JPH06304456A - 中空糸膜モジュールの補修方法 - Google Patents

中空糸膜モジュールの補修方法

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JPH06304456A
JPH06304456A JP12061493A JP12061493A JPH06304456A JP H06304456 A JPH06304456 A JP H06304456A JP 12061493 A JP12061493 A JP 12061493A JP 12061493 A JP12061493 A JP 12061493A JP H06304456 A JPH06304456 A JP H06304456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
fiber membrane
membrane module
potting material
potting
Prior art date
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Pending
Application number
JP12061493A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Kanayama
信男 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に、且つ外観上きれいに不良箇所を補修
する。 【構成】 中空糸膜モジュール1の端面6における不良
箇所7およびその付近を残して中空糸膜モジュール1の
端面6をマスキング部材8で覆い、不良箇所7にポティ
ング材5’を充填して補修することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば家庭用浄水器
や工業用あるいは医療用の濾過装置に用いられる中空糸
膜モジュールについて、その不良箇所を補修する補修方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、中空糸膜モジュールは、たと
えば図6に示すようなものがある。100は中空糸膜モ
ジュールを示しており、この中空糸膜モジュール100
は、有底円筒状のケース101内に複数本の中空糸膜1
02の束を、その各中空糸膜102の端末が露出するよ
うにU字状に収納し、各中空糸膜102の端部をケース
101の開口端部にて各中空糸膜102間および各中空
糸膜102とケース101間にポッティング材103を
充填して固定し、その端末を切断して各中空糸膜102
の端部を開口する中空糸膜開口端面104を形成してい
るものである。
【0003】そして、このような中空糸膜モジュール1
00について、不良箇所の補修を行う場合、切れたり、
折れたりする等、不具合のある中空糸膜102を中空糸
膜モジュール100の端面である中空糸膜開口端面10
4からポッティング材103’を筆105等を使ってそ
の中空糸膜102の開口端部に塗る等する方法が一般的
であった(図5参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の補修方法では、図6に示すように、補修部
分において中空糸膜開口端面104が凹凸になってしま
い、見映えが悪くなるという欠点があった。
【0005】また、中空糸膜102の内径が小さいため
にポッティング材103が十分に中空糸膜102の奥ま
で入って行かず、確実に不良箇所106を封止できない
等の欠点があった。
【0006】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、確
実に、且つ外観上きれいに不良箇所の補修を行うことが
できる中空糸膜モジュールの補修方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、ケース内に複数本の中空糸膜の
束を収納し、前記ケースの開口端部にて各中空糸膜間お
よび各中空糸膜とケース間にポッティング材を充填して
封止固定した中空糸膜モジュールにおいて、該中空糸膜
モジュールの端面における不良箇所およびその付近を残
して中空糸膜モジュールの端面をマスキング部材で覆
い、前記不良箇所にポッティング材を充填して補修する
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の中空糸膜モジュールの補修方法によ
れば、不良箇所およびその付近を残して中空糸膜モジュ
ールの端面をマスキング部材で覆い、不良箇所にポッテ
ィング材をたとえば遠心力によって充填することから、
不良箇所における中空糸膜の内部の奥まで充填される封
止できるので、確実に補修される。そして、充填工程後
マスキング部材をはがすことにより、補修部分のポッテ
ィング材が中空糸膜モジュールの端面からきれいに取れ
るので、その端面が凹凸にならなくなり、外観上きれい
になる。
【0009】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1乃至図4は本発明の一実施例に係る中空糸膜
モジュールの補修方法の各工程が示され、図4に補修完
了した中空糸膜モジュールを示している。
【0010】まず、補修の対象となる中空糸膜モジュー
ルを図4に基づいて説明する。この中空糸膜モジュール
1は、複数本の中空糸膜2を束ねてU字状として、その
中空糸膜束3を各中空糸膜2の端末が露出するように有
底円筒状のケース4内に収納し、ケース4の開口端部に
て各中空糸膜2間および各中空糸膜2とケース4間にポ
ッティング材5を充填して封止固定し、ポッティング材
5により封止固定された各中空糸膜2の端末と硬化した
ポッティング材5を共に切断し、各中空糸膜2の端末を
開口して、中空糸膜開口端面6を形成しているものであ
る。
【0011】以下に、本発明の一実施例に係る中空糸膜
モジュールの補修方法について、上記構成の中空糸膜モ
ジュール1を用いて説明する。
【0012】まず、中空糸膜モジュール1の不良箇所7
とその付近だけを残して中空糸膜モジュール1の端面で
ある中空糸膜開口端面6を、マスキング部材としてのマ
スキングフィルム8で全面を覆う、いわゆるマスキング
する(図1参照)。尚、マスキングフィルム8は後でポ
ッティング材5’を剥離し易いようにテフロンフィルム
を使うと便利であるが、その他のフィルム及びシート材
であっても差し支えない。
【0013】次に、マスキングフィルム8によってマス
キングされた中空糸膜開口端面6部にポッティング用治
具としてポッティング材供給用ホース9を備えるポッテ
ィング用キャップ10を装着する。このようにポッティ
ング用キャップ10を装着した中空糸膜モジュール1
を、図2に示す高速で回転して中空糸膜モジュール1に
ポッティング材5’を充填する遠心式ポッティング装置
11によってマスキングされた中空糸膜開口端面6にポ
ッティング材5’を充填する。
【0014】この充填は、中空糸膜モジュール1が装着
される図2中矢印方向に回転する回転体12の中心軸線
上に設けられる注入口13にポッティング材5’を入
れ、注入口13とポッティング用キャップ10とを連通
するポッティング材供給用ホース9を介し、遠心力を利
用してポッティング用キャップ10内へとポッティング
材5’を充填しているのである。このとき、不良箇所7
でない部分はマスキングフィルム8があるためポッティ
ング材5’は充填されない。一方、不良箇所7はマスキ
ングされていないため不良箇所7における中空糸膜2の
内部の奥までポッティング材5’が充填される(図3参
照)。
【0015】そして、上記ポッティング材5’の充填工
程後、ポッティング用キャップ10を取りはずし、マス
キングフィルム8をはがして不良箇所7の補修が完了す
る(図4参照)。マスキングフィルム8をはがした後
は、図4中左側に示すように大抵の場合は、中空糸膜開
口端面6からポッティング材5’がきれいに取れるので
外観上きれいである。尚、図4中右側に示すようにマス
キングフィルム8の厚さ分だけポッティング材5’が残
る場合もあるが薄いので外観上問題ない。
【0016】また、上記充填工程において、不良箇所7
における中空糸膜2の内部の奥まで封止のためのポッテ
ィング材5’を充填しているので、補修が確実である。
【0017】尚、上記実施例では、片側ポッティングタ
イプについて説明したが、両側ポッティングタイプの中
空糸膜モジュールについても同様に適用することができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上の構成および作用を有す
るもので、不良箇所およびその付近を残して中空糸膜モ
ジュールの端面をマスキング部材で覆い、不良箇所にポ
ッティング材をたとえば遠心力によって充填することか
ら、不良箇所における中空糸膜の内部の奥まで充填され
封止できるので、確実に補修される。また、充填工程後
マスキング部材をはがすことから、補修部分のポッティ
ング材が中空糸膜モジュールの端面からきれいに取れる
ので、その端面が凹凸にならなくなり、外観上きれいで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る中空糸膜モジュ
ールの補修方法のマスキング工程を示す模式図である。
【図2】図2は充填工程に使用される遠心式ポッティン
グ装置の概略斜視図である。
【図3】図3は充填工程を示す要部縦断面図である。
【図4】図4は補修が完了した中空糸膜モジュールの縦
断面図である。
【図5】図5は従来の中空糸膜モジュールの補修方法を
示す模式図である。
【図6】図6は図5における補修が完了した中空糸膜モ
ジュールの縦断面図である。
【符号の説明】
1 中空糸膜モジュール 2 中空糸膜 3 中空糸膜束 4 ケース 5,5’ ポッティング材 6 中空糸膜開口端面 7 不良箇所 8 マスキングフィルム(マスキング部材) 9 ポッティング材供給用ホース 10 ポッティング用キャップ 11 遠心式ポッティング装置 12 回転体 13 注入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に複数本の中空糸膜の束を収納
    し、前記ケースの開口端部にて各中空糸膜間および各中
    空糸膜とケース間にポッティング材を充填して封止固定
    した中空糸膜モジュールにおいて、 該中空糸膜モジュールの端面における不良箇所およびそ
    の付近を残して中空糸膜モジュールの端面をマスキング
    部材で覆い、前記不良箇所にポッティング材を充填して
    補修することを特徴とする中空糸膜モジュールの補修方
    法。
JP12061493A 1993-04-23 1993-04-23 中空糸膜モジュールの補修方法 Pending JPH06304456A (ja)

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JP12061493A JPH06304456A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 中空糸膜モジュールの補修方法

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JPH06304456A true JPH06304456A (ja) 1994-11-01

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ID=14790608

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Effective date: 20020723