘束したまま乾燥されることを特徴とする請求項1に
    記載のハニカム構造体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ハニカム構造体を角部で接合するこ
    とを特徴とする請求項4及び請求項5に記載のハニカム
    構造体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007117792A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体
AU2008271375B2 (en) * 2007-07-04 2012-12-13 Yara International Asa Method for producing catalysts and catalysts thereof
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